JPH0768249B2 - オルトリチオ置換フェニルシラン化合物の製造方法 - Google Patents

オルトリチオ置換フェニルシラン化合物の製造方法

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JPH0768249B2 JP1060485A JP6048589A JPH0768249B2 JP H0768249 B2 JPH0768249 B2 JP H0768249B2 JP 1060485 A JP1060485 A JP 1060485A JP 6048589 A JP6048589 A JP 6048589A JP H0768249 B2 JPH0768249 B2 JP H0768249B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、農薬や医薬品などに用いる含ケイ素生理活性
物質として有用なオルト置換フェニルシラン化合物やそ
の誘導体を得るための中間体である、オルトリチオ置換
フェルシラン化合物の製造方法に関する。
【従来の技術】
オルト置換シランフェニル化合物は、農薬や医薬品など
の含ケイ素生理活性物質として種々の用途が考えられる
化合物である。しかし、この化合物は工業的製造方法が
ないため、上記用途にはあまり利用されていない。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、種々のオルト置換フェニルシラン化合物誘導
体を得るための中間体となるオルトリチオ置換フェニル
シラン化合物を、効率良く選択的に合成する新規な合成
法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明者らはオルトリチオ置換フェニルシラン化合物の
工業的合成法について鋭意研究を重ねた結果、フェニル
シランのケイ素にアミノ基を導入し、これとアルキルリ
チウム化合物とを反応させると、ベンゼン環のオルトメ
タル化が高い選択性を持って進行することを見い出し、
本発明を完成するに至った。 即ち、前記の目的を達成するためのオルトリチオ置換フ
ェニルシラン化合物の製造方法は、一般式 で示される化合物を、不活性溶剤存在下、一般式 R5Li [2] で示される化合物と混合し、一般式 で示される化合物を得る方法である。 式中のR1は、例えばメチル基、エチル基などのアルキル
基、またはフェニル基である。 R2は、例えばフロロ基、クロロ基、メトキシ基、エトキ
シ基などのアルコキシ基、メチル基、エチル基などのア
ルキル基または水素基である。 R3およびR4は、例えばメチル基、エチル基などのアルキ
ル基、β−N′N′−ジメチルアミノエチル基などであ
る。 R5は例えばアルキル基である。 nは0〜2の整数である。 一般式[1]で表わされる化合物は、例えばビス(β−
N′N′−ジメチルアミノエチル−メチルアミノ)−ジ
フェニルシラン、トリス(β−N′N′−ジメチルアミ
ノエチル−メチルアミノ)−フェニルシラン、ビスβ−
N′N′−ジメチルアミノエチル−メチルアミノ)−p
−フロロフェニル−フェニルシラン、ビス(ジメチルア
ミノ)−p−クロロフェニル−メチルシラン、一般式
[2]で表わされる化合物としては、例えばメチルリチ
ウム、n−ブチルリチウム、t−ブチルリチウムが挙げ
られる。 反応の際に使用する不活性の溶剤は、例えばペンタン、
ヘキサンのような脂肪酸炭化水素類が好ましい。 反応は−78〜50℃の温度で行なうことが可能であるが、
−10〜10℃が範囲で行なうことが望ましい。 得られたオルトリチオ置換フェニルシラン化合物[3]
は、以下の各反応式 (Meはメチル基、Etはエチル基) のように種々の反応基質と反応させてそれに伴う様々な
オルト置換フェニルシラン化合物誘導体を得ることが出
来る。 なお、本発明の製造方法の反応によって合成された生成
物がオルト置換体であることは、核磁気共鳴分析によっ
て確認される。例えば下記の反応式 (Meはメチル基、Etはエチル基、Buはブチル基) によって合成された生成物の核磁気共鳴分析結果は、1 H NMRδ 0.34(s,12H) 7.40〜7.78(m,4H) となり、文献(W.Fing,Helv.Chim.Acta 57,1010(197
4)で報告された式[5]の分析値1 H NMRδ 0.30(s,12H) 7.19(m,4H) と略一致している。このことから式[5]の生成物には
分子内シロキサン構造があることがわかり、各Siはベン
ゼン環のオルト位以外には結合出来ないため、オルト置
換体であることが確認される。 また、下記の反応式 (Meはメチル基、−Prはイソプロピル基) によって合成された生成物の核磁気共鳴分析結果は、1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 0.29(s,9H) 4.66(s,1H) 6.60(dd,J=3.9Hz,8.7Hz,1H) 6.88(ddd,J=3.0Hz,8.5Hz,1H) 7.00(dd,J=3.0Hz,8.5Hz,1H) となり、このカップリング定数値よりオルト置換体であ
ることが確認される。
【発明の作用、効果】 本発明の製造方法では、出発物質であるフェニルシラン
化合物のケイ素にアミノ基が導入してある。そのためフ
ェニルシラン化合物のベンゼン環とアルキルリチウム化
合物とが反応する際、シランに対するベンゼン環のオル
ト位がアルキルリチウム化合物によって高位置選択度で
リチウム化される。 また、本発明の製造方法で得られたオルトリチオ置換フ
ェニルシラン化合物は、種々の反応基質と反応させて反
応基質に対応する様々な誘導体を合成することが出来
る。農薬や医薬品などの含ケイ素生理活性物質を製造す
るための中間体として有用である。
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1 《原料物質の合成》 窒素雰囲気下で、 のTHF溶液(40ml)を0℃に冷却する。その溶液にn−B
uLi66ミリmolの1.6Mヘキサン溶液を1時間かけて滴下し
て2時間攪拌する。Ph2SiCl2(Phはフェニル基)26ミリ
molを110分間かけて滴下し、室温で一夜攪拌する。溶媒
を留去し、塩が析出したらヘキサンを加え、セライト濾
過同様の操作を繰返して塩を安全に取り除く。溶媒を留
去し、165〜180℃/0.4mmHgでワーゲル蒸留を行ない、式
[6] に示す原料物質を合成した。収率は90%、純度は95%以
上であった。 合成した化合物の核磁気共鳴分析結果は以下のとおりで
ある。1 H NMRδ(200MHz,Solvent C6D6) 2.08(s,12H) 2.43(t,J=7.3Hz,4H) 2.73(s,6H) 3.13(t,J=7.3Hz,4H) 7.25〜7.23(m,6H) 7.80〜7.87(m,4H) 《オルトリチオ置換フェニルシラン化合物の合成》 上記で得た式[6]の原料物質1ミリmolをヘキサン2ml
に溶解する。その溶液にi−BuLi 2.8当量のペンタン溶
液を0℃で加えたのち、室温に昇温して2時間攪拌し、
式[7]に示すオルトリチオ置換フェニルシラン化合物
を合成した。以下に反応式を示す。 《オルト置換フェニルシラン化合物誘導体の合成》 このようにして得られた式[7]のオルトリチオ置換フ
ェニルシラン化合物は、種々な反応基質と反応させるこ
とによって、反応基質に応じた様々なオルト置換フェニ
ルシラン化合物誘導体を得ることが出来る。以下はその
使用例である。 使用例1−1 式[7]で示されるオルトリチオ置換フェニルシラン化
合物を再度0℃に冷却し、反応基質として10当量のMe3S
iClを加え、5℃で3時間加熱する。室温でイソプロピ
ルアルコール(i−PrOH)10当量を加えて終夜攪拌す
る。攪拌終了後、10%のNH4Cl水で加水分解して抽出、
乾燥した後、シリカゲルカラムで単離し、式[8]に示
すオルト位の−Liが−SiMe3で置換されたオルト置換フ
ェニルシラン化合物誘導体を得た。収率は72%であっ
た。以下に反応式を示す。 式[8]の化合物の核磁気共鳴分析結果は以下の通りで
ある。1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 0.32(s,9H) 1.13(d,J=6Hz,6H) 1.17(d,J=6Hz,6H) 4.12(Sept.J=6Hz,2H) 7.20〜7.38(m,5H) 7.59〜7.68(m,4H) また、この化合物の元素分析により求めた組成比は、水
素8.66%、炭素67.86%であり、組成式C21H32O2Si2に基
く計算値、水素8.91%、炭素67.50%と略一致してい
る。 使用例1−2 また、反応基質としてMe3SnClを用いる他は使用例1−
2と同様な操作を行ない、オルト位がMe3Snで置換され
たオルト置換フェニルシラン化合物誘導体を合成した。
収率は55%であった。得られた誘導体の核磁気共鳴分析
結果を以下に示す。1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 0.24(s,9H) 1.13(d,J=6Hz,6H) 1.16(d,J=6Hz,6H) 4.14(Sept.J=6Hz,2H) 7.18〜7.41(m,5H) 7.56〜7.65(m,4H) 使用例1−3 反応基質としてClCO2Et(Etはエチル基)を用いる他は
使用例1−1と同様な操作を行ない、オルト位がCO2Et
で置換されたオルト置換フェニルシラン化合物誘導体を
合成した。収率は30%であった。以下に核磁気共鳴分析
結果を示す。1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 1.03(t,J=7.2Hz,3H) 1.13(d,J=6Hz,6H) 1.16(d,J=6Hz,6H) 3.96(q,J=7.2Hz,2H) 4.16(Sept.J=6Hz,2H) 7.21〜7.35(m,3H) 7.40〜7.61(m,4H) 7.94(dd,J=2Hz,7Hz,1H) 8.24(dd,J=2Hz,7Hz,1H) 使用例1−4 反応基質としてCH2=CHCH2Brを用いる他は使用例1−1
と同様な操作を行ない、オルト位がBrで置換されたオル
ト置換フェニルシラン化合物誘導体を合成した。収率は
96%であった。核磁気共鳴分析結果は以下の通りであ
る。1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 1.18(d,J=6Hz,6H) 1.23(d,J=6Hz,6H) 4.20(Sept.J=6Hz,2H) 7.18〜7.50(m,6H) 7.62〜7.68(m,2H) 7.94(dd,J=2Hz,7Hz,1H) 使用例1−5 反応基質としてMe2SO4を用いる他は使用例1と同様な操
作を行ない、オルト位がMeで置換されたオルト置換フェ
ニルシラン化合物誘導体を合成した。収率は24%であっ
た。以下に核磁気共鳴分析結果を示す。1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 1.17(d,J=6Hz,6H) 1.18(d,J=6Hz,6H) 2.23(s,3H) 4.15(Sept.J=6Hz,2H) 7.06〜7.44(m,6H) 7.57〜7.65(m,2H) 7.86(dd,J=1.6Hz,7.4Hz,1H) 実施例2 《原料物質の合成》 Ph2SiCl2の替わりにPhSiCl3を用いる他は実施例1と略
同様にして式[9] の原料物質を合成した。この化合物の核磁気共鳴分析結
果を下記に示す。1 H NMRδ(200MHz,Solvent C6D6) 2.16(s,18H) 2.45(t,J=7.5Hz,6H) 2.69(s,9H) 3.10(t,J=7.5Hz,6H) 7.26〜7.38(m,3H) 7.84(dd,J=1.7Hz,7.7Hz,2H) 《オルトリチオ置換フェニルシラン化合物の合成》 式[9]の化合物を原料物質とする他は実施例1と略同
様にして、式[10]に示すオルトリチオ置換フェニルシ
ラン化合物を合成した。 《オルト置換フェニルシラン化合物誘導体の合成》 このようにして得られた式[10]のオルトリチオ置換フ
ェニルシラン化合物と反応基質とを反応させて誘導体を
得る使用例を示す。 使用例2−1 オルトリチオ置換フェニルシラン化合物として式[10]
の化合物を用いる他は前述の使用例1−1と同様にし
て、式[11]に示すオルト置換フェニルシラン化合物誘
導体を得た。収率は60%であった。 式[11]の化合物の核磁気共鳴分析結果は以下の通りで
ある。1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 0.36(s,9H) 2.20(d,J=6Hz,18H) 4.25(Sept.J=6Hz,3H) 7.22〜7.40(m,2H) 7.59〜7.68(m,1H) 7.80〜7.91(m,1H) この化合物の元素分析により求めた組成比は水素10.01
%、炭素60.99%で、組成式C18H34O3Si2に基く計算値、
水素9.66%、炭素60.96%と略一致している。 使用例2−2 反応基質としてClCO2Etを用いる他は使用例2−1と同
様な操作を行ない、式[12]に示すオルト位がCO2Etで
置換されたオルト置換フェニルシラン化合物誘導体を合
成した。収率は15%であった。 得られた誘導体の核磁気共鳴分析結果を示す。1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 1.17(d,J=6Hz,18H) 1.39(t,J=7.2Hz,3H) 4.31(Sept.J=6Hz,3H) 4.38(q.J=7.2Hz,2H) 7.38〜7.53(m,2H) 7.87〜7.93(m,1H) 8.05〜8.10(m,1H) 実施例3 《原料物質の合成》 Ph2SiCl2の替わりに を用いる他は実施例1と略同様にして式[13]に示す原
料物質を合成した。 合成した化合物の核磁気共鳴分析結果を下記に示す。1 H NMRδ(200MHz,Solvent C6D6) 2.08(s,12H) 2.39(t,J=7.3Hz,4H) 2.67(s,6H) 3.07(t,J=7.3Hz,4H) 6.97(t,J=8.8Hz,2H) 7.25〜7.26(m,3H) 7.67(dd,J=6.4Hz,8.8Hz,2H) 7.74〜7.80(m,2H) 《オルトリチオ置換フェニルシラン化合物の合成》 式[13]の化合物を原料物質とする他は、実施例1と略
同様にして式[14]に示すオルトリチオ置換フェニルシ
ラン化合物を合成した。 《オルト置換フェニルシラン化合物誘導体の合成》 このようにして得られた式[14]のオルトリチオ置換フ
ェニルシラン化合物と反応基質とを反応させて種々の誘
導体を得る使用例を示す。 使用例3−1 オルトリチオ置換フェニルシラン化合物として式[14]
の化合物を用いる他は実施例1の使用例1−1と同様に
して、式[15]に示すオルト置換フェニルシラン化合物
誘導体を得た。収率は20%であった。 式[15]の誘導体の核磁気共鳴分析結果は以下の通りで
ある。1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 1.03(t,J=7Hz,3H) 1.11(d,J=6Hz,6H) 1.15(d,J=6Hz,6H) 3.97(q,J=7Hz,2H) 4.14(Sept.J=6Hz,2H) 7.21〜7.35(m,4H) 7.51〜7.56(m,2H) 7.63(dd,J=2.6Hz,7.8Hz,1H) 8.25(dd,J=6.4Hz,8.4Hz,1H) 使用例3−2 反応基質としてMe3SiClを用いる他は使用例3−1と同
様な操作を行ない、式[16]に示すオルト位がMe3Siで
置換されたオルト置換フェニルシラン化合物誘導体を合
成した。収率は66%であった。 得られた誘導体の核磁気共鳴分析結果を下記に示す。1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 0.31(s,9H) 1.13(d,J=6Hz,6H) 1.17(d,J=6Hz,6H) 4.11(Sept.J=6Hz,2H) 6.93(dt.J=2.8Hz,8.6Hz,1H) 7.26〜7.41(m,4H) 7.55〜7.70(m,3H) 実施例4 《原料物質の合成》 Ph2SiCl2の替わりに を用いる他は実施例1と同様な操作によって式[17]に
示す化合物を得た。 この化合物の核磁気共鳴分析結果を下記に示す。1 H NMRδ(200MHz,Solvent C6D6) 0.37(s,3H) 2.12(s,12H) 2.31〜2.38(m,4H) 2.53(s,6H) 2.92〜3.00(m,4H) 7.31(d,J=8.2Hz,2H) 7.47(d,J=8.2Hz,2H) 《オルトリチオ置換フェニルシラン化合物の合成》 式[17]の化合物を原料物質とする他は、実施例1と略
同様にして式[18]に示すオルトリチオ置換フェニルシ
ラン化合物を合成した。 《オルト置換フェニルシラン化合物誘導体の合成》 このようにして得られたオルトリチオ置換フェニルシラ
ン化合物[18]と反応基質と反応させてその誘導体を得
る使用例を示す。 使用例4−1 オルトリチオ置換フェニルシラン化合物として式[18]
の化合物を用いる他は実施例1の使用例1−1と同様に
して、式[19]に示すオルト置換フェニルシラン化合物
誘導体を得た。収率は20%であった。 式[19]で示される化合物の核磁気共鳴分析結果は以下
の通りである。1 H NMRδ(200MHz,Solvent CDCl3) 0.36(s,9H) 0.38(s,3H) 1.19(d,J=6Hz,6H) 1.20(d,J=6Hz,6H) 4.18(Sept.J=6Hz,2H) 7.30(dd,J=2Hz,8Hz,1H) 7.57(d,J=2Hz,1H) 7.70(d,J=8Hz,1H) また、この化合物の元素分析により求めた組成比は水素
8.61%、炭素55.79%であり、組成式C16H29O2Si2Clに基
く計算値、水素8.47%、炭素55.70%と略一致してい
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (R1はアルキル基、フェニル基、R2は水素基、フロロ
    基、クロロ基、アルコキシ基、アルキル基、R3およびR4
    はアルキル基またはβ−N′N′−ジメチルアミノエチ
    ル基、nは0〜2の整数) で示される化合物を不活性溶剤存在下、一般式 R5Li [2] (R5はアルキル基) で示される化合物と混合し、一般式 (R1はアルキル基、フェニル基、R2は水素基、フロロ
    基、クロロ基、アルコキシ基、アルキル基、R3およびR4
    はアルキル基またはβ−N′N′−ジメチルアミノエチ
    ル基、nは0〜2の整数) で示される化合物を得ることを特徴とするオルトリチオ
    置換フェニルシラン化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】前記R1がメチル基、エチル基、フェニル
    基、R2が水素基、フロロ基、クロロ基、メトキシ基、エ
    トキシ基、メチル基、エチル基、R3およびR4がメチル
    基、エチル基、β−N′N′−ジメチルアミノエチル
    基、R5がメチル基、n−ブチル基、t−ブチル基である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のオルトリ
    チオ置換フェニルシラン化合物の製造方法。
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