JPH0792976B2 - 記録又は再生装置 - Google Patents

記録又は再生装置

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JPH0792976B2
JPH0792976B2 JP58201517A JP20151783A JPH0792976B2 JP H0792976 B2 JPH0792976 B2 JP H0792976B2 JP 58201517 A JP58201517 A JP 58201517A JP 20151783 A JP20151783 A JP 20151783A JP H0792976 B2 JPH0792976 B2 JP H0792976B2
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    • GPHYSICS
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    • G11B23/033Containers for flat record carriers for flexible discs
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は記録又は再生装置、特に、回転記録媒体を使用
する記録又は再生装置に関する。
(従来技術) 例えば、回転磁気シート等の記録媒体を用いて情報の記
録あるいは再生を行う装置は種々知られている。この様
な装置にあつては記録媒体の結合部を装置側の回転駆動
軸に確実に装着することが必要となる。即ち、記録媒体
の装着が不完全であると、回転軸に対して記録トラツク
の偏心が生じ、例えば、記録済みの記録媒体を別の再生
装置で再生する場合に記録トラツクのトレースがうまく
行えなくなると云つた事態を生ずることがある。又、装
着が確実に行われていないと、記録媒体とヘツドとの接
触が良好に行われず記録媒体とヘツドの間の信号の変換
に支障が生じたり、記録媒体あるいはヘツドの破損とい
つた事故を生ずることもある。
上述の様な欠点を解消させるための方法として、記録媒
体の結合部を装置側回転駆動軸に圧入する様にしたり、
回転駆動軸をテーパ状にする等して前述の偏心を少くす
る装着方法が従来知られている。この様な装着方法に於
いては、例えば、記録媒体を所定の位置に位置決めする
手段として、回転駆動軸に永久磁石を配し、又、記録媒
体の結合部の対応位置に磁性材を設けて、両者間での吸
引力により記録媒体の結合部を回転駆動軸に対し所定の
位置に位置決めする様にしたり、記録媒体が装填される
と該記録媒体の結合部を回転駆動軸に対して強制的に所
定の位置へ押し込み、記録又は再生時に該記録媒体と一
体的に回転する、若しくは、接触状態を維持する押圧手
段を備えた機構が用いられている。しかし乍ら、前者の
永久磁石による方法の場合には、永久磁石の吸引力を十
分大きくする必要があり、そのために永久磁石の体積を
増やしたり稀土類系の高価な材料を使用しなければなら
ない等の不利があり、更に、永久磁石の吸引力を増すこ
とは磁気シート等の記録媒体の場合、情報の記録/再生
に磁気的な影響を及ぼすために限度がある。又、後者の
記録媒体を回転駆動軸に対して強制的に押し込み記録媒
体と一体的に回転する、若しくは、接触状態を維持する
押圧手段を備えた機構にあつては、記録媒体の回転精度
への影響が大きくなり特に小型の回転磁気シートを用い
る記録又は再生装置には不向きである。
ところで、この種の装置に於いては、記録/再生動作の
迅速化と云うことを考慮すると、記録媒体が回転駆動軸
に確実に装着された後、直ちに記録又は再生ヘツドが予
め決められた位置、即ち、直ちに信号の記録又は再生を
行なう事が出来る位置に位置させられる様にすれば大変
好都合である。殊に、ステイル・ビデオ・カメラ等の静
止画記録装置にあつては記録のチヤンス(カメラで言わ
れる所謂シヤツター・チヤンスに相当)を逃すことが少
なくなると云つた点で非常に有益なものである。
(目的) 本発明は以上に述べた様な事情に鑑みて為されたもの
で、その特徴とするところは、記録媒体の中心部に設け
られた結合部と結合してこれを回転する回転駆動手段
と、前記記録媒体に対し信号の記録又は再生を行なうた
めの記録又は再生ヘツドと、前記ヘツドを前記記録媒体
に対して移動させるためのヘツド移動手段と、前記記録
媒体を受け入れ可能な着脱位置から前記回転駆動手段と
結合可能でかつ前記ヘツドによる信号の記録又は再生の
可能な所定の装填位置へと移送する記録媒体移送手段
と、前記記録媒体移送手段によつて前記記録媒体が前記
着脱位置から前記装填位置へと移動される動作に連動し
て前記記録媒体の結合部を前記回転駆動手段へと一時的
に押圧してこれを結合せしめるとともに、その結合動作
の完了後は押圧を解除する押圧手段と、前記記録媒体移
送手段による前記記録媒体の前記着脱位置から前記装填
位置への移送が完了したとき、前記記録媒体移送手段を
係止して、前記記録媒体を前記装填位置に保持するため
の係止手段と、前記記録媒体移送手段によつて前記記録
媒体が前記装填位置へと移動され、かつ前記記録媒体移
送手段の移動に応じた前記押圧手段による前記結合部に
対する押圧動作の完了後、該押圧動作が解除され、かつ
前記係止手段が前記記録媒体移送手段の係止を完了した
ことを検出するための検出手段と、前記検出手段の出力
に基づいて上記ヘツド移動手段を制御し、前記ヘツドを
前記記録媒体上の次の記録又は再生開始位置へと移動す
るとともに前記回転駆動手段を作動させて前記記録媒体
を回転してスタンバイ状態となす制御手段とを具えた記
録又は再生装置にあり、回転記録媒体を使用する記録又
は再生装置、特に、該記録媒体をその結合部を回転駆動
手段の回転駆動部に結合させて使用する記録又は再生装
置として、記録媒体が回転駆動部に確実に装着された
後、直ちに記録又は再生用ヘツドの位置を制御して信号
の記録又は再生動作を迅速化し得る様にしたものであ
る。
(実施例による説明) 以下、上記の目的の達成のために本発明に於いて講じた
手段について実施例により例示説明する。
先ず第1図を参照するに、同図に於いて、1は記録媒体
収納容器としてのカセツトを示しており、その内部に記
録媒体としての回転磁気シート2が収納されている。磁
気シート2の中心部には合成樹脂等で成形された結合部
としてのセンター・コア3が設けられており、該センタ
ー・コア3の下面には磁性体(不図示)が固着されてい
る。カセツト1には上面側及び下面側開口部1a及び1bが
設けられており、シート2の回転を安定化するための安
定板(後述)が挿入可能となつている。そして、下面側
開口部1b側より記録又は再生用磁気ヘツド5がシート2
に当接される。6は不図示のシート回転用モータにより
回転駆動される、シート2に対する回転駆動部としての
スピンドルであり、そのフランジ部6aに上述のセンター
・コア3の下面が当接することにより、磁気シート2
の、ヘツド5に対する高さが規定される。スピンドル6
のフランジ部6aには永久磁石7が設けられており、前述
のセンター・コア3に設けられている不図示の磁性体を
吸引する。尚、1c,1dはセンターコア3に対応したカセ
ツト1の上、下面の開口である。
前記のセンター・コア3の、スピンドル6に対する嵌合
部は2つの斜面部3b及びばね部3aにより形成されてお
り、カセツト1が装着されるとスピンドル6に対してば
ね部3aによりセンター・コア3の斜面部3bが接する様に
取り付けられる。そしてセンター・コア3とスピンドル
6の圧接力及び永久磁石7の吸引力によりスピンドル6
とシート2とは一体的に結合されて回転し、そして前述
のヘツド5により信号の記録/再生が行われるものであ
る。
4はその外周にラチツト歯を有する記録量又は残量表示
用部材としてのカウンタであり、その中心部には記録又
は再生装置側に備えられたカウンタ駆動用連結軸8が係
合する穴4a及びこれに連らなるキー溝4bが設けられてい
る。このキー溝4bと駆動用連結軸8に設けられたキー部
8aとが係合する。又、外周のラチツト歯に対しては位置
決め部材としての不図示の弾性クリツク・ストツプ部材
がこれと係合する様に設けられている。ここで、カウン
タ4の外周のラチエツト歯の1ピツチは磁気シート2上
での1記録トラツク・ピツチに相当する様に設定されて
おり、連結軸8は後述する様に磁気ヘツド5に対する移
動機構のヘツド移動動作に関連して回転する様に構成さ
れている。尚、連結軸8はそのキー部8aと表示用部材4
のキー溝4bとの位相が一致した時、両者が係合する様に
構成され、且つ、この時の連結軸8の上下動に関連して
オン、オフさせられるスイツチが付設されている。1e及
び1fはカウンタ4に対応したカセツト1の上、下面の開
口で、上面側開口1eの周辺には記録トラツクNo.の目盛1
gが形成され、カウンタ4はそのキー溝4bの、該目盛1g
に対する位置によりトラツクNo.を表示するものであ
る。
さて上述の如き磁気シート2の装着方法にあつてはセン
ター・コア3のばね部3a及び斜面部3bとスピンドル6と
の圧接力が大きいと永久磁石7による吸引力によりセン
ター・コア3をフランジ部6a迄圧接できない場合が生ず
る。これはスピンドル6及びセンター・コア3の寸法精
度,仕上状態及び温度等により影響を受けるからである
が、この様に装着が不完全な場合、ヘツド5とシート2
との接触がうまく行なわれず、信号の記録/再生性能が
極端に劣化したり、後述の安定板によりシート2が損傷
を受けたりする事故等が危惧されることになる。
一方、磁気シート2の、スピンドル6への装着完了後、
直ちに磁気ヘツド5が記録又は再生のための予め決めら
れた位置に移動させられ、更に、スピンドル6の回転も
開始されれば、記録あるいは再生開始信号が発せられた
ときには直ちに記録あるいは再生が可能となり大変便利
である。特に、スピンドル6を回転させるモータの立上
り時間等を考えるとシート装着後直ちにシート回転用モ
ータをスタートさせることは時間的節約の面で有益であ
る。
次に第2図以下を参照して本発明の一実施例を説明す
る。
先ず、第2〜7図を参照して、この実施例に於けるカセ
ツト装填並びに磁気シート装着機構について説明する。
第2図を参照するに、同図に於いて、11は記録又は再生
装置の本体を示しており該本体には前述のスピンドル6
及び永久磁石7、表示用部材駆動用連結軸8並びにヘツ
ド5が夫々回転可能並びに移動可能に設けられている。
更に本体11にはヒンジ軸12が設けられている。16は本体
11に設けられた側板であり、該側板16には、軸17が植立
され、該軸17にはばね19にて時計方向へ附勢力が与えら
れている緊定レバー18が回動可能に設けられている。更
に同側板16には一対のピン20が植立され該ピン20に案内
されてスライド可能な2つのロツク・レバー21,23が夫
々ばね22,24により図中左方に附勢されて設けられてい
る。尚、41,42はばね22,24に対するばね掛けピンで、側
板16に植設されている。
31はカセツト受け入れ部としてのホルダーであり、該ホ
ルダー31はそのヒンジ部31eにより前述のヒンジ軸12を
中心にして本体11に対して回動可能に取り付けられる。
該ホルダー31には前述のカセツト1を受け入れるための
開口部31fが一端部に設けてあり、該開口部31fより、カ
セツト1が挿入される。ホルダー31に設けられている開
口部31a及び31bは夫々後述の安定板37及び15を挿入する
ためのものであり、又、開口部31c及び31dは夫々スピン
ドル6及び後述の押えばね38を挿入するためのものであ
る。
下面側に設けられた開口部31gは前述の本体11に設けら
れているカセツト感知スイツチ51の接片51a及び連結軸
8の挿入用開口である。又、上面側に設けられた円形開
口部31hはカセツト1のカウンタ4をカセツト1の上面
の目盛1gと共に観察可能に為すためのものである。
35は外筐部材、即ち、外カバーであり、該外カバー35は
そのヒンジ部35aにより前述のヒンジ軸12を中心にして
本体11に対して回動可能に取り付けられている。該外カ
バー35の先端側面35c上にはロツク・ピン36a,36bが植設
されており、又、ホルダー31に対するフツク部材40が設
けられている。該外カバー35はカセツト1のカウンタ4
を該カセツト1の上面の目盛1gと共に観察可能に為すた
めの円形開口で、保護ガラス45がはめ込まれている。37
は外カバー35の天井部に取り付けられた上側安定板であ
り本体11側に設けられている下側安定板15と共にシート
2をそれぞれ上下から挾み込んでシート2が回転する際
の振動並びに変形を防止する。この場合、各安定板37,1
5とシート2との間には適当な空気層が形成される様に
それらの位置が設定される。尚、ヘツド5は下側安定板
15の中央部に設けられた開口15aを通じて突出してい
る。38はその尾端38bが外カバー35の天井部にねじ等の
手段にて固着されたセンター・コア押圧手段の一例であ
るT字状板ばねで、その先端38aは図示の如く下方に突
出する様に形成されていて、外カバー35の天井部に固着
された位置規制部材39により初期力が附与された状態で
突出部38aがスピンドル6の上部に来る様に配されてい
る。
前述のヒンジ軸12に配されたばね13は前述のホルダー31
と外カバー35に対し夫々その腕部が当てられ、両者間に
開き方向の回転力を附与する。又、ばね14はその一腕部
が本体11にそして他腕部が外カバー35に当てられること
により、外カバー35に反時計方向の回動力を附与してい
る。
51及び52は本体11に設けられているスイツチで、スイツ
チ51は、カセツト1がホルダー31に挿入されている場
合、後述の第4図あるいは第5図のホルダー31の位置で
その接片51a,51bを閉じるカセツト感知スイツチであ
り、又、スイツチ52はロツクレバー23のスイツチ制御腕
23dによりその接片52aが押圧されて後述の第7図の状態
で接片52a,52bを閉じるセンター・コア押圧解除検出手
段の一例であるシート装着完了検出スイツチである。
斯かる構成に於いて、カセツト1を装填するには第3図
に示す如く外カバー35を本体11に対してばね14の附勢力
によりヒンジ軸12を中心に反時計方向回動させて開放さ
せ、その一端35bが本体壁11aに当接して停止させられた
状態にする。この場合ばね13の附勢力によりホルダー31
は外カバー35に対して時計方向に回動しようとするが、
該外カバー35に設けられたフツク部材40により第3図の
位置に拘束される様になる。
ここで前述の側板16に設けられているレバー類の状態に
ついて説明をしておくと、外カバー35及びホルダー31が
第3図の如く開かれた状態では第6図に示す如く、緊定
レバー18のフツク部18bとロツク・レバー21の爪部21dと
が係合した状態となつている。又、レバー21の曲げ部21
cとロツク・レバー23の一端23cとが当接しており、従つ
て両ロツク・レバー21,23は夫々ばね22,24に抗して右方
に変移した位置でロツクされた状態となつている。又、
両ロツク・レバー21,23に設けられている爪部21a及び23
a並びに21b及び23bは外カバー35に植設されたロツク・
ピン36a,36bの移動軌跡外に位置している。尚、この状
態では前述の装着完了検出スイツチ52の接片52a,52bは
開いた状態となつている。
再び第3図に戻つて、図示の状態でホルダー31の開口部
31fよりカセツト1を挿入し、外カバー35をばね14の附
勢力に抗してヒンジ軸12を中心に時計方向へ回動させる
と、ホルダー31もヒンジ軸12を中心に同方向に回動し、
第5図に示すカセツト装着及びシート装着完了位置に相
当する位置ではスピンドル6がホルダー31の開口部31c
を通じてシート2のセンター・コア3の中心孔に進入
し、又、下側安定板15及び上側安定板37も夫々ホルダー
31の開口部31b及び31aを通じてカセツト1の開口部1b及
び1a中に進入する。そして、この時、外カバー35を第4
図に示す如く、第5図に示したカセツト装着及びシート
装着完了位置に相当する位置よりも更に矢印F方向へ押
し込むと、この時に外カバー35に設けられている板ばね
38の先端突出部38aによりシート2のセンター・コア3
がスピンドル6側へ附勢される様になる。この時の、外
カバー35の押込みストロークとセンター・コア3の必要
押し込み量との量的な差は板ばね38の撓みとして吸収さ
れる。ここで前述した様にホルダー31にカセツト1が挿
入されていれば、第4図及び第5図の状態ではカセツト
感知スイツチ51の接片51a,51bはカセツト1にて押圧さ
れて閉じる。勿論、カセツト1が取り出されている場合
は開いたままである。
第4図の様に外カバー35が押し込まれると外カバー35に
植設されているロツク・ピン36a,36bのうち、ピン36bが
緊定レバー18の尾端18aを押し下げて同レバー18をばね1
9に抗して軸17を中心に反時計方向に回動させることに
よりそのフツク部18bとロツク・レバー21の爪部21dとの
係合を解く。この係合解除によりロツク・レバー21はば
ね22の附勢力により左方へ走行し、この時、ロツク・ピ
ン36a,36bの上側に夫々その爪部21a,21bが位置する様に
なる。そしてその後、外カバー35の押込みを解除すると
ばね14の附勢力により外カバー35はヒンジ軸12を中心に
反時計方向へ回動しようとするがこの時、ロツク・ピン
36a,36bとロツク・レバー21の爪部21a,21bとが夫々係合
しその回動を禁止する。又、この時に今度はロツク・レ
バー23がばね24の附勢力により左方へ、ロツク・レバー
21の曲げ部21cにより規制される迄走行し、その爪部23
a,23bとロツク・ピン36a,36bとが第7図に示す如く係合
する。即ち、この時点で外カバー35は本体11に対して固
定されるわけである。そしてこの状態ではロツク・レバ
ー23のスイツチ制御腕23dにより装着完了検出スイツチ5
2の接片52a,52bは閉じ、又、外カバー35に設けられてい
る板ばね38の先端38aは第5図に示す如くセンター・コ
ア3との接触を断ち、磁気シート2はスピンドル6と確
実に係合された状態となつて、この状態でスピンドル6
の回転により回転させられる様になる。
因みに、カセツト1を取り出すには側板16のスロツト状
開口16から突出しているロツク・レバー21の曲げ部21e
をばね22,24に抗して第7図中、右方へ押して、ロツク
・レバー21が緊定レバー18にてロツクされる第6図の状
態にすれば良く、これにより、ロツク・レバー23が原位
置に復帰してスイツチ52が開くと共に、外カバー35、ホ
ルダー31がばね13,14の作用により第3図の状態となる
ことについては詳しい説明を要しないであろう。
尚、第3〜5図中、43はホルダー31の内部の底部に設け
られたカセツト1に対する位置決め部材であるが、この
位置決め部材43に対し、例えば、外カバー35の天井部
に、該外カバー35の閉鎖に関連してカセツト1を該位置
決め部材に向けて押圧する板ばね44等を設けてホルダー
31に対するカセツト1の確実な位置決めを行う様にする
を可とするものである。
さて、以上に説明したカセツト装填並びに磁気シート装
着機構の構成にあつては、第5図に示すカセツト装填及
びシート装着完了状態では外カバー35に設けられている
板ばね38の突出部38aによるシート2のセンター・コア
3に対する附勢が解除されるものであるため、記録/再
生のためのシート2の回転に対し、何ら悪影響を及ぼす
事が無いといつた利点の外に、例えば、外カバー35はそ
のピン36a,36bを2枚のロツク・レバー21,23の間で挾持
的にロツクされることにより開き方向及び閉じ方向の双
方に対して位置を拘束されるものであるため、第5図の
カセツト装填シート装着完了状態で外カバー35に外力が
加えられても該外カバー35は不動の状態を保ち、この外
力の、シート2及びセンター・コア3に対する悪影響を
阻止出来、又、斯かる外カバー35のロツクは該カバー35
を第4図に示す様に、第5図のカセツト装填シート装着
完了状態に相当する位置を越えて更に押し込まない限り
惹起されず、そして、この更なる押し込みに際して上記
板ばね38によるシート2のセンター・コア3の、スピン
ドル6方向の附勢が惹起されるものであるから、センタ
ー・コア3とスピンドル6との結合を確実に保証出来る
様になり、又、これによりスピンドル6の永久磁石7を
小型のものに為し得、或いは、全く不要にし得る等の利
点が得られる様になるものである。
ここで、以上に説明したカセツト装填並びにシート装置
機構の変形として、例えば、上記ホルダー31を省略し
て、この代りに本体11のヒンジ軸12と側板16とで挾まれ
る空間にカセツト1の形状に則した形状の枠体等により
固定のカセツト受け入れ部を形成し、この受け入れ部に
カセツト1を投げ込み式で収容する様にしても良いもの
で、その場合、外カバー35には例えばその天井部に板ば
ね、スポンジ、或いは、軟質ゴム等の弾性部材を、第5
図の外カバー35のロック状態でカセツト1を本体11に対
して押し付けるべく作用する様に設けて、カセツト1を
本体11に対して固定状態に保持する様にするを可とする
ものである。又、この場合、手動で操作出来る様な、或
いは、外カバー35の開き動作に連動する様な、カセツト
1を本体11の受け入れ部からイジエクトするための手段
を附加するを可とするものである。
次に磁気ヘツド移動機構及びその制御回路について第8,
9図により説明する。
先ず第8図を参照するに、同図に於て、5は前述の磁気
ヘツドであり、ヘツド取付基板9を介してヘツド・キヤ
リア46に固定されているヘツド・キヤリア46は滑動用ボ
ール48を介してガイド・レール47に支持され、ガイド・
レール47に沿つて移動可能となつており、磁気シート2
を回させるためのスピンドル6の方向にヘツド5を移動
させ得る様に構成されている。ヘツド・キヤリア46のア
ーム部46aの先端部には軸46cを介してカム・フオロアー
49が回転可能に取付られている。更に、ヘツド・キヤリ
ア46はそのばね掛け部46bを介してばね50により図中、
上方へ附勢されている。尚、46dはスピンドル6を逃げ
るための長孔である。8は前述のカウンタ駆動用連結軸
であり、ヘツド移動用部材としてのカム51及びラチエツ
ト・ギア52と同心て一体的に回動し、且つ、軸方向にも
移動可能となつていて不図示のばねによりカセツト1側
のカウンタ4と係合する方向に突出附勢されている。従
つて、該連結軸8は、カウンタ4のキー溝4bとそのキー
部8aとの位相が合う迄は軸方向に下方へ逃げており、上
記位相が合致した時点で上昇して正しく係合し、以降、
カウンタ4の駆動が可能となる。尚、ここでは図示しな
いが、この連結軸8に対し、これがカウンタ4と正しく
係合した時にオン又はオフされる係合検出スイツチが設
けられている。
上記カム51の外周のカム面に対しては前述のカム・フオ
ロア49が接触している。ラチエツト・ギア52はその外周
部にラチエツト歯52aが設けられており、更に、復帰ば
ね53により時計方向の復帰力が附与されている。54は連
結軸8及びカム51に対する位置決め手段としての制御爪
であり、軸55を中心としてばね56により反時計方向の附
勢力が与えられ、又、その先端爪部54aはラチエツト・
ギア52のラチエツト歯52aと係合する。57は駆動爪であ
り、駆動レバー60の一端に設けられた軸58により軸支さ
れており、ばね59により時計方向の附勢力が与えられて
いる。そして、その先端爪部57aは矢張りラチエツト・
ギア52のラチエツト歯52aと係合可能となつている。駆
動レバー60はピン61にその長孔60bに於て係合している
ことにより図中、上下に移動可能となつており、且つ、
ばね62により図中、下方へ附勢されている。尚、図示の
状態では駆動爪57の先端がピン65に当接することにより
停止している。
駆動レバー60のアーム部60aにはプランジヤ64のアーム
チヤ(可動吸引片)63が連結されている。尚、ここでは
上述の46〜64で示す要素によりヘツド5に対する移動機
構が構成されている。
斯かる構成に於いて、プランジヤ64に通電されるとアー
マチヤ63が吸収されることにより駆動レバー60はそのア
ーム部60aを介して図中、上方へ移動し、この時、駆動
爪57によりラチエツト・ギア52を復帰ばね53に抗して反
時計方向へ回動させる。尚、その際、駆動爪57の傾斜部
57cとピン66とが当接して駆動爪57の上方への移動が規
制されることによりラチエツト・ギア52の必要以上の回
動が防止される。
プランジヤ64の通電を断つと駆動レバー60及び駆動爪57
はばね62により図示の位置に戻るが、この時、ラチエツ
ト・ギア52は制御爪54によりラチエツト歯52aの1歯分
だけ移動した位置で保持される状態となる。このラチエ
ツト歯52aの1歯分の回動に対するカム51のリフト量を
磁気シート2上での1トラツク・ピツチ分のヘツド移動
量にしておけばヘツド5はヘツド・キヤリア46の移動に
より1トラツク・ピツチ毎の歩進移動を行うことにな
る。又、この時、連結軸8も反時計方向にラチエツト・
ギア52のラチエツト歯52aの1歯分、回動させられ、従
つて、この時、連結軸8がカセツト1側のカウンタ4に
連結していれば、該カウンタ4も同様に反時計方向にラ
チエツト・ギア52のラチエツト歯52aの1歯分、回動さ
せられることになる。そして、この時、カウンタ4の外
周の不図示のラチエツト歯のピツチをラチエツト・ギア
52のラチエツト歯52aのピツチに合わせておくことによ
りカウンタ4はその歩進位置で不図示の弾性クリツク・
ストツプ部材により位置決めされ、その位置に於いてカ
セツト1の上面の目盛1gに対するキー溝4bの位置により
その時のトラツク位置を指示する様になる。
ヘツド移動機構を初期位置へ戻すには、例えば、先の第
7図に於けるロツク・レバー21の右方へのスライドに関
連してピン67を第8図中、下方へ移動させ、制御爪54の
一端54b及び駆動爪57の一端57bを押圧し、制御爪54を時
計方向に、又、駆動爪57を反時計方向に夫々ばね56,59
に抗して回動させてラチエツト・ギア52のラチエツト歯
52aとの係合を解除する。ここで、ラチエツト・ギア52
から制御爪54及び駆動爪57を離脱させただけでは、未
だ、連結軸8がカセツト1側のカウンタ4に係合してい
るため(即ち、カウンタ4に作用しているクリツク・ス
トツプ部材の係止力はラチエツト・ギア52に作用してい
る復帰ばね53の作用力を強いものであるため、連結軸8
は時計方向に回転出来ない状態に在る)、第8図の機構
には何らの変化も起きないが、上記ロツク・レバー21の
右方へのスライドによつて外カバー35及びホルダー31の
閉鎖状態でのロツクが解除され、これらがばね13,14の
作用により開放させられること、この時、カセツト1の
カウンタ4と連結軸8の係合が解除されるために、連結
軸8が無負荷となり、従つて、ばね53及び50によりラチ
エツト・ギア52、カム51及び連結軸8、並びに、ヘツド
・キヤリア46は夫々初期位置へ戻る。尚、この時に復帰
させられるヘツド5の初期位置は、例えば、磁気シート
2の記録エリアの最外周側のトラツクを第1トラツクと
する時、それよりも更に1トラツク・ピツチ分外周側へ
移動した所定の位置である。又、上述したことから理解
される様に、カセツト1を記録又は再生装置から取り出
した場合、カウンタ4はその外周のラチエツト歯に対し
弾性クリツク・ストツプ部材5が係合しているために取
り出された時点での表示位置、即ち、トラツクNo.を保
持する様になる。従つて、このカセツト1のカウンタ4
は言わば磁気シート2の記録位置(使用量)のメモリと
なるものであり、途中迄記録を行なつた磁気シート2が
収容されているカセツト1を使用して記録に行なう場合
等には、上述した連結軸8に連動するスイツチの信号を
利用することにより既記録トラツクに二重に記録を行な
つてしまう様な危惧を生ずることなく、引き続く未記録
トラツクから記録を行なうことが可能になる。従つて、
その意味では再生時には、連結軸8は不作動としておく
様な手段を講ずることが好ましい。
次に第9図を参照して、上記ヘツド移動機構及びシート
回転モータの制御回路について説明する。
同図に於て、第2図に示したカセツト感知スイツチ51及
び装着完了検出スイツチ52は図示の如く抵抗R1,R2と共
に電源(+Vcc)に対し直列回路を構成する時に接続さ
れている。68は前述した連結軸8の、カセツト1側のカ
ウンタ4に対する係合を検出するための連結軸一カウン
タ係合検出スイツチで、詳細は図示しないが、例えば、
連結軸8がカウンタ4に対し非係合となつている時に、
その下方への突出によつて閉成され、その係合と共に自
己摺性によつて開放する様に配された常開型スイツチで
あり、図示の如く、抵抗R3と共に抵抗R1に直列に接続
されている。69はスイツチ52と抵抗R2との接続点aに
接続された切換えスイツチで、記録モードでは端子RC側
に、又、再生モードでは端子PB側に接続させられる。70
はスイツチ69の端子RCを通じて附与されるハイ・レベル
信号に応答して一定周期のヘツド・シフト用パルスを発
生すると共に、スイツチ68と抵抗R3との接続点bの電
位のロウに応答して該パルスの発生を停止する様に為さ
れたパルス発生回路、71はパルス発生回路70の出力パル
スと、スイツチ69の端子RCの信号と、上記接続点bの電
位とを受ける様に為されたアンド回路、72は上記接続点
bの電位を反転させるインバータ、73はインバータ72の
出力のハイにより記録イネーブルとなり、この状態で記
録指令を附与されることにより記録用入力信号のうちの
所定部分(例えば:ステイル・ビデオ・レコーダの場合
には1フイールド若しくは1フレーム分のビデオ信号)
をヘツド5を通じてシート2上に記録する様に為された
記録回路で、ここでは該所定部分の信号の記録の終了と
共に記録終了信号dを出力する様に構成されている。74
は上記スイツチ69の端子RCの信号と上記記録回路73から
の記録終了信号dとを受けるアンド回路である。75はス
イツチ69の端子PBを通じて附与されるハイ・レベル信号
に応答して単パルスを出力するワン・シヨツト回路(モ
ノ・マルチ・バイブレータ)、76は同じくスイツチ69の
端子PBのハイによりイネーブルとなると共に、この状態
で再生トラツク切換え指令を附与されることにより再生
トラツク切換えのためのヘツド・シフト・パルスを出力
する再生トラツク切換え回路、77は上記アンド回路71及
び74の出力と上記ワン・シヨツト回路75の出力と更々再
生トラツク切換え回路76の出力を受けるオア回路、78は
該オア回路77を通じて付与されるヘツド・シフト・パル
スに応答して第8図のプランジヤ64を駆動するプランジ
ヤ駆動回路である。
79はシート2の記録信号をヘツド5を通じて再生する再
生回路、80は記録モード(RC)ではヘツド5を記録回路
73の出力に、又、再生モード(PB)ではヘツド5を再生
回路79の入力に接続する様に為された切換えスイツチ
で、上記切換えスイツチ69と連動関係に配されている。
81は上記接続点aの電位のハイに応答して、前述のスピ
ンドル6を回転させるためのシート回転用モータ82を作
動させるモータ駆動回路である。尚、ステイル・ビデオ
の記録/再生を行なう場合には、NTSC方式に従えば、該
モータ駆動回路81はモータ82を3,600rpm乃至1,800rpmで
定速回転させる様に構成される。これによりシート2の
1周に対し1フイールド若しくは1フレーム分のビデオ
信号の記録/再生が可能になる。
83は上記切換えスイツチ69及び80に連動して、記録モー
ド(RC)では開放となり、又、再生モード(PB)では閉
成する様に為され、且つ、抵抗R4及びR5と共に電源
(+Vcc)に直列に接続された切換えスイツチ、84は上
記接続点aの電位とスイツチ83及び抵抗R5の接続点c
の電位を受ける様に為されたアンド回路、85は該アンド
回路84の出力がハイである場合にのみプランジヤ86に通
電する様に為されたスイツチング回路である。ここでプ
ランジヤ86は、連結軸8a、カウンタ4に対する係合、非
係合を制御するためのもので、詳細な機構は図示しない
が、通電されることにより連結軸8を下方の引き込み位
置に保持して、そのキー部8aとカウンタ4のキー溝4bと
の位相の一致、不一致に拘らず、常に非係合状態に保持
するもので、これによりカウンタ4は不作動になる。従
つて、連結軸8はプランジヤ86の非通電状態でそのキー
部8aとカウンタ4のキー溝4bとの位相が一致した場合に
のみ該カウンタ4と係合する様になる。尚、斯かるプラ
ンジヤ86を利用した連結軸8とカウンタ4との係合制御
機構の構成としては例えば、本件出願人に係る先の特願
昭58-132540号の実施例に示される様な構成が一例とし
て適用可能である。又、上記係合検出スイツチ68に関し
ても同様である。
さて、以上の構成に於いて、先ず、記録モードに於ける
動作を説明すると、記録モードに於いては切換えスイツ
チ69,80及び83は何れも端子RC側に接続される。これに
よりアンド回路84の出力が常にロウに維持されることに
なるためにスイツチング回路85はプランジヤ86に通電す
ることはない。従つて、連結軸8はそのキー部8aの位相
がカウンタ4のキー溝4bと一致した時点でこれと係合可
能になる。次いで、第2〜7図で説明した様にしてカセ
ツト1が装填され、且つ、シート2のセンタ・コア3
の、スピンドル6への装着が完了すると、この時点でス
イツチ51及び52が共にオンとなるとために接続点aの電
位がハイとなり、これによりモータ駆動回路81はモータ
82の駆動を開始し、従つて、シート2の回転が開始され
る様になる。一方、接続点aの電位がハイになるとパル
ス発生回路70がヘツド・シフト用パルスの発生を開始す
る様になるが、この状態ではヘツド5は前述した様にイ
ジユクト動作に関連してシート2上の第1トラツクから
更に外周側へ1トラツク・ピツチ分にシフトした所定位
置にリセツトされており、従つて、連結軸8はそのキー
部8aの位相がカウンタ4のキー溝4bと一致しないために
非係合となつて下方へ突出させられた状態に在り、従つ
て、スイツチ68は閉成状態に在る。従つて、接続点bの
電位がハイとなつているためにアンド回路71はパルス発
生回路70の出力パルスを通過させ、そして、24はオア回
路77を通じてプランジヤ駆動回路78に附与される。そし
て、プランジヤ駆動回路78はこの時のオア回路77の出力
パルスに応答してプランジヤ64に通電し、斯しくて、ヘ
ツド5の移動と連結軸8の回転とが行なわれる様にな
る。そして、連結軸8の回転の途中でそのキー部8aの位
相がカウンタ4のキー溝4bと一致して係合する様になる
と、スイツチ68が開放することにより接続点bの電位が
ロウとなつてアンド回路71にパルスの供給を遮断する様
になり、又、パルス発生回路70はパルスの発生を停止す
る様になる。従つて、ヘツド5は連結軸8がカウンタ4
と係合した時点で停止させられ、結局、前に触れた様
に、カウンタ4で記憶されているトラツクNo.位置にヘ
ツド5が設定されたことになる訳である。
一方、スイツチ68が開放して接続点bの電位がロウにな
ると、それ迄ロウであつたインバータ72の出力がハイに
なるために記録回路73は記録イネーブル状態に設定され
る様になる。従つて、この状態で不図示の記録スイツチ
等の操作により記録指令を附与すると、記録用入力信号
のうちの所定部分がスイツチ80及びヘツド5を通じてシ
ート2上の先のトラツク位置に記録される様になる。そ
して、この記録の終了と共に記録回路73から記録終了信
号dが出力されると、これに応答してアンド回路74はパ
ルスを出力し、これはオア回路77を通じてプランジヤ駆
動回路78に附与され、該プランジヤ駆動回路78はプラン
ジヤ64に通電してヘツド5を次のトラツク位置へと移動
させる。勿論、これに伴い連結軸8が所定量回動してカ
ウンタ4により次のトラツクNo.が表示される様にな
る。以下、記録スイツチ等の操作によつて記録指令を与
える度に斯かる動作が繰り返される。
次に再生モードに於ける動作を説明すると、再生モード
に於ては切換えスイツチ69,80及び83は何れも端子PB側
に接続される。この状態で、カセツト1の装填並びにシ
ート2のスピンドル6に対する押圧装着が完了してスイ
ツチ51及び52が閉成されて接続点aの電位がハイになる
と、前述と同様、モータ82が作動させられると共に、ア
ンド回路84の出力がハイとなるためにスイツチング回路
85はプランジヤ86に通電し、従つて、以降、連結軸8は
カウンタ4に対し下方へ引き下げられた非係合状態に保
持される。又、これによりスイツチ68が閉成状態に保持
されるためにインバータ72の出力はロウに保持され、従
つて、記録回路73は記録不能状態に保持される様にな
る。
一方、スイツチ51及び52が閉成されて接続点aの電位が
ハイになるとスイツチ69の端子PBがハイになるためにワ
ン・シヨツト回路75は単パルスを出力し、これはオア回
路77を通じてプランジヤ駆動回路78に附与され、そして
該プランジヤ駆動回路78はこの時の単パルスに応答して
プランジヤ64に1回、通電を行なう様になる。これによ
りヘツド5は前述のリセツト位置からシート2上の記録
エリア内の第1トラツク位置に移動させられる様にな
る。従つて、この状態ではヘツド5、スイツチ80及び再
生回路79を通じて第1トラツクの記録信号が再生される
様になる。尚、接続点aの電位がハイになると再生トラ
ツク切換え回路76がイネーブルとなつており、従つて、
この状態で、不図示のトラツク切換えスイツチ等を操作
して再生トラツク切換え指令を附与すると、これに応答
して該切換え回路76はヘツド・シクト・パルスを出力
し、これはオア回路77を通じてプランジヤ駆動回路78に
附与される。そして該プランジヤ駆動回路78はこの時の
パルスに応答してプランジヤ64に通電し、従つて、所望
のトラツク位置へのヘツド5のシフトが行なわれること
になる。
以上から理解される様に、本実施例にあつては、磁気シ
ート2の、スピンドル6への装着完了後、直ちに磁気ヘ
ツド5が記録又は再生のための予め決められた位置に移
動させられ、更に、スピンドル6の回転も開始されるた
め、記録あるいは再生開始信号が発せられたときには直
ちに記録あるいは再生が可能となり、大変便利である。
特に、スピンドル6を回転させるモータ82の立上り時間
等を考えるとシート装着後直ちにシート回転用モータ82
をスタートさせることは時間的節約の面で有益である。
尚、第9図の回路に於いて、シート装着完了検出スイツ
チ52と直列にカセツト感知スイツチ51を設けたのは、カ
セツト1がホルダー31に挿入されている場合にのみ、モ
ータ82の作動並びにヘツド5の移動等が可能になる様に
するためであり、若し、斯かる配慮を必要としない場合
にはスイツチ51は省略しても良いものである。
(効果) 以上詳述した様に本発明によれば、回転記録媒体を使用
する記録又は再生装置、特に、該記録媒体をその結合部
を回転駆動手段の回転駆動部に結合させて使用する記録
又は再生装置として、記録媒体が回転駆動部に確実に装
着された後、直ちに記録又は再生用ヘツドの位置を制御
して信号の記録又は再生動作を迅速化し得る様になるも
ので、斯種記録又は再生装置に於いて極めて有益なもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に使用される記録媒体収納容
器と装置側の回転駆動部及び連結部とを示す斜視図、 第2図は本発明の一実施例の、特にカセツト装填及びシ
ート装着機構の分解的斜視図、 第3図、第4図及び第5図は第2図示機構の各種の状態
を第2図に於けるA−A断面で示す断面図、 第6図及び第7図は第2図示機構に於けるカバー・ロツ
ク部の非ロツク及びロツク状態での詳細を示す平面図、 第8図は本発明の一実施例の、特にヘツド移動機構の平
面図、 第9図は本発明の一実施例の、主としてヘツド移動機構
及びシート回転モータの制御回路を示す回路ブロック図
である。 1……記録媒体収納容器、2……記録媒体、3……記録
媒体の結合部、5……記録又は再生ヘツド、46〜64……
ヘツド移動手段の構成要素、82……回転駆動手段、6…
…回転駆動部、38……押圧手段、51……記録媒体装填検
出手段、52……押圧解除検出手段、70,71,75,77,78……
ヘツド移動制御手段の構成要素、81……回転駆動制御手
段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の中心部に設けられた結合部と結
    合してこれを回転する回転駆動手段と、 前記記録媒体に対し信号の記録又は再生を行なうための
    記録又は再生ヘツドと、 前記ヘツドを前記記録媒体に対して移動させるためのヘ
    ツド移動手段と、 前記記録媒体を受け入れ可能な着脱位置から前記回転駆
    動手段と結合可能でかつ前記ヘツドによる信号の記録又
    は再生の可能な所定の装填位置へと移送する記録媒体移
    送手段と、 前記記録媒体移送手段によつて前記記録媒体が前記着脱
    位置から前記装填位置へと移動される動作に連動して前
    記記録媒体の結合部を前記回転駆動手段へと一時的に押
    圧してこれを結合せしめるとともに、その結合動作の完
    了後は押圧を解除する押圧手段と、 前記記録媒体移送手段による前記記録媒体の前記着脱位
    置から前記装填位置への移送が完了したとき、前記記録
    媒体移送手段を係止して、前記記録媒体を前記装填位置
    に保持するための係止手段と、 前記記録媒体移送手段によつて前記記録媒体が前記装填
    位置へと移動され、かつ前記記録媒体移送手段の移動に
    応じた前記押圧手段による前記結合部に対する押圧動作
    の完了後、該押圧動作が解除され、かつ前記係止手段が
    前記記録媒体移送手段の係止を完了したことを検出する
    ための検出手段と、 前記検出手段の出力に基づいて上記ヘツド移動手段を制
    御し、前記ヘツドを前記記録媒体上の次の記録又は再生
    開始位置へと移動するとともに前記回転駆動手段を作動
    させて前記記録媒体を回転してスタンバイ状態となす制
    御手段とを具えたことを特徴とする記録又は再生装置。
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US07/526,190 US5119247A (en) 1983-04-25 1990-05-18 Recording or reproducing apparatus including a disc cartridge loading and clamping mechanism
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