JPH0780575B2 - 印刷機の為の封筒フィーダー - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、印刷の為に積み重ねて載置される封筒の山の
上方から１枚ずつ印刷機に向けて封筒を供給し易くする
ようにした封筒の為のフィーダーに関するものである。
より詳しくは、このような供給において、封筒の折り返
し蓋が障害となって２枚以上の封筒が印刷機に同時に供
給されないような、印刷事前の積み重ねを準備するもの
である。

［発明の背景］ 作業を中断することや、封筒のジャム状態を来たすこと
なく、如何にして、印刷機に対し、印刷する為の封筒を
円滑に間断なく供給することができるかという根本的な
問題が取り上げられて来た。例えば、印刷機に対して、
印刷する為の封筒を垂直に積み上げた山を準備すると、
この印刷機は、かなり早い速度で、例えば吸着アームと
いったような手段で、これらの封筒を印刷のテンポに合
わせて上方から１枚ずつ取り上げ、本来の印刷過程の部
分へ運ぶようにしている。然し、従来のものは、補給の
為に、封筒の箱から次々と封筒の束を取り出し、これら
の封筒を供給するようにしてあるので、印刷作業中に印
刷機械を一旦止めなければならないという問題があっ
た。これを避ける為には、印刷機の作業が中断されるこ
となく、印刷機に対し連続的に封筒を送ることができる
ような封筒フィーダーの開発が求められてきた。

今日の技術水準に従って、この問題を解決する上で、３
つの異なった態様が考え出されてきたが、このうちで完
全に満足し得るというものは一つもなかった。

第１の態様は、印刷機と封筒フィーダーが、一つのコン
パクトな機械として一緒に製造されるという手段であ
る。然しながら、このような手段にあっては、この種装
置をその他の印刷機に取り付けて使用するということが
不可能であった。

第２の態様は、吸着の為の棒又は吸着プレートを利用し
て封筒を１枚ずつ運ぶ方法である。これらの吸着の為
の、棒とか吸着プレートは、当然のことながら、使用す
る印刷機と同期して動かさければならない。然しなが
ら、市場で入手し得る同期作動装置は、現状では、特定
の種類の印刷機に適合させ得るようにしてあるので、他
の印刷機には適合させ得ないという問題があった。

第３の態様のものでは、封筒フィーダーは、個々の印刷
機の一部のものには適合するが、その際ゴムバンドを使
用して封筒の束を山積みしている為に、封筒が瓦状にず
れて、１枚ずつ送り出す際に、個々の封筒間に大きな間
隔をもった瓦状のずれが生じてしまって、非能率であっ
た。更に、この種封筒フィーダーは、前述の総ての封筒
フィーダーと同様に、封筒をその長手方向に沿って先へ
送るようになっており、封筒は、短い側が進行先端縁と
なって送られる。従って、洋式封筒の場合、封筒の折り
返し蓋のある端は、送り込み方向の先端側にはなく、横
側にあることとなる。その結果、A3型（DIN規格）の用
紙の為に特別に作られた印刷の為のオフセット印刷機に
は、この封筒フィーダーは使用できないことになる。つ
まり、先に送られてゆく狭い先端側の幅が小さ過ぎる為
に、この場合には、この印刷機のフィーダーは、瓦状に
封筒をずらして１枚ずつはがすように先へ送ることがも
はやできない訳である。

上述の従来技術における課題は、封筒を横にして運ぶ事
ができるような、つまり幅の広い側が送り込み先端にな
るようにしても、そうした封筒をベルトコンベヤの上で
円滑に運ばれてゆくことができるようにすることであ
り、そのような封筒フィーダーが製造されることが要請
されて来た。

本発明は、横長の洋式の封筒であろうと、縦長の和式の
封筒であろうと、実際的に総ての印刷機に取り付けて、
それらの封筒を円滑に送り得る封筒フィーダーを提供し
ようとするものである。

次々と後から送られてくる封筒が、１枚ずつ上方から印
刷機に供給されるように山積みするベルトコンベヤの終
点のストッパーの処で、既にそこに重なり積上げられて
いる、前に送られてきた封筒と一緒に、その下に押し込
まれるときに、前に送られた封筒の本体と、折り返し蓋
との間に、押し込まれて入ってしまうことがないよう
に、封筒を、その幅の広い方を進行方向の先端として、
即ち、その折り返し蓋のある側が先になるように、運ぶ
ことができるようにする為には、まず第１に、例えば、
２センチメートル以下という大変小さい間隔で封筒が運
ばれてゆくという条件においても、確実に作業を続ける
ことができ、その際、単に僅かなずれを生じさせるだけ
であるというような、封筒フィーダーを一体どのように
製造すればよいかという根本的な問題を解決することに
ある。

単に約２センチメートルという、大変狭い折り返し蓋２
のテープしかない、特に接着剤／糊の不要な接着シール
が既に施された封筒１の為には、このことは不可欠の問
題である。

第１図に示されているように、封筒が瓦状にずらされて
運ばれてゆくときに、この瓦状のずれの間隔が、第１図
のａ）に示されているように大きすぎた場合や、第１図
ｂ）に示されるように、折り返し蓋が次々と重なり合っ
たずれの間隔が小さい場合に、どのような結果を生ずる
かということを考えて見ると、次々と後から続いて送ら
れてゆく封筒１が、印刷の為に供給されるべき封筒の堆
積物８（第３図示）を形成する際に、その前に既に送り
込まれている封筒の本体と、その折り返し蓋２との間
に、次の封筒先端が押し込まれてしまうことが理解され
よう。第１図のｃ）で示されているように、大変小さい
瓦状の封筒のずれの間隔が選択された場合には、これら
の封筒が、如何にきちんと再び上下に重なりあって、ス
トッパーのところで次々と個別に押し込まれ、積み上げ
られていくか、ということが示されている。第１図ｄ）
のように、瓦状のずれの間隔なしに重ねたまま送られる
ならば、反転して積み重ねられる場合にも問題はない
が、そうした送り込みは実際上不可能である。つまり、
この封筒の瓦状のずれの間隔という問題を解決するの
に、その都度、瞬間の摩擦力によって規定されてしまう
ゴムバンドを使用した実験では、最小のずれのみで極く
小さい瓦状の封筒のずれの間隔を得るということが、全
く非現実的で不可能なのものであることを明らかにし
た。

［発明の概要］ 本発明では、補給用に堆積させた封筒の山の最下面にあ
る封筒から、逐次その上に位置する次続の封筒を搬送す
る孔あきベルトコンベヤと、この孔あきベルトコンベヤ
の下方で、前記堆積させた封筒の山の直下に占位し、該
孔あきベルトコンベヤを透して山積みされた前記封筒の
下面に対して負圧を作用し、一定の区間に亘って、複数
枚の封筒を該孔あきベルトコンベヤ上に吸着させる為の
負圧空間を有する室と、封筒の折り返し蓋部の側の端縁
を整一して積み重ねる規制機能を有し、前記ベルトコン
ベヤによる搬送表面との間の隙間、及び送り出される封
筒の折り返し蓋部の長さの範囲内で、前記ベルトコンベ
ヤの搬送方法に沿って前記規制位置を変化させ得るよう
にしたストリッピング・プレートと、前記折り返し蓋部
において、次続の封筒が重なり合って、瓦状にずれたま
ま送られる封筒を順次裏返して乗せ変え、それら封筒列
を連続して印刷のために蓄え堆積させる位置まで搬送す
る次段のベルトコンベヤとによって封筒のフィーダーを
構成し、これにより、少なくとも折り返し蓋部で重なり
合った状態で送られる連続した封筒列が、印刷のために
蓄え堆積させる位置に達した際に、先着した封筒に対
し、次続の封筒が、何らの補助手段も要せずに、その下
面にそのまま潜入して堆積されるようにした。

［実施例］ 第２図のａ）,b）,c）並びに第３図に本発明の実施例を
示した。これらのうち、第２図の各図は、積み重ねられ
た封筒堆積物に対する下方からの送り出しの状態を示す
もので、以下、これらによって、本発明の実施例を説明
する。

第２図のａ）では、どのようにして封筒堆積物11の一番
下になっている封筒が、負圧の空間を有する室３によっ
て吸着されるかという基本を示してある。この一番下の
封筒は、孔あきのベルトコンベヤ４の上に置かれたまま
の状態になっており、このベルトコンベヤ４によって先
へと運ばれる。一番下の封筒の最後端になっているとこ
ろの角が、幾分右方に移行すると、この吸着力は、下か
ら二番目にある封筒にも及ぶことになる。第２図のｂ）
では、この吸着移行の状況を示してあり、又第２図の
ｃ）では、下から三番目及び四番目の封筒が次々と孔あ
きコンベヤ４の下方から作用する吸着力によって吸い付
けられてゆく状況を示してあり、そのまま一番下にあっ
た封筒とともに右方へと移動してゆく状況を明らかにし
た。この場合、下から二番目にあった封筒は、瓦状に封
筒がずれて送られてゆく際、一番下にあった封筒に対
し、そのずれの間隔５の分だけずれている。この為に
は、室３の負圧調整の際に、その圧力が正確に調整され
ていること及びバリヤとしてのストリッピング・プレー
ト６とコンベヤ４との間の隙間の調整が重要である。

強過ぎる負圧を作用すると（例えば50ミリバール）一度
に２枚の封筒が同時に吸着されて運ばれてゆくことにな
り、一方、この例示負圧の半分よりも少ない負圧による
場合には申し分のない作業機能が保証される。

また、ストリッピング・プレート６の占める高さを変更
して隙間の調節を図るには、送り込まれる封筒の送り込
み方向の長さを、前記間隔５の長さで除した値に相当す
る封筒枚数が与える厚さより僅かに大きな間隔をもっ
て、ストリッピング・プレート６の下端とベルトコンベ
ヤ４との間の隙間とすることが望ましい。

第２図において、この瓦状にずれた封筒の間隔５が、如
何にして簡単に調節され得るかということが理解されよ
う。この間隔５は、同時に又負圧の空間をもった室３の
左の端と封筒１の左の端の間の間隔に対応させて定める
ことになる。この瓦状のずれの間隔は、この封筒の堆積
物11の山が、左又は右へ押されるということによって、
恣意的に目的通りに変化させることができる。この変更
は、押すことにより、左右自在に移動させることができ
るバリヤとしてのストリッピング・プレート６により、
封筒をどのような位置にも堆積させておくことができ、
かつ又同時に封筒の積み上げた山の一番下になっている
封筒から、１枚ずつはがしてベルトコンベヤ４に乗せる
為のストリッピング・プレート６を、第３図に示した装
置に利用することで、簡単に実行に移すことができる。
このバリヤ又はストリッピング・プレート６は、左又は
右に押して移動させることができ、それに続いて如何な
る位置にも固定することができる。

同時に、余りに多くの封筒が、一緒に右方向へ運ばれて
ゆかないようにする僅かな機能を与える為に、このスト
リッピング・プレート６は、前述のように、その高さも
上下方向に押して移動し、調節させることができ、移動
した調節位置に固定することができる。

この封筒フィーダーの目的は、印刷過程へ供給する為の
封筒の堆積物８（第３図を参照）を形成することであ
り、この封筒の堆積物８からは、印刷機のストリーム・
フィーダーが印刷されるべき封筒を、上の方から１枚ず
つ取り上げて運んでゆけるようになっている。この封筒
の堆積物８は、以下のような封筒の動作を経て形成され
る。この封筒の堆積物８の上の方から順々に印刷機のス
トリーム・フィーダーによって、これらの封筒の山が、
継続的に印刷の為に運び送られる必要がない場合には、
この封筒の堆積物８のところでは、継続的に他の封筒が
次々と下の方から押し入れられてくるので、この堆積物
８の山はどんどん大きくなってしまう。然しながら、こ
の供給の為の封筒の堆積物８が大きくなり過ぎないよう
に、封筒１の運搬により積み重ねられてゆく堆積物８の
高さを電子的に制御する目的で、いわゆる光電式バリヤ
（フォトセンサー）が取り付けられる。即ち、堆積物８
の一定の高さ部分の側方から発光させておく発光源と、
それを受ける光電素子との組合わせをもって、受光中は
装置の運転を継続状態にし、遮光されると、直ちに装置
の運転が停止されたり速度制御が行なわれる自動制御機
構を設けることができる。これとは別に、このような封
筒を再び追加補給しなければならない状態になると、直
ぐにシグナルトーンを発信させるような光電管を、補給
の為の封筒の堆積物11の一側に設置し、これによりベル
トコンベヤ４の速度を制御するための自動制御装置を設
けることもできる。

然しながら、これらの量監視制御の自動機構は、既に、
広くこの種印刷関係機材に用いられ、知られているの
で、ここでは、本発明の実施態様として示すにとどめ、
これ以上の詳しい説明は省略する。

この発明では、送り出された封筒の堆積物８の堆積位置
の直前に、封筒を送り込み過程で押さえつける為のロー
ラー７を設けてある。このローラー７は、場合によっ
て、送り込まれる封筒内に存在する空気を封筒の中から
外へ押し出すことができるようにする為のものである。
この付属機構によって、従来の機械において不可避とさ
れて来た煩わしい問題が取り除かれ得る。つまり、余分
な空気が封筒の中から外へ押し出されていないと、１枚
ずつ印刷機に持ち込まれる封筒本体の表面が、持ち込み
中にはためいて、所定の印刷位置に定置せずに多少揺れ
動くので、これによって印刷時に、活字に対し封筒がず
れ動いたり、かすれたりして、印刷結果が不明瞭にな
り、ぼやけてこすったような印刷になってしまうという
問題があった。然しながら、上記の押さえつけの為のロ
ーラー７を使用することにより、印刷過程に移される前
に、余分な空気が封筒の中には入っていないから、それ
によって最初の印刷から高い精密度をもったクリヤーな
鮮明な印刷結果を得ることができる。

上述の説明からも判るように、本発明では、封筒をその
堆積物８の最も下側に正確に押し込む為に、封筒が送り
込まれる際に、予め瓦状にずらされている。次々と続い
て送り込まれてくる封筒が確実に封筒の堆積物８の一番
下に常に押し込まれることが必要なので、次々と続いて
送り込まれる封筒が、これに先行する封筒の上ではなく
下側に来るように工夫されている。この作動を達成する
為には、最初の封筒の堆積物11の部分で封筒が送り出さ
れてゆく際に、予め瓦状に封筒をずらした状態で送り出
し、更に、従来の封筒フィーダーの機械で既に実施され
ているように、封筒は、裏返しにされなければならい。
つまり、最初の送り出し用の孔あきベルトコンベヤ４の
下に、もうひとつの別のベルトコンベヤ10を設け、これ
を最初のベルトコンベヤ４と正確に同じ速度で回転させ
る。このようにして、ベルトコンベヤ４に乗せられて動
く封筒１は、ベルトコンベヤ10の最初のプーリの部分を
通過した直後に、その下方に位置して延びている二つの
目のベルトコンベヤ10の上に乗せ代えられる。

［効果］ 本発明によれば、非常に簡単に位置を調整し、移動設置
させ得る封筒フィーダーを提供できる。この封筒フィー
ダーでは、従来知られている欠点はもはや全く取り除か
れる。この新しい封筒フィーダーは、実際的にあらゆる
印刷機に対し、取り付けられる側の印刷機との間で同期
的処理をとる必要なしに、適宜装備させ得る。而も、こ
の新しい封筒フィーダーでは、封筒の送られる方向の長
さを勘案して正確に送り込み間隔を調節することで、精
密に瓦状に封筒を自動的にずらして送ることができて、
封筒を、折り返し蓋のある方を前、即ち、進行方向に向
けてベルトコンベヤの上に乗せて運搬移動させることが
可能となり、印刷機に１枚宛供給する上で、その直前で
蓄えられる堆積物を整然と所定の高さまで積み重ねるこ
とができ、而も、個々の封筒が互に隣り合う封筒の折り
返し蓋に噛み込んで重ねられる欠陥を完全に排除し、事
後の印刷工程を円滑高能率に遂行させ得る利点がある。

図面の簡単な説明 第１図は、封筒の送り出しに関する種々な事例を示す概
念図であり、そのａ）図は、送り出される封筒の間隔が
広がり過ぎた場合を、ｂ）図は、送り出される封筒が次
々に折り返し蓋の中に介入して束状となって送り出され
る場合を、ｃ）図は、好ましい封筒の送り出し状態を、
ｄ）図は、重なり合ったまま送り出される状態を示す図
である。

第２図は、本発明のフィーダーを用いた封筒の送り出し
を示す要部の部分図であり、そのａ）図は、ストリッピ
ング・プレートの下端を搬送用のベルトコンベヤ面に最
も近づけた状態を、ｂ）図は、ａ）図の位置からストリ
ッピング・プレートを僅かに上げてベルトコンベヤ上に
１枚の封筒が乗せられる状態を、ｃ）図では、本発明の
フィーダーにおける好ましい送り出し状態を示してあ
る。

第３図は、本発明のフィーダーと、それに付帯する装置
の全体を示す概略側面図である。

１……封筒、２……折り返し蓋、３……負圧室 ４……孔あきベルトコンベヤ、５……ずらしの間隔 ６……ストリッピング・プレート ７……空気排除用のローラー ８……送り込まれた封筒の堆積物 10……裏返し搬送用のベルトコンベヤ 11……送り出されるべき封筒の堆積物

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】送り出し方向の先端に、下り返し蓋部を上
   方に向けて折り返した補給用の堆積封筒の山の最下面に
   ある封筒から逐次その上に位置する次続の封筒を搬送す
   る孔あきベルトコンベヤと、 この孔あきベルトコンベヤの下方で、前記折り返し蓋部
   を有する堆積封筒の山の直下に占位し、該孔あきベルト
   コンベヤを透して山積みされた前記封筒の下面に負圧を
   作用し、一定の区間に亘って複数枚の封筒を該孔あきベ
   ルトコンベヤ上に吸着させる為の負圧空間を有する室
   と、 前記封筒の折り返し蓋部の側の端縁を整一して積み重ね
   る規制機能を有し、前記ベルトコンベヤによる搬送表面
   との間の垂直方向の隙間を変化させ、且つこの隙間が、 送り込まれる封筒の進行方向に沿う長さを、進行方向に
   沿う折り返し蓋部の長さより小さく選ぶ隣接封筒相互の
   間のずれの長さで除した値に相当する封筒枚数の厚さよ
   り僅かに大きな高さに調節するストリッピング・プレー
   トと、 前記折り返し蓋部において次続の封筒が重なり合って、
   瓦状にずれたまま送られる封筒を順次裏返して乗せ変
   え、それら封筒列を連続して印刷のために蓄え堆積させ
   る位置まで搬送する次段のベルトコンベヤと、 から成り、 少なくもと折り返し蓋部で重なり合った状態で送られる
   連続した封筒列が、印刷のために蓄え堆積させる位置に
   達して、先着した封筒に対し、次続の封筒が、何らの補
   助手段も要せずに、その下面にそのまま潜入して堆積さ
   れることを特徴とする印刷機のための封筒フィーダー。
2. 【請求項２】第２のベルトコンベヤの上部であって、印
   刷のために封筒を堆積させる位置の直前に、封筒内の空
   気を押し出すための手段を装備させたことを特徴とする
   請求項第（１）項に記載の封筒フィーダー。
3. 【請求項３】空気を押し出すための前記手段が、回転可
   能な押さえつけローラーであることを特徴とする請求項
   第（２）項に記載の封筒フィーダー。
4. 【請求項４】印刷のために蓄え堆積させる封筒の山の一
   側に、光電式センサーを設け、その感知信号により、孔
   あきベルトコンベヤの速度制御若しくは停止動作を行な
   わせることを特徴とする請求項第（１）項乃至第（３）
   項の何れかに記載の封筒フィーダー。
5. 【請求項５】前記補給用に堆積させた封筒の山の部分
   に、その封筒の高さを監視するための光電式センサーを
   設け、その感知信号により、封筒の積上げられた山の高
   さに従って孔あきベルトコンベヤの速度を制御するため
   の手段が備えてあることを特徴とする請求項第（１）項
   乃至第（４）項の何れかに記載の封筒フィーダー。
6. 【請求項６】光電式センサーにより、前記補給用に堆積
   させた封筒の山の高さを監視させ、この高さが一定の高
   さを下回った場合には、信号を発信させる手段を備えて
   いることを特徴とする請求項第（１）項乃至第（５）項
   の何れかに記載の封筒フィーダー。