JPH079304A - 機械構造物の弾性変形の補正位置決めを行う補正方法 - Google Patents

機械構造物の弾性変形の補正位置決めを行う補正方法

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JPH079304A
JPH079304A JP15893293A JP15893293A JPH079304A JP H079304 A JPH079304 A JP H079304A JP 15893293 A JP15893293 A JP 15893293A JP 15893293 A JP15893293 A JP 15893293A JP H079304 A JPH079304 A JP H079304A
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JP
Japan
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thrust
frame
elastic deformation
actuator
force
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JP15893293A
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English (en)
Inventor
Masakazu Miyashita
宮下政和
Akira Kanai
金井彰
Kiyomasa Daito
大東聖昌
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置決め加工誤差の発生を防止し、正確な位
置決めを行うことである。 【構成】 コラム部1aの上下に横方向に一体の上片1
bと下片1cを設けたC型フレームで、このフレーム1
の外部に制御部4、ドライバ5、推力アクチュエータ3
からなる推力装置Aの推力アクチュエータ3の取付けス
タンド2を設ける。取付けスタンド2は上部を横方向に
屈折させ、屈折片2aの下面には推力アクチュエータ3
が取付けてあって、推力アクチュエータ3の可動子6
は、前記フレーム1の上片1bの上面に結合させてあ
る。フレーム1の上片1bに外力Lが作用し、フレーム
1は弾性変形δを生ずる。この弾性変形δはコラム部1
aに取付けた変位センサ7で検出し、この出力は前記制
御部4にフィードバックし、制御部4からドライバ5を
介して推力アクチュエータ3の入力信号に比例した推力
Fを発生し、この推力は外力Lを打消すようにする。即
ちフレーム1に作用する力は見かけ上零となりフレーム
1の変形が補正される構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械構造物に外力が作
用するフレームの弾性変形を推力装置と変位検出器を用
いて補正位置決めを行う補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来機械構造物のC形フレームに外力が
作用すると弾性変形する。従って、弾性変形をなくすた
め一般にはやむを得ず門型に構成したものがある。
【0003】また、ロボットを用いて工具ユニットを保
持して工作物を切削するものは使用されて公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の前者は
弾性変形を防ぐためフレームを門型にするは製作上に困
難で作り難く、しかも使用するに当って作業性に欠陥が
あった。
【0005】また後者では許容変形に限度があり、大き
な剛性を必要とする、従って大きくなる等の問題があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、外力が作用し、フレーム部に生じた弾性変位
を変位検出センサで検出し、この出力を推力アクチュエ
ータ制御部にあたえ補正推力を発生し、フレームに作用
する見かけの力が零となるよう制御して、フレームの変
形が補正されるように補正位置決めを行う補正方法を提
供するものである。
【0007】
【作用】図2のサーボ系ブロック線図で説明する。外力
Lが作用するフレーム部1のコンプライアンスC(撓み
やすさ)によりフレームに生ずる変位δをフレーム1に
設けた変位検出センサ7で検出し、この出力を制御部
4、ドライバ5、アクチュエータ3からなる推力装置A
の制御部4にフィードバックし、アクチュエータ3は外
力Lを打消すように補正推力Fを発生し、フレームに作
用する見かけ上の力が零となるように制御し、フレーム
の変形が補正される。
【0008】
【実施例】図は本発明の機械構造物の弾性変形の補正方
法に係る実施例で、以下詳しく説明する。
【0009】図1はC型フレームの場合の弾性変形補正
の一実施例で、1はコラム部1aの上下に横方向に一体
の上片1bと下片1cを設けたフレームである。2は制
御部4、ドライバ5、推力アクチュエータ3からなる推
力装置Aの推力アクチュエータ3を取付ける取付けスタ
ンドで、フレーム1の外部に設けてある。取付けスタン
ド2は上部横方向に屈折させ、屈折片2aの下面には前
記推力アクチュエータ3が取付けてあって、推力アクチ
ュエータ3の可動子6はフレーム1の上片1bの上面に
結合させてある。
【0010】図2は図1のサーボ系のブロック線図で、
この線図により図1を説明する前記フレーム1の上片1
bには外力Lが作用し、このフレーム1のコンプライア
ンスCにより前記フレーム1は弾性変形δを生ずる。こ
の弾性変形δはコラム部1a取付けた変位センサ7で検
出し、この変位センサ7で検出した出力は前記推力装置
Aの制御部4にフィードバックする。この制御部4から
ドライバ5を介して推力アクチュエータ3は入力信号に
比例した推力Fを発生し、この推力Fは外力Lを打消す
ようにする。
【0011】フレーム1に作用する力は見かけ上零とな
りフレーム1の変形が補正される。
【0012】推力Fが反力によって取付けスタンド2は
点線で示すように変形するが力が伝達されるだけで変形
補正機能とは無関係である。
【0013】図3は縦形平面研削機による補正方法では
工作物Wがベース11上に取付けられ、このベース11
の一端側にコラム12が立上り、このコラム12には下
部に向けて研削砥石13aを設けた砥石ヘッド13取付
けられている。前記砥石ヘッド13をコラム12に沿っ
て下方向に動かし工作物Wに切込み送りをかけるように
する。
【0014】前記コラム12の背面には、推力アクチュ
エータ14を取付ける取付けスタンド15を設け、前記
推力アクチュエータ14の一端を取付けスタンド15
に、他端の可動子16をコラム12に結合する。
【0015】コラム12には変位検出センサ17を設け
る。
【0016】また変位検出センサ17の出力は、制御部
18、ドライバ19、推力アクチュエータ14からなる
推力装置の制御部18にフィードバックさせる。このフ
ィードバックはドライバ19を介してアクチュエータ1
4は変位(加工反力)Lに比例した補正推力Fをコラム
12に加え、コラム12の変位が零となるよう制御す
る。
【0017】次に図4に示す第3実施例は汎用ロボット
を用いてベース上に定置した加工物を切削加工するロボ
ットのアームの変位の補正で、ベース21上に定置させ
た工作物Wを加工用ロボットRのハンド部Hによって動
力付工具ユニット22を保持し、移動プログラム径路に
沿って工作物Wを前記動力付工具ユニット22によって
切削するようにする。
【0018】この切削加工する時の加工反力Lが加工用
ロボットRのアーム23に作用し、このアーム23が弾
性変形する。この弾性変形は前記アーム23に設けた変
位検出センサ24によってこの変位量を検出するように
する。
【0019】加工用ロボットRには工作物Wを間にした
対向位置に補正用ロボットRaを配置してある。この補
正用ロボットRaのハンドHaは推力アクチュエータ2
5を保持させ、推力アクチュエータ25の一端が加工用
ロボットRのハンドHの上部側になるよう補正用ロボッ
トRaの動作をプログラムされている。
【0020】前記加工用ロボットRのアーム23の変位
を検出する変位検出センサ24の出力は、推力アクチュ
エータ25、制御部26、ドライバ27からなる推力装
置の推力アクチュエータ25の制御部26にフィードバ
ックさせ、サーボ系はドライバ27、アクチュエータ2
5を介して変位(加工反力L)に比例した補正推力Fを
発生し、補正用ロボットRaは加工用ロボットRのハン
ドHを下方に押しつけF=Lとする。即ち加工用ロボッ
トのアーム23の変位が零になるように制御するように
する。
【0021】加工用ロボットRのアーム23の変形が補
正され工具ユニット22はプログラムに沿った位置に位
置決めされ加工誤差の発生が防止される。
【0022】図5は摺動テーブルの負荷力の補正を示す
第4実施例で、ベース31上に設けたガイドウエイ32
に摺嵌して滑動する摺動テーブル33の一端は送りねじ
軸34と螺合し、送りねじ軸34の他端は支持ブラケッ
ト35に軸支され支持ブラケット35に取付けたモータ
36によって回転があたえられている。
【0023】また摺動テーブル33の他端はベース31
上に設けた推力アクチュエータ37の可動子38と結合
されている。
【0024】前記ねじ軸34が軸支された支持ブラケッ
ト35にはブラケット35の弾性変形を検出する変位セ
ンサ39を設けて、この変位センサ39で検出した変位
出力は推力アクチュエータ37を制御する制御部40に
フィードバックするようにしてある。
【0025】この補正は、前記送りねじ軸34を送りモ
ータ36でθ°だけ回転して摺動テーブル33を左方向
にP.θ/360(P=ピッチ)だけ移動させると、摺
動テーブル33には負荷力Lが作用しているとする。力
はベース31、摺動テーブル33、送りねじ軸34、支
持ブラケット35、ベース31に伝達され、ねじ軸支持
ブラケット35は負荷力によって点線で示すように弾性
変形δする。摺動テーブル33は(目標移動値はP.θ
/360−ブラケットの変位δ)だけ移動するだけであ
る。
【0026】支持ブラケット35の変位を検出し、この
検出出力をアクチュエータ37の制御部40にフィード
バックし、サーボ系はドライバ41、アクチュエータ3
7を経て補正推力Fを発生し、これを摺動テーブル33
に加えF=Lとなるように制御する。即ちδが零となる
ようにする。
【0027】図6は両センタで支持された工作物の位置
補正の第4実施例を示したもので、工作物Wはトラバー
ステーブル41上の主軸台42と心押台43の主軸セン
タ42aと心押し軸センタ43a間に両センタ42a,
43aで支持されて研削砥石44に対して左右に移動し
ながらモータ45の駆動による研削砥石44の回転で研
削されるのである。
【0028】また研削砥石44と対応してトラバーステ
ーブル41の外側に推力アクチュエータ46を設け、こ
の推力アクチュエータ46の可動子47を工作物Wに接
触させて設けてある。
【0029】前記左右移動のトラバース研削されるトラ
バースにつれ工作物Wにかかる研削力Lの作用点は移動
し、工作物Wの弾性変形量、支持部の弾性変形量が変化
する。これのように工作物Wの円筒度には悪影響を及ぼ
している。
【0030】主軸台42及び心押台43に力検出センサ
48,48aを設け、研削力Lの支持反力Ll,Lrを
検出する。
【0031】検出出力Ll+Lr=Lをアクチュエータ
46の制御部49にフィードバックする。
【0032】サーボ系はドライバ50、アクチュエータ
46を経て補正力Fを発生し、F=Lとなるように制御
部49で制御する。
【0033】このF=Lのとき主軸センタ42a、心押
し軸センタ43aに作用する力は零となり、工作物Wの
変形、変位ともに零となる。
【0034】従って細長い撓みやすい工作物を研削して
も高円筒度が保障される。
【0035】
【発明の効果】加工反力によって弾性変形すれば斜めに
研削加工され、平行度精度がわるく、推力アクチュエー
タに変形を補正すれば工作物を平行に加工できる。また
加工用ロボットの場合アームの変形が補正され工具をプ
ログラム通りの位置に位置決め加工誤差の発生が防止さ
れる。またテーブルに大きな負荷力が作用してもアクチ
ュエータを用いて補正推力を作用させれば正確な位置決
め等ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】機械構造物の弾性変形の補正方法のC形フレー
ムによる第1実施例の補正方法の説明図である。
【図2】サーボ系のブロック線図である。
【図3】縦形平面研削機による第2実施例の説明図であ
る。
【図4】汎用ロボットを用いた切削加工による第3実施
例の説明図である。
【図5】摺動テーブルの負荷力の補正の第4実施例の説
明図である。
【図6】両センタに支持された工作物の位置補正の第5
実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム 1a,12 コラム部 1b 上片 1c 下片 2,15 取付けスタンド 2a 屈折片 3,14,25,37,46 推力アクチュエータ 4,18,26,40,49 制御部 5,19,27,41,50 ドライバ 6,16,38,47 可動子 7,17,24,39 変位センサ 11,21,31 ベース 13 砥石ヘッド 13a,44 研削砥石 22 工具ユニット 23 アーム 32 ガイドウエイ 33 摺動テーブル 34 送りねじ軸 35 支持ブラケット 36,45 モータ 41 トラバーステーブル 42 主軸台 42a 主軸センタ 43 心押台 43a 心押し軸センタ 48,48a 力検出センサ L 外力 R,Ra ロボット W 工作物 F 補正力
フロントページの続き (72)発明者 金井彰 東京都東大和市南街3−50−1 丸山台2 −105 (72)発明者 大東聖昌 静岡県浜松市泉1丁目18−27

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外力の作用でコンプライアンスにより弾
    性変形し、この弾性変形を変位検出センサで検出し、こ
    の検出出力を制御部、ドライバ、推力アクチュエータか
    らなる推力装置の前記制御部にフィードバックし、制御
    部、ドライバ、推力アクチュエータを介して補正推力を
    発生し、この補正推力を外力に加え、補正推力と外力の
    和が零となるように制御する事を特徴とした推力装置と
    変位検出器を用いた機械構造物の弾性変形補正方法。
JP15893293A 1993-06-29 1993-06-29 機械構造物の弾性変形の補正位置決めを行う補正方法 Pending JPH079304A (ja)

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JP15893293A JPH079304A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 機械構造物の弾性変形の補正位置決めを行う補正方法

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JPH079304A true JPH079304A (ja) 1995-01-13

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ID=15682495

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JP (1) JPH079304A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002001656A (ja) * 2000-06-22 2002-01-08 Nisshin Kikai Seisakusho:Kk トラバース円筒研削盤および長尺丸棒状のワークの円筒研削方法
KR100786634B1 (ko) * 2006-07-24 2007-12-18 한국생산기술연구원 연삭장치 및 연삭장치의 척킹핀 정렬방법
JP2014200870A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 株式会社ディスコ 加工装置

Cited By (3)

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JP2002001656A (ja) * 2000-06-22 2002-01-08 Nisshin Kikai Seisakusho:Kk トラバース円筒研削盤および長尺丸棒状のワークの円筒研削方法
KR100786634B1 (ko) * 2006-07-24 2007-12-18 한국생산기술연구원 연삭장치 및 연삭장치의 척킹핀 정렬방법
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