JPH0790411B2 - スロ−アウエイ式転削工具 - Google Patents
スロ−アウエイ式転削工具Info
- Publication number
- JPH0790411B2 JPH0790411B2 JP61238798A JP23879886A JPH0790411B2 JP H0790411 B2 JPH0790411 B2 JP H0790411B2 JP 61238798 A JP61238798 A JP 61238798A JP 23879886 A JP23879886 A JP 23879886A JP H0790411 B2 JPH0790411 B2 JP H0790411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throw
- end mill
- cutting
- chips
- away
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/16—Milling-cutters characterised by physical features other than shape
- B23C5/20—Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
- B23C5/109—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft with removable cutting inserts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
- Drilling Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、工具本体の外周に形成された複数条の溝部
に沿って、複数のスローアウエイチツプが装着されたス
ローアウエイ式転削工具に関するものである。
に沿って、複数のスローアウエイチツプが装着されたス
ローアウエイ式転削工具に関するものである。
［従来の技術］ 第４図〜第６図は、従来のこの種のスローアウエイ転削
工具（以下、転削工具と略称する。）の一例であるスロ
ーアウエイ式エンドミル（以下、エンドミルと略称す
る。）を示すもので、図中符号１はエンドミル本体（工
具本体）である。
工具（以下、転削工具と略称する。）の一例であるスロ
ーアウエイ式エンドミル（以下、エンドミルと略称す
る。）を示すもので、図中符号１はエンドミル本体（工
具本体）である。
このエンドミル本体１は略円柱状のもので、その先端部
外周には軸線方向に沿ってねじれを有する４条の溝部２
…が円周方向に等間隔を隔てて形成されている。ここ
で、これら溝部２…のねじれ角は、互いに等しい角度θ
とされている。また、各溝部２の回転方向に面した壁面
３には、各々エンドミル本体１の先端部から基端部に向
けて複数（図では２ないし３）の方形凹溝状のチツプ取
付座４…が所定の間隔を隔てて形成されている。そし
て、これらチツプ取付座４…に、それぞれスローアウエ
イチツプ（以下、チツプと略称する。）５…がクランプ
ネジ６…によって着脱自在に装着されている。
外周には軸線方向に沿ってねじれを有する４条の溝部２
…が円周方向に等間隔を隔てて形成されている。ここ
で、これら溝部２…のねじれ角は、互いに等しい角度θ
とされている。また、各溝部２の回転方向に面した壁面
３には、各々エンドミル本体１の先端部から基端部に向
けて複数（図では２ないし３）の方形凹溝状のチツプ取
付座４…が所定の間隔を隔てて形成されている。そし
て、これらチツプ取付座４…に、それぞれスローアウエ
イチツプ（以下、チツプと略称する。）５…がクランプ
ネジ６…によって着脱自在に装着されている。
これらチツプ５…は、超硬合金等からなる上下面が平行
な方形板状のもので、上面の稜線部に形成された切刃７
…を外周切刃としてエンドミル本体１の外周側に位置さ
せ、かつ回転軌跡においてエンドミル本体１の軸線Ｏ方
向に連続させて装着されている。また、このエンドミル
本体１の先端部に装着されているチツプ５、５の先端側
の切刃7aは底刃とされている。ここで、上記チツプ取付
座４の底面は溝部２の壁面３と平行に形成されている。
したがって、これらチツプ５…は、第６図に示すよう
に、いずれも上記溝部２…のねじれ角θと等しいアキシ
ヤルすくい角θを付されて装着されている。
な方形板状のもので、上面の稜線部に形成された切刃７
…を外周切刃としてエンドミル本体１の外周側に位置さ
せ、かつ回転軌跡においてエンドミル本体１の軸線Ｏ方
向に連続させて装着されている。また、このエンドミル
本体１の先端部に装着されているチツプ５、５の先端側
の切刃7aは底刃とされている。ここで、上記チツプ取付
座４の底面は溝部２の壁面３と平行に形成されている。
したがって、これらチツプ５…は、第６図に示すよう
に、いずれも上記溝部２…のねじれ角θと等しいアキシ
ヤルすくい角θを付されて装着されている。
［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記従来のエンドミルにあっては、回転
数や送り速度等の一定の切削条件下において比較的小さ
な振動を発生し、この小さな振動によりチツプ５…の切
刃７の欠損を招いたり、あるいは特にエンドミル本体１
の先端部に位置する底刃によって切削される被加工物の
底面において仕上げ面の悪化を招いたりするため、高い
面粗度が要求されるような場合や重切削（深切り込
み）、または高送りで切削するような場合には充分に満
足し得るものとはいい難かった。
数や送り速度等の一定の切削条件下において比較的小さ
な振動を発生し、この小さな振動によりチツプ５…の切
刃７の欠損を招いたり、あるいは特にエンドミル本体１
の先端部に位置する底刃によって切削される被加工物の
底面において仕上げ面の悪化を招いたりするため、高い
面粗度が要求されるような場合や重切削（深切り込
み）、または高送りで切削するような場合には充分に満
足し得るものとはいい難かった。
［問題点の原因追求］ そこで、この出願の発明者は、この種の転削工具におけ
る比較的小さな振動の発生原因を追求した結果、その原
因が次のような点にあるとの推定を得るに至った。
る比較的小さな振動の発生原因を追求した結果、その原
因が次のような点にあるとの推定を得るに至った。
すなわち、上記従来のエンドミルにおいては、各チツプ
５のアキシヤルすくい角θが互いに等しく、しかも各溝
部２が周方向に等間隔をもって形成されているので、第
６図に示すように、一の溝部２に装着されているチツプ
５…の外周切刃とされる切刃７…から隣接する溝部２に
装着されているチツプ５…の切刃７…までの周方向の間
隔がいずれも一定になっている。加えて、各々のチツプ
５のアキシヤルすくい角θが互いに等しいため、各チツ
プ５によって生じる切削抵抗および各チツプ５が切削に
関与する時間も一律になる。
５のアキシヤルすくい角θが互いに等しく、しかも各溝
部２が周方向に等間隔をもって形成されているので、第
６図に示すように、一の溝部２に装着されているチツプ
５…の外周切刃とされる切刃７…から隣接する溝部２に
装着されているチツプ５…の切刃７…までの周方向の間
隔がいずれも一定になっている。加えて、各々のチツプ
５のアキシヤルすくい角θが互いに等しいため、各チツ
プ５によって生じる切削抵抗および各チツプ５が切削に
関与する時間も一律になる。
したがって、これらチツプ５…に切削荷重が作用する
と、エンドミル本体１は一定の間隔でかつ一定の大きさ
の切削抵抗を断続的に受ける。すなわち、上記エンドミ
ル本体１は、上記チツプ５…によって一定の振動を与え
られるため、その振動数がエンドミル本体１の固有振動
数の2nに達するとこれに共振し、この結果小さな、しか
し面粗度に悪影響を及ぼす程度の振動を発生させるとの
推定を得るに至った。
と、エンドミル本体１は一定の間隔でかつ一定の大きさ
の切削抵抗を断続的に受ける。すなわち、上記エンドミ
ル本体１は、上記チツプ５…によって一定の振動を与え
られるため、その振動数がエンドミル本体１の固有振動
数の2nに達するとこれに共振し、この結果小さな、しか
し面粗度に悪影響を及ぼす程度の振動を発生させるとの
推定を得るに至った。
［発明の目的］ この発明は、上記推定に基づいてなされたもので、工具
本体に比較的小さな振動が発生するのを防止することが
でき、これによって仕上げ面の向上、重切削（深切り込
み）および高送り切削を可能にする転削工具を提供する
ことを目的とする。
本体に比較的小さな振動が発生するのを防止することが
でき、これによって仕上げ面の向上、重切削（深切り込
み）および高送り切削を可能にする転削工具を提供する
ことを目的とする。
［問題点を解決するための手段］ この発明は、工具本体に設けられた複数条の溝部に装着
される各スローアウェイチップのアキシャルすくい角
が、同条の溝部に隣接して配される他のスローアウェイ
チップのアキシャルすくい角に対して同一傾斜方向に異
なる角度で傾斜するように設定されているスローアウェ
イ式転削工具を提案している。
される各スローアウェイチップのアキシャルすくい角
が、同条の溝部に隣接して配される他のスローアウェイ
チップのアキシャルすくい角に対して同一傾斜方向に異
なる角度で傾斜するように設定されているスローアウェ
イ式転削工具を提案している。
［作用］ 同一の溝部に沿って装着された異なるすくい角のチツプ
同士は、互いに切削抵抗の大きさおよび切削に関与する
時間が共に異なったものになる。したがって、これらチ
ツプによってエンドミル本体に作用する切削抵抗の大き
さおよび作用する時間は、エンドミルの軸線方向に向け
て不規則に変化する。この結果、上記エンドミル本体に
これが共振するような規則的な振動が発生しないため、
エンドミル本体に仕上げ面を悪化させるような振動が発
生するのを防止することができる。
同士は、互いに切削抵抗の大きさおよび切削に関与する
時間が共に異なったものになる。したがって、これらチ
ツプによってエンドミル本体に作用する切削抵抗の大き
さおよび作用する時間は、エンドミルの軸線方向に向け
て不規則に変化する。この結果、上記エンドミル本体に
これが共振するような規則的な振動が発生しないため、
エンドミル本体に仕上げ面を悪化させるような振動が発
生するのを防止することができる。
さらに、同条の溝部に配される全てのスローアウェイチ
ップのアキシャルすくい角が同一傾斜方向に設定されて
いることにより、切削時にエンドミル本体が被加工物か
ら受ける軸線方向荷重は、常に同一方向のものとされ
る。これにより、切削の進行に伴うエンドミル本体の軸
線方向への振動をも抑制することが可能となる。
ップのアキシャルすくい角が同一傾斜方向に設定されて
いることにより、切削時にエンドミル本体が被加工物か
ら受ける軸線方向荷重は、常に同一方向のものとされ
る。これにより、切削の進行に伴うエンドミル本体の軸
線方向への振動をも抑制することが可能となる。
［実施例］ 第１図〜第３図は、この発明の転削工具の一実施例であ
るエンドミルを示すもので、第４図〜第６図に示したも
のと共通する部分には同一符号を付してその説明を省略
する。
るエンドミルを示すもので、第４図〜第６図に示したも
のと共通する部分には同一符号を付してその説明を省略
する。
第１図〜第３図において、このエンドミルにおいては、
３つのチツプ５…を装着する溝部２…にエンドミル本体
１の先端側から基端側に向けて順次チツプ取付座11、1
2、13が、また２つのチツプ５、５を装着する溝部２…
にチツプ取付座14、15が、それぞれ形成されている。
３つのチツプ５…を装着する溝部２…にエンドミル本体
１の先端側から基端側に向けて順次チツプ取付座11、1
2、13が、また２つのチツプ５、５を装着する溝部２…
にチツプ取付座14、15が、それぞれ形成されている。
そして、第３図に示すように、これらチツプ取付座11〜
15のうちエンドミル本体１の最先端部に位置して底刃と
されるチツプ５が装着されるチツプ取付座11の底面は、
軸線に対して溝部２のねじれ角θよりも小さい傾斜角度
αとされている。また、上記チツプ取付座11より基端側
に位置するチツプ取付座12、14の底面の傾斜角度は、上
記ねじれ角θと略同じ角度α１とされている。さらに、
これらチツプ取付座12、14より基端側に位置するチツプ
取付座13、15の底面の傾斜角度は、上記ねじれ角θより
大きい角度α２とされている。
15のうちエンドミル本体１の最先端部に位置して底刃と
されるチツプ５が装着されるチツプ取付座11の底面は、
軸線に対して溝部２のねじれ角θよりも小さい傾斜角度
αとされている。また、上記チツプ取付座11より基端側
に位置するチツプ取付座12、14の底面の傾斜角度は、上
記ねじれ角θと略同じ角度α１とされている。さらに、
これらチツプ取付座12、14より基端側に位置するチツプ
取付座13、15の底面の傾斜角度は、上記ねじれ角θより
大きい角度α２とされている。
そして、これらチツプ取付座11〜15に、それぞれチツプ
５…が着脱自在に装着されている。これにより、上記チ
ツプ取付座11に装着されているチツプ５のアキシヤルす
くい角はαとされ、またチツプ取付座12、14に装着され
て外周切刃とされるチツプ５…のアキシヤルすくい角は
α１とされ、さらにチツプ取付座13、15に装着されて外
周切刃とされるチツプ５…のアキシヤルすくい角はα２
とされている。
５…が着脱自在に装着されている。これにより、上記チ
ツプ取付座11に装着されているチツプ５のアキシヤルす
くい角はαとされ、またチツプ取付座12、14に装着され
て外周切刃とされるチツプ５…のアキシヤルすくい角は
α１とされ、さらにチツプ取付座13、15に装着されて外
周切刃とされるチツプ５…のアキシヤルすくい角はα２
とされている。
以上の構成からなるエンドミルにおいては、各溝部２に
沿うチツプ５…のアキシヤルすくい角をエンドミル本体
１の先端側から基端側に向けて次第に大きくなるように
設定しているので、これらチツプ５…の切刃７…の円周
方向の長さ、換言すれば切刃７…の切削に関与する時間
は、エンドミル本体１の基端側に向かうにしたがって次
第に長くなる。また、これらチツプ５…の切削抵抗はエ
ンドミル本体１の基端側に向かうにしたがって次第に小
さくなる。
沿うチツプ５…のアキシヤルすくい角をエンドミル本体
１の先端側から基端側に向けて次第に大きくなるように
設定しているので、これらチツプ５…の切刃７…の円周
方向の長さ、換言すれば切刃７…の切削に関与する時間
は、エンドミル本体１の基端側に向かうにしたがって次
第に長くなる。また、これらチツプ５…の切削抵抗はエ
ンドミル本体１の基端側に向かうにしたがって次第に小
さくなる。
したがって、これらチツプ５…によってエンドミル本体
１に作用する切削抵抗の大きさおよび作用する時間が、
エンドミルの軸線方向に向けて不規則に変化するため、
エンドミル本体11に規則的な振動を与えることがない。
このため、エンドミル本体11にその切刃７の欠損を招い
たり、あるいは被加工物の底面の仕上げ面粗度を悪化さ
せるような共振動が発生するのを防止することができ
る。
１に作用する切削抵抗の大きさおよび作用する時間が、
エンドミルの軸線方向に向けて不規則に変化するため、
エンドミル本体11に規則的な振動を与えることがない。
このため、エンドミル本体11にその切刃７の欠損を招い
たり、あるいは被加工物の底面の仕上げ面粗度を悪化さ
せるような共振動が発生するのを防止することができ
る。
しかも、上記エンドミル本体１の基端側におけるチツプ
５…の切削抵抗が低減するため、切削に要する動力の低
減化を図ることができ、この意味においてもエンドミル
本体１の振動やびびりの発生を一層効果的に抑えること
ができる。
５…の切削抵抗が低減するため、切削に要する動力の低
減化を図ることができ、この意味においてもエンドミル
本体１の振動やびびりの発生を一層効果的に抑えること
ができる。
なお、上記の実施例のエンドミルにおいては、エンドミ
ル本体１に４条の溝部２…を形成しているが、溝部の数
については複数であれば４条に限られるものではない。
ル本体１に４条の溝部２…を形成しているが、溝部の数
については複数であれば４条に限られるものではない。
また、４条の溝部２…のねじれ角θを同一に設定してい
るが、これに限るものではなく、これら溝部２…のうち
の１以上の溝部２…のねじれ角を互いに異なるものとし
てもよい。この場合には、チツプの円周方向の間隔も不
規則なものになるので、所謂不等ねじれの効果により一
層優れた防振効果を得ることができる。
るが、これに限るものではなく、これら溝部２…のうち
の１以上の溝部２…のねじれ角を互いに異なるものとし
てもよい。この場合には、チツプの円周方向の間隔も不
規則なものになるので、所謂不等ねじれの効果により一
層優れた防振効果を得ることができる。
加えて、上記アキシヤルすくい角α、α１、α２の大き
さについてもこれに限るものではなく、様々な角度の組
み合わせにすることができ、さらにこれらのアキシヤル
すくい角α、α１、α２の大きさを全て負角に設定して
もよい。
さについてもこれに限るものではなく、様々な角度の組
み合わせにすることができ、さらにこれらのアキシヤル
すくい角α、α１、α２の大きさを全て負角に設定して
もよい。
また、この発明はエンドミルのみに限るものではなく、
平フライスや側フライス等の他の転削工具にも適用する
ことができる。
平フライスや側フライス等の他の転削工具にも適用する
ことができる。
［発明の効果］ 以上説明したように、この発明の転削工具によれば、工
具本体の溝部に沿って装着される各スローアウェイチッ
プのアキシャルすくい角を、同条の溝部に隣接して配さ
れる他のスローアウェイチップのアキシャルすくい角に
対して同一傾斜方向で異なる角度となるように設定して
いるので、工具本体に作用するチツプによる切削抵抗お
よび切削時間が軸線方向に向けて変化し、この結果工具
本体に発生する振動の振動数が不規則になるために、工
具本体にチツプの切刃の欠損を招いたり、被加工物の底
面における仕上げ面を悪化させるような共振動が発生す
るのを防止することができ、特に重切削（深切り込み）
において低送りから高送りまで顕著な効果が得られ、ま
た所要動力を軽減することができる等の効果が得られ
る。
具本体の溝部に沿って装着される各スローアウェイチッ
プのアキシャルすくい角を、同条の溝部に隣接して配さ
れる他のスローアウェイチップのアキシャルすくい角に
対して同一傾斜方向で異なる角度となるように設定して
いるので、工具本体に作用するチツプによる切削抵抗お
よび切削時間が軸線方向に向けて変化し、この結果工具
本体に発生する振動の振動数が不規則になるために、工
具本体にチツプの切刃の欠損を招いたり、被加工物の底
面における仕上げ面を悪化させるような共振動が発生す
るのを防止することができ、特に重切削（深切り込み）
において低送りから高送りまで顕著な効果が得られ、ま
た所要動力を軽減することができる等の効果が得られ
る。
さらに、本発明に係るスローアウェイ式転削工具によれ
ば、同条の溝部に配される全てのスローアウェイチップ
のアキシャルすくい角が、同一傾斜方向に異なる角度で
設けられていて、切削時に転削工具の受ける軸線方向荷
重が常に同一方向のものとなるから、軸線方向の振動を
も低減することができるという効果を奏する。
ば、同条の溝部に配される全てのスローアウェイチップ
のアキシャルすくい角が、同一傾斜方向に異なる角度で
設けられていて、切削時に転削工具の受ける軸線方向荷
重が常に同一方向のものとなるから、軸線方向の振動を
も低減することができるという効果を奏する。
第１図〜第３図はこの発明の転削工具の一実施例を示す
もので、第１図は側面図、第２図は正面図、第３図は側
面展開図、第４図〜第６図は従来の転削工具を示すもの
で、第４図は側面図、第５図は正面図、第６図は側面展
開図である。 １……エンドミル本体、２……溝部、５……スローアウ
エイチツプ（チツプ）、11,12,13,14,15……チツプ取付
座、θ……ねじれ角、α，α１，α２……アキシヤルす
くい角。
もので、第１図は側面図、第２図は正面図、第３図は側
面展開図、第４図〜第６図は従来の転削工具を示すもの
で、第４図は側面図、第５図は正面図、第６図は側面展
開図である。 １……エンドミル本体、２……溝部、５……スローアウ
エイチツプ（チツプ）、11,12,13,14,15……チツプ取付
座、θ……ねじれ角、α，α１，α２……アキシヤルす
くい角。
Claims (1)
- 【請求項１】工具本体の外周に軸線方向に延びる複数条
の溝部が形成され、これら溝部に沿って切刃を有する複
数のスローアウェイチップがそれぞれ外周切刃または底
刃とされて装着されてなるスローアウェイ式転削工具に
おいて、 各スローアウェイチップのアキシャルすくい角が、同条
の溝部に隣接して配される他のスローアウェイチップの
アキシャルすくい角に対して同一傾斜方向に異なる角度
で傾斜するように設定されていることを特徴とするスロ
ーアウェイ式転削工具。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61238798A JPH0790411B2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 | スロ−アウエイ式転削工具 |
| KR1019870003901A KR920010887B1 (ko) | 1986-10-07 | 1987-04-23 | 드로우어웨이식 전삭공구 |
| US07/087,104 US4844666A (en) | 1986-08-22 | 1987-08-19 | Insert rotary cutting tool |
| DE3727968A DE3727968C2 (de) | 1986-08-22 | 1987-08-21 | Schaftfräser mit Schneideinsätzen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61238798A JPH0790411B2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 | スロ−アウエイ式転削工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6393511A JPS6393511A (ja) | 1988-04-23 |
| JPH0790411B2 true JPH0790411B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=17035444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61238798A Expired - Fee Related JPH0790411B2 (ja) | 1986-08-22 | 1986-10-07 | スロ−アウエイ式転削工具 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790411B2 (ja) |
| KR (1) | KR920010887B1 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6976811B1 (en) * | 2000-10-04 | 2005-12-20 | Kennametal Inc. | Milling cutter |
| JP4971649B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2012-07-11 | 京セラ株式会社 | 切削工具 |
| US8613574B2 (en) | 2008-02-22 | 2013-12-24 | Kennametal Inc. | Helical milling cutter |
| JP5339244B2 (ja) * | 2008-06-04 | 2013-11-13 | 国立大学法人名古屋大学 | 切削装置 |
| JP5834518B2 (ja) * | 2010-06-16 | 2015-12-24 | 三菱日立ツール株式会社 | 刃先交換式回転切削工具 |
| WO2018092184A1 (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 住友電工ハードメタル株式会社 | 切削工具 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6178520U (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-26 | ||
| JPH0131370Y2 (ja) * | 1985-05-30 | 1989-09-26 | ||
| JPH0141527Y2 (ja) * | 1985-06-21 | 1989-12-07 |
-
1986
- 1986-10-07 JP JP61238798A patent/JPH0790411B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1987
- 1987-04-23 KR KR1019870003901A patent/KR920010887B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR880012296A (ko) | 1988-11-26 |
| JPS6393511A (ja) | 1988-04-23 |
| KR920010887B1 (ko) | 1992-12-21 |
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