JPH079665Y2 - 隠蔽用ラベルシート材 - Google Patents

隠蔽用ラベルシート材

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JPH079665Y2
JPH079665Y2 JP1990009921U JP992190U JPH079665Y2 JP H079665 Y2 JPH079665 Y2 JP H079665Y2 JP 1990009921 U JP1990009921 U JP 1990009921U JP 992190 U JP992190 U JP 992190U JP H079665 Y2 JPH079665 Y2 JP H079665Y2
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正広 北村
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恵和商工株式会社
紀州製紙株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、葉書などに記載された重要な情報
を、当事者以外の者に読み取り不能に隠蔽するために、
葉書などの表面に貼着して使用する剥離可能な隠蔽用ラ
ベルシート材に関する。
(従来技術及び考案が解決しようとする課題) 従来、重要な情報、例えば、郵便局若しくは銀行などの
預金残高などを顧客に対して郵送にて通知するは、その
秘密性から封書を使用するのが一般的であった。
しかしながら、最近では、封書よりも料金的に安価な葉
書を利用して、葉書表面に不透明な隠蔽シート材を剥離
可能に貼着して、葉書などの表面に記載された情報を当
事者以外の者に読み取り不能にしてなるものがある。
この、従来の隠蔽シート材1′の構造としては、第5図
に図示したように、ベース紙2′、接着剤層3′、アル
ミ箔4′、ポリエチレンからなる透明樹脂層6′、接着
剤7′、ならびに剥離紙8′を順に積層し、前述の透明
樹脂層6′を形成する際に、その溶融温度よりやや低い
温度で押し出してアルミ箔4′と仮着させ、ベース紙
2′、接着剤層3′およびアルミ箔4′から構成される
隠蔽部分A′を、一体的に透明樹脂層6′より剥離可能
に構成し、剥離した後に被貼着体に残存した透明樹脂層
6′を介して情報を読み取り、一旦剥離した後は再度貼
着することを不可能にした構成のものがある(特公昭55
-15035号)。
しかしながら、通常、用途に応じて或いは貼着後の剥離
を容易ならしめるために、ベース紙2′、接着剤層
3′、アルミ箔4′に至るミシン目9′などの打ち抜き
を行うが、この場合、従来の隠蔽シート材では、ベース
紙2′、接着剤層3′が柔軟で、アルミ箔4′がある程
度固さを有するので、打ち抜くのが困難であるか、又は
打ち抜いたとしても、アルミ箔4′の下方のポリエチレ
ンからなる透明樹脂層6′が柔軟であるので、下方の剥
離紙8′にまで至ってしまい、製品として使用不可能と
なるなど問題があった(第6図参照)。
また、このような隠蔽シート材を葉書などに連続的に貼
着する場合には、所謂高速ラベラーを使用するが、その
方法としては、第7図に示したように、予め供給ロール
10′に巻き取られた隠蔽シート材1′を、連続的に高速
ラベラーの概略三角形状の貼着ガイド片11′に沿って供
給し、このガイド片11′を通過する際に、隠蔽シート材
1′の下面より剥離紙8′を剥離させ、ガイド片の下方
を介して、剥離紙8′を別に巻き取りロール12′にて巻
き取ると同時に、別に供給された葉書などの被貼着体1
3′の表面に剥離紙8′を剥がした状態のシート材本体
1″を貼着し、押圧ロール15′,15′の間隙を被貼着体1
3′を通過させて貼着状態を完成させる構成である。
しかしながら、従来の隠蔽シート材の場合には、ベース
紙2′、接着剤層3′、アルミ箔4′、ポリエチレンか
らなる透明樹脂層6′、ならびに粘着剤7′をシート材
本体1″(上紙)として使用しているが、これらは剛性
がないので、上述のような高速ラベラーに使用した場合
に、(たとえば剥離紙の剥離力を弱くしたとしても)剥
離紙8′の剥離の際に、貼着ガイド片11′のところで巻
き取りロール12′側に折れ曲がり(番号14′で示し
た)、剥離紙8′とともに巻き取られてしまうおそれが
あり、高速ラベラーの機能を阻害し、且つ目的とする連
続操業ができず好ましくなかった。
本願考案は、このような状況に鑑み、ミシン目などの打
ち抜き作業も容易で、かつ剥離紙まで打ち抜きが至るこ
となく、さらには、高速ラベラーでの連続貼着作業の際
にも折れ曲がることなく、円滑に貼着作業が行える隠蔽
用ラベルシート材を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本願考案の隠蔽用ラベルシート材は、上述の課題ならび
に目的に鑑み考案なされたものであって、高速ラベラー
での被貼着物への貼着作業の際にも、シート材本体が折
れ曲がることのない程度の剛性を有する透明な樹脂フィ
ルムの上面に、ミシン目などの打ち抜き作業の際に容易
に打ち抜きができる程度の柔軟性を有する樹脂に金属粉
を配合せしめた隠蔽層を仮着状態で形成し、その上面に
接着剤層を介してベース紙を貼着するとともに、前記透
明な樹脂フィルムの下面に透明な粘着剤を介して剥離紙
を剥離可能に貼着したことを特徴とする。
また、本願考案の隠蔽用ラベルシート材は、前記透明な
樹脂フィルムが、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)若し
くはポリエステル(PET)フィルムであることを特徴と
する。
さらに、本願考案の隠蔽用ラベルシート材は、前記隠蔽
層が、ウレタン系樹脂にアルミニウム粉を混入したもの
であることを特徴とする。
(実施例) 以下に、本考案の隠蔽用ラベルシート材について、添付
図面に基づいてより詳細に説明する。
第1図は、本考案の隠蔽用ラベルシート材の部分拡大断
面図であって、図において1は全体で本考案の隠蔽用ラ
ベルシート材を示している。
この隠蔽用ラベルシート材1は、基本的には、適宜の剛
性を有する透明な樹脂フィルム6の上面に、適宜の柔軟
性を有する樹脂に金属粉を配合せしめた隠蔽層4を仮着
状態で形成し、その上面に接着剤層3を介して上質紙も
しくはコート紙からなるベース紙2を貼着するととも
に、前記透明な樹脂フィルム6の下面に透明な粘着剤7
を介して剥離紙8を剥離可能に貼着した構成である。
ここで、前述の適宜の剛性を有する透明な樹脂フィルム
6とは、前述した高速ラベラーでの貼着作業の際にも、
シート材本体が折れ曲がることのない剛性を有するもの
であればいずれも使用可能であるが、具体的には、二軸
延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエステル(PET)フィ
ルムが使用可能である。
また、前述の適宜の柔軟性を有する樹脂に金属粉を配合
せしめた隠蔽層4とは、ミシン目などの打ち抜き作業の
際に容易に打ち抜きができるものであれば良く、具体的
には、例えば、大日本精化工業株式会社製の商品名「レ
ザミン」などのウレタン系樹脂にアルミニウム粉を混入
したものが使用可能である。
そして、前述の仮着状態を形成するための方法として
は、予めアルミニウム粉をトルエンなどの有機溶媒に混
入し、ウレタン系樹脂を溶解させたものを、前述の透明
な樹脂フィルム6に、適宜コーティング或いは押出しラ
ミネーションで仮着させる。ここで、ウレタン系樹脂と
アルミニウム粉との混合割合は、目的とする隠蔽度から
適宜選択するが、仮着性の観点からは、1:1〜3:1程度が
良好である。すなわち、この範囲よりアルミニウム粉が
少なければ、隠蔽性が期待できず、また、多すぎれば、
仮着性が良好ではなく、さらには、アルミニウム粉が浸
出して好ましくないからである。
また、上述の接着剤層3ならびに粘着剤7の種類は特に
限定されるものではなく、要するにそれぞれ樹脂フィル
ム6ならびに隠蔽層4との接着性が良好であれば良い。
(作用・効果) このように構成される本願の隠蔽用ラベルシート材1
は、用途に応じて或いは貼着後の剥離を容易ならしめる
ために、第2図に示したように、ベース紙2、接着剤層
3、隠蔽層4に至るミシン目9などの打ち抜きを行う
が、この場合でも、ベース紙2、接着剤層3、隠蔽層4
が柔軟で、その下方に存在する透明樹脂層6がある程度
の剛性(固さ)を有するので、打ち抜きが容易で、かつ
打ち抜いたとしても、透明樹脂層6の下方に存在する剥
離紙8にまで至るおそれがない。
さらに、本願の隠蔽用ラベルシート材1は、第3図に示
したように、葉書などに連続的に貼着する場合に高速ラ
ベラーを使用する場合にも、予め供給ロール10に巻き取
られた隠蔽シート材1を、連続的に高速ラベラーの概略
三角形状の貼着ガイド片11に沿って供給し、このガイド
片11を通過する際に、隠蔽シート材1の下面より剥離紙
8を剥離させ、ガイド片の下方を介して、剥離紙8を別
に巻き取りロール12にて巻き取ると同時に、別に供給さ
れた葉書などの被貼着体13の表面に剥離紙8を剥がした
状態のシート材本体1aを貼着し、押圧ロール15,15の間
隙を被貼着体13を通過させて貼着状態を容易に完成させ
ることができる。
すなわち、シート材本体1aの一部を構成する樹脂フィル
ム6が剛性を有するので、従来の隠蔽シート材の場合の
ように、高速ラベラーに使用した場合に、貼着ガイド片
11のところで巻き取りロール12側に折れ曲がることがな
く、円滑に高速ラベラーでの連続貼着作業の際にも折れ
曲がることなく、円滑に貼着作業が行える。
さらには、上述のようにミシン目などの打ち抜きが良好
であるので、第4図に示したように、前述のようにシー
ト材本体1aを、葉書などの被貼着体13の表面に貼着した
後に、記載された情報を読み取る際に、ベース紙2、接
着剤層3及び隠蔽層4から構成される隠蔽部分Aを、一
体的に透明樹脂層6より容易に剥離できる。勿論、従来
の隠蔽シート材と同様、剥離した後に被貼着体に残存し
た透明樹脂層6を介して情報を読み取り、一旦剥離した
後は再度貼着することは不可能である。
さらにはまた、本願の場合、剥離した後に被貼着体に残
存した透明樹脂層6がある程度の剛性があるので、従来
のように、記載情報が摩耗損傷によって読み取り不能と
なることがない。
このように、本願考案の隠蔽用ラベルシート材は、従来
の隠蔽シート材に比較して幾多の顕著な作用効果を奏す
る極めて優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の隠蔽用ラベルシート材の部分拡大断
面図、第2図は、隠蔽用ラベルシート材にミシン目など
に打つ抜きを形成した状態を示す部分拡大断面図、第3
図は、本考案の隠蔽用ラベルシート材を高速ラベラーで
葉書などの被貼着体に連続貼着する状態を説明する概略
図、第4図は、本考案の隠蔽用ラベルシート材を葉書な
どの被貼着体に貼着した後剥がす状態を示す部分拡大断
面図、第5図は、従来の隠蔽シート材の部分拡大断面
図、第6図は、従来の隠蔽シート材にミシン目などに打
ち抜きを形成した状態を示す部分拡大断面図、第7図
は、従来の隠蔽シート材を高速ラベラーで葉書などの被
貼着体に連続貼着する状態を説明する概略図である。 1……隠蔽用ラベルシート材、2……ベース紙、3……
接着剤層、4……隠蔽層、6……樹脂フィルム、7……
粘着剤、8……剥離紙、9……ミシン目、10……供給ロ
ール、11……貼着ガイド片、12……巻き取りロール、13
……被貼着体、1a……シート材本体、A……隠蔽部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−227182(JP,A) 実開 平1−165283(JP,U) 実開 昭62−9571(JP,U) 実開 昭63−11863(JP,U) 実開 昭63−51772(JP,U) 実公 昭61−2075(JP,Y2) 実公 昭57−60036(JP,Y2)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速ラベラーでの被貼着物への貼着作業の
    際にも、シート材本体が折れ曲がることのない程度の剛
    性を有する透明な樹脂フィルムの上面に、ミシン目など
    の打ち抜き作業の際に容易に打ち抜きができる程度の柔
    軟性を有する樹脂に金属粉を配合せしめた隠蔽層を仮着
    状態で形成し、その上面に接着剤層を介してベース紙を
    貼着するとともに、前記透明な樹脂フィルムの下面に透
    明な粘着剤を介して剥離紙を剥離可能に貼着したことを
    特徴とする隠蔽用ラベルシート材。
  2. 【請求項2】前記透明な樹脂フィルムが、二軸延伸ポリ
    プロピレン(OPP)若しくはポリエステル(PET)フィル
    ムであることを特徴とする請求項1に記載の隠蔽用ラベ
    ルシート材。
  3. 【請求項3】前記隠蔽層が、ウレタン系樹脂にアルミニ
    ウム粉を混入したものであることを特徴とする請求項1
    又は2のいずれかに記載の隠蔽用ラベルシート材。
JP1990009921U 1990-02-02 1990-02-02 隠蔽用ラベルシート材 Expired - Fee Related JPH079665Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS612075U (ja) * 1984-06-07 1986-01-08 大一郎 市川 マグロ解凍器
JPS62227182A (ja) * 1986-03-28 1987-10-06 グンゼ株式会社 印刷済容器用シユリンクラベル
JPH056147Y2 (ja) * 1988-05-11 1993-02-17

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