JPH0779595B2 - 自走式薬液散布車の洗浄装置 - Google Patents

自走式薬液散布車の洗浄装置

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JPH0779595B2
JPH0779595B2 JP3074385A JP7438591A JPH0779595B2 JP H0779595 B2 JPH0779595 B2 JP H0779595B2 JP 3074385 A JP3074385 A JP 3074385A JP 7438591 A JP7438591 A JP 7438591A JP H0779595 B2 JPH0779595 B2 JP H0779595B2
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孝 市川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、薬液散布装置の洗浄
方法及び自走式薬液散布車の洗浄装置に係り、詳しくは
使用後の洗浄液に因る汚染や被曝を防止できる薬液散布
装置の洗浄方法及び自走式薬液散布車の洗浄装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】フロアブル剤(懸濁液)は、希釈される
ことなく、水田等に散布されるので、それを貯留する薬
液タンクが小型となるという利点がある。しかし、濃厚
で、固化し易いために、薬液経路の目詰まりの原因にな
り易く、散布作業の終了後及び中断の際に薬液経路を清
水等の洗浄液により洗浄する必要がある。
【0003】一方、薬液散布装置の従来の洗浄作業は、
散布作業終了後、自走式薬液散布車を圃場から移動し、
圃場から離れた場所で行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】使用後の洗浄液は薬液
を含んでいるので、従来の洗浄作業では、洗浄液の投棄
場所を適切に選択する必要がある。使用後の洗浄液を安
易に洗浄作業場所で投棄すると、汚染及び被曝の原因に
なる。
【0005】請求項1及び請求項2の発明の目的は、使
用後の洗浄液が汚染及び被曝につながるのを防止できる
薬液散布装置の洗浄方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の薬液
散布車(26)では、薬液タンク(30)内の薬液(4
6)をノズル(38)から圃場へ散布する。そして、こ
のような薬液散布車(26)において、洗浄液(52)
を貯留する洗浄液タンク(42)と、この洗浄液タンク
(42)と薬液タンク(30)を連通可能とされる管路
(54)に前記洗浄液タンク(42)内の前記洗浄液
(52)の導入を制御し、前記自走式薬液散布車(2
6)の運転席(14)から操作自在の弁(56)とを有
してなる。
【0007】請求項2の自走式薬液散布車(26)で
は、薬液タンク(30)内の薬液(46)をノズル(3
8)から圃場へ散布する。そして、このような自走式薬
液散布車(26)において、洗浄液(52)を貯留する
洗浄液タンク(42)と、前記薬液タンク(30)内の
前記薬液(46)の残量を検出する残量検出器(62)
と、この残量検出器(62)により検出された残量が所
定値以下になると前記洗浄液タンク(42)と薬液タン
ク(30)を連通可能とされる管路(54)に前記洗浄
液タンク(42)内の前記洗浄液(52)の導入を制御
し、前記自走式薬液散布車(26)の運転席(14)か
ら操作自在の弁(64)とを有してなる
【0008】
【作用】請求項1の発明では、洗浄液(52)は、自走
式薬液散布車(26)による圃場への薬液(46)の散
布に伴って、薬液タンク(30)内がほぼ空になって洗
浄作業に移行する際、洗浄液タンク(42)の薬液(5
2)は管路(54)を介して薬液タンク(30)に導入
され、この薬液タンク(30)と薬液経路(50)を洗
浄し、ノズル(38)から圃場へ散布される。
【0009】請求項2の発明では、自走式薬液散布車
(26)による圃場への薬液(46)の散布伴って、薬
液タンク(30)内がほぼ空になると、ほぼ空になった
ことが残量検出器(62)により検出され、弁(64)
は、残量検出器(62)の検出信号より洗浄液タンク
(42)内の洗浄液(52)を薬液タンク(42)へ導
入する位置になる。この結果、洗浄液(52)が弁(6
4)を経て薬液タンク(42)を経てノズル(38)の
方へ薬液経路(50)内を通過し、通過の際、薬液タン
ク(42)内と薬液経路(50)を洗浄する。そして、
薬液タンク(42)内に残留する薬液(46)を含んだ
洗浄液(52)がノズル(38)から圃場へ散布され
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明を図面の実施例について説明
する。図4は乗用型田植機10の側面図である。田植機
台車12は、運転手が乗り込んで乗用型田植機10の運
転操作を行なう運転席14を備え、前輪16及び後輪1
8の駆動により自走可能になっている。PTO軸20
は、田植機台車12の前後方向へ延びて、前輪16及び
後輪18の回転に同期して回転し、PTO軸20の後端
部は田植機台車12の後部に達している。油圧リンクア
ーム22は、上部中央及び左右側方に配設され、前端部
を田植機台車12の後部に結合している。植付装置24
は、油圧リンクアーム22の後端部に着脱自在に装着さ
れ、前輪16及び後輪18の回転に同期した回転動力
を、PTO軸20を介して受けて、稲の苗を一定間隔で
植え付ける。
【0011】図5は図4の植付装置24を取り外した状
態の側面図である。図3は図5の田植機台車12にブー
ムスプレーヤ26を装着した状態の側面図である。ブー
ムスプレーヤ26について説明すると、フレーム28は
油圧リンクアーム22の後端部に着脱自在に装着され、
薬液タンク30は、薬液46(図1)を内部に貯蔵し、
フレーム28に載設、固定されている。無段変速機32
及びポンプ34は薬液タンク30の下側においてフレー
ム28に載設され、無段変速機32は入力側をPTO軸
20に接続され、ポンプ34は無段変速機32の出力側
からの回転動力により駆動される。ブーム36は左右水
平方向に延び、ノズルパイプ40は、ブーム36の後面
側に取り付けられるとともに、ブーム36に沿って延び
ている。複数個のノズル38は、下方へ向けられて、ノ
ズルパイプ40の長手方向へ等間隔に取り付けられ、ポ
ンプ34からの薬液46を圧送される。洗浄液タンク4
2は、底部が薬液タンク30の底部より高くなるよう
に、薬液タンク30の後ろ側においてフレーム28に取
り付けられる。切替レバー44は、運転席14の下部に
設けられ、後述の開閉弁56(図1)を遠隔操作する。
【0012】図1は洗浄装置の構成を薬液経路50と共
に示す図である。薬液タンク30はフロアブル剤(懸濁
液)から成る薬液46を内部に貯留し、管路48は、薬
液タンク30の底部から延びて、ノズルパイプ40へ達
している。ポンプ34は、管路48の途中に配設され、
薬液タンク30内の薬液46を吸入して、ノズル38の
方へ圧送する。薬液タンク30から管路48及びノズル
パイプ40経てノズル38までは薬液経路50(両端の
薬液タンク30及びノズル38を含む。)を構成する。
洗浄液タンク42は、内部に清水等から成る洗浄液52
を貯留し、底部が薬液タンク30の底部より高い位置に
なっている。管路54は洗浄液タンク42の底部を薬液
タンク30の下部へ接続している。開閉弁56は管路5
4の途中に配設され、ホーデンケーブル58は、インナ
ワイヤとそれを被覆するアウタチューブとを含む公知の
構造であり、切替レバー44の変位を開閉弁56へ伝達
する。
【0013】図1の実施例の作用を説明する。水田にお
ける薬液46の散布作業では、開閉弁56は閉位置にな
っており、洗浄液タンク42内の洗浄液52が管路54
を経て薬液タンク30内へ導入されるのが阻止されてい
る。ポンプ34の運転に伴って、薬液タンク30内の薬
液46は、ポンプ34に吸入、圧送されて、管路48を
経てノズル38へ送られ、ノズル38から水田へ散布さ
れる。
【0014】水田への薬液46の散布が終了し、薬液タ
ンク30内が空になると、運転手は、田植機台車12を
水田から移動させることなく、水田に置いたままの状態
で運転席14の切替レバー44を操作し、開閉弁56を
開位置にする。これにより、洗浄液タンク42内の洗浄
液52が管路54を経て薬液タンク30へ導入され、さ
らに、ポンプ34に吸入、圧送されて、管路48を経て
ノズル38へ送られ、ノズル38から水田へ散布され
る。その際、洗浄液52は、薬液タンク30内、管路4
8、ポンプ34、ノズルパイプ40及びノズル38を洗
浄し、薬液46を含ませられる。水田へ散布された洗浄
液52は、フロアブル剤の性質上、拡散性が高く、散布
個所に留まることなく、広く拡散し、薬液46の散布の
均一性を阻害することはない。
【0015】図2は薬液経路50の洗浄を自動的に行な
う洗浄装置の構成を薬液経路50と共に示す図である。
液位計62が薬液タンク30内に配設され、薬液タンク
30内の薬液46の液位を検出するようになっている。
管路54は洗浄液タンク42の底部を薬液タンク30の
下部へ接続し、電磁開閉弁64は、リード線66を介し
て液位計62から送られて来る検出信号に基づいて、管
路54を開閉する。薬液タンク30内に薬液46がなお
残存するときは、電磁開閉弁64は管路54を閉じてお
り、これにより、洗浄液タンク42内の洗浄液52が薬
液タンク30内へ導入されるのが阻止される。これに対
し、薬液タンク30内の薬液46がほぼ空になったこと
が液位計62により検出されると、電磁開閉弁64は管
路54を開き、これにより、洗浄液タンク42内の洗浄
液52が薬液タンク30内へ導入される。薬液タンク3
0内に導入された洗浄液52は、ポンプ34の運転に伴
って、管路48及びノズルパイプ40を経てノズル38
へ送られ、ノズル38から水田へ散布される。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明では、薬液タンク内がほ
ぼ空になったとき、弁を介して前記薬液タンクに連通す
る管路を介して、薬液タンク内に洗浄液が導入され薬液
を含んだ洗浄液は、薬液を散布した圃場へノズルから散
布される。したがって、圃場でない場所の汚染や不測の
被曝を回避することができる。また、薬液経路に残って
いた薬液を、廃棄することなく、洗浄液と共に圃場へ散
布するので、残存薬液の有効利用を図ることができる。
【0017】請求項2の発明では、薬液タンクがほぼ空
になると、残量検出器の検出信号により弁が自動的に切
り替えられて、洗浄液による薬液タンク及び薬液経路の
洗浄が行なわれるので、洗浄作業のし忘れを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の洗浄装置の構成を薬液経路と共に示す図
である。
【図2】薬液経路の洗浄を自動的に行なう洗浄装置の構
成を薬液経路と共に示す図である。
【図3】図5の田植機台車にブームスプレーヤを装着し
た状態の側面図である。
【図4】乗用型田植機の側面図である。
【図5】図4の植付装置を取り外した状態の側面図であ
る。
【符号の説明】
14 運転席 26 ブームスプレーヤ(薬液散布装置、自走式薬液
散布車) 30 薬液タンク 38 ノズル 42 洗浄液タンク 46 薬液 50 薬液経路 52 洗浄液 54 管路 56 開閉弁(弁) 62 液位計(残量検出器) 64 電磁開閉弁(弁)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液タンク(30)内の薬液(46)を
    ノズル(38)から圃場へ散布する自走式薬液散布車
    (26)において、洗浄液(52)を貯留する洗浄液タ
    ンク(42)と、この洗浄液タンク(42)と薬液タン
    ク(30)を連通可能とされる管路(54)に前記洗浄
    液タンク(42)内の前記洗浄液(52)の導入を制御
    し、前記自走式薬液散布車(26)の運転席(14)か
    ら操作自在の弁(56)とを有してなることを特徴とす
    る自走式薬液散布車の洗浄装置。
  2. 【請求項2】
  3. 【請求項3】 薬液タンク(30)内の薬液(46)を
    ノズル(38)から圃場へ散布する自走式薬液散布車
    (26)において、洗浄液(52)を貯留する洗浄液タ
    ンク(42)と、前記薬液タンク(30)内の前記薬液
    (46)の残量を検出する残量検出器(62)と、この
    残量検出器(62)により検出された残量が所定値以下
    になると前記洗浄液タンク(42)と薬液タンク(3
    0)を連通可能とされる管路(54)に前記洗浄液タン
    ク(42)内の前記洗浄液(52)導入を制御し、前
    記自走式薬液散布車(26)の運転席(14)から操作
    自在の弁(64)とを有してなることを特徴とする自走
    式薬液散布車の洗浄装置。
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