JPH078164B2 - 水田作業機の走行変速構造 - Google Patents

水田作業機の走行変速構造

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JPH078164B2
JPH078164B2 JP16646189A JP16646189A JPH078164B2 JP H078164 B2 JPH078164 B2 JP H078164B2 JP 16646189 A JP16646189 A JP 16646189A JP 16646189 A JP16646189 A JP 16646189A JP H078164 B2 JPH078164 B2 JP H078164B2
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吉秀 宮西
進 山本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乗用型田植機や水田直播機等の水田作業機にお
ける走行変速構造に関する。
〔従来の技術〕
水田作業機の1つである乗用型田植機においては、変速
操作用の変速レバー(人為操作具に相当)の操作位置を
ポテンショメータ等で検出して、この変速レバーの操作
位置に対応する変速状態に、走行用の変速装置を変速操
作するアクチュエータを備えることが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のように構成すると、変速レバーを軽く操作でき素
早い変速操作が可能となるのであるが、特に水田の泥が
硬い場合に変速レバーを急激に高速側に操作して、急発
進又は急加速してしまうような状態となると、次のよう
な現象の生ずる場合がある。
つまり、泥が硬いと走行用の車輪を回転駆動する際に車
輪が泥から受ける反力も大きなものとなる為に、車輪が
急激に駆動されると泥からの反力によって機体全部が持
ち上げられるような現象がもたらされ、安全性及び乗り
心地の点で問題が生ずる。又、作業中であれば機体の急
激な前上りに伴って機体後部の作業部が急速に下がっ
て、一時的に植付け深さや播種深さが過大に深くなって
しまう。
本発明は前述のような機体前部が持ち上げられるような
現象を抑えることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は以上のような水田作業機の走行変速構造
を次のように構成することにある。つまり、人為操作具
の操作位置に対応する変速状態に走行用の変速装置を変
速操作するアクチュエータと、対地作業装置を田面から
設定高さに維持するように昇降操作する昇降制御手段
と、前記昇降制御手段の制御感度を変更操作する制御感
度変更手段とを備えると共に、前記制御感度変更手段に
よる制御感度鈍感側への変更操作に連動して、前記アク
チュエータにおける増速操作側への追従作動速度を低速
側に変更する自動変更手段を備えてあることにあり、そ
の作用及び効果は次のとおりである。
〔作 用〕
水田作業機においては一般に、対地作業装置を田面から
設定高さに維持するように昇降操作する昇降制御手段
と、この昇降制御手段の制御感度を変更操作する制御感
度変更手段とを備えており、水田の泥が硬い場合には制
御感度を鈍感側に切換える。これは、水田の泥が硬いと
田面に多くの泥塊が散在して田面の凹凸が激しい状態と
なっている為に、この凹凸の激しい田面に敏感に追従し
て行くように対地作業装置を昇降操作すると、対地作業
装置が上下に振動するハンチング現象が生ずるからであ
る。
従って、制御感度を鈍感側に切換えるとアクチュエータ
における増速操作側への追従作動速度が自動的に低速側
に操作されるので、人為操作具を急激に高速側に操作し
ても変更装置はこれに遅れて比較的ゆっくりと、人為操
作具の操作位置に対応する変速状態に増速操作されて行
くことになる。このように、泥が硬い場合には変速装置
をゆっくりと増速操作して行くことによって、機体前部
が持ち上げられる現象を抑えることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、水田の泥が硬い状態において人為操作具
を誤って急激に高速側に操作しても、機体前部が持ち上
げられるような現象が少なくなり、水田作業機の安全性
の向上を図ることができるとともに、機体前部の急激な
持ち上げに伴う作業深さの過大な増加を抑制して均一な
作業深さでの作業が行えるようになった。
そして、対地作業装置の昇降操作における制御感度変更
は、自動又は手動により当然に行う操作の1つである為
に、この制御感度変更に伴うアクチュエータの追従作動
速度を自動的に変更するように構成したので、水田の泥
が硬い場合にアクチュエータの追従作動速度の変更操作
を忘れてしまうと言うような事がなく、取扱い性の上か
らも実用上有益である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を水田作業機の1つである乗用型
田植機により図面に基づいて説明する。
第2図に示すように前輪(1)及び後輪(2)で支持さ
れた機体の前部にエンジン(3)及びギヤ変速式のミッ
ション(4)、機体の中央に操縦部(5)、機体の後部
に対地作業装置(6)としての苗植付装置を備えて乗用
型田植機が構成されている。この苗植付装置(6)は苗
のせ台(7)、植付アーム(8)等で構成されており、
機体から延出された四連リンク機構(9)に連結され
て、油圧シリンダ(10)により昇降操作可能に構成され
ている。
次に、苗植付装置(6)を田面(G)から設定高さに維
持する昇降制御について詳述する。第1図に示すよう
に、苗植付装置(6)の横軸芯(P1)周りに上下揺動自
在に接地フロート(11)が取り付けられており、前記油
圧シリンダ(10)に作動油を給排操作する制御弁(12)
と接地フロート(11)の前部とが、ロッド(26)、横軸
芯(P2)周りに揺動するベルクランク(13)及びリンク
機構(14)を介して連動連結されている。
以上の構造により、田面(G)に接地追従して行く接地
フロート(11)に対して苗植付装置(6)が上下動する
と、その動作により制御弁(12)が切換操作されて、苗
植付装置(6)が田面(G)及び接地フロート(11)に
対して設定高さを維持するように、油圧シリンダ(10)
が伸縮操作されて苗植付装置(6)の昇降操作が行われ
るのである。
次に、前述の昇降制御における制御感度の変更について
詳述する。第1図に示すように、接地フロート(11)を
下方揺動側に付勢するスプリング(15)がベルクランク
(13)に取り付けられると共に、制御感度レバー(16)
とスプリング(15)とがワイヤ(17)を介して連結され
ている。
以上の構造により、制御感度レバー(16)を鈍感側に操
作するとワイヤ(17)が制御感度レバー(16)側に引か
れてスプリング(15)の付勢力が強められ、接地フロー
ト(11)が上下動し難くなる。これが制御感度の鈍感な
状態である。逆に、制御感度レバー(16)を敏感側に操
作するとスプリング(15)の付勢力が弱められて、接地
フロート(11)が上下動し易くなる。これが制御感度の
敏感な状態である。又、制御感度レバー(16)には、こ
れを任意の位置で保持可能なレバーガイド(18)が設け
られている。
次に、この乗用型田植機の走行変速について詳述する。
第1図に示すようにエンジン(3)からの動力は割プー
リーを用いたベルト式無段変速装置(19)を介してミッ
ション(4)に伝導され、このミッション(4)から前
輪(1)、後輪(2)及び苗植付装置(6)に動力が伝
達される。そして、横軸芯(P3)周りに揺動自在なアー
ム(20)の一端にテンションプーリー(21)を取り付
け、アーム(20)の他端にアクチュエータ(22)として
の電動シリンダを取り付けている。
これに対して、操縦部(5)には人為操作具(23)とし
ての変速レバーが備えられ、この変速レバー(23)の操
作位置を検出するポテンショメータ(24)からの信号が
制御装置(25)に入力されている。これにより、変速レ
バー(23)の操作位置に対応するように電動シリンダ
(22)が伸縮操作されるのであり、テンションプーリー
(21)によりベルト式無段変速装置(19)が変速レバー
(23)の操作位置に対応する変速状態に変速操作される
のである。
そして、制御感度レバー(16)の操作位置がポテンショ
メーター(27)により検出されて、その信号が制御装置
(25)に入力されている。これにより、制御感度レバー
(16)が中立位置よりも敏感側に操作されている場合に
は、変速レバー(23)の操作に遅れることなく電動シリ
ンダ(22)が素早く伸縮操作される。そして、制御感度
レバー(16)が中立位置よりも鈍感側に操作されている
場合には、変速レバー(23)がある操作位置から高速側
の別の操作位置に操作された際には、電動シリンダ(2
2)は遅れながら比較的ゆっくりと、高速側の操作位置
に対応する位置に伸縮操作されて行くのである。
〔別実施例〕
前述の実施例では昇降制御の制御感度変更を制御感度レ
バー(16)により人為的に行うようにしたが、これを第
3図に示すように自動的に行うように構成してもよい。
つまり、接地フロート(11)の横軸芯(P4)周りに上下
揺動自在に、ソリ状の泥硬さセンサー(28)を取り付け
ると共に、この泥硬さセンサー(28)とスプリング(1
5)とをワイヤ(29)を介して連結したような構造であ
り、ワイヤ(29)の変位がポテンショメータ(30)によ
り検出され、その信号が制御装置(25)に入力されてい
る。これにより、田面(G)の泥が硬ければ泥硬さセン
サー(28)が上方に揺動してワイヤ(29)を引き、スプ
リング(15)の付勢力を強めるのであり、その動作が制
御装置(25)に入力されて前述のような電動シリンダ
(22)の追従作動速度の変更が行われるのである。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る水田作業機の走行変速構造の実施例
を示し、第1図は走行用の変速装置と昇降制御手段及び
制御感度変更手段との連係状態を示す図、第2図は乗用
型田植機の全体側面図、第3図は別実施例における走行
用の変速装置と昇降制御手段及び制御感度変更手段との
連係状態を示す図である。 (6)……対地作業装置、(19)……走行用の変速装
置、(22)……アクチュエータ、(23)……人為操作
具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人為操作具(23)の操作位置に対応する変
    速状態に走行用の変速装置(19)を変速操作するアクチ
    ュエータ(22)と、対地作業装置(6)を田面から設定
    高さに維持するように昇降操作する昇降制御手段と、前
    記昇降制御手段の制御感度を変更操作する制御感度変更
    手段とを備えると共に、前記制御感度変更手段による制
    御感度鈍感側への変更操作に連動して、前記アクチュエ
    ータ(22)における増速操作側への追従作動速度を低速
    側に変更する自動変更手段を備えてある水田作業機の走
    行変速構造。
JP16646189A 1989-06-28 1989-06-28 水田作業機の走行変速構造 Expired - Lifetime JPH078164B2 (ja)

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JPH0330607A JPH0330607A (ja) 1991-02-08
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