JPH078714A - フィルタ装置 - Google Patents
フィルタ装置Info
- Publication number
- JPH078714A JPH078714A JP5148859A JP14885993A JPH078714A JP H078714 A JPH078714 A JP H078714A JP 5148859 A JP5148859 A JP 5148859A JP 14885993 A JP14885993 A JP 14885993A JP H078714 A JPH078714 A JP H078714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter cartridge
- filter
- pipe
- plug
- cartridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】両端部には外径が等しい円錐台形の栓が５，６
が付いている。これらは、未接続時にはばね７，８の力
でケーシング３，４に押しつけられて危険物質の漏洩を
防止している。接続時には回転棒１２の回転運動を押し
込み棒１１によって直線運動に変えて栓４，５を押しず
らすこによってフィルタ内を連通される。 【効果】危険物質による汚染範囲をフィルタカートリッ
ジ内に限定することが可能となり、システム構成及び作
業手順の簡素化が図れる。
が付いている。これらは、未接続時にはばね７，８の力
でケーシング３，４に押しつけられて危険物質の漏洩を
防止している。接続時には回転棒１２の回転運動を押し
込み棒１１によって直線運動に変えて栓４，５を押しず
らすこによってフィルタ内を連通される。 【効果】危険物質による汚染範囲をフィルタカートリッ
ジ内に限定することが可能となり、システム構成及び作
業手順の簡素化が図れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、周囲環境と隔離する必
要のある危険物を処理するフィルタ装置に関する。
要のある危険物を処理するフィルタ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】原子力関連施設において放射性物質を含
む若しくは含む可能性のある廃ガスは、各種フィルタを
通すことにより、許容される濃度まで放射性物質を除去
した後に環境中に放出される。フィルタには使用してい
るうちに放射性物質が蓄積してゆく。許容限度に達する
と放射性物質の除去性能が落ちるため、フィルタは交換
可能なカートリッジ式になっていてケーシングの中に納
められる。使用後のフィルタカートリッジには放射性物
質が含まれており、交換作業時も含めて外部と隔離する
必要がある。この放射能物質で汚染された系と周囲の系
との間でフィルタカートリッジを交換する方法は、ビニ
ールシートの溶封を利用したビニールバック方式とそれ
ぞれの系の連結口の蓋どうしを連結するダブルカバー方
式が知られている。前者の例は特開昭58−41396 号があ
り、後者の例としては特開昭60−38695 号公報がある。
む若しくは含む可能性のある廃ガスは、各種フィルタを
通すことにより、許容される濃度まで放射性物質を除去
した後に環境中に放出される。フィルタには使用してい
るうちに放射性物質が蓄積してゆく。許容限度に達する
と放射性物質の除去性能が落ちるため、フィルタは交換
可能なカートリッジ式になっていてケーシングの中に納
められる。使用後のフィルタカートリッジには放射性物
質が含まれており、交換作業時も含めて外部と隔離する
必要がある。この放射能物質で汚染された系と周囲の系
との間でフィルタカートリッジを交換する方法は、ビニ
ールシートの溶封を利用したビニールバック方式とそれ
ぞれの系の連結口の蓋どうしを連結するダブルカバー方
式が知られている。前者の例は特開昭58−41396 号があ
り、後者の例としては特開昭60−38695 号公報がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のいずれの方法で
も、フィルタ装置がフィルタカートリッジ交換時に放射
性物質で汚染されるため、装置を周囲の環境と隔離した
独立のセルの中に設置する必要がある。また、フィルタ
カートリッジ外面が汚染されてしまうため、交換時の操
作が煩雑で、装置も複雑で大型化する。本発明は、汚染
区域の拡大防止と装置及び操作の単純化という課題を解
決しようとするものである。
も、フィルタ装置がフィルタカートリッジ交換時に放射
性物質で汚染されるため、装置を周囲の環境と隔離した
独立のセルの中に設置する必要がある。また、フィルタ
カートリッジ外面が汚染されてしまうため、交換時の操
作が煩雑で、装置も複雑で大型化する。本発明は、汚染
区域の拡大防止と装置及び操作の単純化という課題を解
決しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルタ装置で
は、危険物質は交換式フィルタカートリッジの中に閉じ
込められるので装置を汚染することがない。
は、危険物質は交換式フィルタカートリッジの中に閉じ
込められるので装置を汚染することがない。
【０００５】本発明のフィルタ装置のフィルタカートリ
ッジはそれ自体で危険物質の閉じ込め機能を有してお
り、端面には配管又は他のフィルタカートリッジとの接
続機構を備えることを特徴とする。接続部の外面は配管
又は他のフィルタカートリッジとの着脱操作で内部の危
険物質と接触することは無く、かつ如何なる時でも周囲
環境との隔離手段を維持する。
ッジはそれ自体で危険物質の閉じ込め機能を有してお
り、端面には配管又は他のフィルタカートリッジとの接
続機構を備えることを特徴とする。接続部の外面は配管
又は他のフィルタカートリッジとの着脱操作で内部の危
険物質と接触することは無く、かつ如何なる時でも周囲
環境との隔離手段を維持する。
【０００６】フィルタカートリッジの接続部には円錐台
形の栓がついており、この栓を内面の壁に沿ってスライ
ドさせることによってフィルタカートリッジと配管又は
他のフィルタカートリッジとを連通させる。この時、栓
の外面はフィルタカートリッジと接続する配管又は他の
フィルタカートリッジについている同様の栓の外面と密
着されており、連通した状態で外面が危険物質によって
汚染させることを防止している。栓はばねの力によっ
て、フィルタカートリッジが未接続の状態ではフィルタ
カートリッジのケーシングに押しつけられることによっ
てフィルタカートリッジと外部環境との隔離性を、フィ
ルタカートリッジの接続時にはフィルタカートリッジと
接続する配管又は他のフィルタカートリッジの栓に押し
付けられることによって、両方の栓の外面の気密性をそ
れぞれ確実にする手段を提供している。
形の栓がついており、この栓を内面の壁に沿ってスライ
ドさせることによってフィルタカートリッジと配管又は
他のフィルタカートリッジとを連通させる。この時、栓
の外面はフィルタカートリッジと接続する配管又は他の
フィルタカートリッジについている同様の栓の外面と密
着されており、連通した状態で外面が危険物質によって
汚染させることを防止している。栓はばねの力によっ
て、フィルタカートリッジが未接続の状態ではフィルタ
カートリッジのケーシングに押しつけられることによっ
てフィルタカートリッジと外部環境との隔離性を、フィ
ルタカートリッジの接続時にはフィルタカートリッジと
接続する配管又は他のフィルタカートリッジの栓に押し
付けられることによって、両方の栓の外面の気密性をそ
れぞれ確実にする手段を提供している。
【０００７】
【作用】本発明のフィルタ装置によれば、フィルタカー
トリッジの交換時にフィルタカートリッジ外が危険物質
で汚染されることが無く、汚染範囲をフィルタカートリ
ッジ内に限定できる。そのため、装置全体を周囲の環境
から隔離したセルの中に置く必要が無くなり、新たに汚
染廃棄物を出すことが無くなる。また、フィルタカート
リッジの交換作業を遠隔操作で行う必要も無くなり、作
業の簡素化及び迅速化が図れる。また、装置の保守性の
向上にもつながるものである。さらには、装置全体がコ
ンパクトになるという利点もある。
トリッジの交換時にフィルタカートリッジ外が危険物質
で汚染されることが無く、汚染範囲をフィルタカートリ
ッジ内に限定できる。そのため、装置全体を周囲の環境
から隔離したセルの中に置く必要が無くなり、新たに汚
染廃棄物を出すことが無くなる。また、フィルタカート
リッジの交換作業を遠隔操作で行う必要も無くなり、作
業の簡素化及び迅速化が図れる。また、装置の保守性の
向上にもつながるものである。さらには、装置全体がコ
ンパクトになるという利点もある。
【０００８】本発明のフィルタ装置はまた、フィルタカ
ートリッジに配管又は他のフィルタカートリッジとの接
続機構を備えた点に着目すると、同種及び／又は異種の
複数のフィルタを組み合わせて処理を行うフィルタシス
テムにおいて、各フィルタの形状を規格化することによ
り組合わせや数の変更が容易にできる自由度の高いフィ
ルタシステムの構築を可能にする。
ートリッジに配管又は他のフィルタカートリッジとの接
続機構を備えた点に着目すると、同種及び／又は異種の
複数のフィルタを組み合わせて処理を行うフィルタシス
テムにおいて、各フィルタの形状を規格化することによ
り組合わせや数の変更が容易にできる自由度の高いフィ
ルタシステムの構築を可能にする。
【０００９】
【実施例】本発明のフィルタ装置の一実施例について図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【００１０】フィルタカートリッジの一方の端部は１で
示すような構造になっており（端部Ａ）、もう一方の端
部は２で示すような構造になっている（端部Ｂ）。端部
Ａのケーシング３には円錐台形の栓５がついており、端
部Ｂのケーシング４についている円錐台形の栓６とは外
面の大きさが等しくなっている。それぞれの栓にはばね
７又は８がついており、ばね７には引張方向の力が働い
て栓５をケーシング３に、ばね８には伸び方向の力が働
いて栓６をケーシング４に押し付けて両端部の未接続時
にフィルタカートリッジ内部と周囲環境との連通を防止
している。それぞれのばね７及び８は、ケーシング３，
４に固定されたサポート９または１０によってもう片方
の端を固定されている。
示すような構造になっており（端部Ａ）、もう一方の端
部は２で示すような構造になっている（端部Ｂ）。端部
Ａのケーシング３には円錐台形の栓５がついており、端
部Ｂのケーシング４についている円錐台形の栓６とは外
面の大きさが等しくなっている。それぞれの栓にはばね
７又は８がついており、ばね７には引張方向の力が働い
て栓５をケーシング３に、ばね８には伸び方向の力が働
いて栓６をケーシング４に押し付けて両端部の未接続時
にフィルタカートリッジ内部と周囲環境との連通を防止
している。それぞれのばね７及び８は、ケーシング３，
４に固定されたサポート９または１０によってもう片方
の端を固定されている。
【００１１】フィルタカートリッジの接続時には端部Ａ
とＢを図のように軸を合わせて固定する。固定方法を、
図１に基づいて説明する。図は二つのフィルタカートリ
ッジをつないだフィルタ装置の場合である。フィルタカ
ートリッジ２１は配管２５及び２６で挾んで固定する。
一方の配管２５にはベローズ２７がついていて配管２５
の先端部は伸縮できるようになっている。配管２５の先
端部には配管２５に固定された部分３０と架台２３に固
定された部分３１との間に空間を設けた部分があり、こ
の空間は油で満たされている。この油の量を調節するこ
とにより空間の広さ、ひいては配管２５の先端部と配管
２６との間隔が変えられる。この圧縮力によってフィル
タカートリッジを配管又はフィルタカートリッジどうし
を密着させて固定する。
とＢを図のように軸を合わせて固定する。固定方法を、
図１に基づいて説明する。図は二つのフィルタカートリ
ッジをつないだフィルタ装置の場合である。フィルタカ
ートリッジ２１は配管２５及び２６で挾んで固定する。
一方の配管２５にはベローズ２７がついていて配管２５
の先端部は伸縮できるようになっている。配管２５の先
端部には配管２５に固定された部分３０と架台２３に固
定された部分３１との間に空間を設けた部分があり、こ
の空間は油で満たされている。この油の量を調節するこ
とにより空間の広さ、ひいては配管２５の先端部と配管
２６との間隔が変えられる。この圧縮力によってフィル
タカートリッジを配管又はフィルタカートリッジどうし
を密着させて固定する。
【００１２】フィルタカートリッジを固定後にフィルタ
カートリッジと配管又は他のフィルタカートリッジとを
連通させるが、それは栓５及び６を密着させながら端部
Ｂの方向へスライドさせることによって行う。栓５には
押し込み棒１１が固着されておりその端部には回転棒１
２の回転運動を押し込み棒１１の直線運動に変換するた
めの歯１１ａがついている。つまり、回転棒１２の取っ
手１２ａを回転させることにより栓５を押し込めるよう
になっている。回転棒１２を固定するためにケーシング
３にはガイド孔３ａとサポート１５が、押し込み棒１１
を固定するためにサポート９及び１６がついている。流
体を移動させるためにサポート９及び１６には通し孔９
ａ，１６ａがついている。回転棒１２には螺旋上の溝が
彫ってあり、引張方向に力がかかるばね１４によって固
定させたストッパ１３の働きで回転棒１２を回転させた
状態での固定が可能である。栓５及び６を閉じる操作
は、ストッパ１３を押し下げることによりばね７及び８
の働きで簡単にできる。
カートリッジと配管又は他のフィルタカートリッジとを
連通させるが、それは栓５及び６を密着させながら端部
Ｂの方向へスライドさせることによって行う。栓５には
押し込み棒１１が固着されておりその端部には回転棒１
２の回転運動を押し込み棒１１の直線運動に変換するた
めの歯１１ａがついている。つまり、回転棒１２の取っ
手１２ａを回転させることにより栓５を押し込めるよう
になっている。回転棒１２を固定するためにケーシング
３にはガイド孔３ａとサポート１５が、押し込み棒１１
を固定するためにサポート９及び１６がついている。流
体を移動させるためにサポート９及び１６には通し孔９
ａ，１６ａがついている。回転棒１２には螺旋上の溝が
彫ってあり、引張方向に力がかかるばね１４によって固
定させたストッパ１３の働きで回転棒１２を回転させた
状態での固定が可能である。栓５及び６を閉じる操作
は、ストッパ１３を押し下げることによりばね７及び８
の働きで簡単にできる。
【００１３】また、栓５及び６を開けている間の栓５及
び６のすり合わされた両外面の圧着はばね８の働きで可
能になる。
び６のすり合わされた両外面の圧着はばね８の働きで可
能になる。
【００１４】なお、パッキン１７はフィルタカートリッ
ジの接続時の内部と周囲環境との隔離性を、パッキン１
８及び１９はフィルタカートリッジの未接続時の端部Ａ
及びＢと周囲環境との隔離性を完全にする。
ジの接続時の内部と周囲環境との隔離性を、パッキン１
８及び１９はフィルタカートリッジの未接続時の端部Ａ
及びＢと周囲環境との隔離性を完全にする。
【００１５】
【発明の効果】本発明のフィルタ装置によれば、危険物
質による汚染範囲をフィルタカートリッジ内に限定する
ことが可能となり、システム構成及び作業手順の簡素化
が図れる。
質による汚染範囲をフィルタカートリッジ内に限定する
ことが可能となり、システム構成及び作業手順の簡素化
が図れる。
【図１】本発明の実施例に係るフィルタ装置の説明図。
【図２】本発明の実施例に係るフィルタカートリッジ接
続部の説明図。
続部の説明図。
１，２…端部、３，４…ケーシング、５，６…栓、７，
８，１４…ばね、９，１０，１５，１６…サポート、９
ａ，１０ａ…通し孔、１１…押し込み棒、12ａ…回転
棒、１２ｂ…取っ手、１３…ストッパ、１７，１８，１
９…パッキン、２０…フィルタ。
８，１４…ばね、９，１０，１５，１６…サポート、９
ａ，１０ａ…通し孔、１１…押し込み棒、12ａ…回転
棒、１２ｂ…取っ手、１３…ストッパ、１７，１８，１
９…パッキン、２０…フィルタ。
Claims (6)
- 【請求項１】フィルタカートリッジとカートリッジ収納
部で構成される危険物質を処理するフィルタ装置におい
て、前記フィルタカートリッジの端部に配管又は他のフ
ィルタカートリッジとの接続機構を備えることを特徴と
するフィルタ装置。 - 【請求項２】請求項１において、前記フィルタカートリ
ッジの端部の前記接続機構が、配管又は前記他のフィル
タカートリッジとの接続状態および未接続状態におい
て、周囲環境との隔離手段を有しており、前記配管また
は前記他のフィルタカートリッジとの着脱操作時にも周
囲環境との隔離手段を維持するフィルタ装置。 - 【請求項３】請求項１または２において、前記フィルタ
カートリッジの端部の前記接続機構が、端部外面を危険
物質で汚染すること無く前記配管又は前記他のフィルタ
カートリッジと着脱操作できるフィルタ装置。 - 【請求項４】請求項１，２または３において、前記フィ
ルタカートリッジの端部の前記配管又は前記他のフィル
タカートリッジとの接続のための栓が円錐台形をしてお
り、前記栓をスライドさせることによって前記フィルタ
カートリッジと前記配管又は前記他のフィルタカートリ
ッジとを連通させるフィルタ装置。 - 【請求項５】請求項１，２または３において、前記フィ
ルタカートリッジの端部の前記配管又は前記他のフィル
タカートリッジとの接続のための栓を、ばねの力でケー
シングに押し付けることによって前記配管又は前記他の
フィルタカートリッジと接続していない状態におけるフ
ィルタカートリッジ内部と周囲環境との連通を防止する
フィルタ装置。 - 【請求項６】請求項１，２または３において、前記フィ
ルタカートリッジの端部の前記配管又は前記他のフィル
タカートリッジとの接続のための栓を、前記配管又は前
記他のフィルタカートリッジと接続した状態でもう一方
の栓にばねの力で押し付けることによって栓の外面が危
険物質で汚染するのを防止するフィルタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5148859A JPH078714A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | フィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5148859A JPH078714A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | フィルタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH078714A true JPH078714A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15462341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5148859A Pending JPH078714A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | フィルタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078714A (ja) |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP5148859A patent/JPH078714A/ja active Pending
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