JPH0777178A - スクロール型圧縮機のスクロール部材 - Google Patents
スクロール型圧縮機のスクロール部材Info
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- JPH0777178A JPH0777178A JP22415093A JP22415093A JPH0777178A JP H0777178 A JPH0777178 A JP H0777178A JP 22415093 A JP22415093 A JP 22415093A JP 22415093 A JP22415093 A JP 22415093A JP H0777178 A JPH0777178 A JP H0777178A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0246—Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
- F04C18/0269—Details concerning the involute wraps
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクロール部材中心部におけるガスの再膨脹
による騒音を低減することが可能なスクロール型圧縮機
のスクロール部材を提供すること。 【構成】 うず巻体１０を有し、スクロール型圧縮機に
用いられるスクロール部材１において、うず巻体１０の
シールオフ点ｅよりも後方に位置する連通部１２をうず
巻体１０に設けたことを特徴とする。
による騒音を低減することが可能なスクロール型圧縮機
のスクロール部材を提供すること。 【構成】 うず巻体１０を有し、スクロール型圧縮機に
用いられるスクロール部材１において、うず巻体１０の
シールオフ点ｅよりも後方に位置する連通部１２をうず
巻体１０に設けたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用空調装置等に
用いられるスクロール型圧縮機に内蔵されているスクロ
ール部材に関し、特に、スクロール部材の中心部におけ
る再膨脹による騒音を低減することが可能なスクロール
部材に関する。
用いられるスクロール型圧縮機に内蔵されているスクロ
ール部材に関し、特に、スクロール部材の中心部におけ
る再膨脹による騒音を低減することが可能なスクロール
部材に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は従来のスクロール型圧縮機のスク
ロール部材の構成略図、図７は図６に示すスクロール部
材の中心側端部の斜視図、図８は図７のVIII−VIII線で
の断面図である。
ロール部材の構成略図、図７は図６に示すスクロール部
材の中心側端部の斜視図、図８は図７のVIII−VIII線で
の断面図である。
【０００３】図６乃至図８を参照して、従来のスクロー
ル型圧縮機のスクロール部材は、うず巻体を有してい
る。スクロール部材には、一般的に、固定スクロール部
材１と、可動スクロール部材２とがある。固定スクロー
ル部材１と可動スクロール部材２とは、互いのうず巻体
１０，２０が噛み合うように組み合わされ、これによ
り、両スクロール部材１０，２０の間には、流体ポケッ
トＡ，Ａ′が構成されている。そして、可動スクロール
部材２に円軌道運動を行なわせることにより、流体ポケ
ットＡ，Ａ′をうず巻体１０，２０の中心部に移動させ
るようにしてある。この流体ポケット１０，２０の移動
の際に、流体ポケット１０，２０の容積が減少し、これ
によりガスを圧縮するように成っている。
ル型圧縮機のスクロール部材は、うず巻体を有してい
る。スクロール部材には、一般的に、固定スクロール部
材１と、可動スクロール部材２とがある。固定スクロー
ル部材１と可動スクロール部材２とは、互いのうず巻体
１０，２０が噛み合うように組み合わされ、これによ
り、両スクロール部材１０，２０の間には、流体ポケッ
トＡ，Ａ′が構成されている。そして、可動スクロール
部材２に円軌道運動を行なわせることにより、流体ポケ
ットＡ，Ａ′をうず巻体１０，２０の中心部に移動させ
るようにしてある。この流体ポケット１０，２０の移動
の際に、流体ポケット１０，２０の容積が減少し、これ
によりガスを圧縮するように成っている。
【０００４】従来のスクロール部材の場合、うず巻体１
０，２０の中心側端部に、大きな応力が生じるので、こ
の部分の強度を増すために、うず巻体１０，２０の中心
側端部の付根部分には、Ｒ１１，２１が付けられてい
る。
０，２０の中心側端部に、大きな応力が生じるので、こ
の部分の強度を増すために、うず巻体１０，２０の中心
側端部の付根部分には、Ｒ１１，２１が付けられてい
る。
【０００５】この従来のスクロール部材を備えたスクロ
ール型圧縮機の動作を図９を用いて説明する。
ール型圧縮機の動作を図９を用いて説明する。
【０００６】尚、図９には固定スクロール部材及び可動
スクロール部材が示され、これらのスクロール部材は一
般的なもので、板体とうず巻体とから成るが、便宜上、
うず巻体のみを示す。
スクロール部材が示され、これらのスクロール部材は一
般的なもので、板体とうず巻体とから成るが、便宜上、
うず巻体のみを示す。
【０００７】図９（ａ）に示すように、固定スクロール
部材１の第１のうず巻体１０と、可動スクロール部材２
の第２のうず巻体２０とによって、流体ポケットＡ，
Ａ′が構成されている。このように流体ポケットＡ，
Ａ′は、対になって構成される。これら流体ポケット
Ａ，Ａ′は、可動スクロール部材２の円軌道運動に伴っ
て、その容積を減少させながらうず巻体１０，２０の中
心の方へ移動する。そして、流体ポケットＡ，Ａ′は、
最終的にうず巻体１０，２０の中心部で一つになる。こ
のように、二つの流体ポケットが最終的に一つになった
ものを最終流体ポケットと言うものとする。
部材１の第１のうず巻体１０と、可動スクロール部材２
の第２のうず巻体２０とによって、流体ポケットＡ，
Ａ′が構成されている。このように流体ポケットＡ，
Ａ′は、対になって構成される。これら流体ポケット
Ａ，Ａ′は、可動スクロール部材２の円軌道運動に伴っ
て、その容積を減少させながらうず巻体１０，２０の中
心の方へ移動する。そして、流体ポケットＡ，Ａ′は、
最終的にうず巻体１０，２０の中心部で一つになる。こ
のように、二つの流体ポケットが最終的に一つになった
ものを最終流体ポケットと言うものとする。
【０００８】流体ポケットＡ，Ａ′は、シール点ａ，
ｂ，ａ′，ｂ′によってシールされおり、また、最終流
体ポケットＢは、シール点ａ，ａ′によってシールされ
ている。尚、シール点とは、第１のうず巻体と第２のう
ず巻体とが、それらの内壁面と外壁面とで密接している
部分を言うものとする。
ｂ，ａ′，ｂ′によってシールされおり、また、最終流
体ポケットＢは、シール点ａ，ａ′によってシールされ
ている。尚、シール点とは、第１のうず巻体と第２のう
ず巻体とが、それらの内壁面と外壁面とで密接している
部分を言うものとする。
【０００９】図９（ａ）の状態から可動スクロール部材
２が右回りに少し円軌道運動を行うと、それに伴いシー
ル点ａ，ｂ，ａ′，ｂ′がうず巻体１０，２０の中心の
方へ少し移動し、これにより、流体ポケットＡ，Ａ′
は、その容積を減少させながら、うず巻体１０，２０の
中心の方へ移動し、また、最終流体ポケットＢは、その
容積をその場で小さくして行き、この結果、スクロール
型圧縮機は、図９（ｂ）に示す状態となる。この状態に
なる以前から吐出弁（図示せず）が開き、最終流体ポケ
ットＢからの圧縮ガスの吐出が開始する。
２が右回りに少し円軌道運動を行うと、それに伴いシー
ル点ａ，ｂ，ａ′，ｂ′がうず巻体１０，２０の中心の
方へ少し移動し、これにより、流体ポケットＡ，Ａ′
は、その容積を減少させながら、うず巻体１０，２０の
中心の方へ移動し、また、最終流体ポケットＢは、その
容積をその場で小さくして行き、この結果、スクロール
型圧縮機は、図９（ｂ）に示す状態となる。この状態に
なる以前から吐出弁（図示せず）が開き、最終流体ポケ
ットＢからの圧縮ガスの吐出が開始する。
【００１０】図９（ｂ）の状態から更に可動スクロール
部材２が右回りに少し円軌道運動を行うと、それに伴い
シール点ｂ，ｂ′がうず巻体の中心の方へ少し移動する
が、シール点ａ，ａ′は、消滅し、図９（ｃ）の状態に
なる。このように、シール点ａ，ａ′が消滅するのは、
上述のように、第１及び第２のうず巻体１０，２０の中
心側端部の付根には、Ｒ部１１，２１が設けられている
ので、このＲ部１１，２１とうず巻体２０，１０の内壁
面とが接触するようになり、第１のうず巻体１０と第２
のうず巻体２０とが、それらの内壁面と外壁面とで接触
しなくなる為である。このように、シール点がうず巻体
中心側端部のＲ部によって消滅する点をシールオフ点と
言うものとする。図９（ｃ）では、点ｅ，ｅ′がシール
オフ点である。このように、シール点ａ，ａ′がシール
オフ点ｅ，ｅ′を境にして消滅するが、これに伴い、シ
ールオフ点ｅ，ｅ′の周りの部分で隙間が生じ、この結
果、最終流体ポケットＢと流体ポケットＡ，Ａ′とが連
通するようになる。この状態ではまだ最終流体ポケット
Ｂからの吐出が終了していないので、最終流体ポケット
Ｂから圧縮された残留ガスが流体ポケットＡ，Ａ′へ流
出する。
部材２が右回りに少し円軌道運動を行うと、それに伴い
シール点ｂ，ｂ′がうず巻体の中心の方へ少し移動する
が、シール点ａ，ａ′は、消滅し、図９（ｃ）の状態に
なる。このように、シール点ａ，ａ′が消滅するのは、
上述のように、第１及び第２のうず巻体１０，２０の中
心側端部の付根には、Ｒ部１１，２１が設けられている
ので、このＲ部１１，２１とうず巻体２０，１０の内壁
面とが接触するようになり、第１のうず巻体１０と第２
のうず巻体２０とが、それらの内壁面と外壁面とで接触
しなくなる為である。このように、シール点がうず巻体
中心側端部のＲ部によって消滅する点をシールオフ点と
言うものとする。図９（ｃ）では、点ｅ，ｅ′がシール
オフ点である。このように、シール点ａ，ａ′がシール
オフ点ｅ，ｅ′を境にして消滅するが、これに伴い、シ
ールオフ点ｅ，ｅ′の周りの部分で隙間が生じ、この結
果、最終流体ポケットＢと流体ポケットＡ，Ａ′とが連
通するようになる。この状態ではまだ最終流体ポケット
Ｂからの吐出が終了していないので、最終流体ポケット
Ｂから圧縮された残留ガスが流体ポケットＡ，Ａ′へ流
出する。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のス
クロール部材を用いたスクロール型圧縮機の場合、シー
ルオフ点を境にシール点が突然に消滅し、これに伴い最
終流体ポケットが、円軌道運動方向で一つ後ろの流体ポ
ケットと突然に連通し、この結果、最終流体ポケットか
ら流体ポケットへとガスが急激に流出する。即ち、ガス
の再膨脹が生じる。この再膨脹の際に、大きな異音が発
生し、これがスクロール型圧縮機の運転中に騒音と成っ
ていた。
クロール部材を用いたスクロール型圧縮機の場合、シー
ルオフ点を境にシール点が突然に消滅し、これに伴い最
終流体ポケットが、円軌道運動方向で一つ後ろの流体ポ
ケットと突然に連通し、この結果、最終流体ポケットか
ら流体ポケットへとガスが急激に流出する。即ち、ガス
の再膨脹が生じる。この再膨脹の際に、大きな異音が発
生し、これがスクロール型圧縮機の運転中に騒音と成っ
ていた。
【００１２】それ故に、本発明の課題は、スクロール部
材中心部におけるガスの再膨脹による騒音を低減するこ
とが可能なスクロール型圧縮機のスクロール部材を提供
することにある。
材中心部におけるガスの再膨脹による騒音を低減するこ
とが可能なスクロール型圧縮機のスクロール部材を提供
することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、うず巻
体を有し、スクロール型圧縮機に用いられるスクロール
部材において、上記うず巻体のシールオフ点よりも後方
に位置する連通部を上記うず巻体に設けたことを特徴と
するスクロール型圧縮機のスクロール部材が得られる。
体を有し、スクロール型圧縮機に用いられるスクロール
部材において、上記うず巻体のシールオフ点よりも後方
に位置する連通部を上記うず巻体に設けたことを特徴と
するスクロール型圧縮機のスクロール部材が得られる。
【００１４】
【作用】本発明のスクロール型圧縮機のスクロール部材
には、うず巻体に連通部が設けてあり、この連通部は、
シールオフ点よりも後方に位置している。従って、本発
明のスクロール部材を用いたスクロール型圧縮機の場
合、可動スクロール部材の円軌道運動に伴いシール点が
シールオフ点に達する前から連通部を通じて最終流体ポ
ケットと流体ポケットとの連通が始まる。この為、スク
ロール部材中心部における再膨脹が徐々に行われるの
で、再膨脹が原因となって生じる音や振動が従来よりも
小さい。
には、うず巻体に連通部が設けてあり、この連通部は、
シールオフ点よりも後方に位置している。従って、本発
明のスクロール部材を用いたスクロール型圧縮機の場
合、可動スクロール部材の円軌道運動に伴いシール点が
シールオフ点に達する前から連通部を通じて最終流体ポ
ケットと流体ポケットとの連通が始まる。この為、スク
ロール部材中心部における再膨脹が徐々に行われるの
で、再膨脹が原因となって生じる音や振動が従来よりも
小さい。
【００１５】
【実施例】図１は本発明の第１の実施例に係るスクロー
ル部材の構成略図、図２は図１に示す固定スクロール部
材の中心側端部の斜視図、図３は図２のIII −III 線で
の断面図である。
ル部材の構成略図、図２は図１に示す固定スクロール部
材の中心側端部の斜視図、図３は図２のIII −III 線で
の断面図である。
【００１６】図１乃至図３を参照して、本実施例のスク
ロール部材には、固定スクロール部材１と、可動スクロ
ール部材２とがある。
ロール部材には、固定スクロール部材１と、可動スクロ
ール部材２とがある。
【００１７】固定スクロール部材１は、略円盤状の第１
の板体（便宜上図示省略）と、この第１の板体の一面に
形成された第１のうず巻体１０とから成る。同様に、可
動スクロール部材２は、略円盤状の第２の板体（便宜上
図示省略）と、この第２の板体の一面に形成された第２
のうず巻体２０から成る。固定スクロール部材１と可動
スクロール部材２とは、それらのうず巻体１０，２０同
士が噛み合うように組み合わされており、第１のうず巻
体１０と第２のうず巻体２０との間には、流体ポケット
Ａ，Ａ′が一対構成され、また、第１及び第２のうず巻
体１０，２０の中心部には最終流体ポケットＢが構成さ
れている。
の板体（便宜上図示省略）と、この第１の板体の一面に
形成された第１のうず巻体１０とから成る。同様に、可
動スクロール部材２は、略円盤状の第２の板体（便宜上
図示省略）と、この第２の板体の一面に形成された第２
のうず巻体２０から成る。固定スクロール部材１と可動
スクロール部材２とは、それらのうず巻体１０，２０同
士が噛み合うように組み合わされており、第１のうず巻
体１０と第２のうず巻体２０との間には、流体ポケット
Ａ，Ａ′が一対構成され、また、第１及び第２のうず巻
体１０，２０の中心部には最終流体ポケットＢが構成さ
れている。
【００１８】固定スクロール部材１の第１のうず巻体１
０の中心側端部の付根には、Ｒ部１１が設けられてい
る。また、第１のうず巻体１０の中心側端部の第２の板
体に対向する面には、連通部１２が設けられている。連
通部１２は、第１のうず巻体１０のシールオフ点ｅより
も後方に位置し、流体ポケットＡと最終流体ポケットＢ
とを連通するものである。尚、「シールオフ点よりも後
方に位置する連通部」とは、連通部の少なくとも一部が
うず巻体のシールオフ点よりも後方に位置することを意
味するものとし、また、「シールオフ点よりも後方」と
は、シールオフ点からうず巻体に沿ってうず巻体の外側
端の方へ行く方向を言うものとする。本実施例の連通部
１２は、第１のうず巻体１０の中心側端部の第２の板体
に対向する面を一部切り欠くことによる構成されてい
る。
０の中心側端部の付根には、Ｒ部１１が設けられてい
る。また、第１のうず巻体１０の中心側端部の第２の板
体に対向する面には、連通部１２が設けられている。連
通部１２は、第１のうず巻体１０のシールオフ点ｅより
も後方に位置し、流体ポケットＡと最終流体ポケットＢ
とを連通するものである。尚、「シールオフ点よりも後
方に位置する連通部」とは、連通部の少なくとも一部が
うず巻体のシールオフ点よりも後方に位置することを意
味するものとし、また、「シールオフ点よりも後方」と
は、シールオフ点からうず巻体に沿ってうず巻体の外側
端の方へ行く方向を言うものとする。本実施例の連通部
１２は、第１のうず巻体１０の中心側端部の第２の板体
に対向する面を一部切り欠くことによる構成されてい
る。
【００１９】可動スクロール部材２の第２のうず巻体２
０の中心側端部の付根にも、Ｒ部２１が設けられてい
る。また、固定スクロール部材１と同様に、第２のうず
巻体２０の中心側端部の第１の板体に対向する面には、
連通部２２が設けられている。連通部２２は、第２のう
ず巻体２０のシールオフ点ｅ′よりも後方に位置し、流
体ポケットＡ′と最終流体ポケットＢとを連通してい
る。
０の中心側端部の付根にも、Ｒ部２１が設けられてい
る。また、固定スクロール部材１と同様に、第２のうず
巻体２０の中心側端部の第１の板体に対向する面には、
連通部２２が設けられている。連通部２２は、第２のう
ず巻体２０のシールオフ点ｅ′よりも後方に位置し、流
体ポケットＡ′と最終流体ポケットＢとを連通してい
る。
【００２０】上述のように、第１のうず巻体１０及び第
２のうず巻体２０には、それぞれ連通部１２，２２が設
けられているので、シール点がシールオフ点ｅ，ｅ′に
到達する前から最終流体ポケットＢと流体ポケットＡ，
Ａ′との連通が始まる。従って、従来では、シール点が
シールオフ点に達すると突然に最終流体ポケットＢから
流体ポケットＡ，Ａ′へガスが流出し、再膨脹が起こ
り、その際に異音が発生したが、本実施例の場合、シー
ル点がシールオフ点ｅ，ｅ′に達する前から連通部１
２，２２を通じて最終流体ポケットＢから流体ポケット
Ａ，Ａ′へガスが徐々に流出するので、再膨脹が緩やか
に起こり、異音が生じない。
２のうず巻体２０には、それぞれ連通部１２，２２が設
けられているので、シール点がシールオフ点ｅ，ｅ′に
到達する前から最終流体ポケットＢと流体ポケットＡ，
Ａ′との連通が始まる。従って、従来では、シール点が
シールオフ点に達すると突然に最終流体ポケットＢから
流体ポケットＡ，Ａ′へガスが流出し、再膨脹が起こ
り、その際に異音が発生したが、本実施例の場合、シー
ル点がシールオフ点ｅ，ｅ′に達する前から連通部１
２，２２を通じて最終流体ポケットＢから流体ポケット
Ａ，Ａ′へガスが徐々に流出するので、再膨脹が緩やか
に起こり、異音が生じない。
【００２１】図４は本発明の第２の実施例に係るスクロ
ール部材の中心側端部の斜視図である。
ール部材の中心側端部の斜視図である。
【００２２】図４を参照して、本実施例の場合、スクロ
ール部材１のうず巻体１０に設けられた連通部１２は、
うず巻体１０の中心側端部の上端部に形成され、シール
オフ点ｅよりも後方に位置する溝１２から成る。これ以
外の部分は、図１に示すスクロール部材と同構成である
ので、説明を省略する。
ール部材１のうず巻体１０に設けられた連通部１２は、
うず巻体１０の中心側端部の上端部に形成され、シール
オフ点ｅよりも後方に位置する溝１２から成る。これ以
外の部分は、図１に示すスクロール部材と同構成である
ので、説明を省略する。
【００２３】図５は本発明の第３の実施例に係るスクロ
ール部材の中心側端部の斜視図である。
ール部材の中心側端部の斜視図である。
【００２４】図５を参照して、本実施例の場合、スクロ
ール部材１のうず巻体１０に設けられた連通部１２は、
うず巻体１０の中心側端部の上部に形成され、シールオ
フ点ｅよりも後方に位置する貫通穴１２から成る。これ
以外の部分は、図１に示すスクロール部材と同構成であ
るので、説明を省略する。
ール部材１のうず巻体１０に設けられた連通部１２は、
うず巻体１０の中心側端部の上部に形成され、シールオ
フ点ｅよりも後方に位置する貫通穴１２から成る。これ
以外の部分は、図１に示すスクロール部材と同構成であ
るので、説明を省略する。
【００２５】
【発明の効果】本発明のスクロール部材は、その中心部
における再膨脹による騒音を低減することができる。従
って、本発明のスクロール部材を用いたスクロール型圧
縮機は、運転時の音を小さくすることができる。
における再膨脹による騒音を低減することができる。従
って、本発明のスクロール部材を用いたスクロール型圧
縮機は、運転時の音を小さくすることができる。
【図１】図１は本発明の第１の実施例に係るスクロール
部材の構成略図である。
部材の構成略図である。
【図２】図２は図１に示す固定スクロール部材の中心側
端部の斜視図である。
端部の斜視図である。
【図３】図３は図２のIII −III 線での断面図である。
【図４】図４は本発明の第２の実施例に係るスクロール
部材の中心側端部の斜視図である。
部材の中心側端部の斜視図である。
【図５】図５は本発明の第３の実施例に係るスクロール
部材の中心側端部の斜視図である。
部材の中心側端部の斜視図である。
【図６】図６は従来のスクロール部材の構成略図であ
る。
る。
【図７】図７は図６に示すスクロール部材の中心側端部
の斜視図である。
の斜視図である。
【図８】図８は図７のVIII−VIII線での断面図である。
【図９】図９は図６に示すスクロール部材による圧縮動
作を示す説明図である。
作を示す説明図である。
１ 固定スクロール部材 ２ 可動スクロール部材 １０ 第１のうず巻体 １２ 連通部 ２０ 第２のうず巻体 ２２ 連通部
Claims (4)
- 【請求項１】 うず巻体を有し、スクロール型圧縮機に
用いられるスクロール部材において、上記うず巻体のシ
ールオフ点よりも後方に位置する連通部を上記うず巻体
に設けたことを特徴とするスクロール型圧縮機のスクロ
ール部材。 - 【請求項２】 上記連通部が切欠きであることを特徴と
する請求項１記載のスクロール型圧縮機のスクロール部
材。 - 【請求項３】 上記連通部が溝であることを特徴とする
請求項１記載のスクロール型圧縮機のスクロール部材。 - 【請求項４】 上記連通部が穴であることを特徴とする
請求項１記載のスクロール型圧縮機のスクロール部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22415093A JP3276731B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | スクロール型圧縮機のスクロール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22415093A JP3276731B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | スクロール型圧縮機のスクロール部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0777178A true JPH0777178A (ja) | 1995-03-20 |
| JP3276731B2 JP3276731B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=16809329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22415093A Expired - Lifetime JP3276731B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | スクロール型圧縮機のスクロール部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3276731B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6672851B2 (en) | 2001-12-10 | 2004-01-06 | Sanden Corporation | Scroll-type compressors |
| JP2007002736A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Keihin Corp | スクロール型圧縮機 |
| FR2927672A1 (fr) * | 2008-02-19 | 2009-08-21 | Danfoss Commercial Compressors | Compresseur frigorifique a spirales |
| JP2019090389A (ja) * | 2017-11-16 | 2019-06-13 | 富士電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| WO2022230314A1 (ja) * | 2021-04-28 | 2022-11-03 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | スクロール圧縮機 |
-
1993
- 1993-09-09 JP JP22415093A patent/JP3276731B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6672851B2 (en) | 2001-12-10 | 2004-01-06 | Sanden Corporation | Scroll-type compressors |
| JP2007002736A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Keihin Corp | スクロール型圧縮機 |
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| US8075290B2 (en) | 2008-02-19 | 2011-12-13 | Danfoss Commerical Compressors | Scroll compressor with valve for controlling fluid to flow from an outer wall to an inner wall of a fixed or a movable spiral wrap |
| JP2019090389A (ja) * | 2017-11-16 | 2019-06-13 | 富士電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| WO2022230314A1 (ja) * | 2021-04-28 | 2022-11-03 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | スクロール圧縮機 |
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| JP3276731B2 (ja) | 2002-04-22 |
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