JPH0787327B2 - バランコイル - Google Patents
バランコイルInfo
- Publication number
- JPH0787327B2 JPH0787327B2 JP60135352A JP13535285A JPH0787327B2 JP H0787327 B2 JPH0787327 B2 JP H0787327B2 JP 60135352 A JP60135352 A JP 60135352A JP 13535285 A JP13535285 A JP 13535285A JP H0787327 B2 JPH0787327 B2 JP H0787327B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- coils
- balun
- ferrite substrate
- balun coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアンテナ等に用いられるバランコイルに関す
る。
る。
従来の技術 従来のバランコイルは、第3図のように構成されている
〔トランジスタ技術、1984年第7号、第444頁〈図14−2
0〉「伝送線路トランスの応用」CQ出版〈株〉発行〕。
つまり、コイル22,23,24,25の4つのコイルをリングコ
ア26に巻回し、コイル22の一端を端子T1、コイル22の他
端とコイル25の一端とを接続して端子T2、コイル25の他
端とコイル23の一端とを接続して端子T3、コイル23の他
端とコイル24の一端とを接続して端子T4、コイル24の他
端を端子T5としている。
〔トランジスタ技術、1984年第7号、第444頁〈図14−2
0〉「伝送線路トランスの応用」CQ出版〈株〉発行〕。
つまり、コイル22,23,24,25の4つのコイルをリングコ
ア26に巻回し、コイル22の一端を端子T1、コイル22の他
端とコイル25の一端とを接続して端子T2、コイル25の他
端とコイル23の一端とを接続して端子T3、コイル23の他
端とコイル24の一端とを接続して端子T4、コイル24の他
端を端子T5としている。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構造では、コアがリングコア26のよう
に形状が閉じているため、コイル22〜25の巻回作業が非
常に面倒であり、そのため生産コストが上がり、価格が
高くなる。しかも、バランコイルの接続、固定作業も面
倒であって使い勝手が悪く、端子T1〜T5を他の回路部分
に接続するので空中配線のようになって、特性が不安定
になる。
に形状が閉じているため、コイル22〜25の巻回作業が非
常に面倒であり、そのため生産コストが上がり、価格が
高くなる。しかも、バランコイルの接続、固定作業も面
倒であって使い勝手が悪く、端子T1〜T5を他の回路部分
に接続するので空中配線のようになって、特性が不安定
になる。
本発明は性能の安定化を図ると共に大量生産に適したバ
ランコイルを提供することを目的とする。
ランコイルを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明のバランコイルは、フェライト基板の表裏両面に
それぞれ導電性塗料を印刷して焼成することにより折れ
線状の複数のコイルを形成するとともに、この折れ線状
の複数のコイルを各折曲部が表裏面において相互にずれ
て位置するように配置して、少なくとも1組の伝送線路
トランスを構成し、フェライト基板の一方の面に設けら
れた前記コイルと他方の面に設けられた前記コイルとを
結合させるとともに、前記コイルのうちの所定のコイル
同士を接続したことを特徴とする。
それぞれ導電性塗料を印刷して焼成することにより折れ
線状の複数のコイルを形成するとともに、この折れ線状
の複数のコイルを各折曲部が表裏面において相互にずれ
て位置するように配置して、少なくとも1組の伝送線路
トランスを構成し、フェライト基板の一方の面に設けら
れた前記コイルと他方の面に設けられた前記コイルとを
結合させるとともに、前記コイルのうちの所定のコイル
同士を接続したことを特徴とする。
作用 この構成によると、フェライト基板への印刷、焼成作業
などにより、必要なコイルを形成出来、従来のような煩
わしい巻回作業を必要としないため、大量生産に適す
る。また、各コイルの線長を等しくすることが出来、コ
イル間の結合のバラッキ、特性インピーダンスのバラッ
キを非常に小さなものとすることが出来る。更に、固定
作業も容易で、使い勝手も良好である。
などにより、必要なコイルを形成出来、従来のような煩
わしい巻回作業を必要としないため、大量生産に適す
る。また、各コイルの線長を等しくすることが出来、コ
イル間の結合のバラッキ、特性インピーダンスのバラッ
キを非常に小さなものとすることが出来る。更に、固定
作業も容易で、使い勝手も良好である。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図と第2図に基づいて説
明する。
明する。
第1図は本発明のバランコイルの平面図で、フェライト
基板に折れ線状のコイルが形成されている。つまり、フ
ェライト基板1にコイル配線用の貫通孔2,3,4,5,6,7を
穿設し、この貫通孔2〜7にはスルーホールメッキを施
こし、フェライト基板1の一方の面(S1)に導電性塗料
を印刷し、焼成することによって、折れ線状のコイル8,
9と接続線10,11を形成し、フェライト基板1の他方の面
(S2)に導電性塗料を印刷し、焼成することによって折
れ線状のコイル12,13と接続線14,15,16を形成して1組
の伝送線路トランスを構成し、前記のスルーホールメッ
キされた貫通孔3,4、6、7を接続点としてそれぞれ折
れ線状のコイル9と12、8と9、12と13を接続してバラ
ンコイルを構成している。また、折れ線状のコイル8,12
間および9,13間は、折れ線状のコイルがそれぞれ千鳥状
に、すなわちフェライト基板1の一方の面(S1)と他方
の面(S2)とにおいて相互にずれて位置するように、配
置されている。17,18,19,20,21はフェライト1に導電性
塗料を印刷、焼成された外部接続端子である。
基板に折れ線状のコイルが形成されている。つまり、フ
ェライト基板1にコイル配線用の貫通孔2,3,4,5,6,7を
穿設し、この貫通孔2〜7にはスルーホールメッキを施
こし、フェライト基板1の一方の面(S1)に導電性塗料
を印刷し、焼成することによって、折れ線状のコイル8,
9と接続線10,11を形成し、フェライト基板1の他方の面
(S2)に導電性塗料を印刷し、焼成することによって折
れ線状のコイル12,13と接続線14,15,16を形成して1組
の伝送線路トランスを構成し、前記のスルーホールメッ
キされた貫通孔3,4、6、7を接続点としてそれぞれ折
れ線状のコイル9と12、8と9、12と13を接続してバラ
ンコイルを構成している。また、折れ線状のコイル8,12
間および9,13間は、折れ線状のコイルがそれぞれ千鳥状
に、すなわちフェライト基板1の一方の面(S1)と他方
の面(S2)とにおいて相互にずれて位置するように、配
置されている。17,18,19,20,21はフェライト1に導電性
塗料を印刷、焼成された外部接続端子である。
第2図はこのようにして構成されたバランコイルの等価
回路を示す。
回路を示す。
上記実施例ではフェライト基板1の面(S1)(S2)に1
組の伝送線路トランスを構成したが、これは1組に限定
されるものではなく、少なくとも1組であれば同様に実
施できる。
組の伝送線路トランスを構成したが、これは1組に限定
されるものではなく、少なくとも1組であれば同様に実
施できる。
発明の効果 以上説明のように本発明のバランコイルは、フェライト
基板に折れ線状のコイルおよび接続線を形成することに
よって構成されているため、インダクタンス成分を調整
可能とし、また、折れ線状のコイルを千鳥状に配置した
ことで結合係数と容量成分も調整可能であり、コイルの
結合度および特性インピーダンスのバラッキを小さく
し、配線リード線長のバラッキを小さく出来るため、大
量生産に適し、また、固定作業も容易で使い勝手の良好
なものである。
基板に折れ線状のコイルおよび接続線を形成することに
よって構成されているため、インダクタンス成分を調整
可能とし、また、折れ線状のコイルを千鳥状に配置した
ことで結合係数と容量成分も調整可能であり、コイルの
結合度および特性インピーダンスのバラッキを小さく
し、配線リード線長のバラッキを小さく出来るため、大
量生産に適し、また、固定作業も容易で使い勝手の良好
なものである。
第1図は本発明のバランコイルの一実施例の平面図、第
2図は同実施例の等価回路図、第3図は従来のバランコ
イルの平面図である。 1……フェライト基板、2,3,4,5,6,7……貫通孔、8,9,1
2,13……コイル、10,11,14,15,16……接続線、17,18,1
9,20,21……外部接続端子、(S1)……フェライト基板
の一方の面、(S2)……フェライト基板の他方の面
2図は同実施例の等価回路図、第3図は従来のバランコ
イルの平面図である。 1……フェライト基板、2,3,4,5,6,7……貫通孔、8,9,1
2,13……コイル、10,11,14,15,16……接続線、17,18,1
9,20,21……外部接続端子、(S1)……フェライト基板
の一方の面、(S2)……フェライト基板の他方の面
Claims (1)
- 【請求項1】フェライト基板の表裏両面にそれぞれ導電
性塗料を印刷して焼成することにより折れ線状の複数の
コイルを形成するとともに、この折れ線状の複数のコイ
ルを各折曲部が表裏面において相互にずれて位置するよ
うに配置して、少なくとも1組の伝送線路トランスを構
成し、フェライト基板の一方の面に設けられた前記コイ
ルと他方の面に設けられた前記コイルとを結合させると
ともに、前記コイルのうちの所定のコイル同士を接続し
たバランコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60135352A JPH0787327B2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | バランコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60135352A JPH0787327B2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | バランコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61293010A JPS61293010A (ja) | 1986-12-23 |
JPH0787327B2 true JPH0787327B2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=15149746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60135352A Expired - Lifetime JPH0787327B2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | バランコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0787327B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4715512B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-07-06 | パナソニック電工株式会社 | 電磁誘導部品および電源装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5073544A (ja) * | 1973-10-30 | 1975-06-17 | ||
US4080585A (en) * | 1977-04-11 | 1978-03-21 | Cubic Corporation | Flat coil transformer for electronic circuit boards |
JPS57108316U (ja) * | 1980-12-24 | 1982-07-03 | ||
JPS58159722U (ja) * | 1982-04-19 | 1983-10-25 | 太洋無線株式会社 | 平衡不平衡変換器 |
JPS5986723U (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-12 | 株式会社光輪技研 | デイレイライン |
-
1985
- 1985-06-20 JP JP60135352A patent/JPH0787327B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61293010A (ja) | 1986-12-23 |
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