JPH0796133B2 - 板状材料の成形加工法 - Google Patents

板状材料の成形加工法

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JPH0796133B2
JPH0796133B2 JP2015402A JP1540290A JPH0796133B2 JP H0796133 B2 JPH0796133 B2 JP H0796133B2 JP 2015402 A JP2015402 A JP 2015402A JP 1540290 A JP1540290 A JP 1540290A JP H0796133 B2 JPH0796133 B2 JP H0796133B2
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勉 永見
裕昭 小林
広士 中村
信幸 田頭
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば電力量計のせん用防止カバーや水量
計の金属ケースなどを成形加工する板状材料の成形加工
法の改良に関するものである。
〔従来の技術〕 第11図は従来の板状材料の成形加工法による電力量計の
せん用防止カバー(以下単にカバーという)を示す斜視
図であり、図において、(1)は鋼板製のカバー、
(2)は電線引込用の切り欠き、(3)は別の方向から
電線を引き込む場合に打ち欠いて使用するノックアウ
ト、(4)はカバー(1)を電力量計(図示せず)に固
定するねじ用の穴、(5)は三角形状に突設された封印
用の突起であり、カバー(1)は電力量計の電線接続部
(図示せず)を覆うように取り付けられる。
次に、カバー(1)を成形加工する方法について説明す
る。第12図は従来の成形加工法による中間工程における
カバー本体(11)の外観を示す斜視図であり、製作の便
宜上カバー(1)を2個同時に成形してから中央部を切
断して個々のカバー(1)としている。まず、プレスに
より鋼板を所定の形状に打ち抜いた後、数段階に分けて
第12図に示される様に2個を一体として、絞り深さが所
定の深さよりも少し深い所定の形状に成形する。さらに
第12図の一点鎖線A部でプレスにより切断して不要な部
分(12)を取り除き、さらに図の中央部の二点鎖線B部
で切断、2個に分離して第11図に示されるカバー(1)
とする。なお、(13)は2個に分断するときに捨てられ
るスクラップ部である。この後、切断により生じた端面
(1a),(1b)のかえりを除去する。かえりを除去する
のは、取り扱い時にかえりにより切傷を受けたりする危
険の防止やカバー(1)を塗装する場合、かえり部が尖
っているため塗料の付着性が悪く錆発生の原因となるの
防止する等のためである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の板状材料の成形加工法においては以上のように、
鋼板を所定の深さDよりも少し深い所定の形状に絞り加
工したケース本体(11)からプレスにより第12図の一点
鎖線A部で切断して不要な部分(12)を取り除き所定の
深さDのカバー(1)となるようにしているので、切断
により発生した端面(1a)のかえりを別の工程で除去し
なければならず、又、端面(1a)はコ状をしているので
除去工程が複雑となりこの部分のかえりの除去にかなり
の時間を要していた。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたものであり、かえりの除去を要する部分を少なく
し、加工時間を減少できる板状材料の成形加工法を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る板状材料の成形加工法は、板状材料を、
端部に鍔状部を設けるとともに所定の深さより浅い所定
の形状に絞り加工後、型を用いて鍔状部を立ち起こし所
定の深さとするとともにこの立ち起こす際に鍔状部のか
えりを型に圧接しながら行なうようにしたものである。
〔作用〕
この発明においては、予め鍔状部を設けておき、剪断に
より発生した鍔状部のかえりを型に圧接しながら立ち起
こすことにより、かえりが破断面側へ押圧されて尖鋭な
部分がなくなるので、取り扱い時に切り傷を受けたり、
塗装したとき塗料の付着性が低下することがない。従っ
てこの部分のかえりの除去を行わなくとも良い。
なお、鍔状部の寸法は立ち起こしたときに所定の深さに
なるようにされており、立ち起こした後寸法合せのため
の切断を要しないので、立ち起こし後のかえりの発生は
ない。
〔発明の詳細な説明〕
第1図〜第9図はこの発明の一実施例を示すものであ
り、第1図はプレスによる打ち抜きにより鋼板から打ち
抜いたブランクを示す斜視図、第2図は端部にフランジ
部を設けて絞り加工を行なったカバー本体を示す斜視
図、第3図はフランジ部を所定の巾に切断して形成した
鍔状部を有するカバー本体を示す斜視図、第4図は鍔状
部が立ち起こされた状態のカバー本体を示す斜視図、第
5図は切り欠きやノックアウトを設けたカバー本体を示
す斜視図、第6図は鍔状部の立ち起こしに用いられる型
を示す断面図、第7図(a)〜(f)は鍔状部の立ち起
こしを説明する説明図、第8図はカバー本体の端部の断
面図、第9図は端部への塗料の付着状態を示す断面図で
ある。
この場合も、第12図に示された従来のものと同様にカバ
ー2個分を一体にして成形後、切断分離して2個のカバ
ーとするものであり、まず、鋼板からプレスにより第1
図に示される形状のブランク(21)を打ち抜く。次にブ
ランク(21)の周辺部を押さえながら所定の深さDより
もdだけ浅く深さD−dに絞り加工を行なってカバー本
体(22)を形成し、端部にフランジ部(22a)を設けて
第2図の状態とする。続いて、フランジ部(22a)を第
2図の一点鎖線Cでかえりが第2図で下方側に発生する
ようにプレスで切断して、第3図に示されるように所定
の巾を有する鍔状部(22b)を備えた状態とする。次
に、第6図に示される型(30)を用いて鍔状部(22b)
を絞り(深さ)の方向と反対方向に、即ち第3図におい
て下方向に立ち起こして所定の深さのカバー本体(23)
とする。第6図はこの工程に用いる型(30)の構成を示
す断面図であり、図において、(31)はベース、(32)
は固定金型、(33)は所定値以上の力が加わると押され
て下方へ移動するようにされた受け型、(34)は移動金
型、(35)は半製品のカバー本体(22)を押さえる押え
である。
次に鍔状部(22b)の立ち起こし工程の詳細を第7図に
より説明する。カバー本体(22)は第6図、第7図に示
されるように切断時に発生したかえり(22c)が下向
き、即ち受け型(33)に対向するようにして固定金型
(32)に装着されており、押え(35)を下降させて押
え、移動金型(34)を第7図(a)〜(c)の如く次第
に下降させると、まず(b)図の如くかえり(22c)の
先端部が受け型(33)に圧接され、さらに移動金型(3
4)の下降にともない鍔状部(22b)が下方へ伸ばされて
いき、かえり(22c)は受け型(33)に強く圧接された
状態で摺動し、第7図(c)に示されるように左方へ倒
された状態となる。さらに移動金型(34)を下降させる
と受け型(33)も所定の力を受けながら下降することに
より第7図(d)〜(f)に示されるように鍔状部(22
b)が立ち起こされて第4図に示されるように所定の深
さDを有するカバー本体(23)とされるとともにかえり
(22c)は強い力を受けながら受け型(33)と摺動され
ることにより押し潰される。即ち、第8図にカバー本体
(24)の端面(23a)の断面の詳細を示すように、図の
一点鎖線で示されるかえり(22c)が受け型(33)と摺
動されることにより押し潰されて図の実線で示されるよ
うに破断面(23d)側へ倒れ込むように変形される。第
3図における鍔状部(22b)の巾は第4図のように立ち
起こされたときにカバー本体(23)が所定の深さDにな
るようにされているので、第12図に示される従来の成形
加工法によるもののように一点鎖線A部にて切断する必
要がなく、この後、切り欠き(2)、ノックアウト
(3)、ねじ用の穴(4)、封印用の突起(5)を加工
して第5図に示されるカバー本体(24)に加工し、二点
鎖線B部にて切断して2個のカバー(1)(第11図)と
同様のものとする。この後、B部にて切断されて生じる
端面(24b)のかえりを除去する。
以上のように、従来かえりの除去を要していた第11図に
示されるカバー(1)の端面(1a)に相当する第5図の
カバー本体(24)の端面(23a)は第8図に示されるよ
うにそのかえり(22c)が押し潰されているので、切傷
を受けたり、塗料の付着性が悪くなるおそれがないので
かえりを取る必要がない。なお、参考までに、第8図に
示される端面(23a)に塗料(25)を付着させたときの
状態を第9図に示す。第9図でも明らかなように、塗料
(24)は押し潰されたかえり(22c)を覆うように付着
することになり、この部分に錆が発生するのを防止でき
る。
なお、上記一実施例では電力量計のせん用防止カバー
(1)について示したが、水量計のケースやその他のも
のであっても良く、又、板状材料は金属板に限られず剪
断によりかえりが発生するものについては同様の効果を
奏する。
又、この実施例においては比較的深い絞り加工を行うた
め、絞り加工時の材料の流れ速度差により第2図に示さ
れるようにカバー本体(22)の角部においてフランジ部
(22a)の巾が広くなり、巾寸法の不均一が大きいの
で、フランジ部(22a)の巾を予め大きめにしておい
て、これを切断して所定寸法の鍔状部(22b)とする工
程を設けているが、例えば第10図に示される容器(41)
の如く、比較的浅い絞り加工の場合は鍔状部(41a)の
巾の不均一は小さいので、切断工程を省いてここのまま
上記一実施例と同様の工程により(b)図の一点鎖線E
の部分で鍔状部(41a)を立ち起こし、所定の容器(4
2)とすれば良い。但し、この場合、かえりの方向はか
えりが受け型(33)側(第6図)(第10図(a)で上向
き)に向くようにしておく必要がある。かえりを受け型
(33)と摺動させるためである。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば鍔状部を設けてこれを
立ち起こすときにかえりを型に圧接させながら行うよう
にしたので、かえりの除去を要する部分が減少し、加工
時間の少ない板状材料の成形加工法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図はこの発明の一実施例を示すものであ
り、第1図〜第5図はブランクからカバーに成形加工す
る各工程途中におけるカバー本体を示す斜視図、第6図
は鍔状部の立ち起こしに用いられる型を示す断面図、第
7図(a)〜(f)は鍔状部の立ち起こし工程を説明す
る説明図、第8図はカバーの端部の断面図、第9図は端
部への塗料の付着状態を示す断面図、第10図(a),
(b)はこの発明の他の実施例を示す斜視図、第11図は
従来の成形加工法におけるカバーを示す斜視図、第12図
は従来の成形加工法における成形途中のカバー本体を示
す斜視図である。 図において、(1)はカバー,(22)〜(24)はカバー
本体,(22b),(41a)は鍔状部,(22c)はかえり,
(30)は型,(32)は固定金型,(33)は受け型,(3
4)は移動金型,(41)は容器である。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田頭 信幸 広島県福山市緑町1番8号 三菱電機株式 会社福山製作所内 (56)参考文献 特開 平1−186537(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剪断時にかえりが発生する板状材料を剪断
    及び絞り加工により所定の深さのものに成形する板状材
    料の成形加工法において、端部に鍔状部を設けるととも
    に上記所定の深さよりも浅い所定の形状に絞り加工する
    工程及び型を用いて上記鍔状部を上記深さ方向と反対の
    方向に上記鍔状部のかえりを上記型に圧接させながら立
    ち起こし上記所定の深さとする工程を備えた板状材料の
    成形加工法。
JP2015402A 1990-01-24 1990-01-24 板状材料の成形加工法 Expired - Fee Related JPH0796133B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016110952A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 大崎電気工業株式会社 配電機器の端子カバー
WO2020067210A1 (ja) 2018-09-28 2020-04-02 Jfeスチール株式会社 耐サワーラインパイプ用高強度鋼板およびその製造方法並びに耐サワーラインパイプ用高強度鋼板を用いた高強度鋼管
WO2020067209A1 (ja) 2018-09-28 2020-04-02 Jfeスチール株式会社 耐サワーラインパイプ用高強度鋼板およびその製造方法並びに耐サワーラインパイプ用高強度鋼板を用いた高強度鋼管

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