JPH0776527A - 半固形製剤とその製造方法 - Google Patents
半固形製剤とその製造方法Info
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- JPH0776527A JPH0776527A JP5178614A JP17861493A JPH0776527A JP H0776527 A JPH0776527 A JP H0776527A JP 5178614 A JP5178614 A JP 5178614A JP 17861493 A JP17861493 A JP 17861493A JP H0776527 A JPH0776527 A JP H0776527A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蛋白性生理活性物質の安定化された半固形製
剤の提供を目的とする。 【構成】 本発明は、オリゴ糖とともに蛋白性生理活性
物質および油脂性基剤を含有してなる蛋白性生理活性物
質の安定化された半固形製剤と、オリゴ糖と蛋白性生理
活性物質含有水溶液とを配合して得られる固状物を、油
脂性基剤と練り合わせることを特徴とする蛋白性生理活
性物質の安定化された半固形製剤の製造方法とを主な構
成とする。
剤の提供を目的とする。 【構成】 本発明は、オリゴ糖とともに蛋白性生理活性
物質および油脂性基剤を含有してなる蛋白性生理活性物
質の安定化された半固形製剤と、オリゴ糖と蛋白性生理
活性物質含有水溶液とを配合して得られる固状物を、油
脂性基剤と練り合わせることを特徴とする蛋白性生理活
性物質の安定化された半固形製剤の製造方法とを主な構
成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半固形製剤とその製造
方法、更に詳細には、蛋白性生理活性物質の安定化され
た半固形製剤とその製造方法に関する。
方法、更に詳細には、蛋白性生理活性物質の安定化され
た半固形製剤とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化学品などを有効成分とする軟膏
剤、坐剤などの半固形製剤は、有効成分と基剤とを練り
合わせるだけで容易に調製されている。しかしながら、
有効成分が、サイトカイン、ホルモンなどその活性が比
較的不安定な蛋白性生理活性物質である場合には、化学
品などの場合とは違って、それらを練り合わせて半固状
物に仕上げてみても、それが持つ活性を既に失っている
か、または、その後容易に失い易く、半固形製剤として
到底使用できるものではなかった。
剤、坐剤などの半固形製剤は、有効成分と基剤とを練り
合わせるだけで容易に調製されている。しかしながら、
有効成分が、サイトカイン、ホルモンなどその活性が比
較的不安定な蛋白性生理活性物質である場合には、化学
品などの場合とは違って、それらを練り合わせて半固状
物に仕上げてみても、それが持つ活性を既に失っている
か、または、その後容易に失い易く、半固形製剤として
到底使用できるものではなかった。
【0003】そのため、従来、蛋白性生理活性物質は、
その感受性疾患、例えば、免疫疾患、ウイルス性疾患、
ホルモン異常、悪性腫瘍などを治療するために、その活
性が安定に保持された液状製剤を静脈内、筋肉内などへ
注入する、いわゆる経注ルートでの投与方法が採用され
ている。
その感受性疾患、例えば、免疫疾患、ウイルス性疾患、
ホルモン異常、悪性腫瘍などを治療するために、その活
性が安定に保持された液状製剤を静脈内、筋肉内などへ
注入する、いわゆる経注ルートでの投与方法が採用され
ている。
【0004】一方、蛋白性生理活性物質は、上記の感受
性疾患に加えて、皮膚、粘膜の創傷、感染等も有効に治
療できることが判明し、より安全で苦痛を伴わない経
皮、経粘膜ルートでの投与方法が望まれるようになって
きた。そこで、蛋白性生理活性物質の安定化された半固
形製剤の実現が鶴首されている。
性疾患に加えて、皮膚、粘膜の創傷、感染等も有効に治
療できることが判明し、より安全で苦痛を伴わない経
皮、経粘膜ルートでの投与方法が望まれるようになって
きた。そこで、蛋白性生理活性物質の安定化された半固
形製剤の実現が鶴首されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、蛋白性生理
活性物質の安定化された半固形製剤を提供しようとする
ものである。
活性物質の安定化された半固形製剤を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決するために、糖質を利用した半固形製剤に着目
し、鋭意研究を続けてきた。その結果、まず蛋白性生理
活性物質を含有する水溶液を各種糖質と配合し、得られ
る固形物中に残存する活性を比較したところ、単糖類の
場合と比較して、オリゴ糖を使用した場合に、活性残存
率の高い固状物の得られること、とりわけ、相対湿度7
5%において強い吸湿性を示すオリゴ糖が好適であるこ
とを見いだし、次いで、このようにして得られた固状物
を、各種基剤と練り合わせ、その活性の安定性などにつ
いて種々検討したところ、油脂性基剤を用いた場合にの
み、その活性の安定化された半固形製剤の得られること
を見いだし、本発明を完成した。
を解決するために、糖質を利用した半固形製剤に着目
し、鋭意研究を続けてきた。その結果、まず蛋白性生理
活性物質を含有する水溶液を各種糖質と配合し、得られ
る固形物中に残存する活性を比較したところ、単糖類の
場合と比較して、オリゴ糖を使用した場合に、活性残存
率の高い固状物の得られること、とりわけ、相対湿度7
5%において強い吸湿性を示すオリゴ糖が好適であるこ
とを見いだし、次いで、このようにして得られた固状物
を、各種基剤と練り合わせ、その活性の安定性などにつ
いて種々検討したところ、油脂性基剤を用いた場合にの
み、その活性の安定化された半固形製剤の得られること
を見いだし、本発明を完成した。
【0007】更に、本発明者等は、それらの配合割合に
つき、より詳細な検討を加えたところ、オリゴ糖1重量
部に対して、蛋白性生理活性物質約0.02重量部以下
および油脂性基剤約2重量部以上の割合で含有してなる
半固形製剤が、蛋白性生理活性物質の活性を安定に維持
し、かつ適度な延び、適度な保形性などを有し、半固形
製剤として好適であることを見いだし、本発明を完成し
た。
つき、より詳細な検討を加えたところ、オリゴ糖1重量
部に対して、蛋白性生理活性物質約0.02重量部以下
および油脂性基剤約2重量部以上の割合で含有してなる
半固形製剤が、蛋白性生理活性物質の活性を安定に維持
し、かつ適度な延び、適度な保形性などを有し、半固形
製剤として好適であることを見いだし、本発明を完成し
た。
【0008】本発明に使用されるオリゴ糖は、2〜10
糖類から選ばれる一種または二種以上の糖、または糖ア
ルコールであって、蛋白性生理活性物質の活性をよく保
持し、安定化された半固形製剤が製造できるものであれ
ばよく、例えば、マルトース、トレハロース、ラクトー
ス、シュクロース、パラチノースなどの二糖類、マルチ
トール、ラクチトール、マルトトリイトールなどのオリ
ゴ糖アルコール、マルトトリオース、パノース、マルト
テトラオース、マルトペンタオースなどのマルトオリゴ
糖、エルロース、ラフィノース、メレチトース、ラクト
シルフラクトシド、マルトシルフラクトシドなど分子内
にシュクロース構造を有するオリゴ糖、その他、グリコ
シルシュクロース(登録商標 カップリングシュガ
ー)、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、フラク
トオリゴ糖などのオリゴ糖混合物などが適宜用いられ
る。
糖類から選ばれる一種または二種以上の糖、または糖ア
ルコールであって、蛋白性生理活性物質の活性をよく保
持し、安定化された半固形製剤が製造できるものであれ
ばよく、例えば、マルトース、トレハロース、ラクトー
ス、シュクロース、パラチノースなどの二糖類、マルチ
トール、ラクチトール、マルトトリイトールなどのオリ
ゴ糖アルコール、マルトトリオース、パノース、マルト
テトラオース、マルトペンタオースなどのマルトオリゴ
糖、エルロース、ラフィノース、メレチトース、ラクト
シルフラクトシド、マルトシルフラクトシドなど分子内
にシュクロース構造を有するオリゴ糖、その他、グリコ
シルシュクロース(登録商標 カップリングシュガ
ー)、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、フラク
トオリゴ糖などのオリゴ糖混合物などが適宜用いられ
る。
【0009】とりわけ、蛋白性生理活性物質の安定性を
よく確保できるのは、相対湿度75%において、強い吸
湿性を示す無水オリゴ糖が好適である。これらオリゴ糖
としては、できるだけ低水分、望ましくは、水分3w/
w%未満の実質的無水のオリゴ糖(本品を、本明細書で
は無水オリゴ糖と略称する。)が用いられ、その代表例
としては、無水結晶マルトース(株式会社林原製造の登
録商標 ファイントース)がある。なお、ここでいう水
分値は、カールフィッシャー法で測定する方法で求めら
れる値である。
よく確保できるのは、相対湿度75%において、強い吸
湿性を示す無水オリゴ糖が好適である。これらオリゴ糖
としては、できるだけ低水分、望ましくは、水分3w/
w%未満の実質的無水のオリゴ糖(本品を、本明細書で
は無水オリゴ糖と略称する。)が用いられ、その代表例
としては、無水結晶マルトース(株式会社林原製造の登
録商標 ファイントース)がある。なお、ここでいう水
分値は、カールフィッシャー法で測定する方法で求めら
れる値である。
【0010】本発明でいう蛋白性生理活性物質とは、生
体内で生理活性を示す単純蛋白質、複合蛋白質などの蛋
白性物質を意味し、より具体的には、分子量0.5乃至
20万程度の例えば、インターフェロン(IFN)−
α、−β、−γ、ツモア ネクロシス ファクター(T
NF)−α、−β、上皮細胞成長因子(EGF)、トラ
ンスファー ファクター、T細胞増殖因子(TCG
F)、コロニー刺激因子(CSF)などのサイトカイン
や、例えば、インシュリン、成長ホルモン、プロラクチ
ン、絨毛性性腺刺激ホルモン、エリトロポエチン、卵胞
刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、上皮細胞成長因子、
副腎皮質刺激ホルモン、胎盤性ラクトゲン、甲状腺刺激
ホルモン、副甲状腺刺激ホルモンなどの蛋白性ホルモン
などを意味する。
体内で生理活性を示す単純蛋白質、複合蛋白質などの蛋
白性物質を意味し、より具体的には、分子量0.5乃至
20万程度の例えば、インターフェロン(IFN)−
α、−β、−γ、ツモア ネクロシス ファクター(T
NF)−α、−β、上皮細胞成長因子(EGF)、トラ
ンスファー ファクター、T細胞増殖因子(TCG
F)、コロニー刺激因子(CSF)などのサイトカイン
や、例えば、インシュリン、成長ホルモン、プロラクチ
ン、絨毛性性腺刺激ホルモン、エリトロポエチン、卵胞
刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、上皮細胞成長因子、
副腎皮質刺激ホルモン、胎盤性ラクトゲン、甲状腺刺激
ホルモン、副甲状腺刺激ホルモンなどの蛋白性ホルモン
などを意味する。
【0011】これら蛋白性生理活性物質の調製方法は問
わず、それが元来存在している、例えば、体液、細胞、
組織、臓器などからのものであっても、また、これらの
invitroまたは、in vivoでの培養物から
のものであってもよく、更には、公知の細胞融合、遺伝
子組換などの方法により蛋白性生理活性物質の産生能を
導入したヒト細胞、動物細胞、微生物などの培養物から
のものであってもよい。
わず、それが元来存在している、例えば、体液、細胞、
組織、臓器などからのものであっても、また、これらの
invitroまたは、in vivoでの培養物から
のものであってもよく、更には、公知の細胞融合、遺伝
子組換などの方法により蛋白性生理活性物質の産生能を
導入したヒト細胞、動物細胞、微生物などの培養物から
のものであってもよい。
【0012】本発明において、蛋白性生理活性物質は、
通常、濃度約5w/v%以下、望ましくは、1×10-5
乃至3w/v%の範囲から選ばれる濃度の水溶液が用い
られる。
通常、濃度約5w/v%以下、望ましくは、1×10-5
乃至3w/v%の範囲から選ばれる濃度の水溶液が用い
られる。
【0013】一般に、このような蛋白性生理活性物質含
有水溶液を、固状のオリゴ糖1重量部に対して、約0.
4重量部以下、望ましくは、0.001乃至0.3重量
部の範囲から選ばれる量をできるだけ均一に配合せしめ
て、その活性が安定化された粉末、顆粒、ブロックなど
の固状物を製造することができる。必要ならば、固状物
を得るまでの工程に、通風乾燥、真空乾燥、凍結乾燥な
どの乾燥工程や、粉砕、分級工程などを設けることも随
意である。
有水溶液を、固状のオリゴ糖1重量部に対して、約0.
4重量部以下、望ましくは、0.001乃至0.3重量
部の範囲から選ばれる量をできるだけ均一に配合せしめ
て、その活性が安定化された粉末、顆粒、ブロックなど
の固状物を製造することができる。必要ならば、固状物
を得るまでの工程に、通風乾燥、真空乾燥、凍結乾燥な
どの乾燥工程や、粉砕、分級工程などを設けることも随
意である。
【0014】このようにして得られた固状物を用いて、
半固形製剤を製造するには、その原料であるオリゴ糖1
重量部に対して、油脂性基剤、例えば、白色ワセリン、
精製ラノリン、カカオ脂、ファーマゾールなどの約2重
量部以上、望ましくは、約3乃至50重量部と練り合わ
せればよい。
半固形製剤を製造するには、その原料であるオリゴ糖1
重量部に対して、油脂性基剤、例えば、白色ワセリン、
精製ラノリン、カカオ脂、ファーマゾールなどの約2重
量部以上、望ましくは、約3乃至50重量部と練り合わ
せればよい。
【0015】従って、本発明の半固形製剤は、オリゴ糖
1重量部に対して、蛋白性生理活性物質約0.02重量
部以下および油脂性基剤約2重量部以上の割合で含有し
てなる蛋白性生理活性物質の安定化された半固形製剤で
ある。必要ならば、本発明の半固形製剤の製造途中に、
公知の補助剤、例えば、蛋白性生理活性物質の安定剤、
吸収促進剤などを併用することも、その他、殺菌剤、賦
形剤、呈味剤、着色剤、着香剤などを併用して、その薬
効、商品価値を高めることも有利に実施できる。
1重量部に対して、蛋白性生理活性物質約0.02重量
部以下および油脂性基剤約2重量部以上の割合で含有し
てなる蛋白性生理活性物質の安定化された半固形製剤で
ある。必要ならば、本発明の半固形製剤の製造途中に、
公知の補助剤、例えば、蛋白性生理活性物質の安定剤、
吸収促進剤などを併用することも、その他、殺菌剤、賦
形剤、呈味剤、着色剤、着香剤などを併用して、その薬
効、商品価値を高めることも有利に実施できる。
【0016】このようにして得られた半固形製剤は、ペ
ースト状の軟膏剤としてだけでなく、ファーマゾール、
カカオ脂などを用いる場合には、30℃付近以下では固
状で40℃付近で溶融状態となるので、冷却、成形して
口中剤、坐剤などに利用することも有利に実施でき、経
皮、経粘膜ルートでの投与剤として好適である。本固形
製剤に含まれる蛋白性生理活性物質の量は、適宜調整で
きるが、例えば、IFN−αの場合、本剤1g当たり1
02乃至108国際単位(以下、本明細書では、国際単位
をIUと略記する。)であり、IFN−γの場合、10
乃至107IUであり、TNF−αの場合、10乃至1
07IU程度である。
ースト状の軟膏剤としてだけでなく、ファーマゾール、
カカオ脂などを用いる場合には、30℃付近以下では固
状で40℃付近で溶融状態となるので、冷却、成形して
口中剤、坐剤などに利用することも有利に実施でき、経
皮、経粘膜ルートでの投与剤として好適である。本固形
製剤に含まれる蛋白性生理活性物質の量は、適宜調整で
きるが、例えば、IFN−αの場合、本剤1g当たり1
02乃至108国際単位(以下、本明細書では、国際単位
をIUと略記する。)であり、IFN−γの場合、10
乃至107IUであり、TNF−αの場合、10乃至1
07IU程度である。
【0017】本固形製剤は、感受性疾患を治療するため
に、軟膏剤、口中剤、坐剤などとして、経皮、経粘膜ル
ートで投与され、通常、大人、1回につき、0.01乃
至10g程度を、1日につき、1乃至5回程度投与され
る。これらの用法、用量は、必要に応じて、また、蛋白
性生理活性物質の種類、含量、適応症の状況などに応じ
て、適宜変更してもよい。
に、軟膏剤、口中剤、坐剤などとして、経皮、経粘膜ル
ートで投与され、通常、大人、1回につき、0.01乃
至10g程度を、1日につき、1乃至5回程度投与され
る。これらの用法、用量は、必要に応じて、また、蛋白
性生理活性物質の種類、含量、適応症の状況などに応じ
て、適宜変更してもよい。
【0018】以下、本発明を実験で詳細に説明する。
【0019】
【実験1 蛋白性生理活性物質の固状化に及ぼす各種糖
質の影響】蛋白性生理活性物質含有水溶液を固状糖質に
均一に配合し、得られる固状物での生理活性物質の活性
安定性を調べた。
質の影響】蛋白性生理活性物質含有水溶液を固状糖質に
均一に配合し、得られる固状物での生理活性物質の活性
安定性を調べた。
【0020】蛋白性生理活性物質は、株式会社林原生物
化学研究所が製造し、コスモ・バイオ株式会社が販売し
ているインターフェロン−α(IFN−α)、インター
フェロン−γ(IFN−γ)およびTNF−αを用い
て、公知の方法に従って、それぞれのモノクローナル抗
体を固定化している抗体カラムにかけ、非吸着画分を除
去した後、その吸着画分を溶出し、膜濃縮して、それぞ
れ濃度約0.01w/v%水溶液を調製して供試液とし
た。
化学研究所が製造し、コスモ・バイオ株式会社が販売し
ているインターフェロン−α(IFN−α)、インター
フェロン−γ(IFN−γ)およびTNF−αを用い
て、公知の方法に従って、それぞれのモノクローナル抗
体を固定化している抗体カラムにかけ、非吸着画分を除
去した後、その吸着画分を溶出し、膜濃縮して、それぞ
れ濃度約0.01w/v%水溶液を調製して供試液とし
た。
【0021】糖質は、単糖類として、グルコース含水結
晶、無水結晶グルコース、無水結晶フラクトース、無水
結晶ガラクトース、オリゴ糖として、マルトース含水結
晶、無水結晶マルトース、無水結晶マルチトール、トレ
ハロース含水結晶、無水結晶トレハロース、無水結晶ネ
オトレハロース、ラクトース含水結晶、無水結晶ラクト
ース、無水結晶シュクロース、無水結晶パノース、無水
結晶ラクトシルグルコシド、無水非晶質ラクトシルフラ
クトシド(別名、ラクトシュクロース)、無水非晶質マ
ルトテトラオース、無水非晶質グリコシルシュクロース
(登録商標 カップリングシュガー)を用いた。
晶、無水結晶グルコース、無水結晶フラクトース、無水
結晶ガラクトース、オリゴ糖として、マルトース含水結
晶、無水結晶マルトース、無水結晶マルチトール、トレ
ハロース含水結晶、無水結晶トレハロース、無水結晶ネ
オトレハロース、ラクトース含水結晶、無水結晶ラクト
ース、無水結晶シュクロース、無水結晶パノース、無水
結晶ラクトシルグルコシド、無水非晶質ラクトシルフラ
クトシド(別名、ラクトシュクロース)、無水非晶質マ
ルトテトラオース、無水非晶質グリコシルシュクロース
(登録商標 カップリングシュガー)を用いた。
【0022】それぞれの糖質50重量部に対して、前記
方法で調製したそれぞれの蛋白性生理活性物質含有水溶
液1重量部を噴霧しながらできるだけ均一に配合し、3
0℃で18時間放置後、粉砕して、蛋白性生理活性物質
含有粉末を得た。
方法で調製したそれぞれの蛋白性生理活性物質含有水溶
液1重量部を噴霧しながらできるだけ均一に配合し、3
0℃で18時間放置後、粉砕して、蛋白性生理活性物質
含有粉末を得た。
【0023】このようにして得られた粉末を乾燥条件下
で40℃に維持し、1ケ月後にそれぞれの蛋白性生理活
性物質の残存活性を測定し、この残存活性の原料水溶液
の活性に対する百分率を活性残存率(%)とし、固状物
中の蛋白性生理活性物質の安定性の指標とした。
で40℃に維持し、1ケ月後にそれぞれの蛋白性生理活
性物質の残存活性を測定し、この残存活性の原料水溶液
の活性に対する百分率を活性残存率(%)とし、固状物
中の蛋白性生理活性物質の安定性の指標とした。
【0024】一方、原料に用いたそれぞれの糖質につい
て、その吸湿性の強さを測定した。すなわち、それぞれ
の糖質を相対湿度75%、温度30℃で6日間放置し、
その重量を測定し、始発重量との差を吸湿増加重量と
し、この増加重量の始発重量に対する百分率を吸湿率
(%)とし、吸湿性の強さの指標とした。これらの結果
は、表1にまとめた。
て、その吸湿性の強さを測定した。すなわち、それぞれ
の糖質を相対湿度75%、温度30℃で6日間放置し、
その重量を測定し、始発重量との差を吸湿増加重量と
し、この増加重量の始発重量に対する百分率を吸湿率
(%)とし、吸湿性の強さの指標とした。これらの結果
は、表1にまとめた。
【表1】
【0025】表1の結果から明らかなように、蛋白性生
理活性物質の安定化には、オリゴ糖共存下での固状化が
適していることが判明した。
理活性物質の安定化には、オリゴ糖共存下での固状化が
適していることが判明した。
【0026】とりわけ、相対湿度75%において30℃
で6日間に吸湿率5%以上の強い吸湿性を示すオリゴ糖
が適しており、更に望ましくは、無水結晶マルトース、
無水結晶トレハロース、無水非晶質ラクトシルフラクト
シド、無水非晶質マルトテトラオース、無水非晶質グリ
コシルシュクロースなどの無水オリゴ糖の利用が好適で
あることが判明した。
で6日間に吸湿率5%以上の強い吸湿性を示すオリゴ糖
が適しており、更に望ましくは、無水結晶マルトース、
無水結晶トレハロース、無水非晶質ラクトシルフラクト
シド、無水非晶質マルトテトラオース、無水非晶質グリ
コシルシュクロースなどの無水オリゴ糖の利用が好適で
あることが判明した。
【0027】
【実験2 オリゴ糖で固状化された蛋白性生理活性物質
の半固形化に及ぼす各種基剤の影響】実験1の方法で調
製された無水結晶マルトースによるIFN−αの安定化
された粉末および無水非晶質ラクトシルフラクトシドに
よるIFN−γまたは、TNF−αの安定化された粉末
を用いて、常法により、各種半固形化基剤と練り合わ
せ、得られる半固形製剤の蛋白性生理活性物質の活性安
定性を比較した。
の半固形化に及ぼす各種基剤の影響】実験1の方法で調
製された無水結晶マルトースによるIFN−αの安定化
された粉末および無水非晶質ラクトシルフラクトシドに
よるIFN−γまたは、TNF−αの安定化された粉末
を用いて、常法により、各種半固形化基剤と練り合わ
せ、得られる半固形製剤の蛋白性生理活性物質の活性安
定性を比較した。
【0028】蛋白性生理活性物質含有粉末1重量部に対
して、水溶性基剤、乳化基剤または、油脂性基剤の9重
量部を練り合わせ、相対湿度75%、30℃の室内に放
置し、1ケ月後にその残存活性を測定し、始発時の活性
に対する百分率を求め、活性残存率(%)とし、半固形
製剤中の蛋白性生理活性物質の安定性の指標とした。な
お、油脂性基剤を用いたものは、40℃のリン酸塩緩衝
液で30分間加温して、油脂性基剤を溶融分離し、得ら
れる水溶液の活性を、常法に従って測定した。結果は、
表2にまとめた。
して、水溶性基剤、乳化基剤または、油脂性基剤の9重
量部を練り合わせ、相対湿度75%、30℃の室内に放
置し、1ケ月後にその残存活性を測定し、始発時の活性
に対する百分率を求め、活性残存率(%)とし、半固形
製剤中の蛋白性生理活性物質の安定性の指標とした。な
お、油脂性基剤を用いたものは、40℃のリン酸塩緩衝
液で30分間加温して、油脂性基剤を溶融分離し、得ら
れる水溶液の活性を、常法に従って測定した。結果は、
表2にまとめた。
【表2】
【0029】表2の結果から明らかなように、オリゴ糖
で固状化された蛋白性生理活性物質含有粉末は、油脂性
基剤と配合された場合にだけ、その活性を安定に維持し
た半固形製剤の得られることが判明した。
で固状化された蛋白性生理活性物質含有粉末は、油脂性
基剤と配合された場合にだけ、その活性を安定に維持し
た半固形製剤の得られることが判明した。
【0030】
【実験3 半固形製剤に及ぼす蛋白性生理活性物質含有
粉末と油脂性基剤との配合割合の影響】実験1の方法で
得た無水結晶マルトースによるIFN−αの安定化され
た固状物(粉末)1重量部に対して、白色ワセリンまた
は、ファーマゾールの0.1、0.5、1、2、5、1
0または20重量部と練り合わせ、約25℃で1時間放
置後の形状を観察し、次いで、これらを相対湿度75
%、30℃の室内に放置し、6ケ月後にその残存活性を
測定し、始発時の活性に対する百分率を求め、活性残存
率(%)とし、半固形製剤中の蛋白性生理活性物質の安
定性の指標とした。なお、対照として、蛋白性生理活性
物質含有粉末自体を同条件下で、6ケ月間放置し、残存
活性率(%)を求めた。結果を表3にまとめた。
粉末と油脂性基剤との配合割合の影響】実験1の方法で
得た無水結晶マルトースによるIFN−αの安定化され
た固状物(粉末)1重量部に対して、白色ワセリンまた
は、ファーマゾールの0.1、0.5、1、2、5、1
0または20重量部と練り合わせ、約25℃で1時間放
置後の形状を観察し、次いで、これらを相対湿度75
%、30℃の室内に放置し、6ケ月後にその残存活性を
測定し、始発時の活性に対する百分率を求め、活性残存
率(%)とし、半固形製剤中の蛋白性生理活性物質の安
定性の指標とした。なお、対照として、蛋白性生理活性
物質含有粉末自体を同条件下で、6ケ月間放置し、残存
活性率(%)を求めた。結果を表3にまとめた。
【表3】
【0031】表3の結果から明らかなように、油脂性基
剤の使用割合は、蛋白性生理活性物質含有固状物1重量
部に対して、約2重量部以上が好適であり、この使用割
合で、望ましい形状、高い残存活性を維持することが判
明した。
剤の使用割合は、蛋白性生理活性物質含有固状物1重量
部に対して、約2重量部以上が好適であり、この使用割
合で、望ましい形状、高い残存活性を維持することが判
明した。
【0032】
【実験4 半固形製剤に及ぼすその製造条件の影響】半
固形製剤の蛋白性生理活性物質の安定化に及ぼす配合材
料の種類と配合順序の影響を調べた。
固形製剤の蛋白性生理活性物質の安定化に及ぼす配合材
料の種類と配合順序の影響を調べた。
【0033】まず、標品Aは、本発明の代表的製造方法
であって、実験1の方法に従って、濃度0.01w/v
%のIFN−α含有水溶液1重量部を無水結晶マルトー
ス50重量部と均一に配合して固状物とし、次いで、こ
れを実験2の方法に従って白色ワセリンと練り合わせて
固形製剤を得た。以下に述べる対照の各標品の製造は、
標品Aと同じ割合(重量部)で行われた。
であって、実験1の方法に従って、濃度0.01w/v
%のIFN−α含有水溶液1重量部を無水結晶マルトー
ス50重量部と均一に配合して固状物とし、次いで、こ
れを実験2の方法に従って白色ワセリンと練り合わせて
固形製剤を得た。以下に述べる対照の各標品の製造は、
標品Aと同じ割合(重量部)で行われた。
【0034】標品Bは、まず、無水結晶マルトースと白
色ワセリンとを練り合わせ、次いで、これにIFN−α
含有水溶液をできるだけ均一に練り合わせて半固形製剤
を得た。
色ワセリンとを練り合わせ、次いで、これにIFN−α
含有水溶液をできるだけ均一に練り合わせて半固形製剤
を得た。
【0035】標品Cは、まず、無水結晶マルトースと白
色ワセリンとを練り合わせ、次いで、これにIFN−α
含有水溶液の凍結乾燥物をできるだけ均一に練り合わせ
て半固形製剤を得た。
色ワセリンとを練り合わせ、次いで、これにIFN−α
含有水溶液の凍結乾燥物をできるだけ均一に練り合わせ
て半固形製剤を得た。
【0036】標品Dは、白色ワセリンとIFN−α含有
水溶液とをできるだけ均一に練り合わせて半固形製剤を
得た。
水溶液とをできるだけ均一に練り合わせて半固形製剤を
得た。
【0037】標品Eは、白色ワセリンとIFN−α含有
水溶液の凍結乾燥物をできるだけ均一に練り合わせて半
固形製剤を得た。
水溶液の凍結乾燥物をできるだけ均一に練り合わせて半
固形製剤を得た。
【0038】これら標品を相対湿度75%、40℃で放
置し、1ケ月後に残存活性を測定し、この残存活性の原
料水溶液に対する百分率を活性残存率(%)とし、半固
形製剤中の生理活性物質の安定性の指標とした。結果
は、表4に示した。
置し、1ケ月後に残存活性を測定し、この残存活性の原
料水溶液に対する百分率を活性残存率(%)とし、半固
形製剤中の生理活性物質の安定性の指標とした。結果
は、表4に示した。
【表4】
【0039】表4の結果から明らかなように、まず、蛋
白性生理活性物質含有水溶液をオリゴ糖と配合し得られ
る固状物を、次いで、油脂性基剤と練り合わせることに
より、蛋白性生理活性物質の安定化された半固形製剤が
得られることが判明した。また、この配合材料からオリ
ゴ糖を抜いたり、また、配合順序を変えては、本発明の
目的の達成できないことも判明した。
白性生理活性物質含有水溶液をオリゴ糖と配合し得られ
る固状物を、次いで、油脂性基剤と練り合わせることに
より、蛋白性生理活性物質の安定化された半固形製剤が
得られることが判明した。また、この配合材料からオリ
ゴ糖を抜いたり、また、配合順序を変えては、本発明の
目的の達成できないことも判明した。
【0040】以下、本発明の若干の実施例を述べるが、
本発明の技術的範囲は、この実施例によって限定される
ものではない。
本発明の技術的範囲は、この実施例によって限定される
ものではない。
【0041】
【実施例1 IFN−α含有軟膏剤】新生児のハムスタ
ーに、ウサギから公知の方法で調製した抗血清を注射し
て、ハムスターの免疫反応を弱めた後、その皮下にBA
LL−1細胞を移植し、その後通常の方法で3週間飼育
した。皮下に生じた腫瘤を摘出して細切し、生理食塩水
中で分散させてほぐした。得られた細胞を血清無添加の
RPMI 1640培地(pH7.2)で洗浄し、同培
地に約2×106個/mlになるよう懸濁し、35℃に
保った。これに部分精製したIFN−αを200u/m
lの割合で加えて約2時間保った後、更に、センダイウ
イルスを約300赤血球凝集価/mlの割合で添加し、
20時間保って、IFN−αを誘導させた。これを、約
4℃、約1000gで遠心分離して沈殿物を除去し、得
られた上清を、膜濃縮し、更に精密濾過し、この濾液を
公知の方法に従って、抗IFN−α抗体カラムにかけ、
非吸着画分を除去した後、その吸着画分を溶出し、膜濃
縮して濃度約0.5w/v%、比活性約2×108IU
/mg蛋白質のヒトIFN−α含有濃縮液を得た。
ーに、ウサギから公知の方法で調製した抗血清を注射し
て、ハムスターの免疫反応を弱めた後、その皮下にBA
LL−1細胞を移植し、その後通常の方法で3週間飼育
した。皮下に生じた腫瘤を摘出して細切し、生理食塩水
中で分散させてほぐした。得られた細胞を血清無添加の
RPMI 1640培地(pH7.2)で洗浄し、同培
地に約2×106個/mlになるよう懸濁し、35℃に
保った。これに部分精製したIFN−αを200u/m
lの割合で加えて約2時間保った後、更に、センダイウ
イルスを約300赤血球凝集価/mlの割合で添加し、
20時間保って、IFN−αを誘導させた。これを、約
4℃、約1000gで遠心分離して沈殿物を除去し、得
られた上清を、膜濃縮し、更に精密濾過し、この濾液を
公知の方法に従って、抗IFN−α抗体カラムにかけ、
非吸着画分を除去した後、その吸着画分を溶出し、膜濃
縮して濃度約0.5w/v%、比活性約2×108IU
/mg蛋白質のヒトIFN−α含有濃縮液を得た。
【0042】本濃縮液1重量部を無水結晶マルトース4
9重量部にできるだけ均一に配合してIFN−α含有固
状物とし、本固状物をその重量の3倍量の白色ワセリン
と練り合わせ、IFN−α含有軟膏を得た。本品1g
は、IFN−α活性約5×106IUを有している。
9重量部にできるだけ均一に配合してIFN−α含有固
状物とし、本固状物をその重量の3倍量の白色ワセリン
と練り合わせ、IFN−α含有軟膏を得た。本品1g
は、IFN−α活性約5×106IUを有している。
【0043】本品は、IFN−αの安定化された軟膏剤
であり、皮膚、粘膜などに塗って、IFN−α感受性疾
患、例えば、ヘルペスウイルス感染症、皮膚癌、鼻腔内
炎、結膜炎などの治療に有利に利用できる。
であり、皮膚、粘膜などに塗って、IFN−α感受性疾
患、例えば、ヘルペスウイルス感染症、皮膚癌、鼻腔内
炎、結膜炎などの治療に有利に利用できる。
【0044】
【実施例2 IFN−α含有坐剤】実施例1の方法で得
たヒトIFN−α含有固状物を、その重量の9倍量のフ
ァーマゾールを予め40℃に加温溶解して混合し、これ
を型に流し冷却して、IFN−α含有坐剤を得た。本品
1gは、IFN−α活性約2×106IUを有してい
る。
たヒトIFN−α含有固状物を、その重量の9倍量のフ
ァーマゾールを予め40℃に加温溶解して混合し、これ
を型に流し冷却して、IFN−α含有坐剤を得た。本品
1gは、IFN−α活性約2×106IUを有してい
る。
【0045】本品は、IFN−αの安定化された坐剤で
あり、直腸内、膣内に投与して、IFN−α感受性疾
患、例えば、ヘルペスウイルス感染症、肝炎、悪性腫瘍
などの治療に有利に利用できる。
あり、直腸内、膣内に投与して、IFN−α感受性疾
患、例えば、ヘルペスウイルス感染症、肝炎、悪性腫瘍
などの治療に有利に利用できる。
【0046】
【実施例3 IFN−γ含有軟膏剤】実験1の方法に準
じて、市販のIFN−γを用いて、公知の方法に従っ
て、抗IFN−γ抗体カラムにかけ、非吸着画分を除去
した後、その吸着画分を溶出し、膜濃縮して約0.5w
/v%、比活性約2×107IU/mg蛋白質のヒトI
FN−γ含有濃縮液を得た。
じて、市販のIFN−γを用いて、公知の方法に従っ
て、抗IFN−γ抗体カラムにかけ、非吸着画分を除去
した後、その吸着画分を溶出し、膜濃縮して約0.5w
/v%、比活性約2×107IU/mg蛋白質のヒトI
FN−γ含有濃縮液を得た。
【0047】本濃縮液1重量部を無水結晶トレハロース
29重量部にできるだけ均一に配合してIFN−γ含有
固状物とし、本固状物をその重量の4倍量の精製ラノリ
ンと練り合わせ、IFN−γ含有軟膏を得た。
29重量部にできるだけ均一に配合してIFN−γ含有
固状物とし、本固状物をその重量の4倍量の精製ラノリ
ンと練り合わせ、IFN−γ含有軟膏を得た。
【0048】本品1gは、IFN−γ活性約3×105
IUを有している。本品は、IFN−γの安定化された
軟膏剤であり、実施例1の場合と同様に、皮膚、粘膜な
どに塗って、IFN−γ感受性疾患、例えば、ウイルス
感染症、皮膚癌、関節リューマチ、鼻腔内炎、結膜炎な
どの治療に有利に利用できる。
IUを有している。本品は、IFN−γの安定化された
軟膏剤であり、実施例1の場合と同様に、皮膚、粘膜な
どに塗って、IFN−γ感受性疾患、例えば、ウイルス
感染症、皮膚癌、関節リューマチ、鼻腔内炎、結膜炎な
どの治療に有利に利用できる。
【0049】
【実施例4 TNF−α含有坐剤】実施例1の方法で調
製した抗IFN−α抗体の非吸着画分を、公知の方法に
従って、抗TNF−α抗体カラムにかけ、非吸着画分を
除去した後、その吸着画分を溶出し、膜濃縮して、約
0.5w/v%、比活性約2×107/mg蛋白質のヒ
トTNF−αの含有濃縮液を得た。
製した抗IFN−α抗体の非吸着画分を、公知の方法に
従って、抗TNF−α抗体カラムにかけ、非吸着画分を
除去した後、その吸着画分を溶出し、膜濃縮して、約
0.5w/v%、比活性約2×107/mg蛋白質のヒ
トTNF−αの含有濃縮液を得た。
【0050】本濃縮液1重量部を無水非晶質ラクトシル
フラクトシド49重量部にできるだけ均一に配合して、
TNF−α含有固状物とし、本固状物をその重量の3倍
量のファーマゾールと練り合わせ、TNF−α含有坐剤
を得た。
フラクトシド49重量部にできるだけ均一に配合して、
TNF−α含有固状物とし、本固状物をその重量の3倍
量のファーマゾールと練り合わせ、TNF−α含有坐剤
を得た。
【0051】本品1gは、TNF−α活性約3×105
IUを有している。本品は、TNF−αの安定化された
坐剤であり、直腸内、膣内などに投与して、TNF−α
感受性疾患、例えば、悪性腫瘍、ウイルス性疾患、免疫
異常などの治療に有利に利用できる。
IUを有している。本品は、TNF−αの安定化された
坐剤であり、直腸内、膣内などに投与して、TNF−α
感受性疾患、例えば、悪性腫瘍、ウイルス性疾患、免疫
異常などの治療に有利に利用できる。
【0052】
【実施例5 サイトカイン含有口中剤】実施例1の方法
で調製したヒトIFN−α含有濃縮液0.5重量部、実
施例3の方法で調製したヒトIFN−γ含有濃縮液0.
25重量部、実施例4の方法で調製したヒトTNF−α
含有濃縮液0.25重量部および濃度0.5w/v%ウ
シ血清アルブミン水溶液9重量部を混合し、得られる混
合液を無水結晶マルトース490重量部とできるだけ均
一に配合して、サイトカイン含有固状物とし、本固状物
の4倍量の加温溶融カカオ脂および適量の着色料、着香
料と混合し、これを型に流し冷却して、サイトカイン含
有口中剤を得た。
で調製したヒトIFN−α含有濃縮液0.5重量部、実
施例3の方法で調製したヒトIFN−γ含有濃縮液0.
25重量部、実施例4の方法で調製したヒトTNF−α
含有濃縮液0.25重量部および濃度0.5w/v%ウ
シ血清アルブミン水溶液9重量部を混合し、得られる混
合液を無水結晶マルトース490重量部とできるだけ均
一に配合して、サイトカイン含有固状物とし、本固状物
の4倍量の加温溶融カカオ脂および適量の着色料、着香
料と混合し、これを型に流し冷却して、サイトカイン含
有口中剤を得た。
【0053】本品1gは、IFN−α約1×105I
U、IFN−γ約3×103IUおよびTNF−α約3
×103IUの活性を有している。本品は、三種のサイ
トカインが安定化された口中剤であり、口腔内に投与し
て、IFN−α、IFN−γおよびTNF−αの治療効
果が相乗発揮され、感受性疾患、例えば、免疫疾患、ウ
イルス性疾患、悪性腫瘍などの治療に高い効果を発揮す
る。
U、IFN−γ約3×103IUおよびTNF−α約3
×103IUの活性を有している。本品は、三種のサイ
トカインが安定化された口中剤であり、口腔内に投与し
て、IFN−α、IFN−γおよびTNF−αの治療効
果が相乗発揮され、感受性疾患、例えば、免疫疾患、ウ
イルス性疾患、悪性腫瘍などの治療に高い効果を発揮す
る。
【0054】
【実施例6 サイトカイン含有坐剤】実施例5の方法で
調製したサイトカイン含有混合液を無水結晶トレハロー
ス490重量部とできるだけ均一に配合してサイトカイ
ン含有固状物とし、本固状物をその重量の9倍量の加温
溶融ファーマゾールと混合し、これを型に流し冷却し
て、サイトカイン含有坐剤を得た。
調製したサイトカイン含有混合液を無水結晶トレハロー
ス490重量部とできるだけ均一に配合してサイトカイ
ン含有固状物とし、本固状物をその重量の9倍量の加温
溶融ファーマゾールと混合し、これを型に流し冷却し
て、サイトカイン含有坐剤を得た。
【0055】本品1gは、IFN−α約4×104I
U、IFN−γ約1×103IUおよびTNF−α約1
×103IUの活性を有している。本品は、三種のサイ
トカインが安定化された坐剤であり、直腸内、膣内に投
与して、IFN−α、IFN−γ、およびTNF−αの
治療効果が相乗的に発揮され、感受性疾患、例えば、免
疫疾患、ウイルス性疾患、悪性腫瘍などの治療に高い効
果を発揮する。
U、IFN−γ約1×103IUおよびTNF−α約1
×103IUの活性を有している。本品は、三種のサイ
トカインが安定化された坐剤であり、直腸内、膣内に投
与して、IFN−α、IFN−γ、およびTNF−αの
治療効果が相乗的に発揮され、感受性疾患、例えば、免
疫疾患、ウイルス性疾患、悪性腫瘍などの治療に高い効
果を発揮する。
【0056】
【実施例7 EGF含有軟膏剤】遺伝子組換で調製され
た市販のヒトEGF0.0001重量部をリン酸緩衝生
理食塩水(pH7.2)1重量部に溶解し、本溶液を無
水結晶マルトース49重量部とできるだけ均一に配合し
て固状物とし、本固状物をその重量の9倍量の白色ワセ
リンと練り合わせ、EGF含有軟膏剤を得た。
た市販のヒトEGF0.0001重量部をリン酸緩衝生
理食塩水(pH7.2)1重量部に溶解し、本溶液を無
水結晶マルトース49重量部とできるだけ均一に配合し
て固状物とし、本固状物をその重量の9倍量の白色ワセ
リンと練り合わせ、EGF含有軟膏剤を得た。
【0057】本品1gは、活性なEGF約0.2μgを
含有している。本品は、EGFの安定化された軟膏剤で
あり、皮膚、粘膜などに塗って、それらをよく保護する
とともに、EGF感受性疾患、例えば、切傷、すり傷、
火傷などの創傷の治療に有利に利用できる。
含有している。本品は、EGFの安定化された軟膏剤で
あり、皮膚、粘膜などに塗って、それらをよく保護する
とともに、EGF感受性疾患、例えば、切傷、すり傷、
火傷などの創傷の治療に有利に利用できる。
【0058】
【実施例8 インシュリン含有経口剤】遺伝子組換で調
製された市販ヒトインシュリン0.1重量部(比活性約
24IU/mg蛋白質)をリン酸緩衝生理食塩水(pH
7.0)1重量部に溶解し、本溶液を無水結晶マルトー
ス49重量部とできるだけ均一に配合して固状物とし、
本固状物をその重量の19倍量の加温溶融カカオ脂およ
び適量の着香料と混合し、これを型に流し冷却して、イ
ンシュリン含有経口剤を得た。
製された市販ヒトインシュリン0.1重量部(比活性約
24IU/mg蛋白質)をリン酸緩衝生理食塩水(pH
7.0)1重量部に溶解し、本溶液を無水結晶マルトー
ス49重量部とできるだけ均一に配合して固状物とし、
本固状物をその重量の19倍量の加温溶融カカオ脂およ
び適量の着香料と混合し、これを型に流し冷却して、イ
ンシュリン含有経口剤を得た。
【0059】本品1gは、インシュリン約2IUの活性
を有している。本品は、インシュリンが安定化された経
口剤であり、糖尿病患者に1日につき、2乃至6IU程
度利用され、血糖値を正常に保つのに有利に利用でき
る。
を有している。本品は、インシュリンが安定化された経
口剤であり、糖尿病患者に1日につき、2乃至6IU程
度利用され、血糖値を正常に保つのに有利に利用でき
る。
【0060】
【実施例9 エリトロポエチン含有坐剤】尿由来の市販
のヒトエリトロポエチン0.01重量部(比活性約1×
105IU/mg蛋白質)をリン酸緩衝生理食塩水(p
H7.2)に溶解し、本溶液を無水トレハロース49重
量部とできるだけ均一に配合して固状物とし、本固状物
をその重量の39倍量の加温溶融ファーマゾールと混合
し、これを型に流し冷却して、エリトロポエチン含有坐
剤を得た。
のヒトエリトロポエチン0.01重量部(比活性約1×
105IU/mg蛋白質)をリン酸緩衝生理食塩水(p
H7.2)に溶解し、本溶液を無水トレハロース49重
量部とできるだけ均一に配合して固状物とし、本固状物
をその重量の39倍量の加温溶融ファーマゾールと混合
し、これを型に流し冷却して、エリトロポエチン含有坐
剤を得た。
【0061】本品1gは、エリトロポエチン約500I
Uの活性を有している。本品は、エリトロポエチンが安
定化された坐剤であり、貧血症患者に、1日につき、
1,000乃至6,000IU程度利用され、赤血球値
を正常に保つのに有利に利用できる。
Uの活性を有している。本品は、エリトロポエチンが安
定化された坐剤であり、貧血症患者に、1日につき、
1,000乃至6,000IU程度利用され、赤血球値
を正常に保つのに有利に利用できる。
【0062】
【発明の効果】上記したところから明らかなように、蛋
白性生理活性物質の安定化された軟膏剤、坐剤などの半
固形製剤で、その製造は、蛋白性生理活性物質含有水溶
液をオリゴ糖と配合して固状物とし、本固状物を油脂性
基剤と練り合わせることにより行われる。
白性生理活性物質の安定化された軟膏剤、坐剤などの半
固形製剤で、その製造は、蛋白性生理活性物質含有水溶
液をオリゴ糖と配合して固状物とし、本固状物を油脂性
基剤と練り合わせることにより行われる。
【0063】このようにして得られる半固形製剤は、そ
れに含まれる活性な蛋白性生理活性物質が、その感受性
疾患に治療効果を発揮することはもとより、油脂性基剤
が皮膚または粘膜を保護し、加えて、オリゴ糖が組織細
胞への栄養補給となって治療効果を更に高めることがで
きる。また、より安全で苦痛を伴わない経皮、経粘膜ル
ートで投与されることより、きわめて使い易い製剤であ
ることも特徴である。
れに含まれる活性な蛋白性生理活性物質が、その感受性
疾患に治療効果を発揮することはもとより、油脂性基剤
が皮膚または粘膜を保護し、加えて、オリゴ糖が組織細
胞への栄養補給となって治療効果を更に高めることがで
きる。また、より安全で苦痛を伴わない経皮、経粘膜ル
ートで投与されることより、きわめて使い易い製剤であ
ることも特徴である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/00 38/22
Claims (7)
- 【請求項1】 オリゴ糖とともに蛋白性生理活性物質お
よび油脂性基剤を含有してなる蛋白性生理活性物質の安
定化された半固形製剤。 - 【請求項2】 オリゴ糖が、相対湿度75%において強
い吸湿性を示すオリゴ糖であることを特徴とする請求項
1記載の半固形製剤。 - 【請求項3】 オリゴ糖1重量部に対して、蛋白性生理
活性物質0.02重量部以下および油脂性基剤2重量部
以上の割合で含有してなる請求項1または2記載の半固
形製剤。 - 【請求項4】 蛋白性生理活性物質が、サイトカインま
たはホルモンであることを特徴とする請求項1、2また
は3記載の半固形製剤。 - 【請求項5】 半固形製剤が、軟膏剤、口中剤または坐
剤であることを特徴とする請求項1、2、3または4記
載の半固形製剤。 - 【請求項6】 オリゴ糖と蛋白性生理活性物質含有水溶
液とを配合し得られる固状物を、油脂性基剤と練り合わ
せることを特徴とする蛋白性生理活性物質の安定化され
た半固形製剤の製造方法。 - 【請求項7】 オリゴ糖1重量部に対して、蛋白性生理
活性物質含有水溶液0.4重量部以下および油脂性基剤
2重量部以上の割合で使用することを特徴とする請求項
6記載の半固形製剤の製造方法。
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