JPH0773728B2 - 圧延用ワークロール表面の手入れ装置及びその使用方法 - Google Patents

圧延用ワークロール表面の手入れ装置及びその使用方法

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JPH0773728B2
JPH0773728B2 JP2155083A JP15508390A JPH0773728B2 JP H0773728 B2 JPH0773728 B2 JP H0773728B2 JP 2155083 A JP2155083 A JP 2155083A JP 15508390 A JP15508390 A JP 15508390A JP H0773728 B2 JPH0773728 B2 JP H0773728B2
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和夫 藤井
剛二 勝島
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川崎製鉄株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B28/00Maintaining rolls or rolling equipment in effective condition
    • B21B28/02Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning
    • B21B28/04Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning while in use, e.g. polishing or grinding while the rolls are in their stands

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、鋼帯等を圧延するワークロール表面に付着し
た異物を除去するドクターブレード式ロール表面の手入
れ装置及びその使用方法に関するものである。
<従来の技術> 鋼帯やステンレス鋼帯を圧延する際に、ワークロールの
表面に異物が付着していると、鋼帯の表面が凹み状に形
成されて、いわゆる押込疵が発生する。そこで、一般に
ワークロールには、表面の異物を除去するロール手入れ
装置が使用される。
ロール手入れ装置としては、実公昭56−26881号公報や
実公昭63−50005号公報、あるいは実開平2−28304号公
報のように、第4図に示すような金属製のカミソリ刃状
ドクターブレード5を直接ワークロール2に押し当てる
方法が知られている。
<発明が解決しようとする課題> しかし、上記の従来の方法では、ドクターブレード5は
ワークロール2に対して固定されているため、ドクター
ブレード5の先端に引っ掛かった異物14は同一場所に残
り、第4図に示すように、ワークロール2にスジ状疵15
を発生させる。
なお、この対策としては、ドクターブレード5の上部に
集塵回路を設置し、すみやかに異物14を除去することも
考えられ、乾式調質圧延では効果がある。しかし、圧延
油を使用する冷間圧延や調質圧延油を使用する湿式調質
圧延では、異物14は容易に除去されないため、この手段
では不十分である。
また、ワークロール2としては、粗度Ra=0.1〜0.4μm
程度のブライトロールや、Ra=1.0〜3.0μmのダルロー
ルが使用されるが、ダルロールの場合、ドクターブレー
ド5のワークロール2への押付力が高いと短時間でロー
ル粗度が低下するという問題がある。
本発明は、このような問題を解決した圧延ワークロール
表面の手入れ装置及びその使用方法を提供することを目
的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明の圧延用ワークロール表面の手入れ装置は、圧延
用ワークロールの表面に付着した異物を除去するドクタ
ーブレード式ロール手入れ装置において、前記ドクター
ブレードを厚みが0.05〜0.3mmのカミソリ刃状とすると
ともに、このドクターブレードをロール胴長方向に往復
摺動させる摺動機構を設けたことを特徴とするものであ
る。
そして、本発明の圧延用ワークロール表面の手入れ装置
の使用方法は、前記装置を使用するに際し、ドクターブ
レードの押付力を線圧0.5〜3.0kg/mとすることを特徴と
するものである。
<作 用> 本発明では、ドクターブレードを厚みが0.05〜0.3mmの
カミソリ刃状とするとともにワークロールの胴長方向に
往復摺動させるので、異物が同一場所に残ることを防止
でき、ワークロールにスジ状疵が発生するのを防止でき
る。
また、本発明によれば、第3図に示したように(詳細は
後記の第3図の説明を参照)、ワークロールの粗度低下
によるロール寿命の低下の問題が生じない。
<実施例> 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の装置の一実施例を示し、装置の片側
の説明図である。第2図は第1図のI−I線断面図であ
る。
第1、2図において、ドクターブレード5はブレードホ
ルダー3に、ブレード押え6で固定され、軸4と軸受8
により回転自在に支持されている。ドクターブレード5
のワークロール2への押付力Fは、自重Wで与えられる
が、カウンターウェイト7により、押付力Fの調整を可
能としてある。
また、軸受8の下部には、スライドライナー9とアクチ
ュエータ10があり、電磁切換弁13、スピードコントロー
ラ12の操作により、ドクターブレード5はワークロール
2胴長方向に往復摺動可能としてある。
11は、スライドライナー9及びアクチュエータ10を支持
するブラケットである。また、1は鋼帯である。
次に、具体的実施例について説明する。
610mmφの3%Cr鋼製で、粗度Ra=2.5μmのワークロー
ル2に対して、材質SK5、厚み0.2mmのドクターブレード
5を用いた本発明の装置を、押付力Fを線圧2.0kg/m、
摺動ストロークを±20mm(頻度1回/3秒)として使用し
た。その結果は、ロールスジ状疵15の発生がなく、ロー
ル粗度の低下の問題もなかった。
続いて、ドクターブレード5の厚み及び押付力Fを変え
て実験を行った。その結果は、第3図に示すように、押
付力Fが線圧3.0kg/mを超えると、ワークロール2の粗
度の低下が表れ、また、ドクターブレード5の厚みが0.
3mmを超えると、3.0kg/mの押付力では、ワークロール2
のクラウン(0.1mmの凸クラウン)になじまなかった。
したがって、ドクターブレード5のワークロール2への
押付力Fは線圧3.0kg/m以下とする必要があり、この時
ドクターブレード5の厚みは0.3mm以下とする必要があ
る。
なお、厚み0.1mm以下の薄いドクターブレード5を使用
する際には、線圧1.0kg/m以下の押付力でもよいが、押
付力Fをあまり小さくすると、振動等でブレードホルダ
ー3が反転することがあるので、0.5kg/m以上が望まし
い。
また、ドクターブレード5の厚みを0.5mmより薄くする
と、0.5kg/mの線圧で押しつぶされて波打ち状態とな
り、使用不能となるため、ドクターブレード5の厚みは
0.05mm以上が望ましい。
また、摺動については、±10mm程度の短いストロークで
も十分である。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明により、ロール寿命を低下
させることなく、安定的に押し込み疵を防止することが
でき、品質、生産性ともに大幅に向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示し、装置の片側の
説明図である。第2図は第1図のI−I線断面図であ
る。第3図は押付力を変えたときの通板距離と粗度との
関係を示したグラフである。第4図は従来技術の説明図
である。 1……鋼帯、 2……ワークロール、 3……ブレードホルダー、 4……軸、 5……ドクターブレード、 6……ブレード押え、 7……カウンターウェイト、 8……軸受、 9……スライドライナー、 10……アクチュエータ、 11……ブラケット、 12……スピードコントローラ、 13……電磁切換弁、 14……異物、 15……スジ状疵。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延用ワークロールの表面に付着した異物
    を除去するドクターブレード式ロール手入れ装置におい
    て、前記ドクターブレードを厚みが0.05〜0.3mmのカミ
    ソリ刃状とするとともに、このドクターブレードをロー
    ル胴長方向に往復摺動させる摺動機構を設けたことを特
    徴とする圧延用ワークロール表面の手入れ装置。
  2. 【請求項2】請求項1の装置を使用するに際し、ドクタ
    ーブレードの押付力を線圧0.5〜3.0kg/mとすることを特
    徴とする圧延用ワークロール表面の手入れ装置の使用方
    法。
JP2155083A 1990-06-15 1990-06-15 圧延用ワークロール表面の手入れ装置及びその使用方法 Expired - Fee Related JPH0773728B2 (ja)

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JP2008068546A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Sintokogio Ltd シート類の搬送装置
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