JPH077384B2 - 並列相互相関器 - Google Patents

並列相互相関器

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JPH077384B2
JPH077384B2 JP62236194A JP23619487A JPH077384B2 JP H077384 B2 JPH077384 B2 JP H077384B2 JP 62236194 A JP62236194 A JP 62236194A JP 23619487 A JP23619487 A JP 23619487A JP H077384 B2 JPH077384 B2 JP H077384B2
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JP62236194A
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栄松 守山
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郵政省通信総合研究所長
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Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の属する技術分野 本発明は、計算時間の短い相互相関器に関するものであ
る。
(2)従来の技術 通常、相互相関を計算する場合は信号をディジタル化し
た後、ディジタル信号処理技術を用いて計算する場合が
多い。相関を計算する信号が既知の場合、ディジタル信
号処理技術を用いた相互相関器は計算時間を理論的には
0にすることが可能であるが、実際の装置では、ディジ
タル信号処理素子の処理遅延のためアナログ方式のスラ
イディング相関器に比較して計算時間が長い。このた
め、高速の信号処理を必要とする用途には、適用できな
い。また高い信号対雑音比(以下「S/N」と略記す
る。)を必要とする場合には量子化ビット数は量子化雑
音を低減するため多くする必要がある。これが計算速度
の低下とハードウェアコストの上昇をもたらす。
一方、スライディング相関方式の相互相関器はその構成
要素の中に積分器があるため、そと積分時間よりも計算
時間を短くすることは理論的にできない。しかし相関器
を並列に複数用いることより計算時間を短縮することが
可能である。この場合具体的にどのように相関器を配置
し、どの信号をどの相関器に入出力するかが装置実現の
鍵となる。
第1図は通常のスライディング相関器のブロック図であ
って、1は相関器入力信号、2はスライディングする参
照信号を発生する参照信号発生器、3は乗算器、4は積
分器である。この相関器では参照信号のスライディング
に伴い参照信号の1周期にわたる相互相関値が積分器4
から出力される。参照信号と相関のある成分を雑音とと
もに含む入力信号と、参照信号との間の相互相関をとる
場合などは、参照信号のスライディング速度を低下させ
るとともに、積分器4の積分時間を長くすることにより
相関器出力の雑音を低減できる。しかしこの場合、積分
時間を長くしたため計算時間は長くなる。また入力信号
の状態変化が激しいとき、スライディング1周期ごとの
標本化では相互相関値の変化が激しいため正確の相互相
関値を得られない場合がある。
(3)発明の目的 本発明ではこれらの欠点を除去し、計算時間が短く、従
来のスライディング相関器の出力信号と同一形式の出力
を有する相関器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る並列相互相関
器は、参照信号を発生する参照信号発生手段(例えば参
照信号発生器11)と、前記参照信号発生手段からの参照
信号を夫々異なる遅延時間だけ遅延させる複数の遅延手
段(例えば4段の遅延素子500)と、各遅延手段から各
々出力されるN個の参照信号の出力先を、参照信号発生
手段からの信号がN回スライディングする間に「N−
1」回だけ切替えるN個の切替手段(例えば2進アップ
カウンタ1000、第1マルチプレクサ100、第2マルチプ
レクサ200、第3マルチプレクサ300、第4マルチプレク
サ400)と、各切替手段によって切替えられたN個の参
照信号夫々に対応して設けられた、一方の入力端子に参
照信号を、他方の入力端子に被相関信号たる相関器入力
信号を受けるN個の相関手段(例えば第1相関器600、
第2相関器700、第3相関器800、第4相関器900)と、
各相関手段からの信号を前記参照信号発生手段からの信
号がN回スライディングする間にN回の切替を行う相関
出力切替手段(例えば第11マルチプレクサ1100、2進ア
ップカウンタ1120)と、を備え、前記相関出力切替手段
からの信号を相関器出力として得るものとした。
(4)発明の構成及び作用 以下、第2図によって本発明を詳細に説明する。説明の
都合上、相関器数NをN=4としているが本発明ではN
の値を任意に大きくすることが可能である。第2図は本
発明の一実施例を示す概念構成図であって、10は相関器
入力信号、11はスライディングする参照信号を発生する
参照信号発生器、100はマルチプレクサ1、101はマルチ
プレクサ1の第1入力、102はマルチプレクサ1の第2
入力、103はマルチプレクサ1の第3入力、104はマルチ
プレクサ1の第4入力、105はマルチプレクサ1の出
力、106はマルチプレクサ1の切替え制御信号入力、200
はマルチプレクサ2、201はマルチプレクサ2の第1入
力、202はマルチプレクサ2の第2入力、203はマルチプ
レクサ2の第3入力、204はマルチプレクサ2の第4入
力、205はマルチプレクサ2の出力、206はマルチプレク
サ2の切り替え制御信号入力、300はマルチプレクサ
3、301はマルチプレクサ3の第1入力、302はマルチプ
レクサ3の第2入力、303はマルチプレクサ3の第3入
力、304はマルチプレクサ3の第4入力、305はマルチプ
レクサ3の出力、306はマルチプレクサ3の切替え制御
信号入力、400はマルチプレクサ4、401はマルチプレク
サ4の第1入力、402はマルチプレクサ4の第2入力、4
03はマルチプレクサ4の第3入力、404はマルチプレク
サ4の第4入力、405はマルチプレクサ4の出力、406は
マルチプレクサ4の切替え制御信号入力、500は4段の
遅延素子、501は遅延素子の1段目出力、502は遅延素子
の2段目出力、503は遅延素子の3段目出力、504は遅延
素子の4段目出力、600は相関器1、601は乗算器、602
は積分器、700は相関器2、701は乗算器、702は積分
器、800は相関器3、801は乗算器、802は積分器、900は
相関器4、901は乗算器、902は積分器、1000は相関器入
力切替えマルチプレクサ制御信号発生用2ビット2進ア
ップカウンタ1、1010は2進アップカウンタ1クロック
入力、1020は2進アップカウンタ1出力、1100は積分器
出力切替えマルチプレクサ11、1110は2進アップカウン
タ2出力、1120は積分器出力切り替えマルチプレクサ制
御信号発生用2ビット2進アップカウンタ2、1130は2
進アップカウンタ2クロック入力、1200は並列相互相関
器出力である。
マルチプレクサ1、マルチプレクサ2、マルチプレクサ
3、マルチプレクサ4及び、マルチプレクサ10はそれぞ
れ4入力1出力で、マルチプレクサ切替え制御信号が2
進で「00」のときマルチプレクサの第1入力がマルチプ
レクサから出力され、「01」のとき第2入力が、「10」
のとき第3入力が、「11」のとき第4入力がそれぞれ出
力される。
4段の遅延素子500と、マルチプレクサ100、200、300、
400間は、遅延素子の1段目出力501とマルチプレクサ入
力101、204、303、402を、遅延素子の2段目出力502と
マルチプレクサ入力102、201、304、403を、遅延素子の
3段目出力503とマルチプレクサ入力103、202、301、40
4を、遅延素子の4段目出力504とマルチプレクサ入力10
4、203、302、401を、接続する。ここで、参照信号発生
器11では参照信号のスライディングを参照信号に参照信
号の一部を周期的に割り込ませることにより実現するも
のとする。
4回の参照信号の割り込みに対し、2進アップカウンタ
1クロック入力1010の3回のパルス入力と、2進アップ
カウンタ2クロック入力1130の4回のパルス入力によ
り、並列相互相関器出力1200から信号を得る場合、参照
信号発生器11の4回の参照信号の割り込みに対しマルチ
プレクサ出力105、205、305、405には参照信号が1回割
り込まれた信号と等価な信号が出力される。このため、
この1回の割り込み周期に同期して積分器602、702、80
2、902の積分とリセットを位相をずらして繰り返すこと
により各相関器600、700、800、900は1回の参照信号の
割り込みによる相関と等価な動作を並列に行う。さら
に、参照信号の4回の割り込みに対応し、各相関器の積
分器のリセット直前の値を積分器出力切替えマルチプレ
クサ1100により出力できるよう、2進アップカウンタ2
出力1110の切替え速度と位相を2進アップカウンタ2ク
ロック入力1130により調整することにより、参照信号の
4回の割り込みに対応した速度で参照信号の1回の割り
込みに対応した相互相関の計算値が並列相互相関器出力
1200より得られる。
本発明による並列相互相関器では、相関器の段数NをK
倍にすると計算時間を同一に保ったまま参照信号の割り
込み回数を1/K、すなわち相互相関の計算長をK倍にす
ることができる。また逆に相互相関の計算長を同一に保
てば等価的に計算時間を1/K倍にすることができる。
なお、相関器の段数がNのときはN回の参照信号の割り
込みに対し、2進アップカウンタ1クロック入力1010の
クロックパルスをN−1回、2進アップカウンタ2クロ
ック入力1030のクロックパルスをN回、各相関器の積分
器の積分とリセットを1回とすることにより、N回の割
り込みに対応した速度で並列相互相関器出力1200が得ら
れる。また、マルチプレクサと相関器間の結線の変更に
より2進アップカウンタ1と2進アップカウンタ2をダ
ウンカウンタに置き換えることができる。
(5)発明の効果 以上述べたように、本発明よる並列相互相関器では、そ
の相互相関信号の出力形式が通常のスライディング相関
器とほぼ同様である。このため従来まで用いられていた
スライディング相関器を本発明による並列相互相関器に
簡単に置き換えることができる。また相関器の段数Nは
必要に応じて任意に大きくできるなど、相互相関器の設
計・構成する場合の自由度が高い。
本発明によれば、相互相関の計算時間を必要に応じて任
意かつ大幅に低減できるため、相互相関器の一種であ
る、スペクトルアナライザ、レーダー、相関受信機等の
測定器、通信機等に広く応用することにより高性能な装
置を実現でき、その効果は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は通常のスライディング相関器のブロック図であ
って、1は相関器入力信号、2はスライディングする参
照信号を発生する参照信号発生器、3は乗算器、4は積
分器である。 第2図は本発明の一実施例を示す概念構成図である。図
中の10は相関器入力信号、11はスライディングする参照
信号を発生する参照信号発生器、100はマルチプレクサ
1、101はマルチプレクサ1の第1入力、102はマルチプ
レクサ1の第2入力、103はマルチプレクサ1の第3入
力、104はマルチプレクサ1の第4入力、105はマルチプ
レクサ1の出力、106はマルチプレクサ1の切替え制御
信号入力、200はマルチプレクサ2、201はマルチプレク
サ2の第1入力、202はマルチプレクサ2の第2入力、2
03はマルチプレクサ2の第3入力、204はマルチプレク
サ2の第4入力、205はマルチプレクサ2の出力、206は
マルチプレクサ2の切り替え制御信号入力、300はマル
チプレクサ3、301はマルチプレクサ3の第1入力、302
はマルチプレクサ3の第2入力、303はマルチプレクサ
3の第3入力、304はマルチプレクサ3の第4入力、305
はマルチプレクサ3の出力、306はマルチプレクサ3の
切替え制御信号入力、400はマルチプレクサ4、401はマ
ルチプレクサ4の第1入力、402はマルチプレクサ4の
第2入力、403はマルチプレクサ4の第3入力、404はマ
ルチプレクサ4の第4入力、405はマルチプレクサ4の
出力、406はマルチプレクサ4の切替え制御信号入力、5
00は4段の遅延素子、501は遅延素子の1段目出力、502
は遅延素子の2段目出力、503は遅延素子の3段目出
力、504は遅延素子の4段目出力、600は相関器1、601
は乗算器、602は積分器、700は相関器2、701は乗算
器、702は積分器、800は相関器3、801は乗算器、802は
積分器、900は相関器4、901は乗算器、902は積分器、1
000は相関器入力切替えマルチプレクサ制御信号発生用
2ビット2進アップカウンタ1、1010は2進アップカウ
ンタ1クロック入力、1020は2進アップカウンタ1出
力、1100は積分器出力切り替えマルチプレクサ11、1110
は2進アップカウンタ2出力、1120は積分器出力切替え
マルチプレクサ制御信号発生用2ビット2進アップカウ
ンタ2、1130は2進アップカウンタ2クロック入力、12
00は並列相互相関器出力である。 マルチプレクサ1、マルチプレクサ2、マルチプレクサ
3、マルチプレクサ4及び、マルチプレクサ10はそれぞ
れ4入力1出力で、マルチプレクサ切り替え制御信号が
2進で「00」のときマルチプレクサの第1入力がマルチ
プレクサから出力され、「01」のとき第2入力が、「1
0」のとき第3入力が、「11」のとき第4入力がそれぞ
れ出力される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】参照信号を発生する参照信号発生手段と、 前記参照信号発生手段からの参照信号を夫々異なる遅延
    時間だけ遅延させる複数の遅延手段と、 各遅延手段から各々出力されるN個の参照信号の出力先
    を、参照信号発生手段からの信号がN回スライディング
    する間に「N−1」回だけ切替えるN個の切替手段と、 各切替手段によって切替えられたN個の参照信号夫々に
    対応して設けられた、一方の入力端子に参照信号を、他
    方の入力端子に被相関信号たる相関器入力信号を受ける
    N個の相関手段と、 各相関手段からの信号を前記参照信号発生手段からの信
    号がN回スライディングする間にN回の切替を行う相関
    出力切替手段と、 を備え、前記相関出力切替手段からの信号を相関器出力
    として得る並列相互相関器。
JP62236194A 1987-09-22 1987-09-22 並列相互相関器 Expired - Lifetime JPH077384B2 (ja)

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JPH01125668A JPH01125668A (ja) 1989-05-18
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