JPH0788359B2 - 放射性2−ヨードブチロフエノン誘導体の製造法 - Google Patents
放射性2−ヨードブチロフエノン誘導体の製造法Info
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- JPH0788359B2 JPH0788359B2 JP374887A JP374887A JPH0788359B2 JP H0788359 B2 JPH0788359 B2 JP H0788359B2 JP 374887 A JP374887 A JP 374887A JP 374887 A JP374887 A JP 374887A JP H0788359 B2 JPH0788359 B2 JP H0788359B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、放射性2−ヨードブチロフェノン誘導体の製
造方法に関する。さらに詳しくは、一般式(I) 〔式中、Rは一般式 で示される置換基を表わす。ここで、R1は水素原子また
は低級アルキル基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基または低級ア
ルコキシ基を表わし、R3は水素原子または低級アルキル
基を表わし、点線部分は単結合または二重結合を表わ
す。〕 で示される2−ブロモブチロフェノン誘導体と放射性金
属ヨウ化物とを、極性溶媒中で銅塩およびスルホン酸の
存在下に反応させることによる一般式(II) 〔式中、I*は放射性ヨウ素原子を表わし、Rは前記と
同一の意味を表わす。〕 で示される放射性2−ヨードブチロフェノン誘導体の製
造方法に関する。
造方法に関する。さらに詳しくは、一般式(I) 〔式中、Rは一般式 で示される置換基を表わす。ここで、R1は水素原子また
は低級アルキル基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基または低級ア
ルコキシ基を表わし、R3は水素原子または低級アルキル
基を表わし、点線部分は単結合または二重結合を表わ
す。〕 で示される2−ブロモブチロフェノン誘導体と放射性金
属ヨウ化物とを、極性溶媒中で銅塩およびスルホン酸の
存在下に反応させることによる一般式(II) 〔式中、I*は放射性ヨウ素原子を表わし、Rは前記と
同一の意味を表わす。〕 で示される放射性2−ヨードブチロフェノン誘導体の製
造方法に関する。
一般式(II)で示される放射性2−ヨードブチロフェノ
ン誘導体はドーパーミン受容体に対して高い親和性を有
しており、ドーパミン受容体の該医学診断薬として、ま
た放射性医薬品として極めて有用なものである。
ン誘導体はドーパーミン受容体に対して高い親和性を有
しており、ドーパミン受容体の該医学診断薬として、ま
た放射性医薬品として極めて有用なものである。
〈従来の技術〉 前記一般式(II)で示される放射性2−ヨードブチロフ
ェノン誘導体のようなベンゼン環に放射性のハロゲン原
子を有する化合物の製造方法としては、一般にアミノ基
を有する化合物をジアゾ化した後、放射性ハロゲン原子
の金属塩等と反応させる方法、あるいは対応する非放射
性ハロゲン化合物を放射性ハロゲン原子の金属塩等と交
換反応させる方法などが知られている。
ェノン誘導体のようなベンゼン環に放射性のハロゲン原
子を有する化合物の製造方法としては、一般にアミノ基
を有する化合物をジアゾ化した後、放射性ハロゲン原子
の金属塩等と反応させる方法、あるいは対応する非放射
性ハロゲン化合物を放射性ハロゲン原子の金属塩等と交
換反応させる方法などが知られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ドーパミン受容体結合性の放射性診断薬は該受容体の濃
度が極めて低いことから、放射性診断薬の比放射能は可
能な限り高いことが必要とされ、いわゆるキャリアフリ
ー体が望まれている。このようなキャリアフリー体の合
成は、数μgのような超微量のスケールで行われるた
め、極めて難しい。すなわち、反応収率が高いこと、お
よび生成物の純度が高いこと、解くに精製において分離
が困難な非放射性の化合物が混入しないことが必要とさ
れる。しかしながら、前述の2−ヨードブチロフェノン
誘導体の製造方法は、このような要求を必ずしも充分に
満たしているとは言い難い。
度が極めて低いことから、放射性診断薬の比放射能は可
能な限り高いことが必要とされ、いわゆるキャリアフリ
ー体が望まれている。このようなキャリアフリー体の合
成は、数μgのような超微量のスケールで行われるた
め、極めて難しい。すなわち、反応収率が高いこと、お
よび生成物の純度が高いこと、解くに精製において分離
が困難な非放射性の化合物が混入しないことが必要とさ
れる。しかしながら、前述の2−ヨードブチロフェノン
誘導体の製造方法は、このような要求を必ずしも充分に
満たしているとは言い難い。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、放射性2−ヨードブチロフェノン誘導体
の製造方法について鋭意検討を行った結果、前記一般式
(I)で示される2−ブロモブチロフェノン誘導体と放
射性金属ヨウ化物とを、極性溶媒中で銅塩およびスルホ
ン酸の存在下に反応させることにより、前記一般式(I
I)で示される放射性2−ヨードブチロフェノン誘導体
が、高収率でかつ放射性物質の含量が高い割合で得られ
ることを見出し、本発明に至った。
の製造方法について鋭意検討を行った結果、前記一般式
(I)で示される2−ブロモブチロフェノン誘導体と放
射性金属ヨウ化物とを、極性溶媒中で銅塩およびスルホ
ン酸の存在下に反応させることにより、前記一般式(I
I)で示される放射性2−ヨードブチロフェノン誘導体
が、高収率でかつ放射性物質の含量が高い割合で得られ
ることを見出し、本発明に至った。
以下に、本発明の製造方法について説明する。
まず、前記一般式(I)で示される2−ブロモブチロフ
ェノン誘導体は、臭素化合物の一般的合成方法により製
造できるが、例えば以下に示す方法にしたがって製造す
ることができる。
ェノン誘導体は、臭素化合物の一般的合成方法により製
造できるが、例えば以下に示す方法にしたがって製造す
ることができる。
一般式(III) 〔式中、Rは前記と同一の意味を表わす。〕 で示される2−アミノブチロフェノン誘導体を、例えば
テトラヒドロフラン、ジオキサンまたはアセトニトリル
等の溶媒中で、希硫酸または有機酸等の酸の存在下、亜
硝酸アルカリ金属塩と反応させ、一般式(IV) 〔式中、Rは前記と同一の意味を表わし、Y-はハロゲン
イオン、式HSO4 -、式 で示される陰イオンを表わす。ここで、Aは式SO3また
は式CO2で示される置換基を表わす。〕 で示されるジアゾニウム塩を形成させる。
テトラヒドロフラン、ジオキサンまたはアセトニトリル
等の溶媒中で、希硫酸または有機酸等の酸の存在下、亜
硝酸アルカリ金属塩と反応させ、一般式(IV) 〔式中、Rは前記と同一の意味を表わし、Y-はハロゲン
イオン、式HSO4 -、式 で示される陰イオンを表わす。ここで、Aは式SO3また
は式CO2で示される置換基を表わす。〕 で示されるジアゾニウム塩を形成させる。
次いで一般式(IV)で示されるジアゾニウム塩に放射性
の金属臭化物または臭化水素水を、必要に応じ銅粉また
は銅塩の存在下で、通常−5〜30℃の温度範囲で反応さ
せた後、溶媒抽出等の通常の方法により前記一般式
(I)で示される2−ブロモブチロフェノン誘導体が得
られる。
の金属臭化物または臭化水素水を、必要に応じ銅粉また
は銅塩の存在下で、通常−5〜30℃の温度範囲で反応さ
せた後、溶媒抽出等の通常の方法により前記一般式
(I)で示される2−ブロモブチロフェノン誘導体が得
られる。
得られた2−ブロモブチロフェノン誘導体は、必要に応
じ、薄層クロマトグラフィー(TLC)または高速液体ク
ロマトグラフィー(HPLC)等の一般的方法により精製す
ることもできる。
じ、薄層クロマトグラフィー(TLC)または高速液体ク
ロマトグラフィー(HPLC)等の一般的方法により精製す
ることもできる。
上記のようにして得られた2−ブロモブチロフェノン誘
導体を例えばアセトニトリル、ジメチルホルムアミド、
エチレングリコール、エチレングリコールのエーテル誘
導体、ジエチレングリコールのエーテル誘導体、ジエチ
レングリコールのエーテル誘導体またはこれらと水との
混合溶媒等の極性溶媒中で、銅塩およびスルホン酸の存
在下に、通常50〜180℃の反応温度で放射性金属ヨウ化
物と交換反応させる。銅塩としは、例えば硫酸銅等が挙
げられ、スルホン酸としては、例えばナフタレンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸等が挙げられる。得られ
た放射性2−ヨードブチロフェノン誘導体は、必要に応
じTLC、カラムクロマトグラフィーまたはHPLC等の一般
的方法により精製することもできる。
導体を例えばアセトニトリル、ジメチルホルムアミド、
エチレングリコール、エチレングリコールのエーテル誘
導体、ジエチレングリコールのエーテル誘導体、ジエチ
レングリコールのエーテル誘導体またはこれらと水との
混合溶媒等の極性溶媒中で、銅塩およびスルホン酸の存
在下に、通常50〜180℃の反応温度で放射性金属ヨウ化
物と交換反応させる。銅塩としは、例えば硫酸銅等が挙
げられ、スルホン酸としては、例えばナフタレンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸等が挙げられる。得られ
た放射性2−ヨードブチロフェノン誘導体は、必要に応
じTLC、カラムクロマトグラフィーまたはHPLC等の一般
的方法により精製することもできる。
本発明において放射性ヨウ素原子としては、例えばI-12
3、I-125、I-131、I-132などが挙げられる。また、放射
性金属ヨウ化物とは上記放射性ヨウ素原子の金属塩を意
味し、放射性I-イオンを与えるものであればよく、例え
ばヨウ化ナトリウム等が挙げられる。
3、I-125、I-131、I-132などが挙げられる。また、放射
性金属ヨウ化物とは上記放射性ヨウ素原子の金属塩を意
味し、放射性I-イオンを与えるものであればよく、例え
ばヨウ化ナトリウム等が挙げられる。
一般式(I)〜(IV)におけるハロゲン原子としては、
例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等の原子が挙げられ
る。
例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等の原子が挙げられ
る。
〈実施例〉 以下に実施例および参考例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明する。
的に説明する。
参考例1 8−〔4-(4−フルオロ−2−ブロモフェニル)−4−
オキソブチル〕−1−フェニル−1,3,8−トリアザスピ
ロ[4.5]デカン−4−オン(2−ブロモスピロペリド
ール)の製造 2−アミノスピロペリドール(410mg)をアセトニトリ
ル−水混合液に懸濁し、1−ナフタレンスルホン酸(11
30mg)を加え、氷冷下、亜硝酸ナトリウム(95mg)の水
溶液を滴下した。反応液を5℃以下で1時間攪拌し、生
じたジアゾニウム塩の結晶を濾集した。得られた結晶を
アセトニトリル−臭化水素水混合液に溶解後、銅粉(5m
g)を加えて3時間攪拌した。反応後クロロホルムで抽
出して、酸およびアルカリ洗い後、溶媒を留去して粗生
成物を得た。このものをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、2−ブロモスピロペリドール(19
0mg)を得た。
オキソブチル〕−1−フェニル−1,3,8−トリアザスピ
ロ[4.5]デカン−4−オン(2−ブロモスピロペリド
ール)の製造 2−アミノスピロペリドール(410mg)をアセトニトリ
ル−水混合液に懸濁し、1−ナフタレンスルホン酸(11
30mg)を加え、氷冷下、亜硝酸ナトリウム(95mg)の水
溶液を滴下した。反応液を5℃以下で1時間攪拌し、生
じたジアゾニウム塩の結晶を濾集した。得られた結晶を
アセトニトリル−臭化水素水混合液に溶解後、銅粉(5m
g)を加えて3時間攪拌した。反応後クロロホルムで抽
出して、酸およびアルカリ洗い後、溶媒を留去して粗生
成物を得た。このものをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、2−ブロモスピロペリドール(19
0mg)を得た。
融点:172〜176℃ IR(CHCl3)cm-1: 1710(C=O)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm): 1.40〜3.00(14H,m,-CH2-),4.68(2H,s,-N-CH2-N-),
6.03(1H,s,NH),6.80〜7.60(8H,m,ベンゼン環H) マススペクトル(70eV)m/e: 473,475(M+),244(ベースピーク) 参考例2 2−ヨードスピロペリドールの製造 参考例1と同様にして得られた2−ブロモスピロペリド
ール(516mg)に50%ジメチルホルムアミド水溶液、5
当量の1−ナフタレンスルホン酸、1当量の硫酸銅およ
び1当量のNaIを加え、90〜100℃で1時間加熱した。冷
却後、反応液に水を加えクロロホルムで抽出し、抽出液
を濃縮して得られた粗生成物をHPLCにて精製し、2−ヨ
ードスピロペリドール(365mg)を得た。
6.03(1H,s,NH),6.80〜7.60(8H,m,ベンゼン環H) マススペクトル(70eV)m/e: 473,475(M+),244(ベースピーク) 参考例2 2−ヨードスピロペリドールの製造 参考例1と同様にして得られた2−ブロモスピロペリド
ール(516mg)に50%ジメチルホルムアミド水溶液、5
当量の1−ナフタレンスルホン酸、1当量の硫酸銅およ
び1当量のNaIを加え、90〜100℃で1時間加熱した。冷
却後、反応液に水を加えクロロホルムで抽出し、抽出液
を濃縮して得られた粗生成物をHPLCにて精製し、2−ヨ
ードスピロペリドール(365mg)を得た。
融点:170〜175℃ IR(CHCl3)cm-1: 1710(C=O)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm): 1.40〜3.18(14H,m,-CH2-),4.72(2H,s,-N-CH2-N-),
6.81〜7.79(8H,m,ベンゼン環H) マススペクトル(70eV)m/e: 521(M+),244(ベースピーク) 参考例3 8−〔4-(4−フルオロ−2−ブロモフェニル)−4−
オキソブチル〕−3−メチル−1−フェニル−1,3,8−
トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン(2−ブロモ
メチルスピロペリドール)の製造 参考例1と同様にして得られた2−ブロモスピロペリド
ール(31mg)に塩化メチレン(1ml)、水酸化テトラ−
n−ブチルアンモニウム(0.6ml)およびヨウ化メチル
(10μl)を加え、室温で30分間攪拌した。反応終了
後、クロロホルムにて抽出し、溶媒を留去して粗生成物
を得た。このものをHPLC(カラム:Deverosil ODS-10,1
0mmφ×25cm、展開溶媒:水/メタノール/アセトニト
リル/トリエチルアミン=164/336/68/0.2)により精製
し、2−ブロモメチルスピロペリドール(22mg)を得
た。
6.81〜7.79(8H,m,ベンゼン環H) マススペクトル(70eV)m/e: 521(M+),244(ベースピーク) 参考例3 8−〔4-(4−フルオロ−2−ブロモフェニル)−4−
オキソブチル〕−3−メチル−1−フェニル−1,3,8−
トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン(2−ブロモ
メチルスピロペリドール)の製造 参考例1と同様にして得られた2−ブロモスピロペリド
ール(31mg)に塩化メチレン(1ml)、水酸化テトラ−
n−ブチルアンモニウム(0.6ml)およびヨウ化メチル
(10μl)を加え、室温で30分間攪拌した。反応終了
後、クロロホルムにて抽出し、溶媒を留去して粗生成物
を得た。このものをHPLC(カラム:Deverosil ODS-10,1
0mmφ×25cm、展開溶媒:水/メタノール/アセトニト
リル/トリエチルアミン=164/336/68/0.2)により精製
し、2−ブロモメチルスピロペリドール(22mg)を得
た。
IR(CHCl3)cm-1: 1705(C=O)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm): 1.50〜3.10(14H,m,-CH2-),2.98(3H,s,N-CH3),4.63
(2H,s,-N-CH2-N-),6.80〜7.60(8H,m,ベンゼン環H) マススペクトル(70eV)m/e: 489,487(M+),258(ベースピーク) 参考例4 8−〔4-(4−フルオロ−2−ブロモフェニル)−4−
オキソブチル〕−3−プロピル−1−フェニル−1,3,8
−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン(2−ブロ
モプロピルスピロペリドール)の製造 参考例1と同様にして得られた2−ブロモスピロペリド
ール(474mg)に1−ヨードプロパン(20ml)および水
酸化テトラ−n−ブチルアンモニウム(8ml)を加え、4
0〜45℃で1時間攪拌した。反応終了後、参考例3と同
様に処理して2−ブロモプロピルスピロペリドール(38
0mg)を得た。
(2H,s,-N-CH2-N-),6.80〜7.60(8H,m,ベンゼン環H) マススペクトル(70eV)m/e: 489,487(M+),258(ベースピーク) 参考例4 8−〔4-(4−フルオロ−2−ブロモフェニル)−4−
オキソブチル〕−3−プロピル−1−フェニル−1,3,8
−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン(2−ブロ
モプロピルスピロペリドール)の製造 参考例1と同様にして得られた2−ブロモスピロペリド
ール(474mg)に1−ヨードプロパン(20ml)および水
酸化テトラ−n−ブチルアンモニウム(8ml)を加え、4
0〜45℃で1時間攪拌した。反応終了後、参考例3と同
様に処理して2−ブロモプロピルスピロペリドール(38
0mg)を得た。
IR(CHCl3)cm-1: 1705(C=O)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.95(3H,t,J=7Hz,CH3),1.50〜3.10(16H,m,-CH2-),
2.98(3H,s,N-CH3),3.39(2H,t,J=7Hz,-N-CH2-N-),
6.80〜7.60(8H,m,ベンゼン環H) マススペクトル(70eV)m/e: 515,517(M+),286(ベースピーク) 実施例1 〔125I〕−2−ヨードスピロペリドールの製造 参考例1と同様にして得られた2−ブロモスピロペリド
ール(3μg)に、参考例2と同様にして50%ジメチル
ホルムアミド水溶液、1−ナフタレンスルホン酸、硫酸
銅およびNa125I(2.2mCi)を加え、100℃にて1時間加熱
した。冷却後、粗生成物をHPLCにて精製し、〔125I〕−
ヨードスピロペリドール(0.8mCi)を得た。本品は、TL
CでRf値が、またHPLCでRt値が参考例2で得られた標品
と一致した。
2.98(3H,s,N-CH3),3.39(2H,t,J=7Hz,-N-CH2-N-),
6.80〜7.60(8H,m,ベンゼン環H) マススペクトル(70eV)m/e: 515,517(M+),286(ベースピーク) 実施例1 〔125I〕−2−ヨードスピロペリドールの製造 参考例1と同様にして得られた2−ブロモスピロペリド
ール(3μg)に、参考例2と同様にして50%ジメチル
ホルムアミド水溶液、1−ナフタレンスルホン酸、硫酸
銅およびNa125I(2.2mCi)を加え、100℃にて1時間加熱
した。冷却後、粗生成物をHPLCにて精製し、〔125I〕−
ヨードスピロペリドール(0.8mCi)を得た。本品は、TL
CでRf値が、またHPLCでRt値が参考例2で得られた標品
と一致した。
実施例2 〔125I〕−2−ヨードメチルスピロペリドールの製造 参考例3で得られた2−ブロモメチルスピロペリドール
(5μg)を用い、Na125Iを2mCi用いた以外は実施例1
と同様にして〔125I〕−2−ヨードメチルスピロペリド
ール(0.6mCi)を得た。
(5μg)を用い、Na125Iを2mCi用いた以外は実施例1
と同様にして〔125I〕−2−ヨードメチルスピロペリド
ール(0.6mCi)を得た。
実施例3 〔125I〕−2−ヨードプロピルスピロペリドールの製造 参考例4で得られた2−ブロモプロピルスピロペリドー
ル(3μg)を用い、実施例1と同様にして、〔125I〕
−2−ヨードプロピルスピロペリドール(0.6mCi)を得
た。
ル(3μg)を用い、実施例1と同様にして、〔125I〕
−2−ヨードプロピルスピロペリドール(0.6mCi)を得
た。
〈発明の効果〉 本発明の製造方法により、キャリアフリーの放射性2−
ヨードブチロフェノン誘導体が高収率かつ高純度で得ら
れる。
ヨードブチロフェノン誘導体が高収率かつ高純度で得ら
れる。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式(I) 〔式中、Rは一般式 で示される置換基を表わす。ここで、R1は水素原子また
は低級アルキル基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基または低級ア
ルコキシ基を表わし、R3は水素原子または低級アルキル
基を表わし、点線部分は単結合または二重結合を表わ
す。〕 で示される2−ブロモブチロフェノン誘導体と放射性金
属ヨウ化物とを、極性溶媒中で銅塩およびスルホン酸の
存在下に反応させることを特徴とする一般式(II) 〔式中、I*は放射性ヨウ素原子を表わし、Rは前記と
同一の意味を表わす。〕 で示される放射性2−ヨードブチロフェノン誘導体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP374887A JPH0788359B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 放射性2−ヨードブチロフエノン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP374887A JPH0788359B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 放射性2−ヨードブチロフエノン誘導体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63174971A JPS63174971A (ja) | 1988-07-19 |
JPH0788359B2 true JPH0788359B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=11565817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP374887A Expired - Fee Related JPH0788359B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 放射性2−ヨードブチロフエノン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0788359B2 (ja) |
-
1987
- 1987-01-09 JP JP374887A patent/JPH0788359B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63174971A (ja) | 1988-07-19 |
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