JPH0790685A - 溶接ワイヤの製造方法 - Google Patents

溶接ワイヤの製造方法

Info

Publication number
JPH0790685A
JPH0790685A JP24130193A JP24130193A JPH0790685A JP H0790685 A JPH0790685 A JP H0790685A JP 24130193 A JP24130193 A JP 24130193A JP 24130193 A JP24130193 A JP 24130193A JP H0790685 A JPH0790685 A JP H0790685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
wire
welding wire
diameter
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24130193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Miyake
倫幸 三宅
Satoshi Nagase
智 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP24130193A priority Critical patent/JPH0790685A/ja
Publication of JPH0790685A publication Critical patent/JPH0790685A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率のよいループロ方式のメッキ工程を採用
し、しかも、メッキ厚のばらつきを低減でき、Cu粉付
着量の少ない溶接ワイヤを提供する。 【構成】 溶接ワイヤは、多段圧延機にてRmax≦2
5.0μm,Rz≦15.0μmで3.3mmφの中間
径まで一次伸線し、ループロ式メッキ工程でCuメッキ
し、多段式伸線ダイスにて1.2mmφの最終径まで二
次伸線して製造される。ループロ式メッキ工程では、中
間径ワイヤのメッキ表面粗さがRmax≦12.5μ
m、Rz≦7.0μmを満足するように電解研磨時間を
とるよう設定したPR制御を実施する。 【効果】 メッキ厚のばらつきが少なく、二次伸線時に
おけるCu粉の発生・付着量を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接ワイヤの製造方法
に係り、特に、ループロ方式でのメッキ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接ワイヤは、図1に示すように、圧延
(またはダイス)にて素材を中間径(3mmφ程度)ま
で伸線する一次伸線工程、焼鈍工程、Cuメッキを施す
メッキ工程、最終径(1.2mmφ程度)までダイス伸
線をする二次伸線工程を経て製造されている。なお、一
次伸線を圧延で行う場合には、焼鈍工程を省略する場合
もある。
【0003】ここで、従来のメッキ工程は、メッキ槽中
にCu板とワイヤとを浸漬し、Cu板側を正電極とし、
ワイヤ側の給電ローラを負電極として通電することによ
り電解メッキするものであった。そして、図13(A)
に示すようにワイヤをまっすぐに送給しつつメッキする
ストランド方式と、同図(B)に示すようにルーパーで
ループ状にし、これを送給しつつメッキするループロ方
式とがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ストランド方式は最終
製品の径近くまで伸線した後に行うのが一般的であり、
メッキ厚自体が小さいし、電流密度がワイヤ長さ方向に
一定になるのでメッキ厚などの制御が簡単である。しか
し、送給速度をあまり上げることができず、単位時間内
の処理量が少ないという問題があった。
【0005】一方、ループロ方式は単位時間内の処理量
を大きくとることができるものの、メッキ厚がばらつき
易かった。また、二次伸線の際にCu粉が発生し易く、
これが最終製品表面に付着して溶接時の送給抵抗を増大
させたり、アークを不安定にする原因となっていた。
【0006】そこで、本発明は、効率のよいループロ方
式のメッキ工程を採用し、しかも、メッキ厚のばらつき
を低減でき、Cu粉付着量の少ない溶接ワイヤを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の溶接ワイヤの製造方法は、請求項1に記載
した様に、中間径にした溶接ワイヤ素材をループロ方式
にてメッキし、その後、最終製品径への伸線を施す溶接
ワイヤの製造方法において、前記メッキの際、メッキ電
流を正逆反転させるPR制御を行うことを特徴とする。
【0008】ここで、請求項2に記載した様に、請求項
1記載の溶接ワイヤの製造方法において、前記PR制御
は、中間径ワイヤのメッキ表面粗さがRmax≦12.
5μmの条件を満足するような割合で電解研磨がなされ
るように設定されることが望ましい。また、請求項3に
記載した様に、請求項1又は請求項2記載の溶接ワイヤ
の製造方法において、前記PR制御は、中間径ワイヤの
メッキ表面粗さがRz≦7.0μmの条件を満足するよ
うな割合で電解研磨がなされるように設定されることが
望ましい。
【0009】また、請求項4に記載した様に、請求項1
〜請求項3のいずれか記載の溶接ワイヤの製造方法にお
いて、前記中間径ワイヤ素材のメッキ前の表面粗さがR
max≦25.0μmの条件を満足することが望まし
い。また、請求項5に記載した様に、請求項1〜請求項
4のいずれか記載の溶接ワイヤの製造方法において、前
記中間径ワイヤ素材のメッキ前の表面粗さがRz≦1
5.0μmの条件を満足することが望ましい。このよう
なメッキ前粗さを確保するには、請求項6に記載した様
に、請求項4又は請求項5記載の溶接ワイヤの製造方法
において、前記中間径ワイヤ素材は、多段圧延によって
当該径まで一次伸線するとよい。
【0010】
【作用及び効果】請求項1記載の溶接ワイヤの製造方法
によれば、図1に示すように、アノード電流を+,−で
反転させることにより、アノード電流が+の間に素地上
にメッキ層が形成され、電流が−になっている間に、メ
ッキ層の凸部が電解研磨されて表面が平滑になり、その
上に次のメッキ層が順次形成されていく。
【0011】ここで、電解研磨が全くなされないとする
と、電流の集中しやすい凸部のメッキ厚が加速度的に大
きくなり、メッキ厚のばらつきを生じさせる。しかし、
本発明では、電解研磨がなされる結果、かかる電流の集
中作用によるメッキ厚のばらつきは解消され、全体に均
一に近い厚さのメッキを施すことができる。
【0012】この結果、最終径まで伸線したときのメッ
キ厚のばらつきが小さくなる。従って、本発明によって
製造された溶接ワイヤを用いて溶接する時、溶接電流が
安定し、アークの安定化やスパッタ量の低減などが可能
となる。また、請求項2記載の溶接ワイヤの製造方法に
よれば、中間径ワイヤのメッキ表面粗さがRmax≦1
2.5μmとされるので、最終径への伸線の際にCu粉
が発生しにくく、最終製品のCu粉の表面付着量を低下
させることができる。同じく、請求項3記載の溶接ワイ
ヤの製造方法によっても、中間径ワイヤのメッキ表面粗
さがRz≦7.0μmに抑制される結果、Cu粉の発生
・付着量を低減することができる。とくに、Rmax,
Rzの両方の条件を満足する場合が最も良い効果を上げ
る。
【0013】こうして最終製品のCu粉表面付着量が低
減されると、溶接時の送給抵抗を抑制し、かつ、溶接電
流の安定化、アークの安定化、スパッタ量の低減などを
促進し、品質のよい溶接を行うことができる。なお、一
般に、PR制御では5:1の関係にて正負を反転させる
とよいとされている。従って、この比率で電流を反転さ
せ、かつ、請求項2,3に記載したような条件になるよ
うに、実質的な電解研磨時間をとるようにすればよい。
【0014】ところで、中間径の溶接ワイヤ素材のメッ
キ前の表面粗さについて何らの条件も設けずに、例えば
ワイヤドローイングで一次伸線をした場合について考え
ると、簡単には上記メッキ前の表面粗さを満足できず、
この結果、PR制御による平滑化の効果を十分に出すに
は相当長い電解研磨時間を確保しなければならず、ルー
プロワイヤの送給速度を落としたり、メッキ槽を長大化
したりする必要が生じ得る。
【0015】この点、請求項4,請求項5記載の溶接ワ
イヤの製造方法によれば、中間径の溶接ワイヤ素材のメ
ッキ前の表面粗さが十分に小さく抑えられているので、
PR制御の効果が簡便かつ十分に発揮され、メッキ表面
の粗さをより抑制し易い。請求項6記載の方法は、こう
した一次伸線における制限を簡単に満足させることがで
きる。
【0016】
【実施例】次に、本発明を一層明らかにするために、好
適な実施例を図面と共に説明する。実施例は、図2に示
したように、多段圧延機11にて7.0mmφの素材を
3.3mmφの中間径まで伸線する一次伸線工程、これ
をルーパー13で巻きつつ焼鈍する焼鈍工程、焼鈍され
た中間素材をそのままメッキ槽15を通過させて表面に
Cuメッキするループロ式メッキ工程、そして、このメ
ッキ済みの中間素材を一旦集材する集材工程、最後に多
段式伸線ダイス17にて1.2mmφの最終径まで強加
工する二次伸線工程を経て製造される。
【0017】図3に示すように、ループロ式メッキ工程
において使用されるメッキ槽15には、電解液(KCN
・CuCN)が満たされ、そこに4個のアノード収納器
21と、5個の給電ローラ23とが浸漬されている。そ
して、アノード収納器21には各2個のCu板24が収
納されている。このCu板24及び給電ローラ23は4
台の電源制御装置25a〜25dに接続してある。以
下、入口側からNo.1電源25a,No.2電源25
b,No.3電源25c,No.4電源25dとよぶ。
【0018】各電源は、表1のような仕様になってい
る。また、PR制御においては、No.1〜No.3電
源が同期されている。
【0019】
【表1】
【0020】実施例では、素材として表2の成分組成の
JIS YGW11鋼を使用した。
【0021】
【表2】
【0022】次に、図4,表3に示すような条件1〜3
でNo.1〜No.4電源を制御し、メッキを実施し
た。以下、条件1,2を実施例1,2、条件3を比較例
1とよぶ。ここで、メッキ槽の長さは10.0mであ
り、ループ状のワイヤの送給速度は4.5m/minと
した。また、メッキ前の中間径ワイヤの表面粗さは、R
max≦25.0μm、Rz≦15.0μmであった。
【0023】
【表3】
【0024】実施例1,2及び比較例1のメッキを施し
た中間素材の縦断面ミクロ写真の模式図を図5に示す。
また、同図中にはそれぞれの表面粗さ測定結果(測定長
5mm)のグラフも示した。これらから分かるように、
実施例1,2は、比較例1よりもRmax,Rzともに
小さい。また、メッキ前の中間径ワイヤの表面粗さと比
べた場合も、実施例1,2では相当に平滑化が進んだ
が、比較例1ではそれほど平滑化が進んでいない。実施
例1,2を比較すると、実施例1の方が平滑化が進んで
いた。
【0025】次に、実施例1,2及び比較例1のそれぞ
れについて、メッキ厚を計測した結果を説明する。メッ
キ厚は、中間径の段階と、二次伸線を行った後とでそれ
ぞれ各4例について計測した。サンプリング点数は、中
間径ワイヤでのメッキ厚については6点、最終製品での
メッキ厚については40点とした。
【0026】図6上段のグラフは中間径の段階でのメッ
キ厚であり、比較例1の方が厚くなっていることが分か
る。なお、このグラフの頂部に記したσの数値は、各例
についての標準偏差である。図6下段のグラフは最終製
品でのメッキ厚であり、ここでも比較例1の方がやや厚
くなっていることが分かる。また、実施例1では、最終
製品のメッキ厚のばらつきも、比較例1に比べてきわめ
て小さくなっていることが確認できる。
【0027】次に、この図6のグラフを整理し、中間径
から最終製品へと二次伸線することによってメッキ厚平
均値がどのように変化したかを図7に示す。図から分か
るように、比較例1ではメッキ厚の減耗分が大きく、約
0.65μmもあった。これに対して、実施例1の減耗
分は約0.5μmに留まり、実施例2も約0.55μm
に留まった。メッキ厚の減耗は、二次伸線によってメッ
キ層が引き延ばされることによって生じるが、その他、
Cu粉として剥離することによっても減耗が生ずる。従
って、減耗分が大きいということはCu粉の発生量も多
くなるものと考えられる。
【0028】次に、最終製品におけるCu粉の付着量を
求めた結果を説明する。Cu粉の付着量は、最終製品の
表面を溶剤で洗浄し、ワイヤ1mあたりで溶剤中に解け
出したCuの量を測定するという方法により計測した。
比較例1による製品(サンプリング数16)では、図8
に示すように、0.22mg/m〜0.4mg/mのC
u粉付着量が確認でき、0.35mg/mを越えるサン
プルが3例もあった。一方、実施例1による製品(サン
プリング数8)では、Cu粉付着量は0.21mg/m
〜0.33mg/mしかなく、0.35mg/mを越え
る例がなかった。実施例2についてもCu粉付着量を計
測したが、やはり0.35mg/m以下になり、Cu粉
の発生・付着量が低減されていることが確認できた。
【0029】ここで、Cu粉付着量が0.35mg/m
を越えると、溶接時の送給抵抗に影響を与えたり、アー
クを不安定化させ、スパッタ発生量を増大させるなどの
不具合が生じる。このことは、比較例1による最終製品
と実施例1による最終製品とでスパッタ発生量を調べた
結果とも一致した。スパッタ発生量の試験は表4の条件
にて実施した。
【0030】
【表4】
【0031】試験結果を図9に示す。図示の様に、実施
例の方が、全ての条件のときにスパッタ発生量が少ない
ことが分かった。このことから、実施例によれば、アー
クの安定化、ビード形状の向上等が可能となることが分
かる。次に、電源の配置を変更し、表5の設定出力にて
実施例1と同様の10秒:2秒の通電割合でPR制御に
よるループロ式メッキを実施した。これを実施例3とよ
ぶ。
【0032】
【表5】
【0033】実施例3にてメッキを施した中間素材の縦
断面ミクロ写真の模式図を、表面粗さ測定結果(測定長
5mm)のグラフと共に図10に示す。これから分かる
ように、実施例3によると、実施例1,2よりもさらに
Rmaxが低下することが分かる。なお、4電源ともに
PR制御にしておくと一層平滑化が進むものと考えられ
る。
【0034】また、この実施例3によりメッキした中間
品を二次伸線してCu付着量を計測したところ、実施例
1よりもさらに少なくなった。このことから、Rmax
が小さいほどCu付着量は少なくなることも分かった。
一方、この実施例3の電源を用いて、電解研磨の実質時
間を短くして、メッキ表面の粗さがRmax=12.1
μm,Rz=4.3μmとなった中間径ワイヤを製造
し、これを二次伸線してCu付着量を計測してみた(以
下、実施例4という)。この実施例4においても、Cu
粉付着量が0.35mg/m以下となり、良好な結果を
得ることができた。これらのことから、PR制御による
電解研磨時間を十分に確保し、メッキ表面を少なくとも
Rmax≦12.5μmとなるようにすると、Cu粉の
発生・付着量を十分に低減することができるものと考え
られる。
【0035】次に、一次伸線工程をワイヤドローイング
とした例についても、実施例1と同様の通電条件でPR
制御によってループロ式メッキを施し(以下、実施例5
という)、DC制御による場合と比較した(以下、比較
例2という)。実施例5及び比較例2の中間素材の縦断
面ミクロ写真の模式図を、表面粗さ測定結果(測定長5
mm)のグラフと共に図11に示す。これから分かるよ
うに、実施例5によると、比較例2よりもRmax,R
z共に相当に低下したことが分かる。なお、メッキ直前
のワイヤ表面粗さは、Rmax=30.0μm,Rz=
18.0μmと、圧延伸線による場合よりも大きかった
ので、実施例1に比べると特にRzが十分には低減でき
ていない。しかし、比較例2と比べた場合には大幅に平
滑化が進んでいる。また、メッキ厚のばらつきも実施例
5の方が比較例2よりも相当に低減した。さらに、二次
伸線後のCu付着量の計測結果も、実施例5は良好であ
った。
【0036】一方、メッキ直前のワイヤ表面が相当に粗
いものについて実施例5と同じ条件でメッキしたところ
(以下、比較例3とよぶ)、縦断面ミクロ写真及び表面
粗さ測定結果(測定長5mm)は図12に示すようにな
った。Rmax=12.1μmと最大粗さはかなり低下
できたが、Rz=8.2μmと平均粗さがかなり大きい
ままとなった。この比較例3ではCu付着量は十分に低
下できなかった。
【0037】以上のことから、一般的にはRmax≦1
2.5μmにコントロールできればCu付着量は問題な
いものの、ワイヤドローイングで一次伸線した場合であ
ってメッキ前素材のRzが相当に大きいものでは、さら
に、Rz≦7μmにコントロールするべきともいえる。
【0038】ただし、以上の検証により、いずれにして
も、PR制御をループロ式メッキに採用することで、メ
ッキ厚さのばらつきを低下せしめ、最終製品にしたとき
の減耗分を少なくし、Cu粉の発生・付着量を低下せし
めることにより、従来のループロ式メッキ方法に比較し
て顕著な効果を得ることができることが分かった。
【0039】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲内で種々なる態様にて実現することがで
きることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の作用を示す説明図である。
【図2】 実施例の溶接ワイヤ製造方法についての説明
図である。
【図3】 実施例で使用したメッキ槽の構成図である。
【図4】 実施例及び比較例での電源制御条件の説明図
である。
【図5】 実施例1,2及び比較例1での中間製品のミ
クロ縦断面図及び表面粗さ計測結果グラフからなる説明
図である。
【図6】 実施例1,2及び比較例1での中間製品のメ
ッキ厚計測結果のグラフである。
【図7】 実施例1,2及び比較例1での中間製品から
最終製品へ加工したときのメッキ厚の減耗分計測結果の
グラフである。
【図8】 実施例1及び比較例1でのCu粉付着量の計
測結果のグラフである。
【図9】 実施例1及び比較例1でのスパッタ発生量の
計測結果のグラフである。
【図10】 実施例3での中間製品のミクロ縦断面図及
び表面粗さ計測結果グラフからなる説明図である。
【図11】 実施例5及び比較例2での中間製品のミク
ロ縦断面図及び表面粗さ計測結果グラフからなる説明図
である。
【図12】 比較例3での中間製品のミクロ縦断面図及
び表面粗さ計測結果グラフからなる説明図である。
【図13】 一般的な溶接ワイヤのメッキ方法について
の説明図である。
【符号の説明】
11・・・多段圧延機、13・・・ルーパー、15・・
・メッキ槽、17・・・多段式伸線ダイス、21・・・
アノード収納器、23・・・給電ローラ、24・・・C
u板、25a〜25d・・・電源。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間径にした溶接ワイヤ素材をループロ
    方式にてメッキし、その後、最終製品径への伸線を施す
    溶接ワイヤの製造方法において、前記メッキの際、メッ
    キ電流を正逆反転させるPR制御を行うことを特徴とす
    る溶接ワイヤの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の溶接ワイヤの製造方法に
    おいて、前記PR制御は、中間径ワイヤのメッキ表面粗
    さがRmax≦12.5μmの条件を満足するような割
    合で電解研磨がなされるように設定されることを特徴と
    する溶接ワイヤの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の溶接ワイヤ
    の製造方法において、前記PR制御は、中間径ワイヤの
    メッキ表面粗さがRz≦7.0μmの条件を満足するよ
    うな割合で電解研磨がなされるように設定されることを
    特徴とする溶接ワイヤの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか記載の溶
    接ワイヤの製造方法において、前記中間径ワイヤ素材の
    メッキ前の表面粗さがRmax≦25.0μmの条件を
    満足することを特徴とする溶接ワイヤの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか記載の溶
    接ワイヤの製造方法において、前記中間径ワイヤ素材の
    メッキ前の表面粗さがRz≦15.0μmの条件を満足
    することを特徴とする溶接ワイヤの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載の溶接ワイヤ
    の製造方法において、前記中間径ワイヤ素材は、多段圧
    延によって当該径まで一次伸線されていることを特徴と
    する溶接ワイヤの製造方法。
JP24130193A 1993-09-28 1993-09-28 溶接ワイヤの製造方法 Pending JPH0790685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24130193A JPH0790685A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 溶接ワイヤの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24130193A JPH0790685A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 溶接ワイヤの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0790685A true JPH0790685A (ja) 1995-04-04

Family

ID=17072250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24130193A Pending JPH0790685A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 溶接ワイヤの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0790685A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030041594A (ko) * 2001-11-20 2003-05-27 김영수 플럭스 용접봉 제조시스템 및 그 제품
US6989510B2 (en) 2002-03-04 2006-01-24 Kiswel Ltd. Non-copper-plated solid wire for carbon dioxide gas shielded arc welding
JP2008239221A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Kobe Steel Ltd フラックス入りシーム有り溶接用ワイヤ中間品の包装方法およびフラックス入りシーム有り溶接用ワイヤ中間品の包装体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030041594A (ko) * 2001-11-20 2003-05-27 김영수 플럭스 용접봉 제조시스템 및 그 제품
US6989510B2 (en) 2002-03-04 2006-01-24 Kiswel Ltd. Non-copper-plated solid wire for carbon dioxide gas shielded arc welding
JP2008239221A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Kobe Steel Ltd フラックス入りシーム有り溶接用ワイヤ中間品の包装方法およびフラックス入りシーム有り溶接用ワイヤ中間品の包装体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1046514B1 (en) Method for producing aluminium support for lithographic printing plate
JP3922728B2 (ja) 金属被覆超電導線の製造方法および電解研磨装置
US4406761A (en) Method of descaling metal sheets
EP2343402A1 (en) Electrolytic treatment method and electrolytic treatment device
JPH0790685A (ja) 溶接ワイヤの製造方法
JPH05125597A (ja) 平版印刷版用支持体の陽極酸化装置及び陽極酸化方法
JP3177079B2 (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JP2510901B2 (ja) めっき平角線の製造方法
US4865699A (en) Process and apparatus for anodizing aluminum
JP2990676B2 (ja) 金属箔又は帯を電鋳するための陰極表面処理
US2646397A (en) Electroplating zinc using titanium containing electrolyte
JP2001248000A (ja) ワイヤを製造するための方法及び装置
TW476680B (en) Copper wire and process for making same
JP2002066785A (ja) クロム系ステンレス鋼溶接ワイヤの製造方法
JPH11100700A (ja) アルミニウム製部品の中空部内面の電解研磨方法
JPS5822369A (ja) 片面合金化溶融亜鉛メツキ鋼板の非メツキ面酸化膜の除去方法
JP3388900B2 (ja) 帯状金属板の電解処理方法,平版印刷版支持体の製造方法及び感光性平版印刷版の製造方法。
JPH05148687A (ja) 金属箔連続電解製造装置
JP2000212768A (ja) 溶融めっき鋼板の製造方法
JPS6230866A (ja) 被覆鋼線の製造方法
JPH09195080A (ja) 電着箔製造用ドラムのアウタースキンの製造法
JPH07113200A (ja) 電解研磨装置及びその電解液並びに電解研磨方法
JPH0452187B2 (ja)
JPH0849089A (ja) ロールとその製造方法ならびに多段冷間圧延機
JPH04371892A (ja) 平版印刷版用支持体の陽極酸化装置及び陽極酸化方法