JPH07786A - 攪拌翼 - Google Patents

攪拌翼

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Publication number
JPH07786A
JPH07786A JP14412993A JP14412993A JPH07786A JP H07786 A JPH07786 A JP H07786A JP 14412993 A JP14412993 A JP 14412993A JP 14412993 A JP14412993 A JP 14412993A JP H07786 A JPH07786 A JP H07786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring
blade
liq
liquid
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14412993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kuratomi
和雄 倉富
Chiaki Tojo
千明 東條
Masayuki Isaka
正之 井坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP14412993A priority Critical patent/JPH07786A/ja
Publication of JPH07786A publication Critical patent/JPH07786A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 攪拌槽2内に充填される液体のほぼ全域に亘
って攪拌し得る平板状の翼板12に、多数の穴部13を形成
したものである。 【効果】 攪拌翼の翼板の形状を攪拌槽内の液体のほぼ
全域に亘って混合し得る平板状にするとともに、そのほ
ぼ全面に亘って多数の穴部を形成したので、液体を混合
する時、攪拌時間を短くすることができるとともに、液
体が翼板の穴部を通過する際に、その内周面から渦状に
離れていくため、混合液体の分散性も良好となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を攪拌するための
攪拌翼に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体を混合攪拌する際に、例えば
攪拌時間を重視したり、または液体の粘度が大きい場合
に、使用される攪拌翼としては、錨形状のアンカー翼、
螺旋形状のリボンスクリュウなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
アンカー翼またはリボンスクリュウによると、液体の攪
拌時間については、それ程問題が無いものの、混合液体
の分散性がよく無いという問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記問題を解消し得る攪
拌翼を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の攪拌翼は、攪拌槽内に充填される液体のほ
ぼ全域に亘って攪拌し得る平板状の翼板に、複数個の穴
部を形成したものである。
【0006】
【作用】上記の構成によると、攪拌翼の翼板の形状が攪
拌槽内の液体のほぼ全域に亘って混合し得る平板状にさ
れているため、液体の攪拌時間が短くなり、また翼板の
ほぼ全面に亘って多数の穴部が形成されているので、液
体が翼板の穴部を通過する際に、その内周面から渦状に
離れていくため、混合液体の分散性も良好となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
き説明する。図1において、1は液体を混合攪拌するた
めの攪拌翼で、底部が椀状に形成された攪拌槽2内に配
置されるとともに、電動機3に連結されて回転されるも
のである。
【0008】上記攪拌翼1は、攪拌槽2内に充填される
液体Aのほぼ全域に亘って攪拌し得るような形状とされ
ている。すなわち、この攪拌翼1は、電動機3側に連結
される支持軸体11と、この支持軸体11の両側部に突
出するように取り付けられた左右一対の平板状の翼板1
2とから構成され、またこれら各翼板12には、所定径
(例えば、攪拌槽2の内径の1/100 〜1/10程度)の
穴部13が、所定間隔ごとに多数形成されたものであ
る。例えば、各翼板12の構成材料として、パンチング
メタルなどが使用される。
【0009】また、上記各翼板12の下部は、攪拌槽2
の内底面2aの形状に沿うように、例えば円弧状のスカ
ート部12aにされるとともに、支持軸体11寄り部分
には、切欠部12bが設けられている。なお、このスカ
ート部12aには、穴部13が形成されていない。
【0010】したがって、上記の攪拌翼1により液体を
混合させた時、図2に示すように、液体が各翼板12に
形成された多数の穴部13を通過する際に、その内周面
から渦状Vに分離していくため、混合液体の分散性が良
好となる。すなわち、翼板12が液体に対して直角方向
に移動する(図2参照)ため、穴部13を通過する際に
発生する渦がミクロな混合を促進することになり、しか
も翼板12がほぼ攪拌槽2内の液体のほぼ全域に対応す
るような形状にされているため、攪拌槽2全体に亘って
効率のよい混合攪拌が行われる。なお、リボンスクリュ
ウの場合には、翼は液体に対して斜めに横切ることにな
り、液体に対して直角方向に移動する場合に比べて、液
体を分散させるという点で劣る。また、アンカー翼は、
液体に対して直角方向に移動する点で、上記攪拌翼1と
同一ではあるが、本実施例の攪拌翼1における液体との
接触長さ(穴部の内周距離×穴部の個数)が、アンカー
翼における液体との接触長さ、すなわち外周距離よりも
長くなるため、分散性が向上する。このため、穴部13
の数は多い方がよい。
【0011】また、このような平板状の翼板12の場合
には、動力が増大する可能性があるが、例えばアンカー
翼と本実施例における攪拌翼とについて、攪拌比動力
(PV;単位液量当りの攪拌動力;KW/m3 )および
攪拌時間(θ;sec )の関係を比較した結果を示すと、
図3のグラフのようになる。
【0012】このグラフから分かるように、本実施例に
おける攪拌翼(実線にて示す)の方が、アンカー翼(破
線にて示す)に比べて、低動力でしかも短い時間で液体
を混合することができる。
【0013】ところで、図4に示すように、上記実施例
における攪拌槽2の内面に、所定突出長さのバッフル板
21を、例えば90度置きに四方に配置してもよい。上
記実施例においては、翼板12の下部であるスカート部
12aに穴部を設けなかったが、例えば図5に示すよう
に、スカート部12aにまで穴部13を形成してもよ
く、また図6に示すように、翼板12底部の端縁12c
を攪拌槽2の内壁面2aに沿うようにしてもよい。すな
わち、上記実施例におけるような切欠部12bを設けな
くてもよい。
【0014】さらに、上記実施例においては、翼板を1
80度対称位置に一対設けたが、このような配置および
枚数に限定されるものではなく、例えば90度置きに4
枚設けることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、攪
拌翼の翼板の形状を攪拌槽内の液体のほぼ全域に亘って
混合し得る平板状にするとともに、そのほぼ全面に亘っ
て多数の穴部を形成したので、液体を混合する時、攪拌
時間を短くすることができるとともに、液体が翼板の穴
部を通過する際に、その内周面から渦状に離れていくた
め、混合液体の分散性も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における攪拌翼が配置された
攪拌槽の概略断面図である。
【図2】同実施例における攪拌翼の作用を説明する要部
断面図である。
【図3】同実施例の攪拌翼とアンカー翼とにおける攪拌
時間と攪拌比動力との関係を示すグラフ図である。
【図4】上記実施例における攪拌槽の変形例を示す概略
断面図である。
【図5】本発明の他の実施例における攪拌翼の側面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例における攪拌翼の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 攪拌翼 2 攪拌槽 11 支持軸体 12 翼板 13 穴部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】攪拌槽内に充填される液体のほぼ全域に亘
    って攪拌し得る平板状の翼板に、複数個の穴部を形成し
    たことを特徴とする攪拌翼。
JP14412993A 1993-06-16 1993-06-16 攪拌翼 Pending JPH07786A (ja)

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JP14412993A JPH07786A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 攪拌翼

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JP14412993A JPH07786A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 攪拌翼

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