JPH0777172A - 一軸偏心ねじポンプ - Google Patents

一軸偏心ねじポンプ

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JPH0777172A
JPH0777172A JP24367793A JP24367793A JPH0777172A JP H0777172 A JPH0777172 A JP H0777172A JP 24367793 A JP24367793 A JP 24367793A JP 24367793 A JP24367793 A JP 24367793A JP H0777172 A JPH0777172 A JP H0777172A
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JP
Japan
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stator
pump
casing
rotor
split
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Application number
JP24367793A
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English (en)
Inventor
Sumio Ono
純夫 小野
Fuminori Nakatsuka
文教 中塚
Naoki Araki
直樹 新木
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Heishin Sobi KK
Original Assignee
Heishin Sobi KK
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Publication date
Application filed by Heishin Sobi KK filed Critical Heishin Sobi KK
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Publication of JPH0777172A publication Critical patent/JPH0777172A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • F04C15/0057Driving elements, brakes, couplings, transmission specially adapted for machines or pumps
    • F04C15/0076Fixing rotors on shafts, e.g. by clamping together hub and shaft

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品などの被搬送物が接触する部分の分解
(および組立)が容易で、とくに食品搬送用のサニタリ
ー型に好適な一軸偏心ねじポンプを提供する。 【構成】 ポンプケーシング3を、ロータ側ユニバーサ
ルジョイント9の近傍のやや中央に寄った位置で二つに
分割し、各分割ケーシング10・11の突き合わせ端
(分割端)の外周に、外向きのフランジ10a・11a
を突設している。また、対向するフランジ10a・11
aをパッキン12を介して突き合わせた状態で、分割ケ
ーシング10・11を一体に結合するため、締付リング
13を用いている。さらに、ユニバーサルジョイント9
の一部を、連結棒4に連結するための挿脱可能な連結ピ
ン9dにて構成し、この連結ピン9dの両端環状溝9e
に係合するコイルスプリング9gを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として食品の搬送
に使用されるサニタリー型の一軸偏心ねじポンプの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】一軸偏心ねじポンプは、図9(a)に示す
ように、弾性体からなるステータ77の雌ねじ孔77a
内に嵌挿された雄ねじ状ロータ78が、モータ(図示せ
ず)で回転する駆動軸72とユニバーサルジョイント7
5、連結棒74およびユニバーサルジョイント79を介
して連結されており、雄ねじ状ロータ78はその偏心軸
を中心に回転する構造になっている。そして、従来のこ
の種の一軸偏心ねじポンプ71では、ポンプケーシング
73の開口端の内向きフランジに対し、ステータ77の
外周面に一体に設けられた金属筒76の端部が環状のパ
ッキンを介して当接され、2本のステーボルト80によ
って締め付けることでステータ77はポンプケーシング
73に一体的に連結されている。なお、先行技術に特開
昭62−29781号公報に記載の一軸偏心ねじポンプ
があるが、このポンプも図9(a)に示した一軸偏心ねじ
ポンプとほぼ同一の構造からなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サニタリー型のポンプ
の場合、搬送する食品の種類を例えばケチャップからマ
ヨネーズに変更するときや、食品の搬送作業が終了した
ときなどに、食品が接触するポンプの部分を分解して洗
浄する必要がある。前者の場合は種類の異なる食品の混
入を防止するためであり、後者の場合は残留した食品の
腐敗を防止するためである。そうしたポンプの分解作業
を行う際に、上記した従来の一軸偏心ねじポンプでは、
次のような不都合がある。
【0004】すなわち、図9(b)に示すように、ステー
ボルト80の先端部のナット81を緩めて2本のステー
ボルト80を外し、ステータ77の先端のエンドスタッ
ド82(図9(a))を取り外したのち、ステータ77を
一方向(通常、反時計方向)に回転させてロータ78か
ら引き抜く必要がある。しかし、ステータ77を回転さ
せる作業はかなりの力を要し、重労働であるとともに、
ロータ78が回転しないように事前に駆動軸の回り止め
をしなければならない。このため、分解作業にかなり手
間がかかるが、洗浄後に元の状態に戻す作業も同様に手
間がかかるうえに、洗浄作業を1日のうちに何度も行わ
ねばならないことがあるので、作業者の労力負担が大き
い。また、ロータをステータから抜き出したり、ステー
タ内にロータを嵌挿したりするための専用の治具がある
が、搬送ライン上では使用できない。
【0005】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、食品などの被搬送物が接触する部分の分解(および
組立)が容易で、とくに食品搬送用のサニタリー型に好
適な一軸偏心ねじポンプを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の一軸偏心ねじポンプは、a)ステータとポ
ンプケーシングとがステーボルトを介し相互に接近する
方向に締め付けられて一体に連結され、前記ステータの
雌ねじ孔内に嵌挿された雄ねじ状ロータが、前記ポンプ
ケーシング内の連結棒とその両側に設けられたユニバー
サルジョイントとを介して、モータで回転する駆動軸に
より偏心軸を中心に回転する一軸偏心ねじポンプにおい
て、b)前記ポンプケーシングを、前記ロータ側のユニバ
ーサルジョイントの近傍で分割するとともに、各分割ケ
ーシング外周の分割側に、環状の外向きのフランジを突
設し、前記外向きフランジ間に環状のパッキンを介装し
て突き合わせたうえ、締付リングにより締め付けて連結
し、c)少なくとも前記ロータ側のユニバーサルジョイン
トの一部を、前記連結棒に連結するための挿脱可能なピ
ンにて構成し、このピンの両端部に係合するコイルスプ
リングを設け、d)前記ステータ側の分割ケーシングの内
径を、前記ステータの外周の金属筒の外径よりも大きく
してステータ側へ移動できるようにするとともに、その
分割ケーシングのステータ側への移動を阻止するストッ
パーリングを着脱自在に取り付けている。
【0007】請求項2記載のように、A)ステータとポン
プケーシングとがステーボルトを介し相互に接近する方
向に締め付けられて一体に連結され、前記ステータの雌
ねじ孔内に嵌挿された雄ねじ状ロータが、前記ポンプケ
ーシング内の連結棒とその両側に設けられたユニバーサ
ルジョイントとを介して、モータで回転する駆動軸によ
り偏心軸を中心に回転する一軸偏心ねじポンプにおい
て、B)前記ポンプケーシングを、前記ロータ側のユニバ
ーサルジョイントの近傍で分割するとともに、前記ステ
ータ側の分割ケーシングの内径を、他方の分割ポンプケ
ーシングの外径よりも大きくして移動できるようにし、
C)前記ステータ側の分割ケーシングの端部に内向きのフ
ランジを一体に設け、この内向きフランジの端部を前記
ステータの外周の金属筒の端部に当接可能に構成し、D)
少なくとも前記ロータ側のユニバーサルジョイントの一
部を、前記連結棒と連結するための挿脱可能なピンにて
構成し、このピンの両端部に係合するコイルスプリング
を設け、E)前記ステータ側の分割ケーシング端に当接可
能な環状の締付ねじを、他方の分割ケーシングの端部外
周面に設けたねじ部に螺着しても、同様の目的を達成で
きる。
【0008】請求項3記載のように、前記ステータの一
端に接続されるエンドスタッドを、基端から先端の吐出
口に向けて漸次口径を絞るとともに、底部が一直線状に
なるように中心軸線を基端から先端に向けて漸次下向き
に傾斜させた円筒形に形成することが好ましい。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明の一軸偏心ねじポン
プによれば、このポンプを分解して洗浄する場合に、
ステーボルトの先端のナットを緩めてステーボルトの端
部を取り外すとともに、ステータの先端のエンドスタッ
ドを取り外し、締付リングを緩めて取り外し、ポンプ
ケーシングを分割面で分割し、ストッパーリングを取
り外し、ステータ側の分割ケーシングをステータの周
囲へ移動して、ロータ側のユニバーサルジョイントを露
呈させる、ユニバーサルジョイントのピンの両端部に
係合するコイルスプリングを、ピンと反対側に収縮して
ピンとの係合を解除し、ピンを引き抜いて連結棒とロー
タ側のユニバーサルジョイントを分離する、ロータが
雌ねじ孔内に嵌挿されている状態のまま、ステータを取
り外す、ステータ側の分割ケーシングをステータの周
囲から引き抜く、専用の取外治具(図8)を用いてス
テータからロータを引き抜く、ステータと反対側(駆
動装置側)の分割ケーシングも取り外して連結棒を露出
させるという手順により、分解することができる。そし
て、分解した各部品を洗浄したのち、上記〜と逆の
手順により、元の状態に組み立てることができる。した
がってステータの雌ねじ孔からロータを引き抜いたり、
ロータをステータの雌ねじ孔内に嵌挿したりする作業を
オフライン上で、専用の取外治具を使用することによ
り、簡単にかつ短時間で行うことができる。
【0010】請求項2記載の本発明の一軸偏心ねじポン
プでは上記〜の三つの作業に代えて、'環状の締
付ねじを緩める方向に回転させて取り外し、'ステー
タ側の分割ケーシングを他方の分割ケーシング側へ移動
して、ロータ側のユニバーサルジョイントを露呈させる
という二つの作業を行えばよいので、上記請求項1のポ
ンプに比べ作業が簡単になる。また部品点数も請求項1
のポンプに比べて少なくなるので有利である。なお、そ
の他の作業については、請求項1のポンプと共通してい
る。
【0011】請求項3記載の一軸偏心ねじポンプでは、
エンドスタッド内の底部に被搬送物の溜まり易い箇所が
存在しないので、とくに食品を搬送する際に被搬送物が
エンドスタッド内の底部に溜まったり、溜まった被搬送
物が付着したりしないため、衛生的で洗浄が容易であ
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一軸偏心ねじポンプの実施
例を図面に基づいて説明する。
【0013】図1は本実施例のサニタリー型一軸偏心ね
じポンプの主要部を示す側面図、図2は図1の一軸偏心
ねじポンプの縦断面図、図3は図2の一軸偏心ねじポン
プの一部を拡大した縦断面図、図4は図2のIV−IV線拡
大矢視図、図5(a)(b)は部品の拡大図である。
【0014】図1および図2に示すように、サニタリー
型一軸偏心ねじポンプ1は、駆動部1a、吸込部1b、
ポンプ部1cおよび吐出部1dから構成されている。駆
動部1aには駆動軸2を備え、この駆動軸2はモータ
(図示せず)によって回転される。吸込部1bは円筒状
のポンプケーシング3を備え、このポンプケーシング3
の上面の、駆動部1a寄りに、吸込口3aが開口されて
いる。ポンプケーシング3内のほぼ中心軸線に沿って連
結軸4が配置されており、連結軸4の一端が駆動軸2と
ユニバーサルジョイント5により連結されている。
【0015】ポンプ部1cは、金属筒6の内周面に一体
にモールドされた弾性体からなるステータ7を備え、こ
のステータ7内には、開口断面が長円形の雌ねじ孔7a
が長手方向に連続して形成されている。そして雌ねじ孔
7a内に、円形断面で雌ねじ孔7aの1/2のピッチを
有する雄ねじ状の金属製ロータ8が、回動自在に嵌挿さ
れている。このロータ8の一端は、連結軸4の他端とユ
ニバーサルジョイント9を介して連結され、ステータ7
の中心軸に対し一定距離偏心した軸を中心に回転する。
なお、ロータ8はステータ7の長円形断面の雌ねじ孔7
a内で、長軸方向に往復移動するので、食品などの被搬
送物を損傷させることなく搬送できる。
【0016】上記した構成は従来公知のものであるが、
本発明のポンプ1は、以下のような特徴的構成を有す
る。すなわち、図3に示すように、ポンプケーシング3
を、ロータ側ユニバーサルジョイント9の近傍で、それ
よりやや中央に寄った位置で二つに分割し、各分割ケー
シング10・11の突き合わせ端(分割端)の外周に、
外向きのフランジ10a・11aを突設している。ま
た、各フランジ10a・11aの突き合わせ面には環状
溝10b・11bを形成し、環状のパッキン12を挟み
込んだ際にパッキン12がずれないようにしている。さ
らに、対向するフランジ10a・11aをパッキン12
を介して突き合わせた状態で、分割ケーシング10・1
1を一体に結合するため、締付リング13を用いてい
る。本例では、締付リング13は、2つのフランジ10
a・11aを挟持可能な環状溝13aを内周面に有し、
リング13の一か所が切り離されており、その切り離し
端に軸着された蝶形ナット13c付きのねじ杆13b
を、他方の切り離し端に設けた係合溝13dに係合さ
せ、蝶形ナット13cを締め付けることにより、リング
13全体を縮径方向に緊締する構造であるが、この構造
は公知である。
【0017】ユニバーサルジョイント9は、図3に示す
ように、ロータ8の端部から延設された二股状の支持片
9a・9aを備え、これらの支持片9a・9aの空間に
連結棒4の端部が挿入され、一方の支持片9aの中央部
から連結棒4の端部および他方の支持片9aの中央部に
かけて一連に貫通する孔が穿設されている。そして、貫
通する孔に連結ピン9dが一連に緩挿されることによ
り、連結棒4とロータ8が連結されている。なお、連結
棒4の端部の孔4bは、連結棒4の揺動を許容するよう
にやや大きめの孔に形成されている。連結ピン9dの両
端部には環状溝9eが形成され、ユニバーサルジョイン
ト9のロータ8側に形成した係止溝9fと環状溝9eの
間に、コイルスプリング9gが縮装されている。これに
より、連結ピン9dが抜け出るのが防止される。なお、
本例では他方のユニバーサルジョイント5も、ユニバー
サルジョイント9と同一構造にして、連結棒4を駆動軸
2から簡単に分離できるようにしている。
【0018】ステータ7の金属筒6の端部の周囲には円
環体15が被装され、この円環体15の内端より内方に
突出した環状突起部15aが、環状のパッキン14を介
して金属筒6の開口端に係合している。また、円環体1
5の周囲にOリング16を介して分割ケーシング10の
端部が移動自在に被装されている。分割ケーシング10
から露呈している円環体15の外周面に環状溝17が形
成され、この環状溝17にストッパーリング18が嵌着
されて分割ケーシング10がステータ7側へ抜け出るの
を阻止している。ストッパーリング18には、図5(b)
のように半割状の一対のバネリング18a・18aを一
端で連結した、公知のものを使用している。
【0019】またステータ7の先端部の周囲に、クラン
プレッグ19を取り付けている。このクランプレッグ1
9は、図5(a)に示すように金属筒6の周囲に緊締され
る円筒部19aと脚部19bを備えており、ステータ7
を取り外した際にクランプレッグ19を把持具として利
用できるようにしている。また、図1のように駆動部1
aの周囲にも脚部20が取り付けられ、クランプレッグ
19とともにポンプ1を水平に支持する。
【0020】吐出部1dは円筒状のエンドスタッド21
からなる。図1に示すように、エンドスタッド21の基
端部の周囲には、その上部および下部に相対向する方向
に開口した係合口22・22が一体に形設されている。
駆動部1aの上部と下部に、ステーボルト23・23の
基端部が枢支具24により水平方向に回転自在に枢着さ
れ、各ステーボルト23の先端ねじ部23aが係合口2
2・22に嵌め込まれている。そして先端ねじ部23a
に締付ナット25が螺合され、各係合口22・22の一
端面に締付ナット25が係合している。また、エンドス
タッド21は、図4のように基端から先端の吐出口21
aに向けて漸次口径を絞って小さくしているが、図2の
ように底部が一直線状になるように中心軸線Lを基端か
ら先端に向けて漸次下向きに傾斜させた円筒形に形成し
ている。これは、エンドスタッド21内の底部を水平に
することにより、食品の滞留を防止するためである。
【0021】上記のようにして本例のポンプ1が構成さ
れるが、このポンプ1は、ロータ8を特定方向に偏心回
転させることにより、通常、吸込口3aから食品(例え
ばミートソース)を吸い込み、ポンプケーシング3、ス
テータ7の雌ネジ孔7a、エンドスタッド21を通して
吐出口21aから吐出させて搬送する。なお、ロータ8
を逆方向に回転させて、吐出口21aから吸い込んで吸
込口3aから食品を吐出させることもできる。
【0022】本例のポンプ1の洗浄に際しては、作用の
項にも記載したように次のような手順にて分解する。
【0023】2本のステーボルト23の先端のナット
25を緩めてステーボルト23の端部を、係合口22・
22から取り外したのち、ステータ7の先端のエンドス
タッド21を取り外す。締付リング13の蝶形ナット
13cを緩めてねじ杆13bを係合溝13dから取り外
し、締付リング13をフランジ10a・11aから取り
除く。こうして、ポンプケーシング3を分割面で分割す
る。ストッパーリング18を円環体15の環状溝17
から取り外す。ステータ側の分割ケーシング10をス
テータ7の周囲へ移動して、ロータ側のユニバーサルジ
ョイント9を露呈させる。ユニバーサルジョイント9
の連結ピン9dの両端環状溝9eに係合するコイルスプ
リング9gを収縮して連結ピン9dの両端環状溝9eと
の係合を解除し、連結ピン9dを引き抜いて連結棒4と
ロータ側のユニバーサルジョイント9を分離する。ロ
ータ8が雌ねじ孔7a内に嵌挿されている状態のままス
テータ7を、連結棒4から分離して取り外す。ステー
タ側の分割ケーシング10をステータの金属筒6の周囲
から引き抜くとともに、円環体15も取り外す。図8
に示す専用の取外治具51を用いて、ステータ7の雌ね
じ孔7aからロータ8を引き抜く。取外治具51につい
ては限定するものではないが、図8のように中央部に開
口52aを有する台座52上に複数のねじ杆53を立設
し、それらのねじ杆53に沿って上下動する押さえ板5
4を設け、この押さえ板54と台座52の間にステータ
7を固定する。天板55の中央ねじ孔55aに螺合する
引き抜きねじ棒56の下端に、逆T形連結具57を回転
可能に装着し、連結具57を連結ピン9dにより連結す
る。そして、ねじ棒56をハンドルバー58を介して回
転させることにより、ねじ棒56が上昇してステータ7
の雌ねじ孔7aからロータ8が抜き出される。ステー
タ7と反対側(駆動部1a側)の分割ケーシング11も
取り外して連結棒4を露出させるという手順により、分
解することができる。分解した各部品を洗浄した後は、
上記〜と逆の手順により、元の状態に組み立てるこ
とができる。次に、図6は本発明の一軸偏心ねじポンプ
の別の実施例を示すものである。図示のポンプ1’はホ
ッパー一体型のポンプで、ホッパー31の排出口31a
にポンプケーシング3’が下向きにやや傾斜して一体に
形成され、ポンプケーシング3’に、ステータ7、エン
ドスタッド21が順に取り付けられている。なお、連結
棒4がホッパー31の上方に延び、駆動部(図示せず)
と連結されている。ポンプケーシング3’が分割ケーシ
ング10・11に分割され、締付リング13で結合され
ているなど、特徴的な構成は上記実施例のポンプ1と共
通しているが、ステーボルト33が分割ケーシング10
とエンドスタッド21の間に設けられ、ステーボルト3
3の一部がチェーンリング33a・33bで構成されて
いるところは、上記実施例と相違している。本例のステ
ーボルト33の場合には、ステーボルト33の先端部を
その軸線周りにある程度回転させることができるので、
ステーボルト3’の回転方向と係合口22の向きがずれ
ていても先端のナット25を係合口22に係合させるこ
とができる。
【0024】本例の形式のポンプの場合、従来は、ホッ
パー31の下方に傾斜して取り付けられている状態で、
ステータ7を回転してロータ8から引き抜く必要があっ
たので、分解作業が大変で時間がかかっていたが、本発
明のポンプ1’の場合には、ステータ7をロータ8とと
もに取り外してから、ステータ7とロータ8を分解する
ので、作業が非常に容易になる。
【0025】図7は本発明の一軸偏心ねじポンプのさら
に別の実施例を示すものである。同図に示すように、本
例のポンプ1”では、ポンプケーシング3”をケーシン
グ40・41に分割した際に、ロータ側分割ケーシング
40の一端に内向きのフランジ42を一体に設け、この
内向きフランジ42の開口43の周囲に環状の突起部4
4を形成し、この突起部44をステータ7の周囲の金属
筒6の端部に、パッキン45を介して係合させている。
一方、分割ケーシング41の分割側端部の外周に環状の
突起部46を形成し、その突起部46の周面に環状溝4
6aを形成し、Oリング47を介装している。
【0026】分割ケーシング40の先端部の内径を、突
起部46の外径よりわずかに大きく形成し、分割ケーシ
ング40を他方の分割ケーシング41の周囲へ移動でき
るようにしている。そして、分割ケーシング41の外周
面の突起部46に隣接する位置にねじ部47を形成し、
このねじ部47に螺合する環状の締付リングねじ48を
締め付けて分割ケーシング40の分割側端に当接させる
ことにより、分割ケーシング40の内向きフランジ42
の突起部44をステータ7の金属筒6の端部に当接す
る。その他の構成については上記実施例のポンプ1と共
通するので、説明を省略する。
【0027】本例のポンプ1”の場合、締付リングねじ
48を緩めてねじ部47から取り外したのち、分割ケー
シング40を他方の分割ケーシング41側へ移動するこ
とにより、ロータ側ユニバーサルジョイント9を露呈さ
せることができる。あとは上記実施例のポンプ1と同じ
要領で分解および組立ができる。このため、分解および
組立の作業が上記実施例のポンプ1よりもさらに簡単に
なる。
【0028】ところで、上記に本発明の三つの実施例を
示したが、下記のように実施することもできる。
【0029】a) 食品搬送用のサニタリー型ポンプに限
らず、食品以外の物の搬送用一軸偏心ねじポンプにも適
用できる。
【0030】b) ポンプ部1cを二連またはそれ以上に
接続した構造の一軸偏心ねじポンプにも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の一軸偏心ねじポンプには次のような優れた効果
がある。
【0032】(1) ステータからロータを引き抜いたり、
ロータをステータ内に嵌挿したりする作業をオフライン
上で、専用の取外治具を使用することにより、簡単にか
つ短時間で行うことができ、とくに被搬送物が接触する
部分を頻繁に洗浄する必要がある食品搬送用のサニタリ
ー型一軸偏心ねじポンプに好適である。
【0033】(2) 請求項2記載の一軸偏心ねじポンプで
は、上記の効果に加えて、分解および組立作業がさらに
簡単になり、部品点数も少なくなるという効果がある。
【0034】(3) 請求項3記載の一軸偏心ねじポンプで
は、エンドスタッド内の底部に被搬送物の溜まり易い箇
所が存在しないので、食品を搬送する際に被搬送物がエ
ンドスタッド内の底部に溜まったり、溜まった被搬送物
が付着したりせず、衛生的で洗浄が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるサニタリー型一軸偏心
ねじポンプの主要部を示す側面図である。
【図2】図1の一軸偏心ねじポンプの縦断面図である。
【図3】図2の一軸偏心ねじポンプの一部を拡大した縦
断面図である。
【図4】図2のIV−IV線拡大矢視図である。
【図5】図5(a)は図1のポンプのクランプレッグの拡
大正面図、図5(b)は同じくストッパーリングの拡大斜
視図である。
【図6】本発明の一軸偏心ねじポンプの別の実施例の一
部を示す拡大した縦断面図である。
【図7】本発明の一軸偏心ねじポンプのさらに別の実施
例の一部を示す拡大した縦断面図である。
【図8】ステータ7からロータ8を取り外すための専用
の治具の一例を示す縦断面図である。
【図9】図9(a)は従来の一般的な一軸偏心ねじポンプ
を示す縦断面図、図9(b)は図9(a)のポンプにおける
ステータとロータの取り外し態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・1'・1”一軸偏心ねじポンプ 3 ポンプケーシング 4 連結軸 5・9 ユニバーサルジョイント 6 金属筒 7 ステータ 8 ロータ 9d 連結ピン 9e 環状溝 9g コイルスプリング 10・11 分割ケーシング 13 締付リング 18 ストッパーリング 21 エンドスタッド 22 係合口 23 ステーボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータとポンプケーシングとがステー
    ボルトを介し相互に接近する方向に締め付けられて一体
    に連結され、前記ステータの雌ねじ孔内に嵌挿された雄
    ねじ状ロータが、前記ポンプケーシング内の連結棒とそ
    の両側に設けられたユニバーサルジョイントとを介し
    て、モータで回転する駆動軸により偏心軸を中心に回転
    する一軸偏心ねじポンプにおいて、 前記ポンプケーシングを、前記ロータ側のユニバーサル
    ジョイントの近傍で分割するとともに、各分割ケーシン
    グ外周の分割側に、環状の外向きのフランジを突設し、
    前記外向きフランジ間に環状のパッキンを介装して突き
    合わせたうえ、締付リングにより締め付けて連結し、 少なくとも前記ロータ側のユニバーサルジョイントの一
    部を、前記連結棒に連結するための挿脱可能なピンにて
    構成し、このピンの両端部に係合するコイルスプリング
    を設け、 前記ステータ側の分割ケーシングの内径を、前記ステー
    タの外周の金属筒の外径よりも大きくしてステータ側へ
    移動できるようにするとともに、その分割ケーシングの
    ステータ側への移動を阻止するストッパーリングを着脱
    自在に取り付けたことを特徴とする一軸偏心ねじポン
    プ。
  2. 【請求項2】 ステータとポンプケーシングとがステー
    ボルトを介し相互に接近する方向に締め付けられて一体
    に連結され、前記ステータの雌ねじ孔内に嵌挿された雄
    ねじ状ロータが、前記ポンプケーシング内の連結棒とそ
    の両側に設けられたユニバーサルジョイントとを介し
    て、モータで回転する駆動軸により偏心軸を中心に回転
    する一軸偏心ねじポンプにおいて、 前記ポンプケーシングを、前記ロータ側のユニバーサル
    ジョイントの近傍で分割するとともに、前記ステータ側
    の分割ケーシングの内径を、他方の分割ケーシングの外
    径よりも大きくして移動できるようにし、 前記ステータ側の分割ケーシングの端部に内向きのフラ
    ンジを一体に設け、この内向きフランジの端部を前記ス
    テータの外周の金属筒の端部に当接可能に構成し、 少なくとも前記ロータ側のユニバーサルジョイントの一
    部を、前記連結棒と連結するための挿脱可能なピンにて
    構成し、このピンの両端部に係合するコイルスプリング
    を設け、 前記ステータ側の分割ケーシング端に当接可能な環状の
    締付ねじを、他方の分割ケーシングの端部外周面に設け
    たねじ部に螺着したことを特徴とする一軸偏心ねじポン
    プ。
  3. 【請求項3】 前記ステータの一端に接続されるエンド
    スタッドを、基端から先端の吐出口に向けて漸次口径を
    絞るとともに、底部が一直線状になるように中心軸線を
    基端から先端に向けて漸次下向きに傾斜させた円筒形に
    形成した請求項1又は2記載の一軸偏心ねじポンプ。
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