JPH077627U - キャタピラー電動椅子 - Google Patents

キャタピラー電動椅子

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JPH077627U
JPH077627U JP4821793U JP4821793U JPH077627U JP H077627 U JPH077627 U JP H077627U JP 4821793 U JP4821793 U JP 4821793U JP 4821793 U JP4821793 U JP 4821793U JP H077627 U JPH077627 U JP H077627U
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JP
Japan
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caterpillar
footrest
drive
vehicle body
power
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Pending
Application number
JP4821793U
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English (en)
Inventor
徳次 赤嶺
Original Assignee
徳次 赤嶺
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動くるま椅子を使用せざるを得ない人が、
段差、階段、急坂、地道、砂利道などを走行できるよう
にする。 【構成】 車台(1)に駆動ギヤ(4)が回動するよう
に取付け、駆動ギヤ(4)から駆動輪までチェーンで動
力を伝え、駆動輪(10)と回動する動輪(11)を軸
に、アームや連動板で結ぶ、変形四角形のキャタピラー
が、車体(29)の前後に回動するようにする。車体前
方にリクライニング式足台(13)を設け、バッテリー
収納庫(27)座板(15)背もたれ(16)足台レバ
ー(17)手摺り(19)手摺りバー(18)コントロ
ールボックス(20)緊急停止ボタン(23)安全を越
える車体の傾きを感知するセンサー(20)サイドミラ
ー(24)登坂用補助キャタピラー(6)を装備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電動くるま椅子の走行場所が、ほぼ平坦道に限定されている走行 条件を拡げ、走行場所、使用範囲を拡大したキャタピラー電動椅子に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動くるま椅子は、3輪ないし4輪の車輪で走るものであるが、特に車 輪が大きくもないので、小さな段差でも乗り越えがたく、動力装置やバッテリー 等が重量増になっているので、持ち上げるのに、大人二人がかりで苦労する。そ のため、走行場所はほぼ平坦道に限定されていた。神社や仏閣参り、自然遊歩道 や公園河川敷など、歴史や自然にふれあう場所は、段差、階段、急坂、地道、砂 利道などであるのが常で、くるま椅子用スロープが設置されているのはまれであ り、従来の電動くるま椅子でこれらの場所を走行するのは、不便であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この従来のものにおいては、神社や仏閣参り、自然遊歩道や公園、河川敷のせ せらぎまで、歴史や自然にふれあう場所には、段差、階段、急坂、地道、砂利道 などのために、第三者のよほどの介添えがない限り、走行場所、使用範囲とも限 定せざるを得なかった。この考案の解決しようとする課題は、これらの段差、階 段、急坂、地道、砂利道などを走行できるようにすることである。しかも、ライ トバンやワゴン車に乗降できるようコンパクトで安全に使用できるようにするこ とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
電動くるま椅子で近くの、あるいは旅先の神社や仏閣に参りたいときに、必ず といっていいほどに、石造りの段差や階段にであうのである。山間の自然遊歩道 や河川敷公園のせせらぎまで行こうと思えば、これらの段差、階段あるいは、急 坂、地道、砂利道などを走行しなければならない。この考案の考案者は、電動く るま椅子を使用せざるを得ない人が、行動範囲を拡大し、歴史や自然の間際まで 足を伸ばすことができたら、こんなに楽しいことはないだろうと、あれこれ考察 した結果この考案を、完成させることができた。この考案に係わるキャタピラー 電動椅子は、次のようなものである。すなわちこのキャタピラー電動椅子は図j 、図2、で示されるように動力装置取付け板(2)に動力装置(3)を左右独立 に取付け、駆動ギヤ(4)から駆動輪(10)までチェーンで動力を伝え、駆動 輪(10)と、回動する動輪(11)を軸に、連動板兼用防護カバー(9)と前 方アーム(8)後方アーム兼用チェーンカバー(5)で連動される、変形四角形 の左右のキャタピラー全体が図4、図5、のようにキャタピラー全体回動用動力 (26)で、車台(1)の前後に回動するようにするのである。車体前方にリク ライニング式の足台(13)を設け、バッテリー収納庫(27)座板(15)背 もたれ(16)足台レバー(17)てすり(19)てすりバー(18)コントロ ールボックス(20)緊急停止ボタン(23)安全を越える傾きむきを感知する センサー(20)サイドミラー(24)登坂用補助キャタピラー(6)を、装備 する。登坂用補助キャタピラーは必要のない場合もあり、キャタピラーの材質、 形状についてはいろいろと考えられることはいうまでもない。
【0005】
【作用】
キャタピラー電動椅子は、段差、階段、急坂、地道、砂利道などを走行すると きに変化する重心位置(25)をささえるために、左右のキャタピラー全体を車 台(1)前後に回動させることができる。リクライニングの足台(13)は、足 台レバー(17)で、好みの位置に固定できるので、座っているときの疲れも軽 減され、乗降の際、足台を下方にリクライニングさせることにより乗降しやすい 。手摺りバー(18)は運搬、介添え、安全に役立ち、停止時の自動ブレーキや 緊急停止ボタン(23)安全を越える車体の傾きを感知するセンサー(20)が 設置されている。必要なら背もたれ(16)もリクライニング式にできることは 言うまでもなく、座板(15)は上下に開閉され、バッテリー(28)の点検や 充電も簡単である。またサイドミラーは、後方の状況やキャタピラー全体の回動 状況を、確認できるのである。
【0006】
【実地例】
実地例1 図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、は実地例1を示す斜視図 である。 図1、図2、で示されるように動力装置取付け板(2)に動力装置(3)を左右 独立に取付け、駆動ギヤ(4)から駆動輪(10)までチェーンで動力を伝え、 駆動輪(10)と、回動する動輪(11)を軸に、連動板兼用防護カバー(9) と前方アーム(8)後方アーム兼用チェーンカバー(5)で連動される、変形四 角形の左右のキャタピラー全体が図4、図5、のようにキャタピラー全体回動用 動力(26)で、車台(1)の前後に回動するのである。平地姿勢で車体のほぼ 中心に位置していた重心(25)が図6の登り姿勢で後部よりになるのを支える ため、左右のキャタピラー全体を後部に回転させて、階段や坂道とキャタピラー との設置面積を増やし、重心(25)を支えながら登坂走行するのである。一方 図7の下り姿勢で前部よりになる重心(25)を支えるため、左右のキャタピラ ー全体を前部に回転させて、階段や坂道とキャタピラーとの設置面積を増やし、 重心(25)を支えながら降坂走行するのである。この前後に回動するキャタピ ラー全体は、様々な条件の悪路にも応用されるので段差、階段、急坂、地道、砂 利道なども走行できるのである。手摺り(19)や手摺りバー(18)は運搬介 添え、安全に役立ち、比較的広いスペースがあるので、コントロールボックス( 20)や足台レバーは、使用者に合わせて設定でき、停止時の自動ブレーキや、 緊急停止ボタン(23)安全を越える車体の傾きを感知するセンサー(20)が 設置されている。リクライニング足台(13)は乗降の際下方にリクライニング し、座って使用中は好みの高さに足台レバー(17)で調整ができる。図4、図 5、は左右のキャタピラー全体が、前後に同時に回動する形式であるが、図10 、図11、のように左右のキャタピラー全体を独立に回動させる形式も考えられ る。図1、図2、は補助の登坂用キャタピラー(6)を装備したものであるが、 これにスパイクを取り付けたり、特殊なトレッドを設けたりして、登坂能力を高 めるとができる。また、図8のように登坂用補助キャタピラーの動輪(11)を 少しちいさめにすれば、スパイクなどを取り付けていても、通常の平地走行で路 面にキズをつけないのである。
【0007】 実地例2 図9、は実地例2を示す斜視図である。 図9は登坂用補助キャタピラーのない左右のキャタピラー全体が、キャタピラー 全体回動用動力(26)で左右独立に前後に回動する形式である。図10、図1 1のようにキャタピラー全体を左右独立に回動させることで、かなり大きな段差 でも、段差に対して斜め方向から乗り越えることができるので便利である。
【0008】
【考案の効果】
本考案のキャタピラー電動椅子は、左右のキャタピラー全体を車体前後に回動 させることにより段差、階段、急坂、地道、砂利道などを走行する時に変化する 車体の重心位置(25)を支えながら走行することができ、乗降の際便利なリク ライニング式の足台(13)や安全装置を設置した乗物である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実地例1を示す斜視図である。
【図2】本考案のキャタピラー全体を車台(1)後方よ
り見た斜視図である。
【図3】本考案の車体(29)前方の拡大図である。
【図4】実地例1をキャタピラー全体で示す斜視図であ
る。
【図5】実地例1をキャタピラー全体で示す斜視図であ
る。
【図6】実地例1を示す側面図である。
【図7】実地例1を示す側面図である。
【図8】本考案のキャタピラー全体の部分図である。
【図9】実地例2を示す斜視図である。
【図10】実地例2を示す斜視図である。
【図11】実地例2を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車台 2 動力装置取付け板 3 動力装置 4 駆動ギヤ 5 後方アーム兼用チェーンカバー 6 登坂用補助キャタピラー 7 キャタピラー 8 前方アーム 9 連動板兼用防護カバー 10 駆動輪 11 回動軸動輪 13 リクライニング式足台 15 座板 16 背もたれ 17 足台レバー 18 手摺りバー 19 手摺り 20 コントロールボックス(車体の傾き感知センサー
内蔵) 21 走行操作レバー 22 キャタピラー全体回動操作レバー 23 緊急停止ボタン 24 サイドミラー 25 重心位置 26 キャタピラー全体回動用動力 27 バッテリー収納庫 28 バッテリー 29 車体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力装置取付け板(2)に動力装置
    (3)を左右独立に取付け、駆動ギャ(4)から駆動輪
    (10)までチェーンで動力を伝える。駆動輪(10)
    と、回動する動輪(11)を軸に、連動板兼用防護カバ
    ー(9)と前方アーム(8)後方アーム兼用チェーンカ
    バー(5)で連動される、変形四角形の左右のキャタピ
    ラー全休(以後、前文で述べた、キャタピラー可動構成
    部全体を、キャタピラー全体と呼ぶ。)を、キャタピラ
    ー全体回動用動力(26)で、車台(1)前後に回動す
    るようにする。車体前方にリクライニング式の足台(1
    3)を設け、バッテリー収納庫(27)座板(15)背
    もたれ(16)足台レバー(17)手摺り(19)手摺
    りバー(18)コントロールボックス(20)緊急停止
    ボタン(23)安全を越える車体の傾きを感知するセン
    サー(20)サイドミラー(24)登坂用補助キャタピ
    ラー(6)を、装備したキャタピラー電動椅子。
JP4821793U 1993-07-01 1993-07-01 キャタピラー電動椅子 Pending JPH077627U (ja)

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JP4821793U JPH077627U (ja) 1993-07-01 1993-07-01 キャタピラー電動椅子

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JP4821793U JPH077627U (ja) 1993-07-01 1993-07-01 キャタピラー電動椅子

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JPH077627U true JPH077627U (ja) 1995-02-03

Family

ID=12797252

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JP4821793U Pending JPH077627U (ja) 1993-07-01 1993-07-01 キャタピラー電動椅子

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JP (1) JPH077627U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019167220A1 (ja) * 2018-03-01 2019-09-06 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両

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