JPH0775933A - 切りくず処理装置 - Google Patents

切りくず処理装置

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JPH0775933A
JPH0775933A JP22600593A JP22600593A JPH0775933A JP H0775933 A JPH0775933 A JP H0775933A JP 22600593 A JP22600593 A JP 22600593A JP 22600593 A JP22600593 A JP 22600593A JP H0775933 A JPH0775933 A JP H0775933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chips
weir
cutting oil
chip
slant face
Prior art date
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Pending
Application number
JP22600593A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Inoue
道雄 井上
Toshiharu Chiku
俊春 知久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP22600593A priority Critical patent/JPH0775933A/ja
Publication of JPH0775933A publication Critical patent/JPH0775933A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械の切りくずから切りくずに付着して
いる切削油を除去し、切りくずの回収に支障がないよう
にする。 【構成】 切りくず処理装置に切りくず持ち上げ移動部
行程の最終端部に堰を設けることにした。その堰の手前
に凹部を設け、さらに底部に切削油抜きの孔を設け、切
りくずの移動中に一時的に切りくずを滞溜させ、その滞
溜中に切削油を除去するように構成。 【効果】 切りくずに付着している切削油をほぼ完全に
除去できるので切りくずの回収に支障をきたすことがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は工作機械による切削で
排出される切りくず(以下単にくずと略称する。)の処
理装置に関し、さらに詳しくはミルを使用した切削によ
って生ずるくずに対応する処理装置を提案するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のくず処理装置について図4、図5
を用いて説明する。図4において1は工作機械であっ
て、ここではマシニンダセンター(M/Cと略す。)を
略図で記してある。2は切削工具であってM/Cではミ
ルが多用される。3は工具2によって切削される被加工
物であり、切削によってくず4が排出される。切削の際
には切削油を工具2と被加工物3との間に掛けながら行
うため当然のことながらくず4には切削油が付着してい
る。5は排出されたくず4を工作機械に付帯させたくず
処理装置(一般的にはチップコンべアと称されてい
る。)6へ搬送するための搬送路である。上記くず処理
装置6は大きく分けて切削油溜め(以下油溜めとい
う。)7とくず4を斜め上方へステップ状の部材によっ
て持ち上げ移動させる搬送機構8とで構成されている。
9は前記搬送機構8の上部から落下するくず4を収容す
る容器である。図5は上記搬送機構8の部分詳細図であ
る。一対の回転体10(一方の回転体は図示せず。)に
張架されたエンドレスチェーン11の長手方向には所定
の間隔で断面がL字型の部材12が複数個ステップ状に
等間隔で設けてあり、この部材12が上記搬送路5を介
して処理装置6に送られてきたくず4を次々と上方へ送
り、ある高さの位置から下方に配置した容器9に落下さ
せる。上記くず4の矢印で示す上方への送り上げ移動の
過程で、くず4に付着している切削油13の一部は斜面
14を伝わって滴下しくず処理装置6を構成する油溜め
7に溜まるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成さ
れ、かつ機能する従来のくず処理装置では、くず4に付
着している切削油を十分に除去することができない。く
ず4を上方へ持ち上げる行程は工作機械の切削能力と、
それによって排出されるくずの量を考慮して決められ、
工具まわりにくずが溜らないよう速やかに機外へ排出す
るようにしてある。すなわち、切削の速さに合わせてく
ずを付着している切削油を滴下させながら除去するよう
になっている。したがって搬送機構8を構成するチェー
ン11の回転速度もそれらを考慮したものであり、くず
の除去には効果的なものである。しかし、くず4に付着
した切削油13を除去するには図5の構造では十分でな
い。斜面14を伝わって滴下する切削油の量を増すため
には、上方への移動行程を大きくすればよいが、移動行
程の増大は装置の大型化になり好ましくない。このよう
なことから従来のくず処理装置を用いた場合容器9に入
るくずには途中で除去できなかったかなりの切削油が付
着したままになっていた。ところでくずは回収されて再
利用されるが、くずに切削油が付着している場合、回収
後の処理がかなり面倒になるためそのままでは回収され
ない。そのため容器9の例えば中間層にネット15を配
置し、ネット15上に溜ったくず4から切削油13が滴
下するようにしていた。すなわち容器9内で水切りの要
領でくず4から切削油13をさらに除去していた。しか
し、この方法はネット上に次々と切削油の付着したくず
4が積み重なるため切削油が除去され、くずとして回収
できる状態になるまでかなりの時間がかかる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明はくずの移動行
程の最終端近傍にくずが一時的に滞溜する堰を設けると
ともに、堰の手前にはV字型の凹部を設け、さらに凹部
の底部には油抜きの孔を設けて、くずの収容容器に入る
前にくずから付着している油の大部分を除去できるよう
に構成。
【0005】
【作用】上記堰で容器に落下する前のくずを一時的に滞
溜させ、その滞溜している間に切削油を除去し、徐々に
堰を乗り越えてくずを容器に落下させる。
【0006】
【実施例】
実施例1.図1において、4,7,8,9,10,1
1,12,13,14は図4及び図5で示したものと同
じある。16は斜面14の途中に設けたスリット状の
孔、17はくず4の持ち上げ行程の上端部18から下り
傾斜となっている斜面であって、上端部18まで持ち上
げられたくず4はこの斜面17に沿って滑落するように
なっている。19は上記斜面の端部20より若干上方に
設けられた堰であって、斜面17を滑べり降りてきたく
ず4は上記の堰19によって一時的に滞溜し、堰19を
乗り越えたくず4が落下する。21は堰19の上方に設
けられたV字型の凹部であって、この凹部の底部にはス
リット状の孔22が設けてある。この凹部はくずの滞溜
を効果的にするものであって、上記堰19より上方に滞
溜しているくずから流れ出る切削油は上記凹部21に流
れ込みさらに孔22を通って斜面23に滴下し、この斜
面23と斜面24、樋25を伝って油溜め7に入る。一
方堰19を乗り越えたくず4は落下して容器9に入る。
図2は上記堰19、凹部21、孔22の部分拡大図であ
る。
【0007】実施例2.図3は、この発明の別の実施例
である。図1に示すこの発明の一実施例に沿った方法
で、くずに付着している切削油の大部分が除去され、く
ずを回収するのに何ら不都合が生じないようにできる
が、さらに切屑油の付着を少なくするための方法が図3
に示す方法である。図3においては堰19を乗り越えて
落下したくず4を遠心式脱油機26に入れて付着してい
る切削油をさらに取り去るようにしたものである。上記
脱油機26は、モーター27と回転軸28と、回転軸2
8に着脱可能な回転容器29と上記回転軸28及び回転
容器29を収容し、その一部に樋30が設けられている
外枠31を主構成要素とし、上記容器29には洗濯機の
脱水機と同様に側面には細かな孔が複数個設けられてい
る。容器29の回転によって取り除かれた切削油13は
樋30を通って油溜め7に入る。
【0008】
【発明の効果】この発明は以上述べたようになっている
から、くずに付着している切削油を十分に取り除くこと
ができる。尚、実施例においては斜面23,24,樋2
5を用いた構成としたが、切削油の経路の構成について
は各種の変形があり、この実施例に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による切りくず処理装置の一実施例を
示す図である。
【図2】この発明による切りくず処理装置の部分拡大図
である。
【図3】この発明による切りくず処理装置の他の実施例
を示す図である。
【図4】従来の切りくず処理装置を示す図である。
【図5】従来の切りくず処理装置の部分詳細図である。
【符号の説明】
1 工作機械 2 工具 3 被加工物 4 切りくず 5 チップコンベヤ 6 切りくず処理装置 7 切削油溜め 8 搬送機構 9 容器 10 回転体 11 チェーン 12 部材 13 切削油 14 斜面 15 ネット 16 スリット状の孔 17 斜面 18 上端部 19 堰 20 斜面の端部 21 凹部 22 孔 23 斜面 24 斜面 25 樋 26 脱油機 27 モーター 28 回転軸 29 回転容器 30 樋 31 外枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械に付帯する切りくず処理装置に
    おいて、切りくずを斜め上方へ持ち上げたのち斜面を滑
    べり落ちるような構造を有する切りくず搬送路を有し、
    上記搬送路の下り斜面最終端部近傍に滑べり落ちてくる
    切りくずを一時的に滞留させる堰及び凹部を設けるとと
    もに、さらに凹部には切くずに付着している切削油を搬
    送路外に滴下させるための孔を設けたことを特徴とする
    切りくず処理装置。
  2. 【請求項2】 上記搬送路の斜め上り斜面の途中に、持
    ち上げ途中の切りくずから除去される切削油を下方へ滴
    下させるための横孔を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の切りくず処理装置。
  3. 【請求項3】 上記堰を乗り越えて落下する切くずを脱
    油機に収容し、脱油機によって切りくずに付着している
    切屑油を除去するような構造にした請求項1記載の切り
    くず処理装置。
JP22600593A 1993-09-10 1993-09-10 切りくず処理装置 Pending JPH0775933A (ja)

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JP22600593A JPH0775933A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 切りくず処理装置

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JP22600593A JPH0775933A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 切りくず処理装置

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JPH0775933A true JPH0775933A (ja) 1995-03-20

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ID=16838300

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JP22600593A Pending JPH0775933A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 切りくず処理装置

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