JPH0792796B2

JPH0792796B2 - 文書作成装置

Info

Publication number: JPH0792796B2
Application number: JP1078960A
Authority: JP
Inventors: 久美子加藤; 千春堀; 操片岡
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 1989-03-30
Filing date: 1989-03-30
Publication date: 1995-10-09
Anticipated expiration: 2010-10-09
Also published as: JPH02289046A; US4994968A; GB2229837B; GB9007041D0; GB2229837A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、フレーズデータ変換時に、フレーズデータ
の文字修飾状態、文字種を決定し得るようにした文書作
成装置に関する。

（従来の技術）従来の文書作成装置には、フレーズデータを所望のフレ
ーズ名によって登録しておき、その後にフレーズ名を入
力して所定の変換操作を行なうことにより、当該フレー
ズ名を登録されているフレーズデータに変換するデータ
変換手段を有するものがある。これは長い単語等を短い
フレーズ名に置換えて登録し、キー入力時にフレーズ名
で入力した後に元の単語に変換することで、キー入力操
作の簡単化を図ったものである。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、前記従来例にあっては、フレーズデータ
の文字種（大文字と小文字）や文字修飾は登録時に決定
し、変換時にはその登録された文字種や文字修飾で変換
されるものであった。従って、例えば、同一の単語であ
っても、大文字と小文字は、夫々別個に登録する必要が
あった。また、アンダーライン、ボールド等の文字修飾
についても同様である。また、文字修飾の無い状態で登
録されたフレーズデータに文字修飾を施す場合には、登
録された単語等に変換した後にその単語等に改めて文字
修飾を施す必要があり、その数が多い場合は、繁雑な操
作を繰返すことになる。登録したフレーズデータの文字
修飾を他の文字修飾に変更する場合も同様である。

本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
あり、フレーズデータ変換時に、フレーズデータの文字
修飾状態、文字種を決定し得るようにした文書作成装置
を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）前記課題を解決するために、本発明は、第１図に示すよ
うに、フレーズデータを所望のフレーズ名によって登録
し、フレーズ名を入力して所定の変換操作を行なうこと
により、当該フレーズ名を登録されているフレーズデー
タに変換するデータ変換手段を有する文書作成装置にお
いて、前記フレーズ名及びフレーズデータを構成する文
字を文字種にかかわらず所定の共通コードに変換する共
通コード変換手段と、前記フレーズデータに付随するア
トリビュートデータを排除して、文字が前記共通コード
に変換された前記フレーズ名と前記フレーズデータとを
互いに関連付けて記憶する登録手段と、前記変換操作時
に、入力されたフレーズ名に対応するフレーズデータの
共通コードを特定し、その共通コードにその変換操作時
に入力された文字種情報を加えてキャラクタコードを決
定し、そのキャラクタコードにその変換操作時に入力さ
れたアトリビュートデータを付加する手段とを備えるこ
とを特徴とする文書作成装置。

（作用）本発明は、フレーズデータの登録時は、フレーズデータ
に附随するアトリビュートデータを排除して記憶するた
め、フレーズデータに文字修飾があっても、文字修飾に
関するデータ（アトリビュートデータ）は記憶されな
い。また、フレーズデータの登録時に、文字種を共通コ
ードで記憶するため、文字種の区別無く登録される。

そして、フレーズ名のフレーズデータへの変換時に、そ
のフレーズ名に施した文字修飾と同一の文字修飾を対応
するフレーズデータに施すことにより、変換時の文字修
飾の変更や追加が容易に行える。また、文字種もフレー
ズ名の変換時の文字種入力に対応して決定するため、同
一単語を文字種毎に別個に登録する必要がない。

（発明の効果）このように、本発明の文書作成装置は、フレーズデータ
変換時に、フレーズデータの文字修飾状態、文字種をフ
レーズ名の入力に応じて自由に決定することができ、フ
レーズデータの登録と変換操作を簡易かつ便利にするこ
とができる。

（実施例）以下、本発明に係る文書作成装置の一実施例について、
図面を参照しながら説明する。本実施例は本発明を電子
タイプライタに適用した場合のものである。

第２図に示すように、電子タイプライタ１の本体フレー
ム２の前部には、キーボード３が配置され、キーボード
３の後方で本体フレーム２には印字機構PMが配設され、
又、キーボード３の後部には入力した文字や記号等を表
示するための液晶ディスプレイ75が設けられている。キ
ーボード３には、アルファベットキーや記号キーを含む
文字キー10、データ変換キー11、リターンキー12、END
キー13の他、各種機能キーが通常のタイプライタと同様
に設けられている。

印字機構PMには、印字用紙を紙送りするプラテン20とそ
れを駆動するモータとその駆動回路、プラテン20と平行
なガイド21に支持されたキャリッジ22とそれを左右方向
へ往復駆動するモータとその駆動回路、ホイールカセッ
ト23に収容されたデイジーホイール24とそれを駆動する
モータとその駆動回路、リボンカセット25に収納された
印字リボン26とそれを巻き取るモータとその駆動回路、
デイジーホイール24の活字27を打撃する印字ハンマとそ
れを駆動するソレノイド28とその駆動回路、印字リボン
26あるいは訂正リボン29を選択的に印字位置に配置する
リボン切換機構などが設けられており、この印字機構PM
は通常の電子タイプライタの印字機構と同様のものであ
る。

次に、電子タイプライタ１の制御系について第３図のブ
ロック図に基づいて説明する。

電子タイプライタ１は基本的にはキーボード３、印字機
構PM、表示機構Ｄ及び制御装置Ｃ等で構成され、キーボ
ード３、印字機構PM、表示機構Ｄは、データバス等を介
して制御装置ＣのメインCPU39に接続されている。

制御装置Ｃは、メインCPU39と、そのメインCPU39にデー
タバス等を介して接続されたROM40とRAM50とで構成され
ている。

ROM40のプログラムメモリ41には、キーボード３の各文
字キー10や各種機能キーから入力されるコードデータに
対応させて印字機構PMや表示機構Ｄを制御するプログラ
ムなどが記憶されている。

RAM50には、表示モードの時、キーボード３から入力さ
れ、あるいはテキストメモリ52から読出されてディスプ
レイ75に表示される文字等のデータを記憶する入力バッ
ファ51と、入力データをファイルデータとして記憶する
テキストメモリ52と、所定の文字列（固有名詞、住所や
頻繁に使用される文等）をフレーズ名と対応させて記憶
するフレーズメモリ53が設けられている。フレーズメモ
リ領域には、数個のフレーズメモリの登録が可能であ
る。１データには、フレーズ名とフレーズデータ部が登
録されている。更に、RAM50には、フレーズメモリ作成
中を示すフレーズ編集フラグ54と、文書作成中を示すド
キュメント編集フラグ55と、データを一時的に格納する
ワークメモリ56等の各種メモリやレジスタが設けられて
いる。

表示機構Ｄは、インターフェイス70と表示用CPU71とキ
ャラクタジェネレータ72とディスプレイコントローラ73
と液晶ディスプレイ75とから構成され、図示のように接
続されている。

キャラクタジェネレータ72には、ディスプレイ75に文字
・記号を表示するため、約400種類のドットマトリック
ス表示データがコードデータに対応して記憶されてい
る。

表示用CPU71は、インターフェース70を介してメインCPU
39から出力されるコマンドデータや文字データに基づ
き、これらに対応する表示データをキャラクタジェネレ
ータ72から読出し、その表示データをディスプレイコン
トローラ73へ出力する。ディスプレイコントローラ73
は、表示データを表示用RAM74に書込むと同時に、その
表示データに応じた表示信号をディスプレイ75に出力す
る。更に、表示用CPU71は、インターフェイス70を介し
てメインCPU39からのカーソル移動データに応じて、デ
ィスプレイコントローラ73にカーソル８の移動先のアド
レスを指示するカーソル移動制御も行う。

メインCPU39は、制御プログラムに基づいて、タイプラ
イタモードにてキーボード３から入力された各文字・記
号等を印字機構PMに印字させる。また、ワードプロセッ
サモードにて、入力データをディスプレイ75に表示し、
表示データを表示位置と対応させてテキストメモリ52及
びフレーズメモリ53に記憶させる。

次に、フレーズデータの登録・変換の制御を第４図〜第
６図のフローチャートに基づいて説明する。

電子タイプライタ１の電源が投入されると、他ステップ
S1（以下、S1で表わし、他も同様とする）にて、初期設
定が行われ、次のS2にてインデックス画面をディスプレ
イ75に表示される。すなわち、ワードプロセッサモード
が設定される。そして、S3にてキー入力を待つ。キー入
力があると、S4にて各ワープロ編集プラグ（以下、編集
フラグという）がONされているかを判別し、ONされてい
る場合には、各編集モードに移行する。編集フラグがOF
Fのときは、S5でキー入力が編集モード切換キーか否か
を判別し、YESであれば、次のS6にてその該当の編集フ
ラグをONにする。ここでNOであれば、S7でそのキー入力
に対応する処理を行う。

先ず、フレーズメモリ53へのデータ登録について説明す
る。S3のキー入力によってフレーズ編集モードが選択さ
れると、S4,S5を経てS6にてフレーズ編集フラグ54がON
される。そして、次のキー入力がなされる（S3・YES）
と、S4,S8を経てS9に移行し、フレーズ編集フラグ54がO
Nされているか否かを判別する。このとき、フレーズ編
集フラグ54がONされているので、次S10にてフレーズメ
モリ操作終了を示すENDキー13が押下されたか否かを判
別する。ここでNOの判断であれば、第５図のS11にてデ
ータ確定キー（リターンキー12）が押下されたか否かを
判別する。ここでNOと判断されれば、S12にてキー入力
が文字キー10か否かを判別し、文字キー10であれば、S1
3にてその文字データをレジスタに取込み、次のS14でさ
らにそのデータがアルファベットデータか否かが判別さ
れる。ここでYESと判断されれば、S15で当該アルファベ
ット入力データを共通コードに変換する。この共通コー
ドは、第７図のように、「Ａ」と「ａ」にX1、「Ｂ」と
「ｂ」にX2、……「Ｚ」と「ｚ」にX25（X1〜X25は共通
コードを表わす）のように、大文字とその小文字とが共
通のコードに変換される。そして、この共通コードをS1
6にて入力バッファ51に格納する。他方、文字入力がア
ルファベット以外ならば、S15をスキップしてS16にてそ
の文字コードが入力バッファ51に格納される。この処理
は一文字毎に行われる。以上のフレーズデータ編集中
に、データ確定キー12が押下されると、S17にて、入力
バッファ51内のデータをフレーズメモリ登録領域53に順
番に登録する。データ確定キー12の押下が一回目であれ
ば、それはフレーズ名の入力であるから、フレーズメモ
リ登録領域53のフレーズ名部に登録される。

そして、次にフレーズデータの入力が行われると、S3,S
4,8〜S16によって同様に入力バッファ51にコードまたは
共通コードが順次格納され、２度目のデータ確定キー12
の押下によりS17にて入力バッファ51内のデータがフレ
ーズメモリ登録領域53のフレーズ名部の後に設けられた
フレーズデータ部に登録される。従って、フレーズメモ
リ登録領域53の一つのエリアには、フレーズ名とフレー
ズデータが対となって登録される。

キー入力が文字キー10以外の入力であれば、S12の判断
結果はNOとなり、S18にて当該キー入力に対応するファ
ンクション処理を行う。

そして、続けて他のフレーズ名とフレーズデータの登録
を行う場合は、以上の処理が繰返される。また、登録操
作を終了する場合には、ENDキー13を押下すれば、第４
図のS10の判断結果がYESとなり、S19でフレーズ編集フ
ラグ54がクリアされる。ディスプレイ75の表示は、フレ
ーズメモリ編集画面を終了してS2のインデックス画面に
戻る。

次にドキュメント作成時におけるフレーズ名のフレーズ
データへの変換について説明する。

第４図において、キー入力があると、ドキュメント作成
中であるから、ドキュメント編集フラグ55がONであり、
S8の判断結果がYESになる。そのキー入力が文字キー10
であれば、S20,S21を経てS22にてその入力データが入力
バッファ51に格納される。また、そのキー入力がENDキ
ー13でなく（S20・NO）、フレーズ変換キー11であれ
ば、S21の判断結果がYESとなり、第６図のS23にてフレ
ーズ名抽出が行われる。S24とS25にて、データ変換キー
11入力時のカーソル８位置のキヤラクタに附随する文字
修飾と文字種を一時記憶する。この一時記憶された文字
種が文字種指定入力となる。S26では抽出したフレーズ
名がアルファベットであれば、これを共通コードに変換
する。そして、S27にて抽出したフレーズ名がフレーズ
メモリ登録領域53に登録されているか否かを照合する。
登録されていない場合には、S28にてブザーを鳴らして
その旨を報知する。登録されている場合には、S29にて
照合したフレーズ名に対応するフレーズデータを、デー
タ編集用のワークメモリ56に設定し、次のS30にてワー
クメモリ56内のフレーズデータ部分を、S25で記憶した
文字種に合せてアルファベット（キャラクターコード）
に変換し、S31にてS24で記憶した文字修飾を施すために
当該フレーズデータに対して文字修飾フラグを設定す
る。そして、S32にてディスプレイ75上で指定されてい
るフレーズ名をフレーズデータに変換する。

具体的に説明すると、例えば、第８図に示すようになる文字がフレーズデータ部であり、これを「ABC」な
るフレーズ名で登録したとする。尚、はスペースを表わす。

ドキュメント編集モードにおいて、文章作成中に「AB
C」と入力し、これを変換すると共に、アンダーライン
の文字修飾を施したい場合には、第９図（ａ）に示すよ
うに、ABCの文字入力にアンダーライン９を付した後、
データ変換キー11を押下すると、同図（ｂ）のように、
データ変換されると共に、同一の文字修飾（アンダーラ
イン９）が変換後の文字にも付される。

同様に、同図（ｃ）に示すように、文字種を小文字に
し、かつボールドにて「abc」と入力し、データ変換キ
ー11を押下すると、同図（ｄ）に示すようにフレーズデ
ータに変換されると共に文字種も小文字になると共にボ
ールド表示される。勿論、文字種と修飾を同時に指定す
ることもできる。

また、ドキュメント作成が終了したときには、ENDキー1
3を押下する（S20・YES）。すると、S33にて、作成され
たドキュメントが、入力されたファイル名と共にテキス
トメモリ52に記憶された後、次のS34にてドキュメント
編集フラグ55をクリアし、S2に戻る。更に、ドキュメン
ト編集モードあるいはフレーズ編集モード以外の編集モ
ードはS35にて実行される。

なお、上記実施例に示した変換動作の他に、例えば、
「ABCDEF」の文字を「AB」なるフレーズ名で登録し、ド
キュメント作成中の変換操作おいて、「Ab」のように、
大文字の次に小文字を入力した場合の変換を「Abcdef」
のようにすることも可能である。

また、前記実施例においては、文字修飾として、アンダ
ーラインとボールドについて説明したが、スーパースク
リプト、サブスクリプト、エキスパンド等の文字修飾で
あっても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成図、第２図は本発明に係る文書作
成装置の外観図、第３図はその制御系のブロック図、第
４図乃至第６図はその制御フローチャート、第７図はア
ルファベットと共通コードの関係図、第８図は変換デー
タの具体例を示す図、第９図は変換動作の具体例を示す
図である。１……電子タイプライタ,3……キーボード,10……文字
キー,11……データ変換キー,12……リターンキー,13…
…ENDキー,C……制御装置,39……メインCPU,50……RAM,
51……入力バッファ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】フレーズデータを所望のフレーズ名によっ
て登録し、前記フレーズ名を入力して所定の変換操作を
行うことにより、前記フレーズ名を登録されている前記
フレーズデータに変換するデータ変換手段を有する文書
作成装置において、前記フレーズ名及びフレーズデータを構成する文字を文
字種にかかわらず所定の共通コードに変換する共通コー
ド変換手段と、前記フレーズデータに付随するアトリビュートデータを
排除して、文字が前記共通コードに変換された前記フレ
ーズ名と前記フレーズデータとを互いに関連付けて記憶
する登録手段と、前記変換操作時に、入力されたフレーズ名に対応するフ
レーズデータの共通コードを特定し、その共通コードに
その変換操作時に入力された文字種情報を加えてキャラ
クタコードを決定し、そのキャラクタコードにその変換
操作時に入力されたアトリビュートデータを付加する手
段とを備えることを特徴とする文書作成装置。