JPH0789739A - ガラス板の急冷強化方法および装置 - Google Patents
ガラス板の急冷強化方法および装置Info
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- JPH0789739A JPH0789739A JP17457894A JP17457894A JPH0789739A JP H0789739 A JPH0789739 A JP H0789739A JP 17457894 A JP17457894 A JP 17457894A JP 17457894 A JP17457894 A JP 17457894A JP H0789739 A JPH0789739 A JP H0789739A
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Abstract
および強度の向上を高めるとともに成形冷却を効率よく
行い、支持リングによるガラス板のキズつきや熱ワレを
防止する。 【構成】ガラス板2の下側からの冷却エア噴き出し圧力
を上側からの冷却エア噴き出し圧力より強くして上下の
噴き出しエア圧力差によりガラス板2の下面側を浮かせ
た状態で該ガラス板を急冷強化する。
Description
航空機などの輸送機器あるいは建築用その他各種用途の
強化ガラス製造のためのガラス板の強化方法および装置
に関する。
ガラス板を成形型によって曲げ成形する際に、プレス用
支持リング(以下単にプレスリングとする)によってガ
ラス板の周縁部を支持することが知られている。これ
は、下に凸形状の上型に向かってプレスリングでガラス
板の周縁部を押し付けて、ガラス板を上型の形状に曲げ
成形するものである。こうして、ガラス板の周縁部の曲
げ精度を高くできる。また、このプレスリングで支持し
ながら曲げ成形したガラス板を同じプレスリングで保持
したまま、冷却装置内に運搬してガラス板を急冷強化す
ることも知られている。
周縁部をプレスリングによって支持すると、ガラス板と
プレスリングとの間に冷却エアがこもってしまう。この
ため、ガラス板の下面の周縁部の冷却が遅れ、ガラス板
強度に対し有害な引っ張り応力が発生する。このような
問題を防止するために、プレスリングを連続した構造で
はなく、例えばくし歯状などの不連続な構造体とするこ
とも行われている。そのため、プレスリングとガラス板
との間の冷却エアの抜けが良くなる。しかし、プレスリ
ングが不連続なため、成形時にガラス板にプレスリング
の凹凸跡が転写され型跡歪を発生することになる。
には、連続体からなるプレスリングでガラス板を成形型
に押し付け成形し、成形終了したガラス板を不連続体か
らなる冷却用支持リング(以下単に冷却リングとする)
上に落下、移載し、ガラス板下面の周縁部を冷却リング
で支持しながら、冷却装置内に運搬し、急冷強化する装
置が提案されている。
のガラス板を冷却リング上に落下し、周縁部を支持する
ため、ガラス板を落下、支持した際のガラス板の変形に
より、冷却リングの不連続体の凹凸跡がガラス板の下面
に転写され型跡歪を発生させるという問題があった。ま
た、冷却装置内まで運搬する際にガラス板が自重による
変形をおこし、ガラス板と冷却リングの当接面におい
て、ガラス板がすべりを発生する。このため、冷却リン
グの不連続構造により、ガラス板にキズが付き、品質上
の欠点、または急冷強化時のガラス板の破損の原因にな
るという問題があり前記問題解消のためには不充分であ
った。
ング、冷却リングが二重構造となった支持リングで成形
から冷却までを行う装置が特開昭57−145041号
および実開昭62−157939号に提案されている。
特開昭57−145041号の装置は、ガラス板下面の
周縁部に連続体のプレスリングを配置し、その内側に不
連続体の冷却リングを配置した構成である。成形時にガ
ラス板の下面周縁部をプレスリングで支持し、この状態
で型に対しガラスを押し付け成形する。成形し終ったガ
ラス板は、その下面周縁部をプレスリングで支持された
ままの状態で冷却装置内に運搬される。
持しているプレスリングの内周側に配置された冷却リン
グを突出させ、ガラス板の下面周縁部の内周側を冷却リ
ングによって支持する。この状態でガラス板の急冷強化
を行う。しかし、この冷却方法ではガラス板下面の周縁
部の内周側を不連続なくし歯状の冷却リングで支持しな
がら冷却を行うため、ガラス板の下面周縁部の内周側に
冷却リングの転写跡による型跡歪が発生するという問題
がおこる。また、急冷強化時にガラス板の下面の周縁部
の内周側を支持リングで支持しながら冷却を行うため、
ガラス板の周縁部の支持媒体がなくなり、ガラス板の周
縁部の形状精度が悪化し、形状のバラツキが大きくなる
という問題がある。
は、不連続な冷却リングをガラス板の下面の周縁部に配
置し、その内側に連続なプレスリングを配置した構成で
ある。成形時にガラス板下面周縁部の内周側をプレスリ
ングで支持しながらガラス板を型に対し押し付けて成形
を行う。成形後そのままガラス板を冷却装置に搬送し、
冷却装置内において、プレスリングで下面周縁部の内周
側を支持していたガラス板を、冷却リングでガラス板の
下面周縁部を支持するように持ちかえて急冷強化を行
う。
の下面の周縁部の内周側をプレスリングで支持しながら
ガラス板を成形型に押し付けるため、ガラス板の周縁部
が充分に成形型に密着せず、成形型の形状が転写され
ず、ガラス板の周縁部の成形精度が悪化するという問題
が起こる。またガラス板の下面周縁部の内周側にプレス
リングの転写跡による型跡歪が発生するという問題も起
こる。
れの方法においても、ガラス板の下面をプレス用や冷却
用の支持リングで支持しながら、成形および冷却工程を
行うため、支持リングの転写跡による型跡歪および、ガ
ラス板変形時のスベリによるキズがガラス板下面(即ち
自動車の車外側面)に発生する。特に自動車用の強化ガ
ラス板においては、モール等によって隠蔽することので
きない部分に支持リングの型跡歪があると品質上の欠点
になる。また近年の自動車用強化ガラス板において、周
縁部がモールの無いムキ出しの状態で使用されるモール
レス化のニーズがあり、前述の方法ではガラス周縁部の
支持用リングの転写跡が品質上の欠点となりニーズに答
えるには不充分であった。
解消しようとするものであり、ガラス板周縁部に発生す
る支持リング転写跡をなくし、成形精度および強度の向
上を高めるとともに成形から冷却までの作業工程を効率
よく行い、支持リングによるガラス板のキズつきや熱ワ
レを防止したガラス板の急冷強化装置の提供を目的とす
る。
め、本発明においては、ガラス板冷却時のガラス板を上
から支持するリング(当接リング)を、冷却エア噴き出
し孔を持つ上下一対の冷却装置の上部側の冷却装置のエ
ア噴き出し孔面に配置し、上下の冷却装置から噴き出す
エアの圧力差によってガラス板を浮上させるとともに、
当該ガラス板の上面周縁部を上側冷却装置に設けた当接
リングに押し付けて保持しながら冷却することを特徴と
したガラス板の急冷強化装置を提供するものである。
化方法は、急冷強化すべきガラス板を略水平にして、そ
の上下両側にそれぞれ配した上側冷却エア噴き出し装置
および下側冷却エア噴き出し装置により該ガラス板の上
側および下側から冷却エアを吹き付けて急冷強化するガ
ラス板の急冷強化方法において、ガラス板下側からの冷
却エア噴き出し圧力を上側からの冷却エア噴き出し圧力
より強くして上下の噴き出しエア圧力差によりガラス板
の下面側を浮かせた状態で該ガラス板を急冷強化するこ
とを特徴としている。
置は、上側冷却エア噴き出し装置と、下側冷却エア噴き
出し装置と、該上側および下側冷却エア噴き出し装置間
に曲げ成形されたガラス板を搬入する移送手段とを具備
したガラス板の急冷強化装置において、前記上側および
下側冷却エア噴き出し装置の噴き出しエア圧力差により
ガラス板の下面側を浮上させた状態で該ガラス板を冷却
するように構成したことを特徴としている。
側からの冷却エア噴き出し圧力差によりガラス板をこの
冷却ゾーン内に搬送してきた冷却リングから浮上させ
る。浮上したガラス板は上側に配置した当接リングにそ
の周縁部が押圧されて保持される。
板が浮上しない程度の圧力差でガラス板の上下から冷却
エアを噴き付けて、先にガラス板の表面をある程度冷却
することによって、ガラス板を浮上させる冷却エアの圧
力差によるガラス板の変形が防止される。
置を含む成形冷却機構の全体構成の一例を示す説明図で
ある。このガラス板成形冷却機構1は、成形加工すべき
ガラス板2を搬送するコンベヤやローラー等の搬送手段
3を有し、そのガラス搬送面側は高温保持のために加熱
ゾーンルーフ4で覆われる。軟化点まで高温化されたガ
ラス板2は、この搬送手段3により矢印Aのように搬送
され、成形ゾーン5内に供給される。
からなる成形型が設けられる。下型7には、実際にはく
し歯状断面の複数のスリットが形成され昇降動作可能な
ガラス板移送用ローラ(図示しない)が装着されてい
る。この成形ゾーン5内にはさらに上型および/または
下型7の上下動作機構や移送用ローラの昇降機構あるい
は上型6に設けた真空吸着機構(図示しない)の真空駆
動装置等を含む各種駆動制御機構8が設置される。
9が設けられる。このリング加熱ゾーン9内には成形時
にガラス板2を支持して上型6に対し押圧するプレスリ
ング40が収容され所定の温度に加熱される。このプレ
スリング40には、図2に示すように、その上面に弾性
のある断熱布17が取り付けられる。その外周側には支
持部材16があり、リング40を支持し、搬送動作させ
る。
ガラス板2がプレスリング40に接触した際の熱歪によ
る亀裂が防止される。また概ね640℃以上に加熱され
たガラス板2に対し、剛性金属等の硬い材料からなるリ
ング40を押し当てた際に軟化ガラス板側に形成される
型跡歪の発生が防止される。
ラス板2は、図3に示すように、上型6に対し押圧され
る。上型6の成形面(下面)には真空吸引ポート18が
設けられ、断熱布19を介して真空装置(図示しない)
によりガラス板2を吸着保持できる構造である。
下型7によってプレス成形しても、このプレス成形の後
にガラス板2の周縁部を深曲げ成形するために、ガラス
板2の周縁部をプレスリング40によって上型6に押し
付けてもよく、さらには、下型と上型とのプレス成形を
せずに、ガラス板2の周縁部をプレスリング40によっ
て上型6に押し付けて曲げ成形してもよい。
対側には、冷却ゾーン11が設けられる。この冷却ゾー
ン11内には、上側冷却装置および下側冷却装置からな
る冷却エア噴出装置12が設けられる。下側冷却装置の
冷却エア噴出面側(上面側)には下型7と同様にスリッ
ト(図示しない)を形成しガラス板移送用のローラ(図
示しない)がこのスリット内に昇降動作可能に装着され
るように構成してもよい。冷却ゾーン11内にはさらに
冷却エアの噴出制御機構や必要に応じてガラス板移送用
ローラの昇降機構等を含む駆動制御機構13が収容され
ている。
板14は、搬送装置15により矢印Bのように搬出され
次の工程に移送される。搬送装置15は、ガラス板を支
持するプレスリング40を加熱ゾーン9から成形ゾーン
5を通して冷却ゾーン11まで連続的に搬送可能な構造
である。この場合、駆動チェーン等の搬送駆動手段は加
熱ゾーン9から冷却ゾーン11まで連続して設けてもよ
いし、あるいは各ゾーン内でリングを受け渡し可能なよ
うに分割して設けてもよい。
装置を含む成形冷却機構の全体構成の別の例を示す説明
図である。
られている。上型6の下方には、成形時にガラス板2を
支持して上型6に対し押圧するプレスリング40が備え
られている。このプレスリング40は、搬送手段3の下
方から搬送されてきたガラス板2を上型6に向けて押し
付けるように、搬送手段3の下方から上型6まで昇降可
能である。
待機位置で、ガラス板の温度(概ね640℃以上)に加
熱されていることが好ましい。これによって、成形時の
ガラス板2がプレスリング40に接触した際の熱歪によ
る亀裂が防止される。また、プレスリング40が剛性金
属等の硬い材料からなる場合には、その表面を鏡面加工
することによって、ガラス板2に対しリング40を押し
当てた際に軟化ガラス板側に形成される型跡歪を防止で
きる。
ラス板2は、図3に示すように、上型6に対し押圧され
る。その後、上型6によってガラス板を吸引保持しつつ
プレスリング40を下降退避させ、冷却ゾーン11側か
ら冷却リング10を上型の下方に移動させる。次いで、
ガラス板2を冷却リング10に載置して冷却ゾーン11
に搬送し、ガラス板2を急冷強化する。
たガラス板14は、搬送装置15により矢印Bのように
搬出され次の工程に移送される。この場合、ステンレス
や芳香族ポリアミド等の断熱材からなるフェルト状の弾
性断熱布を、冷却リング10の表面に取り付けることは
好ましい。ガラス板2が冷却リング10に接触した際の
型跡歪を防止できるからである。
の両わきに、冷却ゾーン11、11’が配されることは
好ましい。これは、冷却リング10、10’が成形ゾー
ン5の左右から交互に進退することによって、一方のリ
ング10が冷却工程にある際に、もう一方のリング1
0’が成形ゾーンで上型6からガラス板2を受け取るこ
とができ、タクトの短縮ができる。
12の構成の一例を示す。上側冷却装置20および下側
冷却装置21はそれぞれ冷却エア噴出孔(図示しない)
が形成されたエア噴出面を対向して配置する。ブロアあ
るいはアキュムレータ(図示しない)から圧送される冷
却エアを、上下方向から吹き付ける。曲げ加工されたガ
ラス板2は冷却リング10に支持されたままこの上側冷
却装置20および下側冷却装置21間に搬送され、各冷
却装置20、21により上下方向から冷却エアを吹き付
けられる。
アの噴出圧力を上側冷却装置20からの冷却エア噴出圧
力よりも大きくして上下の噴出エア圧力差によりガラス
板2を冷却リング10から浮上可能に構成する。
面側)には、ガラス板2の外周縁形状に対応した形状の
当接リング22が設けられる。上下の噴出エア圧力差に
より冷却リング10から浮上したガラス板2は、その上
面の外縁部がこの当接リング22に突き当る。こうし
て、ガラス板2は、下からの噴出エア圧力によりリング
22に当接した状態で保持される。
に、ガラス板2が当接する下面側に切欠き23が形成さ
れ歯先が平坦なくし歯形状の不連続体構造を形成する。
このくし歯形状の歯先を覆って網材24を装着すること
が望ましい。
の冷却エアが切欠き23を通して流通して冷却効果が高
められる。また、ガラス板2が矢印Cのように当接リン
グ22に押し付けられたときに、ガラス板2に対する当
接リング22の転写跡の発生を抑制できる。さらに、上
側冷却装置20、下側冷却装置21および当接リング2
2のうちの少なくとも1つには、冷却時にガラス板2を
摺動できるように、水平方向に動作可能な駆動機構が備
えられていることが好ましい。こうして、冷却効果が高
められる。
ガラス板の処理フローを図7を用いて説明する。
ハース等の加熱炉で軟化点近くまで加熱されたガラス板
2(図4)が矢印Aのように成形ゾーン5に搬送され
る。このとき成形ゾーン5下方に待機したプレスリング
40が所定の温度に加熱保温される(ステップ31)。
ス板2の下面周縁部をプレスリング40で支持し(ステ
ップ32)、プレスリング40を上昇させて、図3に示
すように、ガラス板2を上型6に押し当てて成形プレス
を行う(ステップ33)。このとき同時に上型6側から
真空吸引を行いガラス板2を型面に対し確実に密着させ
る。
ラス板2を上型6で吸引保持したまま、冷却リング10
を冷却ゾーン11側から成形ゾーン5へ移動させる。成
形ゾーン5内で上型6に吸引保持されたガラス板2を、
この冷却リング10上に移載する。さらに、ガラス板を
この冷却リング10上に支持した状態で冷却ゾーン11
に搬送する(ステップ34)。
21(図5)の間に配置し、上下冷却装置20、21か
ら冷却エアを噴出して上下の噴出エア圧力差によりガラ
ス板下面を支持リングから浮上させてガラス板の上面周
縁部を当接リング22に押し付ける(ステップ35)。
このように、ガラス板上面を当接リング22に当接保持
させた状態でガラス板を上下面から冷却して強化する。
縁部を当接リングに押し付ける際の上下冷却装置からの
噴き出しエア圧力差は、大きすぎると冷却時にガラス板
が押圧力により変形するおそれがあり、またガラス板に
当接リングの転写跡が強く形成される。逆に上下の圧力
差が小さすぎると、冷却中にガラス板を当接リングに押
し当てることができなくなり、ガラス板の周縁部の形状
精度が低下する。したがって、上下冷却装置20、21
からの噴出エアの圧力差は、ガラス板の形状や板厚に応
じて100〜500mm(水柱)とすることが望まし
い。
は、冷却ゾーンから搬出される(ステップ36)。この
場合、冷却エアの噴出圧力差を徐々に弱めてガラス板を
下降させ下方に待機している冷却リング上に載置しても
よいし、あるいは冷却リングを上昇させてガラス板下面
を支持した後エアの噴出を止めてガラス板を冷却リング
上に乗せたまま下降させてもよい。さらに、冷却ゾーン
の後工程に搬送するための別の搬送手段を冷却ゾーン内
に導入することは好ましい。この結果、冷却リングを再
び成形ゾーンに移動させて、タクトの短縮が達成できる
からである。
の搬送装置に受け渡され次の工程へ搬送され別の処理が
施される(ステップ38)。一方、冷却リング10は待
機し(ステップ37)、成形ゾーン5(図4)で次のガ
ラス板が成形された後に、このガラス板を迎えに行く。
は、曲げ成形されたガラス板を浮かせた状態で冷却する
ため、ガラス面全面に対しほぼ均一に冷却エアを流すこ
とができ冷却効果が高まるとともに支持部材による型跡
の形成が抑制される。またガラス板浮上時にガラス板の
上面側(凹面側)を当接リングに突き当てて保持するこ
とにより、ガラス板に形成される型跡はガラス板の凹面
側となり、したがってこのガラス板を自動車用窓ガラス
として用いた場合、型跡は自動車の車内面側になるため
外観上の問題がなくなる。
でガラス板の上面周縁部を支持しながら冷却を行うた
め、この当接リングによる転写跡を最小限に抑えかつこ
の当接リングによる冷却エアのこもりを起こさずガラス
板を充分に冷却しガラス板のエッジまで充分強化でき、
またガラス板周縁部の形状精度を向上させることができ
る。このような効果は特にモールレスで使用される自動
車用強化ガラスに対し適用したときに有効である。
のタイミングで任意の大きさに変更可能とすることによ
って、ガラス板の表面をある程度急冷した後に、ガラス
板を所定のタイミングで浮上させることによって、ガラ
ス板を浮上させるための冷却エアの圧力差によってガラ
ス板が変形することなく、ガラス板を急冷強化すること
ができる。
体の構成の一例を示す構成説明図。
押し付けた状態を示す断面図。
体の構成の一例を示す構成説明図。
示すフローチャート。
ン 10:冷却用支持リング 11:冷却ゾーン 12:冷却エア噴出装置 14:曲げ成形後に冷却強化されたガラス板 15:搬送手段 20:上側冷却装置 21:下側冷却装置 22:当接リング 40:冷却用支持リング
Claims (6)
- 【請求項1】急冷強化すべきガラス板を略水平にして、
その上下両側にそれぞれ配した上側冷却エア噴き出し装
置および下側冷却エア噴き出し装置により該ガラス板の
上側および下側から冷却エアを吹き付けて急冷強化する
ガラス板の急冷強化方法において、ガラス板下側からの
冷却エア噴き出し圧力を上側からの冷却エア噴き出し圧
力より強くして、上下の噴き出しエア圧力差によりガラ
ス板の下面側を浮かせ、前記上側冷却エア噴き出し装置
のガラス板に対向する側に備えられていて、ガラス板の
上面側との間隔を保つように該ガラス板の形状に対応し
た当接リングにガラス板周縁部を押し付けて、上側冷却
エア噴き出し装置との間隔を保持した状態で、該ガラス
板を急冷強化することを特徴とするガラス板の急冷強化
方法。 - 【請求項2】ガラス板を吸引保持可能な上型およびプレ
ス用支持リングによってガラス板を曲げ成形した後に急
冷強化する方法であって、前記曲げ成形時にこのガラス
板の下面側周縁部を前記プレス用支持リングで支持する
とともに上型側に押圧し、上型でガラス板を吸引保持し
てこのガラス板を曲げ成形した後、前記プレス用支持リ
ングをガラス板から退避させ、上型の下方に冷却用支持
リングを移動させて曲げ成形されたガラス板を受け取っ
て、前記上側および下側の冷却エア噴き出し装置間に搬
送し、上下の噴き出しエア圧力差によりガラス板を前記
冷却用支持リングから浮かせることを特徴とする請求項
1のガラス板の急冷強化方法。 - 【請求項3】ガラス板下側からの冷却エア噴き出し圧力
と上側からの冷却エア噴き出し圧力との圧力差をガラス
板が浮上しない程度の圧力差としてガラス板を急冷した
後に、上側および下側からの冷却エア噴き出し圧力の少
なくとも一方を変化させて下側からの冷却エア噴き出し
圧力を上側からの冷却エア噴き出し圧力より強くして、
上下の噴き出しエア圧力差によりガラス板の下面側を浮
かせた状態で、さらにガラス板を急冷することを特徴と
する請求項1または2のガラス板の急冷強化方法。 - 【請求項4】上側冷却エア噴き出し装置と、下側冷却エ
ア噴き出し装置と、該上側および下側冷却エア噴き出し
装置間に曲げ成形されたガラス板を搬入する冷却用支持
リングとを具備したガラス板の急冷強化装置において、
前記上側冷却エア噴き出し装置には、前記上側および下
側冷却エア噴き出し装置の噴き出しエア圧力差により浮
上したガラス板の上面側周縁部が押しつけられて、上側
冷却エア噴き出し装置との間隔を保つ当接リングが備え
られており、ガラス板の下面側を浮上させた状態で該ガ
ラス板を冷却するように構成したことを特徴とするガラ
ス板の急冷強化装置。 - 【請求項5】ガラス板を吸引保持する上型が備えられて
いて該上型によってガラス板を曲げ成形した後に急冷強
化する装置であって、曲げ成形時にこのガラス板の下面
側周縁部を支持するとともに上型側に押圧するためのプ
レス用支持リングが前記上型の下方に昇降可能に備えら
れ、前記冷却用支持リングは、前記上型によってガラス
板が吸引保持された状態でプレス用支持リングが退避し
た後にガラス板を受け取り、前記上側および下側の冷却
エア噴き出し装置間に搬入するように構成したことを特
徴とする請求項4のガラス板の急冷強化装置。 - 【請求項6】上側冷却エア噴き出し装置と下側冷却エア
噴き出し装置とは、任意のタイミングでそれぞれの噴き
出しエア圧力を任意に変更できるように構成したことを
特徴とする請求項4または5のガラス板の急冷強化装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17457894A JP3598538B2 (ja) | 1993-07-30 | 1994-07-26 | ガラス板の急冷強化方法および装置 |
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JP5-208399 | 1993-07-30 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0789739A true JPH0789739A (ja) | 1995-04-04 |
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