JPH078927A - シャッター部材の超音波洗浄装置 - Google Patents

シャッター部材の超音波洗浄装置

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JPH078927A
JPH078927A JP14952493A JP14952493A JPH078927A JP H078927 A JPH078927 A JP H078927A JP 14952493 A JP14952493 A JP 14952493A JP 14952493 A JP14952493 A JP 14952493A JP H078927 A JPH078927 A JP H078927A
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JP
Japan
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shutter member
ultrasonic
cleaning
ultrasonic cleaning
shutter
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JP14952493A
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English (en)
Inventor
Sada Matsui
貞 松井
Mamoru Kinuta
守 絹田
Manabu Shibata
学 柴田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大量のシャッター部材を均一且つ確実に超音
波処理することのできるシャッター部材の超音波洗浄装
置を提供すること。 【構成】 打ち抜き加工され、略コ字状に折り曲げ形成
された記録媒体用容器等のシャッター部材の超音波洗浄
装置において、洗浄槽と、該洗浄槽の底面に配列された
複数の超音波振動子と、該配列超音波振動子を囲む図形
であって最も周長が短くなる図形の領域内の上方に配せ
られるシャッター部材の収納容器と、を具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッター部材の超音
波洗浄装置に関するものであり、より詳細には、打ち抜
き加工され、略コ字状に折り曲げ形成された記録媒体用
容器等のステンレス製シャッター部材の超音波洗浄装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録媒体用容器等のハードケー
スハウジングには、シャッター部材が取付られ、シャッ
ター部材はそのケースのヘッド挿脱用開口の開閉を行っ
ている。かかるシャッター部材は、主にステンレス製で
あり、略コ字状に折り曲げ形成されて記録媒体用容器の
両面を跨いでスライド可能に配せられる。また、シャッ
ター部材にはいわゆるウインドが形成され、ウインドは
上記ヘッド挿脱用開口と重なった時に装置側ヘッドが挿
入するようになっている。このようなステンレス製のシ
ャッター部材の製造方法は、金属板を所定の形状に打ち
抜き、その後、略コ字状に折り曲げて形成する。
【0003】ところで、上記ステンレス製シャッター部
材では、その打ち抜き加工時に加工油が使用され、この
加工油はフロッピーディスクに組み込む場合に略完全に
除去されていなければ支障を来すことがある。そこで、
かかる加工油を除去するためにシャッター部材を超音波
洗浄する場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シャッター部材の超音波洗浄装置では、シャッター部材
を一度に大量に洗浄処理する必要があるため、超音波振
動子等を通常の位置に配しても、油分等の充分な洗浄が
できず、また、その洗浄度は洗浄槽に配する場所によっ
てはバラ付を生じて歩留りの悪化を起こすことがあっ
た。従って、本発明の目的は、大量のシャッター部材を
均一且つ確実に超音波処理することのできるシャッター
部材の超音波洗浄装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、打ち抜き加工
され、略コ字状に折り曲げ形成された記録媒体用容器等
のシャッター部材の超音波洗浄装置において、洗浄槽
と、該洗浄槽の底面に配列された複数の超音波振動子
と、該配列超音波振動子を囲む図形であって最も周長が
短くなる図形の領域内の上方に配せられるシャッター部
材の収納容器と、を具備してなるシャッター部材の超音
波洗浄装置を提供することにより、上記目的を達成した
ものである。
【0006】
【作用】打ち抜き加工されたシャッター部材は、加工油
等が付着した状態で折り曲げ工程を経た後に超音波洗浄
される。この場合、シャッター部材を大量に収納した収
納容器は超音波振動子と対向する上方にあってその発生
領域内に収まり、超音波振動子による振動を均一に受け
る。このため、収納される大量のシャッター部材の全て
は略均一に振動を受け、洗浄液による洗浄が効率よく行
われる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るシャッター部材の超音波
洗浄装置の一実施例を添付図面に従って説明する。尚、
図1は、本実施例のシャッター部材の超音波洗浄装置の
平面図である。図2(A) 及び(B) は、図1のシャッター
部材の超音波洗浄装置に用いられるシャッター部材の収
納バスケットの正面図及び側面図である。また、図3は
別の実施例のシャッター部材の超音波洗浄装置の平面図
である。図4は、比較例に係るシャッター部材の超音波
洗浄装置の平面図である。
【0008】本実施例のシャッター部材の超音波洗浄装
置1は、打ち抜き加工され、略コ字状に折り曲げ形成さ
れた記録媒体用容器等のシャッター部材の超音波洗浄装
置である。しかして、シャッター部材の超音波洗浄装置
1は、洗浄槽3と、洗浄槽3の底面3Aに配列された複
数の超音波振動子4、4・・と、配列超音波振動子4、
4・・を囲む図形Aであって最も周長が短くなる図形A
の領域内の上方に配せられるシャッター部材2の収納容
器5とを具備してなる。
【0009】本実施例のシャッター部材の超音波洗浄装
置を更に説明すると、シャッター部材2は、一般に使用
されるフロッピディスク等のシャッター部材であり、打
ち抜き加工され、略コ字状に折り曲げ形成されて連続的
に供給されるステンレス製シャッター部材である。この
ようなシャッター部材2は一般に加工油が付着し、その
洗浄工程を必要とする。このため、シャッター部材の超
音波洗浄装置1は、加工油の除去工程となっている。
【0010】また、シャッター部材2の加工油に以下の
ものを用いることにより、上述のシャッター部材の超音
波洗浄装置1の洗浄液に後述のアルカリ水溶液を使用す
ることができ、しかもその除去を確実且つ効率的に行う
ことができる。即ち、加工油としては、鉱物油に脂肪族
炭化水素を主鎖としたジカルボン酸エステルを含有させ
たオイルが望ましい。例えば、鉱物油は、C10〜C18
分岐型炭化水素、直鎖型炭化水素、ジテルペン等のテル
ペン炭化水素等であり、使用に際しては、これらを単独
若しくは混合物として用いることができる。ジカルボン
酸エステルは、コハク酸ジイソプロピル、グルタル酸ジ
イソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル等であり、使
用に際しては、これらを単独若しくは混合物として用い
ることができる。
【0011】鉱物油とジカルボン酸エステルとの混合比
は、上記鉱物油100重量部に対して、上記ジカルボン
酸エステルを0.1〜15重量部とするのが好ましく、
0.5〜10重量部とするのがより好ましい。上記混合
比が、0.1重量部未満であると、洗浄効果等が初期の
目的を達することができなく、15重量部を超えても特
に効果が向上しないので好ましくない。上記混合物に加
えて、更にポリオキシエーテルを添加するのが好まし
く、該ポリオキシエーテルを添加する場合の添加量は、
ジカルボン酸エステル1重量部に対して、100〜0.
1重量部とするのが好ましく、特に10〜0.1重量部
とするのが好ましい。このような加工オイルでは、水溶
性の洗浄液により容易に除去され、従来、加工オイルの
洗浄に用いていた環境汚染型の有機溶媒、例えば1,1
−トリクロロエタンや四塩化炭素等を洗浄液として使用
する必要がない。このため、上記加工オイルとしての使
用は、本発明のシャッター部材の超音波洗浄装置1の洗
浄効果と相まって、環境汚染をすることなく、シャッタ
ー部材2を充分に洗浄することができる。
【0012】また、上記組成の加工オイルに、鉱物油を
主体とする酸化防止剤、防錆剤の添加剤を混合してなる
オイル組成物を加えたものを加工油或いは洗剤としても
よい。上記オイル組成物として公知の切削オイルを特に
制限されることなく用いることができ、具体的には、
「アイロブローチ11」(商品名、カストロール社
製)、「♯6100」(商品名、日本工作油社製)等の
市販品を好ましく用いることができる。この場合、オイ
ル組成物に対する上記加工オイルの配合量は、上記オイ
ル組成物100重量部に対して、5〜100重量部とす
るのが好ましく、10〜50重量部とするのがより好ま
しい。5重量部未満であると、洗浄効果等が初期の目的
を達することができなく、100重量部を超えても特に
効果が向上しないので好ましくない。このような組成オ
イルのおいても上記と同様な洗浄効果を発揮する。
【0013】図1に示す如くシャッター部材の超音波洗
浄装置1は、洗浄槽3と洗浄槽3の底面3Aに配列され
た複数の円形状の超音波振動子4、4・・からなる。洗
浄槽3には上述したpH12以上のアルカリ洗浄液が満
たされ、また配列超音波振動子4、4・・の上方には、
その振動子を囲む図形A(図1では略長方形)の領域内
に収まる収納バスケット5が設けられる。図形Aは、全
ての超音波振動子4、4・・を囲み、且つその周長が最
も短くなるような図形である。即ち、収納バスケット5
は完全に洗浄液に浸された状態で、且つ上記仮想した図
形Aの領域の上方に収まるように形成される。また、収
納バスケット5内には、両端の取付金具7、8を介して
支持レール6が一定間隔を於いて並設、且つ立設され、
支持レール6には、シャッター部材2がコ字状の間を介
して立設される。
【0014】このように構成されるシャッター部材の超
音波洗浄装置1では、前段のコンベア等から打ち抜きさ
れたシャッター部材2が連続的に収納バスケット5の支
持レール6に挿通され、バスケット5内で立設支持され
る。このため、立設された状態でシャッター部材2がバ
スケット5に大量収納され、洗浄槽3の洗浄液中に浸さ
れる。この場合、収納バスケット5は超音波振動子4、
4・・と対向する上方にあってその発生領域内に収ま
り、超音波振動子4、4・・による振動を均一に受け
る。このため、収納される大量のシャッター部材2の全
ては略均一に振動を受け、洗浄液による洗浄が効率よく
行われる。また、シャッター部材2は超音波振動子4の
発生振動をできる限り有効に受けるため、その処理が経
済的になっている。
【0015】次に、別の第2実施例を図3にしたがって
説明する。図3は、第2実施例に係るシャッター部材の
超音波洗浄装置の平面図である。本実施例に係るシャッ
ター部材の超音波洗浄装置10は、図1に示す実施例と
ほぼ同様に構成されており、図1に示す実施例における
部材と同様な部材については図3において同一符号を付
してその詳しい説明を省略するが、図1の実施例と相違
するところは、超音波振動子4を囲む図形Aは、全ての
超音波振動子4、4・・を囲み、且つその周長が最も短
くなるような図形であるが、その収納バスケット5は、
その図形Aの領域内に完全に収まり超音波振動子4の配
置に余裕がある。このような構成においても、図1の実
施例と同様な作用効果を奏するが、超音波振動子を余分
に使用するため、シャッター部材2の一個当たりの処理
コストが若干高くなる。尚、処理コスト面から、超音波
振動子を囲む図形Aの領域面積を100とした場合に対
し、収納バスケット5の占める面積は70以上であるこ
とが望ましい。
【0016】また、図4は、比較例に係るシャッター部
材の超音波洗浄装置の平面図である。比較例のシャッタ
ー部材の超音波洗浄装置20は、図1に示す実施例とほ
ぼ同様に構成されており、図1に示す実施例における部
材と同様な部材については図3において同一符号を付し
てその詳しい説明を省略するが、図1の実施例と大きく
相違するところは、超音波振動子4を囲む図形Aは、全
ての超音波振動子4、4・・を囲み、且つその周長が最
も短くなるような図形であるが、その収納バスケット5
は、その図形Aの領域内から外れた状態にある。このよ
うな構成においては、シャッター部材2は均一に且つ確
実に洗浄されない。また、大量のシャッター部材2の処
理が不可能である。
【0017】尚、上記実施例の第1及び第2の装置によ
り、洗浄効果及び洗浄効率について濯ぎ、乾燥後の濡れ
指数を調べた結果を表1に示した。また、比較例の装置
についても示した。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明に係るシャッター部材の超音波洗
浄装置によれば、大量のシャッター部材を均一且つ確実
に超音波処理することのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のシャッター部材の超音波洗浄装置の
平面図である。
【図2】(A) 及び(B) は図1のシャッター部材の超音波
洗浄装置に用いる収納バスケットの正面図及び側面図で
ある。
【図3】第2実施例に係るシャッター部材の超音波洗浄
装置の平面図である。
【図4】比較例に係るシャッター部材の超音波洗浄装置
の平面図である。
【符号の説明】
1、10 実施例に係るシャッター部材の超音波洗浄装
置 2 シャッター部材 3 洗浄槽 4 超音波振動子 5 収納バスケット 6 支持レール 20 比較例に係るシャッター部材の超音波洗浄装

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打ち抜き加工され、略コ字状に折り曲げ
    形成された記録媒体用容器等のシャッター部材の超音波
    洗浄装置において、 洗浄槽と、該洗浄槽の底面に配列された複数の超音波振
    動子と、該配列超音波振動子を囲む図形であって最も周
    長が短くなる図形の領域内の上方に配せられるシャッタ
    ー部材の収納容器と、を具備してなるシャッター部材の
    超音波洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記収納容器に、上記シャッター部材を
    そのコ字状間に挿通して立設させる支持レールを設ける
    ことを特徴とする請求項1記載のシャッター部材の超音
    波洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記打ち抜き加工に使用する加工油が鉱
    物油に脂肪族炭化水素を主鎖としたジカルボン酸エステ
    ルを含有させたオイルからなる組成物で、上記洗浄槽の
    洗浄液が水溶性洗浄液であることを特徴とする請求項1
    記載のシャッター部材の移送装置。
JP14952493A 1993-06-21 1993-06-21 シャッター部材の超音波洗浄装置 Pending JPH078927A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005093770A1 (ja) 2004-03-25 2005-10-06 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. 押釦スイッチ用カバー部材とその製造方法
US7655878B2 (en) 2004-07-20 2010-02-02 Polymatech Co., Ltd. Key sheet and key sheet manufacturing method

Cited By (3)

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WO2005093770A1 (ja) 2004-03-25 2005-10-06 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. 押釦スイッチ用カバー部材とその製造方法
US7525061B2 (en) 2004-03-25 2009-04-28 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. Cover member for push-button switch and method of manufacturing the same
US7655878B2 (en) 2004-07-20 2010-02-02 Polymatech Co., Ltd. Key sheet and key sheet manufacturing method

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