JPH079543A - カーペット層へのガス補助射出成型 - Google Patents

カーペット層へのガス補助射出成型

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JPH079543A
JPH079543A JP3318570A JP31857091A JPH079543A JP H079543 A JPH079543 A JP H079543A JP 3318570 A JP3318570 A JP 3318570A JP 31857091 A JP31857091 A JP 31857091A JP H079543 A JPH079543 A JP H079543A
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JP
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carpet
synthetic resin
carpet layer
mold
layer
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JP3318570A
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English (en)
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Keith P Klobucar
ケイス、ポール、クロブカー
Laurie A Weeks
ローリー、アン、ウィークス
Matthew J Holwerda
マシュー、ジェイ、ホルウァーダ
S Noland Broaddus
エス、ノーランド、ブローダス
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Cascade Engineering Inc
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1704Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C45/14778Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the article consisting of a material with particular properties, e.g. porous, brittle
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】モールドの2つの割り型46,48の間にカー
ペット層14を吊るして、そのモールドの中へ熱可塑性
合成樹脂82を射出し、そして窒素のような不活性流体
80を比較的低圧でモールドの中へ射出することにより
熱可塑性裏打ち材12又はその他の合成樹脂基質をカー
ペット層14に射出成型する方法。 【効果】カーペットが合成樹脂ベースの一部に溶着する
ので、接着が大いに改善され、また製造コストが大いに
減少される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は合成樹脂で裏打ちしたカー
ペットに関するものである。その一態様において本発明
は熱可塑性裏打ち材をカーペット層に射出成型で接着す
ることに関する。他の態様において本発明は、合成樹脂
で裏打ちしたカーペット、及び合成樹脂裏打ちカーペッ
トで形成される車両用のダッシュボードパネルに関する
ものである。さらに他の態様において、本発明は上述の
ような射出成型方法であって、低圧補助ガスを利用する
射出成型方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】カーペットの層を、射出成型された合成樹
脂製であるカーペットのマットベースに結合するのには
接着剤が長いこと使用されてきている。このような製品
は家庭用としてバスマットや小型じゅうたんとして使用
されている。その他の用途には車両に関連したものがあ
り、例えばドアパネル、ダッシュボードパネル、サイド
ウォールトリム、ヘッドライナー及びフロアマットなど
である。また他の用途にはオフィス家具のウォールパネ
ルなどとしても意図されている。
【0003】これまでカーペット層にマットベースを結
合するには多量の接着剤を使用しなければならないと考
えられてきた。また、このような製品を製造するために
は多大の初期投資が必要であるが、それはアプリケー
タ、ドライヤー、コンベア及びプレス機などを購入し、
接着剤適用及び結合作業を実施しなければならないから
である。接着剤及び結合作業のコストが最終製品の全コ
ストの大きな部分を占める。マットベースの縁を汚さず
に適正量の接着剤を適用し、マットベースをカーペット
にきちんと揃えて結合するには高度の熟練者を必要とす
る。さらに、多くの接着剤は熱と湿気で劣化し、長期に
わたり高度な接着強さを発揮することができない。接着
剤の結合強さを減じる他の要因は、カーペットの裏側が
デコボコしていて、合わせた2つの表面間にすき間がで
きることである。これらの理由により、マットベースと
カーペットの間に接着剤で形成された結合の強さは、マ
ットベースの構成材料である合成樹脂の溶融により実現
される強さより小さいものとなる。
【0004】カーペットのマットベースとカーペット層
の間の接着を改善し、カーペットをマットベースに接着
するコストを減じるため常になされる努力として、本発
明者はカーペットを射出成型装置の中へ入れてカーペッ
トをベースに射出成型できるようにすることを見出し
た。カーペットをベースに射出成型することにより、カ
ーペットが合成樹脂ベースの一部に溶着するので、接着
が大いに改善される。また最終製品を製造するコスト
も、接着剤のための著しいコストがかからず、熟練者に
よる精密な適用と結合作業が必要なくなるので、大いに
減少される。米国特許第4,491,556号(フジイ
ほか)はこのような射出成型方法の1つを開示してい
る。
【0005】上記フジイほかの特許に開示されている方
法は、カーペット層を合成樹脂製裏打ち材に接着する在
来の手段より好ましいことが証明されたが、なお多くの
点で望ましくないものがある。例えば、合成樹脂の射出
圧がきわめて高いため、カーペット層の引き裂きや押し
固まり(matting) がしばしば生じる。また、高射出圧は
“ブリードスルー”すなわちカーペットの厚み全体に合
成樹脂がしみ出す問題を引き起こしやすい。
【0006】こうして、カーペット層を合成樹脂製裏打
ち材に射出成型することができる方法に対する必要が存
在する。その方法は、カーペット層が合成樹脂に強く接
着していると共に、カーペット層の引き裂きや押し固め
を起こすことがないカーペットを生じるものでなければ
ならない。さらに、合成樹脂のカーペット層への“ブリ
ードスルー”は排除しなければならない。
【0007】
【発明の開示】本発明によれば、繊維性表面と裏面とを
もつカーペット層に合成樹脂基質をつけたカーペットを
製造する方法が実現される。この方法は、第1と第2の
向き合ったモールド表面により区画される比較的薄いモ
ールドキャビティを用意し、このモールドキャビティの
中へカーペット層をその繊維性の表面を第1モールド表
面に向けて位置づけ、モールドに溶融合成樹脂を注入し
てカーペットの裏面と接触させ、ついで合成樹脂の中へ
流体を注入することにより合成樹脂をモールド全体に拡
げてキャビティのすべての部分を満たさせ、それにより
合成樹脂をカーペット層の裏面に一体的に結合させ、合
成樹脂を冷却して固形状にし、ついでモールドキャビテ
ィからカーペット裏打ち製品を取り出すことから成る。
【0008】第2のモールドキャビティ表面は好適に細
長いリブキャビティを区画し、この中へ合成樹脂が射出
され得る。リブキャビティの中へは流体も射出され、合
成樹脂基質の中に実質的に中空のリブを形成する。この
流体は合成樹脂に対し不活性でなければならず、好適に
不活性ガスから成る。
【0009】モールドキャビティ表面は種々の向きに配
列され得るが、好適には垂直に配置される。ついでカー
ペットをモールドキャビティの一方の上部から吊り下げ
てから合成樹脂射出工程を行なう。カーペットはまたモ
ールド内の適当な位置で挾み止めて、成型中にカーペッ
トがしわにならないようにするとよい。例えば、本発明
の方法はさらに、合成樹脂射出工程の前に、モールドキ
ャビティの底部でその第1及び第2表面の間にカーペッ
トを保持する工程を含み得る。合成樹脂はキャビティの
中央部分からキャビティの縁の方へ流れ得る。
【0010】合成樹脂は多様なものが本発明の方法で使
用し得る。すなわち、タルク混入ポリプロピレン、鉱物
混入ポリプロピレン、硫酸バリウム混入ポリプロピレ
ン、非混入ABS、非混入ナイロン材料、ポリビニルク
ロライド(PVC)、及びこれらの混合物から成る群か
ら選ばれ得る。しかし好適に合成樹脂は硬質熱可塑性樹
脂例えば混入ポリプロピレンがよい。
【0011】カーペットは、織製及び不織製の多種のカ
ーペット層から成り得る。最適結果は6オンス・トニ
(Toni)布(合成樹脂基質と異なった合成樹脂の裏
打ち層をもっている)を使用することにより得られた。
【0012】本発明の方法を実施する諸条件は広い範囲
で変化し得る。射出圧については、合成樹脂は大体1
0,000〜11,000psig(約703〜773
kg/cm2)の範囲の圧でモールドキャビティへ射出
され、流体は大体300〜750psig(約21〜5
3kg/cm2)の範囲の圧で合成樹脂の中へ射出され
る。射出される合成樹脂の温度は、大体380〜440
°F(約193〜227℃)の範囲とすべきである。
【0013】本発明はまた硬質熱可塑性基質から成るほ
ぼ矩形状のダッシュボードパネルを提供するもので、こ
のパネルは前表面と後表面とを有し、これら表面は共に
上縁と下縁と両側縁とで仕切られており、前記基質は高
さと幅に比して比較的薄い断面を有し、基質の後面を横
切って延びるリブがその長さの実質的部分に沿い中空で
あり、カーペットは実質的に基質の前表面の全部を覆っ
ている。
【0014】ダッシュボードパネルは基質の底部に通気
開口のため孔を有し得る。カーペットはこの基質内の孔
の中へ延びることができる。ダッシュボードパネルはま
たその側縁に垂れ下がりフランジを有することができ、
カーペットはこの垂れ下がりフランジに沿って延びてい
る。
【0015】ダッシュボードパネルの熱可塑性基質は、
本発明の方法に使用される合成樹脂に関し上に列記した
のと同じ材料で作られ得る。
【0016】ダッシュボードパネルのカーペットは、中
間層に埋め込まれた繊維の部分を有する。この中間層
は、熱可塑性基質から成るポリマーと、これより軟質の
ポリマーとの混合から成る。軟質ポリマーは好適にラテ
ックスポリマーである。
【0017】本発明はさらに、カーペット層とそのため
の裏打ち材とを有する積層パネルを提供するものであ
る。このパネルは比較的硬質の合成樹脂ポリマーから形
成された基質から成り、この基質は大体矩形状をなし、
前表面と後表面とが共に上縁と下縁、両側縁とで区画さ
れ、またこの基質は前表面及び後表面の高さと幅に比し
比較的薄い断面を有する。カーペット層は基質の前表面
に結合され、中間層は基質と一体に形成されたカーペッ
ト層の繊維の一部をもっている。この中間層は比較的硬
質の合成樹脂ポリマーと、合成樹脂裏打ち材のカーペッ
ト層への接着を強める軟質ポリマーとの混合から成る。
【0018】
【実施例】本発明によればカーペットの薄層は合成樹脂
基質を射出成型されて合成樹脂裏打ちカーペット層を形
成できることが見出された。この最終製品には多くの用
途が可能である。例えば、最終製品は車両の上方ダッシ
ュボードとして使用されることができる。またこの製品
は、ドアパネル、サイドウォールトリム、ヘッドライナ
ー、及びオフィス家具ウォールパネルなどのような内部
トリム用途にも使用され得る。以下の好適実施例の記述
においては本発明を車両用ダッシュボードの製造に関連
して説明するが、本発明はより広い用途を有するもの
で、ダッシュボードパネルだけの製造に限定されるもの
ではない。
【0019】図1と図2を参照すると、本発明により製
造された車両用ダッシュボードパネル10は熱可塑性裏
打ち材12とカーペット層14から成る。本発明の説明
でダッシュボード10の“上面”というのはカーペット
層14をもつダッシュボードの面をいう(図2はこの上
面を示す)。また“底面”又は“下面側”というのは図
1に示す熱可塑性裏打ち材12の外表面をさす。好適に
ダッシュボード10は、熱可塑性裏打ち材12(ダッシ
ュボード10の下面側)に形成された内方ランナー又は
リブ16をも有する。内方ランナー16はダッシュボー
ド10の底部を実質的に横切って延びているが、その側
縁にまでは至っていない。
【0020】車両用ダッシュボード10は好適に内方ラ
ンナー16と、2個のデフロスター開口18と、補強リ
ブ20とを有する。補強リブ20は、両側縁22,24
近くで底部縁26近くの熱可塑性裏打ち材12上に形成
されている。ダッシュボード10の上方縁28から多数
のカーペット層タブ30が延びている。タブ30の各々
は円形孔32を有している。熱可塑性裏打ち材12には
ダッシュボード10の底部縁26で両側縁22,24に
下方へ延びる取付けブラケット34が取付けられてい
る。
【0021】図1に明示するように、内方ランナー16
は熱可塑性裏打ち材12から突出して、半円形の外表面
40を有している。内方ランナー16はダッシュボード
10の上方縁28近くに位置し、実質的にダッシュボー
ド10の全幅にわたって延びている。内方ランナー16
の外表面40にはニップル42が形成され、内方ランナ
ー16の縦中心近くに位置している。ニップル42の比
較的近くに位置している孔44が、内方ランナー16に
形成されている。ニップル42は、射出成型装置のモー
ルドの両割り型46,48(図5)の間で熱可塑性材料
が射出された位置を表すものである。孔44は両割り型
46,48の間で不活性流体(窒素)が射出された位置
を表している。
【0022】好適実施例において、内方ランナー16の
実質的部分は中空である。例えば内方ランナー16の約
80%が中空であり得る。従って約20%は中実熱可塑
性材料であり得る。すなわち、内方ランナー16の両端
に長さの10%ずつの中実部分があることになる。これ
ら部分は図1で中実部50として表してある。内方ラン
ナー16の他の部分は中空であり、図1で中空部52と
して表してある。
【0023】内方ランナー16の寸法、位置及び径はき
わめて重要である。内方ランナー16の径は、熱可塑性
材料をモールドの最も遠い点へ押しやるため適当量の窒
素が注入され得るような十分大きなものでなければなら
ない。
【0024】本発明の他の重要な局面は、本発明を実施
するのに使用されるカーペット素材の寸法である。最適
寸法のカーペット素材を使用するなら、カーペットは成
型中に或る所望の地点だけで挾持されることになる。挾
持はカーペット層14が両割り型46,48の間にサン
ドイッチされた時に起こる。
【0025】図7を参照すると、ダッシュボード10の
一部が射出成型工程の終わり近くでまだモールドの中に
あるところを示している。カーペット層14のデフロス
ター開口18近くの領域での挾持は、デフロスター開口
18形成用の比較的小さい開口91をもつカーペット素
材を用意することにより達成される。このような小さい
開口91がこのような2ヵ所の位置の各々でカーペット
素材に形成されるからその他のカーペット材料はモール
ド割り型46,48間に挾持されるのである。これら2
ヵ所での挾持は、カーペット素材14にしわの発生する
のを防ぐからダッシュボード10の製造に望ましいと認
められた。熱可塑性裏打ち材12の側壁92がデフロス
ター開口18の周縁を画成する。デフロスター開口18
の周縁の中でカーペット層14が割り型46,48の間
に挾まれる。カーペット層14の縁94は小さい孔91
の縁を画成する。ダッシュボード10の底部縁26は下
方へ延びる垂れ下がりフランジ95から成る。カーペッ
ト14はこのフランジ95の部分まで延び、底部境縁9
6で終わる。フランジ94の残りの部分は熱可塑性材料
だけで形成される。
【0026】図8を参照すると、ダッシュボード10の
側縁24が射出成型工程の終わり近くで、まだモールド
内にあるところが示されている。図に明らかに見られる
ように、側縁24は下方へ延びるフランジ38を有して
いる。カーペット層14はこのフランジ38の部分まで
延びて側部境縁98で終わっている。カーペット層14
はダッシュボード10の側縁24では挾まれていない。
ダッシュボード10を車両に据え付けると、側縁24の
大部分は乗客には見えない。従って、一旦ダッシュボー
ド10を取り付けると、ダッシュボード10の上面の大
体滑らかなカーペット層14だけが見える。
【0027】カーペット14は、射出成型の前に、それ
が自由にモールド内に垂れ下がるようにモールド内に挿
入される。カーペット14は、モールド割り型の1つか
ら延びる多数ボスのまわりにカーペットのタブ30の孔
32を嵌めることによりモールド内に位置づけられる。
カーペット層のタブ30は射出成型工程中は割り型4
6,48間に挾まれる。カーペット層14を或る位置で
挾み、他の位置では自由に垂れ下がるようにすることに
より、カーペット層14のダッシュボードコーナー54
における引き裂けは排除され得る。
【0028】図3を参照すると、内方ランナー16の中
空部52はその長さ方向に延びるキャビティ56を有し
ている。キャビティ56は内方ランナー16の後壁58
と内部円弧壁60により形成される。カーペット層14
は熱可塑性裏打ち材12に接着し、従ってほぼ熱可塑性
裏打ち材12の前面15の形を取る。カーペット層14
は好適に、該層14内に欠点ができないように、かつカ
ーペット層14のしわが生じないように、熱可塑性裏打
ち材12に接着する。例えば、望ましくない1つの欠点
は、熱可塑性材料がカーペット層14を通ってその外表
面64へ“ブリードスルー”又はしみ出しを起こすこと
により形成されるカーペット層14内のホールである。
大体においてブリードスルーは、過度に高い熱可塑性材
料射出圧により、又は高い溶融温度をもつ熱可塑性材料
を使用することにより生じる。本発明は、低圧補助ガス
による射出成型工程を使用し、比較的低い溶融温度の熱
可塑性材料を使うことによりブリードスルーの問題を解
決した。
【0029】図4を参照すると、射出成型の前のカーペ
ット層14が断面で示されている。カーペット層14は
好適に、ナイロン不織ベース70と、このベースにニー
ドルウイーブ法により織成されたナイロンフィラメント
72と、不織ベース70上にスプレーされたラテックス
裏打ち層74とから成る。ラテックス裏打ち層74はナ
イロンフィラメント72を不織ベース70に固着させ、
カーペット層14の熱可塑性裏打ち材12への接着を強
める。カーペット層14は好適に、6オンス・トニ布
(ジェイ・ピー・スティーブンス社製、ゼネラル・モー
ターズ・インコーポレイテッド仕様の表示WT3AB
B)から成る。この製品は、ナイロンフィラメント、溶
液染色織布である。
【0030】本発明は米国特許第4,740,150
号、及び同第4,824,732号に開示された方法を
利用する。これら2つの特許は、熱可塑性材料の射出成
型物を製造するための低圧ガス補助法(以下、“シンプ
レス法”という)を開示している。シンプレス法は熱可
塑性裏打ち材をカーペット層に射出成型するのに最良の
方法であると考えられるが、他の低圧ガス補助法も、例
えば英国特許第2,139,548号に記載される方法
などを使用することもできる。
【0031】シンプレス法は、熱可塑性材料を溶融流れ
の形でモールド空間に導き、窒素などの不活性ガスの量
を、室に窒素を満たし、これを圧の下で室内に保持する
ことにより測定し(この測定された量は、結果たる射出
成型物に意図した重量減をもたらし、形成されるべき成
型物に所要の内部圧を生じるに十分なものである)、つ
いで窒素を熱可塑性材料の流れの中に注入することから
成る。窒素の注入は、熱可塑性材料をモールド表面に完
全に満たさせることにより最終製品の形成を助ける。ま
た、窒素はモールドに注入する前に加熱され得る。
【0032】本発明の好適方法は、カーペット層14を
モールド内に位置づけて、それに接着した硬質熱可塑性
裏打ち材12を形成することにより、シンプレス法を拡
張するものである。本発明は、種々に形状づけたモール
ドを用意し、モールド内の種々の位置に熱可塑性材料と
窒素の射出のための個所を設けるものである。本発明の
これらの局面を以下にさらに詳しく説明する。
【0033】図5には、シンプレス法を利用して本発明
に係る車両用ダッシュボード10を製作する例を示す。
図5は熱可塑性材料の射出の終わり近くの時点で、窒素
を注入しつつあるモールドの内部を示している。射出ス
プルー84は熱可塑性材料82をモールド内へ注入する
のに使用され、他方射出ノズル86は窒素をモールド内
へ注入するのに使用される。この時点で、窒素80はキ
ャビティ88の両端方向へ軸線方向に前進して内方ラン
ナー16を形成しようとしている。キャビティ90はダ
ッシュボード10の形成を助けるが、内方ランナー16
の形成には使用されない。窒素80は好適に内方ランナ
ー16内にとどまり、モールド内に増加した圧をもたら
し、注入された熱可塑性材料82がモールド内全表面を
満たすのを促進する。
【0034】図6を参照すると、カーペット層14への
熱可塑性材料による浸透が示されている。熱可塑性材料
はラテックス裏打ち74を浸透してーペット層14のフ
ィラメント72をからめているので、カーペット層14
と熱可塑性裏打ち12の間のすぐれた接着がもたらされ
る。
【0035】熱可塑性材料は好適にフィラー入りポリオ
レフィン、例えばタルクを混入したポリプロピレンがよ
い。他の使用し得るフィラーにはガラス繊維、鉱物例え
ばひる石がある。フィラーは生成物の約40%(重量)
を占め、全組成物の硬さを与える。熱可塑性材料は、タ
ルク混入ポリプロピレン、鉱物混入ポリプロピレン、硫
酸バリウム混入ポリプロピレン、非混入ABS、非混入
ナイロン材料、ポリビニルクロライド(PVC)、及び
これらの混合物から成る群から選ばれる。
【0036】熱可塑性材料の溶融温度は約350〜45
0°F(約177〜232℃)の範囲であり得るが、好
適に約400°F(約204℃)である。熱可塑性材料
の粘度がどの温度及び圧をモールド内に使用すべきかを
決める。熱可塑性材料の粘度は好適に毎10分ごと約1
0〜18グラムの範囲(ASTM試験標準D−123
8、条件Lで測定して)である。
【0037】熱可塑性材料と窒素の射出圧は、熱可塑性
材料の粘度、熱可塑性裏打ち材12の厚み、熱可塑性材
料を注入する場所、及び熱可塑性材料がモールドの全地
点を満たすのにどれだけの距離を移動しなければならな
いか、によって定まる。従って射出圧は上記変数が変化
するごとに変わる。
【0038】熱可塑性材料の射出圧はカーペット層14
の剥離及び引き裂きを避けるように限定されるが、熱可
塑性材料を内方ランナー16に少なくとも部分的に沿っ
て拡げるのに十分高いものとする。窒素の射出圧は熱可
塑性材料のモールド全地点にわたる分散を助けるのに十
分高いものとする。図9を参照すると、合成樹脂と窒素
(又はその他の不活性ガス)の射出圧が時間の関数とし
て示されている。合成樹脂は約10,500psig
(約738kg/cm2)で約6.0秒射出され得る。
窒素は比較的低い圧、約700psig(約43kg/
cm2)で合成樹脂射出工程の終わり近くに注入され
る。例えば、窒素は合成樹脂の最初の射出の後約5.7
秒目に注入され、約61秒後に終了することができる。
【0039】織布カーペットを使用するときは、カーペ
ット層14の縦糸又はナップの方向が重要であると認め
られた。カーペット層14がモールド割り型46,48
内に位置づけられた時、その縦糸はモールド割り型4
6,48に対し或る方向に揃えられる。縦糸のこの方向
は、ゼブラ縞として知られるカーペットの欠陥を制御す
るのにきわめて重要であることが認められた。ゼブラ縞
というのは、カーペット層14における縞状の色模様で
ある。ゼブラ縞が生じたら、縦糸のモールド割り型4
6,48に対する方向を変えることで制御し得ることが
見出された。縦糸の方向は90°変えるべきである。こ
れは、カーペット素材を作る時の裁断方向を変えること
によりなし得る。カーペット素材を作る時の裁断の方向
を、最初に裁断したのと90°ずらすのである。割り型
46,48の間に位置づけた時、この違う裁断の素材は
その縦糸が最初の時の方向と90°違っている。具体的
にカーペット素材14の縦糸は、カーペット層14をモ
ールド内に位置づけた時、水平に(垂直ではなく)延び
ているべきであることが見出された。
【0040】図10を参照すると、合成樹脂裏打ち材を
カーペット層に射出成型するのは次のような工程でなさ
れ得る。まず十分な量の合成樹脂と不活性ガスを用意す
る。次に、適当なサイズのカーペット素材を用意する。
第3に、不活性ガスと合成樹脂をそれぞれの適当温度に
加熱すべきである。カーペットを2つの割り型の間に吊
るし、ついで適当なクランプ重量をかけて割り型をクラ
ンプする。ついで溶融した合成樹脂をモールドに射出注
入する。約5.7秒後、予熱した不活性ガスをモールド
に注入する。次に、十分な時間をとって樹脂を冷却させ
る。モールド内のガス圧を弛める。クランプ圧を下げた
後、モールド割り型を開いて、成型品を取り出す。
【0041】例 1 この例に記載する方法は本発明の方法を実施する最良の
態様である。従って、この方法で製造される製品も本発
明により製造される最良の製品であると考えられる。
【0042】硬質熱可塑性裏打ち材材に接着したカーペ
ット層を有する車両用ダッシュボードは、6オンス・ト
ニ(Toni)クロースのカーペット層(ジェイ・ピー
・スティーブンス製、ゼネラル・モーターズ仕様WT3
ABB)を用意することにより作られた。このカーペッ
ト層は4つのタブがその上縁から延びている。タブには
円形の孔があいている。モールド割り型の1つにはモー
ルド表面から突出する4本の円筒形のピンを設けた。カ
ーペット層は、4つのタブの円形孔を4本のピンに刺す
ことによりモールド内に吊るした。こうして、カーペッ
ト層はモールド内に自由に吊り下げられた。さらに、カ
ーペット素材には小さい孔をその底部縁に近い個所に設
けたが、これは最終製品ダッシュボードのデフロスター
開口に相当するものであった。モールド割り型を射出成
型装置によりきつく締め、そのクランプ圧は950トン
であった。
【0043】40%タルク混入ポリプロピレン(ワシン
トン・ペン・コーポレイションから商標PPH3TF4
で販売)の測定量(密度1.25グラム/立方センチ)
を400°F(約204℃)に加熱し、約1100ps
igの油圧射出圧を使って6.03秒射出した。この射
出が終了したらすぐ、射出成型装置のクランプ圧を75
0トンに減じた。
【0044】最初の40%タルク混入ポリプロピレンの
射出後5.7秒の時点で、温度870°F(約466
℃)の窒素を、約720psig(約49kg/c
2)のガス装入圧を使ってモールドに射出注入した。
この窒素の注入は、測定量の窒素がモールドに導入され
るのに十分な割合で2.2秒継続した。
【0045】測定量の窒素は、720psig(49k
g/cm2)の射出圧の時にモールドの軸線方向に延び
る内方ランナー内の空間を占めるであろう量を選択する
ことにより決定された。窒素を含有する内方ランナー内
のキャビティは、内方ランナーの長さの約80%を占め
るように意図された。ついで、40%タルク混入ポリプ
ロピレンの量は、モールドの内表面を満たすであろう量
を選択することにより決定された。
【0046】熱可塑性裏打ち材は、モールドが750ト
ンのクランプ圧下にある間にモールド内で冷却された。
デフロスター開口の領域ではカーペット層は割り型の間
に挾まれていた。さらに、4つのタブはカーペット層の
上方縁から外方へ延びているが、同様に挾まれていた。
【0047】熱可塑性材料の最初の射出の後60.7〜
66.03秒の時にモールド内の窒素圧は大気圧に減少
された。熱可塑性材料の最初の射出の66.03秒後に
クランプ圧はゼロに減じられ、割り型を互いに切り離し
た。
【0048】ついで最終製品、車両用ダッシュボードを
モールドから取りだした。最終製品の重量は約3200
グラムであった。カーペットを圧縮すると、製品は3.
5ミリの壁厚であった。この製品はほゞ矩形状で、約
1.5メートル幅、約0.45メートル長さであった。
製品の上方縁近くの裏面から延びるリブは製品の長さに
沿って約1.3メートルであった。リブは半円筒形であ
った。リブの半径はその外表面で計って約10ミリであ
った。
【0049】検査すると、この車両用ダッシュボードは
そのカーペットの層が硬質熱可塑性裏打ち材に固く接着
していた。カーペットの層は滑らかで、しわはなかっ
た。さらに、40%タルク混入ポリプロピレンはカーペ
ット層に全く浸透していなかった。こうして、ブリード
スルーは生じていなかった。
【0050】例 2 例1の手続を、窒素装入圧を600psig(約42k
g/cm2)に減じ、窒素を900°F(482℃)に
予熱した点を除いて、繰り返した。ポリプロピレンは
6.06秒射出され、ガスは最初の射出の5.5秒後に
導入され、最初の熱可塑性材料の射出の60.5秒後に
除かれた。カーペット層の熱可塑性裏打ち材への満足す
べき接着が同じく得られた。カーペット層は滑らかで、
しわはなかった。ポリプロピレンはカーペット層にしみ
出していなかった。
【0051】例 3 非混入ABSを熱可塑性材料として使用した以外、例1
の手続を繰り返した。この材料はダウ・ケミカル・コー
ポレイションから購入したもので、商標DowPuls
e ABS 959で販売されている。最初のクランプ
圧は1000トンで、次のクランプ圧は950トンであ
つた。熱可塑性材料は520°F(約271℃)に加熱
され、6.23秒射出された。窒素は、最初の射出の
5.5秒後に注入され、最初の射出の55.5秒後に除
去された。窒素は890°F(約477℃)に予熱さ
れ、480psig(約34kg/cm2)の装入圧で
射出された。カーペット層の熱可塑性裏打ち材への満足
すべき接着がやはり得られたがこの熱可塑性材料は高い
射出成型温度を要するためABSがカーペット層にしみ
出した。さらにカーペットは平らにプレスされ、或いは
押し固められた。
【0052】例 4 熱可塑性材料を6.5秒射出し、窒素装入圧を460p
sig(約32kg/cm2)に減じた以外、例3の手
続を繰り返した。カーペット層の熱可塑性裏打ち材への
満足な接着が得られたが、ブリードスルーが生じ、また
カーペット層はABSを熱可塑性材料として使用したた
め押し固められた外観であった。
【0053】例 5 最初のクランプ圧を1000トンにし、次のクランプ圧
を950トンにした以外は、例1の手続を繰り返した。
ポリプロピレンは440°F(約227℃)の温度に加
熱され、6.72秒でモールド内へ射出された。カーペ
ット層の熱可塑性裏打ち材への満足すべき接着が得られ
た。カーペット層は滑らかで、しわがなく、ポリプロピ
レンはカーペット層にブリードスルー(しみ出し)して
いなかった。
【0054】例 6 ポリプロピレンに35%(重量)の鉱物とガラス繊維を
混入した以外、例5の手続を繰り返した。この材料は、
サーモフィル・コーポレイションからThermofi
llの商標で販売されている。この材料を6.22秒モ
ールド内へ射出した。窒素は890°F(約477℃)
の温度に加熱され、440psig(約31kg/cm
2)の装入圧で射出された。窒素は熱可塑性材料の最初
の射出の5.5秒後にモールド内に導入され、60.5
秒後に除かれた。カーペット層の熱可塑性裏打ち材への
満足な接着が得られた。カーペット層は滑らかで、しわ
は大体なかった。ブリードスルーは生じなかった。
【0055】例 7 ポリプロピレンが30%ガラス繊維フィラーを有した以
外、例6の手続を繰り返した。カーペット層の熱可塑性
裏打ち材への満足な接着が得られた。ブリードスルーは
生ぜず、またカーペット層は大体しわがなかった。
【0056】例 8 最初のクランプ圧が1000トンで、次のクランプ圧が
950トンである以外は例1の手続を繰り返した。ポリ
プロピレンは381°F(約194℃)に加熱され、モ
ールドに6.1秒射出された。窒素はポリプロピレンの
射出の5.0秒後にモールドに射出され、ポリプロピレ
ン射出の60.0秒後に除かれた。窒素は830°F
(約443℃)に予熱され、420psig(約30k
g/cm2)の装入圧で射出された。同様にカーペット
層の熱可塑性裏打ち材への満足な接着が得られた。ブリ
ードスルーは生ぜず、カーペット層は大体しわがなかっ
た。
【0057】例 9 硫酸バリウム混入ポリプロピレンを使用した以外、例1
の手続を繰り返した。最初のクランプ圧は950トン
で、次のクランプ圧は900トンであった。ポリプロピ
レンは380°F(約193℃)に加熱され、6.07
秒モールドに射出された。窒素は830°F(約443
℃)に加熱され、400psigの装入圧で射出され
た。窒素はポリプロピレンの射出の5.0秒後にはじめ
てモールドに導入され、ポリプロピレンの射出の60.
0秒後に除かれた。カーペット層の熱可塑性裏打ち材へ
の満足な接着が得られた。ブリードスルーは生ぜず、カ
ーペット層は大体しわがなかった。
【0058】例 10 窒素をポリプロピレンの最初の射出の50.0秒後に除
いた点を別にして例9の手続を繰り返した。最初のポリ
プロピレンの射出の53.2秒後にクランプ圧をゼロに
減じ、最終製品をモールドから取り出した。カーペット
層の熱可塑性裏打ち材への満足な接着が得られた。カー
ペット層にはしわがなかった。ブリードスルーは生じな
かった。
【0059】例 11 ポリプロピレンに硫酸バリウムを混入したものを使用し
た以外、例1の手続を繰り返した。最初のクランプ圧は
650トンで、次のクランプ圧は600トンであった。
ポリプロピレンは400°F(約204℃)に加熱さ
れ、6.09秒モールドに射出された。窒素は820°
F(約438℃)に加熱され、490psig(約34
kg/cm2)の装入圧で3.9秒間射出された。窒素
はポリプロピレンの最初の射出の62.0秒後にはじめ
て導入された。カーペット層の熱可塑性裏打ち材への満
足な接着が得られた。カーペット層は滑らかで、しわは
なかった。ブリードスルーは生じなかった。
【0060】例 12 硫酸バリウム混入ポリプロピレンを使用した以外、例1
の手続を繰り返した。最初のクランプ圧は600トン
で、次のクランプ圧は550トンであった。ポリプロピ
レンは400°F(約204℃)に加熱され、モールド
へ9.12秒射出された。窒素は800°F(約427
℃)に加熱され、325psig(約23kg/c
2)の装入圧で4.3秒射出された。窒素が最初にモ
ールドに導入されるのは、ポリプロピレンが最初に射出
された6.0秒後で、ポリプロピレンの最初の射出の5
6.0秒後に除かれた。カーペット層の熱可塑性裏打ち
材への満足な接着が得られた。カーペット層にはしわが
なかった。ブリードスルーは生じなかった。
【0061】例 13 鉱物混入ポリプロピレンを使用した以外、例1の手続を
繰り返した。最初のクランプ圧は600トン、次のクラ
ンプ圧は350トンであった。ポリプロピレンは420
°F(約216℃)に加熱され、10.27秒でモール
ド内に射出された。窒素は750°F(約399℃)に
加熱され、420psig(約30kg/cm2)の装
入圧で3.4秒間射出された。窒素が最初にモールドに
導入されたのはポリプロピレンの最初の射出の8.5秒
後で、ポリプロピレンの最初の射出の48.5秒後に除
かれた。カーペット層の熱可塑性裏打ち材への満足な接
着が得られた。カーペット層にしわはなかった。ブリー
ドスルーは生じなかった。
【0062】本発明の方法と、それにより製造される製
品は、従来の方法及び製品に対し多くの優れた利点を有
する。例えば、完全な製品を製造するための材料費は、
もはや接着剤を使用しないから、大いに減少される。ま
た、カーペット層のフィラメントが熱可塑性材料に取り
込まれるから、より強力な長持ちする接着がカーペット
層と熱可塑性裏打ち材との間に形成される。第3に、カ
ーペット層へ熱可塑性裏打ち材を射出成型する方法は従
来知られてはいるが、従来の方法では、モールド内にき
わめて高い圧が存在したため、カーペット層の引き裂き
や押し潰しが生じ、裏打ち材がカーペット層の外表面に
しみ出す(ブリードスルー)欠点があったのに対し、本
発明ではそのような欠点はすべて克服された。
【0063】以上の説明及び図示の例は本発明の範囲を
逸脱することなく合理的に改良修正することが可能なも
のである。例えば、他のタイプのカーペットを使用する
こともできるし、硬質熱可塑性裏打ち材にシンプレス法
を用いて射出成型され得るどのようなタイプのカーペッ
トを使用することもできる。加えて、カーペットに代え
て或る材料を使用することもできる。これら材料には、
他の布、プラスチックシート製品、及びガラス繊維マッ
トなどがある。また、使用するガスは窒素である必要は
なく、熱可塑性材料に対し不活性なその他のガス又は流
体を使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る硬質プラスチック裏打ち材
つきカーペット層を有する車両用ダッシュボードパネル
の下面側を示す斜視図である。
【図2】図2は図1に示すダッシュボードの上面側を示
す斜視図である。
【図3】図3は図1の3−3線における拡大断面図であ
る。
【図4】図4は本発明に係るダッシュボードを作る第1
工程で使用されるカーペット層の拡大断面図である。
【図5】図5はモールドの略示的水平断面図で、本発明
に係るダッシュボード又は類似物品を製作する方法を例
示している。
【図6】図6は図1に示したダッシュボードパネルの一
部分の拡大断面図である。
【図7】図7は図1の7−7線におけるダッシュボード
パネルの断面図で、本発明に係るダッシュボードパネル
のこの部分を作る方法を示している。
【図8】図8は図1の8−8線におけるダッシュボード
パネルの断面図で、本発明に係るダッシュボードパネル
のこの部分を作る方法を示している。
【図9】図9は本発明に係るダッシュボードパネルを作
るのに使用される材料の射出成型圧を示す射出プロフィ
ルである。
【図10】図10は本発明に係るダッシュボードパネル
を成型するのに使用される諸工程を示すブロックフロー
チャートである。
【符号の説明】
10…車両用ダッシュボード(カーペット裏打ち製品) 12…熱可塑性裏打ち材(合成樹脂製基質) 14…カーペット層 16…内方ランナー(中空リブ) 46,48…モールド割り型 76…中間層 80…窒素(不活性流体) 82…熱可塑性材料(溶融合成樹脂) 88…リブキャビティ 90…モールドキャビティ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:30 31:58 (72)発明者 ローリー、アン、ウィークス アメリカ合衆国ミシガン、ロウエル、フォ ルスバーグ・パーク・ドライブ1125 (72)発明者 マシュー、ジェイ、ホルウァーダ アメリカ合衆国ミシガン、ハドソンビル、 トゥエンティエイス・アベニュ7367 (72)発明者 エス、ノーランド、ブローダス アメリカ合衆国ミシガン、グランド・ラピ ッヅ、サウス・イースト、セブンティセカ ンド・ストリート453

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維性の表面(64)と裏面(74)と
    をもつカーペット層(14)の裏面に合成樹脂製基質
    (12)を取付けたカーペットから成るカーペット裏打
    ち製品(10)を製造するための方法、すちわちカーペ
    ット層(14)を第1及び第2のモールド表面により区
    画されたモールドキャビティ(90)の中へその繊維性
    表面(64)を第1モールド表面に向けて位置づけ、 溶融合成樹脂(82)をカーペット基質表面(74)に
    接触する圧と熱でモールドキャビティ(90)に射出
    し、 前記合成樹脂(82)を冷却して合成樹脂基質(12)
    を形成させ、 カーペット裏打ち製品(10)をモールドキャビティ
    (90)から取り出すことから成る方法であって、 流体(80)を合成樹脂の中へ射出して合成樹脂をモー
    ルドキャビティ(90)全体に強制的に拡がらせ、それ
    により合成樹脂(82)をカーペット層(14)の基質
    表面(74)に一体的に結合させると共に溶融合成樹脂
    をカーペット層に浸透させないようにすることを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 第2モールドキャビティ表面が細長いリ
    ブキャビティ(88)を形成していて、合成樹脂(8
    2)が射出工程中にリブキャビティ(88)に射出さ
    れ、流体(80)は流体射出工程中にリブキャビティ
    (88)に射出されて合成樹脂基質(12)に実質的に
    中空なリブ(16)を形成する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 カーペット層(14)は、合成樹脂射出
    工程より前にモールドキャビティ(90)の上部から吊
    り下げられる請求項2又は3のいずれかに記載の方法。
  4. 【請求項4】 合成樹脂射出工程の前にカーペット層
    (14)をモールドキャビティ(90)の底に固定する
    工程を含む請求項1乃至3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 流体(80)が不活性ガスであり合成樹
    脂がタルク混入ポリプロピレン、鉱物混入ポリプロピレ
    ン、硫酸バリウム混入ポリプロピレン、非混入ABS、
    非混入ナイロン材料、ポルビニルクロライド(PV
    C)、及びこれらの混合物から成る群から選ばれたもの
    である請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかの方法により
    製造された製品。
  7. 【請求項7】 前面(15)と後面(13)をもち、高
    さと幅に比して比較的薄い断面をもつ硬質熱可塑性基質
    (12)と、 該基質(12)の前面(15)に取付けられたカーペッ
    ト層(14)とから成るダッシュボードパネル(10)
    であって、 前記基質(12)の後面(13)を横切って延びるリブ
    (16)があり、該リブ(16)はその長さ沿いに実質
    的に中空であり、 カーペット層が熱可塑性基質に一体に成型されているこ
    とを特徴とするダッシュボードパネル。
  8. 【請求項8】 カーペット層(14)の繊維(70,7
    2)の一部が、熱可塑性基質(12)とこれより軟質の
    ポリマー(74)とから成るポリマーブレンドから成る
    中間層(76)に埋設されている請求項7に記載のダッ
    シュボードパネル。
  9. 【請求項9】 比較的硬質の合成樹脂ポリマー(82)
    から形成され、前面(15)と後面(13)と高さ及び
    幅に比し比較的薄い断面をもつ基質(12)と、 該基質(12)の前面(15)に結合されたカーペット
    層(14)とから成る積層パネル(10)であって、 基質(12)と一体に形成されたカーペット層(14)
    の繊維(70,72)の一部をもつ中間層(76)があ
    り、該中間層(76)は比較的硬質の合成樹脂ポリマー
    (82)とこれより軟質のポリマー(74)のブレンド
    から成り、軟質ポリマー(74)は合成樹脂裏打ち層
    (12)のカーペット層(14)への接着を促進してい
    ることを特徴とする積層パネル。
  10. 【請求項10】 軟質ポリマー(74)がラテックスポ
    リマーである請求項8又は9のいずれかに記載の積層パ
    ネル。
  11. 【請求項11】 基質(12)が、タルク混入ポリプロ
    ピレン、鉱物混入ポリプロピレン、硫酸バリウム混入ポ
    リプロピレン、非混入ABS、非混入ナイロン材料、ポ
    リビニルクロライド(PVC)、及びこれらの混合物か
    ら成る群から選ばれたもので形成される請求項7乃至1
    0のいずれかに記載の積層パネル。
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