JPH0789844A - 化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、化粧料を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明の化粧料は、フェニル基含有量が５０
％以上のアルキルフェニルポリシロキサンを必須の構成
成分とする。 【効果】 本発明の化粧料は、耐久性、耐水性、皮膚と
の親和性、光沢付与性、撥水性、柔軟性、水蒸気透過
性、ガス透過性、造膜性、充填剤の保持性、潤滑性に加
え、さらに、べたつきがなく、無機フェラーと組み合わ
せたときに無機フィラーの白浮きを抑え、透明性を向上
させ、皮膚または毛髪にぎらつきのない自然なつややか
さを付与する効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、特定化学構造のアルキ
ルフェニルポリシロキサンを必須成分とする化粧料に関
する。更に詳しくは、本発明はクレンジングクリーム、
コールドクリーム、ハンドクリーム、パウダー、化粧
水、ファンデーション、マスカラ、アイシャドー、ロー
ション、口紅、マニキュアー、日焼け防止クリーム、医
薬品または医薬部外品の育毛料やフケ取りシャンプー等
の皮膚化粧料、シャンプー剤、リンス剤、セットローシ
ョン剤、ヘアスプレー剤、パーマネントウェーブ剤、ム
ース剤、染毛剤等の毛髪化粧料に使用され、耐久性、耐
水性、皮膚との親和性、光沢付与性、撥水性、柔軟性、
水蒸気透過性、ガス透過性、造膜性、充填剤の保持性、
潤滑性に優れ、さらに、べたつきがなく、無機フィラー
と組合わせたときに無機フィラーの白浮きを抑え、透明
性を向上させ、皮膚または毛髪にぎらつきのない自然な
つややかさを付与する特定化学構造のアルキルフェニル
ポリシロキサンを必須成分とする化粧料に関する。

【０００２】

【従来の技術】皮膚化粧料には、使用目的によってクレ
ンジングクリーム、コールドクリーム、ハンドクリー
ム、パウダー、化粧水、ファンデーション、マスカラ、
アイシャドー、ローション、口紅、マニキュアー、日焼
け防止クリーム、医薬品または医薬部外品の育毛料やフ
ケ取りシャンプー等様々の種類があり、また、毛髪化粧
料には、使用目的によってシャンプー剤、リンス剤、セ
ットローション剤、ヘアスプレー剤、パーマネントウェ
ーブ剤、ムース剤、染毛剤等様々の種類がある。

【０００３】これら化粧料の主成分として、流動パラフ
ィン、パラフィンワックス、脂肪酸、高級アルコール、
動植物油脂、合成エステル、ポリアルキレングリコール
誘導体、シリコーン系化合物等が採用されており、特に
シリコーン系化合物は、その特異な性質（例えば、耐久
性、耐水性、皮膚との親和性、光沢付与性、撥水性、柔
軟性、水蒸気透過性、ガス透過性、造膜性、充填剤の保
持性、潤滑性等）により、これら化粧料の成分としてク
ローズアップされてきており、各種シリコーン化合物の
皮膚化粧料または毛髪化粧料への応用が提案されてい
る。皮膚化粧料としては、例えば、ジアルキルポリシロ
キサン（特開昭５４−１１９０３６）、アミノ基含有ポ
リシロキサン（特開昭５７−５８６０５）、ペンダント
型ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体（特
開昭５８−１３１９１０、特開昭５９−１９７４３
２）、シリコーンレジン（特開昭６２−２９８５１
８）、エステル化ポリシロキサン（特開昭６３−１５９
４８９）等が提案されている。また、毛髪化粧料として
は、例えば、ジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシ
ロキサン、メチルフェニルポリシロキサンをシャンプー
剤に配合してリンス効果を付与（ＵＳＰ２，８２６，５
５１）、ジオール誘導体又は分岐脂肪族アルコール及び
メチルポリシロキサンからなる毛髪化粧料（特開昭５２
−４７９２３）、ビニルピロリドン−ポリシロキサン共
重合体を含むコンディショニングローション（特開昭５
２−５７３３７）、第４級窒素含有カチオン性ポリシロ
キサンを含有する化粧料（特開昭５５−６６５０６）、
アニオン性高分子化合物、カチオン性界面活性剤、オキ
シアルキレン変性ポリシロキサンからなる毛髪処理剤組
成物（特開昭５５−１０８８１１）、ポリオキシアルキ
レン変性オルガノポリシロキサンと含水エタノール又は
無水エタノールからなるヘアーコンディショナー組成物
（特開昭５５−１３６２１４）、水、エタノール、ポリ
オキシプロピレン（多価）−アルコールエーテルのリン
酸エステル塩とポリオキシアルキレンメチルポリシロキ
サンからなる頭髪化粧料（特開昭５６−１６４０５）、
オルガノポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合
体を含有する毛髪用化粧品（特開昭５６−２２７１
２）、アミノアルキル基とヒドロキシ基含有ポリシロキ
サンとカチオン重合体と水性キャリヤーからなる毛髪調
整用組成物（特開昭５６−４５４０６）、陰イオン性界
面活性剤、カチオン性ポリマー、シリコーン誘導体（ジ
メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン、エポキシ変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロ
キサン、アルコール変性ポリシロキサン、アルキル変性
ポリシロキサン）からなるシャンプー組成物（特開昭５
６−７２０９５）、α−オレフィン液状重合体とジメチ
ルポリシロキサンと多分子鎖状の乳化剤及び水からなる
毛髪化粧料（特開昭５６−９２８０８）、第４級アンモ
ニウム塩、高級アルコール及び疎水性ポリシロキサンを
包含する毛髪化粧料（特開昭５６−９２８０８）、両性
アクリル系樹脂、ポリオキシアルキレン変性オルガノポ
リシロキサン、ポリエチレングリコール（特開昭５６−
９２８１１）、１分子中に少なくとも１個のアミノアル
キル基と、少なくとも１個のオキシアルキレン基、ポリ
オキシアルキレン基又はヒドロキシアルキル基とを有す
るオルガノポリシロキサンを主剤とする毛髪用調整剤
（特開昭５８−７４６０２）、疎水性ポリシロキサンと
ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを含
有する化粧料（特開昭６０−１２６２０９）、シリコー
ンコンディショニング剤、ポリオキシアルキレン変性ジ
メチルポリシロキサン、脂質ビヒクル物質、陽イオン界
面活性剤ビヒクル物質及び水からなるヘアコンディショ
ニング組成物（特開昭６１−６）、着色剤成分、オルガ
ノポリシロキサン及び水からなる毛髪着色料組成物（特
開昭６１−８３１１１）、有機シリコーン樹脂と揮発性
炭化水素油からなる毛髪化粧料（特開昭６１−１５８９
１４）等がある。

【０００４】しかしながら、上述の従来の技術において
は、耐久性、耐水性、皮膚との親和性、光沢付与性、撥
水性、柔軟性、水蒸気透過性、ガス透過性、造膜性、充
填剤の保持性、潤滑性が得られるが、よりべたつきがな
く使用性に優れ、無機フィラーと組合わせたときに無機
フィラーの白浮きを抑え、透明性を向上させ、皮膚また
は毛髪にぎらつきのない自然なつややかさを付与するな
どの効果が求められていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のシリ
コーン系化合物を一成分とする化粧料をさらに改良し
た、耐久性、耐水性、皮膚との親和性、光沢付与性、撥
水性、柔軟性、水蒸気透過性、ガス透過性、造膜性、充
填剤の保持性、潤滑性に優れ、さらに、べたつきがな
く、無機フィラーと組合わせたときに無機フィラーの白
浮きを抑え、透明性を向上させ、皮膚または毛髪にぎら
つきのない自然なつややかさを付与する化粧料を提供す
ることを課題とする。

【０００６】

【問題を解決するための手段とその作用】本発明者等は
化粧料の成分として、有効なシリコーン化合物とその他
成分を見出すため、数多くの化学構造のシリコーン化合
物およびその他成分ならびにこれらの組合わせについて
実験を行い、これまで化粧料としては提案されたことの
ない特定化学構造のアルキルフェニルポリシロキサンが
有効であることを見出し、本発明を完成させた。

【０００７】すなわち本発明は、一般式

【化２】 （式中、Ｒは互いに独立して水素基または１価の炭化水
素基から選択された任意の基であり、このうちモル比で
少なくとも５０％がフェニル基であり、ｎは０ないし１
を表す。）で表されるアルキルフェニルポリシロキサン
を必須成分とすることを特徴とする化粧料であり、特に
は、上記式中フェニル基以外のＲはメチル基であること
を特徴とする上記記載の化粧料である。

【０００８】上記式におけるフェニル基以外のＲの例と
しては、水素基、アルキル基（例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
オクチル基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、
エイコシル基など）、フェニル基以外のアリール基（例
えば、ナフチル基など）、アラルキル基（例えばベンジ
ル基、フェニルエチル基など）、トリル基、キシリル
基、シクロヘキシル基、ハロゲン化アルキル基（トリフ
ロロプロピル基、クロロプロピル基など）などを挙げる
ことができ、特に好ましくは、メチル基である。

【０００９】本発明において使用する特定化学構造のア
ルキルフェニルポリシロキサンの物理特性としては、２
５℃における粘度が２５０センチポイズ以下であり、屈
折率が１．５５以上であることが特徴であり、これらの
特性を生かすことによって、べたつきがなく、無機フィ
ラーと組合わせたときに無機フィラーの白浮きを抑え、
透明性を向上させ、皮膚または毛髪にぎらつきのない自
然なつややかさを付与する化粧料が提供できる。

【００１０】本発明において使用する特定化学構造のア
ルキルフェニルポリシロキサンの例としては、以下のも
のを挙げることができるが、これらに限定されるもので
はない。

【化３】

【化４】

【化５】

【化６】

【００１１】本発明において使用する特定化学構造のア
ルキルフェニルポリシロキサンはそれ自体公知である従
来の合成方法により製造することができる。例えば、上
記式（２）で表される化合物の場合、メチルジフェニル
シラノールとジメチルジクロロシランを脱塩酸縮合反応
した後、蒸留精製することにより得られる。さらに、他
の製造方法としては、１，３−ジメチル−１，１，３，
３−テトラフェニルジシロキサンと１，１，３，３，
５，５，７，７−オクタメチルシクロテトラシロキサン
とを酸又はアルカリ触媒下に平衡反応した後、蒸留精製
することにより得られる。

【００１２】但し、上述のように、本発明において使用
する特定化学構造のアルキルフェニルポリシロキサン
は、例えば上記式におけるｎの値が２以上のものが混入
しても構わないが、全体として上述の物理特性を満足す
る範囲で精製するのが好ましい。このため、広い分子量
分布となるような製造方法を選択した場合は、蒸留等に
より精製するのが好ましいけれども、狭い分子量分布と
なるような製造方法を選択した場合は、精製してもしな
くともよい。

【００１３】また、本発明の化粧料は特定化学構造のア
ルキルフェニルポリシロキサン以外に、通常化粧料の成
分として使用する無機フィラー（セリサイト、シリカ、
シリカアルミナ、シリカゲル、石英、カオリン、タル
ク、ベンガラ、グンジョウ、クレー、一酸化亜鉛、二酸
化亜鉛、酸化鉄、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化
クロム、酸化アンチモン、酸化アルミニウム、炭酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウム、燐酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、水酸化アルミニウム、水酸化クロム、雲母、雲母
チタン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム、カーボンブラック等）、油分
（ツバキ油、ナタネ油、ゴマ油、サフラワー油、綿実
油、ヒマシ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、ミツロウ、
モンタンロウ、ラノリン、スクワラン、シリコーン油
等）、界面活性剤（アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポ
リオキシアルキレンアルキル硫酸エステル、アルキル硫
酸エステル、アルカンスルホン酸塩、アルキルエトキシ
カルボン酸塩、コハク酸誘導体、アルキルアミンオキサ
イド、イミダゾリン型化合物、ポリオキシエチレンアル
キル又はアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド
又はそのアルキレンオキサイド付加物等）、高分子化合
物（ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メ
チルセルロース、カチオン化セルロース、カチオン化高
分子、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドンと酢酸
ビニルの共重合体、ビニルピロリドン−酢酸ビニル−ア
ルキルアミノアクリレート共重合体、メチルビニルエー
テル−無水マレイン酸共重合体の低級アルキルハーフエ
ステル、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、アクリル酸
−アクリル酸エステル−Ｎ−アルキルアクリルアミド共
重合体等）、保湿剤（グリセリン、エチレングリコール
類、プロピレングリコール類、ソルビトール、マルチト
ール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチル
グルコシド、グルコール、ヒアルロン酸等）、アミノ酸
（グリシン、セリン、プロリン等）、低級アルコール、
水、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、染料、顔料、色
素、防腐剤、ビタミン剤、ホルモン剤、消臭剤、固着
剤、消炎剤等の、通常化粧料に配合される成分と配合
し、化粧料となるが、特にこれらに限定されるものでは
ない。

【００１４】エアゾールタイプのスプレー用として用い
るときはプロパン、ブタン、トリクロルモノフルオロメ
タン、ジクロルジフルオロメタン、ジクロルテトラフル
オロエタン、炭酸ガス、窒素ガス、ＬＰＧ、ジメチルエ
ーテル等の噴射剤を併用する。

【００１５】本発明の化粧料は、クレンジングクリー
ム、コールドクリーム、ハンドクリーム、パウダー、化
粧水、ファンデーション、マスカラ、アイシャドー、ロ
ーション、口紅、マニキュアー、日焼け防止クリーム、
医薬品または医薬部外品の育毛料やフケ取りシャンプー
等各種の皮膚化粧料、および、シャンプー剤、リンス
剤、セットローション剤、ヘアスプレー剤、パーマネン
トウェーブ剤、ムース剤、染毛剤等各種の用途に使用で
きる。

【００１６】

【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。配合量
は重量％である。なお、実施例に先立ち評価法を以下に
示す。光沢付与性、潤滑性、べたつき試験 テスターが実際に手の甲に試料を塗布し、それぞれの項
目について以下の基準で官能評価した。 （光沢付与性） ○：優れる △：少し優れる
×：劣る （潤滑性） ○：優れる △：少し優れる
×：劣る （べたつき） ○：ほとんどない △：わずかにあ
る ×：べたつく皮膚化粧の仕上がり試験 テスターが実際に手の甲に試料を塗布し、写真撮影を行
い、以下の基準で塗布前のものと比較評価をした。 ○：細かい皺が目立たない △：細かい皺がやや目立たない ×：塗布前とほとんど変化しない毛髪化粧の仕上がり試験 テスターが実際に毛髪に試料を塗布し、写真撮影を行
い、以下の基準で塗布前のものと比較評価をした。 ○：かなりつややかさが増す △：ややつややかさが増す ×：塗布前とほとんど変化しない

【００１７】実施例１〜４、比較例１〜４および実施例
５〜８、比較例５〜８ 実施例用の特定化学構造のアルキルフェニルポリシロキ
サンとして、２５℃における粘度が１３センチポイズ、
屈折率１．５５５の特性値を有する次式（１）：

【化７】 で表される化合物、２５℃における粘度が３７センチポ
イズ、屈折率１．５５６の特性値を有する次式（２）：

【化８】 で表される化合物、２５℃における粘度が１６５センチ
ポイズ、屈折率１．５７８の特性値を有する次式
（３）：

【化９】 で表される化合物、２５℃における粘度が３２センチポ
イズ、屈折率１．５５４の特性値を有する次式（４）：

【化１０】 で表される化合物、および比較例用のジメチルポリシロ
キサンとして２５℃における粘度が１００センチポイ
ズ、屈折率１．４０３の特性値を有する次式（５）：

【化１１】 で表される化合物、および比較例用のアルキルフェニル
ポリシロキサンとして２５℃における粘度が１５センチ
ポイズ、屈折率１．５００の特性値を有する次式（６）

【化１２】 で表される化合物、２５℃における粘度が５００センチ
ポイズ、屈折率１．５３３の特性値を有する次式
（７）：

【化１３】 で表される化合物、２５℃における粘度が１２５センチ
ポイズ、屈折率１．４９６の特性値を有する次式
（８）：

【化１４】 で表される化合物を使用して、下記表−１に示した皮膚
化粧料および表−２に示した毛髪化粧料を調製し評価し
た。

【表１】

【表２】 評価結果を下記表−３および表−４に示す。

【表３】

【表４】 表−３および表−４から明らかなように本発明の化粧料
は、耐久性、耐水性、皮膚との親和性、光沢付与性、撥
水性、柔軟性、水蒸気透禍性、ガス透過性、造膜性、充
填剤の保持性、潤滑性に加え、さらに、べたつきがな
く、無機フィラーと組合わせたときに無機フィラーの白
浮きを抑え、透明性を向上させ、皮膚または毛髪にぎら
つきのない自然なつややかさを付与し、従来品より優れ
ていることがわかる。

【００１８】

【発明の効果】本発明の特定化学構造のアルキルフェニ
ルポリシロキサンを必須成分とする化粧料は、従来のシ
リコーン系化合物を一成分とする化粧料をさらに改良し
た、耐久性、耐水性、皮膚との親和性、光沢付与性、撥
水性、柔軟性、水蒸気透過性、ガス透過性、造膜性、充
填剤の保持性、潤滑性に優れ、さらに、べたつきがな
く、無機フィラーと組合わせたときに無機フィラーの白
浮きを抑え、透明性を向上させ、皮膚または毛髪にぎら
つきのない自然なつややかさを付与するため、従来品よ
り優れている。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一般式 【化１】 （式中、Ｒは互いに独立して水素基または１価の炭化水
   素基から選択された任意の基であり、このうちモル比で
   少なくとも５０％がフェニル基であり、ｎは０ないし１
   を表す。）で表されるアルキルフェニルポリシロキサン
   を必須成分とすることを特徴とする化粧料。
2. 【請求項２】 フェニル基以外の１価の炭化水素基がメ
   チル基であることを特徴とする請求項１記載の化粧料。