JPH079155A - アプセット溶接装置 - Google Patents

アプセット溶接装置

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JPH079155A
JPH079155A JP17727593A JP17727593A JPH079155A JP H079155 A JPH079155 A JP H079155A JP 17727593 A JP17727593 A JP 17727593A JP 17727593 A JP17727593 A JP 17727593A JP H079155 A JPH079155 A JP H079155A
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JP
Japan
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welding
sensor
sectional area
pipe
weight
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Application number
JP17727593A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Takamori
哲也 高森
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部材の断面積に応じた適切な溶接条件による
溶接を実現するとともに、安定した溶接品質を得るこ
と。 【構成】 ステアリングホィール用のリング状パイプW
の両端部を把持部11により把持した状態で端面を突合
せて加圧するとともに溶接する抵抗溶接機と、ロール装
置の回転量を検出してパイプWの送り量を測定する送り
センサ4と、リング状に曲げ切断されたリング状パイプ
Wを加圧装置に搬送する搬送部材に配設され、リング状
パイプWの重量を測定するロードセル5と、対向するロ
ール装置のロールの変位量を検出することによりパイプ
Wの直径を測定する径センサ6と、測定されたパイプW
の送り量と重量に基づきパイプ部材の断面積を求める断
面積演算回路71と、前記径センサ6が測定したパイプ
Wの径と前記断面積に基づき溶接条件を決定する溶接条
件決定回路74を有するメイン制御装置7とから成るア
プセット溶接装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部材の長さと重量に基
づき部材の断面積を求めて、この断面積に応じて適切な
溶接条件で溶接を行うアプセット溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアプセット溶接機で定電流制御方
式の溶接制御装置を備えたものにおいては、溶接条件を
一旦設定すると、設定された一定の溶接条件に従って制
御するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のアプセット
溶接機は、設定された一定の溶接条件に従って、機械的
に制御するものであるため、溶接する部材の寸法、厚
さ、すなわち断面積が変化すると、溶接電流が一定でも
電流密度が変化するので、溶接部の溶け込み状態が変化
して、安定した溶接品質が得られないという問題が有っ
た。
【0004】そこで本発明者は、系統的な実験を行った
結果、溶接する部材の長さと重量を求め、これに基づき
溶接部の断面積を求め、この断面積に応じた溶接条件で
溶接するという本発明の技術的思想に着眼し、更に研究
開発を重ねた結果、溶接する部材の断面積に応じた適切
な溶接条件による溶接を実現し、安定した溶接品質を得
るという目的を達成する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のアプセット溶接装置は、端部を突合せる
部材を把持部により把持して加圧する加圧装置と、前記
部材の突合せ端部を挟んで対向して配設された少なくと
も一対の電極と、前記一対の電極に溶接電流を通電する
通電装置と、前記部材の長さを測定する長さセンサと、
前記部材の重量を測定する重量センサと、前記長さセン
サが測定した長さと重量センサが測定した重量に基づき
前記部材の断面積を求めて、この断面積に応じた溶接条
件を通電装置に出力する制御装置とから成るものであ
る。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)のア
プセット溶接装置は、リング状に成形されたパイプ部材
の両端部を把持部により把持して両端面を突合せて加圧
する加圧装置と、前記パイプ部材の突合された端面を挟
んで対向して配設された少なくとも一対の電極と、前記
一対の電極に溶接電流を通電する通電装置と、リング状
に成形する前のパイプ部材の送り量を測定する送りセン
サと、リング状に成形されたパイプ部材を係止する部材
に配設され前記パイプ部材の重量を測定するロードセル
と、パイプ部材の径を測定する径センサと、前記送りセ
ンサおよびロードセルによって測定されたパイプ部材の
送り量と重量に基づきパイプ部材の断面積を求めて、こ
の断面積と前記径センサが測定したパイプ部材の径に基
づき、予め記憶されているアプセット量と溶接条件との
関係から対応する溶接条件を通電装置に出力する制御装
置とから成るものである。
【0007】
【作用】上記構成より成る第1発明のアプセット溶接装
置は、長さセンサにより部材の長さを測定するととも
に、重量センサにより部材の重さを求めて、制御装置に
より測定した部材の長さと重量とに基づき部材の断面積
を求めて、この断面積に応じた溶接条件が通電装置に出
力され、通電装置がこの溶接条件に応じた溶接電流で部
材の端部を溶接するものである。
【0008】上記構成より成る第2発明のアプセット溶
接装置は、送りセンサによりパイプ部材の長さを測定す
るとともに、ロードセルによりパイプ部材の重さを求め
て、制御装置により測定した部材の長さと重量に基づき
部材の断面積を求め、この断面積と径センサが測定した
パイプ部材の径とに対応する溶接条件を抽出して通電装
置に出力して、通電装置がこの抽出された溶接条件に応
じた溶接電流でリング状のパイプ部材の両端部を溶接す
るものである。
【0009】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のアプセット
溶接装置は、長さセンサおよび重量センサによって検出
した部材の長さおよび重量に基づき部材の断面積に応じ
た適切な溶接条件による溶接を実現するとともに、安定
した溶接品質を得ることができるという効果を奏する。
【0010】上記作用を奏する第2発明のアプセット溶
接装置は、長さセンサおよび重量センサによって検出し
た部材の長さおよび重量に基づくパイプ部材の断面積お
よび径センサが検出したパイプ部材の径に応じた最適な
溶接条件による溶接を実現するとともに、一層安定した
溶接品質を得ることができるという効果を奏する。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0012】(第1実施例)第1実施例のアプセット溶
接装置は、第1発明および第2発明の実施例であり、本
発明をステアリングホィールの芯金用のリング状のパイ
プ部材の両端の溶接に適用したものである。
【0013】第1実施例のアプセット溶接装置は、図1
ないし図14に示すようにステアリングホィール用のリ
ング状パイプWの両端部を把持部11により把持した状
態で端面を突合せて加圧する加圧部12を有する加圧装
置1と、把持部11内においてリング状パイプWに接触
させて配設した一対の電極2と、および前記一対の電極
に対して設定に応じた溶接条件を実現するための溶接電
流を通電する通電装置3とから成る抵抗溶接機と、ロー
ル装置の回転量を検出してパイプWの送り量を測定する
送りセンサ4と、リング状に曲げた後切断されたリング
状パイプWを加圧装置に搬送する搬送部材に配設され、
リング状パイプWの重量を測定するロードセル5と、対
向するロール装置のロールの変位量を検出することによ
りパイプWの直径を測定する径センサ6と、前記送りセ
ンサ4およびロードセル5によって測定されたパイプW
の送り量と重量に基づきパイプの断面積を求める断面積
演算回路71と、この断面積と前記径センサ6が測定し
たパイプWの径に基づき溶接条件を決定する溶接条件決
定回路74を有するメイン制御装置7とから成る。
【0014】パイプコイル材Pをワークであるリング状
パイプWに加工するワーク加工装置8は、図9に示すよ
うに複数のロール装置で構成されパイプコイル材Pを直
線状に矯正した後測長する矯正測長部81と、直線状に
矯正されたパイプ材Pを一定の曲率に曲げた後一定長さ
で切断する曲げ切断部82とから成り、切断された一定
曲率のリング状パイプのワークWが搬送装置83の搬送
部材84によりアプセット溶接装置の加圧装置1の把持
部11に載置される。
【0015】溶接機の加圧装置1の把持部11は、図9
に示されるワーク加工装置によって加工され両端が分離
したリング状のパイプWの両端部を、図1、図4、およ
び図5に示すように加圧シリンダにより上下に動く上方
把持部11Uを固定された下方把持部11Dに接近させ
て把持する構成より成る。
【0016】加圧装置1の加圧部12、図1および図4
に示すように一方の把持部に加圧シリンダ12Cを係止
して、他方の把持部を固定とし、加圧シリンダ12Cの
加圧により一方の把持部を他方の把持部に接近させるこ
とにより、リング状のパイプの両端面を当接させ、図1
0に示すような台形パターンSVに従い加圧することが
できる構成より成る。
【0017】一対の電極2は、図5に示されるようにリ
ング状パイプWにその突合せ端面を挟んで対抗して配設
されている。
【0018】通電装置3は、図5に示されるように一対
の電極2に接続した昇圧トランス3Tより成る通電部3
1と、通電部31に制御信号を出力して設定された溶接
条件に対応する通電を可能にする溶接条件制御部32と
から成り、図10に示すような3つの通電パルスC1、
C2、C3で示されるような溶接電流の通電制御を可能
にする構成より成る。
【0019】図10において、最初の通電パルスは、溶
接部の予熱を行う予熱パルスC1で前半は徐々に増加す
る部分が形成され、溶接電流C1、パルス時間t1に設
定され、2番目の本溶接を行う本溶接パルスC2は、最
大電流C2による短時間であるパルス時間t2だけ溶接
を行うもので、最後の通電パルスC3は、焼き戻しのた
めに保熱を行うもので、後半は徐々に減少する部分を形
成し、溶接電流C3、パルス時間t3に設定されてい
る。
【0020】送りセンサ4は、図6および図7に示すよ
うにパイプWを測長する測長部81において対向して配
設され、パイプWに当接してパイプWを図6中上方に送
り出すロール装置8RA、8RBの一方のロール装置8
RAのロールRAの回転軸に配設され、ロールRAと一
体的に回転するエンコーダ40により構成され、ロール
RAの回転量よりパイプWの送り量すなわち送られてリ
ング状に成形されたパイプWの長さを検出するものであ
る。
【0021】ロードセル5は、図8に示すように一定の
曲率に曲げられ切断されたリング状パイプWを把持して
曲げ切断部82から加圧装置1に搬送する搬送装置83
の搬送部材84の中間にサンドイッチ状に介挿された圧
電型のロードセルで構成され、搬送されるリング状パイ
プWの重量に応じた電気的出力を出力し得る構成より成
る。
【0022】径センサ6は、図6および図7に示すよう
にパイプWを挟圧するロール装置8RA、8RBのロー
ルRAおよびRBを押圧する各エアシリンダEAおよび
EBのフランジ部に配設された磁気的変位センサ6A、
6Bで構成され、エアシリンダEAおよびEB内に介挿
されたピストン(図示せず)にロッドを介して連結した
ロールRAおよびRBとエアシリンダEAおよびEBの
フランジ部との相対距離を求めることにより、パイプW
の直径を検出し得る構成より成る。
【0023】アプセットセンサ9Aは、図4に示すよう
に、リング状パイプを把持して可動側の把持部11U、
11Dを備えた部材1Mと一体的に動く棒状部材91
と、固定側の把持部11Dを備えた部材1Fに配設され
たポテンションメータ92により構成され、溶接時のリ
ング状パイプWのアプセット量を電気的信号として出力
出来る構成より成る。
【0024】電流センサ9Bは、図5に示すように通電
部31と電極2との間のケーブル5Cに配設され、流れ
る電流をカレントプローブによって形成されるうず電流
より検出する構成より成るものである。
【0025】カードリーダ10は、カードに設定された
溶接を行うリング状パイプ部材の材質、寸法その他に応
じた設定条件を読み取り、出力する構成より成る。
【0026】メイン制御装置7は、パイプ部材の断面積
を演算する断面積演算回路71と、アプセット量を判別
するアプセット量判別回路72と、溶接電流を判別する
電流判別回路73と、、および溶接条件決定回路74と
から成る。
【0027】断面積演算回路71は、ロードセル5が出
力する電気的出力の中から一定重量である搬送部材84
の重量を差し引いたリング状パイプWのみの重量を演算
し、この重量を送りセンサ4が出力するリング状パイプ
Wの長さと既知のリング状パイプWの比重との積で割る
ことにより、リング状パイプWの断面積を演算し得る構
成より成るものである。
【0028】アプセット量判別回路72は、図4に示す
ように溶接終了信号が出力された時点のアプセットセン
サ9Aから供給されるポテンションメータ92の出力か
ら溶接開始信号が出力された時点の零点としてのポテン
ションメータ92の出力を差し引くことにより、アプセ
ット量を演算し、アプセット量がカードリーダ10によ
って設定された設定条件によって定まる許容範囲内かど
うかを判別し、溶接条件に適合しない許容範囲外のリン
グ状パイプを溶接した場合は、異常停止信号を出力する
構成より成る。
【0029】電流判別回路72は、電流センサ9Bから
出力されるうず電流信号の変化をフォローするととも
に、設定条件によって定まる電流の許容範囲内かどうか
を判別し、許容範囲外の設定条件に反する場合は、溶接
電流の異常信号および通電時間の異常信号を出力し得る
構成より成る。
【0030】溶接条件決定回路74は、断面積演算回路
71が出力する断面積信号と径センサ6が出力するリン
グ状パイプWの直径信号とに基づき溶接条件例えば溶接
電流もしくは加圧力、通電時間等を基本的に制御する信
号を出力し得る構成より成る。
【0031】溶接条件決定回路74は、アプセット量判
別回路71、電流判別回路72のいずれかがアプセット
量、溶接電流または通電時間に関して異常が有る場合
は、抵抗溶接機に停止信号を出力し得る構成より成る。
【0032】上記構成より成る第1実施例のアプセット
溶接装置は、図9の制御フローに示すようにワーク加工
装置8の矯正測定部81においてパイプコイル材Pが直
線状に矯正された後、ロール装置8RA、8RBを駆動
するエアシリンダEAおよびEBに配設した磁気的変位
センサ6A、6Bで構成された径センサ6によりパイプ
Wの直径が測定される。
【0033】次にロール装置8RAのロールRAの回転
軸に配設されたエンコーダ40により構成された送りセ
ンサ4により、曲げ切断部82に供給されたパイプWの
送り量すなわちパイプWの長さが測定される。
【0034】曲げ切断部82において一定の曲率に曲げ
られた後切断されたリング状パイプWは、搬送装置83
によって搬送される際、リング状パイプWを係止する搬
送部材84に配設されたロードセル5により重量が測定
される。
【0035】メイン制御装置7の断面積演算回路71
は、ロードセル5の電気的出力の中から搬送部材の既知
の重量を減算してリング状パイプWのみの重量を演算
し、この重量と送りセンサ4の出力であるリング状パイ
プWの長さと比重とによりリング状パイプWの断面積を
演算する。
【0036】すなわち、図12に示すように直径12.
7mmのパイプを半径17.7cmのリングに曲げたものに
ついて一例として本発明者が行った測定によればパイプ
の板厚と接合部の断面積の関係は図12に示すような比
例関係になり、パイプ板厚とパイプリング重量との関係
は図13に示すような比例関係になる。規格1.2mmの
板厚のパイプであっても、図13中破線で示す1.05
〜1.35の範囲で板厚がバラツキ、それに伴い重量も
338グラムから424グラムの範囲でバラツキが出
る。図12および図13の関係より、パイプの接合部断
面積とパイプリング重量との関係は、図14に示すよう
に比例関係になる。断面積演算回路71は、パイプの断
面積と重量との比例関係に着目し、且つパイプリングの
長さのバラツキも考慮して、最終的にリング状パイプW
の断面積を演算するものである。
【0037】メイン制御装置7は、各センサが検出した
信号がカードリーダ10においてカードにより設定され
た設定条件に対して、パイプの径、送りおよび断面積
(板厚)において異常がある場合は溶接機の停止信号が
出力される。
【0038】断面積演算回路71は、径センサ6の出力
より、パイプ径に対応する軽・中・重のレベルを選択す
るとともに、演算した断面積が選択された軽・中・重の
3つのレベルのうちのどのレベルに該当するかを判別し
て、予め記憶されている溶接の電流密度のレベルが段階
的に増加するように設定された溶接条件1、溶接条件
2、溶接条件3の中から前記軽・中・重の該当するレベ
ルに対応するいずれか一つの溶接条件を出力する。
【0039】溶接条件決定回路74は、断面積演算回路
71が出力する溶接条件と径センサ6により測定された
パイプWの直径とにより溶接条件を仮決定する。
【0040】加圧装置1の加圧シリンダ11Cの作動に
より把持部11U、11Dによって把持され、加圧部1
2の加圧シリンダ12Cによりリング状のパイプWを当
接させて突合せた後、溶接条件決定回路74により仮に
決定された溶接条件で溶接を行い、アプセットセンサ9
Aおよび電流センサ9Bにより溶接電流、および通電時
間の溶接条件、およびアプセット量が測定され、溶接異
常および溶け込み異常の有無が確認され、異常が無けれ
ば、上記の最適な溶接条件を出力するものである。
【0041】通電装置3は、カードリーダ10によって
読み込んだ設定条件およびパイプWの長さと重量で決定
されるパイプ部材の断面積とパイプWの直径に対応する
溶接条件決定回路74が出力した溶接条件に従い図10
に示す予熱波形C1、本溶接波形C2および保熱波形C
3の溶接電流を一対の電極2に印加して、突合せ端面に
作用させて溶接を行う。
【0042】上記作用を奏する第1発明のアプセット溶
接装置は、ワークWであるリング状のパイプの断面積
(板厚)その他が徐々に変化した場合、パイプWの断面
積の変化(減少、増加)として検出し、それに応じた溶
接条件を決定し、決定された適切な溶接条件で溶接を行
うので、ワークの断面積の変化に応じた適切な溶接を実
現し、溶接不良品の発生を防止するという効果を奏す
る。
【0043】また第1実施例のアプセット溶接装置は、
アプセット量、溶接電流、および溶接時間が許容範囲を
越えた場合には、異常を知らせ停止するので、溶接不良
品を検出してそれを取り除くことができるとともに、設
定条件とワークとの条件違いにより継続して溶接不良品
が出る場合は、ワークに合わせて設定条件を変更するこ
とによりそれを未然に防止することができるという効果
を奏する。
【0044】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0045】上述の第1実施例は一例として送り量(パ
イプの長さ)をエンコーダにより検出したが、本発明と
してはロールの回転軸に歯を刻設した円板を固着して磁
気的に回転角を検出して送り量を検出することも可能で
ある。
【0046】上述の第1実施例は一例として圧電型のロ
ードセルによりリング状パイプWの重量を検出したが、
本発明としては、図15に示すようにワイヤストレンゲ
ージ、半導体ひずみゲージを起歪部に貼着したロードセ
ルRSを採用したり、リング状パイプの溶接の前に重量
測定部において重量測定をする工程を設けることも可能
である。
【0047】上述の第1実施例において、径センサは、
一例として磁気的変位センサにより一対のロールRAお
よびRBの各変位を検出してパイプWの直径を検出した
が、本発明としては、一方のロールは固定とし、可動す
るロールの変位を触針式のセンサで検出してパイプWの
直径を検出することも可能である。
【0048】また径センサは、図16および図17に示
すようにパイプWに上下において当接回転するローラの
変位を2個の機械式又は光学的電位計6Cおよび6Dに
より測定して、2個の変位計の出力よりパイプWの直径
を演算回路6Eにより演算することも可能である。
【0049】上述の第1実施例においては、断面積の軽
・中・重の3つのレベルに対応する3つの溶接条件で制
御する例について述べたが、本発明としては、パイプW
の断面積に比例する溶接電流密度で溶接することも可能
である。
【0050】上述の第1実施例は、一例として溶接条件
として溶接電流を変える例について代表的に説明した
が、本発明としては、通電時間や加圧力を変えても良
く、又溶接電流、通電時間、加圧力の三者を総合的に制
御することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のアプセット溶接装置を示
す正面図である。
【図2】本発明の第1実施例のアプセット溶接装置を示
す側面図である。
【図3】第1実施例のアプセット溶接装置を示すブロッ
ク図である。
【図4】第1実施例の加圧装置とセンサを示す拡大図で
ある。
【図5】第1実施例装置のアプセット量の基本的制御を
示すブロック図である。
【図6】第1実施例のロール装置および径センサを示す
平面図である。
【図7】第1実施例のロール装置および送りセンサを示
す側面図である。
【図8】第1実施例の搬送部材およびロードセルを示す
部分拡大図である。
【図9】第1実施例のアプセット溶接装置とワーク加工
装置を示す斜視図である。
【図10】第1実施例の加圧波形、および溶接電流波形
を示す線図である。
【図11】第1実施例装置の制御フローを示すチャート
図である。
【図12】パイプの板厚と接合部の面積との関係を示す
線図である。
【図13】パイプの板厚とパイプリングの重量との関係
を示す線図である。
【図14】パイプの接合部の断面積とパイプリングの重
量との関係を示す線図である。
【図15】搬送部材およびロードセルの他の例を示す部
分拡大図である。
【図16】径センサの他の例を示す正面図である。
【図17】径センサの他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 加圧装置 2 一対の電極 3 通電装置 4 送りセンサ 5 ロードセル 6 径センサ 7 メイン制御装置 8 ワーク加工装置 9A アプセットセンサ 9B 電流センサ 10 カードリーダ 11、11U、11D 把持部 1M 可動部材 1F 固定部材 12 加圧部 3T 昇圧トランス 31 通電部 32 溶接条件制御部 40 エンコーダ 5C ケーブル 6A、6B 磁気的変位センサ 71 断面積演算回路 72 アプセット量判別回路 73 電流判別回路 74 溶接条件決定回路 81 矯正測長部 82 曲げ切断部 83 搬送装置 84 搬送部材 8RA、8RB ロール装置 RA、RB ロール EA、EB エアシリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部を突合せる部材を把持部により把持
    して加圧する加圧装置と、 前記部材の突合せ端部を挟んで対向して配設された少な
    くとも一対の電極と、 前記一対の電極に溶接電流を通電する通電装置と、 前記部材の長さを測定する長さセンサと、 前記部材の重量を測定する重量センサと、 前記長さセンサが測定した長さと重量センサが測定した
    重量に基づき前記部材の断面積を求めて、この断面積に
    応じた溶接条件を通電装置に出力する制御装置とから成
    ることを特徴とするアプセット溶接装置。
  2. 【請求項2】 リング状に成形されたパイプ部材の両端
    部を把持部により把持して両端面を突合せて加圧する加
    圧装置と、 前記パイプ部材の突合された端面を挟んで対向して配設
    された少なくとも一対の電極と、 前記一対の電極に溶接電流を通電する通電装置と、 リング状に成形する前のパイプ部材の送り量を測定する
    送りセンサと、 リング状に成形されたパイプ部材を係止する部材に配設
    され前記パイプ部材の重量を測定するロードセルと、 パイプ部材の径を測定する径センサと、 前記送りセンサおよびロードセルによって測定されたパ
    イプ部材の送り量と重量に基づきパイプ部材の断面積を
    求めて、この断面積と前記径センサが測定したパイプ部
    材の径に基づき、予め記憶されているアプセット量と溶
    接条件との関係から対応する溶接条件を通電装置に出力
    する制御装置とから成ることを特徴とするアプセット溶
    接装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105345243A (zh) * 2015-12-11 2016-02-24 上海空间电源研究所 一种太阳电池阵电缆的焊接装置及方法
CN108511356A (zh) * 2017-11-22 2018-09-07 上海欧普泰科技创业股份有限公司 一种电池串焊机定位与电池外观检测方法

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