JPH0778836B2 - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH0778836B2
JPH0778836B2 JP29261086A JP29261086A JPH0778836B2 JP H0778836 B2 JPH0778836 B2 JP H0778836B2 JP 29261086 A JP29261086 A JP 29261086A JP 29261086 A JP29261086 A JP 29261086A JP H0778836 B2 JPH0778836 B2 JP H0778836B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は銀行等の金融機関で使用される自動取引装置に
関するもので、特に現金の入出金処理を行う現金入出金
機構を備えた自動取引装置に関するものである。
〔従来の技術〕
銀行等の金融機関において使用される自動取引装置(AM
T)は、顧客自身の操作により種々の取引が可能である
ことから広く普及しており、特に最近では装置の稼動効
率向上を目的として、装置の主要部を成す現金入出金機
構の処理速度の高速化が計られて来ている。
第5図は従来のこの種の自動取引装置の外観を示す斜視
図で、図において1は装置の筐体であり、その正面上部
の接客部には以下の構成要素が設けられている。
まず、2は預金通帳の挿入及び返却を行う通帳挿入返却
口で、その奥には通帳記帳機が配設されており、金融機
関から顧客に発行された通帳が、取引時にこの通帳挿入
返却口2より挿入されると、該通帳に取引内容を記帳
し、取引が終了すると、通帳を通帳挿入返却口2から顧
客へ返却するようになつている。
3はカード挿入返却口で、このカード挿入返却口3のの
奥にはカードリーダライタが設けてられており、金融機
関から顧客に発行されたカードがカード挿入返却口3よ
り挿入されると、該カードに書込まれているデータをカ
ードリーダライタで読取るようになつている。
4はインターフオンで、このインターフオン4はその下
方に設けられている係員呼出釦5を押して係員との相談
等の会話を行うときに使用されるものである。
6は取引状況表示部で、この取引状況表示部6に現在指
定されている取引内容、例えば「お引出し」,「通帳記
入」,「ご入金」等が選択表示されるようになつてい
る。
7は装置の状態つまり取扱いまたは使用中止の状態を表
示する状態表示部である。
8はCRTデイスプレイによる操作誘導表示部で、操作の
手順を順次表示するものであり、顧客はこの操作誘導表
示部8に表示された手順に従つて以下に述べる各キーを
操作することができる。
9は取引選択キーで、この取引選択キー9により預貯金
等の入金取引や支払取引を指定することができ、また10
はテンキーで、このテンキー10は暗証番号や支払い金額
を置数するものである。
11は預貯金等の入金取引時に取引を中止することなく続
行を了承したときに押下する確認キー、12は取引を中止
するときに押下する取消キーである。この両キー11,12
は顧客が取引実行の承認,非承認を指示する指示手段と
して用いられるものである。
13は筐体1内に組込まれた現金入出金機構に対応する入
出金口で、顧客が入金紙幣の投入や支払い紙幣の受取り
を行うための部位であると同時に、入金紙幣を返却する
返却口、更にはレシート発行口としても機能するように
なつている。
この構成において入金取引及び出金取引は以下のように
行われる。
まず、顧客が取引選択キー9を押下して取引の種類を指
定した後、カードをカード挿入返却口3に挿入し、更に
テンキー10を押下することにより暗証番号を入力するこ
とで、顧客とカードとの対応がチエツクされる。
但し、このチエツクは取引が入金の場合は必ずしも必要
ではない。
ここで、入金取引の場合は入出金口13のシヤツタが開
き、これにより顧客が紙幣を入出金口13から筐体1内の
現金入出金機構に投入すると、前記シヤツタが閉じ、そ
して投入された紙幣が後述する鑑別部に1枚づつ送られ
て、この鑑別部により真偽や金種の鑑別、及び計数等が
行われる。
その結果、読取不能や偽券等と鑑別された紙幣は返却紙
幣として前記入出金口13に戻され、再びシヤツタが開い
て顧客に返却される。
一方、真券と鑑別された紙幣は入金可能とし、その金額
及び各金種の数量が操作誘導表示部8に表示される。
その表示を顧客が確認して確認キー11を押せば取引が成
立し、前記入金可能紙幣の入金処理が行われる。
そして、入金処理終了後、カードがカード挿入返却口3
から返却されると共に、予じめ通帳挿入返却口2に通帳
が挿入されていれば、通帳記帳機により記帳処理された
通帳が前記通帳挿入返却口2から返却され、更に入出金
口13のシヤツタが開いてレシートが放出される。
一方、前記の表示を見て顧客が取消キー12を押下した場
合は、取引が不成立となり、前記入金可能紙幣が入出金
口13に戻された後、シヤツタが開いて顧客に返却され、
更にカード,通帳の返却が行われる。
次に出金取引の場合は、顧客がテンキー10を押下するこ
とにより支払い要求金額や金種の入力を行うと、その内
容が操作誘導表示部8に表示される。
その表示内容を見て顧客が正しいと判断し、確認キー11
を押下すると取引が成立して、現金入出機構の金庫から
紙幣が繰出され、鑑別部を通つた後入出金口13へレシー
トと共に送られる。
そして、入出金口13のシヤツタを開いて前記紙幣がレシ
ートと共に顧客に支払われ、更にカード,通帳の返却が
行われる。
第6図は第5図の自動取引装置に用いられている現金入
出金機構の概略側面図で、図において14は顧客が紙幣を
投入したりあるいは受取るための紙幣投入受取部で、前
記入出金口13のシヤツタの内側に位置している。
15は前記紙幣投入受取部14の直下に設けられた分離給送
部で吸引ドラム16を有しており、紙幣投入受取部14から
受渡される紙幣を吸引ドラム16により1枚づつ吸引分離
して給送するようになつている。
17は図示しない光学センサや磁気センサ及び鑑別回路等
を備えていて前記分離給送部15から搬送されてくる紙幣
の真偽鑑別や損券鑑別及び入出金紙幣の金種鑑別等を行
う紙幣鑑別部、18と19は羽根車、20は一方の羽根車18の
上方に設けられた真券一時貯留部、21は他方の羽根車19
の上方に設けられた偽券一時貯留部で、これらは前記筐
体1内の上部側に設けられており、前記鑑別部17で真券
と鑑別された紙幣は羽根車18により真券一時貯留部20に
集積され、また偽券と鑑別された紙幣は羽根車19により
偽券一時貯留部21に集積されるようになつている。
22は千円紙幣を収納する千券金庫、23は万円紙幣を収納
する万券金庫、 24は前記鑑別部17で損券と鑑別された
入金紙幣を収納する損券金庫、25は出金時に前記鑑別部
17による金種鑑別や図示しないセンサによる2枚検知等
で不良と判定された紙幣を収納するリジエクト金庫でこ
れらは前記筐対1の下部に並べて配置されている。
26,27,28,29は前記各金庫22,23,24,25上にそれぞれ配置
された羽根車で、これらの羽根車26〜29により前記紙幣
が金庫22〜25に集積されて収納されるようになつてい
る。
30は前記千券金庫22から紙幣を1枚づつ吸引分離して給
送する吸引ドラムで、この吸引ドラム30は羽根車26と組
合せて設けられており、また31は前記万券金庫23から紙
幣を1枚づつ吸引分離して給送する吸引ドラムで、この
吸引ドラム31は羽根車27と組合わせて設けられている。
32a〜32eは高速搬送路、33は低速搬送路で、各々紙幣を
搬送する搬送ローラや搬送ベルト及び搬送方向を切替え
るための切替ブレード等によつて構成されており、これ
ら各搬送路32a〜32e及び33により上述した各構成要素間
が結ばれている。
すなわち、分離給送部15と鑑別部17は高速搬送路32aで
結ばれ、この鑑別部17からの高速搬送路32bは羽根車18,
19に至る高速搬送路32cと32dとに分岐する。そして、こ
の高速搬送路32dは羽根車26〜29及び吸引ドラム30,31と
接続した高速搬送路32eに続き、更にこの高速搬送路32e
は32aに合流し、また一時貯留部20,21は低速搬送路33に
より紙幣投入受取部14に結ばれている。
34は前記高速搬送路32a〜32eを駆動するモータである。
次に上述した構成による現金入出金機構の紙幣処理動作
を説明する。
まず、入金取引時において前述したように入出金口13か
ら紙幣が一括投入されると、その紙幣は紙幣投入受取部
14に取込まれて分離給送部15に送られ、同時にモータ34
により高速搬送路32a〜32eが駆動される。
分離給送部15に送られた紙幣は吸引ドラム16により高速
搬送路32aに1枚づつ分離給送され鑑別部17へ搬送され
て該鑑別部17により真偽鑑別,金種鑑別,及び真券紙幣
の計数等が行われる。
ここで、真券と鑑別された紙幣は、高速搬送路32b,32c
を経て羽根車18により真券一時貯留部20に順次集積さ
れ、また偽券や読取不能と判別された紙幣は高速搬送路
32b,32cを経て羽根車19により偽券一時貯留部21に順次
集積される。
このようにして、投入された全ての紙幣が前記両一時貯
留部20,21に集積されると図示しないモータにより低速
搬送路33が駆動され、偽券一時貯留部21の紙幣が一括し
て紙幣投入受取部14に送られて入出金口13から返却され
る。
その後、真券一時貯留部20の紙幣が一括して低速搬送路
33により偽券一時貯留部21を経て紙幣投入受取部14へ送
られる。
このとき、取引が不成立であれば、前記の偽券の紙幣と
同様に入出金口13から返却されるが、取引が成立してい
る場合は、再度分離給送部15に送られ、吸引ドラム16に
より1枚づつ分離給送されて、高速搬送路32aにより鑑
別部17へ搬送される。
そして、この鑑別部17により紙幣の金種鑑別や損券鑑別
等が行われ、その後紙幣は高速搬送路32b,32dを通り、
高速搬送路32eで前記鑑別結果に応じて羽根車26〜28に
振分けられて千券金庫22,万券金庫23、及び損券金庫24
内にそれぞれ収納される。
一方、出金取引時には、顧客により指定された金種,枚
数の紙幣が千券金庫22及び万券金庫23から吸引ドラム3
0,31により1枚づつ順次繰出され、高速搬送路32e,32a
を通つて鑑別部17へ搬送される。
そして、この鑑別部17により紙幣の金種鑑別、重送及び
斜行等の検知が行われ、その結果これら重送等の異常が
有ると鑑別された紙幣は高速搬送路32b,32dにより羽根
車29へ送られてリジエクト金庫25内に収納される。
また、異常無しと鑑別された紙幣は計数が行われた後、
高速搬送路32b,32cを経て羽根車18により真券一時貯留
部20に順次集積され、指定金種、枚数が揃つた後、一括
して低速搬送路33により偽券一時貯留部21を経て紙幣投
入受取部14に送られ、入出金口13から支払われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来の自動取引装置では、現金
入出金機構内において、取引頻度に拘らずあらゆる取引
時間短縮のために常に高速処理を行うようにしており、
そのため紙幣つまり現金の分離,集積,搬送の繰返しに
より斜行等が生じて、これに起因する搬送障害の発生頻
度が高く、ひいてはその回復作業時間すなわち装置の稼
動停止時間が長くなつて稼動効率が低下し、金融機関の
業務に支障をきたすと共に、顧客にも多大な迷惑をかけ
いしまうという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、現金入出金機構内における現金の搬送障害の発生を
減少させ、装置稼動効率を向上させることができる自動
取引装置を実現することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、本発明は装置の取引頻度
を判断するための基準となる基準値を設定する基準値設
定手段と、当該装置にて取引を行うべく取引待ちをして
いる顧客の数を検出する顧客数検出手段と、現金入出金
機構による現金の処理速度を通常の高速処理速度と同等
の第1の速度とそれにより遅い第2の速度とに切替える
処理速度切替手段とを具備したものである。
〔作用〕
上述した構成を有する本発明は、顧客数検出手段により
取引待ちをしている顧客の数を検出して、その検出値と
予め基準値設定手段に設定されている基準値とを比較
し、検出値が基準値異常の場合は処理速度切替手段によ
り現金入出金機構の処理速度が第1の速度とされ、この
第1の速度で現金の入金または出金処理が行われる。
また、前記検出値が基準値と同等もしくはそれ以下の場
合は、処理速度切替手段のより現金入出金機構の処理速
度が第2の速度とされ、第1の速度より遅い速度で現金
の入金または出金処理が行われる。従つて、これによれ
ば取引頻度の増減に応じて、現金の処理速度を変えるこ
とができるので、現金の分離,集積及び搬送の繰返しに
よる搬送障害の発生を減少させることができ、ひいては
装置の稼動効率が向上して、金融機関の業務に支障をき
たしたり、顧客に迷惑をかけることも少なくなる。
〔実施例〕
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による自動取引装置の一実施例を示す機
能ブロツク図、第2図は第1図の装置における現金入出
金機構を示す概略側面図、第3図は第1図の装置の外観
を示す概略斜視図である。
第1図に示したように本実施例の装置は、カードリーダ
ライタ35,通帳記帳機36,操作誘導表示部8,キーボード部
37,現金入出金機構38及びこれらを統括して制御する制
御部39を具備しており、そして前記現金入出金機構38は
モータ速度制御部40を有し、また制御部39にはカウンタ
部41が設けられている他、現金処理速度を決定するため
の基準値となる基準顧客数を設定したプログラムまたは
メモリ等の図示しない基準値設定手段が設けられてい
て、更に前記カウンタ部41に顧客検知センサ42を接続し
た構造となつている。
ここで、顧客検知センサ42は、第3図に示すように装置
の筐対1外に所定の方向に並ぶように、つまり装置を利
用する取引(順番)待ちの顧客が列を成す方向に、一定
の間隔で複数配設されており、接続コード43により一括
して接続カウンタ部41に接続されている。
この顧客検知センサ42は本実施例では人間の体重が加わ
ると導通するテープ状のタツチセンサが用いられ、装置
が設置される床にも配置されているが、光学センサ等を
用いることも可能である。
また、カウンタ部41は顧客検知センサ42により検知され
る取引待ちの顧客数を計数するもので、この両者は顧客
数検出手段として機能する。
一方、モータ速度制御部40は前記基準顧客数設定手段に
設定された基準顧客数と、カウンタ部41により計数され
た取引待ちの顧客数を基に、第2図に示す高速搬送路32
a〜32eを駆動するモータ34の速度を第1の速度または第
2の速度に設定するための処理速度切替手段として機能
するもので、前記第1の速度を従来の処理速度つまり高
速とし、第2の速度はそれより遅い速度とする。
更に、操作誘導表示部8,カードリーダライタ35,通帳記
帳機36、及びキーボード部37は従来と同様のものが用い
られており、キーボード部37は第5図に示した各キー9
〜12等により構成されるものである。
尚、第2図に示した現金入出金機構38も、前述したモー
タ速度制御部40を有すること以外は第5図のものと同一
であるので、その構成についての説明は省略する。
第4図は前記構成の取引処理手順を示すフローチヤート
で、この第4図と共に前記第1図〜第3図を参照して作
用を説明する。
尚、以下の説明は第4図にSで示したステツプ順に行う
ものとする。
S1.装置が起動すると、まず最初に制御部39により、顧
客キーボード部37で取引開始操作したか否かが判断さ
れ、操作されたと判断された場合はS2へ移行し、そうで
ない場合は取引開始操作が行われるまで待機する。
S2.顧客がキーボート部37により取引開始操作した時点
で顧客検知センサ42の導通している数が制御部39のカウ
ンタ部41で計数され、その計数値(検出値)と図示しな
い基準値設定手段に予め基準値として設定された基準顧
客数とが制御部39によりの比較され、その結果、計数値
が基準顧客数以上であればS3へ、また計数値が基準顧客
数と同等もしくはそれ以下であればS4へ移行する。
つまり、顧客検出センサ42の導通数により取引待ちの顧
客の数を検出し、これにより取引の頻度が高いか否かを
判断して。その結果に応じて制御部39によりモータ速度
制御部40に処理速度指示の信号が出力される。
S3.前記制御部39からの指示信号に基づいてモータ34の
速度が速い方の速度である第1の速度に設定され、S5へ
移行する。
S4.前記制御部39からの指示信号に基づいてモータ34の
速度が遅い方の速度である第2の速度に設定され、S5へ
移行する。
S5.モータ速度制御部40によりモータ34が起動され、現
金入出金機構38により紙幣の入金または出金処理が行わ
れる。
つまり、ここでは取引頻度に応じてモータ34により高速
搬送32a〜32eが第1または第2の速度で駆動で駆動され
て紙幣の入出金処理が行われる。
尚、処理動作そのものは従来と同様の手順で行われるの
で、ここではその説明を省略する。
S6.前記S5の処理が終了した後、カードリーダライタ35
によるカード処理、及び通帳記帳機36に記帳処理等を含
めて、すべての取引処理が完全に終了したか否かが制御
部39により判断され、終了した場合はS7へ移行し、そう
でない場合は取引の終了を待つ。
S7.自動取引装置の取引業務終了の命令が発令されてい
るか否かが制御部39により判断され、発令されていない
場合はS1へ移行し、発令されている場合は取引業務終了
となる。
尚、上述した実施例は、取引頻度に応じて紙幣の搬送速
度を2段階に切替える場合について説明したものである
が、本発明はこれに限られるものではなく、同様に紙幣
の分離,集積、並びに鑑別,制御等の紙幣の入出金処理
に関する行為についても適用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、装置を利用して取引をし
ようとする取引待ちの顧客の数を検出して、その検出値
が予め定められた基準値以下の場合は従来の高速処理速
度と同等の第1の速度で現金入出金機構により入金また
は出金処理を行い、前記検出数が基準値と同等もしくは
それ以上の場合は第1の速度より遅い第2の速度で現金
入出金機構により入金または出金処理を行う構造として
いるため、つまり言換えると取引頻度に応じて現金入出
金機構の処理速度を選択して入出金処理を行うようにし
ているため、高速処理のみを行う従来の装置において発
生していた現金の分離,集積,搬送の繰返しによる搬送
障害の発生頻度を減少させることができる。
また、低速である第2の速度で処理することは、取引時
間の増加となるものの、搬送障害により装置の稼動を停
止させる時間に比べれば問題とならず、しかもこの第2
の速度で行われるのは、予め設定した基準値と同等また
はそれ以下の場合、つまり取引頻度が低い場合である。
実際の出金取引を例にとると、第1の速度つまり従来と
同等の高速の処理速度では1取引当り30〜40秒要してい
るが、第2の速度により取引時間に与える処理速度の遅
延は出金紙幣の枚数を15枚とした場合平均1秒程度であ
り、取引に要する時間に比べると、この程度の処理速度
の遅延であれば後の取引の迷惑とならずスムーズな取引
を行うことが可能である。
従つて本発明によれば、装置の稼動効率が向上し、金融
機関の業務に支障が生じるのを最小限に抑えることがで
きるという効果があり、また顧客に迷惑をかけることも
少なくなつてサービス向上につながるという効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動取引装置の一実施例を示す機
能ブロツク図、第2図は第1図の装置における現金入出
金機構の概略側面図、第3図は第1図の装置の概略斜視
図、第4図は第1図の装置の動作を示すフローチヤー
ト、第5図は従来例の外観を示す斜視図、第6図は従来
例における現金入出金機構の概略側面図である。 14:紙幣投入受取部、15:分離給送部、17:鑑別部、20:真
券一時貯留部、21:偽券一時貯留部、22:千券金庫、23:
万券金庫、32a〜32e:高速搬送路、33:低速搬送路、34:
モータ、38:現金入出金機構、39:制御部、40:モータ速
度制御部、41:カウンタ部、42:顧客検知センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入金取引時は、装置内に投入された現金を
    1枚づつ鑑別部へ搬送して、この鑑別部で入金可能と鑑
    別された現金のみを金庫に収納する処理を行い、 出金取引時は、前記金庫から繰出した現金を前記鑑別部
    へ搬送して、出金可能と鑑別された現金のみを装置外へ
    放出する処理を行う現金入出金機構を具備した自動取引
    装置において、 取引頻度を判断する基準値を設定する基準値設定手段
    と、 装置にて取引を行うべく取引待ちをしている顧客の数を
    検出する顧客数検出手段と、 この顧客数検出手段により検出された検出値が前記基準
    値設定手段に設定されている基準値以上の場合は現金入
    出金機構による現金の処理速度を第1の速度とし、前記
    検出値が基準値と同等またはそれ以下の場合は前記現金
    入出金機構による現金の処理速度を第1の処理速度より
    遅い第2の速度とする処理速度切替手段を設けたことを
    特徴とする自動取引装置。
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