JPH0795363A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH0795363A
JPH0795363A JP5234960A JP23496093A JPH0795363A JP H0795363 A JPH0795363 A JP H0795363A JP 5234960 A JP5234960 A JP 5234960A JP 23496093 A JP23496093 A JP 23496093A JP H0795363 A JPH0795363 A JP H0795363A
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JP5234960A
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Kenji Yoshinaga
憲治 吉永
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読み取り動作全体の処理時間をほとんど増大
させることなく、原稿端検知の精度を上げて、画像領域
の欠けや、不要な領域の画像データの出力を防止する。 【構成】 この装置は、ラインセンサー22と、このラ
インセンサーと原稿1の画像との相対的な移動によって
原稿画像の走査を行う走査系26,90,95と、原稿
画像端部の近接部に対応するその走査系の走査領域とそ
の他の領域との間でラインセンサー22のサンプリング
周波数に対する走査系の移動量の比を可変とすると共
に、原稿画像の内部領域側と外部領域側との間でライン
センサーの出力信号の差異を検出することで原稿画像端
部に相当する走査位置を認識する本体CPU91とで構
成される。即ち、自動合焦制御P3 後に、原稿画像端検
出のための走査移動領域P6 ,P7 (P16,P17)にお
いて、走査速度を低下させたり、あるいはサンプリング
周波数を高くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像読み取り装置に関
し、特に光学的に結像された画像に対してライン状の複
数の光電変換素子を相対的に走査させて画像情報を電気
信号として読み取る画像読み取り装置に関する。
【0002】本発明の装置はまた応用機器として反射原
稿用もしくは透過原稿用のイメージスキャナ、あるいは
複写機やファクシミリ等の画像読み取り部に適用でき
る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の画像読み取り装置として
例えば原稿画像の反射光を結像させた像や原稿フィルム
の透過光を結像させた像を、線状に配列された複数の受
光素子を有するCCD等のラインセンサーで読み取る画
像読み取り装置が知られている。この画像読み取り装置
はそのラインセンサーのライン方向には各画素に相当す
る受光素子の検出データを順次電気的に走査して出力
し、また短手方向には原稿画像とラインセンサーとの間
で機械的走査系により機械的に走査移動することで、2
次元的な画像情報を得るように構成されている。
【0004】このような画像読み取り装置の出力側に接
続された外部データ処理装置では、読み取るべき画像領
域の一端から他端までの全領域の画像データを過不足な
く出力するように指定されている場合に、その画像領域
端部の位置と上記の機械的走査系の走査移動位置との対
応関係をそのデータ処理装置の制御系が把握するように
なっている。
【0005】さらに、読み取るべき画像領域の位置精度
が特に求められる場合は、正規の画像読み取り動作の前
に予備動作として原稿端の位置を検出するための検出動
作を行う画像読み取り装置が提供されている。この装置
は例えば、機械的走査系の駆動源にステッピングモータ
を使用している場合において、一度走査系の移動によっ
て画像を走査する途中で、画像域内と画像域外とで特徴
的な画像データの差を抽出したときに、原稿端であると
判別し、このときのステッピングモータのホームポジシ
ョンからの累積駆動パルス数をメモリに記憶しておき、
次回の正規の画像読み取り走査に際して、ステッピング
モータの駆動パルスの累積値が上記累積駆動パルス数に
到達した時点で画像データの出力を開始したり、または
画像データの出力を終了するように制御している。
【0006】特に、原稿がスライドマウントに装填され
たフィルムである場合には、スライドマウントの外形寸
法やアパーチャ部の開口寸法にバラツキが多いため、ス
ライドマウントを外側から支持する方法で原稿(フィル
ム)をセットすると、読み取るべき実画部分に対する走
査位置精度を確保することが難しい。このため、正規の
画像読み取り動作の前に予備動作として上記のような原
稿端の位置を検出するための検出動作が行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来装置において、一般に上記のような予備動作
は短時間で処理されることが要求されるが、この要求に
応ずるため走査系の移動速度を速くして画像端の検出を
実行すると、ラインセンサーのサンプリング間隔時間に
対する走査系の移動量が大きくなり、そのため原稿端位
置の検出分解能が低下した。このため、従来装置では読
み取り対象の画像領域の欠けや、あるいは不要な領域の
画像データの出力を完全に防止することはできなかっ
た。特に原稿がフィルムである場合には、読み取った画
像データを拡大してプリント出力することが多く、その
ためその読み取り範囲の位置誤差は非常に目立ちやすい
という点があった。
【0008】また、これとは逆に、検出分解能を優先し
て原稿端検出領域での走査系の移動速度を遅くすると、
この予備動作に時間がかかり、読み取り動作全体の処理
時間を増大させることになった。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述の問題点に
鑑み、読み取り動作全体の処理時間をほとんど増大させ
ることなく、原稿端検知の精度を上げて、画像領域の欠
けや、不要な領域の画像データの出力を防止することを
図った画像読み取り装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、受光素子が線状に配列構成された原稿画
像読取用の光電変換手段と、該光電変換手段と原稿画像
との相対的な移動によって原稿画像の走査を行う走査手
段と、前記原稿画像の端部の近接部に対応する前記走査
手段の走査領域とその他の走査領域との間で前記光電変
換手段の出力信号抽出間隔時間に対する走査手段の移動
量の比を可変にすると共に、前記原稿画像の内部領域側
と外部領域側との間で上記光電変換手段の出力信号の差
異を検出することで前記原稿画像の端部に相当する走査
位置を認識する制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】本発明は好ましくはその一形態として、前
記制御手段は前記原稿画像の端部の近接部に対応する前
記走査手段の走査領域とその他の走査領域との間で前記
走査手段の移動速度を可変とすることを特徴とする。
【0012】また、本発明は好ましくは他の形態とし
て、前記制御手段は前記原稿画像の端部の近接部に対応
する前記走査手段の走査領域とその他の走査領域との間
で前記光電変換手段の出力信号抽出間隔時間を可変とす
ることを特徴とする。
【0013】また、本発明は好ましくは他の形態とし
て、前記原稿画像の縦横方向、あるいは該原稿画像のサ
イズに関する情報を検出する検出手段を更に有し、前記
制御手段は該検出手段の検出情報に応じて前記光電変換
手段の出力信号抽出間隔時間に対する走査手段の移動量
の比が変化する走査移動領域を変更することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明は好ましくは他の形態とし
て、前記原稿画像からの画像光を前記光電変換手段の前
記受光素子上に自動的に合焦して結像させる自動焦点手
段を更に有し、前記制御手段は該自動焦点手段の動作実
行後に、前記原稿画像の端部に相当する走査位置を認識
することを特徴とする。
【0015】また、本発明は好ましくは他の形態とし
て、前記原稿への照明光量を可変にする原稿照明手段を
更に有し、前記制御手段は前記光電変換手段の出力信号
抽出間隔時間の変化と前記照明光量の変化とを同期させ
たことを特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成によって、本発明の画像読み取り装置
は、原稿端の検出走査領域内でラインセンサー(受光素
子)のサンプリング間隔時間(出力信号抽出間隔時間)
に対する走査系(走査手段)の移動量を細かくすること
になり、これにより原稿端位置の検出分解能が増加し、
検出精度が向上する。この検出データを次回の正規の画
像読み取り走査時に参照して画像データを出力すれば、
上述したような従来技術で発生していた画像領域の欠け
や、不要な領域の画像データの出力を有効に防止するこ
とができる。
【0017】また、ラインセンサーのサンプリング間隔
時間に対する走査系の移動量を細かくする動作範囲は、
原稿端の近接部の検出走査領域に制限されるので、原稿
端検出動作に関わる時間的な損失を最低限に抑え、読み
取り動作全体の処理時間の増大を防止することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0019】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例における画像読み取り装置の読み取り機構の構造を
示す。本例の装置はラインセンサの移動により画像を走
査する走査系を備えたフィルム原稿用の画像読み取り装
置である。
【0020】図1の分解斜視図に示す光透過性の原稿フ
ィルム1a,1b,1c,1d(総括番号を1とする)
は、それぞれスライドマウント2a,2b,2c,2d
(総括番号を2とする)に装填されて保護されている。
フィルムキャリア6及び7は、各原稿フィルム1をそれ
ぞれのスライドマウント2を介して挟持し、支持するも
のであり、原稿フィルム1を挟持した後、互いに結合さ
れ、一体的に装置本体に対して挿入操作可能となってい
る。また、フィルムキャリア6及び7は、各原稿フィル
ム1の位置に相当する箇所に開口部が設けられ、一方向
からの照射光が原稿フィルム1を透過した後、他の方向
へ射出することが可能となっている。また、フィルムキ
ャリア6,7は装置本体に対して図1中の実線で示すよ
うにその長手方向をY方向に向けて挿入することも、あ
るいは図1の中一点鎖線(6′,7′)で示すように、
その長手方向をX方向に向けて挿入することも可能であ
る。そして、矢印のA直下の位置では、両方向から別途
に挿入されたフィルムキャリア6,7、もしくは6′,
7′に挟持された原稿フィルム1が、同一平面状で、か
つフィルム中心を同一位置にして交差するような位置関
係に位置決めされる。
【0021】矢印A0 は原稿フィルム1を照明するため
の照明手段(図示せず)からの照明光の入射方向を示し
ている。矢印A0 の直下の位置で、矢印Y方向や矢印X
方向から挿入されたフィルムキャリア6,7(もしくは
6′,7′)内の原稿フィルム1(図中1c)が照明さ
れる。このフィルムキャリア挿入方向の変更によって同
一の原稿設定位置において原稿フィルム1の読み取る方
向を切り替えることができる。
【0022】結像レンズ10は、原稿フィルム1cの画
像を後述のラインセンサー22上に結像するためのもの
である。結像レンズ10により結像される像の向きは符
号8,9で示す通りであり、原稿設定位置で原稿フィル
ム1の長手方向がY方向であるときは投影像8を結像
し、原稿フィルム1の長手方向がX方向である場合は投
影像9を結像する。結像レンズ10は不図示の保持機構
によってZ方向(光軸方向)に移動可能に保持され、そ
の鏡筒部に固定されたピン11と一体的に移動可能であ
る。
【0023】レンズレバー12は、装置本体に固定され
た揺動軸13を揺動中心として揺動可能であり、その左
側に開口した長穴に上記ピン11が挿通され、他方の右
側にはレバー作用面12aが水平方向に折り曲げられて
形成されている。
【0024】レンズ駆動モータ14は、上記レンズレバ
ー12の後方下側に配置され、その出力回転軸14aに
は偏心カム15が固定されている。この偏心カム15は
レンズレバー12のレバー作用面12aに接触作用可能
な形状を有し、レンズ駆動モータ14の回転と共にその
偏心形状によってレバー作用面12aを変位させる。こ
の変位によってレンズレバー12が揺動軸13を中心に
上下方向に揺動し、これによりピン11を介して結像レ
ンズ10が上下動可能となっている。レンズ駆動モータ
14は、ステッピングモータ(パルスモータとも称す
る)による構成であって、後述の本体CPU91(図2
参照)からの駆動同期パルス数に応じた回転量を生ず
る。
【0025】駆動基台30には、その裏面側に駆動基台
30と平行な面39aを有する箱形形状の駆動補助板3
9が一体的に固定されている。駆動補助板39の面39
aと駆動基台30とによって、駆動軸33がベアリング
(図示せず)を介して回転自在に支持されている。駆動
軸33の手前側端部にはワイヤープーリ34が固定さ
れ、その奥側端部にはタイミングベルト用の大プーリ3
5が固定されている。走査モータ26は駆動補助板39
の面39aに固定されている。走査モータ26の出力軸
28は駆動補助板39から奥側へ突出し、この出力軸2
8の端部にタイミングベルト用の小プーリ29が固定さ
れている。走査モータ26はステッピングモータによる
構成であって、後述の走査CPU90(図2参照)から
の駆動同期パルス数に応じた回転量を生ずる。
【0026】タイミングベルト36は小プーリ29と大
プーリ35との間に巻掛けされ、走査モータ26の回転
力を駆動軸33へ伝達する。駆動基台30の上部左右の
位置に一対の従動プーリ31と32が回転自在に支持さ
れ、上記駆動軸33と一体のワイヤープーリ34に巻き
付けられたワイヤ37が従動プーリ31と32に巻掛け
されている。ワイヤープーリ34の回転方向の切換えに
よりワイヤ37の移動方向を変換している。
【0027】ワイヤ37の右側端部の端子37aは可動
の係止板38の右側フック部に引掛けられ、またワイヤ
37の左側端部の端子37bは引張りバネ40を介して
その係止板38の左側フック部に引き掛けられている。
ワイヤ37は引張りバネ40により適当な張力を持って
張られ、閉じたループを形成する。
【0028】一方、センサー支持体21の上面にはセン
サーユニット20が取り付けられている。このセンサー
ユニット20にはラインセンサー22が積載されてお
り、そのセンサーの受光面は上方を向いている。原稿の
画像は光学的にセンサー支持体21の直上で結像され、
一対の走査レール25,26はこの結像に対応した位置
で配置されて装置本体に固定されている。
【0029】センサー支持体21の内部には後述のセン
サードライバー基板92(図2参照)が配置され、この
基板を通じてセンサーユニット20の駆動と画像データ
の取り込みを行う。ラインセンサー22の各ライン方向
(Y方向)の画像データはセンサードライバー基板92
の同期信号に応じて順次画素毎に読みだされる。同時に
走査レール25,26に案内されて移動するセンサー支
持体21のX方向の機械的走査によって2次元的な画像
データをセンサードライバー基板92を介して得る。
【0030】センサー支持体21の前面に固定された係
止部21aは上記可動の係止板38の上面と重なる位置
でビス穴38aへビス(図示せず)を通すことによって
係止板38に固定し、これにより駆動系とセンサー系と
が連結する。即ち、走査モータ26の回転はプーリ2
9,35等を介してワイヤ37に取付けた係止板38の
水平移動に変換され、これにより係止部21aを介して
センサー支持体21がX方向に移動する。
【0031】装置本体の操作部(図示しない)内には原
稿方向スイッチ4,5が配置されている。原稿方向スイ
ッチ4,5は原稿フィルム1の方向によって操作者が押
し分けることによって、原稿フィルム1の方向に関する
情報を制御系へ伝達する。この例では原稿フィルム1の
長手方向がY方向のときには原稿方向スイッチ4を、原
稿フィルム1の長手方向がX方向のときには原稿方向ス
イッチ5を操作者が押せば、制御系はこのときの原稿フ
ィルム1の方向を認識することになる。なお、上記スイ
ッチ4,5の代りに、マイクロスイッチをフィルムキャ
リア6,7の挿入路中に配置することで、自動化するこ
とも可能である。
【0032】図2は、本実施例における制御系の構成を
示す。
【0033】センサードライバー92は、本体CPU
(中央処理装置)91から供給されるサンプリング同期
信号に応じて、ラインセンサー22を駆動し、ラインセ
ンサー22からラインデータ(ラインイメージデータ)
を抽出する。ラインセンサー22の1ライン内に配列さ
れた各画素のデータは、光電変換時の蓄積時間に相当す
る周期を有するラインデータサンプリング同期信号によ
って一斉にサンプリングされる。また、このサンプリン
グされたライン内の各画素データはセンサードライバー
92の主走査同期信号に応じて順次抽出され、センサー
ドライバー92を通じて画像処理部99へ転送される。
【0034】照明ランプ19は図1の原稿セット位置に
対して矢印A0 方向から原稿フィルム1を照明するもの
で、その電力は照明電源94から供給される。照明電源
94は本体CPU91からの指令を受け、照明ランプ1
9の点灯と、消灯を行う。
【0035】原稿方向スイッチ4と5はそれぞれのO
N,OFF状況によって原稿フィルム1の方向に関する
情報を本体CPU91へ伝達する。
【0036】レンズ駆動モータドライバー93は本体C
PU91からモータ駆動同期信号の供給を受け、このモ
ータ駆動同期信号に応じてモータの回転量が1対1に対
応するようにレンズ駆動モータ14の励磁回路を駆動す
る。レンズ駆動モータ14はその回転動作によって結像
レンズ10をZ方向に動かし、原稿フィルム1の投影画
像がラインセンサー22の受光面上で合焦するようにす
る。そのモータ14の動作手順は図4を用いて後述す
る。
【0037】走査CPU90は、本体CPU91と交信
しつつ、走査モータ26の起動と停止の時期もしくは回
転位置を決定したり、加減速や定速駆動のときの駆動同
期パルスの供給パターンを決定し、決定した供給パター
ンでその駆動同期パルスを走査モータドライバー95へ
伝達する。この走査CPU90の図4等に示す動作プロ
グラムはROM88にあらかじめ格納され、走査CPU
90によって逐次読み出される。また、上記の決定のた
めの演算の際に必要なパラメータ等はRAM89内にあ
らかじめ格納される。走査モータドライバー95は走査
CPU90からモータ駆動同期信号の供給を受け、この
モータ駆動同期信号に応じてモータの回転量が1対1に
対応するように走査モータ26の励磁回路を駆動する。
【0038】画像処理部99はラインセンサー22が抽
出した画像データに対して修正や補完を行い、操作者が
所望するデータへ加工する。加工された画像データは本
体CPU91の指令に基ずいてインターフェース96へ
転送される。
【0039】インターフェース96は、本画像読み取り
装置の後段の出力側に接続される外部データ処理装置5
00に対して、読み取り画像領域に関するデータや走査
開始信号、あるいは走査終了信号などの制御信号を交換
し、これらデータや信号を本体CPU91へ伝達すると
共に、画像処理部99からの画像データを外部データ処
理装置500へ出力する。
【0040】本体CPU91は上記各機能ブロックの動
作をタイミングを取りながら制御するものである。その
動作プログラムはROM97にあらかじめ格納され、本
体CPU91は動作時にはそのプログラムを順次読み出
しながら制御動作を実行する。また、本体CPU91は
ラインセンサー22から抽出された画像データを基に後
述する自動焦点動作のための演算や原稿端認識のための
演算等も実行する。
【0041】RAM98は本体CPU91の上記の制御
に必要な変数や演算の結果、あるいは画像処理部99で
作成された画像データ等を格納する。それら格納された
データ等は必要に応じて本体CPU91へ読み出され
る。
【0042】図3は上記実施例の原稿フィルム1のセッ
ト方向と走査速度の関係を示す図で、図3の(A)は原
稿フィルム1のセット方向に対応した読み取るべき投影
像8と9の範囲と方向を示す。各投影像の端部は原稿フ
ィルム1が装填されるスライドマウント2のアパーチャ
ーの開口端に相当する。画像端8a,9aはセンサー支
持体21のホームポジション側の画像端を示し、画像端
8b,9bは上記端部8a,9aの反対側の画像端を示
す。
【0043】図3の(B)は、投影像8の原稿端検出動
作時のラインセンサー22の走査位置座標と走査速度と
の関係を示し、その横座標は図3の(A)の走査位置座
標と等価な関係にある。
【0044】図3の(C)は、投影像9の原稿端検出動
作時のラインセンサー22の走査位置座標と走査速度と
の関係を示し、その横座標は図3の(A)の走査位置座
標と等価な関係にある。
【0045】本実施例において原稿フィルム1の装着か
ら原稿端検出までの動作手順は以下の手順による。
【0046】(1)まず、最初に操作者が原稿フィルム
1を挟持するフィルムキャリア6,7を装置本体に挿入
し、原稿フィルム1のセット方向によって原稿方向スイ
ッチ4または5をONする。
【0047】(2)本体CPU91は原稿方向スイッチ
4,5の信号を受け、照明電源94を起動して、照明ラ
ンプ17を点灯させ、フィルム原稿1を照明する。これ
によって原稿フィルム1の投影像がラインセンサー22
の走査面上に形成される。
【0048】(3)次に、走査CPU90が走査モータ
ドライバー95を起動し、原稿端検出のための走査移動
を開始する。ここで、原稿方向スイッチ4がONされて
いるときには図3の(B)に示す走査駆動パターンを実
行し、原稿方向スイッチ5がONされているときには図
3の(C)に示す走査駆動パターンを実行する。
【0049】下記の(4)〜(6)は原稿方向スイッチ
4がONされているとき、すなわち原稿フィルム1の長
手方向がY方向である場合の図3の(B)に示すパター
ンでの動作手順を記述したものである。
【0050】(4)初めに投影画像域外の第1ホームポ
ジションP0 にあったセンサー支持体21は、自動焦点
動作のため、加速、高速定常速v1 、減速の一連の駆動
を受け、ラインセンサー22が投影画像の中央位置P3
に来るように移動させられる。
【0051】これは、原稿が本例のようにフィルムであ
る場合には、スライドマウントの厚さはバラツキが多
く、ラインセンサー上の投影像がピントずれ起こし、光
学的な解像度を低下させることがあるので、精度良い画
像端検出を実施するにはその前に自動焦点動作がまず必
要になるからである。
【0052】(5)その自動焦点の動作原理は、レンズ
駆動モータ14が1回転する間で所定回転角度毎に抽出
されるラインデータからライン上の隣接画素間のコント
ラスト量を演算し、その各回転角度毎のコントラスト量
が最大値となるところを合焦点とするものである。本体
CPU91は、合焦点と判定したときのレンズ駆動モー
タ14の回転角度位置に相当する駆動同期パルス数をR
AM98内に一旦格納し、次の周期の回転動作でこの回
転位置に達した時点で回転を停止し、その位置を保持す
る。これによって、ラインセンサー22の走査面上に精
度良く合焦した投影像を得ることができ、原稿端検出の
際に必要な光学的な解像度を確保する。
【0053】(6)自動焦点動作後、再びセンサー支持
体21を高速駆動させて、原稿端検出領域へ移動させ
る。投影画像上での原稿端8bの論理上の称呼位置に対
して、実際の誤差によってずれると予測される原稿端の
位置が走査位置P6 〜P7 の範囲にあるとすると、この
範囲で走査移動速度を低速度v2 に変化させる。実際の
走査移動速度は、高速の走査移動速度v1 から低速の画
像端検出速度v2 まで減速するに必要な立ち下げ距離分
手前にある位置P5 から減速していく。
【0054】図4のフローチャートは本実施例における
原稿端判定と検出に関わる走査CPU90の動作シーケ
ンスの例を示す。
【0055】ステップ101とステップ102におい
て、センサー支持体21の移動を制御するために、走査
CPU90から出される走査モータドライバー95への
駆動同期信号をその走査CPU90でカウントアップす
る。これによりセンサー支持体21が第1ホームポジシ
ョンにあるときからの累積カウント数CN が走査CPU
90内のカウントレジスタ内に格納される。
【0056】次のステップ103で、ラインセンサー2
2の走査位置が点P6 に到達したか否かを走査モータ駆
動同期信号の累積カウント数CN によって判定する。走
査位置が点P6 に至るに必要な走査モータ駆動同期信号
のカウント数CN は、走査モータ駆動同期信号の1パル
ス相当の走査移動量から算出でき、この値をN6 とする
と、実際のカウント数CN がこの値N6 に至らなければ
ステップ101へ戻って走査モータ駆動同期信号のカウ
ントアップを継続し、実際のカウント数CN がN6 に到
達すると次ステップ104へ進む。
【0057】ステップ104では、走査速度をv2 へ減
速するため、走査CPU90は走査モータ26の駆動同
期信号の周波数を下げる。
【0058】図5はラインデータサンプリング同期信号
と走査モータ駆動同期信号の関係を示し、図5の(A)
は通常時におけるラインデータサンプリング同期信号と
走査モータ駆動同期信号との関係を示し、図5の(B)
は原稿端検出動作領域におけるラインデータサンプリン
グ同期信号と走査モータ駆動同期信号との関係を示す。
図5のタイミングチャートの例では、走査モータ駆動同
期信号が6パルス入力される毎に走査系がX方向に1ラ
イン幅に相当する距離だけ移動することを示している。
通常時は、図5の(A)に示すように走査モータ駆動同
期信号の6パルス分の移動で1回のラインデータがサン
プリングされるが、原稿端検出動作領域においては、図
5の(B)に示すように走査モータ駆動同期信号の6パ
ルス分の移動で2回のラインデータがサンプリングされ
る。したがって、原稿端検出時には走査系の同一移動量
に対して2倍の検出分解能が得られる。
【0059】ステップ105では、走査CPU90は本
体CPU91を介してRAM98内のアドレスM1 部に
ラインセンサー22のサンプリングデータを初期値とし
て格納させ、後の原稿端検出のための比較データとして
確保する。
【0060】ステップ106とステップ107で、走査
CPU90は走査モータ95の駆動同期信号を前述のス
テップ101,102と同様に1だけカウントアップす
る。これによりセンサー支持体21のホームポジション
からの累積カウント数CN が走査CPU90内のカウン
トレジスタ内に格納される。また累積カウント数CN
値は本体CPU91へも伝送され、原稿端の位置座標に
相当する変数として本体CPU91により参照利用され
る。
【0061】ステップ108では、走査CPU90は本
体CPU91を介してラインセンサー22の現走査位置
でのサンプリングデータをRAM98内のアドレスM2
部に格納させる。
【0062】ステップ109では、走査CPU90は上
記の現サンプリングデータであるアドレスM2 の内容と
現走査位置に対して走査モータ駆動同期信号の1パルス
手前でサンプリングしたデータであるアドレスM1 との
内容を比較して、原稿端に達したか否かを判定する。原
稿フィルム1の透過光が投影された領域とスライドマウ
ント2のアパーチャーの開口枠外によって照明光が遮蔽
された領域とでは、検出光量が明らかに異なるので、そ
の検出光量の差をサンプリングデータの差として検出す
れば、原稿端に達したか否かを判定できる。原稿端とし
て認識されなかった場合は、ステップ110に進み、原
稿端と認識されたときはステップ113へ進む。
【0063】ステップ110では、走査CPU90は走
査位置が原稿端の検出予定域内にあるか、あるいは逸脱
したかをモータ駆動同期信号のパルスカウント数CN
よって判別する。走査位置が点P7 に至るに必要な走査
モータ駆動同期信号のカウント数をN7 とすると、実際
のカウントパルス数CN がN7 を越えてしまった場合に
は、原稿端を認識できないまま検出走査の予定域外に達
してしまったことになるので、ステップ111へ進んで
エラー動作として警告表示等を行う。
【0064】また、実際のカウントパルス数CN がN7
に達していない場合は、検出予定範囲内にあることにな
るのでステップ112へ進み、本体CPU91を介して
RAM98内のアドレスM1 にこの時点のラインセンサ
ー22のサンプリングデータであるアドレスM2 の内容
を転送により格納させてアドレスM1 の内容を更新し、
次回の原稿端認識のための比較データとして準備する。
その後、ステップ106へ戻る。この動作上のループは
ステップ109で原稿端が認識されるまで繰り返される
が、原稿端が認識されるとステップ113へ進む。
【0065】ステップ113では、走査CPU90は原
稿端が認識されたときの走査モータ駆動同期信号のカウ
ント数CN を本体CPU91を介して本体CPU91内
のレジスタXb に格納する。このレジスタXb の内容が
投影画像端8bの走査位置に相当する。
【0066】次のステップ114では、走査CPU90
は画像中心に関して第1ホームポジションの対称位置に
ある第2ホームポジションP10へラインセンサー22を
走査移動するために、走査系の走査移動速度を低速のv
2 から高速のv1 へ増速させる。第2ホームポジション
10は後述する逆方向への反転走査移動のための基準位
置となる。
【0067】本実施例では、第2ホームポジションP10
から逆方向への反転走査移動する過程で画像端8aの検
出を行い、検出領域までは高速度v3 で走査する。この
手順を下記の(7)〜(8)に記述する。
【0068】(7)投影画像上での原稿端8aの理論上
の称呼位置に対して、実際の誤差によってずれると予測
される原稿端の位置が図3の(B)の走査位置P13〜P
14の範囲にあるとすると、この範囲で走査移動速度は低
速度v4 に変化する。実際の走査移動速度は、高速の走
査移動速度v3 から低速の画像端検出速度v4 まで減速
するに必要な立ち下げ距離分手前にある位置P12から減
速していく。
【0069】(8)原稿端判定と検出に関わる動作シー
ケンスは前述の図4に示したのと同様にして、原稿端8
aが認識されたときの走査モータ駆動同期信号のカウン
ト数CN を本体CPU91内のレジスタXa に格納す
る。このレジスタXa の内容が投影画像端8aの走査位
置に相当する。
【0070】次に、原稿方向スイッチ5がONされてい
るとき、すなわち原稿フィルム1の長手方向がX方向で
ある場合の図3の(C)に示すパターンでの動作手順を
下記の(9)〜(12)に記述する。
【0071】(9)第1ホームポジションP0 から自動
焦点動作までは上述の原稿スイッチ4がONのときの
(4)および(5)項に記載したと同様の動作である。
投影画像上での原稿端9bの理論上の称呼位置に対し
て、実際の誤差によってずれると予測される原稿端の位
置が走査位置P16〜P17の範囲にあるとすると、この範
囲で走査移動速度を低速度v2 に変化させる。実際の走
査移動速度は、高速の走査移動速度v1 から低速の画像
端検出速度v2 まで減速するに必要な立ち下げ距離分手
前の位置P15から減速していく。
【0072】(10)原稿端判定と検出に関わる動作シ
ーケンスは上述の図4のフローチャートで示した手順と
同様にして、原稿端9bが認識されたときの走査モータ
駆動同期信号のカウント数CN を本体CPU91内のレ
ジスタXb に格納する。このレジスタXb の内容が投影
画像端9bの走査位置に相当する。その後、走査移動速
度v2 をさらに減速し、走査位置P10で走査系を停止す
る。
【0073】(11)原稿端9aの検出は、第2ホーム
ポジションP10から逆方向への反転走査移動する過程で
行い、検出領域までは高速度v3 で走査する。投影画像
上の原稿端9aの理論上の称呼位置に対して、実際の誤
差によってずれると予測される原稿端の位置が図3の
(C)の走査位置P20〜P21の範囲にあるとすると、こ
の範囲で走査移動速度は低速度v4 に変化する。実際の
走査移動速度は、高速の走査移動速度v3 から低速の画
像端検出速度v4 まで減速するに必要な立ち下げ距離分
手前にある位置P19から減速していく。
【0074】(12)原稿端判定と検出に関わる動作シ
ーケンスは前述の図4に示したのと同様にして、原稿端
9aが認識されたときの走査モータ駆動同期信号のカウ
ント数CN を本体CPU91内のレジスタXa に格納す
る。このレジスタXa の内容が投影画像端9aの走査位
置に相当する。
【0075】以上の動作手順によって原稿フィルム1の
原稿端が検出可能となり、次回の走査移動時に行われる
正規の画像読み取りの時に上記のレジスタXa ,Xb
内容を参照しながら画像データの出力タイミングを計る
ことによって、対象とする画像領域の一端から他端まで
の全領域の画像データを過不足なく出力することができ
る。
【0076】この結果、本実施例の特徴的な効果として
は次の点が挙げられる。
【0077】装置の制御系は、原稿の縦横に関する設
定方向を原稿端検出動作の事前に認識し、この認識情報
に従って原稿端検出領域を限定するので、検出動作時間
を最小限に留めることができる。
【0078】原稿端検出をその検出領域で実行する前
に、自動焦点動作をして光学的な分解能を最大限に上げ
るようにしたので、精度の良い画像端検出が行える。
【0079】(第1の実施例の変形例)原稿の縦横に関
するセット方向の検知は、必ずしも前述のようなスイッ
チによるものである必要はなく、図6に示すように、原
稿端検出領域に到達するまでの走査移動中において画像
データを抽出し、その画像データのY方向における検出
光量パターンの判別によりセット方向の検知をすること
でも可能である。
【0080】図6は、原稿フィルム1のセット方向に対
応した読み取るべき投影像8と9の方向を示し、また、
これらの投影像を受光したときのラインセンサー22の
検出光量の分布パターンを示す。各投影像の端部は、原
稿フィルム1が充填されるスライドマウント2のアパー
チャーの開口端に相当する。画像端8c,9cはY軸方
向の一方の画像端を示し、画像端8d,9dは反対側の
もう一方の画像端を示す。原稿フィルム1の長手方向が
Y軸方向の時には、図6で実線の波形で示すように、ラ
インセンサー22の検出画素S1 からS2 の間に渡って
検出光量の高いパターンが得られる。原稿フィルム1の
長手方向がX軸方向の時には、図6で1点鎖線の波形で
示すように、ラインセンサー22の検出画素S3 からS
4 の間に渡って検出光量の高いパターンが得られる。上
記S1 〜S2 の方がS3 〜S4 よりも広い画素範囲であ
るから、この検出光量の分布パターンを判別することに
よって、原稿の縦横に関するセット方向を検出すること
が可能であり、これにより、自動的に原稿端検出動作領
域の切り替えを行うことができる。
【0081】上記方法は、原稿の縦横に関するセット方
向を検出する場合だけでなく、使用する原稿の縦横の関
係比があらかじめ明らかなものであるならば、サイズの
異なる原稿に対しての原稿端検出にも応用できる。すな
わち、Y方向の画像幅を判別することで、X方向の原稿
端の位置を予測でき、この予測によって原稿端を検出す
る走査領域を原稿サイズによって切り替えることができ
る。
【0082】(第2の実施例)上記の本発明の第1の実
施例は原稿端の検出域で走査系の移動の速度を変化させ
るものであるが、同じ検出域でラインセンサーのデータ
サンプリングの間隔時間を縮小することによっても本発
明の目的を達成することができる。これは、第1の実施
例で述べた図2のセンサードライバー92にセンサーの
サンプリング間隔を変更させる機能を付加することで実
現できる。この場合、原稿端検出域での走査系の移動速
度は必ずしも変化させる必要はない。以下、これを本発
明の第2の実施例として説明する。
【0083】本実施例では、第1の実施例で述べたセン
サードライバー92にセンサーのサンプリング間隔を変
更させる機能を付加し、さらに検出能力を確保するため
に、図2の照明電源94に照明ランプ19の光量可変機
能を付加して、これら機能を本体CPU91が制御する
構成にしてある。その他の構成は図1および図2で説明
したのと同様とする。
【0084】図7は本実施例の動作を示したもので、図
7の(A)は、読み取るべき投影像8の方向を示し、図
7の(B)はラインセンサー22の走査位置座標と走査
速度との関係を示し、図7の(C)はラインセンサー2
2の走査位置座標とラインセンサー22のサンプリング
周波数との関係を示し、図7の(D)はラインセンサー
22の走査位置座標と照明ランプ19の光量との関係を
示す。図7の(A)の横座標は同図の(B),(C),
(D)の走査位置座標と等価である。また、図8のタイ
ミングチャートは、原稿端検出領域付近でのラインデー
タサンプリング同期信号の変化を示す。
【0085】図1に示すセンサー支持体21上のライン
センサー22は、初めに第1ホームポジションP0 から
投影画像中央位置P3 へ高速定常速v1 で移動し、その
中央位置P3 に一時停止する。この位置P3 で本体CP
U91は自動焦点動作を実行する。次で、ラインセンサ
ー22は第2ホームポジションP10の方向へ高速定常速
1 で移動する。原稿端8bの検出域は第1の実施例と
同じく座標位置P6 〜P7 の間であり、上記の移動途中
で座標位置P6 に達したときから上記v1 の速度のまま
で原稿端8bの検出動作を行い、第2ホームポジション
10に至り、停止する。
【0086】図9のフローチャートは本発明の第2の実
施例における原稿端検出に関わる本体CPU91の動作
シーケンスを示す。
【0087】センサー支持体21の走査移動開始直前の
段階では、センサー支持体21上のラインセンサー22
は、第1ホームポジションP0 にある。ここでステップ
201において走査モータ駆動同期信号のパルスカウン
ト数CN を格納する本体CPU91内のカウントレジス
タ内に初期値0を入力する。
【0088】ステップ202では、RAM98内のアド
レス部M1 にラインセンサー22のサンプリングデータ
を初期値として格納し、後の原稿端検出のための比較デ
ータとして確保する。
【0089】ステップ203,ステップ204では、走
査モータ駆動同期信号が検出される度にパルスをカウン
トアップし、そのカウント値CN をカウントレジスタに
格納する。
【0090】ステップ205では、ラインセンサー22
の走査位置が点P6 に到達したか否かを走査モータ駆動
同期信号のカウント数CN によって判定する。即ち、走
査位置が点P6 に至るに必要な走査モータ駆動同期信号
のカウント数CN は、走査モータ駆動同期信号の1パル
ス相当の走査移動量からあらかじめ算出でき、この値を
6 とすると、実際のカウント数CN がこのN6 に達し
なければステップ203へ戻って走査モータ駆動同期信
号のカウントアップを継続し、実際のカウント数CN
6 に到達すると次のステップ206へ進む。
【0091】ステップ206では、図7の(C)に示す
ように、本体CPU91からの指令によりセンサードラ
イバー92がラインセンサー22のサンプリング周波数
をf0 からf1 へと増加させる。これによって1サンプ
リング間隔当たりの走査系の検出移動量を細かくでき、
原稿端検出の分解能を上げることができる。このとき、
図8に示すようにサンプリング間隔時間が短くなり、ラ
インセンサー22の光電変換時の蓄積時間が減少して、
画像端を検出するための光量が不足気味となるため、本
体CPU91はランプ光量が増加するように照明電源9
4を制御する。
【0092】ステップ207では、RAM98内のアド
レス部M2 にこの時点のラインセンサー22のサンプリ
ングデータを格納する。
【0093】ステップ208では、上記の現サンプリン
グデータであるアドレスM2 の内容と現走査位置に対し
て走査モータ駆動同期信号の1パルス手前でサンプリン
グしたデータであるアドレスM1 との内容を比較して原
稿端に到達したか否かを判別する。この判別方法は前述
の第1の実施例と同様にして実現できる。原稿端として
認識されなかった場合は、ステップ209に進み、原稿
端と認識されたときはステップ212へ進む。
【0094】ステップ209では、走査位置が原稿端の
検出予定域内にあるか、あるいは逸脱したかをモータ駆
動同期信号のパルスカウント数CN によって判別する。
即ち、走査位置が点P7 に至るに必要な走査モータ駆動
同期信号のカウント数をN7とすると、実際のカウント
パルス数CN がN7 を越してしまった場合には、原稿端
を認識できないまま検出走査の予定域外に達してしまっ
たことになるので、ステップ210へ進んでエラー動作
とするエラー表示警告等の処理を行う。また、実際のカ
ウントパルス数CN がN7 に達していない場合には、検
出予定範囲内にあることになるのでステップ211へ進
み、RAM98内のアドレス部M1 にこの時点のライン
センサー22のサンプリングデータであるアドレスM2
の内容を格納してアドレスM1 の内容を更新し、次回の
原稿端認識のための比較データとして準備する。その後
にステップ203へ戻る。この動作上のループはステッ
プ208で原稿端が認識されるまで繰り返されるが、原
稿端が認識されるとステップ212へ進む。
【0095】ステップ212では、原稿端が認識された
ときの走査モータ駆動同期信号のカウント数CN を本体
CPU91内のレジスタXb に格納する。このレジスタ
bの内容が投影画像端8bの走査位置に相当する。ま
た、使用するフィルム原稿1が標準規格のもので、かつ
寸法精度の良いものであれば、標準規格値を基に上記レ
ジスタXb が示す位置から原稿端8aまでの走査位置に
相当する走査モータ駆動同期信号のパルス数を算出する
ことも可能である。すなわち、原稿端8aから原稿端8
bまでの標準規格上の距離に相当する走査モータ駆動同
期信号のパルス数をCD とすれば、上記レジスタXb
値からCD を減ずると上述のパルス数が求められる。こ
の差分値をレジスタXa に格納する。
【0096】ステップ213では、図7の(C)に示す
ようにラインセンサー22のサンプリング周波数をf1
から通常のf0 へ復帰する。またこのとき、図8に示す
ようにサンプリング間隔時間が長くなり、同時に図7の
(D)に示すようにランプ光量を元の標準の値へ復帰さ
せる。
【0097】以上の動作手順によって原稿端の検出を行
い、次回の読み取り動作においてレジスタXa ,Xb
内容を参照して画像データの出力タイミングを制御すれ
ば、位置精度の良い画像データを出力することができ
る。
【0098】この結果、本実施例の特徴的効果としては
次の点が挙げられる。
【0099】画像端検出領域であっても走査系の移動
速度を低速にする必要がなく、読み取り動作の全処理時
間を短縮できる。
【0100】画像端検出領域でラインセンサー22の
光電変換時の蓄積時間を減少させることになるが、この
時ランプ光量を増加させるようにしたので所望の検出能
力を維持できる。
【0101】(第3の実施例)図10を参照して本発明
の第3の実施例について説明する。
【0102】図10は、本発明を走査手段が光学ミラー
系である画像読み取り装置に適用した例を示す。特にこ
の実施例は反射原稿に適し、第2の実施例と同様に原稿
端検出領域においてサンプリング間隔時間を変更するも
のとする。
【0103】センサーユニット50は、装置本体の固定
位置にあり、ラインセンサー51が積載されている。本
実施例の装置上方の原稿台ガラス面(図示せず)には反
射原稿52が水平に設置されるようになっている。
【0104】第1ミラー台53は、反射面を右方向にし
て水平面に対し45°傾いた第1ミラー54を支持し、
走査レール59によってX方向に移動可能に支持されて
いる。第2ミラー台55は第2ミラー56と第3ミラー
57を支持し、上記第1ミラー台53と同様に走査レー
ル59によってX方向に移動可能に支持されている。第
2ミラー56は、反射面を左方向にし、水平面に対し4
5°傾いており、第3ミラー57は反射面を左方向に
し、第2ミラー57と相対角度が90°になるように設
定されている。結像レンズ58は、上記各ミラー台の下
方に配置され、矢印A1 ,A2 ,A3 ,A4 ,A5 で示
すように上記第1ミラー54,第2ミラー56,第3ミ
ラー57を反射して入射してくる原稿52の反射光をセ
ンサーユニット50のラインセンサー51上で結像させ
るためのものである。
【0105】ステッピングモータ60の出力軸61には
駆動ギヤ62が固定されている。駆動軸64は装置本体
に対して回転自在に支持され、その一端には従動ギヤ6
3が固定され、従動ギア63は駆動ギア62と噛み合っ
ている。また、駆動軸64の他端にはワイヤープーリ6
5が固定され、そのワイヤープーリ65にミラー系を動
かすワイヤー70が巻き込まれる。
【0106】ワイヤー70はその一端70aから第2ミ
ラー台55に対して回転自在に支持された第2プーリ6
7に掛け回されて、ワイヤープーリ65へ向かい、ワイ
ヤープーリ65に数回巻き回された後、装置本体に固定
されたプーリ軸71上に回転自在に支持された第1プー
リ66に掛け回され、再び第2プーリ67に掛け回され
た後、そのワイヤー70の他端70bが引っ張りバネ6
8を介して装置本体へ支持されている。第1プーリ66
から第2プーリ67へ至る途中でワイヤー70と第1ミ
ラー台53とが結合部材69で結合されている。
【0107】上記構成において、ステッピングモータ6
0が回転すると、駆動ギヤ62および従動ギヤ63を介
して、ワイヤープーリ65が回転する。すると、ワイヤ
ープーリ65がワイヤー70を巻き込む分だけ第1ミラ
ー台53が移動する。これによって原稿52の画像走査
がなされる。第2ミラー台55は、動滑車の原理で第1
ミラー台53の1/2の移動量となる。原稿52からの
光束経路(光路)の矢印A1 ,A2 ,A3 ,A4 ,A5
の内で、A2 ,A4 の往復経路に上記の移動量の1/2
がそれぞれ加わるので、全光路長は第1ミラー台53の
走査位置に関わらず不変となり、常にセンサーユニット
50のラインセンサー51上へ原稿52の画像を投影す
ることができ、読み取りが可能となっている。
【0108】第1ミラー台53の左側後方にはリニアエ
ンコーダ82が配置されており、変位検出ヘッド81の
X方向の変位に応じたパルス信号をリニアエンコーダ8
2から発生させることができる。変位検出ヘッド81と
第1ミラー台53とは結合ピン80で結合されているの
で、リニアエンコーダ82からのパルス信号をカウント
することによって第1ミラー台53の原稿に対する走査
位置を検出することができる。移動する構成物の質量が
大きいミラー走査系においては、駆動源からミラー部ま
での伝達系に剛性面等で難点があっても、本実施例のよ
うに原稿走査面に近いミラー台の位置を直接検出し、こ
れを走査位置の制御情報とすれば、駆動源の駆動同期信
号をもとに位置制御する場合に比べて、原稿端の検出精
度を良くすることができる。
【0109】本実施例の原稿端検出走査時の一連の走査
移動パターンは、基本的に前述の第2の実施例の図7で
示した駆動モードと同様である。ただし、結像レンズ5
8の被写界深度が深ければ、自動焦点動作を行う必要は
なくなる。従って、この場合は自動焦点動作のために走
査位置P3 において走査系を停止させる必要はなく、走
査位置P2 からP9 まで高速度v1 での一定速の駆動を
行うことができる。
【0110】また、第2の実施例の図9に示した動作手
順は、走査モータの駆動同期信号をカウントアップする
毎にフローを進めて原稿端の判別を実行するものである
のに対し、本実施例の原稿端判別時の手順は、リニアエ
ンコーダ82のパルス信号によって同様の動作手順を進
めていくことが異る。このように、本発明を適用すれば
反射原稿に対しても正確にかつ高速で原稿端検出ができ
る。
【0111】この結果、本実施例の特徴的効果としては
次の点が挙げられる。
【0112】ミラー走査系を構成することにより反射
原稿用に適用できる。
【0113】移動する構成物の質量が大きいミラー走
査系においては、駆動源からミラー部までの伝達系で剛
性面等に難点があっても、原稿走査面に近いミラー台の
位置を検出し、この検出情報を走査位置の制御情報とす
れば、駆動源の駆動同期信号をもとに位置制御する場合
に比べて、原稿端の検出精度を更に良くすることができ
る。
【0114】(その他)前述の各実施例は、走査系が画
像端検出領域にあるときに、走査移動速度を変更する
か、あるいはラインデータのサンプリング間隔時間を変
更するかのいずれかを実行するものであるが、両機能を
同時に併用すれば、即ち走査移動速度を変更すると同時
にサンプリング間隔時間を変更すれば、読み取り操作の
全処理時間を延長することなく、さらに原稿端検出の分
解能を向上することができる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿端位置の検出精度を上げて、この検出情報を参照して
画像データを出力することができる。従って、本発明
は、使用者から所望された画像領域のデータを過不足な
く出力でき、必要な画像領域が欠けたデータ出力や、不
要な領域のデータ出力を防止することができ、しかも原
稿端検出動作による損失時間を最小限に抑えられるの
で、読み取り動作全体の処理時間を増大させることがほ
とんどないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】走査系としてのラインセンサーが移動する構成
のフィルム原稿用の画像読み取り装置に本発明を適用し
た本発明の第1の実施例の内部構造を示す分解斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施例における制御系の回路構
成を示すブロック図である。
【図3】(A)は本発明の第1の実施例において原稿フ
ィルム1のセット方向に対応した投影像8と9の方向を
示す平面図であり、(B)は投影像8に対する原稿端検
出動作時におけるラインセンサー22の走査位置座標と
走査速度との関係を示すグラフであり、(C)は投影像
9に対する原稿端検出動作時におけるラインセンサー2
2の走査位置座標と走査速度との関係を示すグラフであ
る。
【図4】本発明の第1の実施例において原稿端判定と検
出に関わる動作手順を示すフローチャートである。
【図5】(A)は、通常時におけるラインデータサンプ
リング同期信号と走査モータ駆動同期信号との関係を示
すタイミングチャートであり、(B)は、原稿端検出動
作領域におけるラインデータサンプリング同期信号と走
査モータ駆動同期信号との関係を示すタイミングチャー
トである。
【図6】原稿フィルム1の設定方向に対応した投影像8
と9の方向と画像光を受けたときのラインセンサー22
の検出光量の分布パターンを示す概念図である。
【図7】(A)は、本発明の第2の実施例において投影
像8の方向を示す図であり、(B)は、ラインセンサー
22の走査位置座標と速度との関係を示すグラフであ
り、(C)は、ラインセンサー22の走査位置座標とラ
インセンサーのデータサンプリング周波数との関係を示
すグラフであり、(D)はラインセンサー22の走査位
置座標とランプの光量との関係を示すグラフである。
【図8】本発明の第2の実施例において原稿端検出領域
付近でのラインデータのサンプリング同期信号の変化を
示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例において原稿端判定と検
出に関わる動作手順を示すフローチャートである。
【図10】走査手段として光学ミラー系を有する画像読
み取り装置に本発明を適用した本発明の第3の実施例の
内部構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 原稿フィルム 2 スライドマウント 4,5 原稿方向スイッチ 10 結像レンズ 14 レンズ駆動モータ 22 ラインセンサー 26 走査モータ 51 ラインセンサー 53 第1ミラー台 55 第2ミラー台 58 結像レンズ 60 走査モータ 81 検出ヘッド 82 リニアエンコーダ 88,97 ROM 89,98 RAM 90 走査CPU 91 本体CPU 92 センサードライバー 93 レンズ駆動モータドライバー 94 照明電源 95 走査モータドライバー 99 画像処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子が線状に配列構成された原稿画
    像読取用の光電変換手段と、 該光電変換手段と原稿画像との相対的な移動によって原
    稿画像の走査を行う走査手段と、 前記原稿画像の端部の近接部に対応する前記走査手段の
    走査領域とその他の走査領域との間で前記光電変換手段
    の出力信号抽出間隔時間に対する走査手段の移動量の比
    を可変にすると共に、前記原稿画像の内部領域側と外部
    領域側との間で上記光電変換手段の出力信号の差異を検
    出することで前記原稿画像の端部に相当する走査位置を
    認識する制御手段とを有することを特徴とする画像読み
    取り装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記原稿画像の端部の近
    接部に対応する前記走査手段の走査領域とその他の走査
    領域との間で前記走査手段の移動速度を可変とすること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記原稿画像の端部の近
    接部に対応する前記走査手段の走査領域とその他の走査
    領域との間で前記光電変換手段の出力信号抽出間隔時間
    を可変とすることを特徴とする請求項1または2に記載
    の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿画像の縦横方向、あるいは該原
    稿画像のサイズに関する情報を検出する検出手段を更に
    有し、前記制御手段は該検出手段の検出情報に応じて前
    記光電変換手段の出力信号抽出間隔時間に対する走査手
    段の移動量の比が変化する走査移動領域を変更すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像読み
    取り装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿画像からの画像光を前記光電変
    換手段の前記受光素子上に自動的に合焦して結像させる
    自動焦点手段を更に有し、前記制御手段は該自動焦点手
    段の動作実行後に、前記原稿画像の端部に相当する走査
    位置を認識することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記原稿への照明光量を可変にする原稿
    照明手段を更に有し、前記制御手段は前記光電変換手段
    の出力信号抽出間隔時間の変化と前記照明光量の変化と
    を同期させたことを特徴とする請求項3〜5のいずれか
    に記載の画像読み取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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