JPH0770915A - タオル生地の裁断方法 - Google Patents

タオル生地の裁断方法

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JPH0770915A
JPH0770915A JP23075393A JP23075393A JPH0770915A JP H0770915 A JPH0770915 A JP H0770915A JP 23075393 A JP23075393 A JP 23075393A JP 23075393 A JP23075393 A JP 23075393A JP H0770915 A JPH0770915 A JP H0770915A
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JP
Japan
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towel
towel cloth
cutting
plain weave
cloth
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JP23075393A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kanbara
哲夫 神原
Hideyuki Kobayashi
英行 小林
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SINGER NIKKO KK
Original Assignee
SINGER NIKKO KK
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06HMARKING, INSPECTING, SEAMING OR SEVERING TEXTILE MATERIALS
    • D06H7/00Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials
    • D06H7/02Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials transversely
    • D06H7/025Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials transversely in line with an embossed or a raised pattern on the fabric; Cutting pile fabric along a loopless or napless zone, e.g. the plain woven portion of towel cloth

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Control Of Cutting Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タオル生地の裁断方法の提供。 【構成】 タオル生地Aの境界線ALを整列させるのに
要する送り長さを検出し、検出値pを出力する送り長さ
検出手段7と、タオル生地Aに応じた基本値Uを設定す
る基本値設定手段12と、送り長さ検出手段7による検
出値pが基本値Uに対して所定の範囲内にあるか否かを
判断する比較手段11とを備え、検出値pが基本値Uに
対して所定の範囲内にない場合に異常と判断し、平織り
部A2を裁断することなくタオル原反Bを引出し、次位
の平織り部A2を裁断する。 【効果】 パイル織り部又は平織り部の長さに織りミス
のあるタオル原反や、タオル原反の接続部である反継ぎ
部などが存在するタオル原反の場合でも、タオル生地の
裁断作業を自動的に継続することが可能になるので、タ
オル縫製工場での生産性及び作業性を著しく向上するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タオル生地の裁断方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】タオル縫製工場では、パイ
ル織り部と平織り部とが交互に連続して織られた長尺な
タオル原反から、裁断装置のある作業台上に所定長さを
種々の方法にて引出して平織り部を裁断し、タオル生地
となし、これを縫製している。
【0003】しかしながら、従来のタオル生地の裁断方
法にあつては、パイル織り部と平織り部とが規則的に交
互に所定長さ毎に連続して織られたタオル原反のみを対
象として正常に機能するようになつており、パイル織り
部又は平織り部の長さに織りミスのあるタオル原反や、
タオル原反の接続部である反継ぎ部などが存在するタオ
ル原反には対応できず、タオル原反の織りミスや反継ぎ
部がある毎に裁断装置を停止して、タオル原反のセット
し直しが必要となる。このため、従来の裁断方法にあつ
ては、タオル縫製工場での生産性及び作業性が低下する
という問題点があつた。
【0004】本発明は、平織り部やパイル織り部の長さ
に織りミスのあるタオル原反に対し、タオル生地を繰り
出すことにより、タオル生地の裁断作業を自動的に継続
することが可能なタオル生地の裁断方法を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、パイル織り部A1と平織り部A2とが交互に連続し
て織られた長尺なタオル原反Bからほぼ1枚分のタオル
生地Aを間欠的に引出した後、平織り部A2とパイル織
り部A1との境界線ALを整列させ、平織り部A2を裁
断するタオル生地の裁断方法であつて、タオル生地Aの
境界線ALを整列させるのに要する送り長さを検出し、
検出値pを出力する送り長さ検出手段7と、タオル生地
に応じた基本値Uを設定する基本値設定手段12と、送
り長さ検出手段7による検出値pが基本値Uに対して所
定の範囲内にあるか否かを判断する比較手段11とを備
え、検出値pが基本値Uに対して所定の範囲内にある場
合に正常と判断し、平織り部A2を裁断し、検出値pが
基本値Uに対して所定の範囲内にない場合に異常と判断
し、平織り部A2を裁断することなくタオル原反Bを引
出し、次位の平織り部A2を裁断することを特徴とする
タオル生地の裁断方法である。
【0006】
【作用】パイル織り部A1及び平織り部A2を交互に形
成した長尺のタオル原反Bから1枚分のタオル生地Aを
裁断する際に、先ず、ほぼ1枚分のタオル生地Aを引出
す。そして、タオル生地Aの境界線ALを整列させ、送
り長さ検出手段7により、この整列に要した送り長さを
検出し、検出値pを出力する。一方、比較手段11にお
いて、この検出値pと基本値設定手段12に予め設定し
た基本値Uとを比較し、検出値pが基本値Uに対して所
定の範囲内にある場合に正常と判断し、平織り部A2を
裁断し、検出値pが基本値Uに対して所定の範囲内にな
い場合に異常と判断し、平織り部A2を裁断することな
くタオル原反Bを引出し、次位の平織り部A2を裁断す
る。タオル生地Aが異常になる場合としては、パイル織
り部又は平織り部の長さに織りミスのあるタオル原反
や、タオル原反の接続部である反継ぎ部などが存在する
タオル原反の場合である。このような場合には、平織り
部A2を裁断することなくタオル原反Bを引出し、次位
の平織り部A2を裁断する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図16は1実施例を示す。図中にお
いて符号Bはタオル原反であり、タオル原反Bは、図1
4,図15に示すように一定長さ毎のパイル織り部A1
と平織り部A2とからなるタオル生地Aが連続する長尺
物であり、パイル織り部A1の長さはM、平織り部A2
の長さはNである。図16はタオル原反Bから平織り部
A2の中央にて裁断したタオル生地を示す。従つて、タ
オル生地Aの全長は、M+2×N/2である。
【0008】図1中において符号1は、タオル自動縫製
機本体を示し、タオル自動縫製機本体1と一体をなすよ
うに、一方の作業台2aと他方の作業台2bとが、空間
2cを挟んで対向している。タオル原反Bから引き出さ
れるタオル生地Aは、この両作業台2a,2b上を矢印
R方向に送られる。
【0009】3は、他方の作業台2b上に配置されるク
ランプ装置であり、タオル生地Aの端部となる平織り部
A2を挟持し、タオル原反Bから所定長さを引き出す機
能を有する。すなわち、クランプ装置3は、他方の作業
台2bに固定されるシリンダ装置等の駆動装置(図示せ
ず)により、該作業台2b上を矢印R方向に往復運動
し、先端部に設けた口金3aにて平織り部A2の端部を
挟持し、後記する裁断装置5にて裁断された後のタオル
原反Bから、所定長さを作業台の空間2cの上方に引き
出す。
【0010】4は、一方の作業台2a上に設けたストッ
パ装置であり、矢印R方向に送られるタオル生地Aの長
手方向を直角に横断し、一直線に配置されてタオル生地
Aを挟装する上部ブロック4a及び下部ブロック4bを
備え、タオル自動縫製機本体1に固定されるシリンダ装
置4cの往き作動により、上部ブロック4aをタオル生
地A上に降下させて、上部ブロック4aと下部ブロック
4bとによりタオル生地Aの平織り部A2は通過させる
が、パイル織り部A1の通過を阻止するストップスリッ
トtを形成する。すなわち、図2に示すようにストッパ
装置4の作動により、平織り部A2からパイル織り部A
1へと織り目が変化する後側の境界線ALの段部ALS
が、上部ブロック4aと下部ブロック4bとで形成する
ストップスリットtにて阻止され、タオル原反Bからの
タオル生地Aの繰り出しがストップされる。
【0011】裁断装置5は、一方の作業台2a上に設け
られ、ストッパ装置4からタオル生地Aの引き出し前側
に所定距離隔てて配置されている。この所定距離は、図
14,図15に示す平織り部A2の正規の長さNの半分
(N/2)である。裁断装置5は、タオル自動縫製機本
体1に固定されるシリンダ装置5cを作動させ、可動カ
ッター5aを固定カッター5bに向けて移動させ、両カ
ッター5a,5b間のタオル生地Aを切断することがで
きる。
【0012】6は、タオル生地Aの長手方向を横断し
て、作業台の空間2cに位置して設けられるタオル生地
繰り出し装置である。タオル生地繰り出し装置6は、タ
オル自動縫製機本体1の側面に固定したパルスモータ6
aを駆動源とし、タイミングベルト6bに固着されたバ
ー部材6dと、バー部材6dにエアーシリンダ等を個別
に介在して付属する複数個のタオル生地押し下げ部材6
cとを備える。バー部材6d及びタオル生地押し下げ部
材6cとが一体となつて、作業台の空間2c内に下降す
ることにより、一端部がクランプ装置3の口金3aにて
挟持されたタオル原反Bから、所定長さ(後記する長さ
Y)のタオル生地Aを繰り出し、バー部材6dに対して
個別のタオル生地押し下げ部材6cを下降することによ
り、所定長さ(後記する長さP)のタオル生地Aを繰り
出す。パルスモータ6aは、制御装置となるマイクロコ
ンピュータ10にて回転が制御される。しかして、クラ
ンプ装置3の動作及びタオル生地繰り出し装置6のバー
部材6dの下降により、タオル原反Bからほぼ1枚分の
タオル生地Aとなる所定長さを間欠的に引き出すことが
できる。
【0013】7は、送り長さ検出手段であるロータリー
エンコーダであり、ストッパ装置4よりもタオル原反B
側に位置させて、一方の作業台2a上に配置され、一方
の作業台2a上に引き出されたタオル生地Aの表面に所
定の摩擦力にて常時接触し、タオル生地Aの送りにより
同期して回転駆動されるように、タオル自動縫製機本体
1に固定した支持軸7aに回転自在に軸支されている。
このロータリーエンコーダ7は、ストッパ装置4により
タオル生地Aの平織り部A2を挟むストップスリットt
が形成された後に、タオル生地繰り出し装置6により繰
り出されるタオル生地Aの繰り出し長さPを計測する。
なお、ロータリーエンコーダ7により、クランプ装置3
及びタオル生地繰り出し装置6によるタオル生地Aの繰
り出し全長を計測することも可能である。
【0014】すなわち、作業台2a,2b上にほぼ1枚
分のタオル生地A(後記する一定長さ(Z+Y))が繰
り出された後にストッパ装置4が作動し、タオル生地A
の平織り部A2を挟むストップスリットtが形成され
る。その後、タオル生地繰り出し装置6の複数個のタオ
ル生地押し下げ部材6cがタオル生地Aの幅方向に個別
に下降し、図2に示すようにパイル織り部A1の境界線
ALの段部ALSが、ストップスリットtにより一直線
をなすように整列ストップされ、正確に1枚分のタオル
生地Aが繰り出される。ロータリーエンコーダ7は、タ
オル生地繰り出し装置6の複数個のタオル生地押し下げ
部材6cの下降に伴つて、繰り出されるタオル生地Aの
繰り出し長さを検出し、検出値pを出力する。この検出
値pは、図1に示すマイクロコンピュータ10に入力さ
れる。
【0015】マイクロコンピュータ10は、図3に示す
ように比較手段11と基本値設定手段12とを構成す
る。基本値設定手段12には、タオル生地Aに応じた基
本値Uが予め記憶されている。また、比較手段11は、
前記検出値pと基本値Uとを比較し、この検出値pが、
予め設定された基本値Uと所定誤差±σの範囲内にある
か否かを判断し、所定範囲を逸脱する場合、ストッパ装
置駆動手段13を作動させて、ストッパ装置4のシリン
ダ装置4cを帰り作動させる。これにより、パイル織り
部A1の通過が可能となるように、ストップスリットt
を開放する。ここで、検出値pが、予め設定された基本
値Uと所定誤差±σの範囲を逸脱する場合とは、例えば
タオル原反Bの織りミス又は反継ぎ部等で平織り部A2
やパイル織り部A1の長さが異常な場合である。
【0016】なお、ストッパ装置駆動手段13は、具体
的には図1に示す切換えバルブ14にて構成され、切換
えバルブ14にa位置を採らせることにより、シリンダ
装置4cの下室に空気圧源15からの圧力空気が供給さ
れ、シリンダ装置4cの上室がドレインされるので、上
部ブロック4aが上昇し、また、切換えバルブ14にb
位置を採らせることにより、シリンダ装置4cの上室に
空気圧源15からの圧力空気が供給され、シリンダ装置
4cの下室がドレインされるので、上部ブロック4aが
下降する。
【0017】図4は、タオル生地Aがクランプ装置3に
より長さZだけ引き出され、図5は、その後にタオル生
地繰り出し装置6のバー部材6dにより長さYが繰り出
され、ストッパ装置4が作動し、図6に示すようにタオ
ル生地繰り出し装置6の複数個のタオル生地押し下げ部
材6cにより、次位のパイル織り部A1の通過がストッ
プスリットtにて阻止されるようになるまで繰り出され
る長さPを示す関係図である。従つて、図4〜図6にお
いて、Z、Y、P、R、θ、M及びNは、次の諸量を示
す。
【0018】Z:裁断装置5により裁断された後のタオ
ル生地Aが、クランプ装置3にて引き出される所定長
さ。 Y:クランプ装置3によるタオル生地Aの引き出し終了
後、タオル生地Aがタオル生地繰り出し装置6のバー部
材6dによつて繰り出される所定長さ。 P:ストッパ装置4が作動してから、パイル織り部A1
の境界線ALの段部ALSに係止するまで、タオル生地
繰り出し装置6の複数個のタオル生地押し下げ部材6c
によつて繰り出され、ロータリーエンコーダ7にて計測
されるタオル生地Aの長さ。 R:ロータリーエンコーダ7のローラの半径。 θ:タオル生地Aが長さPだけ繰り出されたときのロー
タリーエンコーダ7の回転角。従つて、θ=360°×
P/2πRである。
【0019】8は、パイル織り部境界検出装置であり、
一方の作業台2a上にてストッパ装置4よりタオル原反
B側に、距離Sだけ隔てて配置され、タオル自動縫製機
本体1に支持部材(図示せず)を介して固定されてい
る。パイル織り部境界検出装置8は、前述した検出値p
が、予め設定された基本値Uと所定誤差±σの範囲を逸
脱する場合、つまり平織り部A2やパイル織り部A1の
長さが異常な場合に、次のタオル生地Aの繰り出しに際
して作動するものであり、検出部8aに設けたセンサー
8bにより、一方の作業台2a上に繰り出されるタオル
生地Aの平織り部A2とパイル織り部A1との境界線A
Lを図11に示すように検知し、検出信号をマイクロコ
ンピュータ10に入力する。
【0020】マイクロコンピュータ10は、センサー8
bによる検出信号が入力された時点からタオル生地繰り
出し装置6のバー部材6dによるタオル生地Aの繰り出
す長さ、つまりパルスモータ6aの回転数を制御し、パ
イル織り部A1の後側の境界線ALの段部ALSが検出
された位置から一定の長さL=(S−P)のタオル生地
Aを繰り出し、境界線ALを図12に示すようにQ点に
一旦停止させる。なお、図12に示す状態は、図5に示
すようにタオル生地Aがクランプ装置3により長さZだ
け引き出された後に、タオル生地繰り出し装置6のバー
部材6dにより長さYが繰り出され、ストッパ装置4が
作動した状態と一致している。
【0021】そして、境界線ALがQ点に達したことに
よりストッパ装置4を作動させ、タオル生地A上にパイ
ル織り部A1の通過を阻止するストップスリットtを形
成するように構成されている。勿論、境界線ALがQ点
に達した際、タオル生地Aの正規の平織り部A2にスト
ッパ装置4と対応する位置を採らせるように、パルスモ
ータ6aの回転数が設定されている。その後、タオル生
地Aは、タオル生地繰り出し装置6の複数個のタオル生
地押し下げ部材6cにより、図6に示すように次位のパ
イル織り部A1の通過がストップスリットtにて阻止さ
れるようになるまで、長さPだけ繰り出される。
【0022】次に、上記実施例の作用について、特に図
7〜図12及び図13のフローチャートを参照して説明
する。先ず、図7に示すようにタオル生地Aがクランプ
装置3により長さZだけ引き出された後、図8に示すよ
うにタオル生地繰り出し装置6のバー部材6dにより長
さYが繰り出され、境界線ALが所定位置(図12のQ
点と同じ位置)に達したことによりストッパ装置4が作
動する。そして、ストッパ装置4が作動した状態から、
タオル生地繰り出し装置6の複数個のタオル生地押し下
げ部材6cにより、図9に示すようにストッパ装置4の
ストップスリットtに境界線ALの段部ALSが係止し
て整列されるまでの長さ(通常は、長さP)として、ロ
ータリーエンコーダ7による検出値pを読み込む(ステ
ップ1)。ステップ2にて基本値設定手段12のタオル
生地Aに応じた基本値Uを読み込む。
【0023】次いで、ステップ3では、比較手段11に
おいて検出値pと基本値Uとを比較し、異常の発生の有
無を判断する。すなわち、タオル原反Bの織りミス又は
反継ぎ部等があるため、ストッパ装置4の上部ブロック
4aが、パイル織り部A1の上面や、規定より長短相違
する平織り部A2の上に下降してしまい、ロータリーエ
ンコーダ7の回転角θが設定された範囲を逸脱すること
により、異常発生が検知される。具体的には、比較手段
11において、検出値pが、予め設定された基本値Uと
所定範囲±σを逸脱するか否かが判断され、逸脱する場
合には異常と判断される。
【0024】例えば、上部ブロック4aが規定より長い
平織り部A2上に下降した場合には、ロータリーエンコ
ーダ7が設定値以上に回転し、異常発生が検知され、ま
た、上部ブロック4aが規定より短い平織り部A2上に
下降した場合には、ロータリーエンコーダ7が設定値以
下の回転に止まり、異常発生が検知される。更に、図1
0に示すように上部ブロック4aがパイル織り部A1の
上に降下した場合は、ストッパ装置4の抵抗によりタオ
ル生地押し下げ部材6cが作動せず、ロータリーエンコ
ーダ7が設定された角度を回転せず、異常発生が検知さ
れる。
【0025】このように異常発生が検知された場合に
は、ステップ4に移行し、ストッパ装置駆動手段13を
作動させて、図11に示すと同様にストッパ装置4のシ
リンダ装置4cを帰り作動させる。これにより、パイル
織り部A1の通過を可能にするようにストップスリット
tを開放する。ストップスリットtを開放したなら、ス
テップ5に移行し、パルスモータ6aを回転駆動し、タ
オル生地繰り出し装置6のバー部材6dによるタオル生
地Aの繰り出しを継続させる。一方、タオル生地Aが正
常である場合には、ステップ10に移り、裁断装置5に
より平織り部A2の中央(N/2)が裁断される。裁断
後は、正常時のプログラムに移行し、裁断装置5を復帰
させるなどの作動がなされる。
【0026】ステップ6では、次位の境界線ALを検出
する。この場合、平織り部A2又はパイル織り部A1の
長さの異常を検知した後のタオル生地Aの繰り出しであ
るから、パイル織り部境界検出装置8のセンサー8bに
より、図11に示すように平織り部A2の後側の境界線
ALを検出する。ステップ7では、タオル生地Aの一定
長さ(L)を繰り出す。つまり、境界線ALが、図12
(図8と同じ)のQ点に到達するまでの長さL=(S−
P)だけ、タオル生地繰り出し装置6のバー部材6dに
よりタオル生地Aを繰り出す。ステップ8では、ストッ
パ装置4が作動する。これにより、ストッパ装置4の上
部ブロック4aが平織り部A2の上に下降し、ストップ
スリットtが形成される。
【0027】ステップ9では、タオル生地繰り出し装置
6の複数個のタオル生地押し下げ部材6cにより、タオ
ル生地Aの一定長さ(P)を繰り出す。これにより、ス
トップスリットtにより、境界線ALの段部ALSが整
列状態にてストップされるまで、タオル生地繰り出し装
置6によりタオル生地Aが繰り出される。タオル生地A
が繰り出されたなら、裁断装置5によりタオル生地Aの
平織り部A2の中央部を切断すると共に、タオル生地繰
り出し装置6を、作業台の空間2cの上方に復帰させ
る。
【0028】上記のような一連の工程が順次に繰り返さ
れ、タオル原反Bが多数のタオル生地Aに裁断されるこ
ととなる。なお、裁断装置5により裁断されたタオル生
地Aは、クランプ装置3の口金3aによる挟持を解除
し、空間2c内に落下させて回収する。タオル原反Bの
織りミス又は反継ぎ部等で平織り部A2やパイル織り部
A1の長さに異常がある場合には、ほぼ2枚分のタオル
生地Aに裁断されるので、この異常なタオル生地Aは、
縫製ラインから取り除く。
【0029】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明によれば、パイル織り部及び平織り部を交互に形
成した長尺のタオル原反から1枚分のタオル生地を次々
に裁断する際に、パイル織り部又は平織り部の長さに織
りミスのあるタオル原反や、タオル原反の接続部である
反継ぎ部などが存在するタオル原反の場合でも、裁断装
置を実質的に停止することなく、引続いてタオル原反を
繰り出し、タオル生地の裁断作業を自動的に継続するこ
とが可能になるので、タオル縫製工場での生産性及び作
業性を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係るタオル生地の裁断装
置を示す図。
【図2】 同じくストッパ装置を示す図。
【図3】 同じく構成要素の配置を示す図。
【図4】 同じく作用説明図。
【図5】 同じく作用説明図。
【図6】 同じく作用説明図。
【図7】 同じく作用説明図。
【図8】 同じく作用説明図。
【図9】 同じく作用説明図。
【図10】 同じく作用説明図。
【図11】 同じく作用説明図。
【図12】 同じく作用説明図。
【図13】 同じくフローチャート。
【図14】 同じくタオル原反を示す正面図。
【図15】 同じくタオル原反を示す側面図。
【図16】 同じくタオル生地を示す図。
【符号の説明】
1:タオル裁断装置本体、2a:一方の作業台、2b:
他方の作業台、2c:空間、3:クランプ装置、3a:
口金、4:ストッパ装置、5:裁断装置、6:タオル生
地繰り出し装置、6a:パルスモータ、6c:タオル生
地押し下げ部材、6d:バー部材、7:ロータリーエン
コーダ(送り長さ検出手段)、8:パイル織り部境界検
出装置、8b:センサー、10:マイクロコンピュー
タ、11:比較手段、12:基本値設定手段、13:ス
トッパ装置駆動手段、14:切換えバルブ、A:タオル
生地、A1:パイル織り部、A2:平織り部、AL:境
界線、ALS:段部、B:タオル原反、p:検出値、
U:基本値、M:パイル織り部の長さ、N:平織り部の
長さ、P:長さ、t:ストップスリット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイル織り部(A1)と平織り部(A
    2)とが交互に連続して織られた長尺なタオル原反
    (B)からほぼ1枚分のタオル生地(A)を間欠的に引
    出した後、平織り部(A2)とパイル織り部(A1)と
    の境界線(AL)を整列させ、平織り部(A2)を裁断
    するタオル生地の裁断方法であつて、タオル生地(A)
    の境界線(AL)を整列させるのに要する送り長さを検
    出し、検出値(p)を出力する送り長さ検出手段(7)
    と、タオル生地(A)に応じた基本値(U)を設定する
    基本値設定手段(12)と、送り長さ検出手段(7)に
    よる検出値(p)が基本値(U)に対して所定の範囲内
    にあるか否かを判断する比較手段(11)とを備え、検
    出値(p)が基本値(U)に対して所定の範囲内にある
    場合に正常と判断し、平織り部(A2)を裁断し、検出
    値(p)が基本値(U)に対して所定の範囲内にない場
    合に異常と判断し、平織り部(A2)を裁断することな
    くタオル原反(B)を引出し、次位の平織り部(A2)
    を裁断することを特徴とするタオル生地の裁断方法。
JP23075393A 1993-08-25 1993-08-25 タオル生地の裁断方法 Pending JPH0770915A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105297386A (zh) * 2015-09-21 2016-02-03 江苏工程职业技术学院 一种全自动定宽定长布匹裁剪机
CN107130420A (zh) * 2017-06-05 2017-09-05 苏州巨康缝制机器人有限公司 一种全自动布料机用捋毛边机构
CN114232318A (zh) * 2021-12-28 2022-03-25 广东溢达纺织有限公司 一种织造与切断同步方法和装置

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