JPH0778075B2 - 免疫機構の機能を仰制する新規ペプチド、それらを含む医薬組成物、並びに前記ペプチド及び医薬組成物の調製方法 - Google Patents

免疫機構の機能を仰制する新規ペプチド、それらを含む医薬組成物、並びに前記ペプチド及び医薬組成物の調製方法

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JPH0778075B2 JP1148522A JP14852289A JPH0778075B2 JP H0778075 B2 JPH0778075 B2 JP H0778075B2 JP 1148522 A JP1148522 A JP 1148522A JP 14852289 A JP14852289 A JP 14852289A JP H0778075 B2 JPH0778075 B2 JP H0778075B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、次の式(1)〜(16)の新規ペプチド: D−Arg−Lys−D−Asp (1) Arg−D−Lys−Asp (2) D−Arg−D−Lys−D−Asp (3) Arg−D−Lys−D−Asp (4) D−Arg−Lys−Asp (5) D−Arg−D−Lys−Asp (6) Arg−Lys−D−Asp (7) Arg−Lys−D−Asp−Val (8) Arg−Lys−Asp−D−Val (9) D−Arg−Lys−Asp−Val (10) Arg−D−Lys−Asp−Val (11) Lys(Arg)−Asp (12) Lys(Arg)−D−Asp (13) Arg−Lys(Arg)−Asp (14) Arg−Lys−Asp(Val) (15)および Arg−Lys−D−Asp(Val) (16); それらの酸付加塩;並びにそれらのペプチドを含む医薬
組成物に関する。
本発明の別の観点によれば、式(1)〜(16)の新規ペ
プチドおよびそれらを含む医薬組成物の調製方法が提供
される。
上式(1)〜(16)のペプチドは、免疫機構のある種の
部分的な過程を阻害することができる。
本発明は更に、前記ペプチドまたはそれらを含む医薬組
成物を使うことにより免疫機構の機能を抑制するため
に、ヒト以外の哺乳動物を処置する方法に関する。
〔従来の技術およびその課題〕
本発明に係る化合物は、チモポイエチンの活性中心の誘
導体およびジアステレオマーである。しかしながら、チ
モポイエチンの活性中心であると考えられている既知の
ペプチドArg−Lys−Asp,Arg−Lys−Asp−Val(ハンガリ
ー国特許第185,263号明細書)およびArg−Lys−Asp−Va
l−Tyr(ハンガリー国特許第183,579号明細書)は、有
意な免疫刺激作用を及ぼす〔Drugs of Future11,764
(1986);およびDrugs of Today22,17(1986)〕一
方、本発明に係るペプチドは反対の作用を示す。
幾つかの病気の原因またはそれに伴う症候群は、免疫機
構の動的機能の障害までさかのぼることができることが
知られている。免疫刺激薬は、遺伝的な免疫不全症、生
来の免疫不全症(出産後または分娩後、老齢)および後
天性の免疫不全症(例えば注射後および手術後、AIDS、
等)の治癒に使われている。しかしながら、免疫機構の
増大した機能または一時的に望ましくない機能が生体の
防御機構の自発的変化に起因するであろう多数の病気ま
たは状態が存在する。自己免疫疾患の場合は、防御機構
が“自身”と“異種”とを識別できず、従って、自身の
抗原に対しても抗体を生産することにより保護し、それ
により苛酷な結果が生じる。アレルギー症は、外来物質
により引き起こされる増大された抗体産生を伴う。器官
移植後の拒絶反応もまた、生体の正常な且つ健全な機能
の結果であるけれども、移植された外来器官をその生体
に組み入れることを可能にするためには一次的に抑制さ
れるべきである。
自己免疫疾患の治癒に使われるシクロホスファミド即ち
2−〔ビス(2−クロロエチル)アミノ〕−テトラヒド
ロ−2H−1,3,2−オキサザホスホリン−2−オキシド、
アザチオプリン即ち6−(1−メチル−4−ニトロ−5
−イミダゾリルチオ)プリンおよびコルチコステロイ
ド、並びにアレルギーを治癒するのに使われるH−1リ
セプター遮断性抗ヒスタミン薬、並びに器官移植に不可
欠であるシクロスポリンは、免疫機構の増大された機能
を抑制するかまたは正常の機能を弱める免疫抑制薬に属
する。
付随する副作用が多いことは、該免疫抑制薬の治療指数
が比較的低い(<10)ことにより説明される。従って、
それらは精密な医療制御下でのみ、そして一般に限定さ
れた期間の間でのみ投与し得る。ペプチドタイプの活性
物質の特定の利点は、それらの比較的高い治療指数(>
100〜1000)にあり、即ち、有害な作用を導く用量がそ
れらの有効量よりもずっと高いオーダーにあり;生理的
条件下では、生体内で非常に速く分解されそして蓄積さ
れないことである。それらの効果は、短い寿命の間に高
い高率で複雑な事柄を開始する能力に基づいている。
免疫刺激性ペプチドArg−Lys−AspおよびArg−Lys−Asp
−ValのD−アミノ酸含有ジアステレオマーである式
(1)〜(16)の新規ペプチド、更にリジンのα−また
はα−およびε−アミノ基上にアルギニンを担持してい
るイソペプチド並びにアスパラギン酸のβ−カルボキシ
ル基上にバリンを有するイソペプチドが、幾つかの免疫
学的試験において抑制効果を示すことを見出した。しか
し、本発明者らの現在までに入手可能な知見(例えば米
国特許第4,505,853号明細書を参照のこと)によれば、
この2つのタイプの変更は、普通むしろ酵素に対する耐
性の増大、ペプチドの安定性の増加およびもとの生物学
的効果の持続期間の延長を伴う。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の式(1)〜(16)の新規ペプチドは、ペプチド
化学において知られている活性エステル法および/また
は混合無水物法の縮合段階、更にα−アミノ基および/
またはα−およびβ−アミノ基の脱保護段階をうまく使
って、 (a)水素添加またはアシドリシスにより除去可能な基
によりエステル化されたカルボキシル基、所望により保
護された側鎖アミノ基および/または水素添加もしくは
アシドリシスにより除去可能な基によりエステル化され
た側鎖カルボキシル基、並びに遊離アミノ基を有するカ
ルボキシ端のアミノ酸誘導体を使って開始し、カルボキ
シル基がエステル化されておりそしてペプチド結合に関
与しないアミノ基に保護基Bocおよび/またはZを含む
式(1)〜(16)の新規ペプチドの誘導体を調製し; (b)次いで、触媒的水素添加および/または酸処理に
より存在する保護基を除去し;そして (c)所望であれば、酸との処理により式(1)〜(1
6)の遊離ペプチドをそれの酸付加塩に変換する; ことによって、溶液中での段階的な鎖−伸長法により調
製される。
保護基の組合せを使用するような合成においては、アミ
ノ保護基を選択的に除去し、次に合成の最後にできる限
り1回の単一段階において保護基を全て除去できるよう
にする。ペプチド結合を形成せしめるためには、N−ヒ
ドロキシスクシンイミドエステル〔−O−Su〕(E.Wuns
ch;Synthesevon Peptiden,第2巻、Georg Thieme Vela
g,Stuttgart,1974,第149頁)、ペンタフルオロフェニル
エステル(ハンガリー国特許第168,431号明細書)、ま
たは混合無水物(ハンガリー国特許第183,579号明細
書)を利用する方法が使われる。
アミノ部分を保護するためにはBocまたはZ基、カルボ
キシル基を保護するためにはtert.−ブチルアルコー
ル、ベンジルアルコールまたはニトロベンジルアルコー
ルによるエステル化が好ましく使われる。
合成の終了後、こうして得られた保護ペプチドから、所
望により存在する保護基が除去され、次に、所望であれ
ば、酸との処理により遊離ペプチドがそれの酸付加塩に
変換される。保護基を除去するためには、触媒的水素添
加またはアシドリシスが使われる。
得られた遊離ペプチドは普通、療法的使用に十分適する
程純粋であり、そして更なる精製を全く必要としない。
しかしながら、所望であれば、シリカゲル上でのクロマ
トグラフィーにより精製することができる。溶液の形で
得られたペプチドは、溶液の蒸発または凍結乾燥により
単離できる。遊離のペプチドは適当な塩に変換できる
が、医薬上許容される酸、例えば塩酸、硫酸、リン酸、
酢酸およびクエン酸、を使って酸付加塩に変換すること
が好ましい。
調製された化合物の免疫抑制効果は、以下に記載の方法
を使って研究された。
1. 抗体産生細胞における効果 この研究はCanninghamの方法(Handbook of Experiment
al Immunology,D.M.Weir編、第2巻、Blackwell,Oxford
−London,第285頁、1978年)に従って、新生ラットから
得られた脾細胞を用いて行われた。同腹子の12匹のWist
arラットを、生後12時間以内に25μgの試験物質で腹腔
内(i.p.)処置した。生後14日目に、5%ヒツジ赤血球
を含む懸濁液0.5mlによりこの動物をi.p.免疫処置し、
次いで7日後断頭により出血させた。この動物から得ら
れた脾細胞から、前記ヒツジ赤血球懸濁液および補体と
共に均一懸濁液を調製し、次いでこれを単層細胞層を得
るのに適したチャンバーに入れた。抗体を産生している
脾細胞の周りに、溶解領域、いわゆる溶血斑が形成され
た。第1表に要約されているデータは、抑制性物質での
処置の効果を示している。処置の効果のもとでの溶血斑
形成細胞のカウントの変化は、表においては%で示され
ている。(未処置の動物から得られた細胞カウントを対
照として使った。)既知の免疫刺激性物質(第1表の化
合物“A",“B"および“C"を見よ)の場合は、この比率
が有意に増加している。
2. 一次抗体産生における効果 この実験は、23〜30gの体重を有する雄のCFLP(LATI)
マウスにおいて行った。この動物を、3回洗浄された1
%のヒツジ赤血球を含有する懸濁液0.5mlにより腹腔内
(i.p.)免疫処置し、次いでこの動物を100mg/kgの用量
の試験物質でi.p.処置した。この処置の3日後に、この
動物から0.60〜0.70mlの血液を各々採取した。30分放置
後、遠心により血清を分離し、そしてTaka′tsyの方法
〔Acta Microbiol.Acad.Sci.Hung.,,191(1955)〕に
従って血球凝集力価を測定した。データは第2表に要約
されており、未処置の動物に比較した一次抗体産生にお
ける抑制(阻害)効果の比率(%)を示す。免疫刺激性
化合物“B"および“C"は、同じテストにおいて逆の作用
を有する。
3. 静止マクロファージの貧食能力における効果 この実験は、J.Immunopharmacol.,,265(1982−198
3)に記載された方法に従って、生後6ヵ月の雄のNZB
(OLAC−SzKB)マウスにおいて行った。この動物を4日
間の間毎日1mg/kgの用量の試験物質で皮下(s.c.)処置
した。この動物を出血させた後、各々10IUのヘパリンを
含むPBS緩衝液(pH7.2)8mlで腹膜を洗浄した。腹膜か
ら洗い出された細胞懸濁液を蒸留水でショッキングする
ことにより赤血球を遊離させ、次いでPBS緩衝液で3回
洗浄した。2回の洗浄過程の間の沈降は、1000rpmで5
分間遠心することにより行われた。次に、各細胞懸濁液
の濃度を106細胞数/mlに調製し、そしてその懸濁液を、
5%の二酸化炭素を含む大気中37℃のBoyden−チャンバ
ー中に30分間固定した。ガラス壁に付着したマクロファ
ージの上に、オプソニン処理された酵母を重層させた。
貧食されなかった粒子を除去した後、マクロファージに
より取り込まれたものを各セルにおいてカウントした。
第3表において、貧食された酵母細胞のカウントの減少
率は、対照としての未処置の動物から単離されたマクロ
ファージに比較して与えられている。
4. 接触皮膚炎の抑制 この研究は、Evansらの方法〔Br.J.Pharmacol.,43,403
(1971)〕を使って、20〜22gの体重を有する雄のBALB/
c(LATI)マウスに関して行った。この動物の脇腹から
毛を除去し、次いで各動物の裸の腹部の皮膚をヒマワリ
油中の2%オキサゾロン溶液0.1mlにより感作した。1
週間後、このマウスを1.0mg/kg用量の試験物質(生理食
塩水中に溶解したもの)でi.p.処置し、次いで2%オキ
サゾロンを含むアセトン溶液10μでこの動物の右耳を
直接処置し、一方アセトン10μで左耳を処置した。24
時間後、この両耳を切断し、そして計量した。動物の処
置された耳の重量と未処置の耳の重量との差を、試験物
質で処置された動物と生理食塩水のみで処置された動物
でそれぞれ観察された差と比較した。耳の重量の差は接
触皮膚炎の程度に比例するとみなされ、一方試験物質で
処置されない動物において測定された値を対照として取
り、第4表に示される比率で表わされるような試験物質
の皮膚炎減少効果を得た。
本発明に係るペプチドおよびそれらの酸付加塩を療法的
使用のための普通の医薬組成物において配合し、免疫機
構の活性を減少させることができる。この新規化合物を
使用する利点は、使用する用量範囲において全く副作用
がないのでほとんど完全な安全性を有することにある。
式(1)〜(16)のペプチドは、それらの遊離形または
酸付加塩の形で単独に、しかし安全には医薬製剤の形で
使用される。それらの製剤は、固体、液体または半液体
であることができ、そして充填剤、希釈剤、安定剤、pH
−および浸透圧−作用剤、並びにそのような製剤におい
て常用されている製剤を促進する添加剤を使うことによ
り調製できる。
固体の医薬組成物は、注射液を調製するのに適当な、例
えば粉末アンプルであることができる。注射可能な組成
物および注入液は液体である。
本発明に係る医薬組成物は、所望の効果を達成するのに
必要な用量の活性成分を含む量で患者に投与される。こ
の用量は、病気の重さ、患者の体重、活性成分に対する
患者の感受性、投与の経路および毎日の処置の回数に依
存する。どの場合でも使用すべき用量は、処置すべき患
者を熟知している医者により定められ得る。
単純な投与については、該医薬組成物は1回投与すべき
活性成分を含有する用量単位、またはそれの半分、3分
の1もしくは4分の1または数倍量から成る。
本発明に係る組成物は、普通投薬単位当り1〜100mgの
活性成分を含む。しかしながら、もちろん幾つかの組成
物においては、活性成分の量が前に定義された限界より
も多くても少なくてもよい。
〔実施例〕
本発明を次の非−限定的な例により詳細に説明する。こ
の記載で使用する略号は、一般に文献〔Biochem.J.,21
9,345(1984)〕のものと一致する。通例によれば、指
示されたアミノ酸についてのみ“D"立体配置が記号で示
されており;他のアミノ酸は“L"の立体配置を有する。
融点はDr.Tottoli装置(Buchi,Switzerlandにより製
造)で測定された。薄層クロマトグラフィー実験は、す
ぐ使用できる吸着剤(DC−Fertigplatten,Merck社、FRG
により製造)および下記の溶媒混合物(ここで、“原
液”はピリジン/酢酸/水の20:6:11混合物である)を
使って実施した。
1. 酢酸エチル/原液 19:1; 2. 酢酸エチル/原液 9:1; 3. 酢酸エチル/原液 6:1; 4. 酢酸エチル/原液 7:3; 5. n−ブタノール/原液 3:7; 6. n−ブタノール/原液 1:4; 7. n−ブタノール/酢酸/酢酸エチル/水 1:1:1:1。
(比は体積比の値で示されている。) クロマトグラムは、ニンヒドリンにより、または塩素化
後、ヨウ化カリウム/トリジン試薬により検出した。
高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)分析は、可変波
長のLabor MIM 308型UV検出器、Labor−MIMループイン
ジェクター、Gilson 802Cおよび302ユニットから成る供
給ポンプ、圧力測定器並びにRadelkis OH 827型レコー
ダーを装備した装置を使うことにより行った。分離のた
めには、長さ150cmおよび内径4.6mmで、粒子サイズ6μ
mのC18−相Labor−MIM型装填材を使った。濃度10%の
アンモニア溶液の添加によりpH8に調製された濃度0.2%
のリン酸水溶液をトリペプチドの溶離用に使用し、一方
テトラペプチドの溶離用には、この溶離液に10重量%の
アセトニトリルを補充した。測定は、溶液の吸光度を21
2nmで検出する場合、1ml/分の流速で行った。クロマト
グラムは面積標準化法により評価された。目的の化合物
の純度は、HPLCおよび薄層クロマトグラフィー(TLC)
分析に基づくと95%よりも高かった。
比旋光度はPerkin−Elmer 241型旋光計において測定さ
れた。全ての溶媒は、40℃の湯浴中でBuchiロータリー
エバポレーターにおいて除去または蒸発された。
中間体および目的化合物の1H−NMRおよび13C−NMRスペ
クトルは、Varian XLA 400型装置において測定された。
目的化合物は、その場合でもD2O中に溶解された。スペ
クトルは、予想される構造と一致した。
目的化合物のアミノ酸分析は、Biotronic LC 5001型装
置において行った。試料を6モル濃度の塩酸中110℃で2
4時間加水分解した。分析結果は、どの場合でも、±5
%の誤差範囲内にあった。
合成の出発物質は、一般に文献で知られている。D−対
掌体は、L−対掌体と同じ方法においてD−アミノ酸を
使って出発して合成した。
例1 Arg−Lys−D−Aspの調製(方法“A") 4.06ml(29.0ミリモル)のトリエチルアミンを、60mlの
酢酸エチル中に6.60g(13.8ミリモル)のZ−Lys(Bo
c)−OSuおよび4.86g(14.5ミリモル)のH−D−Asp
(OtBu)−OtBuシュウ酸塩を含む混合物に添加し、次い
でこの混合物を一晩放置しておく。次に、それを水20ml
で1回、1モルの塩酸各20mlで3回、5%の炭酸水素カ
リウム水溶液各20mlで3回、および最後に水20mlで1
回、順次洗浄する。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾
燥し、そして減圧下で蒸発させる。
油状生成物(重量6.5g,Rf 2=0.8)、すなわち保護ジペ
プチドである蒸発残渣を70mlのメタノール中に溶解し、
1.5gのパラジウム・カーボン(Pd/C)を添加し、撹拌下
で懸濁液に2時間水素ガスをバブリングする。混合物を
濾過し、そして1.45g(11.5ミリモル)のシュウ酸二水
和物を濾液に添加する。蒸発後、残渣をエーテルで粉砕
し、そして得られた懸濁液を濾過すると4.80gの遊離のL
ys−D−Aspシュウ酸塩を得る。m.p.:118−121℃,▲
〔α〕20 D▼=11.0゜(c=1、メタノール),Rf 2=0.2
5。
−10℃に冷却した20mlのジメチルホルムアミド(DMF)
中に1.98g(6.0ミリモル)のBoc−Arg(・HCl)−OH・H
2Oおよび0.67ml(6.0ミリモル)のN−メチルモルホリ
ンを含む溶液に、0.78ml(6.0ミリモル)のイソブチル
クロロホルメートを滴加する。こうして得られた混合無
水物を−10℃で10分間撹拌し、次に、−10℃に冷却した
DMF15ml中に前記のようにして調製されたLys−D−Asp
シュウ酸塩3.27g(5.8ミリモル)およびN−メチルモル
ホリン1.28ml(11.6ミリモル)を含む溶液を添加する。
その後、反応混合物を室温まで加温し、そして一晩放置
する。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を50mlのクロロホ
ルム中に溶解し、そして1モルの塩酸各20mlで3回およ
び水20mlで順次洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウム上で
乾燥する。懸濁液を濾過した後、濾液を減圧下で蒸発さ
せる。ジイソプロピルエーテルの添加により、油状の残
渣を固体にする。懸濁液を濾過し、そして濾液を減圧蒸
発すると、3.20g(4.18ミリモル)の非晶質のBoc−Arg
(・HCl)−Lys(Boc)−D−Asp(OtBu)−OtBuトリペ
プチドエステル塩を得る。Rf 3=0.10,Rf 4=0.45,▲
〔α〕20 D▼=−6.4゜(c=1、メタノール)。
上記のようにして調製された他の保護ペプチドは第5表
に示されている。
上記のようにして得られた保護トリペプチドエステル塩
1.60g(2.08ミリモル)を20mlのトリフルオロ酢酸で2
時間処理し、次いで減圧下で蒸発させる。エーテルの添
加により残渣を固体にした後、懸濁液を濾過し、そして
沈澱物をエーテルで徹底的に洗浄する。得られたトリフ
ルオロ酢酸塩を20mlの水に溶かし、そして5mlのアセテ
ート型のDowex2×8イオン交換樹脂(Dow Chemical Co.
により製造)を添加する。30分後、懸濁液を濾過し、濾
液を減圧下で蒸発せしめ、メタノールの添加により蒸発
残渣を固体にすると、1.0gの非晶質のArg−Lys−D−As
p・CH3COOHトリペプチド酢酸塩を得る。▲〔α〕20 D
=+1.0゜(c=1.0,10%酢酸)。アミノ酸分析:D−Asp
=1.03,Lys=1.00,Arg=0.98。
上記のようにして調製した式(1)〜(16)の目標化合
物の物理定数は第6表に要約されている。
例2 Lys(Arg)−Aspの調製(方法“B") 60mlの酢酸エチル中に4.77g(10.0ミリモル)のBoc−Ly
s(Z)−OSuおよび3.69g(11.0ミリモル)のH−Asp
(OtBu)−OtBuシュウ酸塩を含む混合物に、3.08mlのト
リエチルアミンを添加し、そして混合物を一晩反応させ
る。次に、この混合物を水20mlで1回、1モルの塩酸各
20mlで3回、5%の炭酸水素カリウム水溶液で3回、そ
して最後に水20mlで1回順次洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、次いで減圧下で蒸発させる。
オイルとして得られた保護ジペプチド(Rf 4=0.85)5.6
gを60mlのメタノールに溶解し、そしてパラジウム・カ
ーボン(Pd/C)触媒1.0gを添加した後、撹拌下で2時間
懸濁液に水素ガスをバブリングする。次いで懸濁液を濾
過し、濾液に1.1gのシュウ酸二水和物を添加し、そして
溶媒を蒸発させる。エーテル中に結晶残渣を懸濁し、濾
過し、そして乾燥して4.4gのBoc−Lys−Asp(OtBu)−O
tBuシュウ酸塩を得る。m.p.:135−138℃,Rf 4=0.35。
得られた前記シュウ酸塩を、例1に記載したような混合
無水物縮合法によりLysのε−アミノ基の所でアシル化
し、次いで例1に記載したようにして、得られた保護ト
リペプチドから保護基を除去する。
上記のようにして得られた保護ペプチドおよび遊離ペプ
チドの物理定数は第5表および第6表に要約されてい
る。
例3 Arg−Lys(Arg)−Aspの調製(方法“C") 1.85g(5.5ミリモル)のH−Asp(OtBu)−OtBuシュウ
酸塩を振盪漏斗中の50mlのエーテル中に懸濁し、そして
5%炭酸水素カリウム溶液20mlをこの懸濁液に添加す
る。完全に溶解するまで混合物を振盪し、水相を分離
し、エーテル相を20mlの5%炭酸水素カリウム溶液およ
び20mlの水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、
そして20mlの容量まで減圧濃縮する。保護リジンZ−Ly
s(Z)−OH2.49g(6.0ミリモル)を添加しそして0℃
に冷却した後、1.20g(5.8ミリモル)のジシクロヘキシ
ルカルボジイミドを添加する。この混合物を0℃で30分
間維持し、次いで室温で一晩放置する。ジシクロヘキシ
ル尿素沈澱物を濾別し、濾液を各10mlの1モル塩酸で3
回、各10mlの5%炭酸水素ナトリウム溶液で3回、そし
て最後に20mlの水で1回、順次洗浄し、そして無水硫酸
ナトリウム上で乾燥後、減圧下で蒸発させる。
油状の蒸発残渣として得られた3.0gの保護ジペプチド
(Rf 2=0.80)を50mlのメタノールに溶解し、そして1.0
gのパラジウム・カーボン(Pd/C)触媒を添加した後、
懸濁液に水素ガスを2時間バブリングする。触媒の濾別
の後、濾液に1.18g(9.34ミリモル)のシュウ酸二水和
物を添加し、そして混合物を10mlまで減圧濃縮する。こ
うして得られた懸濁液をエーテルの添加により100mlに
希釈し、沈澱物を濾過しそしてエーテルで洗浄する。こ
うして、1.49gのH−Lys−Asp(OtBu)−OtBuシュウ酸
塩(Rf 5=0.25)が得られ、例1に記載の混合無水物縮
合法を使うことにより、これのリジン部分の2つのアミ
ノ基ともアシル化する。こうして得られた保護テトラペ
プチドから例1に記載のようにして保護基を除去する。
保護テトラペプチドおよび遊離テトラペプチドの物理定
数は、第5表および第6表に要約されている。
例4 D−Arg−Lys−Asp−Valの調製(方法“D") 110mlのジメチルホルムアミド中の6.3g(30ミリモル)
のH−Val−OtBu・HClおよび11.2g(26.8ミリモル)の
Z−Asp(OtBu)−OSuの懸濁液に、4.2ml(30ミリモ
ル)のトリエチルアミンを添加した後、この混合物を一
晩放置し、次いで減圧下で蒸発させる。油状の蒸発残渣
を200mlの酢酸エチルに溶解し、そして各40mlの1モル
塩酸で2回、40mlの水、40mlの5%炭酸水素ナトリウム
溶液、そして再び40mlの水で順次洗浄する。無水硫酸ナ
トリウム上での乾燥の後、溶液を濾過し、そして濾液を
減圧下で蒸発させる。
蒸発残渣として得られた13.0gの保護ジペプチド(Rf 1
0.80)を100mlのメタノールに溶解し、1.5gのパラジウ
ム・カーボン触媒を添加した後、撹拌下で懸濁液に2時
間水素ガスをバブリングする。触媒を濾別した後、濾液
を減圧下で蒸発させる。油状の蒸発残渣を100mlのエー
テル中に溶解し、そしてpHが5になるまでメタノール性
塩化水素溶液(HCl/MeOH)を添加する。得られた懸濁液
を5時間冷却し、次いで濾過し、沈澱物をエーテルで洗
浄し、そして乾燥すると9.0g(88.0ミリモル)のH−As
p(OtBu)−Val−OtBu・HCl,m.p.:187−189℃,Rf 1=0.4
0を得る。
その先は、例1に記載の方法に従う。
こうして得られた保護および遊離のテトラペプチドの物
理定数は第5表および第6表に要約されている。
例5 Arg−Lys−Asp(Val)の調製(方法“E") 25mlのDMF中に2.58g(12.0ミリモル)のH−Val−OtBu
・HClおよび4.62g(11.0ミリモル)のZ−Asp(OSu)−
OtBuを含む懸濁液に、1.68ml(12.0ミリモル)のトリエ
チルアミンを添加した後、混合物を一晩反応させ、次い
で減圧下で蒸発させる。50mlの酢酸エチル中の蒸発残渣
の溶液を、20mlの水で1回、各20mlの1モル塩酸で3
回、各20mlの5%炭酸水素ナトリウム溶液で3回、そし
て最後に20mlの水で洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、そして減圧下で蒸発させると、4.3g(8
1.7%)の保護ジペプチドを得る。m.p.:86.5−87.0℃,R
f 1=0.85。
40mlのメタノール中に上記のようにして得られた保護ジ
ペプチド4.07g(8.5ミリモル)を含む溶液に1.0gのパラ
ジウム・カーボン触媒を添加した後、2時間の間撹拌し
ながら懸濁液に水素ガスをバブリングすることより水素
添加する。触媒を濾別した後、濾液を減圧下で蒸発させ
る。蒸発残渣を50mlのエーテル中に溶解し、そして3ml
のメタノール中に溶解された0.76g(8.5ミリモル)のシ
ュウ酸二水和物を添加すると、3.37g(91.6%)の遊離
ジペプチド・シュウ酸塩(m.p.:142−143℃,Rf 1=0.1
5)を得、次いで例1に記載のようにしてこれをアシル
化する。
こうして得られた保護および遊離のテトラペプチドの物
理定数は、第5表および第6表に要約されている。
フロントページの続き (72)発明者 ラースロー デネス ハンガリー国,1173 ブダペスト,ペステ ィ ウート 95 (72)発明者 ジョールジィ ハヨーシュ ハンガリー国,1026 ブダペスト,ガーボ ル ウート 59 (72)発明者 ラースロー スポルニイ ハンガリー国,1114 ブダペスト,スアボ ルチェカ エム.ウッツァ 7

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】免疫機構の機能を抑制する式(1)〜(1
    6)のペプチド: D−Arg−Lys−D−Asp (1), Arg−D−Lys−Asp (2), D−Arg−D−Lys−D−Asp (3), Arg−D−Lys−D−Asp (4), D−Arg−Lys−Asp (5), D−Arg−D−Lys−Asp (6), Arg−Lys−D−Asp (7), Arg−Lys−D−Asp−Val (8), Arg−Lys−Asp−D−Val (9), D−Arg−Lys−Asp−Val (10), Arg−D−Lys−Asp−Val (11), Lys(Arg)−Asp (12), Lys(Arg)−D−Asp (13), Arg−Lys(Arg)−Asp (14), Arg−Lys−Asp(Val) (15)および Arg−Lys−D−Asp(Val) (16) 並びにそれらの酸付加塩。
  2. 【請求項2】免疫機構の機能を抑制する医薬組成物であ
    って、希釈剤、充填剤、安定剤、pH−および浸透圧−作
    用剤並びに医薬産業において常用されている製剤を促進
    する添加剤および補助物質との混合物において、活性成
    分として療法的に有効な量において遊離形または酸付加
    塩の形で1または複数の請求項1に記載の式(1)〜
    (16)のペプチドを含んで成る医薬組成物。
JP1148522A 1988-06-14 1989-06-13 免疫機構の機能を仰制する新規ペプチド、それらを含む医薬組成物、並びに前記ペプチド及び医薬組成物の調製方法 Expired - Lifetime JPH0778075B2 (ja)

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