JPH0794984A - 自動利得制御装置 - Google Patents

自動利得制御装置

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JPH0794984A
JPH0794984A JP23940493A JP23940493A JPH0794984A JP H0794984 A JPH0794984 A JP H0794984A JP 23940493 A JP23940493 A JP 23940493A JP 23940493 A JP23940493 A JP 23940493A JP H0794984 A JPH0794984 A JP H0794984A
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JP
Japan
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circuit
band
gain control
loop
automatic gain
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Withdrawn
Application number
JP23940493A
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English (en)
Inventor
Shigeru Murata
茂 村田
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信信号に急激なレベル変動が生じた時、こ
のレベル変動に良好に追従して復調出力が常に良好にな
る様にする。 【構成】 受信信号に急激なレベル変動が生じた時、レ
ベル変動検出回路2と判定回路3とによってこれを検出
し、判定回路3は自動利得制御回路1の応答速度の妥当
性を判断する。この判断結果に応じてループ帯域制御回
路4はループ帯域をより広帯域に切替える。その後、タ
イマ回路5にて一定時間経過したら、元のループ帯域へ
戻し、通常制御状態とする。レベル判定回路6にて受信
信号が弱いと判定されると、ループ帯域は狭く保持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信機の自動利得制御装
置に関し、特に自動利得制御ループ帯域を自動的に切替
える機能を有する受信機の自動利得制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の人工衛星用受信機の自動利得制御
装置は、図2に示すように、受信信号が中間周波数に変
換された信号の振幅を検出するための振幅検波器11
と、この検波信号を安定した利得制御信号とするため高
周波成分を除去する自動利得制御ループフィルタ12
と、自動利得制御増幅器13とを有している。また中間
周波増幅器14には、利得制御電圧に伴い利得を制御で
きる電圧制御型の可変減衰器が備えられている。
【0003】この様な構成により、受信信号レベルの変
動に対し安定した利得を保つよう動作するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動利得制御回
路では、ループS/Nを向上させるため、または高周波
成分の雑音に自動利得制御回路が応答しないように、自
動利得制御ループフィルタのカットオフ周波数を低い値
に設定している。このために受信信号に急激なレベル変
動が発生した場合に、自動利得制御回路が十分に追従で
きず、この信号を復調回路にて復調した出力信号は大き
なレベル変動となり、データを復号するデータデコーダ
の同期はずれを起こすなどの問題が生じることがあっ
た。
【0005】強信号時には、自動利得制御ループ帯域を
広げることも可能であるが、人工衛星の高度はたえず異
なり、その変化幅も広くまた受信状態は伝搬の条件によ
っても異なり、ループ帯域の最適設定は困難な問題であ
った。
【0006】例えば、図3に示す様に、地球廻りの長楕
円軌道(静止衛星打上げ時にも利用される)等に投入さ
れる人工衛星との間で良好な通信を行うために採られる
方法は、一般的には、遠地点において空中線の最大利得
方向を地球指向にさせるようシステム諸元が定められ
る。
【0007】この場合において、人工衛星が比較的地球
に近づいた箇所での通信は、衛星アンテナのサイドビー
ム領域の通信となることから、受信レベルが比較的高
く、レベル変動の多い状況となる。
【0008】スピン安定方式の衛星の場合は、衛星搭載
アンテナの利得がスピンに伴い常に変化している。この
ため、スピンレートが増加した時は、レベル変化率が高
まることになる。また、衛星の傾きによりアンテナ利得
変化の大きい領域での通信となる時もレベル変化率が高
まることになる。この様な場合に受信信号レベル変動が
問題となる。
【0009】そこで、本発明はこのような従来技術の欠
点を解消すべくなされたものであって、その目的とする
ところは、急激な受信信号レベルの変動に対しても良好
な追従特性を有する受信機の自動利得制御装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による自動利得制
御装置は、受信信号レベルに応じた利得設定をなす自動
利得制御ループ回路と、受信信号レベルの急激な変動を
検出するレベル変動検出回路と、受信信号のレベル強度
を判定するレベル判定回路と、この判定出力、前記自動
利得制御ループ回路の利得制御電圧、更には前記レベル
変動検出回路の検出出力に基づいて前記自動利得制御ル
ープ回路のループ帯域の自動切替え制御をなすループ帯
域制御回路とを含むことを特徴とする。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図である。まず、図1のブロック図の全体の構成につい
て説明する。図において、自動利得制御回路1は、受信
信号のレベル変動に対して利得の安定化のために、振幅
検波器11、自動利得制御ループフィルタ15、自動利
得制御増幅器13、中間周波増幅器14を備えている点
は従来技術に同じである。
【0013】本発明では、ループフィルタの帯域を多段
階切替えとし、その設定を自動的に行えるようにした点
が従来技術と異なり、本発明の特徴の一つである。ま
た、レベル変動検出回路2を備えていることも本発明の
特徴の一つであり、中間周波数に変換された信号を振幅
検波し受信信号の急激なレベル変動を検出する機能を有
するもので、中間周波増幅器21、振幅検波器22、ロ
ーパスフィルタ23、レベル変動検出増幅器24からな
る。尚、レベル変動検出回路2の応答特性は、ローパス
フィルタ23により決められる。
【0014】判定回路3では、レベル変動検出回路2の
出力信号を基に自動利得制御回路1の応答特性の妥当性
を判定する。ループ帯域制御回路4は判定回路3からの
信号により自動利得制御ループフィルタ15の帯域を制
御する機能を有する。
【0015】タイマ回路5はループ帯域が広い帯域に切
替えられた後、ある所定時間経過したら再びもとの狭い
帯域にもどすようループ帯域制御回路4に信号を出力す
る。レベル判定回路6は受信信号レベルが強信号か弱信
号かの判定を行なう。
【0016】次に、図1のブロック図の動作について説
明する。強信号時に、受信信号レベルが急激に変動した
場合、自動利得制御回路1にて発生する利得制御電圧V
1と、レベ変動検出回路2にて振幅検波を行なった出力
電圧V2との差を、判定回路3の減算器31で求め、こ
の値がある所定値をこえた場合、即ち急激なレベル変動
に対し、自動利得制御回路1が十分に応答していなかっ
た時に判定回路3の電圧比較器32は、「1」を出力す
る。
【0017】この判定回路3が「1」を出力することに
より、ループ帯域制御回路4は自動利得制御ループフィ
ルタ15を1段階広い帯域に切替える。同時にタイマ回
路5にリセット信号を出力する。ループ帯域の切替え
は、カットオフ周波数を設定する抵抗器にスイッチを設
け、判定回路3からの信号によりこれ等抵抗をオープン
若しくはショートにより変更する。
【0018】また、タイマ回路5は、コンデンサの充放
電を利用したもので、ループ帯域が広い帯域に切替えら
れた時にリセットされ、計時を開始する。タイマストッ
プまでの間に再び判定回路3から「1」が出力される
と、ループ帯域はさらに広い帯域に切替えられると同時
に、タイマも再度リセットされる。また、タイマがスト
ップすると一番狭いループ帯域にもどされる。
【0019】尚、自動利得制御ループフィルタ15の帯
域は、2段階や3段階の切替えが有効と考えられる。
【0020】レベル判定回路6は、利得制御電圧V1を
電圧比較器により判定し弱信号の場合は、ループ帯域制
御回路4にて、判定回路3の出力に関係なく、自動利得
制御ループフィルタ15の帯域を最も狭い帯域に保持す
る。
【0021】また、ループ帯域の制御は、受信機のロッ
クオフステータスによっても最小帯域に強制的に切替え
られる。さらに、衛星側の受信機の場合地上からのコマ
ンド信号によって、任意のループ帯域を選択または固定
する機能をも有する。
【0022】この第1の実施例の構成において、受信信
号レベル変動の変化率が急に高くなり、多段階に設定し
てあるループ帯域のうち最も狭いループ帯から、最も広
いループ帯域への切替えを必要とするような状況が頻繁
に発生した場合、ループ帯域の切替えにむだな時間を要
してしまうことがある。
【0023】この様な場合には、利得制御電圧V1とレ
ベル変動検出回路2の出力電圧V2の差の程度に応じ
て、必要とするループ帯域が選択できる様に判定回路3
の出力状態を変え、また、これに従ったループ帯域制御
回路4の構成とする。
【0024】これにより、受信信号レベル変動の程度に
応じたループ帯域に直接切替えることができ、むだな時
間を省くことができる。また、この場合も第1の実施例
と同様タイマ回路3を動作させる。
【0025】尚、この第2の実施例に示す、必要とする
ループ帯域に直接切替える方式、または第1の実施例に
示す1段階ずつループ帯域を切替える方式は、衛星側の
受信機の場合地上からのコマンドによりいずれかの方式
を選択できるようにすることも可能である。また、タイ
マ回路3の設定時間についても地上からのコマンドによ
り変更することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による受信
機の自動利得制御回路は、受信信号のレベル変動変化率
の程度によりループ帯域を自動的に制御するようにした
ため、受信信号に急激なレベル変動が発生した場合で
も、レベル変化に追従し、復調器にて異常な復調信号を
出力することなく、確実に信号を受信,復調することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動利得制御装置のブロッ
ク図である。
【図2】従来の自動利得制御装置のブロック図である。
【図3】人工衛星の地球局との通信概念を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 自動利得制御回路 2 レベル変動検出回路 3 判定回路 4 ループ帯域制御回路 5 タイマ回路 6 レベル判定回路 11,22 振幅検波器 13 自動利得制御増幅器 14,21 中間周波増幅器 15 自動利得制御ループフィルタ 23 ローパスフィルタ 24 レベル変動検出増幅器 31 減算器 32 電圧比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号レベルに応じた利得設定をなす
    自動利得制御ループ回路と、受信信号レベルの急激な変
    動を検出するレベル変動検出回路と、受信信号のレベル
    強度を判定するレベル判定回路と、この判定出力、前記
    自動利得制御ループ回路の利得制御電圧、更には前記レ
    ベル変動検出回路の検出出力に基づいて前記自動利得制
    御ループ回路のループ帯域の自動切替え制御をなすルー
    プ帯域制御回路とを含むことを特徴とする自動利得制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ループ帯域制御回路によりループ帯
    域がより広帯域に切替えられたとき、一定時間後に切替
    え直前のループ帯域へ復帰制御する手段を含むことを特
    徴とする請求項1記載の自動利得制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ループ帯域制御回路によりループ帯
    域が広帯域に切替えられたとき、受信器の同期はずれが
    生じたときに前記ループ帯域を前記広帯域に対してより
    狭い狭帯域に復帰制御する手段を含むことを特徴とする
    請求項1または2記載の自動利得制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ループ帯域制御回路は、外部コマン
    ドに応答して前記ループ帯域を切替え制御可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜3記載のいずれか
    の自動利得制御装置。
JP23940493A 1993-09-27 1993-09-27 自動利得制御装置 Withdrawn JPH0794984A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005112381A1 (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 無線通信装置及び復調方法及び周波数偏差補正回路
JP2009296185A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Nec Network & Sensor Systems Ltd 広帯域電力増幅装置およびバイアス制御回路

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US8018914B2 (en) 2004-05-17 2011-09-13 Mitsubishi Electric Corporation Radio communication device, demodulation method, and frequency deflection correction circuit
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