JPH078201Y2 - ワイヤドット印字ヘッド - Google Patents

ワイヤドット印字ヘッド

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JPH078201Y2
JPH078201Y2 JP1988112092U JP11209288U JPH078201Y2 JP H078201 Y2 JPH078201 Y2 JP H078201Y2 JP 1988112092 U JP1988112092 U JP 1988112092U JP 11209288 U JP11209288 U JP 11209288U JP H078201 Y2 JPH078201 Y2 JP H078201Y2
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正博 立上
紘一 安藤
達也 小山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • B41J2/235Print head assemblies
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シリアルプリンタにおけるワイヤドッド印字
ヘッドの構造、特に、ワイヤとガイド孔との間の摩耗防
止用の油によって脱ドットが生じないようにしたワイヤ
ドット印字ヘッドに関するものである。
(従来の技術) 従来、ワイヤドッド印字ヘッドにおいては、ワイヤが固
定されたアーマチュアをバイアス用板バネによって揺動
自在に支持し、該アーマチュアをあらかじめ前記バイア
ス用板バネの弾性力に抗して永久磁石によってコアに吸
引させておき、印字を行う際に、前記コアに巻装された
コイルを励磁させて前記永久磁石の磁束とは逆方向の磁
束を発生させ、前記アーマチュアを解放させる構造にな
っている。
第5図は従来のワイヤドッド印字ヘッドの断面図であ
る。
図において、1はワイヤ12が固定されたアーマチュア、
2は第1ヨーク、3が第2ヨーク、4は第1磁性スペー
サ、5は第2磁性スペーサ、6は第3ヨークである。ま
た、7は永久磁石であり、前記各部材とコアフレーム8
とによって磁束回路を形成する。
前記アーマチュア1はバイアス用板バネ9によって片持
ち梁(ばり)式に支持され、支持部を中心に揺動自在に
配設される。そして、前記永久磁石7による磁束回路に
よって磁気吸引力が発生させられ、前記アーマチュア1
が磁気吸引力によって前記バイアス用板バネ9の弾性力
に抗してコアフレーム8のコアに吸引される。
また、10はレシジアルシートであり、該レシジアルシー
ト10はバイアス用板バネ9とコアフレーム8との間の摩
耗を防ぐためのものである。そして、11はコアフレーム
8に巻装され、通電によって前記永久磁石7の磁束とは
逆方向の磁束を発生させる消磁コイルであり、この時、
前記コアフレーム8のコアに吸引されていたアーマチュ
ア1を解放させる。
また、12はアーマチュア1に固定されたワイヤであり、
アーマチュア1がコアフレーム8から解放されると、図
示しないインクリボンを介して図示しない印字媒体を打
撃してドット印字を行う。
そして、13はインパクト力調整用ネジ、14は第1中間ガ
イド、15は第2中間ガイド、16は先端ガイド、17は前記
第1中間ガイド14及び第2中間ガイド15の各ガイド孔と
ワイヤ12との間に油を供給し、ガイド孔とワイヤとの間
の摩耗を防止するための油が含浸させられた油供給体と
してのオイル含浸フェルトガイドである。なお、18は前
記先端ガイド16を支持するヘッドフレームである。
ここで、前記ワイヤドット印字ヘッドの動作について説
明する。
まず、消磁コイル11を励磁しない状態においては、永久
磁石7の磁束が第3ヨーク6、第2磁性スペーサ5、第
1磁性スペーサ4、第2ヨーク3、第1ヨーク2、アー
マチュア1、コアフレーム8を通り、この時生じる磁気
吸引力によってアーマチュア1がバイアス用板バネ9を
偏倚(へんい)させながらコアフレーム8のコアに吸引
される。
次に、この状態において消磁コイル11を励磁すると、該
消磁コイル11の磁束によって前記永久磁石7の磁束が打
ち消され、偏倚状態のバイアス用板バネ9が解放され
る。これにより、アーマチュア1の先端に固定されたワ
イヤ12が駆動され、インクリボンを介して印字媒体に印
字が行われる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のワイヤドッド印字ヘッドにお
いては、前記オイル含浸フェルトガイド17に含浸された
油が、ワイヤ12間の毛細管現象によって、又は高デュー
ティ時の温度上昇による油の粘性低下等によって、レシ
ジアルシート10とバイアス用板バネ9との間に流れ込む
ことがある。
その結果、前記ワイヤドッド印字ヘッドの印字開始時
に、レシジアルシート10とバイアス用板バネ9とが前記
油によって張り付き、脱ドットが生じることがある。
本考案は、前記従来のワイヤドッド印字ヘッドの問題点
を解決して、油供給体に含浸された油がレシジアルシー
トとバイアス用板バネとの間に流れ込むのを防止し、両
者が張り付くことによって脱ドットが生じるのを防止す
ることができるワイヤドッド印字ヘッドを提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本考案のワイヤドッド印字ヘッドにおいて
は、先端にワイヤが固定された複数のアーマチュアと、
該アーマチュアと対向させて配設されたコアと、前記ア
ーマチュアが接合されるとともに片持ち梁式に支持され
たバイアス用板バネと、磁束を発生させて該バイアス用
板バネの弾性力に抗して前記アーマチュアをコアに吸引
する永久磁石と、前記コアに巻装され、通電によって磁
束を発生させ、前記永久磁石の磁束を打ち消してアーマ
チュアを解放するコイルとから成る。
また、摩耗防止用の油を含浸させた油供給体を前記ワイ
ヤに接触させて配設し、前記油供給体及びワイヤガイド
よりアーマチュア側において、油を吸収する材料によっ
て一体に形成された油上がり防止チップを前記ワイヤに
接触させて配設する。
そして、前記油上がり防止チップにおける前記ワイヤに
接触する壁面は、ワイヤの軌跡に沿ってアーマチュアか
ら離れるほど集束する形状を有する。
本考案の他のワイヤドッド印字ヘッドにおいては、前記
油上がり防止チップが各ワイヤより中央側に配設され
る。
(作用) 本考案によれば、前記のようにワイヤドッド印字ヘッド
においては、先端にワイヤが固定された複数のアーマチ
ュアと、該アーマチュアと対向させて配設されたコア
と、前記アーマチュアが接合されるとともに片持ち梁式
に支持されたバイアス用板バネと、磁束を発生させて該
バイアス用板バネの弾性力に抗して前記アーマチュアを
コアに吸引する永久磁石と、前記コアに巻装され、通電
によって磁束を発生させ、前記永久磁石の磁束を打ち消
してアーマチュアを解放するコイルとから成る。
また、摩耗防止用の油を含浸させた油供給体を前記ワイ
ヤに接触させて配設し、前記油供給体及びワイヤガイド
よりアーマチュア側において、油を吸収する材料によっ
て一体に形成された油上がり防止チップを前記ワイヤに
接触させて配設する。
この場合、油供給体に含浸された油はワイヤの表面に供
給され、印字に伴って生じるワイヤの摩耗を防ぐ。ま
た、前記油が、ワイヤ間の毛細管現象によって、又は高
デューティ時の温度上昇による油の粘性低下等によって
アーマチュア側に流れて来ると、油上がり防止チップが
油を吸収する。したがって、油がレシジアルシートとバ
イアス用板バネとの間に流れ込むのを防止することがで
きる。
そして、前記油上がり防止チップにおける前記ワイヤに
接触する壁面は、ワイヤの軌跡に沿ってアーマチュアか
ら離れるほど集束する形状を有する。
したがって、アーマチュアがコアに吸引されたりコアか
ら解放されたりするのに伴ってワイヤが移動しても、ワ
イヤの側面が油上がり防止チップから受ける抵抗が小さ
く、しかも、油上がり防止チップはワイヤに良好に接触
する。
本考案の他のワイヤドッド印字ヘッドにおいては、前記
油上がり防止チップが各ワイヤより中央側に配設され
る。
この場合、油上がり防止チップが一体に形成され、しか
も、各ワイヤによって包囲される。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本考案の第1の実施例におけるワイヤドット印
字ヘッドの断面図、第2図は本考案の第1の実施例にお
ける油上がり防止チップの斜視図である。
図に示すように、アーマチュア1の先端にワイヤ12が固
定され、更にアーマチュア1はバイアス用板バネ9に接
合される。
該バイアス用板バネ9の支持部の下方(図における左
方)においては第2磁性スペーサ5、第3ヨーク6、永
久磁石7、コアフレーム8が互いに接着され、支持部の
上方(図における右方)においては第1ヨーク2、第2
ヨーク3、第1磁性スペーサ4が互いに接着され、前記
永久磁石7の磁束の磁束回路を形成する。
また、コアフレーム8の上方には、該コアフレーム8の
端面とバイアス用板バネ9との間の摩耗を防ぐためにレ
シジアルシート10が配設されていて、コアフレーム8の
コアの周りには消磁コイル11が巻装され、通電によって
前記永久磁石7の磁束とは逆方向の磁束を発生させ、前
記永久磁石7の磁束を打ち消してアーマチュア1を解放
する。
該アーマチュア1の解放時にワイヤ12が図示しない印字
媒体を打撃するインパクト力を調整するために、インパ
クト力調整用ネジ13が配設される。この場合、該インパ
クト力調整用ネジ13の先端が前記バイアス用板バネ9と
当接され、ねじこみ度を調節することによってワイヤ12
のインパクト力を調整することができるようになってい
る。
前述したように、印字媒体を打撃するワイヤ12は、第1
中間ガイド14及び第2中間ガイド15を介して先端ガイド
16に臨ませられるので、振動、ワイヤ12の折れ等が発生
するのを防止することができる。
そして、第1中間ガイド14及び第2中間ガイド15の各ガ
イド孔とワイヤ12とが相互の摩擦によって摩耗するのを
防止するために、油供給体としてのオイル含浸フェルト
ガイド17が第1中間ガイド14と第2中間ガイド15との中
間の位置に配設される。前記オイル含浸フェルトガイド
17には摩耗防止用の油が含浸されていて、ワイヤ12を介
して摩擦摺動(しゅうどう)部分に油を供給する。
また、フェルト製等の油上がり防止チップ19は、前記オ
イル含浸フェルトガイド17よりアーマチュア1側であっ
て、前記複数の第1中間ガイド14、第2中間ガイド15及
び先端ガイド16のうちのアーマチュア1に最も近い第1
中間ガイド14と前記アーマチュア1との間に配設され
る。
この場合、ワイヤ12間の毛細管現象によって、又は高デ
ューティ時におけるワイヤ12の温度上昇に伴う油の粘性
低下等によって、オイル含浸フェルトガイド17に含浸さ
れた油がアーマチュア1側に流れて来ると、油上がり防
止チップ19が該油を吸収し、レシジアルシート10とバイ
アス用板バネ9との間に油が流れ込むのを防止する。し
たがって、レシジアルシート10とバイアス用板バネ9と
が前記油によって張り付くことによって脱ドットが生じ
るのを防止することができる。
また、前記油上がり防止チップ19は油を吸収する材料に
よって一体に形成され、前記ワイヤ12に接触する壁面20
は、第2図に示すように、ワイヤ12の軌跡に沿ってアー
マチュア1から離れるほど集束する形状を有する。した
がって、アーマチュア1がコアフレーム8のコアに吸引
されたりコアから解放されたりするのに伴ってワイヤ12
が移動しても、ワイヤ12の側面が油上がり防止チップ19
から受ける抵抗が小さく、しかも、油上がり防止チップ
19はワイヤ12に良好に接触する。その結果、印字を円滑
に行うことができるだけでなく、油上がり防止チップ19
によって油を十分に吸収することができる。
さらに、前記油上がり防止チップ19は各ワイヤ12より中
央側に配設され、各ワイヤ12によって包囲される。した
がって、通常、第1図に示すような方向に向けてワイヤ
ドッド印字ヘッドを使用した場合、各ワイヤ12によって
油上がり防止チップ19が保持されることになる。その結
果、油上がり防止チップ19を保持するための機構が不要
になるので、ヘッドフレーム18内の構造を簡素化するこ
とができ、ワイヤドッド印字ヘッドを小型化することが
できる。
また、印字時にアーマチュア1がコアから解放される
と、アーマチュア1の揺動運動に伴ってワイヤ12は外側
に広がる方向に移動する。したがって、アーマチュア1
がコアから解放される時に、ワイヤ12が油上がり防止チ
ップ19から受ける抵抗が小さくなるので、印字を円滑に
行うことができる。
次に、本考案の第2の実施例について説明する。
第3図は本考案の第2の実施例におけるワイヤドッド印
字ヘッドの断面図、第4図は本考案の第2の実施例にお
ける油上がり防止チップの斜視図である。
図に示すように、油上がり防止チップ21は四角柱形状を
有し、前記第1の実施例における油上がり防止チップ19
(第2図)と同様、油を吸収する材料によって一体に形
成される。また、該油上がり防止チップ21の中央にはほ
ぼ楕円(だえん)形の孔23が形成され、該孔23によって
前記ワイヤ12に接触する壁面22が形成される。そして、
該壁面22は、第2図に示すようにワイヤ12の軌跡に沿っ
てアーマチュア1から離れるほど集束する形状を有す
る。
したがって、ワイヤ12間の毛細管現象によって、又は高
デューティ時におけるワイヤ12の温度上昇に伴う油の粘
性低下等によって、オイル含浸フェルトガイド17に含浸
された油がアーマチュア1側に流れて来ると、油上がり
防止チップ21が該油を吸収し、レシジアルシート10とバ
イアス用板バネ9との間に油が流れ込むのを防止する。
したがって、レシジアルシート10とバイアス用板バネ9
とが前記油によって張り付くことによって脱ドットが生
じるのを防止することができる。
また、アーマチュア1がコアフレーム8のコアに吸引さ
れたりコアから解放されたりするのに伴ってワイヤ12が
移動しても、ワイヤ12の側面が油上がり防止チップ19か
ら受ける抵抗が小さく、しかも、油上がり防止チップ21
はワイヤ12に良好に接触する。その結果、印字を円滑に
行うことができるだけでなく、油上がり防止チップ21に
よって油を十分に吸収することができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
本考案の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であ
り、それらを本考案の範囲から排除するものではない。
例えば、前記油上がり防止チップ19、21は、油を吸収す
る材料であればフェルトに限らず他のものを使用するこ
ともできる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、ワイヤド
ッド印字ヘッドは、先端にワイヤが固定された複数のア
ーマチュアと、該アーマチュアと対向させて配設された
コアと、前記アーマチュアが接合されるとともに片持ち
梁式に支持されたバイアス用板バネと、磁束を発生させ
て該バイアス用板バネの弾性力に抗して前記アーマチュ
アをコアに吸引する永久磁石と、前記コアに巻装され、
通電によって磁束を発生させ、前記永久磁石の磁束を打
ち消してアーマチュアを解放するコイルとから成る。
また、摩耗防止用の油を含浸させた油供給体を前記ワイ
ヤに接触させて配設し、前記油供給体及びワイヤガイド
よりアーマチュア側において、油を吸収する材料によっ
て一体に形成された油上がり防止チップを前記ワイヤに
接触させて配設する。
前記油が、ワイヤ間の毛細管現象によって、又は高デュ
ーティ時の温度上昇による油の粘性低下等によってアー
マチュア側に流れて来ると、油上がり防止チップが油を
吸収する。したがって、油がレシジアルシートとバイア
ス用板バネとの間に流れ込むのを防止することができ
る。
その結果、ワイヤドッド印字ヘッドの印字開始時に、レ
シジアルシートとバイアス用板バネとが油によって張り
付くのを防止することができ、脱ドットが生じるのを防
止することができる。
そして、前記油上がり防止チップにおける前記ワイヤに
接触する壁面は、ワイヤの軌跡に沿ってアーマチュアか
ら離れるほど集束する形状を有する。
したがって、アーマチュアがコアに吸引されたりコアか
ら解放されたりするのに伴ってワイヤが移動しても、ワ
イヤの側面が油上がり防止チップから受ける抵抗が小さ
く、しかも、油上がり防止チップはワイヤに良好に接触
する。その結果、印字を円滑に行うことができるだけで
なく、油上がり防止チップによって油を十分に吸収する
ことができる。
本考案の他のワイヤドッド印字ヘッドにおいては、前記
油上がり防止チップが各ワイヤより中央側に配設され
る。
この場合、油上がり防止チップが一体に形成され、しか
も、各ワイヤによって包囲される。したがって、各ワイ
ヤによって油上がり防止チップを保持することができ
る。その結果、油上がり防止チップを保持するための機
構が不要になるので、ヘッドフレーム内の構造を簡素化
することができ、ワイヤドッド印字ヘッドを小型化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例におけるワイヤドッド印
字ヘッドの断面図、第2図は本考案の第1の実施例にお
ける油上がり防止チップの斜視図、第3図は本考案の第
2の実施例におけるワイヤドッド印字ヘッドの断面図、
第4図は本考案の第2の実施例における油上がり防止チ
ップの斜視図、第5図は従来のワイヤドッド印字ヘッド
の断面図である。 1……アーマチュア、2……第1ヨーク、3……第2ヨ
ーク、4……第1磁性スペーサ、5……第2磁性スペー
サ、6……第3ヨーク、7……永久磁石、8……コアフ
レーム、9……バイアス用板バネ、10……レシジアルシ
ート、11……消磁コイル、12……ワイヤ、13……インパ
クト力調整用ネジ、14……第1中間ガイド、15……第2
中間ガイド、16……先端ガイド、17……オイル含浸フェ
ルトガイド、18……ヘッドフレーム、19、21……油上が
り防止チップ、20、22……壁面、23……孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小山 達也 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−123674(JP,A) 実開 昭62−11634(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端にワイヤが固定された複数のアーマチ
    ュアと、該アーマチュアと対向させて配設されたコア
    と、前記アーマチュアが接合されるとともに片持ち梁式
    に支持されたバイアス用板バネと、磁束を発生させて該
    バイアス用板バネの弾性力に抗して前記アーマチュアを
    コアに吸引する永久磁石と、前記コアに巻装され、通電
    によって磁束を発生させ、前記永久磁石の磁束を打ち消
    してアーマチュアを解放するコイルとから成るワイヤド
    ッド印字ヘッドにおいて、 (a)摩耗防止用の油を含浸させた油供給体を前記ワイ
    ヤに接触させて配設し、 (b)前記油供給体及びワイヤガイドよりアーマチュア
    側において、油を吸収する材料によって一体に形成され
    た油上がり防止チップを前記ワイヤに接触させて配設す
    るとともに、 (c)前記油上がり防止チップにおける前記ワイヤに接
    触する壁面は、ワイヤの軌跡に沿ってアーマチュアから
    離れるほど集束する形状を有することを特徴とするワイ
    ヤドット印字ヘッド。
  2. 【請求項2】前記油上がり防止チップは各ワイヤより中
    央側に配設された請求項1に記載のワイヤドット印字ヘ
    ッド。
JP1988112092U 1988-08-29 1988-08-29 ワイヤドット印字ヘッド Expired - Lifetime JPH078201Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988112092U JPH078201Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 ワイヤドット印字ヘッド
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EP89115838A EP0364702B1 (en) 1988-08-29 1989-08-28 Wire dot printing head
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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988112092U JPH078201Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 ワイヤドット印字ヘッド

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Publication Number Publication Date
JPH0234249U JPH0234249U (ja) 1990-03-05
JPH078201Y2 true JPH078201Y2 (ja) 1995-03-01

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988112092U Expired - Lifetime JPH078201Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 ワイヤドット印字ヘッド

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US (1) US5033884A (ja)
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JP (1) JPH078201Y2 (ja)
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