JPH07866A - 雪氷粒搬送散布装置 - Google Patents
雪氷粒搬送散布装置Info
- Publication number
- JPH07866A JPH07866A JP14642993A JP14642993A JPH07866A JP H07866 A JPH07866 A JP H07866A JP 14642993 A JP14642993 A JP 14642993A JP 14642993 A JP14642993 A JP 14642993A JP H07866 A JPH07866 A JP H07866A
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Abstract
しゲレンデの任意の個所に散布可能であり、ゲレンデ整
備を容易に行うことが可能な雪氷粒搬送散布装置を提供
する。 【構成】 本発明の雪氷粒搬送散布装置は、雪氷粒を空
気と共に吸入可能な吸入口を備える吸入管、圧縮空気が
供給されるエジェクタ部80を有する吐出本体部分6
0、及びに吸入管と吐出本体部分とを連結する搬送管5
9を備える。吐出本体部分60は、搬送管内とエジェク
タ部80を連通させると共にエジェクタ部に出口端91
を有する連結管90、及びエジェクタ部から伸長し吐出
端96で終わる吐出管94を有する。エジェクタ部80
は、連結管の出口端の外周から吐出管94のほぼ軸線方
向に沿って吐出端96へ向けて空気を噴出する空気噴射
開及び空気噴射開口へ圧縮空気を供給する圧縮空気室7
1を備える。空気噴射開口96から噴射される空気流に
より、雪氷粒が連結管90内からエジェクタ部及び吐出
管を通過し吐出端96から噴出される。
Description
粒を必要な場所に大量に搬送し散布可能な雪氷粒搬送散
布装置に関し、特にスキー等の雪上スポーツ用のゲレン
デ又は雪原の形成又は整備に使用して好適な雪氷粒搬送
散布装置に関する。
る雪を人工的に作り散布する装置及び方法は、例えば特
開平3−166410号公報により知られている。この
公報は、ゲレンデ空調装置により0°C以下に維持され
る室内へ、造雪装置により造られる人工新雪を散布して
ゲレンデの雪質を維持する方法を開示し、造雪装置は、
低温のリサイクル水を含む水を供給され、霧状にし凍結
させることにより人工雪を製造する。また、耐雪試験や
観光産業に使用される人造降雪を作る方法が、特開昭6
2−182567号公報により知られ、この公報は、塊
氷を回転式カッター型粉砕機により切削粉砕して細氷粒
とし、これを遠心式投雪機により放出して重力降下させ
る人造降雪方法を開示する。
近において送風機により発生される空気流により雪氷粒
や水が散布され、造雪されるため、ゲレンデ外の降雪の
利用や雪氷粒の製造装置から離間した位置へ雪氷粒を大
量に搬送散布することを効率良く行うものではなかっ
た。
のゲレンデの外に積もった自然の雪氷粒やゲレンデから
離間した位置に置かれた製造装置により製造される大量
の雪氷粒をスキー場等のゲレンデへ搬送し効率良く散布
することによりゲレンデを整備することができる雪氷粒
搬送散布装置を提供することである。
地や林に積もった降雪を容易に収集することが可能であ
り、またゲレンデの雪質を雪上スポーツ等に好適な状態
に維持するため、必要に応じて雪氷粒を粉砕しないよう
にして搬送散布することができる装置を提供することに
ある。また本発明の目的は、散布位置から離間した位置
に雪氷粒の製造装置を設置し、製造装置から離間した位
置へ雪氷粒を効率良く容易に大量に搬送散布することが
可能な雪氷粒搬送散布装置を提供することを目的とす
る。
装置は、雪氷粒を空気と共に吸入可能な吸入口を備える
吸入管、圧縮空気が供給されるエジェクタ部を有する吐
出本体部分、及びに吸入管と吐出本体部分とを連結する
搬送管を備える。吐出本体部分は、搬送管内とエジェク
タ部を連通させると共にエジェクタ部において出口端を
有する連結管、及びエジェクタ部から伸長し吐出端で終
わる吐出管を有する。エジェクタ部は、連結管の出口端
の外周から吐出管のほぼ軸線方向に沿って吐出端へ向け
て空気を噴出する空気噴射開口及び空気噴射開口へ圧縮
空気を供給する圧縮空気室を備える。本発明の雪氷粒搬
送散布装置においては、空気噴射開口から噴射される空
気流により、雪氷粒が連結管内からエジェクタ部及び吐
出管を通過し吐出端から噴出される。
において、圧縮空気室は、連結管を取り巻いて配置され
る。空気噴射開口は、連結管の出口端の外周と圧縮空気
室の壁の間に形成される環状スリットにより形成され得
る。空気噴射開口へ供給される高圧空気は、空気圧縮機
により発生された後冷却されたものが好ましい。吐出本
体部分は、ソリ上に載置され得る。本発明の雪氷粒搬送
散布装置は、自然の降雪を収集するばかりでなく、人工
的に作られた雪氷粒を空気と共に吸入口から吸入管内へ
吸入させることができる。
置の吸入管を省略した図解的な透視図である。図2は、
図1の実施例の吸入管の部分を示す模式図、図3は、吸
入管の部分の変形実施例を示す模式図である。図1の雪
氷粒搬送散布装置においては、図示されない空気圧縮機
により発生され、空気冷却器を通り冷却され、温度を低
下された圧縮空気が、耐圧ホース14、回転式管継手1
6及び弁18を介し、吐出本体部分60のエジェクタ部
80へ供給される。吐出本体部分60は、吐出管94及
び連結管90を含む。吐出管94は、エジェクタ部80
から吐出口96へ伸長する。吐出本体部分60は、それ
を支持し位置決めするための支持突出片99を適当な個
数だけ適宜の個所に備える。支持突出片99は、把手又
はベルト掛部の形態を取り得る。連結管90は、エジェ
クタ部80と搬送管59を連結する。搬送管59は、容
易に曲がる柔軟なビニールクリア管により構成されると
共に、内部に作用する負圧により変形しないように、多
数の補強環部材58を備える。搬送管59は、一端を吐
出本体部分の連結管90に連結され、他端を吸入管52
に連結される。図2に示す実施例において、吸入管52
の一端は搬送管59に連結され、吸入管52の他端は吸
入口54を形成する。吸入管52の適当な個所に把手5
3が設けられる。また図3に示す実施例において、吸入
管52は、一端を搬送管59に連結されると共に他端に
ホッパ51を具備し、造雪装置により製造された雪氷粒
32をホッパ51で受け空気と共に吸入する。
して示される。コンプレッサー等の図示されない圧縮空
気源に連結される耐圧ホース14が、エジェクタ部80
の接続管部70に連結される。接続管部70は、連結管
90を取り巻いて配置される環状の圧縮空気室71へ連
通される。圧縮空気室71は、連結管90、連結管90
を同心的に取り囲む空気室外管73、及び空気室外管7
3の両端を塞ぐ端壁により画成される。空気室外管の軸
線方向の長さは、例えば18cmであり、空気室外管の
外径は、例えば20cmである。空気室71の吐出管9
4に近接する方の端壁74は、連結管90の出口端91
の外周面より僅かに大きな直径の開口を具備し、この開
口が連結管90の出口端91に配置されるとき、この開
口と出口端の外周面との間に、図4に示されるように、
環状の空気噴射開口72が形成される。連結管の外径
は、例えば13cmである。吐出管94の軸線方向の長
さは、例えば44cmであり、その内径は、例えば14
cmである。空気噴射開口72を形成する環状の隙間の
寸法は、例えば2.5mmである。この間隙を高精度に
作成するため、例えば、連結管90は、出口端91付近
の外径を僅かに大きく作り、そのあと機械加工し、出口
端91の外周面の外径を連結管の外径より、例えば2m
m大とし、外周面の面粗さを小さくし寸法の精度を高く
する。吐出管90は、空気室外管73の外径にほぼ等し
い内径の拡大部95を圧縮空気室71に近い方の端部に
有する。吐出管90の拡大部95と空気室外管73は、
複数個のバックル97により連結され、一体に組み合わ
される。
4を介し空気室71に導入された圧縮空気は、空気噴射
開口72を通って噴射され、出口管94の中心軸線に沿
って吐出端96へ向かう空気流を形成する。この空気流
が出口管94内を吐出端96へ高速で移動することによ
り、連結管90の出口端に負圧が発生し、この負圧は、
連結管90、搬送管59及び吸入管52を介し、吸入口
54へ伝達される。エジェクタ部80において発生され
る負圧が吸入口54へ伝達されることにより、図2の実
施例において、空気が吸入口54から吸入管52内へ吸
い込まれ、この吸い込まれる空気と共に、吸入口54付
近の雪氷粒32が吸入口54から吸入管52内へ吸い込
まれる。また図3に示す実施例において、吸入管52
は、ホッパ51を具備し、造雪装置により製造された雪
氷粒32をホッパ51で受け空気と共に吸入する。吸入
管52内へ吸い込まれたこれらの空気及び雪氷粒は、混
合状態で吸入管52内をエジェクタ部80へ向かって高
速で移動され、エジェクタ部80において、空気噴射開
口72から噴射された空気流と混合され、吐出端96か
ら噴出され散布される。吸入した雪氷粒よりも細かい雪
氷粒を散布することが必要とされる場合は、吐出管94
内に雪氷粒を粉砕可能な格子等を配置する。
圧力は、例えば5〜7kg/cm2であり、空気噴射開
口から噴射される圧縮空気流量は、例えば毎分2〜17
m3である。エジェクタ部80の噴射方向の反対側に
は、500〜70mmHgの真空状態が発生される。吸
入管52の全長は、例えば1.3mであり、搬送管の長
さは、例えば10〜400mの長さであり、吐出本体部
分60の全長は、例えば1.2mである。エジェクタ部
80において発生される真空の作用により、図2の実施
例において、吸入口54を雪氷粒32から成る降雪30
の付近に配置することにより、塵埃が真空掃除機により
吸引されるように、雪氷粒32が空気と共に吸入管52
内へ吸入される。吸入口54を囲み円筒状の剛毛ブラシ
を備えることができる。吸入管52内へ吸入された空気
と雪氷粒32は、混合状態で搬送管56内をエジェクタ
部80の方へ移動される。必要に応じて吐出管94内に
雪氷粒を破砕するための格子等が設けられる。雪氷粒
は、格子等に衝突して破砕され又は格子が設けられない
場合破砕されずに噴射空気流42と混合し、出口管64
内を吐出口66の方へ移送され、吐出口66から雪氷粒
44として空気流と共に吐出される。
18を開き、圧縮空気をエジェクタ部80へ供給するこ
とにより開始し、弁18を閉じることにより停止するこ
とができる。吐出端96は、吐出管94支持突出片99
に肩掛けベルトを通し、作業員が肩掛けベルトを背負っ
て移動することにより所定個所へ配置し方向付けること
ができる。また、吐出管94は、空気圧縮機と共にソリ
又は雪上車に積載し、雪上車の位置及び方向、或いは吐
出管の俯角を変えることにより、所定個所へ向けられ
る。吸入口54は、自然の雪氷粒を吸入する場合、作業
員が吸入管52の把手53をもって移動することにより
降雪のある個所へ配置することができる。また吸入管5
2は、肩掛けベルトを取り付け作業員が肩掛けベルトを
背負って移動して配置することや、雪上車等に積載し、
雪上車等の位置及び方向を変えることにより移動するこ
とも可能である。吸入管52や吐出管94は、アルミニ
ウム製として軽量化し、人手による移動の便宜を図るこ
とができる。高圧空気の供給路に配置される弁18を流
量調節弁とし、この開度を変更することにより、吐出端
96から排出される雪氷粒を間近に飛散させたり、遠く
へ飛散させることが可能である。
キーその他のスポーツ用ゲレンデや雪原の整備を、天然
の降雪や人造雪を大量に容易に搬送散布し効率良く行う
ことができる。また、本発明の雪氷粒搬送散布装置によ
れば、降雪はエジェクタ部を通る際に必要に応じ破砕さ
れ、または必要に応じて破砕されずにゲレンデに散布さ
れ、スポーツ用に好適な雪質のゲレンデを用意し又は整
備することができる。
を省略した図解的な透視図。
図。
図。
0:接続管部、30:降雪、32:雪氷粒、44:雪氷
粒、51:ホッパ、52:吸入管、53:把手、54:
吸入口、58:補強環部材、59:搬送管、60:吐出
本体部分、70:連結管、71:圧縮空気室、72:空
気噴射開口、73:空気室外管、74:端壁、80:エ
ジェクタ部、90:連結管、91:出口端、94:吐出
管、95:拡大部、96:吐出端、97:バックル、9
9:支持突出片。
Claims (4)
- 【請求項1】 雪氷粒を空気と共に吸入可能な吸入口
(54)を備える吸入管(52)、圧縮空気が供給され
るエジェクタ部(80)を有する吐出本体部分(6
0)、及びに吸入管と吐出本体部分とを連結する搬送管
(59)を備える雪氷粒搬送散布装置において、 吐出本体部分(60)は、搬送管内とエジェクタ部(8
0)を連通させると共にエジェクタ部において出口端
(91)を有する連結管(90)、及びエジェクタ部か
ら伸長し吐出端(96)で終わる吐出管(96)を有
し、 エジェクタ部(80)は、連結管の出口端(91)の外
周から吐出管(94)のほぼ軸線方向に吐出端へ向けて
空気を噴出する空気噴射開口(72)及び空気噴射開口
へ圧縮空気を供給する圧縮空気室(71)を備え、 連結管(90)内からエジェクタ部へ搬送された雪氷粒
が空気噴射開口から噴射される空気流と混合され吐出端
(96)から噴出されることを特徴とする雪氷粒搬送散
布装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の雪氷粒搬送散布装置に
して、圧縮空気室(71)は、連結管(90)を取り巻
いて配置され、空気噴射開口(72)は、連結管(9
0)の出口端(91)の外周と圧縮空気室の端壁(7
4)の開口との間に形成される環状スリットにより形成
されることを特徴とする雪氷粒搬送散布装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の雪氷粒搬送散布
装置にして、空気噴射開口(72)へ供給される圧縮空
気は、空気圧縮機により発生された後冷却されたもので
あることを特徴とする雪氷粒搬送散布装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
雪氷粒搬送散布装置にして、人造の雪氷粒が空気と共に
吸入口(54)から吸入管内へ吸入されることを特徴と
する雪氷粒搬送散布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14642993A JPH07121374B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 雪氷粒搬送散布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14642993A JPH07121374B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 雪氷粒搬送散布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07866A true JPH07866A (ja) | 1995-01-06 |
JPH07121374B2 JPH07121374B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=15407480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14642993A Expired - Lifetime JPH07121374B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 雪氷粒搬送散布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07121374B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101599419B1 (ko) * | 2015-10-22 | 2016-03-03 | 주식회사 오리온햄프로 | 먼지털이기 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14642993A patent/JPH07121374B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101599419B1 (ko) * | 2015-10-22 | 2016-03-03 | 주식회사 오리온햄프로 | 먼지털이기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07121374B2 (ja) | 1995-12-25 |
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