JPH0779442B2 - 雑音減少回路 - Google Patents

雑音減少回路

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JPH0779442B2
JPH0779442B2 JP1181676A JP18167689A JPH0779442B2 JP H0779442 B2 JPH0779442 B2 JP H0779442B2 JP 1181676 A JP1181676 A JP 1181676A JP 18167689 A JP18167689 A JP 18167689A JP H0779442 B2 JPH0779442 B2 JP H0779442B2
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pass filter
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吉夫 杉森
洋哉 荒木
忠男 黒崎
丈治 浦野
俊哉 伊東
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Nippon Television Network Corp
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Nippon Television Network Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はTVカメラにより写真フィルムを撮像するときの
粒状雑音を効果的に減少する回路に関する。
[従来の技術] TV放送局における信号源としてカメラによる撮像信号
と、写真フィルムを撮像機にかけたものとがある。後者
は所謂フィルム番組と言われ、VTRによる番組と共にTV
番組の大半を占めている。そして写真フィルム特にポジ
フィルムにより作られた番組を撮像して送信するとき、
フィルムの粒状性が良くないため、受像側で画像劣化の
原因となっている。そのためポジフィルムにおける粒状
雑音を低減させる必要があるが、従来はそのための専用
回路ではなく、第4図に示すような通常の雑音低減回路
を使用していた。第4図において、1はフィルム撮像機
出力信号のうち特に輝度信号のみを分離して入力する端
子、2は高域通過フィルタ、3は低域通過フィルタ、4
はスライス回路、5は重ね合わせ回路、6は輝度信号出
力端子を示す。第4図では輝度信号のみを入力させてフ
ィルタ2,3によって高域信号と低域信号とに分離する。
雑音として目立つものは高域信号のうち低レベル部分に
集中するので、それをスライス回路4により取り除く。
次にレベル合わせをしてから、低域フィルタ3の出力信
号と重ね合わせ回路5により重ね合わせて、雑音の除去
された信号を端子6から出力させている。
[発明が解決しようとする課題] 第4図に示す雑音低減回路によっては、TVカメラによる
撮像画像に対しては充分な効果が得られるが、フィルム
を撮像した画像信号に対しては充分でなかった。それは
第4図の回路では時間軸方向に振幅処理を行うことであ
り、撮像機の画ぶれなどにより高域情報が失われるから
である。したがって第4図に示す回路によっては解像度
の低下した画像が得られるに過ぎず、特に最近のように
高忠実度化が求められるとき、欠点となっていた。
本発明の目的は前述の欠点を改善し、ポジフィルムを撮
像した信号に対し解像度を劣化することなく、良好な信
号を送像できるように処理する雑音減少回路を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理構成を示す図である。第1図にお
いて、1は輝度信号入力端子、6は輝度信号出力端子、
7は斜め中域の帯域通過フィルタ、8は減算回路、9は
時間方向平均回路、10は加算回路を示す。
本発明は下記の構成としている。即ち、 TV信号源となる写真フィルムの撮像機から得られた輝度
信号の印加される斜め中域の帯域通過フィルタ7と、前
記輝度信号から前記帯域通過フィルタ7の出力信号を減
算する減算回路8と、前記帯域通過フィルタ7の出力信
号が印加される時間方向平均回路9と、前記減算回路8
の出力と、時間方向平均回路9の出力とを加算する加算
回路10とを具備し、該加算回路10の出力において粒状雑
音の減少した輝度信号を得ることである。
[作用] 撮像すべきフィルムの1駒について、その粒状雑音の状
況を画像信号測定器(例えばオシロスコープ)により測
定する。第2図に示す周波数領域図において、通常はそ
の雑音が水平周波数(H)・垂直周波数(V)の何れも
中間帯(ハッチングを施してない部分)で最も目立ち易
く、その帯域を斜め中域という。その帯域信号のみを取
り出すため帯域通過フィルタ7の中心周波数をその周波
数に選定してから、フィルム撮像信号のうち輝度信号を
端子1から入力させる。帯域通過フィルタ7を通過した
出力信号は入力輝度信号のうちハッチングを施してない
部分であるから、その出力信号を入力輝度信号から差し
引くように減算回路8に印加する。そのため減算回路8
の出力信号は、ハッチングを施した部分の信号となる。
なお輝度信号以外のI,Q信号については、1H時間など所
定の遅延を与えるのみで良い。帯域通過フルタの出力信
号はまた時間方向平均回路9に印加される。ここでは例
えば1フレーム前の信号状態と現在の信号とを平均化し
た信号を得ているから、第2図に示すハッチングを施し
てない部分の信号について粒状雑音を減少させた信号を
得る。次に加算回路10において、減算回路8の出力信号
と、時間方向平均回路9の出力とを加算すると、第2図
のハッチングを施してない部分について雑音が減少した
輝度信号を出力端子6に得ることが出来る。
[実施例] 第3図は本発明の実施例を示す構成図である。第3図に
おいて、71は垂直方向帯域通過フィルタ、72は水平方向
帯域通過フィルタを示し、71,72を組合せて斜め中域の
帯域通過フィルタを構成している。そして7−1,7−2
は1H遅延回路、7−3は信号乗算回路、7−4は水平方
向帯域通過フィルタの遅延時間とほぼ等しい時間の遅延
回路を示す。時間方向平均回路9において、9−1,9−
4は加算回路、9−2は係数器、9−3はフレームメモ
リを示す。また11は遅延回路で、その遅延時間は時間方
向平均回路9における遅延時間にほぼ等しく設定したも
のを示す。
第3図において垂直方向帯域通過フィルタ71は、原信号
と、1H遅延回路7−1を通過した信号と、1H遅延回路7
−1,7−2を通過した信号とを乗算回路7−3に印加し
演算することにより構成する。このとき1H遅延回路7−
1を通過した信号と、その上下の3本の走査線の信号を
乗算している。得られる帯域通過フィルタの中心周波数
を例えば16mmポジフィルムのとき525/4CPHと設定する。
ここでCPHとは画面の垂直方向の大きさ(高さH)内に
白黒パターンが繰り返し存在する周期数を示す。若し、
フィルタ71の中心周波数を変化させるときは、1フィー
ルド前の水平走査線の上下2本の信号を前記信号乗算回
路7−3に相加え、その乗数を変更することで良い。
次に水平方向帯域通過フィルタ72の中心周波数は例えば
16mmポジフィルムのとき1.5MHzに選定する。水平方向帯
域通過フィルタ72の出力における信号通過状況はそのフ
ィルタの近辺に示すとおりで、ハッチングのない部分が
通過している周波数領域である。即ち、垂直・水平各方
向の帯域通過フィルタ71,72のため、ハッチングのない
部分の信号が通過している。次に減算回路8において、
端子1からの原輝度信号からフィルタ71,72の通過信号
を減算する。そのため減算回路8を通過した信号は中間
帯域が失われたものとなり、その近辺に示すようにハッ
チングのある部分が抜けた信号である。
次にフィルタ71,72を通過した信号を時間方向平均回路
9に印加し、例えば1フレーム前の信号の状態と平均化
した信号を求めている。即ち、フレームメモリ9−3に
より1フレーム分だけ遅延させた信号とし、加算回路
(実際は引き算回路として動作する)9−4において、
現在の信号と演算する。その信号に対し係数器9−2に
より所定の係数を掛けてから、加算回路9−1により引
き算処理を行った後、次の加算回路10に入力させる。そ
して減算回路8出力に対し若干の補正を加える形で加算
処理を行う。時間方向平均回路9を通過した信号はその
帯域内で雑音が低減する。
なお、帯域通過フィルタとして垂直方向・水平方向の順
に縦続接続した例について説明したが、この順序は交代
しても同様の効果が得られる。
[発明の効果] このようにして本発明によると、特にフィルムを撮像し
てTV信号源とするとき、フィルムの種類によって目立つ
粒状雑音に対し、帯域通過フィルタ手段により減少させ
ているから、解像度を劣化させることが少なく、送像側
では良好な信号を送出することが出来る。帯域通過フィ
ルタ手段によって処理するため、使用フィルムの種類が
異なるときも対応が容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成を示す図、 第2図は第1図の動作説明図、 第3図は本発明の実施例の構成を示す図、 第4図は従来の雑音低減回路を示す図である。 1……輝度信号入力端子 6……輝度信号出力端子 7……斜め中域通過フィルタ 8……減算回路 9……時間方向平均回路 10……加算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦野 丈治 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内 (72)発明者 伊東 俊哉 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TV信号源となる写真フィルムの撮像機から
    得られた輝度信号が印加されて、輝度信号の水平・垂直
    各周波数領域の中間周波数帯域を通過させる垂直方向帯
    域通過フィルタ・水平方向帯域通過フィルタを縦続接続
    した斜め中域の帯域通過フィルタと、 前記輝度信号から前記帯域通過フィルタの出力信号を減
    算する減算回路と、 前記帯域通過フィルタの出力信号が印加され、従前の信
    号状態を格納したメモリの出力と演算して所定の係数を
    掛算し、その出力を加算回路において演算処理を行う時
    間方向平均回路と、 前記減算回路の出力と、前記時間方向平均回路の出力と
    を加算する他の加算回路とを具備し、 該他の加算回路において粒状雑音の減少した輝度信号を
    得ることを特徴とする雑音減少回路。
JP1181676A 1989-07-14 1989-07-14 雑音減少回路 Expired - Lifetime JPH0779442B2 (ja)

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