JPH07790Y2 - 水 栓 - Google Patents

水 栓

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JPH07790Y2
JPH07790Y2 JP1988054831U JP5483188U JPH07790Y2 JP H07790 Y2 JPH07790 Y2 JP H07790Y2 JP 1988054831 U JP1988054831 U JP 1988054831U JP 5483188 U JP5483188 U JP 5483188U JP H07790 Y2 JPH07790 Y2 JP H07790Y2
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JP
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peripheral surface
liner
valve body
water
cylinder valve
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JP1988054831U
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JPH01158871U (ja
Inventor
昇 米替
耕二 森田
浩司 中野
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ハンドル操作によりバルブ本体ケース内周面
とライナー外周面との間を、シリンダー弁が上下摺動し
て流出口を任意開口調整する水栓に関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来この種の水栓には、バルブ本体ケース内周面とライ
ナー外周面との間に、ストレーナな円筒状で、縦断面形
状が真直な平板状であるシリンダー弁が、上記バルブ本
体ケース内周面とライナー外周面とに夫々の内外面が摺
接して上下摺動可能に配され、かつシリンダー弁内面と
ライナー外周面との間に一次側のシール材を、そしてシ
リンダー弁外面と本体ケース内周面との間に二次側のシ
ール材を夫々備えていた(特開昭60-249784号)。
(考案が解決しようとする課題) この種の水栓は、流出口を開放して流路内に流出する水
は、流路内を上記シール材でシールしているシール面ま
で流通しながら吐水口へと流れるが、その流通時にはシ
リンダー弁の各方面へと水圧が掛かっているものであ
る。
しかし、上記従来技術のようにシリンダー弁を構成して
いたのでは、一次側及び二次側のシール面が前後方向に
ずれることとなり、結果としてシリンダー弁における上
方からの水圧を受ける受圧面積と下方からの水圧を受け
る受圧面積とに差が生じてしまうものであった。
すなわち、上記要因により従来技術では下方からの水圧
を受ける受圧面積が広くなり(シリンダー弁の下端面
分)、上方へとシリンダー弁を押し上げて流出口の開口
状態を変えてしまうことが多分に生じていたため、当初
設定した水量以上の水を吐水してしまい、使用者の意に
反して勝手にその吐水量が変わってしまうという不都合
を抱えていたものであった。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、シリンダ
ー弁の上方からの水圧を受ける受圧面積と、下方からの
水圧を受ける受圧面積とが略同一である水栓を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案がなした技術的手段
は、流体流入口と流出口を設け、その内部空間を通水路
とする筒状ライナーをバルブ本体ケース内に配すると共
に、その本体ケース内周面とライナー外周面との間に夫
々シール材を円周状に介在してシリンダー弁を摺接状に
備え、ハンドル操作によりシリンダー弁が上下摺動して
上記流出口を開閉する水栓において、上記シリンダー弁
が、ライナー外周面と摺接する一次側内面と、バルブ本
体ケース内周面と摺接する二次側外面とを上下方向に同
一線上に構成したことである。
(作用) 上記せる技術的手段により、一次側シール面と二次側シ
ール面とが上下方向に同一線上に位置し、シリンダー弁
の上方からの水圧を受ける受圧面積と下方からの水圧を
受ける受圧面積とが略同一となり、シリンダー弁には均
等に水圧が掛かり、当初設定した位置を確実に維持する
ものとなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
尚、本実施例では下記の如き湯水混合栓をもって説明す
るが、本考案は何等これに限定されるものではなく、他
の混合栓、あるいは単水栓にも適用されることはいうま
でもない。
(A)は、バルブ本体で、該バルブ本体(A)はバルブ
本体ケース(A′)内の下方左右空間を夫々湯流路
(c),水流路(d)とし、その上方に湯水の混合調整
時になされるレバーハンドル(12)の回動作動を進退作
動に変換して湯水制御弁体(16)に伝達する伝達機構
(B)を内設したライナー(1)を取り付け、そしてそ
のライナー(1)の外周に摺動し、混合水の吐水量を調
整するシリンダー弁(2)を備え、所望箇所をシール材
(3)によってシールしている。
バルブ本体(A′)は、例えば断面略逆T型で中空体の
ケース本体(a1)の内周面に、両端を開口した中空体の
カートリッジケース(a2)を螺着し、その上方空間をラ
イナー(1)の配設空間(4)とし、下方空間を弁室
(5)とするもので、そのカートリッジケース(a2)と
ケース本体(a1)との間に設けられた空間(溝)を混合
水流路(6)とする。
ライナー(1)は、内部空間に伝達機構(B)を内設す
る両端を開口した中空筒状で、その外周中高部位に段部
(7)を設け、そしてその下方に設けたフランジ部
(8)、凸部(9)とで、前記バルブ本体ケース
(A′)に嵌合され上方からナット(10)で定着せしめ
て配されている。
そして、下端開口を流体流入口(1b)とすると共に、前
記段部(7)下方の外周面()に流出口(混合水流出
口)(1a)を穿口する。
また本実施例にあっては、前記バルブ本体ケース
(A′)に、短筒状の中間リング(a3)をその鍔部
(a3′)を係合せしめて螺着し、その筒部(a3″)の内
周面()を前記ライナー(1)の段部(7)の下方の
外周面()と同一線上にくるようにするもので、その
内周面()に二次側シール材(3a)を周設し、シリン
ダー弁(2)の外周面( )とバルブ本体ケース(A′)の内周面()との間の
二次側シール面(3a′)をシールし、混合水の吐水量を
調整するシリンダー弁(2)を配した後に螺着する。
前記二次側シール材(3a)は、例えばシール効果に優れ
ており、かつ静止効果もあるOリング等を用いて内周面
()に周設する。
シリンダー弁(2)は、レバーハンドル(12)の嵌合環
(12a)の突部(12b)(12)に係止してなる第1弁体
(2a)と、該第1弁体(2a)に枢着される第2弁体(2
b)とからなり、二分割して両者を回動自在に枢着せし
めることにより、レバーハンドル(12)の回動作動時の
トルクを軽減せしめている。
まず第1弁体(2a)は、ポリアセタール等の合成樹脂材
を上面鍔部(2a1)に支承片(2a2)(2a2)を相対して
立設する円筒形で、前記ライナー(1)の段部(7)上
方の外周面(7b)に摺接する内径を有し、鍔部(2a1
下方の外周面には凹溝(2a3)及び突条部(2a4)を夫々
周設してなる。
第2弁体(2b)は、黄銅等の金属材から段状の全体略円
筒形とし、その上方筒部(2b′)の内側上端に前記凹溝
(2a3)と枢着する突条部(2b1)を周設すると共に、そ
の下方に前記第1弁体(2a)の突条部(2a4)と枢着す
る凹溝(2b2)を夫々周設し、そしてその外周面(二次
側外面( )と同一線上にその下方筒部(2b″)の内周面(一次側
内面( )が位置するように設ける(第2図及び第3図参照)。
そして、その下方筒部(2b″)の一次側内面( )の前記ライナー(1)の混合水流出口(11)に対する
面の近傍に、一次側シール材(3b)(3b)を周設し、シ
リンダー弁(2)の一次側内面( )とライナー(1)の外周面()との間の一次側シー
ル面(3b′)をシールする。
上記一次側シール材(3b)は、前記二次側シール材(3
a)と同様Oリング等でよく、何等限定されるものでは
なく任意である。
従って、第2弁体(2b)をライナー(1)の上方から挿
通し、バルブ本体ケース(A′)に中間リング(a3)を
螺着し、上方から第1弁体(2a)を枢着すると、シリン
ダー弁(2)が構成され、上方内周面(2a5)がライナ
ー(1)の上方外周面(7b)に摺接し、二次側外周面( )が中間リング(a3)の内周面()に摺接し、かつ前
記二次側外周面( )と上下方向同一線上に設けられた下方筒部(2b″)の
一次側内周面( )が、ライナー(1)の段部(7)下方の外周面()
に摺接する。
これにより、一次側シール面(3b′)と二次側シール面
(3a′)とが上下方向に同一線上に位置し、結果として
水流通時にシリンダー弁(2)に掛かる上方からの水圧
を受ける受圧部()()と、下方からの水圧を受け
る受圧部()の面積が略同一となる。
ちなみに、第1弁体(2a)と第2弁体(2b)との枢着部
分の摩擦力は、第2弁体(2b)の内周面がライナー
(1)の外周面と摺接する摩擦力より小さいものとす
る。
さらに、前記伝達機構(B)について述べると、レバー
ハンドル(12)の嵌合環(12a)に嵌合されて一体的に
取り付けられている操作キャップ(13)の内周面上に、
上部を嵌合せしめた移動軸(14)の筒部を、ライナー
(1)の段部(7)で仕切られている上方空間に螺合
し、段部(7)の挿通口(7a)にその下方の空間から、
混合水の温度に感温し、湯水制御弁体(16)を自動制御
する従来周知の感温部(15)の一端を挿通せしめて移動
軸(14)の下方に当接取着すると共に、他端に筒部財
(20)を嵌挿取着してなり、その筒部材(20)に湯水制
御弁体(16)を当接取着する。
また、図中(17)はハンドル支承部材、(18)はハンド
ル押え部材、(19)は蓋体である。
従って、本実施例にあっては、まずレバーハンドル(1
2)を横方向に回動させて、そのレバーハンドル(12)
の嵌合環(12a)に嵌合されて一体的に設けられている
操作キャップ(13)に取着される伝達機構(B)が、ラ
イナー(1)内を上下に進退して湯水制御弁体(16)を
適宜位置に配して湯水の混合調整を図る。
この時、湯及び水は、筒部材(20)の下面の湯流入孔
(21)及び側面の水流入孔(22)から一旦筒部材(20)
の内部空間(混合室)(20a)に流入して混合された後
に、その上方の混合水流出孔(23)から流出する。
そして、レバーハンドル(12)を下方に押し下げると、
該レバーハンドル(12)の嵌合環(12a)の突部(12b)
(12b)に係止されているシリンダー弁(2)が上方に
移動し、混合水の吐水を行う。
混合水流出口(1a)から流出した混合水は、バルブ本体
ケース(A′)とライナー(1)との間のシリンダー弁
介在空間(24)に流入し、二次側シール材(3a)と一次
側シール材(3b)とでシールされている二次側シール面
(3a′)、一次側シール面(3b′)まで流通し、その混
合水の水圧は、シリンダー弁(2)の上方からの水圧を
受ける受圧部()()と、下方からの水圧を受ける
受圧部()に均等に掛かり、シリンダー弁(2)はそ
の位置で同一吐水量を混合水流路(6)を介して吐水管
(25)から吐水する。
尚、本実施例において二次側シール材(3a)をバルブ本
体ケース(A′)側に設け、一次側シール材(3b)をシ
リンダー弁(2)側に設けて説明するが、二次側シール
面(3a′)と、一次側シール面(3b′)とが、夫々上下
方向で同一線上に位置するものとすれば、二次側シール
材(3a)をシリンダー弁(2)側、一次側シール材(3
b)をライナー(1)側に夫々設けてもよいことは勿論
である。
また、バルブ本体ケース(A′)に中間リング(a3)を
設けて説明するが、バルブ本体ケース(A′)に同様の
突部面(段部)を、ライナー(1)の段部(7)下方の
外周面()と同一線上にくるように設けたものであっ
てもよい。
上記詳述した実施例ではレバーハンドルの回動作動を進
退作動に変換してシリンダー弁を上下作動せしめるが、
ハンドル操作によりシリンダー弁が上下作動して開閉す
るものであればよく、ハンドル操作は回動、上下動等限
定されず、またハンドル構成も上記レバー式に限定され
るものでもなく適宜変更可能である。
(考案の効果) 本考案は、流体流入口と流出口を設け、その内部空間を
通水路とする筒状ライナーをバルブ本体ケース内に配す
ると共に、その本体ケース内周面とライナー外周面との
間に夫々シール材を円筒状に介在してシリンダー弁を摺
接状に備え、ハンドル操作によりシリンダー弁が上下摺
動して上記流出口を開閉する水栓において、シリンダー
弁をライナー外周面と摺接する一次側内面と、バルブ本
体ケース内周面と摺接する二次側外面とを上下方向に同
一線上に構成したものとしたため、一次側シール面と二
次側シール面とが上下方向に同一線上に位置し、結果と
して水流通時にシリンダー弁に掛かる上方からの水圧と
下方からの水圧を受ける夫々の受圧面積が略同一とな
り、シリンダー弁には均等に水圧が掛かることとなる。
従って、シリンダー弁は当初設定した位置を確実に維持
するものとなるため、従来のように水圧の影響により使
用者の意に反して勝手にその吐水量を変えてしまうとい
う不都合が生じなくなり、大変使用勝手に優れ節水が図
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案水栓の一部切欠きして示す縦断正面図、
第2図は要部拡大断面図、第3図は分解斜視図である。 尚、図中 (A):バルブ本体 (A′):バルブ本体ケース (1):ライナー (1a):流出口 (1b):流入口 (2):シリンダー弁 (3a):二次側シール材 (3b):一次側シール材 (3a′):二次側シール面 (3b′):一次側シール面 (12):レバーハンドル (x′):二次側内面 (y′):一次側外面 ()()():受圧部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体流入口と流出口を設け、その内部空間
    を通水路とする筒状ライナーをバルブ本体ケース内に配
    すると共に、その本体ケース内周面とライナー外周面と
    の間に夫々シール材を円周状に介在してシリンダー弁を
    摺接状に備え、ハンドル操作によりシリンダー弁が上下
    摺動して上記流出口を開閉する水栓において、上記シリ
    ンダー弁が、ライナー外周面と摺接する一次側内面と、
    バルブ本体ケース内周面と摺接する二次側外面とを上下
    方向に同一線上に構成したことを特徴とする水栓。
JP1988054831U 1988-04-22 1988-04-22 水 栓 Expired - Lifetime JPH07790Y2 (ja)

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JP1988054831U JPH07790Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 水 栓

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JP1988054831U JPH07790Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 水 栓

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JPH01158871U JPH01158871U (ja) 1989-11-02
JPH07790Y2 true JPH07790Y2 (ja) 1995-01-11

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ID=31280748

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JP1988054831U Expired - Lifetime JPH07790Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 水 栓

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60249784A (ja) * 1984-05-24 1985-12-10 Toto Ltd サ−モスタツトミキシングバルブ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60249784A (ja) * 1984-05-24 1985-12-10 Toto Ltd サ−モスタツトミキシングバルブ

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JPH01158871U (ja) 1989-11-02

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