JPH079554Y2 - 配線・配管用ダクト - Google Patents

配線・配管用ダクト

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JPH079554Y2
JPH079554Y2 JP96891U JP96891U JPH079554Y2 JP H079554 Y2 JPH079554 Y2 JP H079554Y2 JP 96891 U JP96891 U JP 96891U JP 96891 U JP96891 U JP 96891U JP H079554 Y2 JPH079554 Y2 JP H079554Y2
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JP
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duct
wiring
cable
piping
pipe
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JP96891U
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JPH0497416U (ja
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昭八 清水
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Mirai Kogyo KK
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Mirai Kogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建造物の天井壁等に
沿って配設され、内部に電線や信号線等のケーブルを配
線したり、電線管、ガス管等の管を配管したりする配線
・配管用ダクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の配線・配管用ダクトにお
いては、例えば図15及び図16に示すように、ケーブ
ルCの配線や管の配管を行うためのダクト本体2が、金
属材料よりなるチャネル部材3と蓋体4とにより四角筒
状に形成され、複数の吊り下げ金具6により建造物の天
井壁等に沿って吊り下げ配置されていた。
【0003】そして、この従来構成の配線・配管用ダク
ト内にケーブルCの配線や管の配管を行う場合には、呼
び線をダクト本体2の一端開口部より挿入して他端開口
部から引き出し、この呼び線の先端部にケーブルCや管
を連結した後、呼び線を引き戻すことにより、ダクト本
体2内にケーブルCや管を引き込んで配線又は配管する
ようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の配線・配管用ダクトにおいては、例えば、ダクト本
体2内に複数本のケーブルCを配線する場合、既に配線
されたケーブルCが、次のケーブルCの配線作業時にお
ける呼び線の挿入の邪魔になって、配線作業をスムーズ
に行うことができないという問題があった。
【0005】この考案は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、ダクト本体内において既に配線又は配
管されたケーブルや管に阻害されることなく、ダクト本
体内に引込具を容易に挿通することができて、配線及び
配管作業を効率よく行うことができる配線・配管用ダク
トを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案では、「蓋と本体とにより又は一体で中
空筒状に形成され、内部にケーブルや管が配線又は配管
される通路部を有する配線・配管用ダクトであって、軸
方向に連続するスリットが通路部内に臨むように形成さ
れ、通路部にケーブルや管を引き込むためケーブル,管
又は呼びロープを連結する引込具が挿通される挿通部を
長手方向に連続して設けたことを特徴とする配線・配管
用ダクト」を、その要旨としている。
【0007】
【作用】上記のように構成された配線・配管用ダクトに
あっては、ダクト本体内にケーブルや管を配線又は配管
する場合、例えば、図3に示すロープ13を備えたシャ
トル12からなる引込具をダクト本体2の一端開口部側
から挿通部9内に挿入し、引込具を挿通部9に沿って移
動させる。そして、ダクト本体2の他端開口部側におい
てシャトル12にケーブルCや管を連結した後、ロープ
13をダクト本体2の一端開口部側に引き戻し、ケーブ
ルCや管をダクト本体2内に引き込んで、配線又は配管
することができるようになっている。
【0008】また、引込具をダクト本体2の一端開口部
側から挿通部9内に挿入し、引込具を挿通部9に沿って
移動させ、ダクト本体2の他端開口部側においてシャト
ル12に呼びロープを連結した場合には、ロープ13を
ダクト本体2の一端開口部側に引き戻すことで呼びロー
プをダクト本体2内に挿通させ、次いで、呼びロープに
ケーブルCや管を連結し、呼びロープを引っ張ってダク
ト本体2内にケーブルCや管を引き込んで、配線又は配
管することができるようになっている。
【0009】このように、ダクト本体の内周壁に設けら
れた挿通部に沿って引込具を挿通させて往復動させるこ
とにより、既にダクト本体内にケーブルや管が配線又は
配管されていても、そのダクト本体内のケーブルや管に
阻害されることなく、ダクト本体内にケーブルや管を容
易に配線又は配管することができる。
【0010】
【実施例】以下、この考案を具体化した配線・配管用ダ
クトの一実施例を、図1〜図9に基づいて詳細に説明す
る。
【0011】図1及び図2に示すように、配線・配管用
ダクト1のダクト本体2は、下方に向かって開放する金
属製のチャネル部材3と、そのチャネル部材3の下面開
放部に着脱可能に取り付けられた蓋体4とにより四角筒
状に形成され、チャネル部材3の両側上端には係止溝5
がダクト本体2の延長方向に沿って形成されている。吊
り下げ金具6は掛止溝5に係合する掛止具7と調整ボル
ト8とからなり、この吊り下げ金具6を複数個使用する
ことにより、ダクト本体2が建造物の天井壁等に沿って
所定高さ位置に配設される。
【0012】ほぼ円筒状の挿通部9は前記チャネル部材
3の頂壁内面の中央部に突出して形成され、ダクト本体
2の長手方向に沿って形成されている。スリット10は
挿通部9の下端縁に軸方向へ連続して形成され、ダクト
本体2内の通路部内に臨むようになっており、このスリ
ット10を介して挿通部9がダクト本体2内に開口して
いる。一対の係合溝11はダクト本体2の延長方向に沿
って延びるように、挿通部9の外周両側部に形成され、
ダクト本体2を他のダクト本体2に連結するとき、両ダ
クト本体2の係合溝11間に位置決めピン等を嵌合し
て、挿通部9の位置合わせを行うようになっている。
【0013】そして、図3及び図4に示すように、ダク
ト本体2内にケーブルCの配線や管の配管を行う際に、
鋼線、合成樹脂製の棒状体、又はそれらの撚り線等より
なる所定の剛性及び引っ張り強度を有したロープ13
を、紡錘円柱状をなす軽量のシャトル12に連結した引
込具が前記挿通部9に沿って案内されるようになってい
る。
【0014】次に、前記のように構成された配線・配管
用ダクト1にケーブルCの配線や管の配管を行う場合の
作業手順を、図5〜図9に基づいて説明する。
【0015】さて、図5に示すように、配線・配管用ダ
クト1が複数の吊り下げ金具6により、建造物の天井壁
等に沿って吊り下げ配置された状態で、そのダクト本体
2にケーブルCの配線や管の配管を行う場合には、ま
ず、図6に示すように、ロープ13を連結したシャトル
12をダクト本体2の一端開口部側から挿通部9内に挿
入して、そのシャトル12の下端取付部12aをスリッ
ト10からダクト本体2内の通路部に突出させる。この
状態で、ロープ13を介してシャトル12をダクト本体
2の他端開口部側に押し込み、図7に示すように、シャ
トル12及びロープ13を挿通部9内に挿通させる。
【0016】その後、図7に示すように、ダクト本体2
の他端開口部側においてシャトル12の取付部12aに
ケーブルCや管を連結し、この状態でロープ13をダク
ト本体2の一端開口部側に引き戻し、図8に示すよう
に、ケーブルCや管をダクト本体2内に引き込む。そし
て、図9に示すように、シャトル12がダクト本体2の
一端開口部側に抜け出したとき、そのシャトル12に対
するケーブルC又は管の連結を解除すれば、ダクト本体
2内へのケーブルCの配線や管の配管作業が終了する。
【0017】このように、この実施例においては、ロー
プ13を備えたシャトル12から成る引込具が、ダクト
本体2の頂壁内面に設けられた挿通部9に沿って案内さ
れるようになっているため、ダクト本体2内に複数本の
ケーブルCや管を配線又は配管する作業時において、既
にダクト本体2内にケーブルCや管が挿通されていて
も、そのダクト本体2内のケーブルCや管に阻害される
ことなく、ダクト本体2内に引込具を挿通させケーブル
C等を順次容易に配線することができる。従って、ケー
ブルCや管の配線及び配管作業をスムーズに効率よく行
うことができる。
【0018】図10〜図14はこの考案の別の実施例を
示し、図10に示す実施例においては、ダクト本体2
が、上方に向かって開放されたチャネル部材3と、その
チャネル部材3の上面開放部に着脱可能に取り付けられ
た蓋体4とにより四角筒状に形成され、挿通部9が蓋体
4の内面中央部に突出して形成されている。又、図11
に示す実施例では、四角筒状のダクト本体2が押し出し
成形等により一体に形成され、挿通部9がダクト本体2
の頂壁外面に突出して形成されると共に、その挿通部9
がスリット10を介してダクト本体1内に開口してい
る。
【0019】そして、図12に示す実施例においては、
四角筒状のダクト本体2が押し出し成形等により一体に
形成され、挿通部9がダクト本体2の頂壁内面に突出し
て形成されている。又、図13に示す実施例では、四角
筒状のダクト本体2が押し出し成形等により一体に形成
され、2本の挿通部9がダクト本体2の頂壁内面に所定
間隔をおいて突出して形成されている。さらに、図14
に示す実施例では、ダクト本体2が、上方に向かって開
放されたチャネル部材3と、そのチャネル部材3の上面
開放部に着脱可能に取り付けられた蓋体4とにより四角
筒状に形成され、2本の挿通部9がチャネル部材3の両
側外面に突出形成されている。
【0020】
【考案の効果】この考案は、以上説明したように構成さ
れているため、ダクト本体内に複数本のケーブルや管を
配線又は配管する場合でも、ダクト本体内において既に
配線又は配管されたケーブルや管に阻害されることな
く、ダクト本体内の通路部に設けられた挿通部によって
引込具を容易に挿通することができ、このためケーブル
や管の配線及び配管作業を効率よく行うことができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を具体化した配線・配管用ダクトの一
実施例を示す部分斜視図である。
【図2】図1に示すダクトの拡大正面図である。
【図3】ダクト内にケーブルを配線する状態を示す一部
破断斜視図である。
【図4】ダクトの挿通部内に引込具を挿通させた状態を
示す拡大正面図である。
【図5】ダクト内にケーブルを配線する作業過程を示す
部分断面図である。
【図6】ダクト内にケーブルを配線する作業過程を示す
部分断面図である。
【図7】ダクト内にケーブルを配線する作業過程を示す
部分断面図である。
【図8】ダクト内にケーブルを配線する作業過程を示す
部分断面図である。
【図9】ダクト内にケーブルを配線する作業過程を示す
部分断面図である。
【図10】この考案の配線・配管用ダクトの別の実施例
を示す側面図である。
【図11】この考案の配線・配管用ダクトの別の実施例
を示す側面図である。
【図12】この考案の配線・配管用ダクトの別の実施例
を示す側面図である。
【図13】この考案の配線・配管用ダクトの別の実施例
を示す側面図である。
【図14】この考案の配線・配管用ダクトの別の実施例
を示す側面図である。
【図15】従来の配線・配管用ダクトを示す部分斜視図
である。
【図16】図15に示すダクトの拡大側面図である。
【符号の説明】
1 配線・配管用ダクト 2 ダクト本体 9 挿通部 10 スリット 13 ロープ C ケーブル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋と本体とにより又は一体で中空筒状に形
    成され、内部にケーブルや管が配線又は配管される通路
    部を有する配線・配管用ダクトであって、軸方向に連続
    するスリットが通路部内に臨むように形成され、通路部
    にケーブルや管を引き込むためケーブル,管又は呼びロ
    ープを連結する引込具が挿通される挿通部を長手方向に
    連続して設けたことを特徴とする配線・配管用ダクト。
JP96891U 1991-01-17 1991-01-17 配線・配管用ダクト Expired - Lifetime JPH079554Y2 (ja)

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JP96891U JPH079554Y2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 配線・配管用ダクト

Applications Claiming Priority (1)

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JP96891U JPH079554Y2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 配線・配管用ダクト

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Publication Number Publication Date
JPH0497416U JPH0497416U (ja) 1992-08-24
JPH079554Y2 true JPH079554Y2 (ja) 1995-03-06

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ID=31728024

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