JP2565852Y2 - 配線・配管用ダクト - Google Patents

配線・配管用ダクト

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JP2565852Y2
JP2565852Y2 JP1991000969U JP96991U JP2565852Y2 JP 2565852 Y2 JP2565852 Y2 JP 2565852Y2 JP 1991000969 U JP1991000969 U JP 1991000969U JP 96991 U JP96991 U JP 96991U JP 2565852 Y2 JP2565852 Y2 JP 2565852Y2
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昭八 清水
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未来工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物内における照明器
具等へのケーブルの配線や電線管等の配管に使用される
配線・配管用ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図12に示すように、上面を
開口させ、U字形に曲げ加工されたダクト本体110
と、このダクト本体110の上面開口部111を覆うカ
バー体112とからなる配線用ダクトが知られている。
【0003】そして、このような配線・配管用ダクト1
00内へケーブルを配線する場合には、ダクト本体11
0よりカバー体112をはずして、ダクト本体110の
上面開口部111よりケーブルを収納し、カバー体11
2をダクト本体110に取り付けることにより配線作業
が行われていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
配線作業は、カバー体112の取外し、取付け作業が面
倒であるとともに、配線・配管用ダクトが二重天井や高
い位置に吊り下げられて設置されている場合に、ダクト
本体110からのカバー体112の取外しやケーブルの
収納作業が困難となり、作業に大変手間どるという問題
があった。
【0005】又、高い位置での作業の場合、作業者にと
っても危険性をともなうといった問題があった。
【0006】本考案は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、従来のカバー体を備えた配線・配管用ダク
トとは別の形態のダクトを提供し、ケーブルの配線ある
いは電線管等の配管作業に手間どらず、又、作業を安全
に行うことができる配線・配管用ダクトを提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案は、
「内部にケーブルや管が配線又は配管される通路部を有
する配線・配管用ダクトであって、通路部と外部とを連
通させる細幅開口が通路部を形成する周壁に長さ方向に
連続して設けられ、該細幅開口がケーブル及び管の径よ
り小さく、かつ、ケーブル又は管を引き込む引込部材が
挿通可能な間隔を有するとともに該引込部材を案内する
案内機能を有することを特徴とする配線・配管用ダク
ト」を、その要旨としている。
【0008】
【作用】本考案に係る配線・配管用ダクトにあっては、
ケーブルを配線する場合に、図5又は図6に示すように
ダクト本体10に設けられた細幅開口11を通り抜ける
ことができる柄21、25を備えた引込部材である引込
具20、24や、同様に図6に示すようにダクト本体1
0に設けられた細幅開口11を通り抜けることができる
引込部材である引込みロープ27が使用され、前記引込
具20、24や、引込みロープ27の一端にケーブルC
が連結され、引込具20、24の柄21、25又は引込
みロープ27の他端がダクト本体10の細幅開口11よ
り外部に突出した状態で、引込具20、24又は引込み
ロープ27がダクト本体10の細幅開口11に沿って長
さ方向に引っ張られることにより、ケーブルCがダクト
本体10の端部より引き込まれ、ダクト本体10内に配
線収納されるようになっている。電線管等の管を配管す
る場合も同様に行うことができる。
【0009】これらの方法により、カバー体を取外した
りするといった従来の配線・配管用ダクトにおける面倒
な作業を要せず、効率的に、又、ダクトより離れたとこ
ろから遠隔的にダクト内へのケーブルや管の配線・配管
作業を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図9に基づいて、本考案に係る
配線・配管用ダクトを具体化した実施例について詳細に
説明する。
【0011】図1に示す実施例の配線・配管用ダクト1
は、ダクト本体10が四角筒状に形成され、内部に通路
部が形成され電線等のケーブルや電線管等の管が収納さ
れるようになっている。この配線・配管用ダクト1はア
ルミ等の金属又は合成樹脂材料により作製される。
【0012】ダクト本体10内に形成される通路部の周
壁には、長さ方向に連続して細幅開口11が形成されて
いる。この細幅開口11はケーブル・管径よりも小さな
幅で形成されている。従って、ダクト本体10内に収納
されたケーブルや管は外部に抜け落ちることはない。な
お、ダクト本体10内に形成される通路部は単数である
場合に限らず、例えば図11に示すように複数であって
もよい。
【0013】図1に示す実施例の場合に、例えば、ケー
ブルを配線するには、例えば、図5に示すように、ケー
ブルC連結用の連結ロープ28を挿通させる連結孔23
を備えた板材22とダクト本体10に設けられた細幅開
口11を通り抜けることができる薄板状の柄21とから
なる引込部材である引込具20を使用して、板材22の
連結孔23に挿通した連結ロープ28でケーブルCを連
結し、ダクト本体10の細幅開口11より外部に突出さ
せた柄21を作業者が細幅開口11に沿って引っ張るこ
とにより、ダクト本体10内にケーブルCを連結した板
材22を通過させ、ケーブルCをダクト本体10内に引
込んで配線する方法、又は、図6に示すように、一端を
尖らせケーブルCを引っ掛けることができる係止突起2
6を有し、ダクト本体10の細幅開口11を通り抜ける
ことができる薄板状の柄25を備えた引込部材である
込具24を使用して、ケーブルCに係止突起26を引っ
掛け、ダクト本体10の細幅開口11より外部に突出さ
せた柄25を作業者が細幅開口11に沿って引っ張るこ
とにより、ケーブルCをダクト本体10内に引き込ん
で、配線する方法、又は、図7に示すように、ダクト本
体10の細幅開口を通り抜けることができる引込部材で
ある引込みロープ27にケーブルCを連結し、引込みロ
ープ27を引っ張り、ケーブルCをダクト本体10内に
引き込んで配線する方法等がある。
【0014】図2又は図3に示す実施例の配線・配管用
ダクト1は、ダクト本体10が四角筒状に形成され、ケ
ーブルが収納されるダクト本体10の内部には、その内
部空間を仕切る仕切壁12、13がダクト本体10の長
さ方向に沿って連続して形成されている。図2に示す例
の場合、仕切壁12はダクト本体10の外壁と連続し、
内部空間に突出した折り返しにより形成され、図3に示
す例の場合、仕切壁13は、ダクト本体10の壁内面に
一体に形成され、内部空間に突出する起立片により形成
されている。かかる仕切壁12、13により、ダクト本
体10内に収納されるケーブルを例えば強電用のケーブ
ルと弱電用のケーブルというように区分けして、ダクト
本体10内に配線収納することができる。
【0015】仕切壁12、13が形成される面と対向す
るダクト本体10の一側面には、長さ方向に連続して細
幅開口11が形成されている。前記仕切壁12、13の
上端縁と細幅開口11が形成されたダクト本体10の一
側面との間には、隙間14が設けられている。
【0016】これら図2及び図3に示す実施例の場合、
ケーブルを配線する場合には、例えば図8に示すよう
に、ケーブルC連結用の連結ロープ28を結ぶ突出部2
9を備えた板材30と、ダクト本体10に設けられた細
幅開口11を通り抜けることができる薄板状の柄31と
からなる引込具32により、ケーブルCを連結ロープ2
8で板材30の突出部29に結び、ダクト本体10の細
幅開口11より外部に突出させた柄21を作業者が細幅
開口11に沿って引っ張ることにより、ダクト本体10
内にケーブルCを区分けした状態で引き込んで配線する
ことができる。なお、図1に示す実施例の場合と同様
に、図6に示す方法でダクト本体10内にケーブルCを
引き込んで配線することもできる。この場合は、ダクト
本体10の仕切壁12、13をまたぐように先端が二又
状に形成された係止突起を設けた引込具を使用するとよ
い。又、同様に、図7に示すような引込みロープによっ
てケーブルをダクト本体10内に引き込んで配線するこ
ともできる。
【0017】図4に示す実施例の配線・配管用ダクト1
0は、ダクト本体10が四角筒状に形成され、その一側
面には細幅開口11がダクト本体10の長さ方向に連続
して形成されるとともに、細幅開口11の溝幅を保って
端部がダクト本体10内部に突出し、内部空間を仕切る
ように形成された一対の屈曲片15を有している。この
例の場合には、屈曲片15をはさんで左右両側に形成さ
れたダクト本体10の内部空間にケーブル又は管が区分
けされて収納され、ケーブル又は管は細幅開口11が形
成されたダクト本体10の一側面側に載置されるように
なっている。屈曲片15の端部と、ダクト本体10の壁
内面との間には隙間16が形成されている。
【0018】この図4に示す実施例では、ケーブルを配
線する場合には、図9に示すように、ケーブルC連結用
の連結ロープ28を結ぶ突出部29を備えた板材30
と、ダクト本体10に設けられた細幅開口11を通り抜
けることができる薄板状の柄31とからなる引込具32
により、ケーブルCを連結ロープ28で板材30の突出
部29に結び、ダクト本体10の細幅開口11より外部
に突出させた柄21を作業者が細幅開口11に沿って引
っ張ることにより、ダクト本体10内にケーブルCを区
分けした状態で引き込んで配線することができる。
【0019】なお、配線・配管用ダクトの別の実施例と
して、図10に示すように屈曲片15が正面逆ハの字形
状に形成されたものや、図11に示すように屈曲片15
が正面ハの字形状に形成されたものであってもよい。
又、本考案に係る配線・配管用ダクトの形状として、図
の実施例に示すような四角筒状に限らず、円形、楕円
形、三角形、その他の多角形の筒状であってもよい。
【0020】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案に係る配
線・配管用ダクトを使用することにより、従来の配線・
配管用ダクトにおけるようなカバー体を取外したり、取
付けたりするといった面倒な作業を要せず、又、遠隔的
にダクト内へのケーブルや管の配線・配管を行うことが
できる。従って、ケーブルや管の配線・配管作業を効率
的に行うことができるとともに、遠隔的操作が可能なた
め、作業を安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る配線・配管用ダクトの一実施例を
示す斜視図である。
【図2】本考案に係る配線・配管用ダクトの他の実施例
を示す斜視図である。
【図3】本考案に係る配線・配管用ダクトの他の実施例
を示す斜視図である。
【図4】本考案に係る配線・配管用ダクトの他の実施例
を示す斜視図である。
【図5】図1に示す配線・配管用ダクト内へのケーブル
の配線状態を示す部分切欠斜視図である。
【図6】図1に示す配線・配管用ダクト内へのケーブル
の配線状態を示す部分切欠斜視図である。
【図7】図1に示す配線・配管用ダクト内へのケーブル
の配線状態を示す部分切欠斜視図である。
【図8】図2に示す配線・配管用ダクト内へのケーブル
の配線状態を示す部分切欠斜視図である。
【図9】図4に示す配線・配管用ダクト内へのケーブル
の配線状態を示す部分切欠斜視図である。
【図10】本考案に係る配線・配管用ダクトの他の実施
例を示す正面図である。
【図11】本考案に係る配線・配管用ダクトの他の実施
例を示す正面図である。
【図12】従来の配線・配管用ダクトを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 配線・配管用ダクト 10 ダクト本体 11 細幅開口 12 仕切壁 13 仕切壁 15 屈曲片 C ケーブル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にケーブルや管が配線又は配管され
    る通路部を有する配線・配管用ダクトであって、通路部
    と外部とを連通させる細幅開口が通路部を形成する周壁
    に長さ方向に連続して設けられ、該細幅開口がケーブル
    及び管の径より小さく、かつ、ケーブル又は管を引き込
    む引込部材が挿通可能な間隔を有するとともに該引込部
    材を案内する案内機能を有することを特徴とする配線・
    配管用ダクト。
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JPS6429565A (en) * 1987-07-25 1989-01-31 Oyo Kikaku Kk Wiring floor foundation

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