JPH0427002Y2 - - Google Patents

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JPH0427002Y2
JPH0427002Y2 JP8730984U JP8730984U JPH0427002Y2 JP H0427002 Y2 JPH0427002 Y2 JP H0427002Y2 JP 8730984 U JP8730984 U JP 8730984U JP 8730984 U JP8730984 U JP 8730984U JP H0427002 Y2 JPH0427002 Y2 JP H0427002Y2
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、カセツト駆動装置に係り、特に、モ
ータの駆動力を利用してカセツトテープの排出を
行なうイジエクト機構に関する。
〔技術的背景ならびに従来の問題点〕
最近のオーデイオ機器に搭載されるカセツト駆
動装置では、操作面における切換釦やイジエクト
釦をソフトタツチ式にし、その操作時に駆動モー
タの力を使用して各種動作を行なわせるいわゆる
ロジツクコントロール方式のものが増えて来てい
る。
特にイジエクト動作をモータ駆動力によつて行
なうものにおいては、カセツト駆動を行なうモー
タによつてカセツトテープの押し出し駆動などを
行なつている。この場合には、イジエクト機構を
始動させるタイミングをソレノイドの動作によつ
て行なつているのが一般的である。
ところが、この従来のイジエクト機構では、ソ
レノイドの誤動作などによつてモータ動力を受け
るギヤなどが回転すると、不意にイジエクト機構
が動作し、カセツト装填後の電源投入時にカセツ
トが排出されてしまうなどの不都合が生じること
があつた。
〔本考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、モータ動力を利用したイジエクト動
作が誤動作なく、しかも簡単な機構で行なえるよ
うにしたカセツト駆動装置のイジエクト機構を提
供することを目的としている。
〔本考案の構成〕
本考案によるカセツト駆動装置のイジエクト機
構は、モータにて駆動されるギヤ42aに、歯欠
損部43a,43bを有するイジエクトギヤ43
が対向しており、且つばね50によつて付勢され
イジエクトギヤ43を回転方向へ押圧するイジエ
クトレバー48と、イジエクトギヤ43の上記回
転をロツクするとともにイジエクト操作信号によ
つてこのロツクを解除するロツク部材45が設け
られており、またイジエクトギヤ43には上記ロ
ツクが解除されて前記ギヤ42aにて駆動された
ときに、前記イジエクトレバー48をばね50に
対抗して移動させる突起44a,44bが設けら
れており、さらにイジエクトレバー48には、ば
ね50に対抗して移動したときにカセツトレバー
63を回動させてカセツトを排出させるイジエク
ト駆動部48cが設けられており、且つカセツト
レバー63にはカセツト排出動作状態に回動して
いるときにイジエクトレバー48のばね50によ
る復帰を阻止するロツク突起63bが設けられて
成るものであり、カセツト排出状態にてイジエク
トレバー48をロツクして、イジエクトレバー4
8がイジエクトギヤ43を回転させないように
し、誤動作を防止したものである。
〔本考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
第1図はイジエクトレバーとカセツトレバーと
の関係を示す側面図であり、第6図(カセツト駆
動装置のカセツト装填面を示す平面図)の矢視
図に相当している。第2図はカセツト排出動作状
態を示す第1図の部分図、第3図はイジエクトレ
バーとイジエクトギヤの関係を示すカセツト駆動
装置の裏面図、第4図と第5図はカセツト駆動装
置の裏面図であり、第6図の左半部を裏側から見
た図である。
(カセツト駆動装置の基本的構成) 第6図における符号1は巻取側のリール台であ
り、符号2はこのリール台1を駆動するためのリ
ールギヤである。また、3は供給側のリール台で
あり、4はこのリール台3を駆動するためのリー
ルギヤである。さらに、リール台1と並ぶ位置に
はキヤプスタン軸5が設けられている。キヤプス
タン軸5の基部にはフライホイールギヤ6が設け
られている。このフライホイールギヤ6はフライ
ホイール(図示せず)と一体に形成されているも
のである。このフライホイールギヤ6にはモータ
(図示せず)からの動力が伝達されており、これ
により、キヤプスタン軸5は反時計回りに定速に
て駆動される。カセツト駆動装置が始動している
間は、どの動作モードであつてもキヤプスタン軸
5は常に回転している。一方、前記の一対のリー
ルギヤ2と4の間にはアイドルギヤ9が設けられ
ている。このアイドルギヤ9もモータによつて駆
動されており、図示しない揺動機構によつて、両
リールギヤ2と4とに対して選択的に噛み合うよ
うになつている。アイドルギヤ9が巻取側のリー
ルギヤ2に噛み合つた場合には、リールギヤ2と
リール台1は高速にて反時計回りに駆動される。
このとき、テープの早送り動作またはキユー動作
が行なわれる。逆に、アイドルギヤ9が供給側の
リールギヤ4に噛み合う場合には、リールギヤ4
とリール台3は時計回りに高速駆動され、テープ
の巻戻し、またはレビユー動作が行なわれる。な
お、録音または再生動作の場合には、後述するプ
レイアイドラ21がフライホイールギヤ6とリー
ルギヤ2とを連結して巻取側のリール台1が反時
計回りに低速にて駆動される。同時に左側のキヤ
プスタン軸5に対しピンチローラ10が圧接して
テープを挟持し、テープが図の左方向に定速にて
送られるようになつている。
また、カセツトテープの装填面にはヘツドベー
ス12が設けられており、このヘツドベース12
上に磁気ヘツド13が固設されている。また、ヘ
ツドベース12は一対のピン14a,14bにガ
イドされて矢印A−B方向へ移動自在に設けられ
ている。ヘツドベース12がA方向へ移動したと
きに磁気ヘツド13はテープに接触してプレイ状
態になり、また、B方向へ移動したときに磁気ヘ
ツド13がテープから離れ非プレイ状態になる。
なお、ヘツドベース12はばね15aと15bと
によつて常にB方向へ付勢されている。このヘツ
ドベース12をA方向へ移動させる力は、フライ
ホイールギヤ6などを駆動しているモータの回転
力を利用している(詳しい機構の説明は省略す
る)。
(イジエクト機構の構成) 次に、イジエクト機構の構成を説明する。
第4図、第5図(いずれも第6図の左半部の裏
面図)に示すように、前記リールギヤ2とフライ
ホイールギヤ6との間にはプレイアイドラ21が
介在している。このプレイアイドラ21はピンチ
レバー22上に自転自在に取付けられている。こ
のピンチレバー22は前記フライホイールギヤ6
と共通の軸を支点として揺動自在に取付けられて
おり、前記プレイアイドラ21はフライホイール
ギヤ6と常に噛み合つている。ピンチレバー22
が時計回りに回動した状態にてプレイアイドラ2
1はリールギヤ2と噛み合うようになつている
(第4図の状態)。ピンチレバー22にはばね23
が掛けられており、このばね23の弾性力によつ
てピンチレバー22は第4図において時計方向へ
付勢されている。
またピンチレバー22の先端にはピン24が固
設されている。一方、前記ヘツドベース12の第
4図、第5図における右側に形成されている切欠
きの1つの辺は押圧辺12aとなつている。ヘツ
ドベース12がB方向へ移動する際には、この押
圧辺12aがピン24を押圧して、ピンチレバー
22を第4図ならびに第5図の反時計方向へ回動
させるようになつている。また、この押圧辺12
aの端部にはA方向へ延びる規制溝12bが形成
されている。
第4図、第5図の図示上方にはピン25を支点
としてレバー28が回動自在に取付けられてい
る。このレバー28の一つの腕は、シヤーシ30
に固設されたソレノイド31のプランジヤ31a
に連結されており、且つこの腕はばね29によつ
て常に時計回りに付勢されている。また、レバー
28と並ぶ位置にはロツクレバー45が設けられ
ている。このロツクレバー45はピン46を支点
として回動自在に支持されている。このロツクレ
バー45の片側の腕は連結ピン47によつてレバ
ー28に連結されている。また他方の腕部45a
は図の下方に延びている。
また、第4図,第5図の右側には互いに噛み合
う2個の中間ギヤ41と42が設けられている。
第5図に示すように、前記ピンチレバー22が反
時計回りに回動したときに、プレイアイドラ21
が1つの中間ギヤ41に噛み合い、中間ギヤ41
が第5図において時計回りに回転駆動されるよう
になつている。また、中間ギヤ42の上方位置に
はイジエクトギヤ43が自転自在に設けられてい
る。このイジエクトギヤ43の周囲には、180°の
間隔を介して2箇所の歯欠損部43と43bが形
成されている。中間ギヤ42と一体に設けられた
小ギヤ42aが前記歯欠損部43a、43bのい
ずれかに対向しているときには中間ギヤ42の回
転がイジエクトギヤ43に伝達されず、また、イ
ジエクトギヤ43が少し回転したときに、小ギヤ
42aがイジエクトギヤ43の歯部に噛み合つて
中間ギヤ42の回転動力がイジエクトギヤ43に
伝達されるようになつている。また、このイジエ
クトギヤ43は、一対のピン44aと44bとが
180°の間隔にて固設されている。また、このイジ
エクトギヤ43上の1つのピン44aあるいは4
4bに前記ロツクレバー45の腕部45aの先端
が対向している。前記ソレノイド31が励磁され
るとプランジヤ31aによつてレバー28が反時
計回りに駆動され、その回動力がロツクレバー4
5に伝達されてロツクレバー45が時計回りに回
転駆動される。また、ソレノイド31が非励磁状
態のときには、ばね29によつてレバー28が時
計回りに回動し、このときロツクレバー45が反
時計回りに回動するようになつている。
また、ヘツドベース12の側部にはイジエクト
レバー48が設けられている。このイジエクトレ
バー48は一対のピン49a,49bにガイドさ
れ、ヘツドベース12とは独立してA−B方向へ
移動するようになつている。さらに、イジエクト
レバー48はばね50によつて常にB方向へ付勢
されている。このイジエクトレバー48の先端に
は係止片48aが折曲げ成形されており、この係
止片48aが前記ヘツドベース12の端辺に係止
されるようになつている。また、イジエクトレバ
ー48の図示中央部分には押圧部48bが形成さ
れている。この押圧部48bは前記イジエクトギ
ヤ43上のピン44aあるいは44bに対向して
いる。また、押圧部48bの隣りには段差48d
が形成されている。この段差48dもイジエクト
ギヤ43上のピン44aあるいは44bに対向し
ている。さらにイジエクトレバー48の側部には
イジエクト駆動片48が突設されている。
(カセツト装填部の構成) 次に、カセツト装填部の構成を第1図と第2図
(第6図の矢視図に相当する)によつて説明す
る。第1図はカセツト装填時、第2図はカセツト
排出時を示している。なお、両図ではカセツト駆
動装置のシヤーシや側板の図示を省略している。
符号61はガイドホルダである。このガイドホ
ルダ61はテープ装填面の左右両側に一対設けら
れたものであり、その対向内面にはガイド溝61
aが形成されている。カセツトテープは第2図の
状態のときに右方向から挿入され、その両側が各
ガイド溝61aに支持されるようになる。この各
ガイドホルダ61の外側面にはピン62aが、ま
たガイドホルダ61の下側脚部61bにはピン6
2bが各々固設されており、側板の長穴(図示せ
ず)にこの各ピン62a,62bがガイドされて
ガイドホルダ61がC−D方向(上下方向)へ移
動自在になつている。ガイドホルダ61がC方向
に下降したときに、ガイド溝61aに両側が支持
されたカセツトテープがテープ装填面に装填さ
れ、カセツトテープ内の一対のリールが各リール
台1と3に係合し、またカセツトテープの位置決
めが行なわれる。また、側板(図示せず)にはカ
セツトレバー63が設けられている。このカセツ
トレバー63は側板に固定された軸64によつて
回動自在に支持されている。カセツトレバー63
の下部アーム63aにはばね65が掛けられてお
り、このばね65によつてカセツトレバー63は
第1図における時計回りに付勢されている。また
下部アーム63aと並ぶ位置にはロツク突起63
bが突設されている。カセツトレバー63の先端
部には長穴63eが形成されており、これが前記
ガイドホルダ61上の1つのピン62bと係合し
ている。また、カセツトレバー63の図示左端に
は弓状のガイドアーム63cが形成され、たまそ
の内面下部にはガイド段差63dが形成されてい
る。さらにカセツトレバー63の上部には上部ホ
ルダ66が固設されている。また、装置側板には
前記カセツトレバー63とともにスライダ67が
支持されている。このスライダ67は第1図、第
2図において左右方向(E−F方向へスライド自
在となつている。このスライダ67の下部にはロ
ツク片67aが折曲げ成形されており、これが前
記カセツトレバー63のガイド段差63bにロツ
クされる位置に対向している。
さらに、第6図に示すように、テープ装填面の
奥部には押出レバー68と69が設けられてい
る。この一方の押出レバー68はピン70に回動
自在に支持されており、また、他方の押出レバー
69はピン71によつて回動自在に支持されてい
る。さらに両押出レバー68と69はピン72に
よつて連結されている。このピン72は一方の押
出レバー68に固設されており、他方の押出レバ
ー69にはこのピン72に係合する長穴(図示せ
ず)が形成されている。このピン72の存在によ
り両押出レバー68,69は第6に示す平行状態
からピン72を中心とするX形状に変形できるよ
うになつている。このX形状になつたときに、押
出レバー68の先端に曲げ成形された押出片68
aと押出レバー69の先端に折曲げ成形された押
出片69aが第6図のG方向へ突出して、カセツ
トテープを挿入口方向へ排出するようになつてい
る。また、一方の押出レバー69の一端にはばね
73が掛けられている。このばね73の弾性力に
より、この両押出レバー68と69はX形状に変
形する方向へ常に付勢されている。また、押出レ
バー68の第6図の左端は駆動片68bになつて
おり、この駆動片68bは側板(図示せず)から
外方へ突出しており、前記スライダ67に形成さ
れた長穴67b(第1図、第2図参照)に係合し
ている。さらに駆動片68bはこの長穴67bか
ら突出し、前記レバー63のガイドアーム63c
の先端に係合できる状態に位置している。
次に、上記構成によるカセツト駆動装置の動作
ならびにイジエクト機構の動作について説明す
る。
(カセツトテープの装填動作) カセツト装填前は、第6図に示す各押圧レバー
68,69はばね73の力によつてピン72を支
点とするX形状に変位して各押圧片68a,69
aがG方向へ突出した状態になつている。このと
き、押圧レバー68はピン70を支点として時計
回りに回動して、その図示左端の駆動片68bが
第2図に示すように矢印F方向へ移動している。
よつてこの駆動片68bに押されてスライダ67
もF方向へ移動し、スライダ67のロツク片67
aがカセツトレバー63のガイド段差63dに掛
止されている。このとき、カセツトレバー63は
反時計回りに回動しており(第2図の状態)、ガ
イドホルダ61はD方向へ上昇している。
カセツトテープは、この上昇した状態のガイド
ホルダ61のガイド溝61a内に第2図の右方向
から挿入する。そして、カセツトテープを押し込
むと、その先端が2つの押出レバー68,69の
押圧片68aならびに69aに当たり、この押圧
片68a,69aが第6図の上方(Gと反対方
向)へ押圧される。その結果、X状態の押出レバ
ー68,69は、第6図に鎖線で示すような平行
状態になる。このとき、押出レバー68の端部の
駆動片68bはスライダ67をE方向へスライド
させる。そして、このスライダ67のロツク片6
7aがカセツトレバー63のガイド段差63dか
ら外れる。すると、このロツク片67aによる拘
束力が無くなつてカセツトレバー63はばね65
の力により時計回りに回動し、ガイドホルダ61
がC方向へ下降する(第1図の状態)。このとき
カセツトテープはテープ装填面にセツトされ、カ
セツトテープの2つのリール内に各リール台1と
3が係合するようになる。
(プレイ動作) カセツトテープが装填された後に、再生釦ある
いは録音釦(いずれも図示せず)を押すと、モー
タの動力などによつてヘツドベース12がA方向
へ移動し(第4図の状態)、磁気ヘツド13がカ
セツトテープ内のテープに接触する。
このときには、ピンチレバー22上のピン24
がヘツドベース12による拘束を受けず、第4図
において時計回りに回動し、プレイアイドラ21
が巻取側のリールギヤ2に噛み合つている。よつ
て、フライホイールギヤ6の回転がプレイアイド
ラ21を介してリールギヤ2に伝わり、リールギ
ヤ2が第4図における時計回り(第6図における
反時計回り)に回動して、リール台1が同方向へ
駆動される。このとき、ヘツドベース12の動作
に伴ない、ピンチローラ10がキヤプスタン軸5
に圧接する。よつて、カセツトテープ内のテープ
は第6図において左方向へ送り出され、磁気ヘツ
ド13による再生あるいは録音動作が行われる。
このプレイ状態では、イジエクトレバー48の
先端の係止片48aはヘツドベース12の端辺に
当接して、このイジエクトレバー48の矢印A方
向への移動が阻止されている。よつて、イジエク
トレバー48の押圧部48bはイジエクトギヤ4
3上のピン44aから離れて、イジエクトギヤ4
3に対し何ら力が作用しないようになつている。
(イジエクト動作) 停止釦(図示せず)を操作すると、ヘツドベー
ス12がばね15aと15bの力によつてB方向
へ復帰する(第5図の状態)。そして、ヘツドベ
ース12上の磁気ヘツド13はテープから離れ
る。
第5図のように、ヘツドベース12がB方向へ
移動すると、このヘツドベース12の端辺がイジ
エクトレバー48の先端の係止片48aから離れ
る。よつて、イジエクトレバー48はばね50に
よつてB方向へ引かれることになる。この力はイ
ジエクトレバー48の中央の押圧部48bからピ
ン44aに伝わり、イジエクトギヤ43が常に時
計回りの回動力を受けることになる。
また、ヘツドベース12がB方向へ移動する
と、ヘツドベース12の中央の切欠き部に形成さ
れている押圧辺12aがピンチレバー22上のピ
ン24を押圧する。これにより、ピンチレバー2
2はばね23の力に対向して反時計回りに一旦回
動する。ヘツドベース12がB方向へ完全に移動
した状態では、ピン24が規制溝12b内へ落ち
込んでピンチレバー22がロツクされる。このと
き、プレイアイドラ21が中間ギヤ41に噛み合
い、フライホイールギヤ6の回転は中間ギヤ41
に伝わることになる。そして、リールギヤ2への
動力は断たれる。中間ギヤ41の回転は中間ギヤ
42に伝わり、中間ギヤ42と一体の小ギヤ42
aが反時計回りに回転する。
この非プレイ状態にて、ソレノイド31を励磁
させると、プランジヤ31aにより、レバー28
が反時計回りに、また、これに連結されているロ
ツクレバー45が時計回りに各々駆動される。こ
れにより、ロツクレバー45の腕部45aがピン
44aから離れてロツクが解除され、イジエクト
レバー48の押圧部48bによつて押圧されてい
るイジエクトギヤ43は時計回りに小角度回転す
る。その後は小ギヤ42aがイジエクトギヤ43
の歯部に噛み合つて、イジエクトギヤ43が時計
回りに駆動される。すると、イジエクトギヤ43
上のピン44bがイジエクトレバー48の段差4
8dに当たつて、このイジエクトレバー48をA
方向へ長い距離移動させる。この移動時にイジエ
クトレバー48の側部のイジエクト駆動片48c
が、カセツトレバー63の下部アーム63aを押
圧する。これにより、カセツトレバー63が反時
計回りに回動する(第2図の状態になる)。この
とき、カセツトレバー63によつてガイドホルダ
61がD方向へ上昇させられ、ガイドホルダ61
に保持されたカセツトテープがリール台1,3か
ら離れる。また、カセツトレバー63が反時計回
りに回動すると、後部のガイドアーム63cとガ
イド段差63dが下降する。その結果、ばね73
よつてX形状となる方向へ付勢されている押出レ
バー68の端部の駆動片68bはガイドアーム6
3cから外れてF方向へ移動する。またロツク片
67aもガイド段差63dから外れてスライダ6
7がF方向へ移動する。そして、ロツク片67a
がガイド段差63dに係合して、第2図の状態に
てカセツトレバー63がロツクされるようにな
る。駆動片68bがF方向へ移動することはすな
わち押出レバー68,69がばね73の力によつ
てX形状に変位することであり、このとき、押圧
片68aと69aによつてカセツトテープが挿入
口方向へ排出されることになる。
(本考案の特徴となる作用) また、カセツトレバー63の下部に突設されて
いるロツク突起63bは、第1図のカセツト装填
状態のときに、イジエクトレバー48から離れて
いる。また第2図のカセツト排出時には、カセツ
トレバー63の回転に伴つて、イジエクトレバー
48のイジエクト駆動片48cに対向する位置に
至る。すなわち、第2図の状態では、イジエクト
駆動片48cがロツク突起63bと下部アーム6
3aとの間に介入する状態になる。
前述のように、イジエクト動作のためにソレノ
イド31を動作させると、イジエクトギヤ43が
回転してピン44bがイジエクトレバー48の段
差48aを押圧してイジエクトレバー48をA方
向へ移動させるが、その後イジエクトギヤ43が
180°回転した位置にて再び小ギヤ42aが歯欠損
部43bに対向してイジエクトギヤ43が停止す
る(第3図参照)。このとき、ピン44bは段差
48dから外れるので、イジエクトレバー48は
ばね50の力によつてB方向へ戻ることになる。
ところがこのとき、第2図に示すように、イジエ
クト駆動片48cがロツク突起63bに係止され
るので、イジエクトレバー48のB方向への復帰
は阻止される。したがつて、イジエクトレバー4
8の押圧部48bはイジエクトギヤ43上のピン
44bに当接せず(第3図参照)、イジエクトギ
ヤ43に何ら付勢力を与えない。よつて、例えば
外部からの衝撃やソレノイド31の誤動作によつ
て、イジエクト状態のときにロツクレバー45の
腕部45aがピン44bから離れたとしても、イ
ジエクトギヤ43がイジエクトレバー48に押さ
れて回転することはない。よつて、第3図に示す
ように、カセツト排出状態のときに小ギヤ42a
とイジエクトギヤ43の歯部が噛み合うことはな
い。したがつて、カセツト装填後に電源を投入し
た際に、小ギヤ42aにてイジエクトギヤ43が
駆動され再生動作などの前にイジエクト機構が始
動し始めカセツトが排出されるなどのような誤動
作は生じない。
〔本考案の効果〕
以上のように本考案によれば、イジエクト機構
を動作させるイジエクトレバーの押圧力によつて
イジエクトギヤを回転させるようにし、しかもカ
セツト排出後は、カセツトレバーのロツク突起に
よつてイジエクトレバーの復帰動作を規制してい
る。よつて外部の衝撃などによつてイジエクトギ
ヤのロツクが外れても、カセツトレバーがこれを
押すことはなく、よつて、カセツト装填後の電源
投入時に不要なカセツト排出動作が行なわれるこ
ともなくなる。
またイジエクトレバーの復帰の規制は、カセツ
トレバーのロツク突起によつて行なつているの
で、部品が特に増えることもなく、簡単な構造の
イジエクト機構になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図はカセツト保持部ならびにカセツトレバーを示
すものであり、第6図の矢視図、第2図はカセ
ツト排出状態を示す第1図の部分図、第3図はカ
セツト駆動装置を裏面から見た部分図、第4図、
第5図はイジエクト操作のための機構を動作別に
示したものであり、第6図の左半部を紙面裏側か
ら見た図に相当する背面図、第6図はカセツト駆
動装置のカセツト装填面を示す平面図である。 1……リール台、2……リールギヤ、5……キ
ヤプスタン軸、6……フライホイールギヤ、12
……ヘツドベース、13……磁気ヘツド、21…
…プレイアイドラ、22……ピンチレバー、31
……ソレノイド、43……イジエクトギヤ、45
……ロツク部材(ロツクレバー)、48……イジ
エクトレバー、48c……イジエクト駆動部、6
3……カセツトレバー、63b……ロツク突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータにて駆動されるギヤ42aに、歯欠損部
    43a,43bを有するイジエクトギヤ43が対
    向しており、且つばね50によつて付勢されイジ
    エクトギヤ43を回転方向へ押圧するイジエクト
    レバー48と、イジエクトギヤ43の上記回転を
    ロツクするとともにイジエクト操作信号によつて
    このロツクを解除するロツク部材45が設けられ
    ており、またイジエクトギヤ43には上記ロツク
    が解除されて前記ギヤ42aにて駆動されたとき
    に、前記イジエクトレバー48をばね50に対抗
    して移動させる突起44a,44bが設けられて
    おり、さらにイジエクトレバー48には、ばね5
    0に対抗して移動したときにカセツトレバー63
    を回動させてカセツトを排出させるイジエクト駆
    動部48cが設けられており、且つカセツトレバ
    ー63にはカセツト排出動作状態に回動している
    ときにイジエクトレバー48のばね50による復
    帰を阻止するロツク突起63bが設けられて成る
    カセツト駆動装置のイジエクト機構。
JP8730984U 1984-06-12 1984-06-12 カセツト駆動装置のイジエクト機構 Granted JPS613539U (ja)

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