JPH0766989A - 動き量検出装置及び動き量検出方法 - Google Patents

動き量検出装置及び動き量検出方法

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JPH0766989A
JPH0766989A JP20734693A JP20734693A JPH0766989A JP H0766989 A JPH0766989 A JP H0766989A JP 20734693 A JP20734693 A JP 20734693A JP 20734693 A JP20734693 A JP 20734693A JP H0766989 A JPH0766989 A JP H0766989A
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sharpening
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哲二郎 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輝度信号の変化が不鮮明な画像であっても、
ブロック間の画像が本来有する動き量を精度よく検出す
ることができる動き量検出装置及び動き量検出方法の提
供を目的とする。 【構成】 境界検出部11で供給される2つの画像から
動き量を検出する前に画面内で輝度の変化を画像のエッ
ジとして検出し、画像鮮鋭化フィルタ部12で境界検出
部11からの出力信号に応じて検出されたエッジ部分に
対してそれぞれ画像の鮮鋭化処理を施し、動き量検出処
理部13で画像鮮鋭化フィルタ部12により鮮鋭化され
た2つの画像に対して、例えば直交変換して位相相関関
数のピーク値を検出し逆直交変換することにより、画像
間の動き量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル画像信号で
生成される2つの画像を用いこれら2つの画像から動き
量を検出する動き量検出装置及び動き量検出方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像の3次元信号処理が進む
に連れて、動きベクトルすなわち画像中の物体の動きの
方向と大きさ(速さ)を用いて各種画像処理が行われる
ようになり、例えば、画像の高能率符号化における動き
補償フレーム間符号化、フレーム間時間領域フィルタに
よるTV雑音軽減装置における動きによるパラメータ制
御、気象衛星から送られる連続画像による雲の速度の計
測、道路監視における速度測定などが動きベクトルを用
いて行われている。
【0003】連続する画像から、動きベクトルを測定す
る方法としては、連続する画像間の差を最小にする偏位
を求めることにより動きベクトルを決定するパターンマ
ッチング法や、画像の空間勾配と画像間差の関係から動
きベクトルを求める勾配法と共に、高速フーリエ変換
(FFT:Fast Fourier Transform)を利用して位相相関化
数のピーク値から動きベクトルを決定する位相相関法が
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した位
相相関法では、動き量を求める2つのディジタル画像信
号で生成される画像のブロック中で輝度信号のレベル変
化が存在する、例えばエッジ部分が鮮明でない場合、こ
のエッジ部分の不鮮明さによって、たとえ検出中のブロ
ックが本来動きのあるブロックとしても本来の動き量を
検出できないことが実験から知られている。このため、
検出された動きベクトルは、本来の動きと異なった動き
ベクトルを示すことになる。これが動き量検出を誤って
しまう一因である。また、位相相関法では検出精度を所
定のレベルに保つためには、使用するデータ量を多くす
るためかなり大きなブロックサイズ領域に対して位相相
関処理を施さなければならないことが知られている。こ
れらの問題点を解決するために、画像の鮮鋭化処理によ
り輝度信号の変化を鮮明にさせることが改善法として行
われている。
【0005】ところが、上述した画像の鮮鋭化処理を切
り出したブロック内の全画素に施すと、本来のエッジで
ないノイズ成分も強調されてしまうことになる。実際に
動き量検出装置において動き量をもとめる場合、このノ
イズ成分が動き量を求めるときの外乱要素となり、動き
ベクトルの誤検出を起こしてしまう。
【0006】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、輝度信号の変化が不鮮明な
画像であっても、ブロック間の画像が本来有する動き量
を精度よく検出することができる動き量検出装置及び動
き量検出方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動き量検出
装置は、入力画像信号の画像のエッジを検出する画像エ
ッジ検出手段と、上記入力画像信号の上記画像エッジ検
出手段により検出されたエッジ部分に対してのみ画像の
鮮鋭化処理を施す画像鮮鋭化手段と、該画像鮮鋭化手段
からの出力信号に対して動き量検出処理を施す動き量検
出処理手段とを有することにより、上述の課題を解決す
る。
【0008】ここで、上記動き量検出処理手段は、入力
される画像信号をブロック化してブロック単位で動き量
検出を行い、上記画像鮮鋭化手段から供給される画像信
号に対して位相相関法を用いて動き量を検出する。上記
動き量検出手段は、上記画像鮮鋭化処理手段からの出力
信号中の互いに1フレームずれた2つのブロックの各画
像信号をそれぞれ直交変換し、これらの2つの直交変換
出力間の相関をとって、逆直交変換することにより動き
量検出を行う。上記直交変換としては、例えば高速フー
リエ変換(FFT)がある。
【0009】例えば、具体的な回路構成としては、上記
画像エッジ検出手段では、ブロック化された第1の画像
信号と1フレーム遅延しブロック化された第2の画像信
号の画面内で輝度の変化を画像の境界として検出する第
1の画像エッジ検出手段と第2の画像エッジ検出手段と
を設け、上記画像鮮鋭化手段では、上記第1の画像信号
と上記第2の画像信号にそれぞれ第1の画像エッジ検出
手段と第2の画像エッジ検出手段から供給される出力信
号に応じて鮮鋭化処理を施す第1の画像鮮鋭化手段と第
2の画像鮮鋭化手段とを設け、上記動き量検出手段で
は、第1の画像鮮鋭化手段と第2の画像鮮鋭化手段から
出力されるそれぞれの出力信号に対してFFT処理する
第1のFFT処理手段と第2のFFT処理手段と、第1
のFFT処理手段と第2のFFT処理手段のいずれか一
方の出力信号に対する他方の出力信号に共役化処理を施
す共役化手段と、上記第1のFFT処理手段と上記第2
のFFT処理手段のいずれか一方の出力信号と該共役化
手段からの出力信号と上記共役化手段からの出力信号を
基に位相相関を複素パワースペクトルとしてとり、この
結果から最も位相相関の高いブロックを出力する位相相
関判定手段と、該位相相関判定手段からの出力信号に逆
FFT処理を行う逆FFT処理手段と、該逆FFT処理
手段の出力信号から第1の画像信号と第2の画像信号の
動き量を検出するブロック間動き検出手段とで構成され
る。
【0010】また、本発明に係る動き量検出方法は、入
力画像信号の画像のエッジを検出する画像エッジ検出工
程と、上記入力画像信号の上記画像エッジ検出工程によ
り検出されたエッジ部分に対してのみ画像の鮮鋭化処理
を施す画像鮮鋭化工程と、該画像鮮鋭化工程からの出力
信号に対して動き量検出処理を施す動き量検出処理工程
とを有することにより、上述の課題を解決する。
【0011】ここで、上記動き量検出処理工程は、入力
される画像信号をブロック化してブロック単位で動き量
検出を行い、上記画像鮮鋭化工程から供給される画像信
号に対して位相相関法を用いて動き量を検出する。上記
動き量検出手段は、上記画像鮮鋭化処理手段からの出力
信号中の互いに1フレームずれた2つのブロックの各画
像信号をそれぞれ直交変換し、これらの2つの直交変換
出力間の相関をとって、逆直交変換することにより動き
量検出を行う。上記直交変換としては、例えば高速フー
リエ変換(FFT)がある。
【0012】ここでも、使用する画像は、所定の領域に
分割されたブロック毎に動き量検出処理を位相相関法を
用いて行われる。例えば、具体的な処理工程としては、
上記画像エッジ検出工程で、ブロック化された第1の画
像信号と1フレーム遅延しブロック化された第2の画像
信号の画面内で輝度の変化を画像の境界として検出する
第1の画像エッジ検出工程と第2の画像エッジ検出工程
とを設け、上記画像鮮鋭化工程では、上記第1の画像信
号と上記第2の画像信号にそれぞれ第1の画像エッジ検
出工程と第2の画像エッジ検出工程から供給される出力
信号に応じて鮮鋭化処理を施す第1の画像鮮鋭化工程と
第2の画像鮮鋭化工程とを設け、上記動き量検出処理工
程では、第1の画像鮮鋭化工程と第2の画像鮮鋭化工程
から出力されるそれぞれの出力信号に対してFFT処理
する第1のFFT処理工程と第2のFFT処理工程と、
第1のFFT処理工程と第2のFFT処理工程のいずれ
か一方の出力信号に対する他方の出力信号に共役化処理
を施す共役化工程と、上記第1のFFT処理工程と上記
第2のFFT処理工程のいずれか一方の出力信号と該共
役化工程からの出力信号と上記共役化工程からの出力信
号を基に位相相関を複素パワースペクトルとしてとり、
この結果から最も位相相関の高いブロックを出力する位
相相関判定工程と、該位相相関判定工程からの出力信号
に逆FFT処理を行う逆FFT処理工程と、該逆FFT
処理工程の出力信号から第1の画像信号と第2の画像信
号とのブロック間の動き量を検出するブロック間動き検
出工程とを設けて動き量を検出する。
【0013】
【作用】本発明に係る動き量検出装置では、画像エッジ
検出手段で供給される2つの画像から動き量を検出する
前に画面内で輝度の変化を画像のエッジとして検出し、
画像鮮鋭化手段で画像エッジ検出手段からの出力信号に
応じて検出されたエッジ部分に対してそれぞれ画像の鮮
鋭化処理を施し、動き量検出手段で画像鮮鋭化手段によ
り鮮鋭化された2つの画像に対して動き量検出処理とし
て、例えば直交変換して位相相関関数のピーク値を検出
し逆直交変換することにより、画像間の動き量を検出し
ている。
【0014】また、本発明に係る動き量検出方法では、
画像エッジ検出工程で供給される2つの画像から動き量
を検出する前に画面内で輝度の変化を画像のエッジとし
て検出し、画像鮮鋭化工程で画像エッジ検出工程からの
出力信号に応じて検出されたエッジ部分に対してそれぞ
れ画像の鮮鋭化処理を施し、動き量検出工程で画像鮮鋭
化工程により鮮鋭化された2つの画像に対して動き量検
出処理として、例えば直交変換して位相相関関数のピー
ク値を検出し逆直交変換することにより、画像間の動き
量を検出している。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る動き量検出装置及び動き
量検出方法の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
【0016】本発明を適用した動き量検出装置は、例え
ばディジタル画像信号から生成される2つの画像を用い
これら2つの画像から動き量を検出する装置として用い
る。この動き量検出装置は、例えば図1に示すように、
入力画像信号の画像のエッジを検出する画像エッジ検出
手段としての境界検出部11と、上記入力画像信号の上
記境界検出部11により検出されたエッジ部分に対して
のみ画像の鮮鋭化処理を施す画像鮮鋭化手段としての画
像鮮鋭化フィルタ部12と、該画像鮮鋭化フィルタ部1
2からの出力信号に対して動き量検出処理を施す動き量
検出処理手段としての動き量検出処理部13とで構成さ
れる。
【0017】入力信号としてのディジタル画像信号から
生成される2つの画像は、予め動き量検出装置に供給さ
れる前に画像を複数のブロックに分割している。この動
き量検出装置には、ブロック化された輝度信号Yt とブ
ロック化された1フレーム分遅延された輝度信号Yt-1
がそれぞれ入力端子14、15を介して供給されてい
る。これらブロック化された輝度信号Yt 、Yt-1 は、
共に偶数フィールドあるいは奇数フィールドからなる。
ブロック化された輝度信号Yt とYt-1 に対して境界検
出部11の境界検出回路11a、11bは、画像中のエ
ッジ境界部分を検出する。境界検出部11は、境界検出
回路11a、11bから各ブロックの境界情報を画像鮮
鋭化フィルタ部12の画像鮮鋭化フィルタ12a、12
bにそれぞれ出力する。画像鮮鋭化フィルタ12aは、
ブロック化された輝度信号Yt を境界検出回路11aか
らの境界情報に応じた画像の鮮鋭化を行って動き量検出
処理部13に出力する。画像鮮鋭化フィルタ12bも、
ブロック化された輝度信号Y tー1 を境界検出回路11b
からの境界情報に応じた画像の鮮鋭化を行って動き量検
出処理部13に出力する。
【0018】動き量検出処理部13は、それぞれのブロ
ック化された画像、すなわち輝度信号Yt 、Yt-1 をF
FT処理部13a、13bでFFT処理を行う。FFT
処理部13aは、処理結果を複素パワー算出部13dに
供給する。また、FFT処理部13aは、処理結果を共
役化処理部13cを介して複素パワー算出部13dに供
給する。複素パワー算出部13dは、これら供給された
処理結果からパワースペクトルを計算する。次に、上記
パワースペクトルを基に算出した位相相関値を空間領域
の値に変換するため、逆FFT処理部13eで逆FFT
処理が行われる。動き量検出部13fでは、各ブロック
領域内におけるピーク値の検出が行われ、このフレーム
間のピーク値の空間的な距離、方向から動きベクトルが
算出される。
【0019】つぎに、動き量検出装置において使用する
方法の原理について説明する。先ず、位相相関法とは空
間領域のデータを位相領域に変換しこの位相領域におけ
る位相相関関数の値を基に2つの画像g1 、g2 の相関
を求めて相関値の高い領域を関連する領域として求める
方法である。ここで、2つの画像g1 、g2 の位相相関
を求めるため、2つの画像g1 、g2 が複数のブロック
に分割される。各ブロックは例えばN×N画素のサイズ
をブロック単位としている。
【0020】位相相関法では、各ブロック内の画素に対
して2次元高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Trans
form)処理を行ってフーリエ変換された画像データ
1 、G 2 を生成する。これらの画像データG1 、G2
は、例えばN×N個の複素数要素とする。そして、例え
ば一方の画像データG2 の複素数要素について共役複素
数G2 *を求める。このようにして空間領域から位相領域
へのデータ変換を行っている。位相領域の画像データを
基に相関をとることは複素パワースペクトルG1 ・G2 *
を求めることに等価である。このとき、位相領域では、
FFT処理前の空間領域での偏位が位相成分にのみ現れ
ることから、振幅成分を考慮に入れないために、各複素
数要素の大きさを正規化する。この正規化されたパワー
スペクトルexp(jφ) は、
【0021】
【数1】
【0022】と表される。ただし、jは虚数、φ1 は画
像データG1 の位相成分、φ2 は画像データG2 の位相
成分である。次に、求めた位相領域での相関が実空間で
ある空間領域のどの位置に現れているかを知るために算
出したパワースペクトルexp(jφ) に対する逆FFT処
理が行われる。この逆FFT処理により位相相関関数d
が求められる。位相相関関数dは、
【0023】
【数2】
【0024】と表され、空間領域における相関の高い位
置にピークが現れる。このピーク位置を読み取って例え
ば1フレーム前の画像のピーク位置との差をとれば1フ
レーム間に移動した動き量として検出することができ
る。この動き量から動きベクトルが求められている。
【0025】この位相相関法では動き量を検出する2つ
の画像間での位相成分の相関は例えば画像のエッジ部
分、すなわち輝度信号の変化部分が位相成分に反映して
現れる。上記エッジ部分が不鮮明な場合、位相成分が現
れ難いため実際に画像ブロック間に動きが存在しても位
相成分からその動きに対する相関が出難くなる。このよ
うな相関における検出の困難さが動き量検出における誤
検出の原因である。そこで、上述の問題点を解決するた
めに画像鮮鋭化処理が2つの画像に施される。画像鮮鋭
化処理は、例えば画像鮮鋭化フィルタで画像の高域成分
を抽出して原画像に加えて輝度信号の変化部を強調さ
せ、動きを位相成分に反映させるようにして動き量の正
しい検出を行わせる。
【0026】つぎに、画像内のエッジ境界検出による選
択的な画像鮮鋭化について説明する。上述したように画
像鮮鋭化処理を行う場合、画像鮮鋭化処理における高域
成分の強調化は、ランダムノイズに対しても強調処理し
てしまう。このランダムノイズの強調は動き量を求める
際の外乱要素になる。そこで、画像鮮鋭化処理において
ランダムノイズ成分を強調せず、動き量検出に必要な画
像のエッジ成分(輝度信号変化部分)だけを選択的に強
調させると、画像鮮鋭化処理は外乱要素を少なくするこ
とになる。このため、選択的なエッジ部分の強調を行わ
せるため、エッジの境界検出が行われる。エッジの境界
検出は、画素データgに例えば境界検出回路内に設けた
境界検出フィルタを用いて局所的なオペレータMの作用
する。オペレータが作用した画素データM*gが、所定
のしきい値THよりも大きい値(M*g ≧ TH)の
とき、この画素データgを境界画素と判断する。オペレ
ータが作用した画素データM*gが、所定のしきい値T
Hよりも小さい値(M*g< TH)のとき、この画素
データgを平坦部の画素と判断する。ただし、記号*は
畳み込み(コンボリューション)を示し、THは境界を
判断するしきい値を示す。ブロック内で境界と判断され
た画素はランダムな孤立的ノイズの除外された画素と考
えられるので、この境界画素に対してのみ選択的に画像
鮮鋭化処理を施せば、画像鮮鋭化処理は外乱要素を強調
することなく、必要とする画素に対してだけ画像鮮鋭化
処理を行うことができる。このようにして画像鮮鋭化処
理が行われることにより、境界部分の移動に対する誤検
出を少なくすることができる。
【0027】つぎに、動き量検出方法の動作手順につい
て簡単に説明する。必要に応じて対応する図1を参照す
る。入力端子14に供給する画像g1 の輝度信号Yt
ステップS10でブロック化される。また、入力端子1
5に供給する画像g2 の輝度信号YがステップS11で
ブロック化される。ここで、この画像g2 の輝度信号Y
t-1 は、例えば上記画像g1 の輝度信号Yt に対して1
フレームだけディレイさせたものである。入力端子14
を介して境界検出部11の境界検出回路11aに輝度信
号Yt を供給する。また、入力端子14を介して境界検
出部11の境界検出回路11bに輝度信号Ytー1 も供給
される。
【0028】境界検出部11の境界検出回路11a、1
1bは、以下に示す例えば3×3の局所的オペレータを
4通り有している。局所的オペレータは、それぞれ水平
方向、垂直方向、斜め右上がり方向及び斜め右下がり方
向のオペレータを2つずつ有している。水平方向の局所
オペレータは、
【0029】
【数3】
【0030】
【数4】
【0031】であり、垂直方向の局所オペレータは、
【0032】
【数5】
【0033】
【数6】
【0034】であり、斜め右上がり方向の局所オペレー
タは、
【0035】
【数7】
【0036】
【数8】
【0037】であり、斜め右下がり方向の局所オペレー
タは、
【0038】
【数9】
【0039】
【数10】
【0040】である。それぞれの局所オペレータと対象
とする画素gをコンボリューションして計算する。この
対象画素に対して8通りの方向から局所オペレータを作
用させた際に少なくとも1つの方向に演算M*gがしき
い値以上のとき、境界検出回路11a、11bは、それ
ぞれ対象画素を境界と判断する。
【0041】ステップS14とステップS15では、検
出されたエッジ部分の鮮鋭化処理がそれぞれ対象画像g
1 、g2 に施される。図1に示した回路構成の場合、エ
ッジ部分の鮮鋭化処理は、画像鮮鋭化フィルタ部12の
画像鮮鋭化フィルタ12a、12bで各境界検出回路1
1a、11bからの判断結果に応じて行われる。すなわ
ち、例えば画像鮮鋭化フィルタ12a、12bは、境界
と判断した信号レベルに応じて後述するソフトウェアと
同等のフィルタ処理によって画像鮮鋭化処理を施す。ま
た、それ以外の場合、エッジ部分の鮮鋭化処理を行わず
にステップS16とステップS17に進む。
【0042】また、ソフトウェア的に上述の処理を行う
場合、ステップS14とステップS15の処理は、ブロ
ック内に格納している境界の対象画素のアドレスだけを
アクセスして対象画素データを読み出してフィルタ係数
を作用させる。フィルタ係数の一例は、
【0043】
【数11】
【0044】
【数12】
【0045】
【数13】
【0046】と3×3の局所オペレータを用いる。この
ようにエッジ部分だけに画像鮮鋭化処理を施して外乱を
発生させることなく対象画素を強調させることができ
る。
【0047】次に、ステップS16とステップS17で
はそれぞれ画像鮮鋭化フィルタ部12からの各ブロック
内の画素に対して2次元のFFT処理が行われる。この
2次元のFFT処理部によって画像g1 、g2 は、動き
量検出処理部13で画像データG1 、G2 という複素要
素になる(図1のFFT処理部13a、13bを参
照)。この処理によって空間領域の画素データが位相領
域の画素データに変換される。
【0048】次に、ステップS18ではステップS17
で生成された画像データG2 から共役複素要素G2 *を生
成する。図1ではFFT処理部13bの画像データG2
が共役化処理部13cに供給される。
【0049】ステップS19では複素パワースペクトル
を算出する。動き量検出処理部13の複素パワー算出部
13dでは、FFT処理部13aからの画像データG1
と共役化処理部13cからの画像データG2 *を乗算して
複素パワースペクトルG1 ・G2 *を算出する。この演算
は位相領域の画像データを基に相関をとることと等価で
ある。このとき、位相領域では、FFT処理前の空間領
域での偏位が位相成分にのみ現れることから、振幅成分
を考慮に入れないために、各複素数要素の大きさを正規
化する。このようにして複素パワースペクトルの位相項
の相関を算出してステップS20に進む。
【0050】ステップS20では、求めた位相領域での
相関が実空間である空間領域のどの位置に現れているか
を知るために算出したパワースペクトルに対する逆FF
T処理が行われる(例えば図1の逆FFT処理部13e
を参照)。この逆FFT処理により位相相関関数d(式
(2)を参照)から得られる位相相関係数が動き量検出
部13fに供給される。
【0051】ステップS21では、位相相関係数のピー
ク値の検出を行う。このピーク値検出処理は例えば動き
量検出部13fで行う。この処理により現フレームの画
像g 1 と1フレーム前の画像g2 の空間領域における相
関の高い位置関係にあるをピークとして検出する。ステ
ップS22では、例えば動き量検出部13fにおいてス
テップ21で求めた2つの画像g1 、g2 のピーク位置
の差から1フレーム間に移動した動きベクトルを算出し
出力端子16から出力する。
【0052】ステップS23では1フレームの画像
1 、g2 のブロックすべての動き量算出が終了したか
どうかを判定している。1フレームの画像すべての動き
ベクトル算出がまだのとき、ステップS10、ステップ
S11の前に戻って上述した動きベクトル検出処理の手
順を繰り返す。また、1フレームの画像すべての動きベ
クトル算出が終了したとき、この一連の処理を終了す
る。
【0053】このように構成、あるいは手順を踏むこと
により、各画像について位相成分に反映される動きを位
相相関で正しく検出できる。この方法により、真の動き
ベクトルを一意に決定することができ、誤検出の虞れを
少なくし、画像を分割するブロックサイズを小さくして
も良い検出精度の動きベクトルを検出することができ、
小物体の動きに対する追従性も向上させることができ
る。また、上述した手順をディジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)に記憶させてソフトウェア的に動きベクト
ルを検出させることもできる。
【0054】なお、上述した実施例では、FFTを用い
て位相相関をとり、IFFTすることで動き量を検出し
たが、直交変換としては上記FFTに限定されるもので
なく、他の種々の直交変換を用いてもよい。
【0055】この動き量検出装置を動き補償画像符号化
装置に適用した場合について説明する。動き補償画像符
号化装置は、入力端子21を介してコンポーネントの輝
度信号Yをフィールド内ブロック化回路22に供給す
る。フィールド内ブロック化回路22でブロック化され
た信号を加算器23に送ると共に、動き量検出装置24
の一端側に供給する。加算器23は、ブロック化された
信号と動き補償回路25からの信号との差信号を予測誤
差信号としてエンコーダ26に出力する。エンコーダ2
6はブロック化されたエンコードデータをデコーダ27
に供給してローカルデコードを行って加算器28の一端
側に送る。加算器28は、上記動き補償回路25からの
出力と加算してフレームメモリ29にブロック化された
画像を格納する。
【0056】フレームメモリ29は、1フレーム分ディ
レイした画像を動き補償回路25に出力すると共に、動
き検出装置24の他端側に供給する。動き検出装置24
は上述したように現フレームの入力画像と上記1フレー
ム分ディレイした画像から1フレームの時間内の動き量
を検出する。動き検出装置24は求めた動き量を動き補
償回路25に供給する。動き補償回路25は、この動き
量を用いて正確な動き補償を行う。動き補償回路25
は、この正確な動き補償された動き補償信号を加算器2
3に供給する。
【0057】加算器23は、フィールド内ブロック回路
22からの出力信号と動き補償信号の差分をとった差信
号でエンコーダ26に出力する。この差信号をエンコー
ドすることにより、エンコーダ26は出力端子30を介
して精度良い動きベクトルに応じた追従性のよい動き補
償画像符号化データを出力する。
【0058】このように動き量検出装置を適用すること
により、誤検出の虞れが少なくなり、入力画像データの
圧縮効率を向上させることができる。
【0059】
【発明の効果】本発明に係る動き量検出装置では、画像
エッジ検出手段で供給される2つの画像から動き量を検
出する前に画面内での画像のエッジとして検出し、画像
鮮鋭化手段で画像エッジ検出手段からの出力信号に応じ
て検出されたエッジ部分に対してそれぞれ画像の鮮鋭化
処理を施し、動き量検出手段で画像鮮鋭化手段により鮮
鋭化された2つの画像に対して動き量検出処理として、
例えば直交変換して位相相関関数のピーク値を検出し逆
直交変換することにより、動き量を検出処理を行って画
像間の動きを誤検出を少なく、真の動きベクトルを一意
に決定することができ、誤検出の虞れを少なくする。ま
た、画像を分割するブロックサイズを小さくしても良い
検出精度の動きベクトルを検出することができ、小物体
の動きに対する追従性も向上させることができる。
【0060】また、本発明に係る動き量検出方法では、
画像エッジ検出工程で供給される2つの画像から動き量
を検出する前に画面内での画像のエッジとして検出し、
画像鮮鋭化工程で画像エッジ検出工程からの出力信号に
応じて検出されたエッジ部分に対してそれぞれ画像の鮮
鋭化処理を施し、動き量検出工程で画像鮮鋭化工程によ
り鮮鋭化された2つの画像に対して動き量検出処理とし
て、例えば直交変換して位相相関関数のピーク値を検出
し逆直交変換することにより、画像間の動き量を検出す
ることができ、誤検出の虞れを少なくする。また、画像
を分割するブロックサイズを小さくしても良い検出精度
の動きベクトルを検出することができ、小物体の動きに
対する追従性も向上させることができる。
【0061】この動き検出装置を動き補償画像符号化装
置に適用すれば、誤検出の虞れが少なくすると共に、入
力画像データの圧縮効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動き量検出装置の一実施例の回路
構成を示すブロック回路図である。
【図2】上記ブロック回路構成の動作を説明するための
フローチャートである。
【図3】本発明に係る動き量検出装置を適用した動き補
償画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11・・・・・・・・境界検出部 12・・・・・・・・画像鮮鋭化フィルタ部 13・・・・・・・・動き量検出処理部 11a、11b・・・・・・・・・境界検出回路 12a、12b・・・・・・・・・画像鮮鋭化フィルタ 13a、13b・・・・・・・・・FFT処理部 13c・・・・・・・・・・・・・共役化処理部 13d・・・・・・・・・・・・・複素パワー算出部 13e・・・・・・・・・・・・・逆FFT処理部 13f・・・・・・・・・・・・・動き量検出部 24・・・・・・・・動き量検出装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号の画像のエッジを検出する
    画像エッジ検出手段と、 上記入力画像信号の上記画像エッジ検出手段により検出
    されたエッジ部分に対してのみ画像の鮮鋭化処理を施す
    画像鮮鋭化手段と、 該画像鮮鋭化手段からの出力信号に対して動き量検出処
    理を施す動き量検出処理手段とを有することを特徴とす
    る動き量検出装置。
  2. 【請求項2】 上記動き量検出処理手段は、入力される
    画像信号をブロック化してブロック単位で動き量検出を
    行うことを特徴とする請求項1記載の動き量検出装置。
  3. 【請求項3】 上記動き量検出処理手段は、上記画像鮮
    鋭化手段から供給されるブロック単位の画像信号に対し
    て位相相関法を用いて動き量を検出することを特徴とす
    る請求項2記載の動き量検出装置。
  4. 【請求項4】 上記動き量検出手段は、上記画像鮮鋭化
    処理手段からの出力信号中の互いに1フレームずれた2
    つのブロックの各画像信号をそれぞれ直交変換し、これ
    らの2つの直交変換出力間の相関をとって、逆直交変換
    することにより動き量検出を行うことを特徴とする請求
    項3記載の動き量検出装置。
  5. 【請求項5】 入力画像信号の画像のエッジを検出する
    画像エッジ検出工程と、 上記入力画像信号の上記画像エッジ検出工程により検出
    されたエッジ部分に対してのみ画像の鮮鋭化処理を施す
    画像鮮鋭化工程と、 該画像鮮鋭化工程からの出力信号に対して動き量検出処
    理を施す動き量検出処理工程とを有することを特徴とす
    る動き量検出方法。
  6. 【請求項6】 上記動き量検出処理工程は、入力される
    画像信号をブロック化してブロック単位で動き量検出を
    行うことを特徴とする請求項5記載の動き量検出方法。
  7. 【請求項7】 上記動き量検出処理工程は、上記画像鮮
    鋭化工程から供給されるブロック単位の画像信号に対し
    て位相相関法を用いて動き量を検出することを特徴とす
    る請求項6記載の動き量検出方法。
  8. 【請求項8】 上記動き量検出工程は、上記画像鮮鋭化
    処理工程からの出力信号中の互いに1フレームずれた2
    つのブロックの各画像信号をそれぞれ直交変換し、これ
    らの2つの直交変換出力間の相関をとって、逆直交変換
    することにより動き量検出を行うことを特徴とする請求
    項7記載の動き量検出方法。
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