JPH0796768A - 前方注視度検知装置 - Google Patents

前方注視度検知装置

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JPH0796768A
JPH0796768A JP26291993A JP26291993A JPH0796768A JP H0796768 A JPH0796768 A JP H0796768A JP 26291993 A JP26291993 A JP 26291993A JP 26291993 A JP26291993 A JP 26291993A JP H0796768 A JPH0796768 A JP H0796768A
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JP
Japan
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line
driver
gaze
sight direction
time
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Application number
JP26291993A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Fukano
純一 深野
Shigeru Okabayashi
繁 岡林
Masao Sakata
雅男 坂田
Hiroshi Saito
浩 斎藤
Kazuo Arai
和夫 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前方注視度低下の検知を安定かつ確実に行
う。 【構成】 視線計測装置2は、常時運転者5の眼球部の
画像を入力し、画像処理により、角膜反射像位置と網膜
反射像位置を求め、これらを基に視線方向Lを求める。
脇見判断装置3では、視線方向Lが予めフロントガラス
1位置に設定した注視領域30にあるかどうかをチェッ
クして、この注視領域から逸脱している時間が所定の基
準時間以上のときには前方注視度が低下していると判断
して、警報発生装置4に信号を送り、前方注視度低下の
警報を出力させる。眼球の角膜反射像位置と網膜反射像
位置から視線方向を求めるから、顔面領域全体の画像か
ら特徴を抽出するのに比べ、横方向からの直射光の入射
その他の光線状態によって影響を受けず、視線方向が容
易に求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両運転者の覚醒度
の低下や脇見等の前方注視度を検知する車両用前方注視
度検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】運転中前方注視度が低下したり覚醒度が
低下すると、先行車との車間距離が短くなり、先行車に
異常接近してしまうことがある。従来のこの種装置とし
ては、例えば、特開昭60−178596号公報に開示
されるように、運転者の前方から、その上***置の周期
的変動を検出して運転者の覚醒度の低下を判定するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置にあっては、運転者の上***置の周期的
変動を検出するために計測用のカメラを2台使用してい
たため、装置構成が複雑であり、かつ処理に時間を要す
るという問題があった。また、抽出する特徴を顔面領域
としているため、例えば横方向からの直射光の入射その
他、光線状態の悪い場合などが頻繁に発生するなど不安
定状況にさらされ、その結果特徴抽出に誤差を生じる可
能性が高いという問題があった。そのため、従来の装置
では、迅速かつ安定した検知を行うことは困難であっ
た。本発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたものであり、前方注視度の低下を安定かつ確実に検
知することのできる車両用の前方不注意検知装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため請求項1に記載
の本発明は、運転者の眼球領域に向けて設けられた画像
入力手段と、該画像入力手段により得た眼球部の画像デ
ータを基に運転者の視線方向を検出する視線方向検出手
段と、視線方向が所定の注視領域内にあるか否かを判別
する領域判別手段と、視線方向が前記注視領域外にある
時間を計測し、所定の基準時間と比較する時間計測手段
とを有するものとした。
【0005】請求項3に記載の発明は、前記領域判別手
段および時間計測手段のかわりに視線方向の移動パター
ンを検出するパターン検出手段と、移動パターンを所定
の基準パターンと比較するパターン比較手段を有するも
のとした。また請求項2、請求項4に記載の発明は、そ
れぞれ、さらに走行速度、走行開始からの経過時間、ス
テアリングの操舵角、障害物情報および道路形状の少な
くも1以上からなる環境情報を取得する環境検出手段を
有し、前記の所定の注視領域または基準時間、あるいは
基準パターンが上記環境情報に基づいて設定されるもの
とした。
【0006】
【作用】請求項1のものでは、視線方向検出手段で眼球
部の画像データが処理されて運転者の視線方向が求めら
れ、その視線方向が、あらかじめ設定された通常運転時
に運転者の視線方向が向く注視領域に実際に向いている
かどうかが領域判別手段で判別される。向いていない時
間が所定の基準時間以上継続したときは前方注視度低下
状態と判断される。
【0007】請求項3のものでは、視線方向の移動パタ
ーンが、例えば視界下部領域に暫時停留の後、跳躍的な
方向変化を行うなど、通常運転時の基準パターンと異な
る異常状態のときに、覚醒度が低下した状態にあると判
断される。これにより、運転者の前方注視度の低下を安
定かつ確実に検知することができる。
【0008】また、請求項2、請求項4のように、環境
検出手段を有して、注視領域または基準時間、あるいは
基準パターンを環境情報に基づいて設定するようにした
ときには、走行環境により検出レベルが制御されるか
ら、環境の緊急度合などに応じてより迅速な警報等が可
能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は、本発明の第1の実施例としての前方注視度警報装
置の全体構成を示す図である。この装置は、視線計測装
置2、注視度判断装置3および警報発生装置4で構成さ
れている。視線計測装置2は、常時運転者5の視線方向
Lを計測している。注視度判断装置3は、視線計測装置
2で求められた視線方向に基づいて前方注視度が低下し
ているかどうかを判断し、警報発生装置4に指令信号を
送る。警報発生装置4は、運転者5に注意のための音
声、振動などによる警報を発生する。
【0010】図2に、上記視線計測装置2の構成を示
す。撮像部であるカメラ21の前面にカメラ21の光軸
と照射方向が一致するように、不可視な近赤外光を発す
るLED等の第1光源22が設置され、同様に不可視な
近赤外光を発するLED等の第2光源23がカメラ21
の光軸外の第1光源22との相対関係が既知の所定位置
に設置されている。
【0011】また、カメラ21より取り込まれた、眼球
31の画像データをデジタルデータに変換するA/D変
換器24、入力された画像データから、視線方向を示す
特徴である角膜反射像および網膜反射像を抽出する特徴
抽出部25、抽出された各特徴の存在位置から視線方向
を算出する視線方向算出部26、第1光源22および第
2光源23の発光を制御する照明発光制御部27、装置
全体の動作を制御する全体制御部28およびA/D変換
された画像データを保持するメモリ32が設けられてい
る。なお、30は後述する注視領域を示す。
【0012】視線計測装置2の原理を図3により説明す
る。 図3は眼球31を外部から照明したときの様子を
示したものである。眼球31を外部から照明すると、中
心をOとする角膜球50の角膜球表面51の正反射位置
Pでの正反射像がカメラ21に捕捉され、点Rに輝点と
して観測される。これを角膜反射像という。とくに、カ
メラ21と第1光源22を共軸に配したとき、角膜球中
心O、正反射位置Pおよび角膜反射像の位置Rの3点
は、同一直線上にのる。
【0013】すなわち、カメラ21の前面に、カメラ2
1の光軸と照射方向が一致するように、第1光源22を
設置した共軸系センサで眼球31を観測すると、カメラ
21上の角膜反射像位置Rと、第1光源22の位置(カ
メラ焦点位置)を結ぶ線上に角膜中心Oが存在すること
になる。
【0014】また、共軸系センサで眼球31を観測する
と、瞳孔を通過した光束が網膜上で反射して入射方向に
戻り、瞳孔から出射してカメラ21に達し、瞳孔領域が
明るく観測される。これは、カメラで人間の顔をストロ
ボ撮影したとき、瞳孔が赤く光る赤目現象として知られ
るものであり、こうして生じる像を網膜反射像と呼んで
いる。網膜反射像は、一般に楕円形状で観測され、カメ
ラ21上の網膜反射像の重心位置と、カメラ焦点を結ぶ
直線上に瞳孔中心Qが存在する。
【0015】視線計測装置2では、以上説明したような
原理によって、角膜中心O、瞳孔中心Qの3次元位置を
抽出して、O、Qを通過する視線方向Lを求める。次に
これら角膜球中心Oおよび瞳孔中心Qの求め方を説明す
る。先ず、抽出した角膜反射像領域の重心位置および抽
出した網膜反射像領域の重心位置の計測を、図6の角膜
反射像位置抽出処理図および図7の網膜反射像位置抽出
処理図を参照して、図4および図5のフローチャートに
従って説明する。
【0016】全体制御部28からの計測開始信号により
計測がスタートする。ステップ101では、照明発光制
御部27から第1光源22にトリガ信号を送り、第1光
源22を点灯してステップ102に進む。なお、第2光
源23は消灯している。ステップ102では、カメラ2
1から画像を取り込む。画像はステップ103におい
て、A/D変換器24でA/D変換され、生成したディ
ジタルの画像データI1(x,y)は、ステップ104
でメモリ32に格納保持される。
【0017】ステップ105では、照明発光制御部27
から第2光源23にトリガ信号を送り、第2光源23を
点灯し、また第1光源22を消灯する。ステップ106
では、カメラ21から画像を取り込み、ステップ107
で、画像をA/D変換器24でA/D変換して、ディジ
タルの画像データI2(x,y)を生成し、該画像デー
タをステップ108でメモリ32に格納する。そして画
像入力が完了したら、ステップ109で、第2光源23
を消灯する。以上の異なる照明による2フレームの画像
入力は、極く短時間に実行され、ほぼ同一時刻に入力さ
れたペアの画像となる。
【0018】次にステップ110〜111において、上
記メモリ32に格納された画像データI1(x,y)お
よびI2(x,y)を基に、角膜反射像位置を図6に示
すような処理を行って求める。
【0019】すなわち、ステップ110では、特徴抽出
部25において、画像データI1(x,y)から視線計
測に必要に必要な角膜反射像領域62の抽出を行う。角
膜反射像は非常に明るい輝点として観測されるため、図
6の(a)に示される画像データI1(x,y)を、あ
るしきい値Th1で2値化することによって、(b)の
ように容易に抽出することができる。画像I2(x,
y)についても同様である。すなわち、 I1(x,y)≧Th1 I2(x,y)≧Th1 の領域がそれぞれ角膜反射像領域と判断される。ステッ
プ111では、抽出された角膜反射像領域62の重心位
置が演算され、角膜反射像位置B(x1,y1)、C
(x2,y2)が求められる。
【0020】続いてステップ112〜ステップ118で
は、画像データI1(x,y)を基に、図7に示すよう
な処理を行って網膜反射像位置を求める。まずステップ
112では、2値化による網膜反射像候補領域の抽出が
行なわれる。共軸系の第1光源22およびカメラ21を
用いることによって、明るい網膜反射像が観測されるこ
とは、前述したが、この像の明るさは角膜反射像よりも
暗くなる。従って、図7の(a)に示す画像データI1
(x,y)を、あるしきい値Th2(但し、Th2<T
h1)で2値化することによって、網膜反射像候補領域
を抽出することができる。すなわち、 I1(x,y)≧Th2 の領域が網膜反射像候補とされる。
【0021】こうして抽出された候補領域には一般に瞳
孔以外のノイズが混入しているため、次のステップでさ
らに瞳孔のみを抽出する処理が行なわれる。すなわち、
ステップ113で、ステップ112で得られた網膜反射
像候補領域に対し、濃淡にしきい値を設定してラベリン
グ処理を行って、図7の(b)の処理画像を求め、ステ
ップ114において、各領域の面積を求める。ステップ
115では、図7の(c)のように、予想される瞳孔面
積Sに対して、(S−a)から(S+a)の所定面積
(aはしきい値、a>0)を有する領域63A 、63B
のみを選び出してステップ116へ進む。
【0022】ステップ116では、抽出された所定面積
領域が唯一つに確定したかどうかをチェックし、確定し
ていればステップ118へ進む。また、図7の(c)の
ように複数抽出されているときは、ステップ117で各
領域の円形度を求め、同図(d)のように最も円に近い
領域63A (=63)を抽出してステップ118へ進
む。ステップ118では、抽出された網膜反射像の領域
63の重心を算出して、網膜反射像位置A(xp,y
p)を求める。この網膜反射像位置A上に瞳孔中心があ
る。以上のようにして抽出した結果が図8に示される。
図8の(a)は、画像データI1(x,y)より抽出し
た角膜反射像位置B(x1,y1)と網膜反射像位置A
(xp,yp)を示し、(b)は画像データI2(x,
y)より抽出した角膜反射像位置C(x2,y2)を示
す。
【0023】次に、図9は、視線方向算出部26におけ
る視線方向の算出要領を示す。ここで、カメラ21の焦
点距離をf、その焦点位置を原点F1 (0,0,0)と
し、カメラ21のCCD面のx軸(水平軸)方向をX
軸、y軸(垂直軸)方向をY軸、光軸方向をZ軸とする
ワールド座標F1 −XYZを考える。先に述べたよう
に、照明光源とカメラの光軸を一致させれば、光源位
置、角膜反射像、角膜球中心は一直線上にある。従っ
て、カメラ21の焦点F1 (0,0,0)とカメラ21
のCCD面上の角膜反射像位置Bとを結ぶ直線は、角膜
球中心Oを通過すると考えられる。 すなわち、角膜球
中心Oは直線F1 −B上にある。同様にして、瞳孔中心
Qは、カメラ21の焦点F1 (0,0,0)と網膜反射
像位置Aを結ぶ直線F1 −A上にある。
【0024】第2光源23は、カメラ21の光軸外の所
定位置F2 (a,b,c)にあるものとする。第2光源
23の照明光は、角膜球表面で正反射して、カメラ21
に観測される。従って、その正反射点Pは、カメラ21
の焦点F1 (0,0,0)と角膜反射像位置Cとを結ぶ
直線F1 −C上にある。ここで人間の角膜球50の半径
は、人によらずほぼ一定で、約7.8mmである。従っ
て、直線F1 −C上に正反射点Pを仮置きし、半径7.
8mmの球面を描けば、球面と直線F1 −Bの交点とし
て、角膜球中心の候補点Oが一意に定まる。ここで、点
Pでの正反射条件
【数1】 (但し、Tは半直線OPの延長上の点)が満足されてい
ることが確認されれば、角膜球中心Oが決定される。
【0025】また、角膜球中心Oと瞳孔中心(水晶体前
面)Qの距離は4.2mmであるので、決定した点Oを
中心とする半径4.2mmの球面と直線F1 −Aの交点
を求めれば、瞳孔中心Qが決定される。このようにし
て、角膜球中心Oと瞳孔中心Qとが定まるので、視線ベ
クトル(視線方向)OQが決定する。なお、ここで用い
た眼球の光学定数はGullstrandの模型眼によ
る。
【0026】注視度判断装置3では、視線方向Lが予め
定められた通常運転時に運転者5の見ているフロントガ
ラス1の注視領域にあるかどうかを判断する。この判断
は、フロントガラス1の3次元座標データを予め登録し
ておき、視線方向Lの延長線がその注視領域30と交差
するかどうかをチェックして行なう。そして、運転者5
の視線方向Lがフロントガラス1の予め定められた注視
領域と交差していない時間が所定時間例えば1秒以上継
続したとき、前方注視度が低下しているものと判断し、
警報発生装置4へ指令信号を送出する。
【0027】この実施例は以上のように構成され、不可
視光を発する第1光源と第2光源で運転者の眼球部を照
明し、第1光源と共軸のカメラで撮像した画像データか
ら角膜反射像および網膜反射像を求め、これに基づいて
運転者の視線方向を求めるものとした。そしてその視線
方向が、あらかじめ設定された通常運転時に運転者の視
線方向が向く注視領域に実際に向いているかどうかを判
別して、向いていない時間が所定の基準時間以上継続し
たとき前方注視度が低下しているとして警報を発するよ
うにしたので、顔面領域全体を特徴抽出対象としたもの
に比べて横方向からの直射光の入射その他の光線状態に
よって影響を受けることなく、安定確実に前方注視度の
低下状態を検知することができる。また、従来のように
カメラを2台使用する必要もなく、装置構成が簡単であ
り、迅速に検知が行なえ、かつコストも安価であるとい
う効果を有する。
【0028】なお、注視度判断装置3における判断態様
としては、上述のほか例えば運転者のアイレンジ中心か
らフロントガラス1の端部を見たときの角度を予め記録
しておき、これと視線方向の角度とを比較して行なうよ
うにすることもできる。またさらには、前方注視度が低
下していると判断するための基準時間を運転者5が調節
できるようにしてもよい。
【0029】図10〜図12には、本発明の第2の実施
例を示す。 この実施例は、車両の走行環境に応じて前
方注視度低下の判断基準が制御されるようにしたもので
ある。 まず、構成を図10により説明する。第1の
実施例の視線計測装置と同様の構成により運転者の視線
方向を計測する視線計測部201が設けられるととも
に、車両走行の環境情報として各種パラメータを計測す
る環境計測部203と、時間を計測する時間計測部20
4が設置される。そしてこれらの計測部201、20
3、204からの信号を処理し、運転者の前方注視度低
下または覚醒度低下を検出する情報処理部202と、こ
の情報処理部202からの信号により警報を出力する警
報出力部205で構成されている。
【0030】環境計測部203には、自車の走行速度v
を計測する車速センサ206、ステアリングの操舵角θ
を計測する操舵角センサ207、レーダあるいはカメラ
を用いた障害物センサ208、自車位置検出装置20
9、車載のデータベース210、ならびに車外データベ
ース212と情報授受する路車間通信装置211が設け
られている。また警報出力部205は、前方注視度低下
警報を出力する第1警報出力部205aと、覚醒度低下
警報を出力する第2警報出力部205bを備えている。
【0031】本実施例の制御動作を図11のフローチャ
ートに従って説明する。まずステップ301において、
視線計測部201で、前述の第1実施例と同様の流れで
運転者の視線方向を計測する。このとき、計測された視
線方向は、図12に示すように、仮想平面352と視線
351の交点(Xi,Yi)で表わされる。また、所定
回数のサンプリングにおける、 Xi、Yiの分散SX、SY および Sr=(SX2 +SY2 1/2 を計算する。
【0032】つぎにステップ302で、環境計測部20
3において、車両の走行環境が求められる。ここでは、
車速センサ206による走行速度vの計測、操舵角セン
サ207による操舵角θsの計測、そして障害物センサ
208による車両前方の障害物までの距離U、障害物の
上下、左右の方位(ψ、φ)および障害物との相対速度
などの障害物情報の計測が行なわれる。さらに、自車位
置検出装置210と車載データベース211により、自
車両前方の道路の曲率RNおよび勾配の変化率NTを求
める。この際、路車間通信装置211を介して参照され
る車外データベース212により、より詳細な曲率、勾
配変化率などの道路情報を得ることもできる。障害物の
方位(ψ、φ)は、図12の仮想平面352上の座標
(Xf、Yf)に変換される。
【0033】このあと情報処理部202では、ステップ
303において、時間計測部204から車両の走行開始
からの経過時間LTの値を求める。そしてステップ30
4において、運転者が前景領域探索、すなわち前方を見
て運転しているかどうかをチェックする。ここでは、視
線計測部201で計測された視線方向(Xi、Yi)が
図12の仮想平面352上の注視領域350外に所定の
基準時間T1以上留まっているとき、前方注視度が低下
していると判断してステップ306へ進む。それ以外の
ときはステップ305へ進む。
【0034】図12に示すように、上記の注視領域35
0は、(Xc、Yc)の点を中心とする縦2Va、横2
Haの長方形で定義される。 以下に、これら注視領域
350を決めるパラメータについて説明する。注視領域
中心のXcは式(1)を用いて算出される。 Xc=A1 ・v/RN+A2 ・θs (1) (但し、A1 、A2 は定数) 正常な運転者が注視する領域は曲線道路走行時には左右
に移動する。この移動量は、道路の曲率と運転者がどれ
ほど遠くの路面を見ようとしているかに依存しており、
後者は車両の速度に比例しているものと近似することが
できる。式(1)の第1項は、これを表わしており、第
2項は道路幅内での車線変更時の操舵に対応している。
【0035】注視領域中心のYcは式(2)を用いて算
出される。 Yc=Y0 +A3 ・v+A4 ・NT (2) (但しY0 、A3 、A4 は定数) 正常な運転者が注視する領域は、高速走行時には略水平
を中心とするが、低速走行時には、その中心はより低く
(すなわち近く)なり、第2項はこれを表わしている。
また、注視領域は道路の勾配により、登り坂に差しかか
ると上方に、下り坂では下方に移動する。したがって第
3項のように、勾配による注視領域の上下移動は勾配の
変化率NTに比例していると考えられる。
【0036】注視領域の幅Haは式(3)を用いて算出
される。 Ha=H0 +A5 ・|v/RN|+A6 ・|θs|+A7 ・Sr (3) (但しH0 、A5 、A6 は定数) 曲線路を走行中は、自車直前の道路端から右又は左に曲
がった前方の道路まで視認する必要があるため、正常な
運転者が注視する領域の左右幅は広くなる。道路幅内で
の車線変更時も同様であり、第2項および第3項はこれ
に対応する。また、混雑した道路、複雑な道路では左右
上下に車両や種々の物標が分布しているため、視線方向
の分散Srが大きな値となることが知られている。これ
に対応して第4項により領域幅Haを調整するようにな
っている。
【0037】注視領域高さVaは、混雑道路の影響を考
慮して式(4)により算出される。 Va=V0 +A8 ・Sr (4) (但しV0 、A8 は定数) そして、脇見判断基準時間T1は、式(5)による。 T1=T10 −B1 ・v −B2 ・{(Xi−Xc)2 +(Yi−Yc)2 1/2 −B3 ・Sr (5) (但し、T10 、B1 、B2 、B3 は定数)
【0038】すなわち、高速走行中は短時間の脇見運転
でも重大な危険に陥る可能性が高いため、第2項により
基準時間T1を短くする。また、脇見時に視線方向が本
来の注視領域から大きく外れているほど周辺視による情
報取得が困難であるから、第3項により、より短時間で
警報する。また、混雑道路等では瞬時の状況変化が頻発
すると考えられるため、第4項で基準時間T1を短くす
る。
【0039】情報処理部202では、上に説明したパラ
メータを用いて、 |Xi−Xc|>Ha または |Yi−Yc|>Va の状態がT1以上継続したときに脇見と判断する。
【0040】ステップ305では、運転者が障害物を注
視しているか否かがチェックされる。 障害物の方向
(Xf、Yf)近傍に運転者の視線方向(Xi、Yi)
が存在しない状態が一定時間T2以上継続した場合は、
障害物注視度低下と判断してステップ306へ進み、そ
うでなければステップ307へ進む。ここで、障害物の
方向(Xf、Yf)近傍の領域は式(6)で設定され、
障害物注視度低下判断の基準時間T2は式(7)によ
る。 (Xi−Xf)2 +(Yi−Yf)2 >C1 (6) (但し、C1は定数) T2=T20 −C2 ・{(Xi−Xf)2 +(Yi−Yf)2 1/2 −C3 ・v+C4 ・U−C5 ・dv (7) (但し、T20 、C2 、C3 、C4 、C5 は定数)
【0041】式(7)の第2項は、障害物の方向と視線
方向が大きく異なっているほど周辺視による情報取得が
困難であるから、より短時間で警報することを示す。ま
た自車の速度vが大きい場合や、障害物までの距離Uが
短い場合、および障害物との相対速度dvが大きい場合
にも短時間で警報するようT2を調整するものとし、第
3〜5項がこれに対応する。
【0042】ステップ306では、前方注視度低下また
は障害物注視度低下の状態にあるので、警報出力部20
5の第1警報出力部205aから警報ブザー等の音、警
告灯等の光、あるいはステアリングやシートバックを振
動させることによる前方注視度低下警報を発するための
信号を出力した後、ステップ307へ進む。
【0043】ステップ307以下では、運転者の覚醒度
低下がチェックされる。すなわち、まずステップ307
で、視線方向が視界下部領域に一定時間以上停留してい
るか否か、すなわち、Yc−Yi>Vsが一定時間T3
以上継続しているか否かがチェックされる。ここで、視
界下部領域を表すVsは、道路の混雑状況等に応じて変
化する視線方向の分散Srに応じて、式(8)を用いて
算出され、時間T3は式(9)により算出される。 Vs=V0 +D1 ・Sr (8) T3=T30 −D2 ・v−D3 ・LT (9) (但し、V0 、D1 、T30 、D2 、D3 は定数)
【0044】式(9)の第2、第3項は、時間T3が、
自車両の走行速度vが大きい場合に短縮され、また、長
時間走行時には覚醒度低下の可能性が高くなるため、走
行開始からの経過時間LTに応じて調整されることを示
す。こうして設定された視界下部領域に視線方向が一定
時間T3以上停留していれば、覚醒度低下状態としてス
テップ310に進み、そうでなければステップ308へ
進む。
【0045】ステップ308では、視線停留がチェック
される。これは覚醒度低下により視線の動きが小さくな
るのを検出するもので、Sr<E1が所定時間T4以上
継続しているか否かをチェックする。ここで、一定時間
T4は走行速度vと走行開始からの経過時間LTを用い
た式(10)により算出される。 T4=T40 −E2 ・v−E3 ・LT (10) (但し、T40 、E2 、E3 は定数) 上記T4以上継続していれば覚醒度低下状態としてステ
ップ310へ進み、そうでなければステップ309へ進
む。
【0046】ステップ309では、暫時の視線停留の後
に飛躍的な視線方向の変化を繰り返すような特異な視線
移動パターンの有無がチェックされる。具体的には、S
r<G1 (但し、G1 は定数)が一定時間T5以上継続
したあと、(Xi−Xi-1)2 +(Yi−Yi-1)2
G2の飛躍がG3回/分以上発生することを検出するも
のとし、この検出があったときは覚醒度低下と判断す
る。ここで、一定時間T5は、走行速度vと走行開始か
らの経過時間LTを含む式(11)により算出される。 T5=T50 −G4 ・v−G5 ・LT (11) (但し、T50 、G4 、G5 は定数)
【0047】また、視線の飛躍量G2は、注視領域中心
からのずれ、または前方障害物からのずれに応じて決定
され、式(12)による。 G2=MIN[G20 +G6 ・{(Xi−Xc)2 +(Yi−Yc)2 1/2 , G20 +G7・{(Xi−Xf)2 +(Yi−Yf)2 1/2 ] (12) (但し、G20 、G6 、G7 は定数) そして停留/飛躍の頻度G3は、走行速度vと走行開始
からの経過時間LTにより決定するものとし、式(1
3)により算出される。 G3=G30 −G8 ・v−G9 ・LT (13) (但し、G30 、G8 、G9 は定数)
【0048】上記により、運転者の覚醒度低下がチェッ
クされ、覚醒度低下による特異な視線移動パターンがな
い場合には、ステップ301へ戻り、次のサイクルに移
る。特異な視線移動パターンにより覚醒度低下と判断さ
れたときは、ステップ310において、警報出力部20
5へ信号が出力され、第2警報出力部205bにより
音、光、振動等の覚醒度低下警報出力が発せられる。こ
のあと、ステップ301へ戻る。上記覚醒度低下警報
は、ステップ306での前方注視度低下警報よりもより
大きな注意を喚起するようその出力態様が設定される。
【0049】なお、ステップ304では、前景領域とし
ての注視領域が長方形と規定されているが、これに限定
されず、同等の長軸、短軸からなる楕円形とすることも
可能である。また、各パラメータを設定する各式につい
ては、その一部または全部を運転者の技量、心身の状
態、周囲の交通状況等に応じて調整可能としてもよい。
さらに、本実施例では、各式を1次の関数としたが、自
車両の走行速度、ステアリング操舵角、基準位置と視線
方向のずれ、走行経過時間などに関して高次の式で表す
ことにより、より精度の高い判定を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は運転者の視線方
向を検出する視線方向検出手段と、視線方向が所定の注
視領域を向いていない時間を計測し所定の基準時間と比
較する時間計測手段を有するものとしたから、その基準
時間以上継続することにより前方注視度の低下が容易に
検知される。そして、視線方向検出手段は眼球部の画像
データを用いてその視線方向を求めるので、顔面領域全
体を特徴抽出対象としたものに比べて横方向からの直射
光の入射その他の光線状態によって影響を受けることな
く、視線方向が容易に求められ、安定かつ確実に注視度
低下状態が検知されるという効果を有する。
【0051】また、上記注視領域からの逸脱のかわりに
視線方向の移動パターンを検出し、これを基準パターン
と比較するパターン比較手段を有するものとしたときに
は、通常運転と異なる異常パターンから覚醒度が低下し
た状態を検知することができる。さらに、走行速度、走
行開始からの経過時間、ステアリングの操舵角、障害物
情報および道路形状の少なくも1以上からなる環境情報
を取得する環境検出手段を有して、注視領域または基準
時間あるいは基準パターンを上記環境情報に基づいて設
定するものとしたものでは、走行環境が検出レベルに反
映され、一層精度の高い、そして緊急度合などに応じて
より迅速な検知が行なわれるから、前方注視度低下警報
などに用いてとくに大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】視線計測装置の構成を示すブロック図である。
【図3】角膜反射像の生成を示す説明図である。
【図4】角膜反射像位置および網膜反射像位置の抽出の
流れを示すフローチャートである。
【図5】角膜反射像位置および網膜反射像位置の抽出の
流れを示すフローチャートである。
【図6】角膜反射像位置の抽出処理を示す説明図であ
る。
【図7】網膜反射像位置の抽出処理を示す説明図であ
る。
【図8】画像データから抽出した角膜反射像位置および
網膜反射像位置を示す図である。
【図9】視線方向の算出要領を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図11】第2の実施例における制御の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図12】注視領域を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フロントガラス 2 視線計測装置 3 注視度判断装置 4 警報発生装置 5 運転者 21 カメラ 22 第1光源 23 第2光源 24 A/D変換器 25 特徴抽出部 26 視線方向算出部 27 照明発光制御部 28 全体制御部 30 注視領域 31 眼球 32 メモリ 50 角膜球 51 角膜球表面 52 角膜反射像 201 視線計測部 202 情報処理部 203 環境計測部 204 時間計測部 205 警報出力部 206 車速センサ 207 操舵角センサ 208 障害物センサ 209 自車位置検出装置 210 車載データベース 211 路車間通信装置 212 車外データベース A 網膜反射像位置 B、C 角膜反射像位置 L 視線方向 O 角膜球中心 Q 瞳孔中心 P 照明光正反射点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 浩 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 荒井 和夫 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の眼球領域に向けて設けられた画
    像入力手段と、該画像入力手段により得た眼球部の画像
    データを基に運転者の視線方向を検出する視線方向検出
    手段と、前記視線方向が所定の注視領域内にあるか否か
    を判別する領域判別手段と、前記視線方向が前記注視領
    域外にある時間を計測し、所定の基準時間と比較する時
    間計測手段とを有することを特徴とする前方注視度検知
    装置。
  2. 【請求項2】 運転者の眼球領域に向けて設けられた画
    像入力手段と、該画像入力手段により得た眼球部の画像
    データを基に運転者の視線方向を検出する視線方向検出
    手段と、走行速度、走行開始からの経過時間、ステアリ
    ングの操舵角、障害物情報および道路形状の少なくも1
    以上からなる環境情報を取得する環境検出手段と、前記
    視線方向が所定の注視領域内にあるか否かを判別する領
    域判別手段と、前記視線方向が前記注視領域外にある時
    間を計測し、所定の基準時間と比較する時間計測手段と
    を有し、前記所定の注視領域または基準時間が前記環境
    情報に基づいて設定されることを特徴とする前方注視度
    検知装置。
  3. 【請求項3】 運転者の眼球領域に向けて設けられた画
    像入力手段と、該画像入力手段により得た眼球部の画像
    データを基に運転者の視線方向を検出する視線方向検出
    手段と、前記視線方向の移動パターンを検出するパター
    ン検出手段と、前記移動パターンを所定の基準パターン
    と比較するパターン比較手段とを有することを特徴とす
    る前方注視度検知装置。
  4. 【請求項4】 運転者の眼球領域に向けて設けられた画
    像入力手段と、該画像入力手段により得た眼球部の画像
    データを基に運転者の視線方向を検出する視線方向検出
    手段と、走行速度、走行開始からの経過時間、ステアリ
    ングの操舵角、障害物情報および道路形状の少なくも1
    以上からなる環境情報を取得する環境検出手段と、前記
    視線方向の移動パターンを検出するパターン検出手段
    と、前記移動パターンを所定の基準パターンと比較する
    パターン比較手段とを有し、前記基準パターンが前記環
    境情報に基づいて設定されることを特徴とする前方注視
    度検知装置。
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