JPH0777192A - スラストバランス機構を備えた遠心ポンプの性能予測方法 - Google Patents

スラストバランス機構を備えた遠心ポンプの性能予測方法

Info

Publication number
JPH0777192A
JPH0777192A JP5226081A JP22608193A JPH0777192A JP H0777192 A JPH0777192 A JP H0777192A JP 5226081 A JP5226081 A JP 5226081A JP 22608193 A JP22608193 A JP 22608193A JP H0777192 A JPH0777192 A JP H0777192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
flow
pump
performance
balance mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5226081A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Suzuki
孝明 鈴木
Junichi Kurokawa
淳一 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP5226081A priority Critical patent/JPH0777192A/ja
Priority to KR1019940022041A priority patent/KR100323057B1/ko
Priority to DE69414215T priority patent/DE69414215T2/de
Priority to EP94114173A priority patent/EP0644472B1/en
Publication of JPH0777192A publication Critical patent/JPH0777192A/ja
Priority to US08/523,218 priority patent/US5615996A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D15/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D15/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems
    • F04D15/0088Testing machines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/04Shafts or bearings, or assemblies thereof
    • F04D29/041Axial thrust balancing
    • F04D29/0416Axial thrust balancing balancing pistons

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低比速度多段ポンプの全性能を実測値との比
較により全流量範囲にわたって精度良く予測する。 【構成】 スラストバランス機構を備えた遠心ポンプの
性能予測に際し、インペラ背面およびスラストバランス
機構の漏れ量を仮定してインペラの流量計算を実行して
インペラ前面および背面の漏れ量を解析し、次いでスラ
ストバランス機構の漏れ量を計算した結果これが収束す
るか否かを判断し、否の場合は再度スラストバランス機
構の流れ解析からバランス機構の漏れ量の計算までの手
順を繰返し実行し、収束した場合は次にポンプ漏れ量の
計算を行い、この計算の結果これが収束しない場合はイ
ンペラの流量計算から収束するまでの手順を繰返し実行
することにより遠心ポンプの性能の予測を行う方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠心ポンプの性能予測方
法に係り、特に準3次元ポテンシャル流れ解析等の手法
を用いることにより、遠心ポンプの正確な性能予測を行
うスラストバランス機構を備えた遠心ポンプの性能予測
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LPG、LNG、液体水素や液体酸素な
どの危険な液の移送において、インデューサつき多段遠
心ポンプが広く使用されている。これらのポンプの信頼
性および安全性は軸スラストバランスと漏洩シールに大
きく依存しており、侵漬型ポンプあるいはキャンドモー
タポンプに軸スラスト機構を用いるか複雑な軸封装置の
採用は不可欠となっている。
【0003】これらのポンプの性能試験には危険な取扱
液による試験が困難なため、通常代りの液体が使用さ
れ、実際のポンプ性能は性能換算表を用いて決定する。
一般に無次元量で表されたポンプ性能は粘性の影響を除
けば全ての種類の液体に対して同一である。
【0004】例えば、タービンの粘性の影響については
Moody、Hutton、およびAckeretによ
って提案された公式が拡張された公式として広く使用さ
れてきた。
【0005】又、タービンについては日本では、198
9年刊行のJSME規格S−008は理論的な取扱にも
とづいて、より正確な性能換算を与えている。
【0006】しかるに、従来の遠心ポンプの性能予測に
際し、羽根車の性能については、理論揚程から各種損失
(一次元解析によって得られる)を差し引き解析し、ま
た、バランス機構(内部流れ)の解析については、回転
壁と静止壁の間の流体が回転壁の速度の半分で強制うず
運動をすると仮定して内部流れに摩擦動力、軸スラスト
を解析していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のポンプについては社内試験(またはモデル試験)と現
地性能を比較できるデータが少なく、それが性能換算の
精度を評価することを難しくしている。
【0008】すなわち、従来の予測方法は一次元解析で
あるため、羽根車内の流れを正確に解析することが困難
で、設計点近傍では予測することができても、非設計点
(特に、小流量域)では予測性能と実測性能の差異が大
きく、バランス機構(内部流れ)の流れが正確に把握で
きないため、隙間変化や流体の粘性変化に基ずく軸スラ
ストや漏れ特性の変化を正確に評価することができない
難点を有していた。
【0009】また、運転点(スラスト位置)を決定する
ために相互関連している羽根車と、バランス機構を同時
に解析することができないという難点を有していた。
【0010】そこで、本発明の目的は、インペラの内部
流れを準3次元ポテンシャル流れとして解析すると共
に、小流量域で生ずるインペラ入口の逆流をモデル化し
て準3次元にて考慮し、さらにインペラ背面およびスラ
ストバランス機構の流れには運動量方程式を用いた2次
元粘性解析を組合わせて総合解析し、低比速度多段ポン
プの全性能を実測値との比較により全流量範囲にわたっ
て精度良く予測することのできるスラストバランス機構
を備えた遠心ポンプの性能予測方法を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明は、スラストバランス機構を備えた遠心ポン
プにおいて、該遠心ポンプの性能予測に際し、ポンプ寸
法データ、流量、運転回転数および使用液特性を入力
し、インペラ背面およびスラストバランス機構の漏れ量
を仮定してインペラの流量計算を行うことによりインペ
ラによる圧力および速度の性能予測を行い、次にインペ
ラ前面および背面の漏れ量を解析すると共に固定流路の
流れを解析した後、スラストバランス機構の流れを解析
し、次いでスラストバランス機構の漏れ量を計算した結
果これが収束するか否かを判断し、収束しない場合は再
度スラストバランス機構の流れの解析から該バランス機
構の漏れ量の計算までの手順を繰返し実行し、収束した
場合はポンプ漏れ量の計算を行い、この計算の結果これ
が収束しない場合は前記インペラの流量計算から収束す
るまでの手順を繰返し実行することにより、インペラの
内部流れを準3次元ポテンシャル流れとして解析すると
共に、小流量域で生ずるインペラ入口の逆流をモデル化
して準3次元にて考慮し、インペラ背面およびスラスト
バランス機構の流れには運動量方程式を用いた2次元粘
性解析を組合わせた総合解析により性能予測を行うこと
を特徴とする。
【0012】この場合、前記インペラ流量の計算は、
【0013】
【数3】
【0014】により与えられ、ここで、k、ε2 、ηv
はそれぞれ、滑り係数、羽根厚によるインペラ流路収縮
比および体積効率、ζf は摩擦損失、ζs は衝突損失と
し、また、前記ポンプ漏れ量計算は、
【0015】
【数4】
【0016】によって与えられ、ここで、ηは全効率、
ηh は水力効率、ηv は容積効率、ηm は機械効率、Q
はポンプ吸込み部における流量、ΔQimp.P は主インペ
ラの前面シュラウド隙間の漏れ、ΔQmotor はバランス
機構とモータを通過する漏れ、吐出量は(Q−ΔQ
motor )、Lf はインペラ入口の逆流による動力を含ん
だ円盤摩擦動力で与えられる。
【0017】
【作用】本発明においては、インペラの内部流れを準3
次元ポテンシャル流れとして解析すると共に、小流量域
で生ずるインペラ入口の逆流をモデル化して準3次元に
て考慮し、さらにインペラ背面およびスラストバランス
機構の流れには運動量方程式を用いた2次元粘性解析を
組合わせて総合解析し、低比速度多段ポンプの全性能を
実測値との比較により全流量範囲にわたって精度良く予
測することができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明に係るディフューザポンプの性
能予測方法の一実施例を添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
【0019】全流量範囲にわたる性能予測について、 すななち、出願人の開発したインペラの出入口における
逆流を考慮にいれた遠心型インペラ性能予測の解析手法
は、準3次元ポテンシャル流れ解析の結果を使ったイン
ペラ流れの1次元損失解析とベーンレスディフューザ流
路におけるインペラ出口流れの解析から成立っている。
【0020】この性能予測法は、準3次元解析結果を用
いて決定づけられる衝突損失と摩擦損失から成立つイン
ペラ損失を扱っており、流れの剥離とインペラ流路内に
2次流れによって引き起こされる損失をインペラ出口に
おける混合損失として表すように扱う。この方法は、イ
ンペラ出口において従来のやり方よりかなり高い圧力を
与え、結果は実測値に良く一致する。
【0021】揚程係数ψおよび主インペラの出口圧力P
は無次元の形で現される。
【0022】 Ψ=2(1−k−φcotβ2 /ε2 ηv )−ζs −ζf ・・・・(1) P2 =Ψ−(v2 2 −v1 2 )/u2 2 ・・・・・・・・・・・・(2) ここで、k、ε2 、ηv はそれぞれ、滑り係数、羽根厚
によるインペラ流路収縮比および体積効率であり、ζs
およびζf は衝突損失と摩擦損失で次の式で与えられ
る。
【0023】すなわち、衝突損失ζs (=θis)は、
【0024】
【数5】
【0025】により与えられ、また、摩擦損失ζf (=
θif)は、
【0026】
【数6】
【0027】により与えられる[28−31MAY19
89,BEIJING 89 SYMPOSIUM−I
AHR(国際水理学会)にて報告された文献に掲載]。
【0028】従って、インペラ出口からディフューザー
ベーン入口までのベーンレスディフューザ流路内の流れ
特性は境界層理論にもとずく粘性解析から決定される。
【0029】この領域における流線に沿った速度変化は
解析的な式によって与えられ、圧力は径方向の圧力勾配
と遠心力;dp/dr=ρv0 2 /rとの釣り合いで決
まる。
【0030】ここで、インペラ出口からディフューザ入
口までの摩擦損失は、低比速度インペラの大きな周速度
のためかなり大きくなるということに注目すべきであ
る。
【0031】ディフューザベーン流路内の流体損失は、
衝突損失、摩擦損失および減速損失からなりたってお
り、従来の方法で見積ることができる。
【0032】インデューサの性能予測は、報告されてい
るデータが少ないのと、設計条件以外の領域で流れの剥
離と大きな2次流れが観測されるため困難である。
【0033】多段ポンプでは、インデューサの揚程は主
インペラのそれに比べてそれ程大きくないため、単に流
面が2次元であると仮定して翼列理論を適用することに
より見積ることができる。
【0034】インデューサ羽根の薄く反りの少ない翼型
に対する抵抗係数CD と出口での転向角はNACA翼列
データを参考に見積られる。
【0035】スラストバランス機構内の流れ解析 出願人は径方向の貫流をもった羽根車の軸スラストと漏
れの挙動を明らかにし、スラストの計算精度は主に漏れ
流量に異存することを見出した(1972年9月東京で
開催された第2回国際JSMEシンポジウムの流体機械
およびフルイデックスにおける文献「ターボマシーナリ
ー半径方向流れの軸スラストの研究」および「1988
年JSMEインターナショナルジャーナルシリーズI
I,Vol.31 ,N0 .2において「貫通流れを有する囲
繞された回転ディスクに沿った狭いギャップにおける流
れ」において報告されている)。
【0036】すなわち、軸スラストは機械の回転部品に
作用する圧力によって引起こされるので、軸スラストは
回転壁と静止壁の間の隙間流れの解析と境界値の決定か
ら成立っている。
【0037】一般に隙間流れは二つの型があり、一つは
インペラの背面シュラウドの場合のような回転円盤と静
止側との間の軸方向隙間流れであり、二つは環状シール
の場合のような環状隙間流れであり、隙間流れの解析と
境界値の決定は文献(AIAA/SAE/ASME/A
SEE第27回合同推進協議会における1991年6月
24−26/Sacramemo,CA)において報告
されている。
【0038】計算手順 インペラ性能の予測において、流量が非常に少ない場合
は、インペラシュラウド前後の隙間内の漏れはバランス
ディスクの隙間Sd によって大きく変化し、Sd は回転
部品全部に作用する力の釣合いから決定づけられてい
る。
【0039】バランス機構とインペラ前後の隙間内の圧
力分布を第一次近似として決定することにより、精度の
高いポンプ性能と漏れは漸近的に決定される。
【0040】すなわち、インペラの内部漏れを準3次元
ポテンシャル流れとして解析し、小流量域で生じるイン
ペラ入口の逆流をモデル化して準3次元解析にて考慮す
る。
【0041】インペラ背面およびバランス機構の流れ
は、運動量方程式を用いた2次元粘性解析等を組合わせ
た総合解析法を確立することにより、高精度の性能予測
が可能となった。
【0042】次に、計算手順を図1に示す計算フローに
より説明する。
【0043】ステップ1において、ポンプ寸法データ、
流量、運転回転数、使用液特性を入力する。
【0044】ステップ2において、インペラ背面および
バランス機構における漏れ量を仮定し、ステップ3にお
いて、インペラの流量計算を行う。この計算によりステ
ップ4において圧力および速度に対するインペラの性能
を予測する。
【0045】次にステップ5において、インペラの前面
および背面における漏れ量を解析し、ステップ6におい
て、固定流路流れの解析を行う。続いてステップ7によ
りバランス機構の流れを計算し、ステップ8においてこ
れが収束するか否かを判断し、収束しない場合は再度ス
テップ7からステップ8までの手順を繰返し、収束した
場合は、ステップ10においてポンプ漏れの計算を行
い、計算の結果これがステップ11において収束しない
場合は、ステップ3からステップ10の手順を繰返し実
行し、収束すると計算が完了したことになる。
【0046】次に、性能試験が行われたLPGおよびL
NG移送用の3種類のポンプについて図面を参照しなが
ら以下説明する。
【0047】すなわち、図2はAタイプのポンプを示
し、このAタイプのポンプの比速度NS は143(m,
3 /min,rpm)、主インペラの入口半径r1
60mm、出口半径r2 =162mm、主インペラの入
口角度β1 =26°、出口角度β2 =22°、β3 =8
°である。
【0048】図2において、参照符号10はインデュー
サを示し、12はインペラ、14はバランスディスク、
16はバランスピストン、18はモータロータ、20は
ステータ、22はシャフトエンドオリフィスおよび24
はケーシングオリフィスを示す。
【0049】図2のポンプ左側に示す4枚羽根のインデ
ューサ10を通過した液は2段目の主インペラ12へ流
入し、この2段目のインペラ12を出た液はモータ6の
周囲に配設された6本のパイプを流過して図2の右側の
吐出管より吐出される。
【0050】次に、図3に示すポンプはBタイプのポン
プを示し、このBタイプのポンプの比速度NS は141
(m,m3 /min,rpm)、主インペラの入口半径
1=57mm、出口半径r2 =43mm、主インペラ
の入口角度β1 =27°、出口角度β2 =22°、β3
=4°である。
【0051】また、図3のポンプは2段または6段の多
段ポンプを示し、図中ポンプの左側入口にはAタイプと
同様にインデューサ26が配設され、その後方に多数の
主インペラ28が配設され、図中ポンプの回転軸左側に
はバランスディスク30が取付けられており、このバラ
ンスディスク30の後方にはバランスピストン32が隣
接して取付けられている。
【0052】さらに、図4に示すポンプはCタイプのポ
ンプを示し、このポンプは2段ポンプであり、Cタイプ
のポンプの比速度NS は247(m,m3 /min,r
pm)、主インペラの入口半径r1 =58mm、出口半
径r2 =136mm、1段目の主インペラの入口角度β
1 =27°、出口角度β2 =16°であり、2段目の
インペラの入口角度はβ1 =28°、出口角度β2 =2
2°、β3 =10°であり、各段には異なる羽根角度を
もつインペラが取付けられている。
【0053】図4において、Cタイプのポンプは左側よ
り順にインデューサ34、メインインペラ36、バラン
スディスク38、バランスピストン40およびモータ4
2が配設されている。
【0054】また、図5は、スラストバランス機構の拡
大断面図を示し、このスラストバランス機構はバランス
ディスク44とバランスピストン46とからなり、バラ
ンスピストン46とバランスディスク44を含む回転部
品は軸方向に移動可能な構成となっている。
【0055】自動バランス機構では、バランスディスク
38はその隙間Sd を調整することによって、軸スラス
トを平衡させるという重要な役割を果たしている。
【0056】インペラ最終段の液の一部はバランスピス
トン46とバランスディスク44を流過してバランスド
ラム内に導かれ、モータロータ室とケーシングオリフィ
スを経て液槽内(ポンプ外部)へ至る漏れ流れを形成す
る。
【0057】後方ベアリング潤滑のために図2のタイプ
Aポンプはこの右端の吐出管から軸端オリフィスとモー
タ室を流過してケーシングオリフィスに至る別の流路を
備えている。
【0058】タイプBポンプではモータ室の漏れは図3
に示すリターンチューブを流過して1段目の出口に戻す
ように構成されており、タイプCポンプでは図4に示す
ように吸込み口側へ戻っている。
【0059】取扱液はLPGやLNGであるが、試験で
は前述のように水やLN2 が代わりの試験液として使用
される。
【0060】これらの液体の特性は図6の図表に示さ
れ、インペラの周速と半径に基づくレイノルズ数は7×
106 〜4×107 である。
【0061】理論と測定値の比較 ポンプの揚程、軸推力および効率の予測曲線は図6、
7、8において実測値と比較してあり、それらは、イン
デューサ、主インペラ、ベーン付ディフーザ、戻り流路
および吐出管の性能を含んでいる。
【0062】予測曲線と実測値とは設計点の周辺だけで
なく、広い流量範囲で良く一致している。締切点の動力
についてはそのほとんどがインペラ入口における逆流に
依存しているため理論的な予測はさらに困難である。従
って、ここではステパノフを参考にして以下の式が締切
動力係数τS に対して用いられ、入口の逆流による動力
は設計流量で0に減少する2次式で示される。
【0063】
【数7】
【0064】図6、7および8では、測定はLPG、L
NG、LN2 、および水に対して実施され、そのレイノ
ルズ数はほとんど等しく、測定性能もタイプBポンプ
(図7の図表参照)の場合を除いて理論値とほぼ等し
い。しかし、作動流体によって測定値における多少の差
異が認められる。モータの入力電流と電圧からモータ効
率曲線を用いて軸動力が決められるので、浸漬型モータ
の校正の厳しさによる可能性が残存している。
【0065】Bタイプのポンプ(図7の図表参照)は、
もともと6段のポンプであるが、2段の場合についても
水を使用して測定された。このときのレイノルズ数は、
6段のポンプであるが、2段の場合についても水を使用
して測定され、このときのレイノルズ数は6段の場合
(LN2 およびLPG試験)の約1/5であった。
【0066】2段ポンプの場合は、6段ポンプの場合に
比べてポンプの全体性能に対するインデューサ性能の寄
与が相対的に大きく、インデューサの揚程曲線の負の傾
きが大きくなる。
【0067】また、図7では実測の揚程曲線と予測値と
の間に多少の差異が認められるが、これはインデューサ
がボス側の近くで特に大きな角度をもっているため、小
流量におけるインデューサ揚程予測が難しいことが原因
と思料される。
【0068】低比速度ポンプの効率が低い理由を明らか
にするために、全効率ηを構成する3つの効率、すなわ
ち、水力効率ηh 、容積効率ηv および機械効率ηm
理論的に予測された。
【0069】しかしながら、従来インデューサやバラン
ス機構を備えた多段ポンプの場合は、これらの効率の定
義はないので、ここでは以下のように定義する。
【0070】
【数8】
【0071】ここで、Qはポンプ吸込み部における流
量、ΔQimp.p は主インペラの前面シュラウド隙間の漏
れ、ΔQmotor はバランス機構とモータを通過する漏れ
であり、吐出量は(Q−ΔQmotor )で与えられる。デ
ィフューザベーン性能の予測の際に主インペラの背面シ
ュラウドの漏れが考慮された。
【0072】Lf はインペラ入口の逆流による動力を含
んだ円盤摩擦動力である。
【0073】図8は、Aタイプのポンプの予想効率を示
し、インペラのまわりの隙間とバランス機構を通過する
幾つかの漏れ流れがあるため、ポンプの容積効率はイン
ペラのそれとは異なり、後通常の単段ポンプの効率と比
較して図9の図表に示してあり、図9では、この容積効
率は通常のものに比べて相対的に高く、バランス機構内
の回転部品によって消費される大きな動力のために機械
効率が低いということがわかる。
【0074】尚、水力効率はインデューサ効率を含んで
いるので低くはない。
【0075】ポンプ性能における粘性の影響 粘性の影響を明らかにするため、Aタイプのポンプの場
合についてレイノルズ数を5×105 〜5×108 に変
えて、さらに今回の予測計算を行った結果、ポンプの全
効率がレイノルズ数にともなって顕著に増加することが
認められ、これは主に軸動力の低下によるものである。
【0076】一般には、レイノルズ数が増加すれば壁面
の摩擦の減少によって揚程係数が増加することが期待さ
れる。インペラとディフューザ流路の摩擦損失係数は実
際に予想通りに減少して行くが、インペラ出口とディフ
ューザ入口の間の壁面の摩擦損失は案に相違して増加し
た。この部分の絶対速度は低比速度ポンプにおいて特に
大きいため、この部分の摩擦損失係数は全流体損失の大
きな部分を占めている。
【0077】理論によれば、境界層の厚みはレイノルズ
数の増加にしたがって減少するので、粗さの影響は摩擦
損失係数の増加をもたらすことが顕著になってくる。そ
れは、インペラやディフューザベーン流路での摩擦損失
係数の減少より大きい。
【0078】従って、インペラ出口のケーシング壁面を
流体的に滑らかに仕上げることがポンプ効率に大きく貢
献することが示唆される。
【0079】最高効率点(BEP)での流量係数はレイ
ノルズ係数の大きな変化に対して僅かに変化するように
見えるが、最高効率やBEPの軸動力係数は大きく変化
している。また、水やLNGのような代替えの液を使っ
て得られた性能は、レイノルズ数の相違が少ないために
LPGやLNGのような危険な液を使用した場合に比べ
て違いは僅かである。
【0080】軸スラスト性能 前述のように、軸スラストは可能バランスでの隙間Sd
にともなって急激に変化する。したがって、この隙間の
変化の影響を明らかにするために計算を行った結果を図
9の図表に示す。
【0081】ここで、スラストは吐出側に向くもの(実
際の据付状態で上側)を正とすると、軸スラストと漏れ
は隙間Sd <0.1mmの領域でかなり減少する一方
で、Sd の広い範囲では少ししか変化しない。
【0082】運転時の隙間は図9に示すようにスラスト
曲線と回転体重量の交差した点で求められる。図9から
このバランス機構はほとんどの流量範囲で約0.07m
m、大流量で0.1mmの隙間Sd で安全に運転されて
いることが判る。また、軸の移動は軸スラストの広範囲
な変化に対して少ないということがわかる。
【0083】スラストバランス機構の安全性はスラスト
曲線の傾きdCr /dSd によって見積もることがで
き、Cr =0の点では軸を0.1mm動かすために約4
0tの力が必要となる。
【0084】このことは、この装置が強い剛性をもって
おりスラストの変化に対して安定であることを示してい
る。しかしながら、大流量においては軸スラスト曲線は
緩やかであり剛性は低下する。
【0085】尚、前述した計算式に使用された各種記号
の内容は次の通りである。
【0086】b2 =インペラ出口幅 Cr =T/4ρπr2 2 ;軸スラスト係数(T=軸スラ
スト) NS =ポンプ比速度[m,m3 /min,rpm] P=2p/ρu2 2 ;無次元圧力 Q,ΔQ=ポンプ流量と漏れ流量 r1 ,r2 =それぞれ、主インペラの入口と出口半径 Re =r2 2 /ν;レイノルズ数 Sd =バランスディスクの軸方向隙間 u2 =主インペラ周速 β2 =主インペラの出口角 η=効率 ψ=H/(u2 2 /2g) ν,ρ=それぞれ、流体の動粘性の密度(γ=ρg) τ=L/ρA2 2 3 ;動力係数(L=動力,A2 =2
πr2 2 ) φ=Qdischage/A2 2 ;ポンプの流量係数
【0087】以上述べたように、インペラの内部流れを
準3次元ポテンシャル流れにて解析してインペラ出口の
平均流れ特性を求め、これを基にインペラ境界層を解析
して摩擦損失を、またインペラ出口ディフューザの境界
層解析により、この部分の損失とディフューザの境界流
れを求め、ディフューザの衝突損失を予測する。
【0088】したがって、インペラ流れと損失に関して
は何等実験係数を導入することなく解析することがで
き、また任意形状のインペラに適用してその差異を評価
することもできる。
【0089】この際、インペラ内の剥離や2次流れによ
る損失は、羽出口流れの偏りとして現れ、これが均一化
するときの混合損失として現れるとする考え方に一つの
特徴がある。
【0090】また、小流量で生ずるインペラ入口逆流を
モデル化して準3次元解析に考慮しているため、小流量
から過大流量までの全領域に対して高精度の性能予測を
することができる。
【0091】さらに、インペラ背面およびバランス機構
の流れは、運動量方程式を用いた2次元粘性解析を行っ
ており、各部の全ての寸法の変化を詳細に考慮した流れ
解析が可能である。これによりいかなる機構であれ、自
動バランス機構の軸スラスト特性と摩擦損失動力および
漏れ特性が高精度に見積もられる。
【0092】そこで、インペラ境界層の解析とインペラ
出口ディフューザの境界層解析および運動量方程式を用
いた2次元粘性解析を組合わせた総合解析を確立するこ
とにより、ポンプの全揚程、軸動力、効率、軸スラスト
を全流量域に対し高精度な予測が可能となり、これによ
り、粘性によるポンプ性能や軸スラスト性能の変化が明
らかとなった。
【0093】以上、本発明を好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの改良変更が可
能である。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるス
ラストバランス機構を備えた遠心ポンプの性能予測方法
によれば、遠心ポンプの性能予測に際し、ポンプ寸法デ
ータ、流量、運転回転数および使用液特性を入力し、イ
ンペラ背面およびスラストバランス機構の漏れ量を仮定
してインペラの流量計算を行うことによりインペラによ
る圧力および速度の性能予測を行い、次にインペラ前面
および背面の漏れ量を解析すると共に固定流路の流れを
解析した後、スラストバランス機構の流れを解析し、次
いでスラストバランス機構の漏れ量を計算した結果これ
が収束するか否かを判断し、収束しない場合は再度スラ
ストバランス機構の流れの解析および該バランス機構の
漏れ量の計算までの行程を繰返し、収束した場合はポン
プ漏れ量の計算を行い、この計算の結果これが収束しな
い場合は前記インペラの流量計算から該収束の前段まで
の行程を収束するまで繰返し実行することにより、イン
ペラの内部流れを準3次元ポテンシャル流れとして解析
すると共に、小流量域で生ずるインペラ入口の逆流をモ
デル化して準3次元にて考慮し、インペラ背面およびス
ラストバランス機構の流れには運動量方程式を用いた2
次元粘性解析を組合わせた総合解析により性能予測を行
うことにより、ポンプ自体の製作を容易にすると共に性
能上のトラブルを回避することにより信頼性の向上を図
ることができ、工場内における試験回数も最少限に抑え
ることができ、安全性の向上と共に省エネルギー化を一
層促進することができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】計算手順を示す流図である。
【図2】タイプAポンプの部分断面図である。
【図3】タイプBポンプの部分断面図である。
【図4】タイプCポンプの部分断面図である。
【図5】スラストバランス機構の部分断面図である。
【図6】タイプAポンプに関する性能曲線を示す図表で
ある。
【図7】タイプBポンプに関する性能曲線を示す図表で
ある。
【図8】タイプAポンプに関する図表である。
【図9】タイプAポンプに関するスラストバランス機構
の性能図表である。
【符号の説明】
10、26、32 インデューサ 12 インペラ 14 バランスディスク 16、38、44 バランスピストン 18 モータロータ 20 ステータ 22 シャフトエンドオリフィス 24 ケーシングオリフィス 28、34 主インペラ 30、36、42 バランスディスク 40 モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラストバランス機構を備えた遠心ポン
    プにおいて、該遠心ポンプの性能予測に際し、ポンプ寸
    法データ、流量、運転回転数および使用液特性を入力
    し、インペラ背面およびスラストバランス機構の漏れ量
    を仮定してインペラの流量計算を行うことによりインペ
    ラによる圧力および速度の性能予測を行い、次にインペ
    ラ前面および背面の漏れ量を解析すると共に固定流路の
    流れを解析した後、スラストバランス機構の流れを解析
    し、次いでスラストバランス機構の漏れ量を計算した結
    果これが収束するか否かを判断し、収束しない場合は再
    度スラストバランス機構の流れの解析から該バランス機
    構の漏れ量の計算までの手順を繰返し実行し、収束した
    場合はポンプ漏れ量の計算を行い、この計算の結果これ
    が収束しない場合は前記インペラの流量計算から収束す
    るまでの手順を繰返し実行することにより、インペラの
    内部流れを準3次元ポテンシャル流れとして解析すると
    共に、小流量域で生ずるインペラ入口の逆流をモデル化
    して準3次元にて考慮し、インペラ背面およびスラスト
    バランス機構の流れには運動量方程式を用いた2次元粘
    性解析を組合わせた総合解析により性能予測を行うこと
    を特徴とするスラストバランス機構を備えた遠心ポンプ
    の性能予測方法。
  2. 【請求項2】 前記インペラの流量計算は、 【数1】 により与えられ、ここで、k、ε2 、ηv はそれぞれ、
    滑り係数、羽根厚によるインペラ流路収縮比および体積
    効率、ζf は摩擦損失、ζs は衝突損失とする請求項1
    記載のスラストバランス機構を備えた遠心ポンプの性能
    予測方法。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ漏れ量計算は、 【数2】 ここで、ηは全効率、ηh は水力効率、ηv は容積効
    率、ηm は機械効率、Qはポンプ吸込み部における流
    量、ΔQimp.P は主インペラの前面シュラウド隙間の漏
    れ、ΔQmotor はバランス機構とモータを通過する漏
    れ、吐出量は(Q−ΔQmotor )、Lf はインペラ入口
    の逆流による動力を含んだ円盤摩擦動力で与えられる請
    求項1記載のスラストバランス機構を備えた遠心ポンプ
    の性能予測方法。
JP5226081A 1993-09-10 1993-09-10 スラストバランス機構を備えた遠心ポンプの性能予測方法 Pending JPH0777192A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5226081A JPH0777192A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 スラストバランス機構を備えた遠心ポンプの性能予測方法
KR1019940022041A KR100323057B1 (ko) 1993-09-10 1994-09-01 스러스트밸런스(thrustbalance)기구를구비한원심펌프의성능예측방법
DE69414215T DE69414215T2 (de) 1993-09-10 1994-09-09 Verfahren zur Voraussage der Leistung einer Zentrifugalpumpe mit Schubausgleichsmechanismus
EP94114173A EP0644472B1 (en) 1993-09-10 1994-09-09 Method for prediction of performance of a centrifugal pump with a thrust balance mechanism
US08/523,218 US5615996A (en) 1993-09-10 1995-09-05 Method for prediction of the performance of a centrifugal pump with a thrust balance mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5226081A JPH0777192A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 スラストバランス機構を備えた遠心ポンプの性能予測方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0777192A true JPH0777192A (ja) 1995-03-20

Family

ID=16839530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5226081A Pending JPH0777192A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 スラストバランス機構を備えた遠心ポンプの性能予測方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5615996A (ja)
EP (1) EP0644472B1 (ja)
JP (1) JPH0777192A (ja)
KR (1) KR100323057B1 (ja)
DE (1) DE69414215T2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255324A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Shin Meiwa Ind Co Ltd 遠心ポンプ用羽根車および遠心ポンプ用羽根車のバランス調整方法
CN104696233A (zh) * 2015-03-10 2015-06-10 中国计量学院 一种离心泵内部流场数值模拟结果的校准方法
CN104929944A (zh) * 2015-06-09 2015-09-23 江苏大学 基于间隙流的多级泵转子动力密封的设计方法
JP2020002858A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 株式会社荏原製作所 ポンプ選定図作成装置、ポンプ選定装置、およびポンプ選定図
CN113158590A (zh) * 2021-02-07 2021-07-23 浙江工业大学 一种基于混合模型预测不同转速下离心泵效率预测的方法

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6135728A (en) * 1998-10-29 2000-10-24 Innovative Mag-Drive, L.L.C. Centrifugal pump having an axial thrust balancing system
US6293772B1 (en) 1998-10-29 2001-09-25 Innovative Mag-Drive, Llc Containment member for a magnetic-drive centrifugal pump
US6234748B1 (en) 1998-10-29 2001-05-22 Innovative Mag-Drive, L.L.C. Wear ring assembly for a centrifugal pump
JP4004296B2 (ja) * 2002-01-28 2007-11-07 テルモ株式会社 遠心式液体ポンプ装置
BRPI0918721A2 (pt) * 2008-09-10 2017-02-07 Pentair Pump Group Inc bomba centrifuga multiestágio de alta eficiência e método de montagem
IT1392143B1 (it) * 2008-09-15 2012-02-22 Pompe Garbarino S P A Pompa centrifuga multistadio con tamburo di bilanciamento idraulico a trafilamento controllato.
US8543245B2 (en) * 2009-11-20 2013-09-24 Halliburton Energy Services, Inc. Systems and methods for specifying an operational parameter for a pumping system
US8753515B2 (en) 2009-12-05 2014-06-17 Home Dialysis Plus, Ltd. Dialysis system with ultrafiltration control
US8501009B2 (en) 2010-06-07 2013-08-06 State Of Oregon Acting By And Through The State Board Of Higher Education On Behalf Of Oregon State University Fluid purification system
US8700221B2 (en) 2010-12-30 2014-04-15 Fluid Handling Llc Method and apparatus for pump control using varying equivalent system characteristic curve, AKA an adaptive control curve
AU2012318561B2 (en) 2011-10-07 2017-04-20 Outset Medical, Inc. Heat exchange fluid purification for dialysis system
EP2791750B1 (en) 2011-12-16 2020-05-06 Fluid Handling LLC. Dynamic linear control methods and apparatus for variable speed pump control
WO2014149388A1 (en) 2013-03-19 2014-09-25 Fluid Handling Llc Discrete sensorless converter for pump differential pressure and flow monitoring
EP3137128B1 (en) 2014-04-29 2021-02-24 Outset Medical, Inc. Dialysis system and methods
US10338576B2 (en) * 2016-05-17 2019-07-02 General Electric Company Intelligent management system for balance of plant
WO2018035520A1 (en) 2016-08-19 2018-02-22 Outset Medical, Inc. Peritoneal dialysis system and methods
CN106567861B (zh) * 2016-10-26 2019-01-08 中国农业大学 一种轴流泵导叶水力设计方法及装置
WO2021061121A1 (en) * 2019-09-25 2021-04-01 Halliburton Energy Services, Inc. Method of calculating viscous performance of a pump from its water performance characteristics and new dimensionless parameter for controlling and monitoring viscosity, flow and pressure
CN111209525B (zh) * 2020-04-24 2020-09-01 中国水利水电科学研究院 一种基于优化推理公式的洪峰流量计算方法及***
CN112580238B (zh) * 2020-12-14 2022-04-26 湘潭大学 一种基于仿真结果修正的离心泵效率值预测方法
CN113297809B (zh) * 2021-05-06 2022-04-26 湘潭大学 一种离心泵叶轮口环间隙泄漏量的仿真估算方法
CN116242560B (zh) * 2023-05-10 2023-08-04 兰州理工大学 离心泵叶轮密封环间隙泄漏量测试装置及测试方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1528717B2 (de) * 1965-06-30 1976-04-15 Halberg Maschinenbau Gmbh & Co, 6700 Ludwigshafen Vorrichtung zum ausgleich des axialschubes bei mehrstufigen kreiselpumpen
US3746461A (en) * 1971-10-08 1973-07-17 S Yokota Device for balancing axial thrust on the impeller shaft of pumps
US4425790A (en) * 1981-12-21 1984-01-17 The Dow Chemical Company Prediction of extrusion performance of polymers
US4415790A (en) * 1982-02-11 1983-11-15 Raytheon Company Microwave oven temperature probe control
SU1070340A1 (ru) * 1982-03-29 1984-01-30 Popov Igor K Центробежный насос
SU1086232A1 (ru) * 1983-01-10 1984-04-15 Bykovskij Aleksandr A Устройство дл автоматического уравновешивани осевого усили на валу насоса
US4886422A (en) * 1987-07-09 1989-12-12 Tokyo Keiki Company Ltd. Control apparatus of variable delivery pump
US4826396A (en) * 1988-01-29 1989-05-02 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Rotor self-lubricating axial stop
US4875178A (en) * 1988-05-02 1989-10-17 Cook Leonard C Method to control the discharge of effluent
US4975239A (en) * 1989-01-23 1990-12-04 General Electric Company BWR core flow measurement enhancements

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255324A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Shin Meiwa Ind Co Ltd 遠心ポンプ用羽根車および遠心ポンプ用羽根車のバランス調整方法
CN104696233A (zh) * 2015-03-10 2015-06-10 中国计量学院 一种离心泵内部流场数值模拟结果的校准方法
CN104929944A (zh) * 2015-06-09 2015-09-23 江苏大学 基于间隙流的多级泵转子动力密封的设计方法
JP2020002858A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 株式会社荏原製作所 ポンプ選定図作成装置、ポンプ選定装置、およびポンプ選定図
CN113158590A (zh) * 2021-02-07 2021-07-23 浙江工业大学 一种基于混合模型预测不同转速下离心泵效率预测的方法
CN113158590B (zh) * 2021-02-07 2024-04-02 浙江工业大学 一种基于混合模型预测不同转速下离心泵效率预测的方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR950008987A (ko) 1995-04-21
DE69414215T2 (de) 1999-06-10
EP0644472A2 (en) 1995-03-22
DE69414215D1 (de) 1998-12-03
US5615996A (en) 1997-04-01
EP0644472A3 (en) 1995-08-02
EP0644472B1 (en) 1998-10-28
KR100323057B1 (ko) 2002-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0777192A (ja) スラストバランス機構を備えた遠心ポンプの性能予測方法
Gu¨ lich Effect of Reynolds number and surface roughness on the efficiency of centrifugal pumps
Gülich Disk friction losses of closed turbomachine impellers
Iversen Performance of the periphery pump
Benigni et al. Numerical simulation of low specific speed American petroleum institute pumps in part-load operation and comparison with test rig results
Bing et al. Prediction method of impeller performance and analysis of loss mechanism for mixed-flow pump
Li Effects of viscosity of fluids on centrifugal pump performance and flow pattern in the impeller
Senoo et al. Pressure loss due to the tip clearance of impeller blades in centrifugal and axial blowers
Meakhail et al. An improved theory for regenerative pump performance
Oh et al. Conceptual design optimization of mixed-flow pump impellers using mean streamline analysis
Pelz et al. A second order exact scaling method for turbomachinery performance prediction
Valentini et al. Experimental validation of a reduced order for radial turbopump design
Watanabe et al. CFD analysis of axial thrust in three stages centrifugal pump at design and partload conditions
Raheel et al. Current status, design and performance trends for the regenerative flow compressors and pumps
Thanapandi et al. Performance prediction and loss analysis of low specific speed submersible pumps
Kurokawa et al. Prediction of Outlet Flow Characteristics of Centrifugal Impellers: 1st Report, Consideration of Velocity Distortion
Kurokawa et al. Performance Prediction of Multistage Diffuser Pump of Low Specific Speed and Viscous Effect
d’Agostino et al. On the Preliminary Design and Performance Prediction of Centrifugal Turbopumps—Part 2
Kawakubo et al. Prediction of surface roughness effects on centrifugal compressor performance
Gülich et al. Design of the hydraulic components
Lakshminarayana Experimental and analytical investigation of flow through rocket pump inducer
Hu et al. Investigation on the influence of surface roughness on the moment coefficient in a rotor-stator cavity with centripetal through-flow
Schröder et al. Prediction in Rotor-Stator Cavities at High Reynolds Numbers up to Re≈ 2· 108: Towards a New Parametric Model
Matsui et al. Effect of J‐Groove on the Axial Thrust in Centrifugal Pump
NISHI et al. Loss analysis of a new type of sewage pump