JPH0777555A - 受光素子の温度特性検査装置 - Google Patents

受光素子の温度特性検査装置

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JPH0777555A
JPH0777555A JP22410293A JP22410293A JPH0777555A JP H0777555 A JPH0777555 A JP H0777555A JP 22410293 A JP22410293 A JP 22410293A JP 22410293 A JP22410293 A JP 22410293A JP H0777555 A JPH0777555 A JP H0777555A
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JP
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light receiving
temperature
light
heating
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JP22410293A
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Inventor
Toshiro Okubo
敏郎 大久保
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 受光素子のスレッシュホールド照度の温度特
性検査装置において、受光素子1を加熱用定電圧電源6
に接続して、該受光素子に電流を流し、電気的に加熱
し、温度上昇させる手段と、上記受光素子の加熱前後の
順方向電圧を電圧計8により測定し、その測定結果と、
加熱前の温度とから、加熱後の温度を算出する手段とを
設けた。 【効果】 従来必要であった恒温槽等が不要となり、検
査を単一工程として行えるといった優れた効果を奏す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受光素子の特性検査に
関し、特にスレッシュホールド照度の温度特性の検査に
係る。
【0002】
【従来の技術】図4に、受光素子の内部回路(点線の内
側)とスレッシュホールド照度の測定回路を示す。図に
於いて、1は受光素子(フォトダイオード17、演算増
幅器18、基準電圧発生器19、及び電圧比較器20よ
り成る)、4は定電圧電源、5は電圧計、12は電源端
子(Vcc:電源電圧)、13は出力端子(Vo:出力
電圧)、14はグランド端子(GND:グランド)、1
5はランプ、16は定電圧電源、lはランプ−受光素子
間距離である。
【0003】図4の如く、ランプ15に定電圧電源16
により電圧を印加すると、フォトダイオード17は、ラ
ンプ15からの光を受けて光電流Iscを発生する。こ
れを演算増幅器18により、電流・電圧変換し、その出
力電圧はVAMPとなる。そして、比較器20では、この
電圧VAMPと基準電圧発生回路19よりの基準電圧VREF
とが比較され、その大小関係により、受光素子1の出力
電圧Voは、高レベルVoH又は低レベルVoLとな
る。
【0004】ここで、ランプ15と受光素子1間距離l
を近ずけて、照度を上げていき、出力電圧Voが低レベ
ルVoLから高レベルVoHに移行したときの照度を昇
側スレッシュホールド照度EVLH,距離を遠ざけて、照
度を下げていき、出力電圧が高レベルVoHから低レベ
ルVoLに移行したときの照度を降側スレッシュホール
ド照度EVHLと呼ぶ。
【0005】そして、スレッシュホールド照度EVLH
びEVHLの温度特性検査は、所定の温度で、EVLH及びE
VHLが所定の範囲内か判定する。また、受光素子1は発
行ダイオードと光学的に結合されて使用されることが多
く、発光ダイオードの光出力の温度特性に合わせて、ス
レッシュホールド照度EVLH,EVHLの温度特性は、温度
に対して負の依存性を示すように設計されている。
【0006】図6に、OPIC受光素子の相対スレッシ
ュホールド照度の温度特性を示す。また、スレッシュホ
ールド照度の検査には、光源として、ランプ15の代わ
りに発光素子を使用することが多く、図5に、発光素子
2を使用した、スレッシュホールド照度の測定回路を示
す。なお、3は定電流電源である。
【0007】まず、図5の測定回路で、定電流電源3に
より発光素子2に、供給電流IFを増加していき、出力
電圧Voが低レベルVoLから高レベルVoHに移行し
たときの供給電流IFを、昇側スレッシュホールド入力
電流IFLHとし、供給電流IFを減少していき、出力電
圧Voが高レベルVoHから低レベルVoLに移行した
ときの供給電流IFを降側スレッシュホールド入力電流
IFHLとすると、 EVLH=k1×IFLH−−−−−(1) EVHL=k2×IFHL−−−−−(2) (ここで、k1,k2は定数) と定義され、IFLH,IFHLを測定し、係数k1,k2
掛け算すると、EVLH,EVHLが算出できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】スレッシュホールド照
度の温度特性検査の従来の測定方法について説明する。
従来は、第1段階として、周囲温度が、例えばTa=2
5℃の条件で昇側スレッシュホールド入力電流IFLH
び降側スレッシュホールド入力電流IFHLを測定し、式
(1),(2)で算出した昇側スレッシュホールド照度
VLH及び降側スレッシュホールド照度EVHLの値が、T
a=25℃での、昇側スレッシュホールド照度EVLH
下限判定値EVLHmin25、上限判定値EVLHmax2
5、及び降側スレッシュホールド照度EVHLの下限判定
値EVHLmin25、上限判定値EVHLmax25の範囲
内であれば合格である。
【0009】第2段階として、例えば高恒温槽又は高温
ハンドラー等を使用して、外部より受光素子1に熱を伝
えて、受光素子1の温度を、例えばTa=85℃に上げ
て、Ta=85℃の条件で昇側スレッシュホールド入力
電流IFLH及び降側スレッシュホールド入力電流IFHL
を測定し、式(1),(2)で算出した昇側スレッシュ
ホールド照度EVLH及び降側スレッシュホールド照度E
VHLの値が、Ta=85℃での、昇側スレッシュホール
ド照度EVLHの下限判定値EVLHmin85、上限判定値
VLHmax85、及び降側スレッシュホールド照度E
VHLの下限判定値EVHLmin85、上限判定値EVHL
ax85の範囲内であれば合格である。
【0010】第3段階として、低温側の検査について
は、例えば低恒温槽又は低温ハンドラー等を使用して、
外部より受光素子1から熱をうばって、受光素子1の温
度を、例えばTa=−25℃に下げて、Ta=−25℃
の条件で昇側スレッシュホールド入力電流IFLH,及び
降側スレッシュホールド入力電流IFHLを測定し、式
(1),(2)で算出した昇側スレッシュホールド照度
VLH及び降側スレッシュホールド照度EVHLの値が、T
a=−25℃での、昇側スレッシュホールド照度EVLH
の下限判定値EVLHmin−25、上限判定値EVLHma
x−25、及び降側スレッシュホールド照度EVHLの下
限判定値EVHLmin−25、上限判定値EVHLmax−
25の範囲内であれば合格である。
【0011】以上の様に、従来の測定方法では、高温、
低温の温度条件の設定用として、例えば、恒温槽、高温
ハンドラー、低温ハンドラー、の設備を使用する。本発
明は、恒温槽,高温ハンドラー,低温ハンドラー等の温
度設定用の設備を使用することなく、受光素子自身の持
つ電気的特性を利用して、容易に、受光素子1の温度特
性の検査をする温度特性検査装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の、受光素子の温
度特性検査装置は、光検出素子、基準電圧発生器、電圧
比較器を含み、入射光の照度に応じてH又はLレベルの
信号を出力する受光素子のスレッシュホールド照度の温
度特性を検査する、受光素子の温度特性検査装置であっ
て、上記受光素子に入射する光を出射する発光体への供
給電流、または、該発光体と上記受光素子間距離を順次
変化させることにより、上記受光素子に入射する光の照
度を順次変化させる手段と、上記受光素子の出力信号レ
ベルを検出する手段と、上記出力信号レベル変化時点の
上記発光体への供給電流値、または、上記発光体・受光
素子間距離により、スレッシュホールド照度を算出する
手段と、該手段により算出されたスレッシュホールド照
度が、温度によって定まる所定の範囲内にあるか否かを
判定する手段とを有するものに於いて、上記受光素子を
加熱用電源に接続することにより、該受光素子を電気的
に加熱する手段と、上記受光素子の、温度特性が既知で
ある所定の電気量の測定に基づいて、加熱後の温度を算
出する手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0013】また、上記受光素子の温度特性検査装置に
於いて、上記受光素子の、温度特性が既知である所定の
電気量が、上記受光素子の順方向電圧であることを特徴
とするものである。
【0014】例えば、図1の如く、第1段階で、発光素
子2への供給電流IFを増加(又は減少)させていき、
出力電圧Voが低レベルVoLから高レベルVoH(又
は、高レベルVoHから低レベルVoL)へ移行したと
きの供給電流IFを測定し、昇側スレッシュホールド照
度EVLH(又は、降側スレッシュホールド照度EVHL)を
求め、記憶する第1スレッシュホールド照度測定・記憶
手段21と、第2段階で、受光素子1の出力端子に一定
時間、電圧を印加して電気的に加熱し、又受光素子1の
順方向電圧(ここでは、GND−Vcc間電圧)が温度
に対してリニアに変化する特性を利用して加熱後の温度
測定をする、加熱・温度測定手段22と、第3段階で、
加熱されて、一定温度に上昇した受光素子1に対し、発
光素子2への供給電流IFを増加(又は減少)させてい
き、出力電圧Voが低レベルVoLから高レベルVoH
(又は、高レベルVoHから低レベルVoL)へ移行し
たときの供給電流IFを測定し、昇側スレッシュホール
ド照度EVLH(又は、降側スレッシュホールド照度
VHL)を求め、記憶する第2スレッシュホールド照度
測定・記憶手段23と、第4段階として、第2段階で加
熱する前後の第1段階、第3段階の昇側スレッシュホー
ルド照度EVLH(又は、降側スレッシュホールド照度E
VHL)を呼び出し、この値が所定の範囲内かを判定する
スレッシュホールド照度温特検査・判定手段24とを備
えたものである。
【0015】
【作用】上記解決手段において、第1段階で、第1スレ
ッシュホールド照度測定・記憶手段21により、昇側ス
レッシュホールド照度EVLH(又は、降側スレッシュホ
ールド照度EVHL)を測定、記憶し、第2段階で、加熱
・温度測定手段22により、受光素子1の出力端子に一
定時間、電圧を印加し、電気的に加熱し、加熱後の受光
素子1の温度を、受光素子1自身の持つ特性を利用して
測定し、第3段階で、第2スレッシュホールド照度測定
・記憶手段23により、昇側スレッシュホールド照度E
VLH(又は、降側スレッシュホールド照度EVHL)を測
定、記憶し、第4段階で、スレッシュホールド温特検査
・判定手段24により、昇側スレッシュホールド照度E
VLH(又は、降側スレッシュホールド照度EVHL)の温度
特性を検査、判定する。
【0016】このように、温度条件の変更を電気的にす
ることで、温度設定用の設備、例えば、恒温槽、高温ハ
ンドラー、低温ハンドラーの設備を使用せずに容易に、
昇側スレッシュホールド照度EVLH(又は、降側スレッ
シュホールド照度EVHL)の温度特性を検査ができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1、2、3、に基
いて説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例に係る受光素子の
温度特性検査装置の機能ブロック図、図2はスレッシュ
ホールド入力電流の測定回路図、図3はスレッシュホー
ルド照度温度特性である。
【0019】図2の如く、スレッシュホールド入力電流
の測定回路は、受光素子1(フォトダイオード17、演
算増幅器18、基準電圧発生器19及び電圧比較器20
が1チップに集積されて成る)に光照射する光源として
の発光素子2と、発光素子2に、コントローラ(ここで
は図示せず)の制御により電流IFを増加(又は、減
少)させて行く定電流電源3と、受光素子1を動作させ
るバイアス用定電圧電源4と、出力電圧Voを測定する
電圧計5と、受光素子1を電気的に加熱する手段として
の加熱用定電圧電源6と、受光素子1の順方向電圧の測
定用としての定電流電源7及び電圧計8と、定電圧電源
4,定電流電源7を受光素子1の電源端子12に接続す
るリレー9,10、加熱用定電圧電源6を受光素子1の
出力端子13に接続するリレー11とを備えている。な
お、14はグランド端子である。
【0020】又、図1の如く、コントローラ内には、第
1段階で、発光素子2への供給電流IFを増加(又は減
少)させていき、出力電圧Voが低レベルVoLから高
レベルVoH(又は、高レベルVoHから低レベルVo
L)へ移行したときの供給電流IFを測定し、昇側スレ
ッシュホールド照度EVLH(又は、降側スレッシュホー
ルド照度EVHL)を求め、記憶する第1スレッシュホー
ルド照度測定・記憶手段21と、第2段階で、受光素子
1の出力端子に一定時間、電圧を印加して電気的に加熱
し、又受光素子1の順方向電圧(ここでは、GND−V
cc間電圧)が温度に対してリニアに変化する特性を利
用して加熱後の温度測定をする、加熱・温度測定手段2
2と、第3段階で、加熱されて、一定温度に上昇した受
光素子1に対し、発光素子2への供給電流IFを増加
(又は減少)させていき出力電圧Voが低レベルVoL
から高レベルVoH(又は、高レベルVoHから低レベ
ルVoL)へ移行したときの供給電流IFを測定し、昇
側スレッシュホールド照度EVLH(又は、降側スレッシ
ュホールド照度EVHL)を求め、記憶する第2スレッシ
ュホールド照度測定・記憶手段23と、第4段階とし
て、第2段階で加熱する前後の第1段階、第3段階の昇
側スレッシュホールド照度EVLH(又は、降側スレッシ
ュホールド照度EVHL)を呼び出し、この値が所定の範
囲内かを判定するスレッシュホールド照度温特検査・判
定手段24とを備えている。
【0021】図3は、第2段階で加熱する前の周囲温度
をT1、加熱後の受光素子1の温度をT2、加熱する前の
昇側スレッシュホールド照度をEVLH1,加熱後の昇側の
スレッシュホールド照度をEVLH2と、したときのスレッ
シュホールド照度温度特性である。
【0022】次に、上記温度特性検査装置の動作を、図
1,2,3に基づいて説明する。
【0023】なお、降側スレッシュホールド照度EVHL
の動作については、昇側スレッシュホールド照度EVLH
の動作において、発光素子2の供給電流IFを増加から
減少に変えた動作なので省略する。
【0024】まず、第1段階として、コントローラ(図
示せず)によりリレー9をオンし、受光素子1の電源端
子12,グランド端子14間に、定電圧電源4を接続し
て、受光素子1に電圧(例えばVcc=5V)を印加
し、受光素子1を動作状態にする。つぎに、受光素子1
の出力端子13に接続されている電圧計5の読みが、低
レベルVoL(例えばVo=0V)から高レベルVoH
(例えばVo=5V)に移行するまで、定電流電源3よ
り発光素子2へ、供給電流IFを、一定増加量例えばΔ
IF(ΔIFは小さくスレッシュホールド入力電流I
FLHの測定誤差の範囲内とする。)として、零から階段
状に増加していき、移行したときの供給電流IFを測定
し、式(1)にて昇側スレッシュホールド照度EVLH
算出し、昇側スレッシュホールド照度EVLH1(ここで、
加熱前の周囲温度をTa=T1℃としたときの昇側スレ
ッシュホールド照度EVLHを以後EVLH1と呼ぶ。)を第
1スレッシュホールド照度測定・記憶手段21に記憶す
る。
【0025】第2段階として、コントローラによりリレ
ー9をオフし、又リレー10をオンし、定電流電源7の
+側をグランド端子14に、定電流電源7の−側を受光
素子1の電源端子12に接続し、定電流I(例えばI=
1mA)を流したときの順方向電圧(ここではGND−
Vcc間電圧)を電圧計8で測定し、加熱前の周囲温度
Ta=T1℃での順方向電圧V1として、加熱・温度測
定手段22に記憶する。
【0026】次に、コントローラによりリレー10をオ
フし、又リレー9をオンし、定電圧電源4の+側を受光
素子1の電源端子12に、グランド端子14に定電圧電
源4の−側を接続し、電圧(例えばVcc=5V)を印
加し、受光素子1を動作状態にする。次に、コントロー
ラによりリレー11をオンし、加熱用定電圧電源6の+
側を受光素子1の出力端子13に、グランド端子14に
加熱用定電圧電源6の−側を接続し、受光素子1の出力
端子13に一定時間、電圧を印加する。ところで、受光
素子1の出力電圧Voは、定電流電源3から発光素子2
への供給電流IFが流れていない場合は低レベルVoL
(例えばVo=0V)状態で、加熱用定電圧電源6を接
続し印加すると、加熱用定電圧電源6の+側と受光素子
1の出力端子13とが電気的にショートしたこととな
り、電流が流れ込む、この電流をi,印加電圧をvとす
るとp=i×vの電力(ここで、pは、受光素子1の温
度を上げるのに十分であり、許容範囲を越えない値とす
る。)がかかり、受光素子1は温度上昇する。
【0027】次に、コントローラによりリレー9,11
をオフし、又リレー10をオンし、定電流電源7の+側
をグランド端子14に、定電流電源7の−側を受光素子
1の電源端子12に接続し、定電流I(例えばI=1m
A)を流したときの順方向電圧を電圧計8で測定し、加
熱後の周囲温度Ta=T2℃での順方向電圧V2として、
加熱・温度測定手段22に記憶する。
【0028】第3段階として、コントローラによりリレ
ー10をオフし、リレー9をオンし、受光素子1の電源
端子12,グランド端子14間に、定電圧電源4を接続
して、受光素子1に電圧(例えばVcc=5V)を印加
し、受光素子1を動作状態にする。つぎに、受光素子1
の出力端子13に接続されている電圧計5の読みが、低
レベルVoL(例えばVo=0V)から高レベルVoH
(例えばVo=5V)に移行するまで、定電流電源3よ
り発光素子2へ、供給電流IFを、一定増加量例えばΔ
IF(ΔIFは小さくスレッシュホールド入力電流I
FLHの測定誤差の範囲内とする。)として、零から階段
状に増加していき、移行したときの供給電流IFを測定
し、式(1)にて昇側スレッシュホールド照度EVLH
算出し、昇側スレッシュホールド照度EVLH2(ここで、
加熱後の受光素子1の温度をTa=T2℃としたときの
昇側スレッシュホールド照度EVLHを以後EVLH2と呼
ぶ。)を第2スレッシュホールド照度測定・記憶手段2
3に記憶する。
【0029】第4段階として、まず加熱・温度測定手段
22に記憶されている、加熱前後の受光素子1の順方向
電圧V1及びV2を呼び出し、加熱後の受光素子1の温度
を計算する。例えば、加熱前の周囲温度T1,加熱後の
温度T2,その上昇温度をΔTとし、順方向電圧の1℃
当たりの変化電圧を−kmV/℃(ここで、kは受光素
子1の順方向電圧の温度定数である。)とする。
【0030】 ΔT=T2−T1=(V2−V1)/(−k)−−−−(3) であり、加熱後の温度T2は T2=T1+(V1−V2)/k −−−−(4) となり、コントローラに検査時の周囲温度Ta=T1
インプットし、加熱前後の受光素子1の順方向電圧V1
及びV2を式(4)に代入すれば、T2は求められる。
【0031】次に、第1スレッシュホールド照度測定・
記憶手段21、及び第2スレッシュホールド照度測定・
記憶手段23に記憶されている、加熱前の周囲温度がT
a=T1℃のときの昇側スレッシュホールド照度
VLH1,加熱後の受光素子1の温度がTa=T2℃のと
き昇側スレッシュホールド照度EVLH2を呼び出し、まず
昇側スレッシュホールド照度EVLH1が、例えば、周囲温
度がTa=25℃とすれば、T1=25℃のときの、昇
側スレッシュホールド照度EVLH1の下限値を、例えばE
VLH1min,上限値をEVLH1maxとすれば、 EVLH1min≦EVLH1≦EVLH1max −−−−(5) 式(5)の範囲内か否かで合格、不合格の判定ができ
る。
【0032】又、昇側スレッシュホールド照度EVLH2
ついても、コントローラにより、式(4)にT1,V1
2を代入し、T2をもとめ、温度がTa=T2℃のとき
の、昇側スレッシュホールド照度EVLH2の下限値を、例
えばEVLH2min,上限値をEVLH2maxとすれば、 EVLH2min≦EVLH2≦EVLH2max −−−−(6) 式(6)の範囲内か否かで合格、不合格の判定ができ
る。
【0033】又、図6のように、相対スレッシュホール
ド照度EVLHと周囲温度との関係が直線に乗る場合は、
温度の変化に対するスレッシュホールド照度EVLHの変
化の勾配を例えば、θとすれば、 θ=−k(EVLH1−EVLH2)/(V2−V1) となり、この勾配がある範囲内にあるかどうか判定すれ
ば温度を下げなくても温度特性検査ができる。
【0034】このように、受光素子のスレッシュホール
ド照度の温度特性の検査において、電気的な印加によ
り、受光素子自身の発熱による温度上昇を利用すること
で、従来、温度条件設定用に使用していた、恒温槽、高
温テストハンドラー、低温テストハンドラー等の設備を
用いずに容易に受光素子のスレッシュホールド照度の温
度特性の検査ができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかな通り、受光素子
のスレッシュホールド照度の温度特性の検査において、
電気的な印加により、受光素子自身の発熱による温度上
昇を利用することで、従来、室温検査,高温検査,低温
検査と3系統で行っていた検査を、単一工程として行え
るといった、優れた効果があり、又温度変化を受光素子
の電気特性より測定できること、設定温度点数を容易に
増やせることで、より精度高い温度特性検査ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の温度特性検査装置の機能ブ
ロック図である。
【図2】スレッシュホールド入力電流の測定回路図であ
る。
【図3】スレッシュホールド照度の温度特性図である。
【図4】従来のスレッシュホールド照度の測定回路図で
ある。
【図5】従来のスレッシュホールド入力電流の測定回路
図である。
【図6】OPIC受光素子の相対スレッシュホールド照
度の温度特性図である。
【符号の説明】
21 第1スレッシュホールド照度測定記憶手段 22 加熱・温度測定手段 23 第2スレッシュホールド照度測定記憶手段 24 スレッシュホールド照度温特検査判定手段 1 受光素子 2 発光素子 3 定電流電源 4 定電圧電源 5 電圧計 6 加熱用定電圧電源 7 定電流電源 8 電圧計 9,10,11 リレー 12 電源端子 13 出力端子 14 グランド端子 17 フォトダイオード 18 演算増幅器 19 基準電圧発生器 20 電圧比較器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光検出素子、基準電圧発生器、電圧比較
    器を含み、入射光の照度に応じてH又はLレベルの信号
    を出力する受光素子のスレッシュホールド照度の温度特
    性を検査する、受光素子の温度特性検査装置であって、 上記受光素子に入射する光を出射する発光体への供給電
    流、または、該発光体と上記受光素子間距離を順次変化
    させることにより、上記受光素子に入射する光の照度を
    順次変化させる手段と、 上記受光素子の出力信号レベルを検出する手段と、 上記出力信号レベル変化時点の上記発光体への供給電流
    値、または、上記発光体・受光素子間距離により、スレ
    ッシュホールド照度を算出する手段と、 該手段により算出されたスレッシュホールド照度が、温
    度によって定まる所定の範囲内にあるか否かを判定する
    手段とを有するものに於いて、 上記受光素子を加熱用電源に接続することにより、該受
    光素子を電気的に加熱する手段と、 上記受光素子の、温度特性が既知である所定の電気量の
    測定に基づいて、加熱後の温度を算出する手段とを設け
    たことを特徴とする、受光素子の温度特性検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の、受光素子の温度特性
    検査装置に於いて、上記受光素子の、温度特性が既知で
    ある所定の電気量が、上記受光素子の順方向電圧である
    ことを特徴とする、受光素子の温度特性検査装置。
JP22410293A 1993-09-09 1993-09-09 受光素子の温度特性検査装置 Pending JPH0777555A (ja)

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