JPH0786940B2 - 遊技システムにおけるメダル配送装置 - Google Patents

遊技システムにおけるメダル配送装置

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JPH0786940B2
JPH0786940B2 JP3167103A JP16710391A JPH0786940B2 JP H0786940 B2 JPH0786940 B2 JP H0786940B2 JP 3167103 A JP3167103 A JP 3167103A JP 16710391 A JP16710391 A JP 16710391A JP H0786940 B2 JPH0786940 B2 JP H0786940B2
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健介 松永
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スロットマシン等の遊
技機、およびこれに使用されるメダルを提供するメダル
提供装置が複数個配された遊技システムにおいて、各メ
ダル提供装置にメダルを適宜配送し、補給する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、メダルが使用される遊技システ
ムにおいては、各遊技機の間、あるいは遊技機に隣接す
る位置にメダル提供装置が設けられ、このメダル提供装
置で貸出されたメダルが遊技機への使用に供される。こ
のようなシステムでは、各メダル提供装置内のメダルが
なくなった場合、メダルの補給をいかにして自動的に行
うかが大きな課題となる。
【0003】例えば、実開昭62−28279号公報に
は、各遊技機で使用されたメダルを回収してメダルリフ
タによりメダル貯留部まで搬送し、このメダル貯留部に
貯留されたメダルをメダル配給用コンベアによって各メ
ダル貸機(メダル提供装置)の上方で循環させるととも
に、いずれかのメダル貸機においてメダルがなくなった
場合に上記メダル配給用コンベアから分配機を介してそ
のメダル貸機内にメダルを適宜補給するようにしたもの
が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、次のよ
うな解決すべき課題がある。
【0005】(a) 遊技システムに応じてこれに適したも
のを個別に製造しなければならず、コスト高となり易
い。特に、遊技機の配置が少し異なるだけでも別の装置
を構成しなければならず、効率が悪い。
【0006】(b) メダルをベルトコンベアによって搬送
しているので、ベルトの耐久性が問題となり、また、そ
の修理や交換には多大な手間を要する。なお、搬送手段
としてベルトではなく、メダルを縦列させた状態で各メ
ダル貸機に補給するものも考案されているが、このよう
な装置では補給速度が遅く、また、変形したメダルが混
入している場合には、搬送路中でメダルが詰まるおそれ
がある。
【0007】(c) 上記装置では、補給を要しないメダル
までも循環させるので、この余剰メダルを回収するため
の回収装置が別途必要となり、さらにコンベア駆動用モ
ータの作動等に余分な動力を費しており、ランニングコ
ストが高くつく。
【0008】(d) 上記装置では、いずれかのメダル貸機
で補給が必要となった時点から、メダルを1枚ずつカウ
ントしてメダル貸機内に搬入するようにしているので、
補給動作の迅速性に欠ける。
【0009】(e) 短時間の間に複数のメダル貸機でメダ
ル不足が生じた場合、メダルリフタに近い順にメダル補
給が行われ、メダル不足が生じた順番にメダル補給が行
われるとは限らないので、メダル補給の公平性に欠き、
特定のメダル貸機に偏ってメダル補給が行われるおそれ
がある。また、これらのメダル貸機はその設置場所等に
起因してメダル消費速度(すなわちメダル提供頻度)にバ
ラツキが生じることがあり、特にメダル消費が速い装置
に対しては重点的に補給しないとすぐにメダル不足が発
生する不都合が生じる。
【0010】本発明は、以上のような課題を解決するこ
とができるメダル配送装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の遊技機
およびこれらの遊技機に使用されるメダルを提供する複
数のメダル提供装置が並設された遊技システムに設けら
れ、各メダル提供装置にメダルを配送する装置であっ
て、各メダル提供装置内のメダルが一定値以下であるか
否かを検出するメダル検出手段と、メダルをストック
し、このメダルを外部に投出するメダル供給手段と、各
メダル提供装置よりも上方の位置に設けられ、メダルを
収納可能な収納状態とメダルを排出する排出状態とに切
換可能に構成されたバケットと、このバケットを上記メ
ダル供給手段からメダル供給を受ける基準位置と各メダ
ル提供装置のメダル入口に対応する補給位置との間で移
動させるバケット駆動手段と、各メダル提供装置におけ
るメダル検出手段からメダルが一定値以下である旨の検
出信号が出力された順序を記憶する信号受取順序記憶手
段と、この記憶された信号受取順序に基づいて現時点で
メダル補給を行うべきメダル提供装置を指定する補給対
象指定手段と、この補給対象指定手段で指定されたメダ
ル提供装置の補給位置にバケットが到達した状態でこの
バケットを収納状態から排出状態に切換え、かつバケッ
トからメダル提供装置へのメダル補給が終了した後に収
納状態に復帰させるバケット状態切換手段と、バケット
が上記基準位置にある状態で上記メダル供給手段を作動
させることによりバケット内に所定量のメダルを供給さ
せるメダル供給制御手段と、補給を要するメダル提供装
置に対応する補給位置までバケットを移動させ、その
後、上記バケットを基準位置に戻すように上記バケット
駆動手段を制御するバケット駆動制御手段と、過去のメ
ダル補給動作における各メダル提供装置への補給頻度を
記憶する補給頻度記憶手段と、この補給頻度が一定値を
超えたメダル提供装置を優先補給対象と判定する優先補
給判定手段とを備え、この優先補給判定手段による優先
判定がある場合には上記信号受取順序記憶手段で記憶さ
れた信号受取順序にかかわらずメダル補給を行うべき装
置として上記優先補給判定がなされたメダル提供装置を
優先して指定するように上記補給対象指定手段を構成し
たものである(請求項1)。
【0012】また本発明は、複数の遊技機およびこれら
の遊技機に使用されるメダルを提供する複数のメダル提
供装置が並設された遊技システムに設けられ、各メダル
提供装置にメダルを配送する装置であって、各メダル提
供装置内のメダルが一定値以下であるか否かを検出する
メダル検出手段と、メダルをストックし、このメダルを
外部に投出するメダル供給手段と、各メダル提供装置よ
りも上方の位置に設けられ、メダルを収納可能な収納状
態とメダルを排出する排出状態とに切換可能に構成され
たバケットと、このバケットを上記メダル供給手段から
メダル供給を受ける基準位置と各メダル提供装置のメダ
ル入口に対応する補給位置との間で移動させるバケット
駆動手段と、各メダル提供装置におけるメダル検出手段
からメダルが一定値以下である旨の検出信号が出力され
た順序を記憶する信号受取順序記憶手段と、この記憶さ
れた信号受取順序に基づいて現時点でメダル補給を行う
べきメダル提供装置を指定する補給対象指定手段と、こ
の補給対象指定手段で指定されたメダル提供装置の補給
位置にバケットが到達した状態でこのバケットを収納状
態から排出状態に切換え、かつバケットからメダル提供
装置へのメダル補給が終了した後に収納状態に復帰させ
るバケット状態切換手段と、バケットが上記基準位置に
ある状態で上記メダル供給手段を作動させることにより
バケット内に所定量のメダルを供給させるメダル供給制
御手段と、補給を要するメダル提供装置に対応する補給
位置までバケットを移動させ、その後、上記バケットを
基準位置に戻すように上記バケット駆動手段を制御する
バケット駆動制御手段と、過去のメダル補給動作におけ
る各メダル提供装置への補給頻度を記憶する補給頻度記
憶手段と、この補給頻度が一定値を超えたメダル提供装
置を連続補給対象と判定する連続補給判定手段とを備
え、この連続補給判定手段により連続補給すべきメダル
提供装置が指定された場合にはメダル補給を行うべき装
置として上記連続補給判定がなされたメダル提供装置を
複数回連続して指定するように上記補給対象指定手段を
構成したものである(請求項2)。
【0013】
【作用】請求項1記載の装置において、メダルの補給を
行っていない通常の状態では、バケットはメダルを収納
し得る収納状態に保持されている。そして、このバケッ
トが基準位置にある状態でメダル供給手段によって所定
量のメダルが予めバケット内に補給される。
【0014】これに対し、一または複数の提供装置内の
メダル量が一定値以下となり、これらの装置におけるメ
ダル検出手段から信号受取順序記憶手段にメダル不足検
出信号が次々に入力されると、信号受取順序記憶手段は
この信号受取順序を記憶し、この記憶された順序に基づ
いて補給対象指定手段はメダル補給を行うべきメダル提
供装置を順次指定する。このような補給対象が指定され
ると、まず、バケット駆動手段が作動することにより、
バケットは上記補給対象として指定されたメダル提供装
置に対応する補給位置まで駆動される。そして、この補
給位置に到達した時点でバケット状態切換手段の作用に
よりバケットが上記収納状態から排出状態に切換えら
れ、このバケット内に収容されていたメダルは一度にメ
ダル提供装置内に補給される。
【0015】補給後は、バケットが上記基準位置に戻さ
れるとともに、上記バケット状態切換手段の作用により
収納状態に戻される。
【0016】さらに、この装置では、過去のメダル補給
動作における各メダル提供装置への補給頻度が補給頻度
記憶手段で記憶され、この補給頻度が一定値を超えたメ
ダル提供装置がある場合には、この装置が優先補給判定
手段によって優先補給対象と判定される。そして、この
ような判定があった場合には、上記信号受取順序記憶手
段で記憶された信号受取順序にかかわらず、メダル補給
を行うべき装置として上記優先補給判定のなされたメダ
ル提供装置が優先的に指定され、このメダル提供装置に
対してバケットが送られ、メダル補給が行われる。
【0017】また、請求項2記載の装置では、上記と同
様に補給頻度が一定値を超えたメダル提供装置がある場
合、この装置が連続補給判定手段によって連続補給対象
と判定される。そして、このような判定があった場合に
は、メダル補給を行うべき装置として上記メダル提供装
置が複数回連続して指定され、このメダル提供装置に対
し連続してバケットが送られ、メダル補給が行われる。
【0018】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜図19に基づい
て説明する。
【0019】図4及び図5は、遊技システムにおける一
つの遊技島を示したものである。図において、10は表
裏両側(図5では左右両側)に一直線上に配された複数
の遊技機であり、2つの遊技機10同士の間にはメダル
貸機(メダル提供装置)12が設けられている。表裏一
対のメダル貸機12の上方にはそれぞれメダルホッパ
(メダル入口)14が配設され、このメダルホッパ14
はメダル通路16を介して各メダル貸機12内のタンク
に連結されている。
【0020】なお、図4および図5において13は、各
遊技島の表裏両側に立設されたハウジング側壁である。
【0021】各遊技機10の下部にはメダル排出口18
が設けられ、その下方には回収コンベア20が設置され
ており、遊技機10で使用されたメダルが上記メダル排
出口18を通じて回収コンベア20上に排出され、メダ
ル貯留タンク22に搬入されるようになっている。遊技
島の端部には上下に延びるメダルリフタ24が設けら
れ、このメダルリフタ24の下端部が上記メダル貯留タ
ンク22内に挿入されている。このメダルリフタ24内
にはスパイラル部材が設けられ、その回転によってメダ
ル貯留タンク22内のメダルは上方に搬送される。
【0022】このメダルリフタ24の出口は、メダル供
給装置26に連結されている。このメダル供給装置26
は、各メダルホッパ14よりも上方の位置に設けられて
おり、上記メダルリフタ24から搬送されてきたメダル
をストックし、かつ後に詳細に記す中央制御装置80の
指令により所定数のメダルをカウントしながらメダル供
給口27より投出するものである。この実施例では、上
記メダル供給装置26はラチェット機構(図示せず)を
備え、この機構によりメダルを1枚ずつ投出するように
構成されるとともに、その投出数をカウントするメダル
カウンタを備えており、このカウント数、すなわち投出
されるメダル数が所定数に達したとき、その投出を停止
するように制御される。
【0023】一方、各メダルホッパ14の上方の位置に
は、図6に示されるようなバケット28が設けられてい
る。このバケット28の本体は上下に開口する形状を有
しており、その後端面(図6では右側面)下部にはブラ
ケット29を介して水平軸30が取付けられ、この水平
軸30を中心に回動可能に底蓋32が設けられている。
このバケット28の表側側面には、回動軸33を中心と
して回動可能に底蓋保持部材34が取付けられている。
この底蓋保持部材34の上端でかつ前側の部分(図6の
左側部分)は外側に折り返され、これによりばね取付部
35が形成されている。
【0024】この底蓋保持部材34の裏側の位置には、
ストッパ板36がバケット28の表側側壁側に固定さ
れ、このストッパ板36の上端でかつ後側の部分が外側
に折返されてストッパ部37が形成されている。そし
て、このストッパ部37と上記底蓋保持部材34のばね
取付部35との間に引張ばね38が介設されている。こ
の引張ばね38の引張力により、底蓋保持部材34は図
6時計回り方向に付勢され、通常状態では上記ストッパ
部37に当接する位置(図の位置)に保持される。
【0025】この底蓋保持部材34の下端にはフック部
39が形成されている。これに対し、底蓋32の回動自
由端の表側側面にはピン40が突設されており、上記底
蓋保持部材34が上記ストッパ部37に当接する位置で
上記フック部39が上記ピン40に係合され、これによ
り底蓋32が図6に示されるような閉状態に保持される
ようになっている。
【0026】すなわち、上記底蓋保持部材34は、上記
引張ばね38の引張力により、底蓋32のピン40にフ
ック部39が係合される位置、すなわち底蓋32を閉位
置に保持する位置に固定されている。また、この底蓋保
持部材34の下端部表側面にはピン64が突設されてい
る。
【0027】バケット28の前後両側面には、ブラケッ
ト42を介して水平軸43が回転可能に取付けられてお
り、この水平軸43の両端にローラ44が固定されてい
る。一方、図7に示されるように、バケット28を両側
から挟む位置にはフレーム45が直立状態で設けられ、
このフレーム45の上端が内側に折返されてレール部4
6が形成されるとともに、このレール部46がカバー4
7で覆われており、このレール部46上を上記バケット
28側のローラ44が走行することによりバケット28
が遊技機10の並設方向(図4の左右方向)に移動する
ようになっている。
【0028】遊技島の一方の端部(図4では右方の端
部)の上部には、図6にも示されるようなバケット搬送
用モータ(バケット駆動手段)52が上向きに設けら
れ、このバケット搬送用モータ52の駆動軸53にプー
リ54が固定されており、同じ遊技島の他方の端部には
プーリ56が回転可能に支持されている。そして、両プ
ーリ54,56にワイヤ50が掛けられており、このワ
イヤ50の両端がテンションスプリング48を介して両
ブラケット42の手前側端部に連結されている。従っ
て、バケット搬送用モータ52が作動してプーリ54が
回転駆動されることにより、バケット28は上記の方向
に移動することとなる。
【0029】各メダル貸機12におけるメダルホッパ1
4の直上方の所定の位置には、図8に示されるように、
水平軸58を中心として回動可能に切換部材60が取付
けられている。上記水平軸58は、ロータリソレノイド
62によって回動駆動され、これにより上記切換部材6
0は、その後端面が図8に示されるように上記底蓋保持
部材34の下端に設けられたピン64と接触しない倒伏
位置と、図9に示されるように上記ピン64に当接可能
な位置とに切換えられる。
【0030】さらに、上記カバー47の上面において、
各メダルホッパ14に対応する位置には、図10に示さ
れるようなブラケット65を介して水平軸66を中心に
回動可能に検出レバー68が取付けられている。この検
出レバー68の自由端下部には検出凸部72が形成さ
れ、この検出凸部72は通常状態でカバー47の上壁に
設けられた貫通穴70を通じてカバー47の下方に臨ん
でいる。
【0031】このレバー68の回動自由端の上部には、
水平面をもつスイッチ当接部74が形成されている。一
方、左右のハウジング側壁13の上端同士の間には図4
に示されるようなブラケット75が掛け渡され、このブ
ラケット75の下面にマイクロスイッチ76が固定され
ている。そして、上記バケット28が補給位置(すなわ
ち底蓋32がメダルホッパ14の直上方となる位置)に
到達した時点で、図10の二点鎖線に示されるようにロ
ーラ44によってレバー68が押し上げられ、このレバ
ー68の当接部74が上記マイクロスイッチ76の検出
部78に当接して同スイッチ76をオンに切換えるよう
に、上記レバー68およびマイクロスイッチ76の配設
位置が設定されている。
【0032】また、バケット28の搬送経路中でかつ各
メダルホッパ14よりも基準位置よりの位置には、図1
2〜図14に示されるような円柱状の底蓋規制部材79
が水平に設けられている。この底蓋規制部材79の高さ
位置は、底蓋32が閉じた状態では底蓋規制部材79に
当接せず、底蓋32が開いた状態にある場合にのみ当接
するように設定されている。
【0033】この遊技システムには、図11に示される
ような中央制御装置(本発明の各制御手段を構成)80
が設置されている。この中央制御装置80には、上記マ
イクロスイッチ76の検出信号の他、各メダル貸機12
内に収容されたメダルが一定レベル以下(0でもよい)
となった時点でオンに切換えられるメダルエンプティス
イッチ82、メダル供給装置26内のメダルが満杯とな
った時点でオンに切換えられるメダル満杯スイッチ8
4、および上記バケット28が基準位置(すなわちメダ
ル供給装置26の直下方の位置)に到達した時点でオン
に切換えられるホームポジションスイッチ85、および
バケット28が基準位置で空き状態の時にオンに切換え
られるバケットエンプティセンサ81の検出信号が入力
されるようになっている。
【0034】そして、この中央制御装置80は、上記検
出信号に基づき、上記ロータリソレノイド62に制御信
号を出力することにより切換部材60の位置切換制御を
行い、上記メダル供給装置26に制御信号を出力するこ
とによりメダル供給装置26のメダル投出動作の制御を
行い、上記バケット搬送用モータ32に制御信号を出力
することによりバケット28の駆動制御を行うととも
に、上記メダルリフタ24のスパイラル部材に連結され
たメダルリフト用モータ86に制御信号を出力すること
により、メダルリフト24の駆動制御を行う。
【0035】また、この中央制御装置80は、短時間の
うちに複数のメダル貸機12のメダルエンプティスイッ
チ82から続けて検出信号が出力された場合に、これら
メダル貸機12へのメダル補給順序を決定するための手
段として、図1に示すような信号受取順序記憶手段80
a、補給頻度記憶手段80b、優先補給判定手段80
c、及び補給対象指定手段80dを備えている。
【0036】信号受取順序記憶手段80aは、図2に示
すように、メダルエンプティ信号を出力してきたメダル
エンプティスイッチ82に対応するメダル貸機12(こ
こではA〜Eの5種類のメダル貸機を示す。)の順序、
すなわち信号受取順序を記憶するもので、信号を受け取
った最古のメダル貸機12(図では最下段のC)を指定
して補給対象指定手段80aに信号を出力するものであ
る。
【0037】補給頻度記憶手段80bは、図3に示すよ
うに、各メダル貸機12(図例ではA〜E)ごとの過去
の信号受取回数の内訳を各メダル貸機12の補給頻度と
して記憶するものである。優先補給判定手段80cは、
全メダル貸機12の中で上記補給頻度が規定値SL1以
上であるメダル貸機12が存在する場合に、これを優先
補給対象と判定し、その判定信号を補給対象指定手段8
0cに出力するものである。
【0038】補給対象指定手段80dは、原則として、
信号受取順序記憶手段80aで指定されたメダル貸機1
2に対応するロータリソレノイド62に信号を出力し、
このメダル貸機12へのメダル配送を行わせるが、優先
補給判定手段80cから判定信号があった場合には、上
記順序にかかわらず優先補給判定されたメダル貸機12
に対応するロータリソレノイド62に対して優先的に信
号を出力し、メダル補給を行わせるように構成されてい
る。
【0039】次に、このコントローラ80による補給対
象指定動作、すなわち補給すべきメダル貸機12の選択
動作を図15,図16のフローチャートに基づいて説明
する。図15は信号受取についての記憶動作、図16は
記憶内容に基づく実際の補給対象指定動作を示すもので
あり、両動作は並行して行われる。
【0040】まず、図15の記憶動作において、初期設
定(ステップS1)が行われた後、各メダル貸機12に
おけるメダルエンプティスイッチ82からメダルエンプ
ティ信号が出力される度に(ステップS2)、信号受取
順序記憶手段80aにより信号受取順序の更新記憶が行
われる(ステップS3)。例えば、図2に示すように、
5機のメダル貸機12(図5ではA〜Eで示す)につい
てC,D,A,Eという順序が記憶されている状態でB
のメダル貸機12からメダルエンプティ信号を受け取っ
た場合には、新たにC,D,A,E,Bという順序が更
新記憶される。
【0041】また、補給頻度記憶手段80bにおいて
は、図3に示すように、信号を受け取ったメダル貸機1
2(図ではB)についての時間帯別補給頻度記憶用カウ
ンタで1が加算される(ステップS4)とともに、制御
用補給頻度記憶用カウンタにも1が加算される(ステッ
プS5)。ここで、「時間帯別補給頻度記憶用カウン
タ」とは、ある時間帯(例えば1時間)において各メダ
ル貸機12にメダルが補給された回数を記憶し、後に参
考データとして提供するためのものであり、後記の補給
制御とは特に関係がない。これに対し、「制御用補給頻
度記憶用カウンタ」は、後に記す補給対象指定の判断基
準となる補給頻度を各メダル貸機12別に記憶しておく
ためのものである。
【0042】次に、図16に示す補給対象指定動作を説
明する。この動作は、上記記憶動作において少なくとも
一つのメダル貸機12からの信号受取が記憶されている
限り繰り返されるものである(ステップS11)。
【0043】その具体的な動作としては、まず、補給頻
度記憶手段80bの記憶した補給頻度(上記制御用補給
頻度記憶用カウンタで記憶された補給頻度)が規定値S
L1以上であるメダル貸機12が存在するか否かの判断
を行い(ステップS12)、存在する場合には、規定値
SL1以上の補給頻度をもつメダル貸機12のうち最も
補給頻度の高いメダル貸機12を補給対象として指定し
(ステップS13)、この時点で、補給対象に指定した
メダル貸機12についての補給頻度カウンタを0にクリ
アした後(ステップS14)、指定したメダル貸機12
に対して1回メダル補給を行う(ステップS15)。こ
れに対し、規定値SL1以上のメダル貸機12がない場
合には、規定値SL1未満の補給頻度を持つメダル貸機
12の中で信号受取順序が最先のもの、すなわち、信号
受取順序記憶手段80aにより最も早くメダルエンプテ
ィ信号の受取が記憶されたメダル貸機12を補給対象と
して指定し(ステップS16)、メダル補給する(ステ
ップS15)。
【0044】なお、上記ステップS13において最高補
給頻度をもつメダル貸機12が複数台ある場合には、そ
のうち信号受取順序が最先のメダル貸機12を指定する
ようにすればよい。また、ステップS15のカウンタク
リアを省略し、優先補給指定後は永続的にそのメダル貸
機12に対して優先補給を行うようにしてもよい。
【0045】次に、上記ステップS15において行われ
る実際のメダル配送動作を図12〜図14および図17
のフローチャートを併せて参照しながら説明する。
【0046】まず、バケット28を基準位置に戻し(ス
テップ#1)、この状態で、バケット28内に未だメダ
ルが供給されていない場合、すなわちバケットエンプテ
ィセンサ81がオンに切換えられている場合には(ステ
ップ#2でYES)、中央制御装置80からメダル供給
装置26に制御信号が出力されることにより、メダル供
給装置26に設けられたメダルカウンタがオンに切換え
られる(ステップ#3)とともに、メダル供給装置26
によるメダル投出が開始され、バケット28内には1枚
ずつメダルが供給される。
【0047】そして、このメダルのカウント数が、各メ
ダル貸機12への1回のメダル補給数(ここでは100
0)に到達した時点で(ステップ#4でYES)、メダ
ルカウンタがオフに切換えられる(ステップ#5)とと
もに、メダル供給装置26によるメダルの投出が停止さ
れる。この動作により、基準位置にあるバケット28内
には常に一定量のメダルが補充されることになる。
【0048】この状態で、上記図16に示した補給対象
指定動作により補給対象が指定されている場合、すなわ
ちメダル補給指令が出されている場合には(ステップ#
6でYES)、次のようなメダル配送動作が実行され
る。
【0049】まず、中央制御装置80から上記メダル貸
機12に対応するロータリソレノイド62に制御信号が
出力されることにより、ロータリソレノイド62がオン
に切換えられ(ステップ#7)、これに対応する切換部
材60は、その位置が図8に示されるような倒伏位置か
ら図9に示されるような起立位置に切換えられ、その後
端面61に底蓋保持部材34のピン64が当接可能な状
態となる。
【0050】この状態で、バケット搬送用モータが正転
方向(図6の上から見て時計回り方向)に駆動されるこ
とにより(ステップ#8)、バケット28は上記基準位
置からレール部46に沿って目的のメダル貸機12に向
かって走行する。そして、このメダル貸機12に到達す
る直前に底蓋保持部材34の下端のピン64が上記切換
部材60に当接することにより、底蓋保持部材34は引
張ばね38の付勢力に抗して正面視反時計回りの方向に
押し込まれ、これにより底蓋保持部材34のフック部3
9と底蓋32のピン40との係合が外されて、底蓋32
がその自重で開く状態となる(図12および図13参
照)。
【0051】その直後、図10二点鎖線および図13に
示されるように、ローラ44が目的のメダル貸機12に
対応するレバー68を押し上げ、このレバー68の当接
部74がマイクロスイッチ76の検出子78に当接して
同スイッチ76をオンに切換えることにより(ステップ
#9でYES)、この検出信号を受けた中央制御装置8
0はバケット搬送用モータ52を停止させ(ステップ#
10)、バケット28を所定の補給位置に位置決めする。
この時点で底蓋32は図10に示されるような全開状態
となり、バケット28内のメダルM(図13参照)は、
メダルホッパ14を通じて目的のメダル貸機12内に供
給される。
【0052】その後、所定時間(全てのメダルMがメダ
ル貸機12に移るのに充分な時間)の経過を待って(ス
テップ#11)、中央制御装置80からバケット搬送用モ
ータ52に制御信号が出力されることにより、同モータ
52が逆転方向に駆動され(ステップ#12)、バケット
28は元の基準位置に向かって走行する。この移動中
に、開いた状態にある底蓋32が搬送路中に設けられた
底蓋規制部材79に当接することにより、この底蓋32
は自動的に閉位置に押込まれ、底蓋保持部材34により
再び保持される状態となる。
【0053】その後、このバケット28によりホームポ
ジションスイッチ85がオンに切換えられた時点、すな
わちバケット28がほとんどホームポジション(基準位
置)に戻った時点で(ステップ#13でYES)、バケッ
ト搬送用モータ52の駆動が停止され(ステップ#1
4)、元の通常状態に戻る。そして、以上の動作が、遊
技システムのメインスイッチがオフに切換えられるまで
行われることにより(ステップ#15)、メダルの適切な
補給が実行される。
【0054】以上のような装置によれば、バケット28
の往復駆動により、各メダル貸機12に対して効率よく
メダルMを補給することができる。しかも、原則的に
は、信号受取順序記憶手段80aの記憶順序に基づい
て、すなわちメダルエンプティ信号を受け取った順序に
従って各メダル貸機12へのメダル補給を行うようにし
ているので、従来のように例えばメダルリフタに近いメ
ダル貸機12のみに対して重点的にメダル補給を行うと
いった不都合はなく、各メダル貸機12に対して公平に
メダル補給を行うことができる。
【0055】さらに、この実施例では、過去に記憶され
た補給頻度が高い、すなわちメダル提供回数が多くてメ
ダル消費速度の高いメダル貸機12に対して例外的にメ
ダルの優先補給を行うようにしているので、各メダル貸
機12においてメダル消費速度にバラツキがある場合で
もその消費速度に応じたより適切なメダル補給を実現す
ることができる。なお、各メダル貸機12におけるメダ
ル消費速度のバラツキが小さく、あるいは殆どない場合
等においては、上記補給頻度記憶手段80b及び優先補
給判定手段80cを省略するようにしてもよい。
【0056】次に、第2実施例を図18,19に基づい
て説明する。
【0057】ここでは、上記第2実施例における優先補
給判定手段80cに代え、連続補給判定手段80eが備
えられている。この連続補給判定手段80eは、補給頻
度記憶手段80bで記憶された補給頻度が規定値SL1
以上のメダル貸機12が存在するか否かを判定し、存在
する場合にはこれを連続補給の対象として指定し、補給
対象指定手段80dに指令信号を出力するものである。
補給対象指定手段80dは、信号受取順序記憶手段80
aで記憶された順序に基づき順次補給対象を指定し、こ
れに対応するロータリソレノイド62に駆動信号を出力
するが、この指定した補給対象が上記連続補給判定手段
80eで連続補給対象と判定されたものである場合に
は、このメダル貸機12に対して連続補給(この実施例
では2回続けて補給)を行うように上記駆動信号を出力
するように構成されている。
【0058】次に、この装置による補給対象指定動作を
図19のフローチャートに基づいて説明する。この動作
は、前記図16のフローチャートに示す動作と同様に、
信号受取記憶がある限り(ステップS21でYES)、
繰り返されるものである。
【0059】この動作では、規定値SL1以上の補給頻
度を持つメダル貸機12が存在するか否かにかかわら
ず、記憶された信号受取順序の最先のメダル貸機12を
補給対象として指定する(ステップS22)。そして、
この指定されたメダル貸機12の補給頻度が規定値SL
1未満である場合には(ステップS23でNO)、メダ
ル補給を1回のみ行い(ステップS26)、補給頻度が
規定値SL以上である場合には(ステップS23でYE
S)、補給対象に指定したメダル貸機12についての補
給頻度カウンタを0にクリア(ステップS24)した
後、連続補給を行う(ステップS25,26)。
【0060】このような装置においても、補給頻度の高
いメダル貸機12に対して連続補給を行うことにより、
各メダル貸機12におけるメダル消費速度のバラツキを
考慮した適切なメダル補給を実現することができる。ま
た、この実施例においても、上記ステップS24におけ
る補給頻度カウンタクリアを省略し、一旦連続補給指定
が行われたメダル貸機12に対しては常に連続補給する
ようにしてもよい。
【0061】次に、第3実施例を図20,21に示す。
この実施例では、図20に示すように、上述の優先補給
判定手段80c及び連続補給判定手段80eを併設し、
双方によって各メダル貸機12におけるメダル消費速度
のバラツキに対応するようにしている。また、補給頻度
記憶手段80bにおいては、各メダル貸機12に対する
補給回数を全メダル貸機12に対する補給回数で除した
値、すなわち補給確率(%)を演算し、これを本発明に
おける補給頻度として出力させるようにしている。例え
ば、全メダル貸機12に対する補給回数を200、特定
のメダル貸機12に対する補給回数を20とすると、こ
の特定のメダル貸機12については補給頻度10%が演
算される。
【0062】次に、この装置における具体的な補給対象
指定動作を図21のフローチャートを参照しながら説明
する。この動作も、信号受取記憶がある状態で(ステッ
プS31でYES)、繰返し実行される。
【0063】まず、前記第1実施例と同様に、補給頻度
(%)が規定値SL1以上の装置があるか否かを判定し
(ステップS32)、ある場合には補給頻度の最も高い
メダル貸機12を補給対象として指定する(ステップS
33)。さらに、この指定したメダル貸機12の補給頻
度が上記規定値SL1よりも大きな第2の規定値SL2
以上であるか否かを判定し(ステップS35)、規定値
SL2未満である場合には1回の優先補給を行い(ステ
ップS37)、規定値SL2以上である場合には優先補
給であってかつ連続補給を行うようにする(ステップS
36,37)。また、上記ステップS32において補給
頻度が規定値SL1以上の装置がない場合には、原則通
り信号受取順序最先のメダル貸機12を指定し(ステッ
プS34)、このメダル貸機12に対して1回のメダル
補給を行う(ステップS37)。
【0064】なお、補給後も補給頻度のクリアは行わ
ず、各メダル貸機12について記憶した補給頻度は維持
するようにする。
【0065】このように、本発明においては補給頻度と
して実際の補給回数を用いるようにしてもよいし、全体
の補給回数に対する比を用いるようにしてもよい。
【0066】なお、本発明は上述の実施態様のほか、例
として次のような態様を採ることも可能である。
【0067】(1) 本発明において、バケット28内のメ
ダルMを各メダル貸機12に移す手段は、上記のような
底蓋32の回動によるものに限らない。例えば、図22
に示すように、バケット28の底蓋120をバケット進
行方向にスライド可能に構成し、この底蓋120を図外
のバネ等でバケット進行方向に付勢して通常は図22
(a)に示すようにバケット28前端のストッパ122
に当接する位置(すなわち閉位置)に保持しておき、底
蓋120の後部底面に突起124を下方に突設する一
方、図外のメダルホッパの近傍の位置に上記突起124
と当接可能な当接位置と当接しない回避位置とに切換可
能なストッパ126を設け、補給を要するメダル貸機に
対応するストッパ126のみを回避位置から当接位置に
切換えた状態でバケット28を進行させることにより、
上記突起124がストッパ126に当接した時点からさ
らにバケット28が前進して停止することによって、バ
ケット28を図22(b)に示される開状態に切換え、
メダルホッパへメダルMが落とし込まれるようにしても
よい。この場合、バケット28を後退させることによ
り、上記付勢手段の付勢力で底蓋120を閉位置に復帰
させることが可能である。
【0068】また、図23(a)〜(c)に示すよう
に、バケット28の転倒によって中のメダルMをメダル
貸機12内に落とし込むようにしてもよい。同図におい
て、前記各実施例で示したワイヤ50に軸受ローラ10
0が固定されており、この軸受ローラ100によってバ
ケット28の後部が水平軸回りに回動可能に支持される
一方、軸受ローラ100自身がレール46に案内されて
いる。また、バケット28の前部側壁にはローラ102
が回転可能に支持され、このローラ102がレール46
に案内されるようになっている。レール46の所定部
分、詳しくは図外のメダル貸機12のメダルホッパ14
に対応する部分は、回動板104がバケット進行方向後
側の端部を中心に回動可能に支持されている。この回動
板104は図外のロータリソレノイド等によって回動駆
動され、このロータリソレノイドは前記図11に示され
る中央制御装置80によって駆動制御されるようになっ
ている。また、この回動板104に対応する位置には前
方斜め下がりに傾斜するローラ案内板106が配設され
ている。
【0069】このような構造において、メダル補給の対
象となるメダル提供装置に対応する回動板104を下方
に回動させる制御を実行することにより、ローラ102
は図23(b)に示されるように回動板104を橋渡し
にして同図(c)に示されるようにローラ案内板106
内に案内され、これによりバケット28が傾くことによ
りその中のメダルMを所望のメダル提供装置のメダルホ
ッパ内に落とし込むことができる。また、補給後はバケ
ット28を後退させるだけで、元のように開口部が上を
向く状態にバケット28を復帰させることができる。
【0070】(2) 上記各実施例では、ホームポジション
スイッチ85および各マイクロスイッチ76の検出信号
に基づき、バケット28の駆動制御を行うようにしてい
るが、それ以外の手段として、基準位置から各補給位置
までの距離を記憶しておくとともに、バケット28の駆
動量をエンコーダ等で検出し、この検出駆動量が上記記
憶距離に対応した時点で駆動を止めるといった制御を行
うようにしてもよい。
【0071】(3) 前記第1〜3実施例では、1つの底蓋
中間保持部材134を備えたものを示したが、2つ以上
の底蓋中間保持部材を並設することにより、底蓋32の
開度をより多段階に切換えることが可能になる。
【0072】(4) 前記第1〜3実施例では、位置検出等
にマイクロスイッチ76を用いているが、これに代え、
磁気センサやフォトセンサ等の各種検出装置を用いても
よい。
【0073】(5) 前記第2実施例及び第3実施例では、
連続補給として同一のメダル貸機12に対し2回続けて
メダルMを補給するものを示したが、本発明における
「連続補給」は2回に限らず、その回数はバケット28
の容量等に応じて適宜設定すればよい。
【0074】(6) 前記各実施例に示した装置において、
自動・手動切換手段を中央制御装置80に接続し、前記
各実施等に示したようにメダルMの配送を自動的に行う
自動モードと、手動操作を受けて初めてメダルMの配送
を開始する手動モードとに切換可能となるように構成し
てもよい。この場合、例えば手動モードに切換えてメダ
ルMの配送動作を停止させておき、この状態でメンテナ
ンス作業等を行った後、手動操作でメダル配送動作を再
開させるようにすれば、このメンテナンス作業等の間に
メダルMの配送動作が自動的に開始される危険を未然に
回避することができる。
【0075】(7) 上記実施例では、単数のバケット28
を備えた装置を示したが、図24に示すように複数のバ
ケット28を並設し、いずれのバケット28でもメダル
貸機12に対するメダル補給が行えるようにすれば、一
つのバケット28が基準位置に戻る間に他のバケット2
8によってメダルMの配送を行うといった制御を行うこ
とができ、各メダル貸機12にメダルMを配送する時間
を短縮することができる効果がある。また、中央に単一
のメダル供給装置26を設け、その左右両側にバケット
28をそれぞれ設けて、一方のバケット28を上記メダ
ル供給装置26よりも左側のメダル貸機12群への補給
専用、他方のバケット28を上記メダル供給装置26よ
りも右側のメダル貸機12群への補給専用に振り分ける
ようにしてもよい。
【0076】また、図25に示すように、単一のワイヤ
50に複数のバケット28を直列に接続し、バケット補
給を要する場合にのみ各バケット28を周回させて、メ
ダル補給の必要なメダル貸機12に対してこれに近いバ
ケット28からメダル補給を行うようにしてもよい。
【0077】(8) 本発明では、メダル供給装置26の具
体的な構造を問わず、基準位置にあるバケット28に対
して所定量のメダルMを供給できるものであれば種々の
ものを適用することができる。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明は、遊技システムの
構成に対応して容易に設置可能で、従来のベルトコンベ
ア等による装置に比べて汎用性に富み、量産化および低
コスト化に適する。また、メダル補給動作を行わない通
常状態で予めバケット内に適量のメダルを補充してお
き、その後、このメダルを一度に目詰まりを起こすこと
なくメダル提供装置に補給することにより、メダル補給
動作を短縮できるとともに、上記通常状態でバケットを
完全停止させておくことができるので、メダルを常時循
環させるものに比べてランニングコストが低減し、耐久
性も向上する。
【0079】さらに、この装置の重大なる特徴として、
各メダル提供装置におけるメダル検出手段からメダルが
一定値以下である旨の検出信号が出力された順序を記憶
する信号受取順序記憶手段と、この記憶された信号受取
順序に基づいて現時点でメダル補給を行うべきメダル提
供装置を指定する補給対象指定手段とを備え、原則的に
上記信号受取順序に従ったメダル補給を行うようにして
いるので、従来のように例えばメダルリフターに近いメ
ダル提供装置に対してのみ偏ってメダルが補給されると
いった不都合がなく、各メダル提供装置に対して均等に
メダル補給を行うことができる効果がある。
【0080】さらに、補給頻度記憶手段を備えるととも
に、優先補給判定手段(請求項1)や連続補給判定手段
(請求項2)を備え、補給頻度の高いメダル提供装置に
対しては優先補給や連続補給を行うようにしているの
で、各メダル提供装置においてメダル提供速度すなわち
メダル消費速度にバラツキがある場合にも、そのバラツ
キに迅速に対応して適切なメダル補給を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるメダル配送装置の
コントローラの要部を示すブロック図である。
【図2】上記コントローラにおける信号受取順序記憶手
段の記憶動作を説明するための模式図である。
【図3】上記コントローラにおける補給頻度記憶手段の
記憶動作を説明するための模式図である。
【図4】上記メダル搬送装置が設けられた遊技システム
の遊技島の全体構成を示す断面正面図である。
【図5】上記遊技島の側面図である。
【図6】上記遊技島に設けられたバケットおよびその駆
動機構の斜視図である。
【図7】上記バケットおよびその案内機構の断面側面図
である。
【図8】上記バケットに設けられた底蓋保持部材と切換
部材との位置関係を示す正面図である。
【図9】上記バケットに設けられた底蓋保持部材と切換
部材との位置関係を示す正面図である。
【図10】上記バケットの上方に設けられた位置検出機
構を示す一部断面正面図である。
【図11】上記遊技システムに設置された中央制御装置
の入出力信号を示すブロック図である。
【図12】上記遊技システムにおいて行われる動作を説
明するための断面正面図である。
【図13】上記遊技システムにおいて行われる動作を説
明するための断面正面図である。
【図14】上記遊技システムにおいて行われる動作を説
明するための断面正面図である。
【図15】上記コントローラにおいて行われる記憶動作
を示すフローチャートである。
【図16】上記コントローラにおいて行われる補給対象
指定動作を示すフローチャートである。
【図17】上記コントローラにより行われる補給制御動
作を示すフローチャートである。
【図18】第2実施例におけるコントローラの要部を示
すブロック図である。
【図19】上記コントローラによる補給対象指定動作を
示すフローチャートである。
【図20】第3実施例におけるコントローラの要部を示
すブロック図である。
【図21】上記コントローラによる補給対象指定動作を
示すフローチャートである。
【図22】(a)(b)はバケットの状態切換の変形例
を示す正面図である。
【図23】(a)(b)(c)はバケットの状態切換の
変形例を示す一部断面正面図である。
【図24】互いに並設された2つのバケット及びその駆
動機構を示す平面図である。
【図25】1本のワイヤに対して互いに直列に接続され
た複数のバケットを示す平面図である。
【符号の説明】
10 遊技機 12 メダル貸機(メダル提供装置) 14 メダルホッパ 20 回収コンベア(回収手段を構成) 22 メダル貯留タンク(回収手段を構成) 24 メダルリフタ(回収手段を構成) 26 メダル供給装置 28 バケット 50 プーリ(バケット駆動手段) 52 バケット搬送用モータ(バケット駆動手段) 54 プーリ(バケット駆動手段) 62 ロータリソレノイド 80 中央制御装置(各制御手段を構成) 80a 信号受取順序記憶手段 80b 補給頻度記憶手段 80c 優先補給判定手段 80d 補給対象指定手段 80e 連続補給判定手段 82 メダルエンプティスイッチ(メダル検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の遊技機およびこれらの遊技機に使
    用されるメダルを提供する複数のメダル提供装置が並設
    された遊技システムに設けられ、各メダル提供装置にメ
    ダルを配送する装置であって、各メダル提供装置内のメ
    ダルが一定値以下であるか否かを検出するメダル検出手
    段と、メダルをストックし、このメダルを外部に投出す
    るメダル供給手段と、各メダル提供装置よりも上方の位
    置に設けられ、メダルを収納可能な収納状態とメダルを
    排出する排出状態とに切換可能に構成されたバケット
    と、このバケットを上記メダル供給手段からメダル供給
    を受ける基準位置と各メダル提供装置のメダル入口に対
    応する補給位置との間で移動させるバケット駆動手段
    と、各メダル提供装置におけるメダル検出手段からメダ
    ルが一定値以下である旨の検出信号が出力された順序を
    記憶する信号受取順序記憶手段と、この記憶された信号
    受取順序に基づいて現時点でメダル補給を行うべきメダ
    ル提供装置を指定する補給対象指定手段と、この補給対
    象指定手段で指定されたメダル提供装置の補給位置にバ
    ケットが到達した状態でこのバケットを収納状態から排
    出状態に切換え、かつバケットからメダル提供装置への
    メダル補給が終了した後に収納状態に復帰させるバケッ
    ト状態切換手段と、バケットが上記基準位置にある状態
    で上記メダル供給手段を作動させることによりバケット
    内に所定量のメダルを供給させるメダル供給制御手段
    と、補給を要するメダル提供装置に対応する補給位置ま
    でバケットを移動させ、その後、上記バケットを基準位
    置に戻すように上記バケット駆動手段を制御するバケッ
    ト駆動制御手段と、過去のメダル補給動作における各メ
    ダル提供装置への補給頻度を記憶する補給頻度記憶手段
    と、この補給頻度が一定値を超えたメダル提供装置を優
    先補給対象と判定する優先補給判定手段とを備え、この
    優先補給判定手段による優先判定がある場合には上記信
    号受取順序記憶手段で記憶された信号受取順序にかかわ
    らずメダル補給を行うべき装置として上記優先補給判定
    がなされたメダル提供装置を優先して指定するように上
    記補給対象指定手段を構成したことを特徴とする遊技シ
    ステムにおけるメダル配送装置。
  2. 【請求項2】 複数の遊技機およびこれらの遊技機に使
    用されるメダルを提供する複数のメダル提供装置が並設
    された遊技システムに設けられ、各メダル提 供装置にメ
    ダルを配送する装置であって、各メダル提供装置内のメ
    ダルが一定値以下であるか否かを検出するメダル検出手
    段と、メダルをストックし、このメダルを外部に投出す
    るメダル供給手段と、各メダル提供装置よりも上方の位
    置に設けられ、メダルを収納可能な収納状態とメダルを
    排出する排出状態とに切換可能に構成されたバケット
    と、このバケットを上記メダル供給手段からメダル供給
    を受ける基準位置と各メダル提供装置のメダル入口に対
    応する補給位置との間で移動させるバケット駆動手段
    と、各メダル提供装置におけるメダル検出手段からメダ
    ルが一定値以下である旨の検出信号が出力された順序を
    記憶する信号受取順序記憶手段と、この記憶された信号
    受取順序に基づいて現時点でメダル補給を行うべきメダ
    ル提供装置を指定する補給対象指定手段と、この補給対
    象指定手段で指定されたメダル提供装置の補給位置にバ
    ケットが到達した状態でこのバケットを収納状態から排
    出状態に切換え、かつバケットからメダル提供装置への
    メダル補給が終了した後に収納状態に復帰させるバケッ
    ト状態切換手段と、バケットが上記基準位置にある状態
    で上記メダル供給手段を作動させることによりバケット
    内に所定量のメダルを供給させるメダル供給制御手段
    と、補給を要するメダル提供装置に対応する補給位置ま
    でバケットを移動させ、その後、上記バケットを基準位
    置に戻すように上記バケット駆動手段を制御するバケッ
    ト駆動制御手段と、過去のメダル補給動作における各メ
    ダル提供装置への補給頻度を記憶する補給頻度記憶手段
    と、この補給頻度が一定値を超えたメダル提供装置を
    補給対象と判定する連続補給判定手段とを備え、この
    連続補給判定手段により連続補給すべきメダル提供装置
    が指定された場合にはメダル補給を行うべき装置として
    上記連続補給判定がなされたメダル提供装置を複数回連
    続して指定するように上記補給対象指定手段を構成した
    ことを特徴とする遊技システムにおけるメダル配送装
    置。
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JPS6240757A (ja) * 1985-08-16 1987-02-21 Nec Corp 半導体装置

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