JPH0782774A - 脱臭機能付き洗浄便座装置 - Google Patents

脱臭機能付き洗浄便座装置

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JPH0782774A
JPH0782774A JP23163293A JP23163293A JPH0782774A JP H0782774 A JPH0782774 A JP H0782774A JP 23163293 A JP23163293 A JP 23163293A JP 23163293 A JP23163293 A JP 23163293A JP H0782774 A JPH0782774 A JP H0782774A
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deodorant
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Tetsuo Makino
哲夫 牧野
Koichi Hayashi
浩一 林
Osamu Matsubara
理 松原
Atsushi Sawaki
篤 沢木
Ikuya Idota
育哉 井戸田
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Aisin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】便器上に設置されるシャワー便座装置のハウジ
ングを、便器の幅方向に関し、脱臭剤の収納室を設ける
にもかかわらず省スペースとする。 【構成】便器11のほぼ幅域範囲の便器上方のハウジン
グ12内に収納室26を形成し、脱臭剤出し入れ用の蓋
27を、導風ダクト23と連通した前記収納室26の後
方開口26a若しくは前方開口26b又は上側部の開口
に対面して形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱臭剤をハウジング内
にカートリッジ形式で交換可能に装填した脱臭機能付き
洗浄便座装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洋式便器の開放空間に対し便座及び便蓋
を開閉自在とし、用便後に人体局部を洗浄水で洗浄し、
かつ、洗浄後に温風を吹出して乾燥させる洗浄便座装置
が一般家庭等に広く普及している。上記洗浄便座装置に
おいて、例えば特開昭63−210319号公報には、
脱臭剤をハウジング内にカートリッジ形式で交換可能と
する構成が開示されている。
【0003】図7及び図8は上記脱臭機能を有する洗浄
便座装置を部分的に示す。装置本体を構成するハウジン
グ1は、便器の幅方向に長く、便器の後部上に載置され
た形態で設置される横設部1Cと、該横設部1Cより便
器幅域外へ突出した右袖部1A及び図外の左袖部とから
なり、図示しない便器に対して便座及び便蓋を開閉自在
に支持している。ハウジング1には、洗浄水を人体局部
に向けて放出する肛門洗浄ノズル及びビデ洗浄ノズルの
いずれか又は両方により構成される洗浄ノズル機構、洗
浄後に温風を吹出して乾燥させる温風を吹出し機構等が
内蔵されるとともに、袖部1Aの上面には、洗浄ノズル
機構若しくは温風吹出し機構等のON−OFFスイッチ
2及び洗浄水の水勢若しくは水温のマニュアル調整スイ
ッチ3等が装備されている。
【0004】カートリッジ形式の脱臭剤4は、袖部1A
の上面に設けた蓋5の下の開口5a(図8)より出し入
れ可能になっている。開口5aは、横設部1Cから右袖
部1Aに亘って形成された風洞6と連通されていて、風
洞6の一端は、横設部1Cの前面部に形成された窓6a
により便器の開放空間に臨設した吸入口となっており、
風洞6の他端は、モータ7及びファン8が装置された脱
臭機構の収納室9と連通されている。
【0005】従って、上記脱臭剤4は、モータ7を作動
してファン8を回転することにより、臭気の粒子が脱臭
剤4に吸着されて、トイレ室の臭気を除去する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置は、脱臭
剤の出し入れ方向に関しては、便器の上下方向又は前後
方向とされており、便器の幅方向のスペースを使用しな
い配慮は伺える。しかしながら、ハウジングの袖部に
は、その他の機構、例えば洗浄水を一時貯溜する温水タ
ンク及びその配管、該配管に組付けられる水圧調整等の
弁ユニット、更には回転アクチュエータによる便座及び
便蓋の自動開閉機構等も内蔵される場合があり、その上
に脱臭剤及び脱臭機構の収納室を増設することは、同袖
部を大型化し、便器の幅方向にスペースをとる。このた
め、便器の幅方向が狭いトイレ室には設置が困難になる
場合がある。
【0007】特に、最近では、我が国の住宅事情に鑑
み、上記のように便器の幅方向に突出する袖部はよりコ
ンパクトに、できればリモコンを援用して袖部を殆ど持
たないような設計が試みられようとしている。本発明
は、上記実情に鑑みてなされたもので、脱臭剤の収納室
を、便器の幅方向にハウジングを広げることなく形成
し、省占有スペースのハウジングで狭いトイレ室への設
置を容易とした脱臭剤の収納構造を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するめたの手段】本発明は、便器の後部上
に載置形態で設置され、便座及び便蓋を便器に対し開閉
自在に保持したハウジングと、前記便器の開放空間に吸
入口を臨設した導風ダクトと、便器の前後方向に対面す
る前記ハウジングの前方側部若しくは後方側部又は上側
部のいずれかに形成された脱臭剤出し入れ用の蓋と、前
記便器のほぼ幅域範囲の便器上方の前記ハウジング内に
前記導風ダクトと連通した一方開口を有して形成される
とともに、前記一方開口又は別開口が前記蓋に対面され
た脱臭剤収納室と、前記導風ダクトの途中に装置された
脱臭機構とを具備する。
【0009】
【作用】本発明の脱臭剤収納室は、便器のほぼ幅域範囲
の便器上方のハウジング内に形成されている。従って、
ハウジングは、脱臭剤収納室の形成によっても便器の幅
方向に寸法的に何らの影響を受けず、トイレ室に対し省
占有で構成することができる。
【0010】勿論、脱臭剤の出し入れにあたって、脱臭
剤出し入れ用の蓋が、便器の前後方向に対面する前記横
設部の前方側部若しくは後方側部又は上側部のいずれか
に形成され、かつ、導風ダクトと連通した脱臭剤の収納
室の一方開口又は別開口と対面しているため、便器の幅
方向のスペースを使用することはない。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、便器
のほぼ幅域範囲の便器上方のハウジング内に脱臭剤剤収
納室が形成され、該脱臭剤収納室は、脱臭剤出し入れ用
の蓋に対し導風ダクトと連通した一方開口又は別開口が
対面して形成されていることで、ハウジングを便器の幅
方向に省占有で構成することができ、かつ、脱臭剤の出
入れにあっても、便器の幅方向のスペースを使用するこ
とがなくなり、狭いトイレ室への設置が容易となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る脱臭機能付き洗浄便座装
置の一実施例を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
本実施例の脱臭機能付き洗浄便座装置は、図1に示すよ
うに、便器11の後部上に載置形態で設置された横設部
12C及び該横設部12Cの右側部から僅かに便器11
の幅方向に突出された右袖部12Aからなるハウジング
12と、該横設部12Cにより前記便器11に対し開閉
自在に保持された便座13及び便蓋14とから構成さ
れ、横設部12Cの左側面は、便座13及び便蓋14の
左側面とほとんど面一致されて、便器11の幅方向の長
さを制限したデザインが採用されている。
【0013】このような構成のハウジング12に対し、
カートリッジ形式の脱臭剤15は、図2に示すように、
便器上の横設部12Cの左端部に交換可能に装填されて
いる。詳述すると、ハウジング12は、図3に示すよう
に、ヒータ16、モータ17、ファン18及びこれらが
装置された導風ダクト19からなる温風吹出し機構20
を上部に、ファン21、モータ22及びこれらが装置さ
れた導風ダクト23からなる脱臭機構24を下部に、2
層に重ねて収納されている。
【0014】下部の導風ダクト23は、図4に示すよう
に、吸入口23aを便器11の開放空間の縁線Dに臨設
させ、更に、ファン21及びモータ22の収納室23b
を中間ダクト25を介して脱臭剤収納室26に連通させ
ている。脱臭剤収納室26は、便器11の前後方向に両
開口26a,26bを有する筒状であり、その後方開口
26aは前述した中間ダクト25に連結され、前方開口
26bは、図5に示すように、横設部12Cの前面部が
対面している。該前面部には、蓋27が設けられてい
る。蓋27は、例えば図示しないばね手段によって常時
閉状態に保持されている。また、蓋27には開方向の周
回円と接線方向に平坦な摩擦開操作面27aが形成され
ていて、蓋27はこの摩擦開操作面27aと手との摩擦
力で開くことができる。更に、脱臭剤15は、脱臭剤収
納室26の壁に形成された弾性爪28によって抜け止め
されている。
【0015】なお、ファン21を回転させるモータ22
は、例えば便座13に着座するとタイマーによって作動
するようになっている。一方、上部の導風ダクト19
は、縁線Dよりやや前方に吹出し口19aを臨設し、該
吹出し口19aには、例えば温風の吹出し力によって開
く蓋羽29が設けられている。また、導風ダクト19に
は、ファン18が設置された収納室19bとヒータ16
が設置された収納室19cとが形成されている。モータ
22は、導風ダクト19より外側のハウジング内に収納
されている。
【0016】なお、ハウジング12の後方にはロータン
ク30が設置されるとともに、洗浄水が導入される温水
タンク、該温水タンク内の洗浄水を人体局部に向けて放
出する洗浄ノズル類等が設置されるが、これらの構成
は、本発明と直接関係がないので省略する。更に、袖部
12Aには、図7で示した各種操作スイッチが配列され
ていてもよい。
【0017】上記構成の洗浄便座装置によれば、モータ
22が回転している時、便器11に臨む吸入口23aよ
り吸い込まれた臭気は、ファン21の吸引作用によって
同ファン21が設置された収納室23bに送られ、更
に、中間ダクト25により横設部12Cの左端角部を曲
がって脱臭剤収納室26に導かれ、脱臭剤収納室26の
脱臭剤15によって吸着される。また、脱臭剤15を通
過した空気は、ハウジング12の内部空間より外部に自
然放出される。
【0018】図6から判るように、温風吹出し機構20
と脱臭機構24の導風方向は逆となる。温風吹出し機構
20は、ファン18の回転によってヒータ16の収納室
19cより暖気がファン18の収納室19bに吸引さ
れ、該収納室19bより吹出口19aより人体局部に向
かって吹き出される。収納室19cはハウジング12の
内部空間とも連通しており、ハウジング12の内部空間
には、前述したように臭気の除去された空気が充満して
いるので、吹き出される温風は臭気を含むことはない。
【0019】本脱臭剤の収納構造によれば、脱臭剤収納
室26が便器11のほぼ幅域範囲の横設部12C内に形
成されているため、ハウジング12の便器11の幅方向
は、極めて小さくすることができる。また、脱臭剤15
の出し入れは、蓋27が、横設部12Cの前面部に形成
され、該蓋27に対面して脱臭剤収納室26の前方開口
26bが対面しているため、便器11の前後方向で行う
ことができる。
【0020】また、本実施例では、温風吹出し機構20
と脱臭機構24とを2層に重ねることにより、脱臭機構
24による便器11の幅方向への拡がりを防止してい
る。更に、本実施例では、図6に示すように、導風ダク
ト23の吸入口23aが便器11の開放空間の縁線D
(内壁)より所定距離dだけ後退しており、図8に示す
従来装置の窓6aのように、同開放空間に対し下方を向
いていないため、洗浄水を吸い込むおそれがほとんどな
く、脱臭剤の防水効果に優れている。
【0021】なお、他の実施例として、蓋27は、横設
部12Cの後側部(背面)に設けたり、上側部に設けて
もよい。後側部に設ける場合は、中間ダクト25に開口
を形成し、後方開口26aより脱臭剤を出し入れする。
また、温風吹出し機構20と脱臭機構24の各モータ1
7,21を共用した構成も本発明に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る脱臭機能付き洗浄便座
装置の外観斜視図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】本横設部の左端部における平面断面図。
【図5】図4のC−C線に沿う断面図。
【図6】図2のB−B線に沿う断面図。
【図7】従来の洗浄便座装置における脱臭剤の装填形態
を示す斜視図。
【図8】図7の収納形態を説明する断面図。
【符号の説明】
11…便器、12…ハウジング、13…便座、14…便
蓋、15…脱臭剤、20…温風吹出し機構(16…ヒー
タ、17…モータ、18…ファン、19…導風ダク
ト)、24…脱臭機構(21…ファン、22…モータ、
23…導風ダクト)。26…脱臭剤収納室、27…蓋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 理 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 沢木 篤 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 井戸田 育哉 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器の後部上に載置形態で設置され、便座
    及び便蓋を便器に対し開閉自在に保持したハウジング
    と、前記便器の開放空間に吸入口を臨設した導風ダクト
    と、便器の前後方向に対面する前記ハウジングの前方側
    部若しくは後方側部又は上側部のいずれかに形成された
    脱臭剤出し入れ用の蓋と、前記便器のほぼ幅域範囲の便
    器上方の前記ハウジング内に前記導風ダクトと連通した
    一方開口を有して形成されるとともに、前記一方開口又
    は別開口が前記蓋に対面された脱臭剤収納室と、前記導
    風ダクトの途中に装置された脱臭機構とを具備したこと
    を特徴とする脱臭機能付き洗浄便座装置。
  2. 【請求項2】前記脱臭機構は、人体局部の洗浄後に人体
    局部の乾燥を行う温風吹出し機構との上下二階層に構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の脱臭機能付
    き洗浄便座装置。
  3. 【請求項3】導風ダクトの吸入口は、前記便器の開放空
    間の縁線より外側に退避されていることを特徴とする請
    求項1,2記載の脱臭機能付き洗浄便座装置。
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