JPH07862B2 - スパングル形成連綴方法及びその装置 - Google Patents

スパングル形成連綴方法及びその装置

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JPH07862B2
JPH07862B2 JP60128889A JP12888985A JPH07862B2 JP H07862 B2 JPH07862 B2 JP H07862B2 JP 60128889 A JP60128889 A JP 60128889A JP 12888985 A JP12888985 A JP 12888985A JP H07862 B2 JPH07862 B2 JP H07862B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、衣服など、殊に我が国にあっては舞台衣装、
東南アジア・中近東諸国にあっては通常衣装に添着して
用いられるぴかぴか光る飾り即ちスパングル(spangl
e)(我が国では「なまって」通常スパンコールといわ
れている)の形成連綴に関する方法及びその装置の発明
であって、スパングルの形成と同時に衣服等に添着縫着
する手段と、後時に衣服等に添着縫着が容易にできる素
材としてのチエンスパングル(chain-spangle)を得る
手段とに関するものである。
〈従来の技術〉 従来この周波数のスパングルは、第13図に示したよう
に、多数のスパングル(03)……を単一のものに切断せ
ず、細い繋ぎ部(03a)……で連続的に繋がった長い瓢
箪形の帯状物とし、これを衣服地などに縫着の際に、ま
たはチエンスパングルの製造時に、繋ぎ部(03a)……
でカッター(0a)などで切断するようにしていた。他の
方法としては、第14図で示したように打抜形成した多数
の単位スパングル(03)を筒体(0c)内に柱状に積み重
ねて入れ、これを衣服地などに縫着の際に、またはチエ
ンスパングルの製造時に、薄い押出し板(0b)で下方か
ら一枚宛押出すようにしていた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記第13図の方法では、同図左端に記載したように、単
位体に切断分離されたスパングル(03)は、その両端部
に繋ぎ部(03a).(03a)が残り製品の品質が低下する
ことを免れることができず、殊に往々にして切断位置の
ズレることが生じそのため更に品質所謂形状の不揃いの
ものが生じ易いという欠点がある。また、第14図に示し
た方法にあっては、スパングルそれ自体が極めて薄いも
のであるため、薄い押出板(0b)で一枚宛押出すように
機械調整しても、特に二枚若しくは三枚を同時に押出す
ことが生じ、逆に押出板(0b)が薄過ぎるとスパングル
の層間に入り込み空押出しをすることが生ずるなど欠点
があり、そのため生地模様に欠陥を生じたり、歯抜け状
のチエンスパングルが出来たりする欠点があった。
そこで本発明は、このような従来の欠点を確実に解決す
ることができる方法と装置とについて提供するものであ
る。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、この技術解決手段として、単位スパングルを
打抜き形成すると同時に、これを打抜形成の度毎に所要
位置に移送して、直ちに被添着生地に縫着するなり、チ
エンスパングルを縫製するなりして、スパングルの形成
(製造)と同時に連綴するようにしたものであって。こ
れを実施例として示した第1図乃至第4図を参考にして
説明すると次のとおりである。
第1発明のスパングル形成連綴方法は、フイルムテープ
(3)を打抜パンチ刃(12)と打抜パンチ受台(5)と
の間に配設し、打抜パンチ刃(12)の降下によって該フ
イルムテープ(3)を打抜き単位スパングル(33)を前
記打抜パンチ受台(5)の下方に形成し、これを打抜形
成の度毎に移送板(W)によってミシンニードル(23)
の下方位置に移送し、該移送板(W)によって移送され
たスパングル(33)にミシンニードル(23)を刺し通
し、該ミシンニードル(23)の糸孔に通した上糸(24)
とその下方に配設した下糸ボビン(29)内の下糸とによ
って、第5図に示したように被縫着生地(A)に添着状
に連綴形成(B)するか、第6図に示したようにチエン
スパングル(C)を連綴形成するようにしたものであ
る。
第2発明のスパングル形成連綴装置は、第1発明の方法
を実施するための装置であって、上下往復移動する打抜
パンチ刃(12)と、その下方に配置された打抜パンチ受
台(5)と、更にその下方に位置して水平方向に往復移
動するように配置され先端部にU字形切込みを有する単
位スパングル(33)の移送板(W)と、その下方に位置
して該移送板(W)の移送方向を案内する案内路(8a)
を有する案内台(8)と、前記移送板(W)の移送方向
終端位置の上下に配置されたミシンニードル(23)及び
下糸ボビン(29)と、前記打抜パンチ刃(12)と打抜パ
ンチ受台(5)との間に配置されたテープ(3)を1ピ
ッチ分宛順次移動させるテープ移動装置(31)とで構成
したものである。
第3発明のスパングル形成連綴装置も、第1の発明の方
法を実施するための装置であって、かつ、第2発明の装
置の構成の全部を有し更に、打抜パンチ刃(12)が、そ
の先端中央部に、出退自在で常時は当該打抜パンチ刃
(12)の先端面よりも突出状態を保持するようにされた
小突起(12a)を有する構造としたものである。
〈作用〉 本発明は、前述のように、単位スパングルを素材である
テープからパンチ刃(12)とパンチ受台(5)とによっ
て打抜き形成すると同時に、この打抜き形成の度毎にミ
シンニードルによる連綴位置まで逐一移送し、連綴す
る。連綴の態様としては、糸のみによって連鎖状に形成
したチエンスパングルと、被着生地上に縫着したスパン
グル添着縫着生地とがある。
〈実施例〉 以下実施例に基いて説明する。
先ず第1図に示した実施態様の説明をすると次の通りで
ある。主な駆動源としては主軸(2)と、この主軸
(2)に固着された主歯車(20)と噛合された副歯車
(10)を介して被動される副軸(1)と(これら両軸
(1).(2)の何れが駆動軸であってもよい)と、ス
パングルテープ(3)を巻取るテープ巻取ロール(31)
の駆動軸(30)とからなっている。副軸(1)には、エ
キセンカム(11a)とエキセンリンク(11b)とからなる
エキセントリック機構によって上下方向に往復駆動され
る打抜パンチ刃(12)と、クランクレバー(13)の回動
によって連結リンク(14)を介して下端側が左右方向に
往復揺動されるベルクランク(15)と、このベルクラン
ク(15)に揺動自在に枢着垂下されスプリング(28)に
よって常時後方(図において右側)に被牽引姿勢とされ
ているリンク(17)とが、連動駆動されるように装着さ
れている。主軸(2)には、クランクレバー(21)、ピ
ストンリンク(22)を介して上下方向に往復駆動される
ミシンニードル(23)と、駆動カム(25)によって揺動
駆動されるベルクランクレバー(26)とが、連動駆動さ
れるように装着されている。また、これらの各装置の下
方には可動受台(9)が配置され、該受台(9)の下方
で前記ミシンニードル(23)の下方位置には下糸用ミシ
ンボビン(29)が配置されている。
而して、前記打抜パンチ刃(12)は、その先端中央部に
出退自在とされ常時突出方向(下方)に向けてスプリン
グ(12b)で押圧されている小突起(12a)を有する構造
とされ、第2図に示したように、固定ガイド(4)の中
央に形成されているパンチ刃ガイド孔(4a)によってそ
の移動姿勢が案内される、この固定ガイド(4)はガイ
ド孔(4a)の両側部に位置してセットボルト用孔(4
b).(4b)が形成され、ガイド孔(4a)の下部にコの
字形に切込まれたテープガイド溝(4c)を有している。
その下方にはパンチ受刃(5a)を有しその両側部分にセ
ットボルト用孔(5b).(5b)を有する打抜パンチ受台
(5)が配置され、更にその下方に配置された案内台
(8)に形成されたセットボルト孔(8e).(8e)にボ
ルト止めされる、この案内台(8)は中央部に二つの固
定案内板(8d).(8d)によって形成された案内路(8
a)を有し、その前側端にはスパングル通過用切欠部(8
b)が形成され、かつ、後方側には後記のガイドピン(6
c)案内用切込み長孔(8c)が形成されている。前記案
内路(8a)には移送板(W)の一態様として上下二枚の
摺動板(6).(7)が前記打抜パンチ受台(5)の下
方に位置してその長手方向に摺動自在に配置される。上
部摺動板(6)はその先端側にU字形の切込み(6a)を
有し、かつ、この切込み(6a)を形成する両側の腕部分
(6b).(6b)は薄肉に形成され、その奥部の段部(6
e)までの下面側に切断形成されたスパングル(33)の
収納用空隙を形成するスパングル抱持部(6d)を有し、
後方側には上下方向に貫通するガイドピン(6c)が固着
されている。下部摺動板(7)は先端側にUの字形の切
込み(7a)が形成され、後端側寄り位置にガイドピン
(6c)挿通用の長孔(7b)を有し、後端部は上方に向け
てL字形に折曲されたストッパー部(7c)を有する構造
とされている。
而して、前記上部摺動板(6)に固着されているガイド
ピン(6c)の上方突出部分は、前記ベルクランク(15)
の下端に位置して水平方向に折曲された孔付係止部(1
6)の孔に遊嵌係止され、該ピン(6c)の下方部分は下
部摺動板(7)の長孔(7b)を貫通して案内台(8)の
ガイドピン案内用切込み長孔(8c)に突入係合されてい
る。
スパングル(33)形成素材としてのフイルムテープ
(3)は第1図において右側図外位置にテープドラムが
懸架され、前記固定ガイド(4)のパンチ刃ガイド孔
(4a)下のテープガイド溝(4c)を通って第1図左側の
間歇駆動軸(30)に軸架されたテープ巻取ロール(31)
とこれに並設された遊転ロール(32)とによって間歇的
に巻取られるように設定してある。スパングル押え(2
7)は、第3図に示したようにその先端部が二又状に形
成されていて、ミシンニードル(23)が上昇運動を開始
する前にニードル(23)を挟んだ姿勢でスパングル(3
3)上に位置できるようにしてある。
次に第4図を主体として、スパングル被着生地(A)へ
のスパングル製造縫着方法について説明する。該第4図
にはその方法について説明するの便宜のために経時的に
要部を示した。
前回打抜かれたスパングル(33)の打抜量分だけテープ
(3)が移動され(イ図)、次の新しいスパングル打抜
き作動が開始される。先ず打抜パンチ刃(12)が降下
し、テープ(3)を打抜くまでの間、先にテープ(3)
に接当した小突起(12a)はスプリング(12b)の押圧力
に抗してテープ(3)に接当したままの姿勢を保持し
(ロ図)、更にパンチ刃(12)が降下してパンチ受台
(5)のパンチ受刃(5a)との協働作用でスパングル
(33)を打抜くと同時に、テープ(3)によって抵抗を
受けていた小突起(12a)はスプリング(12b)の作用で
打抜かれたスパングル(33)をパンチ受台(5)の下方
に位置する下部摺動板(7)上に移行させ、スパングル
(33)を押圧する(ハ図)。次いで、この姿勢を保持し
ている間に上部摺動板(6)が前進(左行)し、先端部
分のU字形切込み部(6a)で小突起(12a)を回避しな
がら両側の腕部分(6b).(6b)がスパングル(33)上
に移行する(ニ図)。同時にパンチ刃(12)は上昇運動
に転じ、更に前進する上部摺動板(6)は両側腕部分
(6b).(6b)の奥部に形成されている段部(6e)に接
当させながらスパングル(33)を下部摺動板(7)の先
端部に移行させ(ホ図)、このとき、いままで上部摺動
板(6)が前進する間スプリング(18)作用を受けてい
るリンク(17)のストッパー部(7c)への接当作用によ
って同時移動が阻止されていた下部摺動板(7)は、長
孔(7b)の前端側へのガイドピン(6c)の接当作用によ
って、その後は上部摺動板(6)の前進移動と共に前進
移動し、上下両摺動板(6).(7)の前端部間にスパ
ングル(33)を抱持して、案内台(8)の前端部に形成
されているスパングル通過用切込部(8b)上にスパング
ル(33)を移行する(ヘ図)、このとき同時に打抜きパ
ンチ刃(12)も原位置に上昇する。次いでミシンのニー
ドル(23)が下降移動し、これら上下摺動板(6).
(7)の先端部に形成されているU字形切込み(6a).
(7a)間に降下して、これら上下摺動板(6).(7)
によって抱持されているスパングル(33)の中心部分を
突き刺す(ト図)と、上部摺動板(6)は後退運動を開
始し、同時に下部摺動板(7)もスプリング(18)の引
張り作用によって後退する。ニードル(23)は引続き降
下しスパングル被着生地(A)上へスパングル(33)を
移行する(チ図)。ニードル(23)は被着生地(A)上
に接当させて降下し、可動受台(9)下に配置された下
糸ボビン(29)中に上糸(24)(第4図では省略)を案
内する。このニードル(23)の降下運動とほぼ連動して
ベルクランク(26)が第1図における二点鎖線の位置か
ら実線位置へと前進(左方)移動し、その下端のスパン
グル押え部(27)がニードル(23)の上昇運動への反転
移動までの間に被着生地(A)上に位置するスパングル
(33)の上面部に移行し、ニードル(23)の上昇運動に
伴ってスパングル(33)が上昇移動することを阻止する
姿勢となり、上下両摺動板(6).(7)は、第1図に
二点鎖線で示した待期姿勢位置に後退する。この間にテ
ープ(3)もスパングル1箇分だけの量巻取ロール(3
1)の間歇駆動によって巻取られる(リ図)。ニードル
(23)が上昇し、スパングル押え(27)が後退し、可動
受台(9)が生地(A)を伴って次のスパングル縫着位
置に移動し、同時に又はこれらの運動と同時的に打抜パ
ンチ刃(12)が下降し、以上に説明した運動が繰り返さ
れる。
以上の説明に利用した、第4図が、各部材の間隔を殊に
上下方向に間隔を隔てて記載してあること、実質的に上
下摺動部材(6).(7)と案内台(8)とは密着状態
に配置され、打抜パンチ受台(5)は上部摺動部材
(6)に略密接状態に配置され、テープ通過路(4c)も
実質的にテープが容易に通過し得る間隔があれば充分で
あることなどの諸点については、容易に理解できるであ
ろう。また、各部の運動についてみるとテープ(3)の
間歇送り運動は、打抜パンチ刃(12)が上昇運動に転じ
て同パンチ刃(12)の下端テープ(3)から離れた時点
(ヘ図)から、次回下降運動時の小突起(12a)のテー
プ(3)への接当時(ロ図)までの間であればいつでも
よいこと、打抜パンチ(12)の降下運動の開始はテープ
(3)の切断作用姿勢状態(ロ図)時に上下摺動板
(6).(7)が後退移動を完了しているタイミングに
設定してあればよいこと、ミシンニードル(23)の降下
タイミングも、ニードルの下端(先端)がスパングル
(33)に接当する直前にその下方にスパングル(33)が
移行されていればよいことなど、各部の作動が実質的に
同時進行的に行われるものであることは当業技術者なら
容易に理解できるであろう。
而して、第1図に示した主副両軸(2).(1)に軸架
された主副両歯車(20).(10)は1:2の直径のものと
してあり、主軸(2)が2回転して副軸(1)が1回転
し、1スパングルに対してミシンニードル(23)が2度
上下運動をし、2回縫着作動する場合について示してあ
る。このように設定しておくと、第5図に示したよう
に、スパングル被着生地(A)に対して、ミシン縫目を
スパングル(33)の中心縫着目と次位のスパングル中心
縫着目との間に生地(A)に対するミシン縫目を1回設
けることができる。この場合には被着スパングル(33)
……は、その前後2箇所で生地(A)に添綴縫着(B)
できる。
生地(A)へのスパングル(33)……の添綴縫着間隔並
びに縫着位置は、可動受台(9)ひいては生地(A)の
移動量と移動方向とによって任意に設定することがで
き、生地(A)上に各種所望の模様を形成することがで
きる。
可動受台(9)上に生地(A)を載置しない場合には、
第6図に示したように上糸(24)と下糸(図外)とから
なる縫着糸のみによってチエンスパングル(C)を形成
することができる。この場合受台(9)は可動である必
要はない。
スパングル(33)の形状は、打抜パンチ刃(12)とパン
チ受刃(5a)との形状を選定することによって、丸形の
みに限らず楕円形、各種の角形、星形その他任意の形状
とすることができる。
フイルムテープ(3)の移動は、巻取装置(31).(3
2)によって巻取る方法を示したが、押出し方法で移動
させてもよいことは容易に理解できるであろう。また、
送り量についての1ピッチ分とは、正確に単位スパング
ル(33)の打抜量に相当する量という意味ではなく、要
するに単位スパングル(33)を打抜いた後、次の単位ス
パングル(33)を打抜くに適した量だけテープが移動し
ていれば良いことを意味する。
主軸(2)と副軸(1)との回転数は、両軸に固着する
歯車(チエン伝導であってもよい)の歯数比を1:1を含
む正数倍に変更して用いることができる。
この歯数比を1:1、1:2、1:3とした場合のスパングル(3
3)と縫着位置(24a)との関係例を示すと第7図のよう
になる。図中(24)は上糸を示す。但し、これらの図は
生地を直線均等送りした場合の例示であって、不規則非
直線送りとした場合には複雑な模様が得られることは既
述のとおりである。
第7図(イ)は歯数比1:1の場合の接近縫着、重ね縫
着、離間縫着の例示図、(ロ)は1:2の場合の接近縫
着、離間縫着、1スパングル2箇所接近縫着の例示図、
(ハ)は1:3の場合の1スパングル3箇所接近縫着、1
スパングル1箇所離間縫着、1スパングル2箇所離間縫
着の例示図である。
第8図に示した実施例は、移送板(W)としての上下摺
動板(6).(7)と案内台(8)との別実施例を示し
たもので、既に説明した上部摺動板(6)を、スパング
ル抱持空隙を先端下面側に有していない偏平板状のもの
とし、下部摺動板(7)の先端上面側を薄肉として段部
(7e)を形成し、スパングル受空隙部(7d)を形成した
構造としたものである。案内台(8)は中央部に長手方
向全長に亘って溝を形成し、上下摺動板(6).(7)
の摺動用案内路(8a)を形成した構造としたものであ
る。本発明は以上のようにして実施してもよい。
また、本発明では、前記第1〜4図の実施例並びに上記
第8図の実施例では移送板(W)を上下二枚の摺動板
(6).(7)によって構成した構造について説明した
が、該移送板(W)は必ずしも上下二枚の板体を必要と
するものではなく、第9図及び第10図に示した各実施例
のように一枚の板体のみを用いたものとしても実施する
ことができるものである。而して、第9図に示した実施
例は実質的に第2図に示した上部摺動板(6)と同構造
の摺動板(6)のみを用い、先端部の切欠き部をスパン
グル(33)が通過しない小幅のU字形切欠き(8b′)と
した案内台(8)の案内溝(8a)内に直接落下させた切
断スパングル(33)を段部(6e)によって移送するよう
にしたものである。この場合はチエンスパングル(C)
の製造や被着生地(A)を同第9図における左方向にほ
ぼ直線状に移行させて、生地(A)上に直線状にスパン
グル(33)を添着縫着する場合等に適している。第10図
に示した実施例は、第2図に示した上部摺動板(6)の
先端部の構造を表裏反対にして段部(6e)側が上面に来
るようにした構造、換言すると該上部摺動板(6)の先
端部の構造を前記第8図の実施例における下部摺動板
(7)の先端部の構造のように構成し、かつ、段部(6
e)とU字形切込み部(6a)の両側腕部(6b).(6b)
の上面との間に少許の偏平切込み(6f)を形成し、腕部
(6b).(6b)上に受け取った切断直後の単位スパング
ル(33)の一側部を抱持するようにしたものである。但
し、この偏平切りみ(6f)は必ずしも必要なものではな
い。第11図に示した実施例は、例えばスパングル(33)
によって花模様を形成するとき、葉模様を形成する色、
花弁模様を形成する色、花芯模様を形成する色のように
多色のテープ(3)を使用する必要がある。このように
2色以上のテープを切替使用する場合に便利な実施例を
示すもので、パンチ刃ガイド孔(4a)を有する固定ガイ
ド(4)の下面に長手方向に沿って、即ちテープ通過用
通路(4c)と交叉する方向に沿ってテープ切替杆(41)
の摺動案内溝(40)を形成し、該案内溝(40)に別途形
成した長尺板状のテープ切替杆(41)をその長手方向に
沿って摺動移動自在に内装する。このテープ切替杆(4
1)には前記固定ガイド(4)のセットボルト孔(4
b).(4b)の下方に位置してセットボルト(図外)を
回避する長孔(42).(42)が形成されていて(セット
ボルト孔(4b).(4b)の位置が該テープ切替杆(41)
を案内する前記摺動案内溝(40)の幅外に設けられてい
る場合はこれらの長孔(42).(42)は必要がない)、
この長孔(42).(42)の間に位置してテープ(3)の
通過用のガイド溝(43)が複数溝(実施例図では3溝)
並列形成され、それぞれの溝(43)……上には打抜パン
チ刃(12)の通過用孔(44)……が形成されている。
而して、該実施例に示したテープ切替杆(41)は、杆材
が一方向に長く延長され、その延長端には上方に向けて
L字形に折曲された摘み部(48)が形成され、延長部分
の上面には位置決め用の目印(46)……と位置を確認す
る記号(47)……が付され、側縁部分にはセッテイング
ボールホール(45)……が形成されている構造となって
いる。該セッテイングボールホール(45)……は、前記
固定ガイド(4)の案内溝(40)の側方に形成されたボ
ール押え(4d)の奥部に位置するテープ切替位置確定用
のセッテイングボール(図外)と嵌合し、テープ切替位
置を容易に確定できるようにしたものである。
このテープ切替操作は、最も簡単な手段の一例として手
動式のものを例示したが、例えば第12図に示す如くスイ
ッチ選択式の電気的切替手段を用いてもよいことは言う
までもない。この第12図の切替手段は、被動体(a)が
ニュートラル位置即ちスイッチ(S)が第2釦位置にあ
る状態を示してあり、スイッチ(S)を第1釦位置に切
替えると左側コイル(l)が励磁され、被動体(a)が
左行し、スイッチ(S)を第3釦位置に切替えると右側
コイル(r)が励磁され、被動体(a)が右行するよう
にしたものである。被動体(a)を前記第11図に示した
ガイド溝(43)……とパンチ刃通過用孔(44)を有する
テープ切替杆(41)としてもよく、被動体(a)の移動
をテープ切替杆(41)に連動させて実施してもよいこと
は容易に理解できるであろう。
また、テープ切替杆の操作されたとき、選択されたテー
プ(3)即ち打抜パンチ刃(12)の下方に移行させられ
たテープ(3)のみが巻取られるように切替えられるこ
とも容易に理解されるであろう。この切替え操作も手動
式で行ってもよいが、テープ切替杆の操作に連動するよ
うにしておくと便利である。
〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように、本発明は前記特許請求の範
囲に記載した通りの構造としたものであるから、次のと
おりの効果を有するものである。即ち、従来の方法中第
13図に示した連鎖状のものにあっては繋ぎ部が残存し、
美麗な形状の単位スパングルを得ることが困難であり、
かつ、繋ぎ部分を正確に切断することが困難であった
が、本発明にあっては切断型通りの美麗なスパングルが
得られる。第14図に示した重層スパングルにあっては、
空打ちや二、三枚の重ね打ちが生じ、的確な一枚打ちが
困難であったが、本発明にあっては確実な一枚打ちが極
めて容易にできる。
而して、本発明にあっては、単位スパングルの形成と同
時に連綴を行なうので、極めて能率的にかつ美麗で歯抜
け状態のない確実な生地への縫着並びにチエンスパング
ルの製造を行なうことができる。しかも、単位スパング
ルの製造作業と、生地等への縫着作業との間に一切の人
的作業を必要とせず、簡単な機械によってテープから一
連の商品を得ることができるという顕著な効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置全体の概要を示す一部切欠側面図、第2図
は要部の分解斜視図、第3図はスパングル押えの斜視
図、第4図は作動状態を経時的に示した要部の分離作動
説明図、第5図及び第6図は製品の斜視図及び平面図、
第7図はスパングルの縫製姿勢と縫製位置との関係を示
す説明図、第8図乃至第10図はそれぞれ別実施例を示す
要部の分解斜視図、第11図はテープガイド部の別実施例
を示す要部の斜視図、第12図はテープガイド部の電気的
作動手段を示した概要説明図、第13図及び第14図は従来
例を示す概要説明図である。 図中(3)はフイルムテープ、(5)はパンチ受台、
(8)は案内台、(8a)は案内路、(12)は打抜パンチ
刃、(12a)は小突起、(23)はミシンニードル、(2
4)は上糸、(29)は下糸ボビン、(31)はテープ移動
装置、(33)はスパングル、(W)は移送板を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムテープ(3)を打抜パンチ刃(1
    2)と打抜パンチ受台(5)との間に配設し、打抜パン
    チ刃(12)の降下によって該フイルムテープ(3)を打
    抜き単位スパングル(33)を前記打抜パンチ受台(5)
    の下方に形成し、これを打抜形成の度毎に移送板(W)
    によってミシンニードル(23)の下方位置に移送し、該
    移送板(W)によって移送されたスパングル(33)にミ
    シンニードル(23)を刺し通し、該ミシンニードル(2
    3)の糸孔に通した上糸(24)とその下方に配設した下
    糸ボビン(29)内の下糸とによって連綴するスパングル
    形成連綴方法。
  2. 【請求項2】上下往復移動する打抜パンチ刃(12)と、
    その下方に配置された打抜パンチ受台(5)と、更にそ
    の下方に位置して水平方向に往復移動するように配置さ
    れ先端部にU字形切込みを有する単位スパングル(33)
    の移送板(W)と、その下方に位置して該移送板(W)
    の移送方向を案内する案内路(8a)を有する案内台
    (8)と前記移送板(W)の移送方向終端位置の上下に
    配置されたミシンニードル(23)及び下糸ボビン(29)
    と、前記打抜パンチ刃(12)と打抜パンチ受台(5)と
    の間に配置されたテープ(3)を1ピッチ分宛順次移動
    させるテープ移動装置(31)とで構成されているスパン
    グル形成連綴装置。
  3. 【請求項3】上下往復移動する打抜パンチ刃(12)と、
    その下方に配置された打抜パンチ受台(5)と、更にそ
    の下方に位置して水平方向に往復移動するように配置さ
    れ先端部にU字形切込みを有する単位スパングル(33)
    の移送板(W)と、その下方に位置して該移送板(W)
    の移送方向を案内する案内路(8a)を有する案内台
    (8)と前記移送板(W)の移送方向終端位置の上下に
    配置されたミシンニードル(23)及び下糸ボビン(29)
    と、前記打抜パンチ刃(12)と打抜パンチ受台(5)と
    の間に配置されたテープ(3)を1ピッチ分宛順次移動
    させるテープ移動装置(31)とで構成され、かつ前記打
    抜パンチ刃(12)がその先端中央部に、出退自在で常時
    は当該打抜パンチ刃(12)の先端面よりも突出状態を保
    持するようになされた小突起(12a)を有する構造とさ
    れているスパングル形成連綴装置。
JP60128889A 1985-06-13 1985-06-13 スパングル形成連綴方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH07862B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004046445A1 (ja) * 2002-11-21 2004-06-03 Tokai Kogyo Mishin Kabushiki Kaisha シークイン送り装置

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JPS5853217A (ja) * 1981-09-25 1983-03-29 Nec Corp デジタルフイルタ回路

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US7082884B2 (en) 2002-11-21 2006-08-01 Tokai Kogyo Mishin Kabushiki Kaisha Sequin feeder

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