JPH078670Y2 - パネルの連結金具及びパネル連結装置 - Google Patents

パネルの連結金具及びパネル連結装置

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JPH078670Y2
JPH078670Y2 JP3897791U JP3897791U JPH078670Y2 JP H078670 Y2 JPH078670 Y2 JP H078670Y2 JP 3897791 U JP3897791 U JP 3897791U JP 3897791 U JP3897791 U JP 3897791U JP H078670 Y2 JPH078670 Y2 JP H078670Y2
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正利 中田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は間仕切りパネル、特にロ
ーパーティション(衝立を含む)パネルを連結する連結
金具及び連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ローパーティションや衝立は床面から天
井にかけて設置される一般間仕切りと異なり、オフィス
内で独自の作業空間を作るために配置される簡易的な小
間仕切り壁である。そして、このようなローパーティシ
ョンは床面から垂直に起立するスタッドを一種の継手と
してパネルが連結・保持されて構成し、スタッドを中心
として隣接するパネルは所定の角度に屈曲して配置され
る。
【0003】ところで、従来型式のローパーティション
ではスタッドを中心として一平面内に配置する1ウエイ
方式、L型に屈曲して配置する2ウエイ方式、又T型に
配置する3ウエイ方式が主な連結型式であり、このよう
な型式に連結するにはそれ専用のスタッドが用いられ
る。すなわち、専用スタッドでなければ所望型式のパネ
ル配置を行うことができない。したがって、ローパーテ
ィションの形態は製作段階で定まってしまい、据付け後
に自由な配置変えを行うことは出来ず、該パネルの配置
を変更する場合には、その方向にパネルが連結され得る
新たなスタッドを準備する必要がある。
【0004】しかも、配置変えに際しては所定のパネル
のみ取外して方向変えすることはできず、ローパーティ
ション全体を解体するといった作業が強いられる。又一
方、従来型式の連結構造では単一スタッドを介して連結
されるパネルの高さは同一でなければならず、段違いパ
ネルとの組合せで構成することもできない。そこで、近
年では同一スタッドを用いてパネルをあらゆる方向に連
結配置することのできる装置が、特開平1−19086
0号公報に記載されている。
【0005】この公報に記載されている装置とは複数本
のスリット溝を形成した円柱スタッドを使用し、該スリ
ット溝に適当な連結部材を介してパネルを連結するとい
った構造であって、スタッドに形成したスリット溝の本
数分の角度調整が可能となり、その方向へのパネル配置
が行われ得る。しかし、この装置もパネルの配置を変換
しようとする場合に、パネル側端に取着した連結部材を
スタッドのスリット溝から一旦取外して、別のスリット
溝に嵌入しなければならず、結果的にはローパーティシ
ョン全体を一度解体して再び組立てる作業が必要とな
り、方向変換もスタッドに形成したスリット溝の本数に
限られてしまう。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】このように、従来型
式のローパーティションの連結構造には上記のごとき問
題がある。本考案が解決しようとする課題はこれら問題
点であって、ローパーティション等の間仕切り全体を解
体することなしに、いたって短時間の簡単な作業でもっ
てパネルの配置変えをスリット溝の本数以上に可能とす
るパネル連結金具及びパネル連結装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のパネル連結装置
は、基本的には特開平1−190860号に係る「間仕
切り用支柱と同用支柱装置」の構造と一部共通し、スリ
ット溝を形成したスタッドを介してパネルを連結するも
ので、パネル側端には連結部材を取着している。しか
し、本考案では連結部材を取着したパネルがスタッドを
中心として任意の方向を向いて配置可能ならしめたもの
で、スタッドの下端にはアジャスターボルトが螺合する
アジャスター受けを取着し、アジャスター受けの周囲に
は係止溝を全周にわたって連続形成している。この係止
溝には上記連結部材の下端に固定した爪が係止され、該
連結部材並びにパネルを支える。そして、パネルの上端
には本考案の連結金具が固定され、該連結金具はスタッ
ドのスリット溝に嵌合する嵌合部を形成している。
【0008】ここで、上記連結金具の嵌合部はその両サ
イドに形成されていて、片端の嵌合部は連結金具の中心
軸から片側へ寄って形成され、他端の嵌合部は中心部に
形成される。したがって、この連結金具の嵌合部をスリ
ット溝に嵌入するならば、その嵌入方法は3通りあり、
それぞれに連結金具の方向が異なる。すなわち、1本の
スリット溝に対して僅かに方向を違わせた3通りのパネ
ル配置が可能となる。またパネル上端には笠木が、連結
部材上端及びスタッド上端にはキャップが被覆されて連
結金具は外部へ露出しないが、該連結金具をパネルから
取外すならば、連結金具単独でスタッドのスリット溝か
ら分離することができ、その結果パネルの方向は自由に
変えることができる。そして、適当な位置で連結金具を
再びスタッドのスリット溝に嵌入してパネル上端に固定
すれば、パネルの位置決めは定まってしまう。ここで、
連結部材はパネルと連結して該パネルを支えるととも
に、スタッド外周面に当接する当り面を先端に形成して
いる。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】
【実施例】図1は本考案のパネル連結装置の分解図であ
る。同図において1はスタッド、2は連結部材、3はパ
ネル、4は連結金具、5はアジャスター受けを示してい
る。パネル3の両面には表面材6が貼着され、側端に設
けた補強材(図示なし)には爪7、7…が溶接されてい
て、これら爪7、7…が上記連結部材2の係止溝に係合
して該連結部材2はパネル3に取着される。パネル3の
上下端部にも補強材8、8が設けられていて、該補強材
8端に形成した切欠き9に連結部材2が嵌込まれてパネ
ル3の表面材6、6に挾持された状態で取着される。連
結部材2はパネル3に取着されてスタッド1に連結され
ることになり、そのため、連結部材2の先端には当り面
10を形成した側板11、11を有し、下端には支持爪
12を固定している。
【0010】一方、スタッド1は同図に示すように所定
断面を成す押出し材であって、その外周には複数本のス
リット溝13、13…が等間隔で形成され、その上端に
はキャップ14が被覆され、下端には上記アジャスター
受け5が螺合する。又アジャスター受け5の中心に設け
たネジ孔15にはアジャスターボルト16が螺合し、ス
タッド1を適度な高さに保持する。上記アジャスター受
け5の周囲には係止溝17が形成されていて、連結部材
2に固定した支持爪12が係止溝17に係合する。この
ように、パネル3は連結部材2を介してアジャスター受
け5によって支えられ、支持爪12は連続した係止溝1
7に沿って移動できるため、パネル3は任意の方向に配
置され得るが、パネル3の上端を固定してスタッド1と
連結する役割を果すのが、本考案のパネル連結金具4で
ある。
【0011】連結金具4は所々に孔18、18…が穿設
されていて、ビス19、19…によりパネル3及び連結
部材2の上端に固定される。上記連結金具4の両端には
嵌合部20、21が形成されていて、該嵌合部20、2
1はスタッド1のスリット溝13に嵌合することができ
る。図2はこの連結金具4の具体例であり、その両端に
形成した嵌合部20、21は形状を異にしている。嵌合
部21は中心軸(M−M)を基準に左右対称を成して形
成されていて、スタッド1の隣り合うスリット溝13、
13に嵌合し、一方の嵌合部20は中心軸(M−M)を
基準として片側に寄って形成されている。図3は図2の
A部拡大図を示しているが、該嵌合部20は中心(O)
から15度傾斜して形成され、該中心(O)はスタッド
1の中心に一致する。
【0012】スタッド1のスリット溝13、13…は等
間隔をおいて8本形成されているため、該スリット溝1
3、13…の方向だけであれば45度毎にパネル3の配
置が変更可能となるが、嵌合部20をスリット溝13に
嵌合することにより、15度だけ方向を変えることがで
き、更に同一連結金具4を裏返しにして用いるならば、
反対方向へ15度だけ方向を変えることが可能となる。
すなわち、嵌合部21を用いるならばスリット溝13と
一致した方向へ、嵌合部20を用いることで、該スリッ
ト溝13を基準に左右に15度だけ振れた方向にパネル
の配置を可能とする。
【0013】図4(a)〜(c)は連結金具4の嵌合部
20、21の嵌合形態の違いによるパネル方向の変化を
示しており、同図に示すようにスタッド1を動かさない
で同一位置のスリット溝13に対して3通りの配置が可
能となる。したがって、8本のスリット溝13、13…
を持つスタッド1であれば、3×8=24通りの方向が
得られる。スリット溝13、13…の本数である8通り
の方向ではパネル配置に支障をきたす場合もあるが、2
4通りも可能となれば実用的には全く問題を残さない。
【0014】図5はスタッド1の下端に取着したアジャ
スター受け5の係止溝17に、連結部材2に固定した支
持爪12が係合した場合の断面を示している。このよう
に、パネル3はアジャスター受け5によってその下端が
支持されていて、前記連結金具4を取外すならば、パネ
ル3は自由にその方向を変えることができる。以上述べ
たように、本考案のパネル連結金具及びパネル連結装置
を前記のごとく構成することにより、次のような効果を
得ることができる。
【0015】
【考案の効果】本考案のパネル連結装置では複数本のス
リット溝を形成したスタッドを用い、該スリット溝を利
用して同一スタッドに複数枚のパネル連結を可能とする
ことは勿論のこと、高さの異なる段違いパネルであって
もよく、更にパネル連結金具の利用により、スリット溝
本数の3倍の方向変換を可能とする。又、パネルの方向
変えは上記連結金具をパネルから取外すことで、該パネ
ルはアジャスター受けの係止溝に支えられながら、任意
の方向へ旋回することができる訳で、間仕切り全体の解
体を必要とせず、短時間で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパネル連結装置の分解図。
【図2】本考案のパネル連結金具。
【図3】図2のA部拡大図。
【図4】パネル連結金具の嵌合部の違いによるパネル方
向の変化を示す。
【図5】スタッド下端に取着したアジャスター受けに支
えられている連結部材を示す。
【符号の説明】
1 スタッド 2 連結部材 3 パネル 4 連結金具 5 アジャスター受け 12 支持爪 13 スリット溝 16 アジャスターボルト 17 係止溝 20 嵌合部 21 嵌合部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のスリット溝を形成したスタッド
    の下端にはアジャスター受けを取着し、又パネル側端に
    は連結部材を取着し、連結部材の下端に設けた支持爪を
    介してパネルを支え、パネル上端には連結金具を固定
    し、該連結金具をスタッドに連結して構成する間仕切り
    の上記連結金具において、該連結金具の片端には、中心
    軸を基準に左右対称に形成されて隣り合う両スリット溝
    に嵌合する嵌合部を有し、他端には中心軸を基準として
    片側に寄って所定角度分だけ傾斜した嵌合部を形成した
    ことを特徴とするパネルの連結金具。
  2. 【請求項2】 複数本のスリット溝を形成したスタッド
    の下端にはアジャスター受けを取着し、又パネル側端に
    は連結部材を取着し、連結部材の下端に設けた支持爪を
    介してパネルを支え、パネル上端には連結金具を固定
    し、該連結金具をスタッドに連結して構成する間仕切り
    パネルの連結装置において、上記アジャスター受けの外
    周には連続した係止溝を形成して該係止溝に支持爪を係
    合し、又上記連結金具の片端には中心軸を基準に左右対
    称に形成されて隣り合う両スリット溝に嵌合する嵌合部
    を有し、他端には中心軸を基準として片側に寄って所定
    角度分だけ傾斜した嵌合部を形成したことを特徴とする
    パネル連結装置。
JP3897791U 1991-04-29 1991-04-29 パネルの連結金具及びパネル連結装置 Expired - Lifetime JPH078670Y2 (ja)

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