JPH0781730A - パレット搬送装置 - Google Patents

パレット搬送装置

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JPH0781730A
JPH0781730A JP23194893A JP23194893A JPH0781730A JP H0781730 A JPH0781730 A JP H0781730A JP 23194893 A JP23194893 A JP 23194893A JP 23194893 A JP23194893 A JP 23194893A JP H0781730 A JPH0781730 A JP H0781730A
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JP
Japan
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pallet
work
stopper
place
work place
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JP23194893A
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English (en)
Inventor
Minoru Imai
実 今井
Masaki Sakai
正樹 酒井
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御手段の簡易化と搬送効率の向上を図る。 【構成】 作業場所10Aに対するパレット17の搬入
途中でセンサ24Aがオフされ、そのオフ信号でストッ
パ23Aが作動される。パレット17の搬入が完了する
と、その時点でパレット17の孔部17aの後縁がスト
ッパ23Aの接触子231に当接して、パレット17が
作業場所10Aに位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立ラインに沿って配
設されたフリーフローコンベアによって該ラインの各作
業場所までパレットを搬送して位置決めするパレット搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13に示すように、従来のパレット搬
送装置においては、組立ライン上に複数の作業場所P
1,P2,P3,・・・が設けられており、ワーク搬送
パレット1は、上記組立ラインに沿って配設された図示
していないフリーフローコンベアにより左方向に搬送さ
れる。
【0003】作業場所P1,P2,P3,・・・に設け
られたパレット検出センサS1,S2,S3,・・・
は、作業場所P1,P2,P3,・・・へのパレット1
の搬入が終了する直前でオンし、作業場所P1,P2,
P3,・・・からのパレット1の搬出が終了した時点で
オフする。
【0004】そこで、図示していない制御部は、センサ
S1,S2,S3,・・・の出力と各作業場所P1,P
2,P3,・・・から与えられる作業終了信号とに基づ
いてストッパ2−1,2−2,2−3,・・・を制御す
る。
【0005】すなわち、例えば、作業場所P1から作業
終了信号が与えられると、ストッパ2−1を降下させ
る。これにより、作業場所P1からパレット1が搬出さ
れてセンサS1がオフするので、そのオフ時点でストッ
パ2−1を上昇させる。そして、センサS1がオフ信号
を出力している状態下で作業場所P2から作業終了信号
が与えられた場合に、ストッパ2−2を下降する。
【0006】ストッパ2−2が下降すると、作業場所P
2からパレット1が搬出され、このパレット1は作業場
所P1のストッパ2−1に当接するまで搬送される。そ
して制御部は、作業場所P2からパレット1が搬出され
たさいに発生するセンサS2のオフ信号に基づいて、ス
トッパ2−2を再び上昇させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の搬送装置におい
ては、作業場所P1,P2,P3,・・・におけるパレ
ット1の有無情報を関連付けて各ストッパ2−1,2−
2,2−3,・・・を制御しているが、これは以下の理
由による。
【0008】すなわち、例えば、作業場所P1にパレッ
ト1が位置されている状態下で、作業場所P2から搬出
されたパレット1が作業場所P1に到達した場合、該パ
レット1が作業場所P1のパレット1に当接するので、
作業場所P1での作業が終了してストッパ2−1が降下
された場合に、相互のパレット1が連なった状態で移動
する。
【0009】この場合、後続のパレットが作業場所P1
を通過し終えるまでセンサS1がオフしないので、その
オフ信号に基づいてストッパ2−1が上昇されたときに
は、後続のパレットが作業場所P1を素通りしているこ
とになる。
【0010】一方、上記のように相互のパレット1が連
なって移動した場合、ストッパをパレットの、前縁に当
接させることが不可能になる。
【0011】従来装置では、かかる不都合を防止するた
めに上記のような制御を実行しているので、その制御手
段の構成が複雑になる。また、前方の作業場所における
パレット1の不存在が確認されない限り、後方の作業場
所からのパレットの搬出が実行されないので、搬送のサ
イクルタイムが長くなる。
【0012】本発明の目的は、かかる状況に鑑み、簡易
な制御手段を用いて効率良くパレットを搬送することが
できるパレット搬送装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、組立ライン
に沿って配設されたフリーフローコンベアによって該組
立ライン上の各作業場所までパレットを搬送して位置決
めするパレット搬送装置において、上記パレットの上下
面を貫通する孔部と、上記各作業場所における上記パレ
ットの孔部の通過域に配設され、該作業場所への上記パ
レットの搬入途中で上記孔部の前縁を検出するセンサ
と、上記各作業場所における上記パレットの孔部の通過
域に配設され、該作業場所に搬入された上記パレットの
孔部の後縁に当接して該パレットを位置決めするストッ
パと、上記センサが上記パレットの孔部の前縁を検出し
た時点で対応する作業場所の上記ストッパを作動させる
ストッパ制御手段とを設けるようにしている。
【0014】
【作用】各作業場所に設けられたセンサは、該作業場所
へのパレットの搬入途中で該パレットの孔部前縁を検出
する。そして、このセンサの検出信号に基づいてストッ
パが作動され、このストッパは上記作業場所へのパレッ
トの搬入を終了したパレットの孔部後縁に当接する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例ついて
説明する。図1は、エンジン等の組立ラインにおけるあ
る作業ステーション10の構成を示している。
【0016】図1において、コンベアレール11および
12は、の組立ラインに沿って配設されており、図1を
矢印A側から見た図2に示すように、これらのガイドレ
ール11および12の上面にはローラ13および14が
それぞれ所定の間隔で配列している。
【0017】コンベアレール11上のローラ13群、お
よびコンベアレール12上のローラ14群は、図示して
いないチェーンに連結されており、したがって、上記チ
ェーンの移動に伴ってコンベアレール11および12上
を転動しながら移動する。
【0018】なお、レール11,12、ローラ13,1
4群および上記チェーンは、コンベアレール11,12
の外側にそれぞれ隣接設置されたパレットガイド15,
16と共に、いわゆるフリーフローコンベアを構成して
いる。
【0019】パレット17は、その上下面を貫通する方
形状の孔部17aをその中央部に備えている。このパレ
ット17は、その一方の側面および他方の側面がそれぞ
れパレットガイド15および16に接する態様で上記ロ
ーラ13,14群上に載置されており、上記フリーフロ
ーコンベアの駆動に伴って図1における左方向に搬送さ
れる。
【0020】図1に示す作業場所10Aには、座板18
の対と座板19の対が配設されている。レール11側の
各座板18の先端部は、作業場所10Aに位置されたパ
レット17の一側端部の各隅部に対向し、また、レール
12側の各座板19の先端部は、上記パレット17の他
側端部の各隅部に対向している。
【0021】上記作業場所10Aにおけるコンベアレー
ル11および12の内側には、それぞれリフタ20およ
び20′が配設されている。上記リフタ20は、図1の
B−B断面図である図3に示すように、平板状のブラケ
ット201と、該ブラケット201の左および右端部に
それぞれ突設されたガイドロッド202および203
と、これらのガイドロッド202および203が摺動可
能に嵌合されたガイド筒204および205と、ブラケ
ット20を昇降させるエアシリンダ206とで構成され
ている。なお、他方のリフタ20′もリフタ20に準じ
た構成を有している。
【0022】作業場所10Aには、ストッパ23Aおよ
び一対のセンサ24A,25Aが配設され、また、該作
業場所10Aの右方に隣接して設けられた待機場所10
Bには、対応するストッパ23Bおよびセンサ24B,
25Bが配設されている。
【0023】上記ストッパ23Aは、図1のC−C断面
図である図4に示すように、接触子231と、該接触子
231を昇降させるエアシリンダ232とを備えてお
り、待機場所10Bに位置されたパレット17の孔部1
7aの後縁に接触子231を当接させ得るようにその位
置が設定されている。
【0024】なお、上記接触子231は、ブラケット2
33を介してエアシリンダ232のピストンロッド23
2aに取り付けてあり、図5に破線で示すように、時計
回り方向に傾動させることが可能である。
【0025】待機場所10Bのストッパ23Bも、上記
ストッパ23Aと同様の構成を有している。そして、こ
のストッパ23Bは、待機場所10Bに位置されたパレ
ット17の孔部17aの後縁にその接触子231が当接
するようにその位置が設定されている。
【0026】作業場所10Aに設けられた上記センサ2
4A,25Aは、コンベアレール11,12に直交する
線上に並置されている。そして、センサ24Aは、作業
場所10Aでのパレット17の移動中に該パレット17
の孔部17aがその上方を通過し、かつ作業場所10A
へのパレット17の搬入が完了した図示の状態におい
て、該パレット1の後端部によってその上方が覆われる
ようにその位置が設定されている。また、センサ25A
は、孔部17aが存在していないパレット17の横側端
部がその上方を通過するようにその位置が設定されてい
る。センサ24B,25Bも、待機場所10Bにおいて
上記と同様の条件が満たされるように、それぞれの配置
位置が設定されている。
【0027】なお、上記各センサ24A,25A,24
Bおよび25Bは、それらの上方にパレット17の下面
が存在する場合に、該下面を例えば光学的に検出してオ
ン作動する。
【0028】作業場所10Aと待機場所10Bの境界位
置に設けられたアンチバック機構26は、図6に示すよ
うに、支持体261に基部が枢着されたアンチバックピ
ース262と、支持体261に摺動可能に嵌合されピス
トン部材263と、このピストン部材263を上方に付
勢するスプリング264とを備えている。
【0029】アンチバックピース262は、その下側に
作用するピストン部材263の付勢力によって図示の位
置まで押し上げられており、このとき、該ピース262
に設けられたピン265が支持体261に設けられた孔
部266の上部内周面に当接している。なお、アンチバ
ックピース262は、ロックねじ267の先端をその後
面に当接させることによってロックすることができ、た
とえば、鎖線に示す位置まで回動させた状態でロック操
作を行えば、この回動姿勢が保持される。
【0030】図7〜図10は、それぞれパレット17の
搬送態様を、図11は、前記センサ24A,25A,2
4Bおよび25Bの出力に基づいて前記リフタ20,2
0′のエアシリンダ206と前記ストッパ23A,23
Bのエアシリンダ232とを制御する制御部100の構
成の一例を、また図12は、該制御部100のタイミン
グチャートをそれぞれ示している。
【0031】以下、これらの図を参照しながらこの実施
例の作用について説明する。図7(A)に示すように、
パレット17は前記コンベアによって作業場所10Aお
よび待機場所10Bに向かって搬送されてくる。そし
て、パレット17が待機場所10Bのセンサ24B,2
5B上を通過して、図7(B)に示す位置まで進行した
とすると、その通過中に該センサ24Bおよび25Bか
ら図12(g)および(h)に示す信号がそれぞれ出力
される。
【0032】図11に示すアンド回路111は、センサ
24B、センサ25B、センサ25Aがそれぞれオフ、
オン、オンという条件下でその出力の論理レベルが
“H”になるが、図7(B)に示す位置までパレットが
進行するまでの間において、上記条件が満たされること
はなく、したがって、待機場所10Bのストッパ23B
は非動作状態を保持する。
【0033】図7(B)の状態においては、パレット1
7の前端部がセンサ24A,25Aの上方に位置され
て、図12(a)、(b)に示すように該両センサが共
にオンしている(同図のt1時点)。そしてパレット1
7が更に進行して、図7(C)に示すように、センサ2
4Aの上方に該パレット17の孔部17aが位置される
と、センサ24Aがオフでかつセンサ25Aがオンとい
う状態となるので(図12のt2時点)、アンド回路1
01の出力の論理レベルが“H”に変化する。そこで、
トリガ回路102が図12(c)に示すトリガ信号を出
力してフリップフロップ103をセットする。
【0034】上記セットされたフリップフロップ103
の出力は、バルブ駆動回路104を介して電磁バルブ1
05を切換え作動させるので、加圧エア源200から供
給されるエアによってストッパ23Aのエアシリンダ2
32が伸張動作する。
【0035】この結果、ストッパ23Aの接触子231
は、図5に鎖線で示す降下位置から上昇を開始する。し
かし、図7(C)の状態においては、接触子231の上
方にパレット17の前端部が位置しているので、該接触
子231が上昇途中でパレット前端部下面に当接して時
計回り方向に傾動する。そして、触子231は、その上
方にパレット17の孔部17aが位置された時点で図示
していない復帰スプリングによって図5に実線で示した
位置まで復帰し、その上部が上記孔部17a内に入り込
む。
【0036】以後、パレット17は更に左行され、やが
て、図8(A)に示すように、センサ24Aがパレット
17の後端部を検出してオンする(図12のt3時
点)。このとき、図5に示したように、パレット17の
孔部17aの後縁がストッパ23Aの接触子231に当
接するので、該パレット17が強制停止され、その結
果、作業場所10Aにパレット17が位置決めされる。
【0037】なお、パレット17が図8(A)に示す位
置に到達するまでにおいては、該パレット17の前端部
および後端部が作業場所10Aと待機場所10Bの境界
部に位置された前記アンチバック機構26上を通過する
が、そのさい、それらの端部の下面が図6に示したアン
チバックピース262をスプリング264に抗して押し
下げる。したがって、アンチバックピース262がパレ
ット17の進行に支障を与えることはない。
【0038】そして、アンチバックピース262は、図
8(A)に示す位置までパレット17が搬送されたとき
に図6に実線で示す位置まで復帰して、該パレット17
の後縁中央部に設けられた切欠き部17bの端面に係止
される。それゆえ、パレット17はアンチバックピース
262によってその右行が阻止される。
【0039】図8(A)の状態では、センサ25Aが依
然としてオン状態にあり、かつフリップフロップ103
がセット状態を保持しているので、上記センサ24Aの
オン動作に伴って、図11に示したアンド回路106の
出力の論理レベルが“H”になる。
【0040】これに伴い、トリガ回路107から図12
(e)に示すトリガ信号が出力されて、同図(f)に示
すようにフリップフロップ108がセットされる。そし
て、セットされたフリップフロップ108の出力は、バ
ルブ駆動回路109を介して電磁バルブ110を切換え
作動させ、その結果、前記リフタ20,20′の各エア
シリンダ206が加圧エア源200から供給されるエア
によって同時に伸張動作する。
【0041】エアシリンダ206の伸張動作によってリ
フタ20,20′の各ブラケット201(図3参照)が
上昇すると、まず、該ブラケット201の上面に突出す
る突起207がパレット17に穿設された図示していな
い位置決め孔部に嵌合され、その後、パレット17の上
面が図1、図2に示した座板18,19に当接するまで
該パレット17が上昇する。この結果、パレット17
は、その下面がローラ13,14(図2参照)から浮上
した状態で作業場所10Aにロックされる。
【0042】一方、上記トリガ回路107から出力され
た上記トリガ信号は、図1、図2に示した組立加工機械
30の制御手段(図示せず)に作業開始指示信号として
供給されるので、上記ロックされたパレット17上のワ
ーク(図示せず)に対する所定の組立加工が実施され
る。
【0043】上記ワークに対する組立加工作業が終了す
ると、上記制御手段もしくはオペレータによって作業終
了信号が発生される(図12のt7時点)。この信号
は,前記フリップフロップ103,108および後述の
フリップフロップ113にリセット信号として入力され
るので、図12(d)および図12(f)に示したよう
に、フリップフロップ103,108が共にリセットさ
れる。
【0044】この結果、バルブ105および110が切
換作動されて、ストッパ23Aおよびリフタ20,2
0′が下降動作し、これまで、作業場所10Aに位置さ
れていたパレット17が左方に向かって、つまり、次の
作業ステーションに向かって搬出される。
【0045】なお、上記パレット17が図8(A)の位
置から若干左行されて、その後端がセンサ24A,25
Aの上方を通過すると、その時点(図12のt8時点)
で両センサがオフすることになる。
【0046】次ぎに、作業場所10Aでの組立加工作業
の実行中に、後続のパレット17が待機場所10Bに搬
入される場合について説明する。
【0047】図8(B)に示すように、後続のパレット
17の先端部がセンサ24B,25B上に位置される
と、図12(i),(j)に示すようにセンサ24B,
25Bがその時点(t4時点)で共にオンする。そし
て、図8(C)に示すように、パレット17が進行して
センサ24B上にパレットの孔部17aが位置すると、
その時点(t5時点)でセンサ24Bがオフする。
【0048】このセンサ24Bのオフ時において、他方
のセンサ25Bはオン状態を維持しており、また、作業
場所10Aのセンサ25Aはオンした状態にある。した
がって、図11に示すアンド回路111の出力の論理レ
ベルが“H”に変化し、その結果、トリガ回路112が
図12(k)に示すトリガ信号を出力してフリップフロ
ップ113をセットする。
【0049】上記セットされたフリップフロップ113
の出力は、バルブ駆動回路114を介して電磁バルブ1
15を切換え作動させる。この結果、加圧エア源200
から供給されるエアによってストッパ23Bのエアシリ
ンダ232(図5参照)が伸張動作するので、該ストッ
パ23Bの接触子231の上方にパレット17の孔部1
7aが位置された時点でこの孔部17a内に上記接触子
231の上端部が入り込む。
【0050】そして、図9(A)に示すように、パレッ
ト17が更に左行されて待機場所10Bへの該パレット
17の搬入が完了すると、該パレット17の孔部17a
の後縁が上記接触子231に当接して、待機場所10B
にパレット17が位置決めされる。
【0051】かくして、この実施例によれば、後続のパ
レット17が待機場所10Bで停止されるので、作業場
所10Aのパレット17に対する後続パレット17の衝
突を防止することができる。
【0052】上記待機場所10Bでのパレット17の位
置決め完了後、あるいは位置決め完了前に、作業場所1
0Aの作業が終了して、図12のt9時点で前記作業終
了信号が出力された場合、この信号は、前記フリップフ
ロップ103,108および上記フリップフロップ11
3にリセット信号として加えられる。
【0053】上記リセット信号によってフリップフロッ
プ103,108および113がリセットされると、ス
トッパ23A,23Bの接触子231が降下するので、
作業場所10Aのパレット17が搬出されるとともに、
待機場所10B内のパレット17が作業場所10A側に
移動する。
【0054】次ぎに、図9(B)に示すように、パレッ
ト17が隣接して搬送されてきた場合の作用を説明す
る。この場合には、図12(m)に示すように、先行の
パレット17の後端部がセンサ24B上に位置された時
点(図12のt0時点)から、後続のパレット17が図
9(C)に示す位置に至る時点、つまり該パレット17
の孔部17aがセンサ24B上に位置される時点(図1
2のt2′時点)まで該センサ24Bがオン状態を継続
する。
【0055】そして、上記センサ24Bがオフしたt
2′時点において、他方のセンサ25Bはオン状態を維
持しており、また、作業場所10Aのセンサ25Aはオ
ンした状態にある。したがって、図11に示すアンド回
路111の出力の論理レベルが“H”に変化し、その結
果、トリガ回路112が図12(o)に示すトリガ信号
を出力してフリップフロップ113をセットする。
【0056】上記セットされたフリップフロップ113
の出力は、前述したように、ストッパ23Bを作動させ
る。それゆえ、後続のパレット17が図10(A)に示
す位置まで進行した時点で、該ストッパ23Bの接触子
231が後続のパレット17の孔部17aの後縁に当接
し、この結果、待機場所10Bに該パレット17が位置
決めされる。
【0057】このとき、作業場所10Aのストッパ23
Aは、図12のt2時点すでに作動されており、したが
って、先行のパレット17は、図10(B)に示すよう
に、同図(A)の位置からわずかの距離移動した時点で
ストッパ23Aに当接し、作業場所10Aに位置決めさ
れる。そして、この先行のパレット17の位置決め時点
(図12のt3時点)では、前記したように、フリップ
フロップ103がセットされてリフタ20,20′がリ
フト動作する。
【0058】なお、作業場所10Aのパレット17上の
ワークに対する作業が終了すると、前述した作業終了信
号が発生されて、現在セット状態にある前記フリップフ
ロップ103,108および113がすべてリセットさ
れるので、作業場所10Aのパレット17が搬出される
とともに、待機場所10B内のパレット17が作業場所
10A側に搬入されて位置決めされる。
【0059】また、図10(B)に二点鎖線で示すよう
に、待機場所10Bに位置されているパレット17の後
方に次ぎのパレット17が隣接している場合には、待機
場所10Bのパレット17が作業場所10A側に移動す
るのに伴って、上記隣接パレット17が待機場所10B
に搬入される。
【0060】ところで、上記作業場所10A,待機場所
10Bおよびこれらの各場所に設けられた各要素は、組
立ラインの図示していない他の作業ステーションにも配
設される。
【0061】この各作業ステーションでのリフタ20,
20′およびストッパ23A,23Bの制御は、上述し
た作用の説明から明らかなように、個々の作業ステーシ
ョンで独立して、つまり、他の作業ステーションにおけ
るパレットの有無や作業状態とは無関係に実行される。
それゆえ、本発明によれば、上記制御が極めて容易とな
り、かつ、搬送のサイクルタイムが可及的に短縮され
る。
【0062】なお、上記各作業ステーションの間隔は、
それらのステーション間にパレット17を複数枚配列さ
せ得る大きさに設定されており、通常においては、各作
業ステーション間にパレットを送り込める状態にある。
しかし、ある作業ステーションの組立機械の故障等のた
めに、該作業ステーションとその後方の作業ステーショ
ンとの間にパレット17が満たされる事態も予想され
る。
【0063】そこで、この実施例では、各作業ステーシ
ョン間に上記事態の発生を検出する適宜なセンサ(図示
せず)をそれぞれ設け、該センサが上記事態の発生を検
出した場合に、該当するステーション間へのパレット1
7の搬出を禁止するようにしている。
【0064】上記実施例では、作業場所10Aに位置決
めされたパレット17をリフタ20,20′でコンベア
から浮上させて、作業中におけるコンベアの負担を軽減
し、かつ、後続のパレット17を待機場所10Bで待機
させて、作業場所10Aのパレット17と後続のパレッ
ト17の干渉を防止するようにしている。
【0065】しかし、コンベアの剛性および駆動力が高
い場合には、パレット17をコンベアから浮上させない
状態でクランプするとともに、後続のパレット17を作
業場所10Aの先行パレット17に当接させて停止する
ことも可能である。そして、この場合には、リフタ2
0,20′、待機場所10B、ストッパ23Bおよびセ
ンサ24B,25Bが不要になる。
【0066】さらに、上記実施例では、図11に示す制
御部100によってストッパ23A,23B等を制御し
ているが、この制御部100の論理素子の作用をCPU
等のマイクロプロセッサを用いて得ることも可能であ
る。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、各作業場所のストッパ
を他の作業場所におけるパレットの有無とは無関係に制
御することができるので、制御手段の構成を簡易化する
ことができる。また、前方の作業場所にパレット1が存
在している場合においても、後方の作業場所からパレッ
トを搬出することが可能であるから、搬送のサイクルタ
イムを短縮して搬送効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した平面図。
【図2】実施例の拡大側面図。
【図3】図1のB−B線による断面図。
【図4】図1のC−C線による断面図。
【図5】ストッパの構成と作用を示した概念図。
【図6】アンチバック機構の構成を示した断面図。
【図7】パレットの搬送態様を示した概念図。
【図8】パレットの搬送態様を示した概念図。
【図9】パレットの搬送態様を示した概念図。
【図10】パレットの搬送態様を示した概念図。
【図11】制御部の構成例を示したブロック図。
【図12】制御部の作用を示したタイミングチャート。
【図13】従来のパレット搬送装置におけるパレットの
搬送態様を示した概念図。
【符号の説明】
10 作業ステーション 10A 作業場所 10B 待機場所 11,12 コンベアレール 13,14 ローラ 17 パレット 17a 孔部 20,20′ リフタ 23A,23B ストッパ 24A,24B,25A,25B センサ 100 制御部 101,106,111 アンド回路 102,107,112 トリガ回路 103,108,113 フリップフロップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立ラインに沿って配設されたフリーフ
    ローコンベアによって該組立ライン上の各作業場所まで
    パレットを搬送して位置決めするパレット搬送装置にお
    いて、 上記パレットの上下面を貫通する孔部と、 上記各作業場所における上記パレットの孔部の通過域に
    配設され、該作業場所への上記パレットの搬入途中で上
    記孔部の前縁を検出するセンサと、 上記各作業場所における上記パレットの孔部の通過域に
    配設され、該作業場所に搬入された上記パレットの孔部
    の後縁に当接して該パレットを位置決めするストッパ
    と、 上記センサが上記パレットの孔部の前縁を検出した時点
    で対応する作業場所の上記ストッパを作動させるストッ
    パ制御手段とを備えることを特徴とするパレット搬送装
    置。
JP23194893A 1993-09-17 1993-09-17 パレット搬送装置 Pending JPH0781730A (ja)

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