JPH0785085A - 2次元バーコードを用いた検体検査の依頼・報告方法 - Google Patents

2次元バーコードを用いた検体検査の依頼・報告方法

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JPH0785085A
JPH0785085A JP5226156A JP22615693A JPH0785085A JP H0785085 A JPH0785085 A JP H0785085A JP 5226156 A JP5226156 A JP 5226156A JP 22615693 A JP22615693 A JP 22615693A JP H0785085 A JPH0785085 A JP H0785085A
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Ikuo Toufukuji
幾夫 東福寺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2次元バーコードを利用してデータ入力の省力
化と簡易化を実現する。 【構成】ファイル或いはデータベースから被検者属性情
報と検査前回値とを読み出し、検査項目の指定をコード
ブックから読み取り、採血管に貼られたバーコードラベ
ルから検体番号を読み取り、上記被検者属性情報と検査
項目と検査項目毎の前回値とを文字及び2次元バーコー
ドで印字する。そして、この検査依頼伝票の2次元バー
コードを読み取り、当該検体の検査項目の選択とその項
目の前回値と検体番号とを登録し、検査精度管理におけ
る前回値チェックにその前回値を使用し、検査結果報告
書に被検者属性情報と検査結果とを文字及び2次元バー
コードで検査結果報告書に印字する。更に上記検査結果
報告書の2次元バーコードを読み取り光カードに検査結
果を書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば被検者の医療情
報等を管理するために、診療部門と検査部門の間の情報
のやりとりを2次元バーコードを用いて行う2次元バー
コードを用いた検体検査の依頼・報告方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、比較的大規模な病院においては、
病院情報システム(HIS; Hospital Information System)
と称されるコンピュータシステムが導入構築され、被検
者の医療情報を集中的に管理できるようになってきてい
る。
【0003】そして、例えば検体検査についてもその依
頼情報の入力、分析装置からのデータ収集、精度管理、
検査報告等がオンライン化され、医師は診察室或いは病
棟の端末装置からこれらの情報の入力参照が可能となっ
てきている。
【0004】さらに、近年では、光カードを被検者一人
一人に持たせて、各被検者の医療情報を当該光カードに
記録し、必要に応じて参照することで、投資効率のよい
医療情報システムを構築する試みが行われてきている。
かかるシステムは小数のパーソナルコンピュータとそれ
に接続される光カードリーダライタ装置が有れば構築す
ることができ、大型コンピュータや大規模なLANシス
テム等は不要である。
【0005】しかしながら、中小規模の病院や診療所
は、このような検査設備を有していないため、外部の検
査センタに検体検査を依頼する必要があった。さらに、
こうした中小規模の病院では、その予算的制約から前述
のHISも導入することができず、被検者の医療情報は
紙のカルテで管理されていた。
【0006】そして、検体検査を外注している病院や診
療所では、検査依頼伝票と検体容器に収めた検体を検査
センタに送り検査を依頼する。この検査依頼伝票には被
検者番号、被検者氏名被検者性別、被検者生年月日等の
被検者属性情報と検査依頼日付、検査依頼項目、検体採
取に使用した検体容器番号が記載される。これら記載事
項は手書きされることが多く、また伝票以外にフロッピ
ーディスク等のコンピュータ外部記録媒体を用い、当該
記録媒体に、その日の検体に関する検査依頼情報を書き
込み渡すこともしばしば行われている。
【0007】さらに、こうした病院や診療所からの検査
を受託する検査センタには検査依頼伝票に記載された情
報を元に検査情報を処理するための検査情報システムが
設置されており、検査依頼情報の登録、各種分析装置か
ら得られる検査結果の収集、検査データの精度管理、検
査結果報告書の印刷、費用の請求等の処理を行ってい
る。そして、検査センタでは、得意先である病院や診療
所に、予め検体容器番号が文字及びバーコードで印刷さ
れたラベルが貼られた試験管等検体容器と自センタ専用
検査依頼伝票を配布することも広く行われている。
【0008】そして、上記病院・診療所からの検査依頼
伝票に記載された事項はキーパンチによる手入力又は依
頼元の病院や診療所から依頼伝票と共に送られてきたフ
ロッピーディスクを読み取ることで検査情報システムに
入力され、こうして入力された検査依頼情報に基づいて
分析装置毎にワークシートが作成され、ワークシート情
報が各分析装置にダウンロードされる。
【0009】一方、検体は遠心分離等の前処理を済ませ
分析装置にセットされる。この分析装置にはバーコード
リーダ装置が備えられており、検体容器に貼り付けられ
たバーコードから検体容器番号を読み取り、それをキー
としてワークシート情報を検索し、当該検体の検査項目
を知り、指定項目の分析を行う。さらに、分析装置では
検体毎に指定項目についてデータが得られる。このデー
タについては、データのクリーン化処理が行われる。そ
して、クリーン化手法としては、精度管理用検体を利用
したXバーR管理図法やキューサム法、ツインプロット
法等が広く用いられている。こうしてクリーン化された
データは検査情報システム内で被検者毎に集められ、最
後に検査結果報告書に印刷される。そして、印刷された
検査結果報告書は依頼元の病院や診療所に送られ、通常
は被検者カルテに綴じ込まれる。
【0010】また、検査報告書とは別に検査センタから
例えばフロッピーディスクなどの記録媒体により検査結
果報告を送り、病院や診療所では、当該記録媒体に記録
された情報をパーソナルコンピュータに入力して各被検
者の光カードに記録する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
病院・診療所からの検査依頼伝票に記載された事項は、
例えば手入力で検査情報システムに入力されるが、この
方法ではキーバンチ入手を要すると共に、該キーバンチ
入力の際に入力ミスが発生し易い。そして、フロッピー
ディスクを用いて検査依頼情報を送る場合には、検体や
依頼伝票の他に別にフロッピーディスクを運搬しなけれ
ばならない。さらに、検査データの精度管理やクリーン
化は精度管理用検体を用いた手法しか使用出来ないた
め、被検者検体のデータを用いる前回値チェック法など
は利用できない。また、検査結果の報告も検査センタか
ら検査結果報告書とは別にフロッピーディスクを送らな
ければそのデータをコンピュータに入力することができ
ない。
【0012】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、診療部門と検査部門の間
の情報のやりとりを2次元バーコードを用いて行うこと
で、データ入力の省力化と簡易化を実現し、且つ従来検
査センタでは行われてこなかった精度管理における前回
値チェックを可能とすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の2次元バーコードを用いた検体検査の依頼
・報告方法は、病院或いは診療所において、被検者属性
情報と検査履歴情報とを記録したファイル或いはデータ
ベースを有する場合に、検体検査を行うために検査依頼
書を作成し、検体を採取し、この検査依頼書及び検体を
検査部門に送り、検査部門において、上記検査依頼書に
基づいて検体の登録、分析、検査結果の精度管理を行
い、検査結果報告書を作成して依頼元に報告し、その検
査結果報告書に記載された検査結果を上記被検者に対応
するファイル或いはデータベースに記録する検体検査の
依頼・報告方法において、上記被検者の検体検査を行う
ため検体採取を行うときに、上記被検者属性情報及び検
査履歴情報を記録したファイル或いはデータベースから
上記被検者属性情報と検査前回値を読み出し、2次元の
バーコードを印刷したコードブックより検査項目の指定
を読み取り、予めシリアルに番号付けされた採血管に貼
られたバーコードラベルから検体番号を読み取り、上記
被検者属性情報と検査項目と検査項目毎の前回値とを文
字及び2次元バーコードで上記検査依頼書に印字する第
1の行程と、上記検査依頼書の2次元バーコードを読み
取り、上記検体の検査項目の選択と当該検査項目の前回
値と検体番号とを登録し、検査精度管理における前回値
チェックに上記前回値を使用し、被検者属性情報と検査
結果とを文字及び2次元バーコードで上記検査結果報告
書に印字する第2の行程と、上記検査結果報告書の2次
元バーコードを読み取り、記録媒体に検査結果を記録す
る第3の行程とからなる。
【0014】
【作用】即ち、本発明の2次元バーコードを用いた検体
検査の依頼・報告方法では、第1の行程において、上記
被検者の検体検査を行うため検体採取を行うときに、上
記被検者属性情報及び検査履歴情報を記録したファイル
或いはデータベースから上記被検者属性情報と検査前回
値を読み出し、2次元のバーコードを印刷したコードブ
ックより検査項目の指定を読み取り、予めシリアルに番
号付けされた採血管に貼られたバーコードラベルから検
体番号を読み取り、上記被検者属性情報と検査項目と検
査項目毎の前回値とを文字及び2次元バーコードで上記
検査依頼書に印字する。そして、第2の行程において、
上記検査依頼書の2次元バーコードを読み取り、上記検
体の検査項目の選択と当該検査項目の前回値と検体番号
とを登録し、検査精度管理における前回値チェックに上
記前回値を使用し、被検者属性情報と検査結果とを文字
及び2次元バーコードで上記検査結果報告書に印字す
る。さらに、第3の行程において、上記検査結果報告書
の2次元バーコードを読み取り、記録媒体に検査結果を
記録する。
【0015】
【実施例】一般的に、光カードには、追記方式のためデ
ータの改ざんができず、記憶容量が大きく、携帯に便利
で磁気や静電気に強いといった特性がある。このため、
病院或いは診療所において、被検者毎の診療情報、検査
履歴情報を記録した光カードを発行し、被検者はそれを
所謂個人健康情報(PHD;Personal Health Data)として携
帯し、診療受診の際には、これを病院或いは診療所に持
参する。病院や診療所では、上記光カードを電子カルテ
として参照し、検査歴や治療方針を参考にしたり、投薬
の履歴管理等に活用している。
【0016】以下、図面を参照して、光カードを被検者
個人の情報管理に活用している病院、診療所における外
注検査を例として、本発明の実施例に係る2次元バーコ
ードを用いた検体検査の依頼・報告方法について説明す
る。
【0017】図1(a)は本発明の実施例を実現するた
めのシステムの構成図であり、特に病院或いは診療所に
設置される光カードリーダライタ装置及びバーコードリ
ーダ装置を備えたパーソナルコンピュータシステムの構
成を示している。
【0018】この図1(a)において、制御装置1はパ
ーソナルコンピュータのCPU、メモリ、外部記憶装置
を内蔵し周辺機器の接続制御機能を有しており、システ
ムの制御を行うOSやアプリケーションソフトウェア
は、不図示の磁気ディスク装置等の外部記憶装置に格納
されている。この制御装置1は、入力装置2やディスプ
レイ装置3、プリンタ装置4、光カードリーダライタ装
置5、バーコードリーダ装置6に接続されている。この
入力装置2は、操作を行うためのもので、例えばキーボ
ードやマウス、タッチパネル等が採用される。そして、
ディスプレイ装置3は表示するためのものであり、例え
ばCRTやLCD等が採用される。さらに、プリンタ装
置4は文字及び2次元バーコードの印刷機能を有してお
り、検査依頼伝票等の印刷を行うためのものである。ま
た、光カードリーダライタ装置5は光カードへの情報の
書き込み/読み出しを行うためのものであり、診療の際
には、被検者の光カードから被検者属性情報、既往歴、
診療履歴、検査履歴、投薬履歴等を読み出し、上記ディ
スプレイ装置3に表形式或いはグラフ形式等で被検者デ
ータを表示することで、医師の診療を支援し、検査依頼
の際には、検査依頼伝票に印刷するための被検者属性情
報や前回検査データ等を被検者の光カードから読み出
し、その結果が報告された場合には、そのデータを被検
者の光カードに書き込む。そして、バーコードリーダ装
置6は、1次元及び2次元バーコードを読み取るための
ものであり、検査依頼の際には、検査センタ予め届いて
いる検体容器の検体容器番号バーコードの読み取りや検
査項目の選択のためのバーコードブックの読み取りに使
用され、検査センタから検査結果報告書が届いたら、検
査結果報告書に印刷された検査データ2次元バーコード
の読み取りに使用される。
【0019】一方、図1(b)は本発明の実施例を実現
するためのシステムの構成図であり、特に検査センタに
設置される検査情報システムの構成を示している。この
図1(b)において、制御装置11は、CPUやメモ
リ、外部記憶装置、周辺装置及び分析装置等の接続機能
を有しており、当該制御装置11は検査情報システムの
制御を行う。そして、この制御装置11には、入力装置
12やディスプレイ装置13、プリンタ装置14、分析
装置15、バーコードリーダ装置16が接続されてい
る。尚、後で説明するワークシートファイルや検査結果
ファイルは、この制御装置11の磁気ディスク上に作成
される。そして、入力装置12は操作を行うためもの
で、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等がこれ
に相当する。さらに、ディスプレイ装置13は表示のた
めのもので、例えばCRTやLCD等がこれに相当す
る。また、プリンタ装置14は文字及び2次元バーコー
ドの印刷機能を有し、検査結果報告書やワークシート等
の印刷を行うためものである。そして、分析装置15は
血液の分析を行うためのものであり、当該分析装置15
にはバーコードリーダ装置が組み込まれており、試験管
に貼られたバーコードラベルを読み取り、読み取った検
体番号をキーとして制御装置に問い合わせを行い、その
検体の分析すべき項目を制御装置から受け取り、指定さ
れた項目の分析を実施し、制御装置にその結果を伝送す
る。また、バーコードリーダ装置16は1次元及び2次
元バーコードを読み取るためのものである。
【0020】ここで、本発明の実施例に係る検体検査方
法では、光カードに図2に示すような情報を記録してい
る。即ち、光カードには、被検者の個人の識別情報を示
す「被検者属性情報」、被検者の病歴を示す「既往歴情
報」、診療の記録を示す「診療履歴情報」、検査の記録
を示す「検査履歴情報」、投薬の記録を示すした「投薬
履歴情報」が記録されている。
【0021】そして、「被検者属性情報」には、被検者
の氏名や性別、生年月日、住所、電話番号、健康保険種
別、健康保険番号、勤務先、被検者識別のために付けら
れた被検者番号、血液型、アレルギー情報、禁忌薬情報
等の変更頻度の少ない且つ最新情報さえ参照できれば良
い情報が記録される。そして、これらの情報に変更が生
じた場合には、それ以前の属性データは抹消され新規情
報により更新される。
【0022】さらに、「既往歴情報」には、発病年月
日、病名、転帰情報が時系列的に記録される。この情報
は新たな情報がつけ加わった場合にはそれまでの情報に
つけ加える形で追記される。また「診療履歴情報」に
は、診察年月日、診察担当医の氏名、診療科名、診察内
容などが時系列的に記録される。この情報も新たな情報
がつけ加わった場合にはそれまでの情報につけ加える形
で追記される。
【0023】そして、「検査履歴情報」には、検査年月
日、検査項目名とそのデータが時系列的に記録される。
この情報も新たな情報がつけ加わった場合にはそれまで
の情報につけ加える形で追記される。さらに、「投薬履
歴情報」には、投薬年月日と薬品名、処方などの処方内
容データが時系列的に記録される。この情報も新たな情
報がつけ加わった場合にはそれまでの情報につけ加える
形で追記される。
【0024】こうした光カードを利用するためには、病
院或いは診療所には光カードリーダライタ装置を接続し
たパーソナルコンピュータとソフトウェアがあれば良
い。さらに、被検者データは全て被検者の携帯する光カ
ードに記録されているため、大規模なデータベースも不
要となり、小規模な医療機関でも導入や運用が容易であ
る。
【0025】以下、図3及び図4のフローチャートを参
照して、実施例に係る2次元バーコードを用いた検体検
査の依頼・報告方法のシーケンスについて詳細に説明す
る。検査を依頼する病院・診療所では、先ず被検者属性
情報及び前回検査データを被検者の携帯する光カードか
ら読み出し(ステップS101)、そしてバーコードブ
ックより当日の検査項目を選択する。この項目選択のた
めのバーコードブックの様子は図5に示す通りである
(ステップS102)。次いで検体採取に使用する検体
容器(試験管等)に貼られた検体容器番号を表したバー
コードを読み取る。この検体容器ラベルの様子は図6に
示す通りである(ステップS103)。
【0026】そして、上記情報に検査依頼元情報を加え
て、検査依頼書に文字で印刷し、同じ依頼書の紙面に文
字で記載された内容と同じ情報を2次元バーコードで印
刷する。この検査依頼書の様子は図7に示す通りであ
り、検査依頼書2次元バーコード情報フォーマットの様
子は図8に示す通りである(ステップS104)。更に
上記ステップS103で選択した検体容器に検体を採取
し(ステップS105)、得られた検体と検査依頼書を
検査センタに発送する(ステップS106)。
【0027】こうして送られてきた検体、検査依頼書を
受けて検査センタではステップS201乃至ステップS
212の処理を行う。即ち、検査依頼書及び検体を受け
取ると(ステップS201)、検査依頼書の2次元バー
コードを2次元バーコードリーダで読み取り、被検者属
性情報、検査依頼項目、前回検査データ、検体容器番
号、検査依頼元情報を検査情報システムに入力し、検査
結果ファイルを作成する。この検査結果ファイルは複数
の固定長レコードから成り、当該検査結果ファイルのレ
コードフォーマット例は図9に示す通りである(ステッ
プS202)。尚、受付段階では、今回検査値の領域は
未検査を示す空白となっている。
【0028】次いで、検査情報システムでは分析装置毎
に、どの検体についてどの項目の分析をすべきかを指示
するワークシートファイルを作成する。このワークシー
トファイルは複数の固定長レコードから成り、当該ワー
クシートファイルのレコードフォーマット例は図10に
示す通りである(ステップS203)。
【0029】一方、検体については遠心分離等の前処理
を行い、分析装置にセットする(ステップS204)。
そして、このステップS204で分析装置に検体がセッ
トされると分析作業が始まる。さらに、分析装置は内蔵
のバーコードリーダ装置を用いて検体容器のバーコード
ラベルを読み、検査情報システムに対して検体容器番号
をキーとしてその検体はどの項目の分析を行うべきか問
い合わせを行い、分析情報システムはこの問い合わせを
受信する。この分析装置から検査情報システムへの検査
項目問い合わせ電文フォーマットの様子は図11に示す
通りである(ステップS205)。そして、分析情報シ
ステムは問い合わせの検体容器番号をキーとしてワーク
シートファイルを検索し、当該検体の分析要求項目情報
を分析装置に送信し、分析要求項目情報を受け取った分
析装置はその項目に関する分析処理を実施する。この検
査情報システムから分析装置への検査項目指示電文フォ
ーマットの様子は図12に示す通りである(ステップS
206)。
【0030】さらに、分析情報システムは分析装置から
の検体容器番号をキーとして分析結果情報を受け取り、
検査結果ファイルに格納する。この分析装置から検査情
報システムへの検査結果報告電文フォーマットの様子は
図13に示す通りである(ステップS207)。そし
て、ワークシートファイルに記録された前回値データと
検査結果ファイルの今回分析データを比較する前回値チ
ェック法を含むデータのチェックを実施し、データの精
度管理やクリーン化を行う(ステップS208)。さら
に、この結果を判定し(ステップS209)、検査結果
がNGと判定された検体については再検査を実施する
(ステップS210)。
【0031】こうして全ての検体について検査結果が妥
当と判定されるまで、再検査とデータのクリーン化が行
われる。そして、クリーン化の済んだ検査結果について
検査結果報告書が印刷される。この検査結果報告書に
は、文字及び2次元バーコードで検査結果が印刷され
る。尚、この検査結果報告書の例は図14に示す通りで
あり、検査結果報告書2次元バーコード情報フォーマッ
ト例は図15に示す通りである(ステップS211)。
次いで、この検査結果報告書の検査依頼元の病院、診療
所に返送される(ステップS212)。
【0032】この報告書を受け取った病院、診療所で
は、2次元バーコードを読み、被検者の光カードに検査
結果を記録する(ステップS107)。以上、本発明の
一実施例である2次元バーコードを用いた検体検査の依
頼・報告方法について説明をしたが、2次元バーコード
は大量の文字情報を符号化でき、機械で容易に読み書き
できることから他にも様々な使い方が可能である。
【0033】例えば2次元バーコードを薬の処方を指示
する処方箋に応用し、病院・診療所と院外の調剤薬局の
間で使用すれば、薬局での会計処理や調剤処理の効率向
上にも役立てることができる。その際に、被検者の光カ
ードから読み出した投薬履歴情報や禁忌薬情報を同時に
2次元バーコード化して参照可能とすれば副作用の軽減
などの医療の質の向上に貢献が可能である。
【0034】尚、本実施例の説明には被検者情報のファ
イル或いはデータベースとして光カードを例として挙げ
て説明したが、本発明はこれら被検者情報のファイル或
いはデータベースとして光カードに何等依存するもので
はなく、ICカードのような情報記録媒体やコンピュー
タハードディスク装置上に構築されるデータベースシス
テムであっても適用可能であることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、診療部門と検査部門の
間の情報のやりとりを2次元バーコードを用いて行うこ
とで、データ入力の省力化と簡易化を実現し、且つ従来
検査センタでは行われなかった精度管理における前回値
チェックを可能とした2次元バーコードを用いた検体検
査の依頼・報告方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例に係る2次元バーコー
ドを用いた検体検査の依頼・報告方法を実現するための
パーソナルコンピュータシステムの構成を示す図で、
(b)は検査情報システムの構成を詳細に示す図であ
る。
【図2】光カードに記録される情報を示す図である。
【図3】実施例に係る2次元バーコードを用いた検体検
査の依頼・報告方法のシーケンスを示すフローチャート
である。
【図4】実施例に係る2次元バーコードを用いた検体検
査の依頼・報告方法のシーケンスを示すフローチャート
である。
【図5】項目選択のためのバーコードブックの様子を示
す図である。
【図6】検体容器ラベルの様子を示す図である。
【図7】検査依頼書の様子を示す図である。
【図8】検査依頼書2次元バーコード情報フォーマット
の様子を示す図である。
【図9】検査結果ファイルのレコードフォーマット例を
示す図である。
【図10】ワークシートファイルのレコードフォーマッ
ト例を示す図である。
【図11】分析装置から検査情報システムへの検査項目
問い合わせ電文フォーマットの様子を示す図である。
【図12】検査情報システムから分析装置への検査項目
指示電文フォーマットの様子を示す図である。
【図13】分析装置から検査情報システムへの検査結果
報告電文フォーマットの様子を示す図である。
【図14】検査結果報告書の様子を示す図である。
【図15】検査結果報告書の2次元バーコード情報フォ
ーマット例を示す図である。
【符号の説明】
1,11…制御装置、2,12…入力装置、3,13…
ディスプレイ装置、4,14…プリンタ装置、5,15
…光カードリーダライタ装置、6,16…バーコードリ
ーダ装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 病院或いは診療所において、被検者属性
    情報と検査履歴情報とを記録したファイル或いはデータ
    ベースを有する場合に、検体検査を行うために検査依頼
    書を作成し、検体を採取し、この検査依頼書及び検体を
    検査部門に送り、検査部門において、上記検査依頼書に
    基づいて検体の登録、分析、検査結果の精度管理を行
    い、検査結果報告書を作成して依頼元に報告し、その検
    査結果報告書に記載された検査結果を上記被検者に対応
    するファイル或いはデータベースに記録する検体検査の
    依頼・報告方法において、 上記被検者の検体検査を行うため検体採取を行うとき
    に、上記被検者属性情報及び検査履歴情報を記録したフ
    ァイル或いはデータベースから上記被検者属性情報と検
    査前回値を読み出し、2次元のバーコードを印刷したコ
    ードブックより検査項目の指定を読み取り、予めシリア
    ルに番号付けされた採血管に貼られたバーコードラベル
    から検体番号を読み取り、上記被検者属性情報と検査項
    目と検査項目毎の前回値とを文字及び2次元バーコード
    で上記検査依頼書に印字する第1の行程と、 上記検査依頼書の2次元バーコードを読み取り、上記検
    体の検査項目の選択と当該検査項目の前回値と検体番号
    とを登録し、検査精度管理における前回値チェックに上
    記前回値を使用し、被検者属性情報と検査結果とを文字
    及び2次元バーコードで上記検査結果報告書に印字する
    第2の行程と、 上記検査結果報告書の2次元バーコードを読み取り、記
    録媒体に検査結果を記録する第3の行程と、からなる2
    次元バーコードを用いた検体検査の依頼・報告方法。
JP5226156A 1993-09-10 1993-09-10 2次元バーコードを用いた検体検査の依頼・報告方法 Withdrawn JPH0785085A (ja)

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