JPH0773967A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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Publication number
JPH0773967A
JPH0773967A JP5216290A JP21629093A JPH0773967A JP H0773967 A JPH0773967 A JP H0773967A JP 5216290 A JP5216290 A JP 5216290A JP 21629093 A JP21629093 A JP 21629093A JP H0773967 A JPH0773967 A JP H0773967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microwave
antenna
heating chamber
heating
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5216290A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Hayamizu
克明 速水
Hideo Fujii
秀夫 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5216290A priority Critical patent/JPH0773967A/ja
Publication of JPH0773967A publication Critical patent/JPH0773967A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/72Radiators or antennas
    • H05B6/725Rotatable antennas

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】この電子レンジでは、マグネトロン41の固定
アンテナ42の先端に、マイクロ波を放射する放射アン
テナ43を偏心させた状態で回転自在に設けた。放射ア
ンテナ43には、冷却ファン50によって送られる冷却
風で回転される風車60を固定した。 【効果】加熱室20内にマイクロ波を放射し、加熱室2
0内の電界分布の均一化に寄与する。回転する放射アン
テナ43により、加熱室20内の電界を非定常化し、被
加熱物から見た電界分布を効果的に均一化できる。加熱
むらを防いで、好ましい高周波加熱を行なうことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子レンジに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子レンジは、マグネトロンか
ら発生したマイクロ波を発振アンテナから発振させて加
熱室内に導入し、このマイクロ波によって、加熱室に収
容された食品を高周波加熱する。上記高周波加熱をする
場合には、被調理物を均一に加熱し、いわゆる加熱むら
を起こさないように調理することが好ましい。被調理物
の均一加熱のためには、加熱室内でのマイクロ波の電界
分布を均一にすることが必要である。
【0003】ところが、上記発振アンテナが棒状のもの
であるため、マイクロ波は、発振アンテナの先端部の一
点から集中して発射され、加熱室内へ供給される。従っ
て、加熱室内での電界分布を均一にするのは非常に困難
である。上記問題点に鑑み、従来では、図5に示す構造
が提案されている。図5は、電子レンジのマグネロトン
1の部分を示した分解斜視図である。
【0004】図5を参照して、マグネトロン1は、マイ
クロ波を発生させるものであり、このマグネトロン1に
は、マイクロ波を発振させる発振アンテナ2が設けられ
ている。さらに、この発振アンテナ2の先端には、金属
製の放射アンテナ3がビス4により固定されている。こ
の放射アンテナ3は、矩形形状に形成されており、複数
のスリット5が設けられている。
【0005】上記構造によれば、マグネトロン1により
発生した高周波電流は、発振アンテナ2から放射アンテ
ナ3に伝達される。そして、上記高周波電流により、上
記放射アンテナ3からマイクロ波が放射される。このマ
イクロ波は、上記放射アンテナ3の面に垂直な方向に最
も強く放射される。また、マグネトロン1の固設面との
間にキャビティが形成され、このキャビティ内に生じる
種々のモードのエネルギは、上記スリット5よりマイク
ロ波として放射される。
【0006】これら種々のエネルギを有するマイクロ波
は、加熱室内の電界分布の均一化に寄与することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構造で
は、加熱室内の電界分布の均一化に寄与することはでき
るが、完全に均一化することはできないので、加熱室内
には電界の強弱部分が発生する。しかも、上記放射アン
テナ3は固定されているので、被加熱物は、上記強弱部
分が存在する定常な電界中に配置された状態となってい
る。従って、被加熱物は、強い電界と接する部分のみが
強く加熱されて加熱むらを起こしてしまうという問題が
ある。
【0008】そこで、この発明の目的は、加熱室内の電
界分布を有効に均一化し、加熱むらを防ぐことができる
電子レンジを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子レンジ
は、マイクロ波を発振する発振部を有するマイクロ波供
給手段と、上記発振部に取付けられ、上記マイクロ波を
放射する放射手段とを備え、上記放射されたマイクロ波
を被加熱物が収容された加熱室内に導入し、前記被加熱
物を高周波加熱する電子レンジにおいて、上記マイクロ
波供給手段の稼働時に、マイクロ波の放射範囲が変化す
るように上記放射手段を回転させる回転手段を含むこと
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明に係る電子レンジによれば、マイクロ波
供給手段が稼働すれば、マイクロ波を発振する発振部に
取付けられた放射手段を高周波電流が流れる。そして、
この放射手段によって、上記高周波電流により発生する
マイクロ波が放射される。しかも、回転手段により上記
放射手段が回転されるので、当該放射手段から放射され
るマイクロ波の放射範囲が変化し、加熱室内の電界を非
定常化することができる。これにより、加熱室内の電界
に強弱部分が存在しても、電界自体が非定常であるの
で、被加熱物から見た電界分布を均一にすることができ
る。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図3は、この発明の一実施例に係る電子レンジ
の一部破断斜視図である。図3を参照して、この電子レ
ンジは、前面が開放された外箱10と、この外箱10内
に区画され、前面に開口を有する加熱室20と、上記外
箱10に開閉自在に取付けられ、上記加熱室20の開口
を開閉する扉30と、上記加熱室20にマイクロ波を供
給するマイクロ波供給装置40と、図示しない電装部品
と、前記マイクロ波供給装置40および上記電装部品等
を冷却する冷却ファン50とを備えている。
【0012】そして、調理する際には、扉30を開いて
加熱室20内に食品を収容し、上記外箱10に設けられ
た操作部11の操作スイッチ11aを操作して所望の調
理モードを選択すれば、操作部11に内蔵されたマイク
ロコンピュータにより、最適な加熱調理を行なうことが
できるようになっている。図4は、電子レンジのマイク
ロ波供給装置40部分を示した一部断面側面図である。
【0013】図4を参照して説明すると、マイクロ波供
給装置40は、マイクロ波を発生させるマグネトロン4
1と、このマグネトロン41に固定され、発生したマイ
クロ波を発振させる発振部としての固定アンテナ42
と、この固定アンテナ42に取付けられ、上記マイクロ
波を均一に放射するための放射アンテナ43と、上記固
定アンテナ42を内部に突出させた状態で上記マグネト
ロン41が取付けられ、上記加熱室20内に連通してマ
イクロ波を加熱室20内に導くための導波管44とを備
えている。この導波管44の周囲には、上記冷却ファン
50による冷却風が導波管44内を通過するためのパン
チング穴44aが設けられている。なお、このパンチン
グ穴44aの径は、上記マイクロ波を有効に遮断するこ
とができるように設定されている。
【0014】この実施例の特徴とするところは、上記
放射アンテナ43が、偏心された状態で上記固定アンテ
ナ42に回転可能に取付けられている点、および上記
冷却風により回転される回転手段としての風車60が、
上記放射アンテナ43に固定されている点にあり、マイ
クロ波供給装置40の稼働時に、上記放射アンテナ43
が回転駆動されることである。
【0015】図1は、上記マイクロ波供給装置40を示
した一部断面拡大図である。図1を参照して説明する
と、上記導波管44は、一端側が開放され、他端側が閉
口された角パイプ状のものである。この導波管44の周
壁には、上記パンチング穴44aが設けられている。ま
た、上記他端側の面44cには、穴44bが設けられて
いる。この穴44bから上記固定アンテナ42が挿入さ
れて上記マグネトロン41が取り付けられている。
【0016】上記固定アンテナ42は、棒状のアンテナ
であって、上記マグネトロン41の陽極側に固定されて
いる。また、図2は、図1におけるI−I断面図であ
る。図2も同時に参照して、放射アンテナ43は、導電
体からなる円盤形形状をしており、中心から所定距離ず
れた位置に、図示しないねじ挿通用穴が設けられてい
る。そして、この放射アンテナ43は、段付ねじ70に
よって、偏心した状態で上記固定アンテナ42の先端に
取付けられており、上記導波管44内において回転自在
に保持されている。
【0017】また、上記風車60が上記放射アンテナ4
3に固定されており、上記段付ねじ70により、放射ア
ンテナ43と共に上記固定アンテナ42に取付られてい
る。この風車60は、誘電体からなり、上記放射アンテ
ナ43に固着された基板61と、羽根62とを有してい
る。基板61は、円盤形形状に形成されており、図示し
ないが、その中心に上記放射アンテナ43に設けられた
ねじ挿通用穴と同径のねじ挿通用穴が設けられている。
このねじ挿通用穴の中心は、上記放射アンテナ43のね
じ挿通用穴の中心と合致している。羽根62は、矩形に
形成された板状のものであり、上記基板61上に一体的
に突設されている。この羽根62は、6枚設けられてお
り、上記ねじ挿通用穴を中心にして等間隔に放射状に取
付けられている。
【0018】加熱調理の際には、マイクロ波供給装置4
0が稼働すると共に、冷却ファン50が作動し、マイク
ロ波供給装置40および電装部品を送風冷却する。そし
て、マグネトロン41が作動すれば、固定アンテナ42
に放射アンテナ43が取付けられているので、この放射
アンテナ43に高周波電流が流れ、放射アンテナ43か
らマイクロ波が放射される。
【0019】一方、上記冷却ファン41により送られた
風は、導波管44の一側面側のパンチング穴44aから
導波管44内に入り、上記一側面に対向する側面のパン
チング穴44aから出て行く風路に従って流れる。そし
て、この風路中には、上記風車60が固定された放射ア
ンテナ43が配されているので、上記風路を流れる冷却
風により風車60が回転され、これにより、放射アンテ
ナ43が回転駆動される。そして、この放射アンテナ4
3は、偏心した状態で固定アンテナ42に保持されてい
るので、振動しながら回転することになる。
【0020】この実施例によれば、マイクロ波供給装置
40が稼働すれば、放射アンテナ43により、均一に放
射されたマイクロ波を加熱室20内に供給することがで
き、加熱室20内の電界分布の均一化に寄与することが
できる。また、上記放射アンテナ43は、風車60の回
転と共に振動しながら回転するので、マイクロ波の放射
範囲が変化し、加熱室20内の電界を非定常化させるこ
とができる。
【0021】これにより、上記放射アンテナ43による
マイクロ波の放射のみでは、充分な電界分布の均一化が
図れず、加熱室20内に電界の強弱部分が存在していて
も、被加熱物から見た電界は時々刻々変化することにな
り、結果として、充分に均一化された電界中に被加熱物
が配置された状態となる。従って、被加熱物の局部的な
加熱を防ぎ、加熱むらのない高周波加熱を行なうことが
できる。
【0022】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、放射アンテナ43の形状は、多角形形状
のものでも良い。そして、放射アンテナ43が三角形や
矩形の場合は、偏心させて固定アンテナ42に取付けな
くても、マイクロ波の放射範囲を変化させることができ
る。また、放射アンテナ43の駆動方法は、冷却ファン
50による風を利用する他に、放射アンテナ43を駆動
するための電動モータを設け、ベルトで連結して回転さ
せることもできる。
【0023】その他、この発明の要旨を変更しない範囲
で種々の設計変更を施すことができる。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、放射手段により、マ
イクロ波を加熱室内に分散させて放射することができ
る。しかも、上記放射手段は、マイクロ波供給手段の稼
働時に回転駆動され、マイクロ波の放射範囲を変化させ
て加熱室内の電界を非定常化するので、被加熱物から見
た電界分布を充分に均一化することができる。これによ
り、被加熱物の加熱むらを防いで、好ましい高周波加熱
を行なうことができる電子レンジを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子レンジのマイクロ
波供給装置を示した一部断面拡大図である。
【図2】図1におけるI−I断面図である。
【図3】本実施例に係る電子レンジの一部破断斜視図で
ある。
【図4】本実施例に係る電子レンジのマイクロ波供給装
置部分を示した一部断面平面図である。
【図5】従来の電子レンジのマグネロトンの部分を示し
た一部断面概略図である。
【符号の説明】
20 加熱室 40 マイクロ波供給装置(マイクロ波供給手段) 41 マグネトロン 42 固定アンテナ(発振部) 43 放射アンテナ(放射手段) 44 導波管 50 冷却ファン 60 風車(回転手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロ波を発振する発振部を有するマイ
    クロ波供給手段と、 上記発振部に取付けられ、上記マイクロ波を放射する放
    射手段とを備え、 上記放射されたマイクロ波を被加熱物が収容された加熱
    室内に導入し、前記被加熱物を高周波加熱する電子レン
    ジにおいて、 上記マイクロ波供給手段の稼働時に、マイクロ波の放射
    範囲が変化するように上記放射手段を回転させる回転手
    段を含むことを特徴とする電子レンジ。
JP5216290A 1993-08-31 1993-08-31 電子レンジ Pending JPH0773967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5216290A JPH0773967A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 電子レンジ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5216290A JPH0773967A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 電子レンジ

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Publication Number Publication Date
JPH0773967A true JPH0773967A (ja) 1995-03-17

Family

ID=16686223

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JP5216290A Pending JPH0773967A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 電子レンジ

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JP (1) JPH0773967A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2359972A (en) * 1999-12-07 2001-09-05 Sanyo Electric Co Microwave oven with rotating diffusion antenna

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2359972A (en) * 1999-12-07 2001-09-05 Sanyo Electric Co Microwave oven with rotating diffusion antenna
US6614011B2 (en) 1999-12-07 2003-09-02 Sanyo Electric Co., Ltd. Microwave oven including antenna for properly propagating microwaves oscillated by magnetron
GB2359972B (en) * 1999-12-07 2005-03-02 Sanyo Electric Co Microwave oven including antenna for properly propagating microwaves oscillated by magnetron

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